JP2007211829A - リニアガイド装置 - Google Patents

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Yasuyuki Yamazaki
泰之 山崎
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Abstract

【課題】リニアガイド装置の循環路においてころが軸方向を向いて循環することを防止してころの循環を円滑にする手段を提供する。
【解決手段】リニアガイド装置1の循環路21のころ7の端面との対向面に、ころ7の循環方向に沿ってころ7の中心Cを結ぶ循環路中心線Cjを中心線として等配に溝幅Bの案内溝13を設け、ころ7の直径をDとし、ころ7の長さをLとしたときに、循環路21の循環路幅Wを、L ≦ W ≦ (D−B+L0.5 の範囲に設定する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、工作機械や製造装置、射出成形機、測定機器等の機械装置の案内部に設けられ、テーブル等の移動台を直線的に移動させるためのリニアガイド装置に関する。
従来のリニアガイド装置は、スライダに設けた戻り路と、エンドキャップに設けた方向転換路と、レールに設けたレール軌道面とスライダに設けたスライダ軌道面とを対向させて形成した負荷路とを連通した循環路に複数のころを装填し、隣合うころの間に、ころを隔置して保持する転動体保持部ところの両端面の外側に配置され、転動体保持部から両側のころの中心を結ぶ方向に伸張するガイド腕部とを有する保持ピースを配置し、保持ピースのガイド腕部を循環路に設けた案内溝に案内させて、ころ同士の接触やスキューの発生を防止している(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−245233号公報(第4頁段落0013−第6頁段落0023、第3図、第4図)
しかしながら、上述した従来の技術においては、循環路に案内溝を設け、この案内溝に保持ピースのガイド腕部を案内させているため、案内溝の溝幅が広すぎると、保持ピースの破損や欠品が生じた場合に、ころにスキューが生じてころの軸方向の直交方向を中心として回転し、ころの軸方向がころの循環方向に向いてしまうことがあり、ころが軸方向で循環することによりリニアガイド装置を破損させる虞があるという問題がある。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、循環路においてころが軸方向を向いて循環することを防止してころの循環を円滑にする手段を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、レール軌道面を備えたレールと、前記レール軌道面と対向するスライダ軌道面と戻り路とを有し、前記レールを直線的に往復移動するスライダと、該スライダの移動方向の前後端部に配置され、方向転換路を有するエンドキャップと、前記レール軌道面とスライダ軌道面とにより形成される負荷路と、該負荷路を前記方向転換路と戻り路とにより連通した循環路を循環するころと、前記負荷路を転動するころを保持する保持器とを備えたリニアガイド装置において、前記循環路の前記ころの端面との対向面に、前記ころの循環方向に沿って、該ころの中心を結ぶ線を中心線として等配に溝幅Bの溝を設け、ころの直径をDとし、ころの長さをLとしたときに、前記循環路の前記対向面の間の幅Wを、L ≦ W ≦ (D−B+L0.5 の範囲に設定したことを特徴とする。
これにより、本発明は、循環路の対向面間の幅Wを、溝幅Bの溝の側面の位置におけるころの対角線の長さより小さくすることができ、ころが回転してその軸方向が循環方向を向いてしまうことを防止して循環路におけるころの循環を常に円滑なものとすることができるという効果が得られる。
以下に、図面を参照して本発明によるリニアガイド装置の実施例について説明する。
図1は実施例のリニアガイド装置を示す斜視図、図2は図1のA−A断面線に沿った右側半断面図、図3は実施例の循環路を示す説明図、図4は実施例の保持ピースを示す説明図である。
なお、図3は図2のB−B断面線に沿った部分断面図を示したものである。
図1において、1はリニアガイド装置である。
2はリニアガイド装置1のレールであり、合金鋼等の鋼材で製作された長尺の棒状部材であって、そのレール2の上面(レール上面2aという。)には機械装置の基台等にレール2を固定するための段付ボルト穴であるレール取付穴3が所定のピッチで複数設けられている。
4はレール軌道面であり、レール2の両方のレール側面の長手方向に沿って略V字状に形成された一対の傾斜面である。
5はスライダであり、合金鋼等の鋼材で製作された略コの字状の断面形状を有する鞍状部材であって、そのスライダ上面には取付ねじ穴5aが設けられており、この取付ねじ穴5aを用いて機械装置の移動台等がボルト等により締結される。
図2において、6はスライダ軌道面であり、スライダ5の両方の袖壁5bの内側にレール軌道面4に対向する一対の傾斜面として形成される。
7はころであり、合金鋼等の鋼材で製作された円柱体である。
8は保持ピースであり、樹脂材料等により製作され、図4に示すように2点鎖線で示した隣合うころ7の円筒面7aの半径より大きい半径を有する円弧面を背面合せで鼓状に配置した一対の保持面8aが形成された転動体保持部8bと、ころ7の軸方向の両側のころ端面7bに沿って、ころ7の中心Cを結ぶ方向に転動体保持部8bから両側のころ7の中心Cに向かって伸長する一対のガイド腕部8cとが形成されており、ころ7を保持し、隣合うころ7を隔置してころ7同士の接触を防止する機能を有している。
また、ガイド腕部8cの長さは、転動体保持部8bに隔置されたころ7の中心間距離より短く形成される。
9はエンドキャップ(図1参照)であり、金属材料や樹脂材料等で製作され、スライダ5の移動方向(スライダ移動方向という。)の前後端に配置され、ボルト等によりスライダ5に締結される。
上記の対向配置されたスライダ軌道面6とレール軌道面4との間には、保持ピース8を間装したころ7が転動し、レール2を移動するスライダ5の荷重を支える負荷路10が形成される。
11は戻り路であり、スライダ5の両方の袖壁5bに設けられた袖壁5bをスライダ移動方向に貫通する貫通穴に嵌合する樹脂製の円柱状のスリーブ12に保持ピース8のガイド腕部8cを案内する案内溝13を有する長方形断面の貫通穴として形成されており、内部を移動するころ7および保持ピース8を案内する。
14はエンドキャップ9に設けられた外側方向転換路14aおよび内側方向転換路14bからなる方向転換路であり、対向配置されたレール軌道面4とスライダ軌道面6とにより形成される負荷路10と戻り路11とをそれぞれ接続するための長方形断面を有するU字状に湾曲した通路であって、外側方向転換路14aと内側方向転換路14bとが互いの交差を避けるために襷掛けに立体交差となるように形成され、保持ピース8のガイド腕部8cを案内するための湾曲した案内溝13が形成されており、ころ7および保持ピース8を案内してその循環方向を転向させる機能を有している。
外側方向転換路14aは、図3に示すようにエンドキャップ9のスライダ5側に形成された湾曲した溝と、そのスライダ5側に配置された樹脂製のアウターガイド15に形成されたガイド面15aを有する湾曲した溝とを組合せて形成されており、案内溝13も同様にエンドキャップ9とアウターガイド15との組合せにより形成されている。
内側方向転換路14bは、外側方向転換路14aのスライダ5側に立体交差となるように形成され、図3に示すように外側方向転換路14aのスライダ5側に形成された湾曲した溝と、そのスライダ5側に配置された樹脂製のインナーガイド16に形成されたガイド面16aを有する湾曲した溝とを組合せて形成されており、案内溝13も同様にエンドキャップ9とインナーガイド16との組合せにより形成されている。
17は保持器であり、図1に示すように金属材料や樹脂材料等で略W字状に製作され、その中央部にはスライダ5の袖壁5bに設けられたスライダ軌道面6の間にスライダ移動方向に形成されたV字溝に嵌合する山状の保持器柱18が形成され、その長手方向に沿った両側には、保持器腕部19が設けられており、保持器腕部19にはそれぞれ後述する循環路幅Wおよび負荷路10の長さと同等の長さにより形成された矩形の穴である窓部20が形成されている。
窓部20の長手方向に沿った一方の側面には、負荷路10を窓部20に案内されて転動するころ7の間に間装された保持ピース8のガイド腕部8cの一方を案内する案内溝13が設けられ、他方の側面には、他方のガイド腕部8cを案内する案内溝13が、保持器腕部19の端部にそれぞれ設けられた切欠溝とスライダ軌道面6に設けられた段部との組合せにより形成されている。
上記の対向配置されたレール軌道面4とスライダ軌道面6とにより形成される負荷路10の両端部は、図3に示すようにエンドキャップ9に形成された方向転換路14とスライダ5に形成された戻り路11とによりそれぞれ連通されて循環路21が形成され、この循環路21には保持ピース8を間装した複数のころ7が装填され、循環路21に封入された所定の量の潤滑剤、例えばグリースにより潤滑されながらスライダ5の移動に伴ってころ7が循環路21を循環し、負荷路10を転動するころ7がスライダ5に加えられた荷重を往復動自在に支持し、スライダ5がレール2の長手方向に沿った直線往復移動可能に支持される。
本実施例のリニアガイド装置1には、片側に2つ、両側で4つの循環路21が形成されている。
このような保持器17の窓部20の側面を含む循環路21の両側の側面(ころ端面7bとの対向面をいう。)には、それぞれに上記した案内溝13が設けられ、その側面に開口する口元の溝幅Bは図3、図5に示すようにころ7の循環方向に沿ってころ7の中心Cを結ぶ線(循環路中心線Cjという。)を中心線として等配、つまり循環路中心線Cjに沿った両側にそれぞれ1/2Bの長さで等分に配分して形成されている。
また、循環路21の側面間の幅(循環路幅Wという。)は、図5に示すころ7の直径をDとし、ころ7の軸方向の長さをLとしたときに、
L ≦ W ≦ (D−B+L0.5 ・・・・・・・(1)
の範囲にとなるように設定される。この式(1)の上限を示す数式は、図6に示すように、ころ7の溝幅Bの案内溝13の側面の位置におけるころ7の軸方向と平行な断面による矩形の対角線の長さTを示している。
このように、循環路幅Wを、その下限においてころ7の長さL以上に設定すれば、循環路21を循環するころ7が循環路の側面に挟持されることを防止することができ、その上限において溝幅Bの案内溝13の側面の位置におけるころ7の対角線の長さT以下に設定すれば、ころ7が軸方向の直交方向を中心に回転してその軸方向が循環方向を向いてしまうことを防止することができる。
以上説明したに、本実施例では、リニアガイド装置の循環路のころ端面との対向面に、循環中心線Cjに沿って等配に溝幅Bの案内溝を設け、ころの直径をDとし、ころの長さをLとしたときに、循環路幅Wを、L ≦ W ≦ (D−B+L0.5 の範囲に設定したことによって、循環路幅Wを、溝幅Bの案内溝の側面の位置におけるころの対角線の長さT以下にすることができ、例え保持ピースの破損や欠品が生じたとしても、ころが回転してその軸方向が循環方向を向いてしまうことを防止することができ、循環路における保持ピースを間装したころの循環を常に円滑なものとすることができる。
なお、本実施例においては、循環路の側面に設ける溝は保持ピースのガイド腕部を案内する案内溝として説明したが、循環路の側面に設ける溝は前記に限らず、潤滑油を保持するための油溝等であってもよい。このような油溝を有する循環路に本発明を適用すれば、保持ピースを間装せずにころのみを循環路に装填したリニアガイド装置にころの欠品が生じたとしても、ころの回転を防止して循環路におけるころの循環を常に円滑なものとすることができる。
実施例のリニアガイド装置を示す斜視図 図1のA−A断面線に沿った右側半断面図 実施例の循環路を示す説明図 実施例の保持ピースを示す説明図 実施例の循環路の寸法関係を示す説明図 実施例の循環路幅Wの作用を示す説明図
符号の説明
1 リニアガイド装置
2 レール
2a レール上面
3 レール取付穴
4 レール軌道面
5 スライダ
5a 取付ねじ穴
5b 袖壁
6 スライダ軌道面
7 ころ
8 保持ピース
8a 保持面
8b 転動体保持部
8c ガイド腕部
9 エンドキャップ
10 負荷路
11 戻り路
12 スリーブ
13 案内溝
14 方向転換路
14a 外側方向転換路
14b 内側方向転換路
15 アウターガイド
15a、16a ガイド面
16 インナーガイド
17 保持器
18 保持器柱
19 保持器腕部
20 窓部
21 循環路

Claims (2)

  1. レール軌道面を備えたレールと、前記レール軌道面と対向するスライダ軌道面と戻り路とを有し、前記レールを直線的に往復移動するスライダと、該スライダの移動方向の前後端部に配置され、方向転換路を有するエンドキャップと、前記レール軌道面とスライダ軌道面とにより形成される負荷路と、該負荷路を前記方向転換路と戻り路とにより連通した循環路を循環するころと、前記負荷路を転動するころを保持する保持器とを備えたリニアガイド装置において、
    前記循環路の前記ころの端面との対向面に、前記ころの循環方向に沿って、該ころの中心を結ぶ線を中心線として等配に溝幅Bの溝を設け、ころの直径をDとし、ころの長さをLとしたときに、前記循環路の前記対向面の間の幅Wを、
    L ≦ W ≦ (D−B+L0.5
    の範囲に設定したことを特徴とするリニアガイド装置。
  2. 請求項1において、
    隣合う前記ころを隔置して該ころを保持する転動体保持部と、前記ころの両端面の外側に配置され、前記転動体保持部から両側の前記ころの中心を結ぶ方向に伸張し、前記溝の溝幅Bに遊嵌するガイド腕部とを有する保持ピースを設け、
    該保持ピースを、隣合う前記ころの間に配置したことを特徴とするリニアガイド装置。
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