JP2005113924A - 密閉型圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の目的は、圧縮室内で生じた圧力脈動を減衰することで、騒音の静かな密閉型圧縮機を提供するものである。
【解決手段】吸入マフラー(60)は、一端が密閉容器内に開口し他端は吸入マフラー(60)内に開口した入口管(65)と、一端が吸入マフラー(60)内に開口し他端は圧縮要素(36)に開口した出口管(66)と、入口管(65)の吸入マフラー側開口部と出口管(66)の吸入マフラー側開口部との間に遮蔽壁(64)を備えたものであり、圧縮室内で生じた圧力脈動を出口管(66)から入口管(65)へ直接伝播させることなく、遮蔽壁(64)による反射を経ることにより伝播経路を長くすることができるので、大きな減衰を得ることができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、冷蔵庫,ショーケース等の冷凍空調装置における密閉型圧縮機に関するものである。
近年、冷蔵庫,ショーケース等の冷凍冷蔵装置や空調装置における密閉型圧縮機には、効率向上,低騒音化、高い信頼性の技術が求められると共に、これを安価に提供していくということも重要な要素である。
従来の密閉型圧縮機としては例えば特許文献1がある。
以下、図面を参照しながら上記従来の密閉型圧縮機を説明する。
図14は従来の密閉型圧縮機の断面図である。図15は従来の密閉型圧縮機のシリンダヘッドに取り付けられる吸入マフラーの分解斜視図である。
図14において、1は密閉容器である。2は圧縮要素であり、密閉容器1内に収容されている。3は電動要素であり、圧縮要素2に結合されている。4はシリンダであり、圧縮要素2の圧縮室5を構成する。6はピストンであり、シリンダ4内を往復運動する。7はバルブプレートであり、シリンダ4の一端を封止する。8はシリンダヘッドであり、バルブプレート7をシリンダ4に固着すると共に吸入マフラー(図13には図示せず)をバルブプレート7に固着する。10は吸入管である。11は冷凍機油であり、密閉容器1の底部に溜まっている。
図15において、12は圧縮室5や吸入バルブ(図示せず)で発生した騒音を減衰する消音手段としての吸入マフラーである。密閉型圧縮機の性能向上の観点から熱伝導率の低い材料、たとえば合成樹脂材で構成されることが望ましい。合成樹脂材としては、冷媒ガス雰囲気,高温下という使用環境を考慮するとPBTやPPSの材料であるとよい。
吸入マフラー12はマフラー本体13とマフラーカバー9とからなっている。マフラー本体13とマフラーカバー9は溶着や嵌め込みなどにより結合し、マフラー空間14を形成する。15は入口管で、一端は密閉容器1内に開口し、他端はマフラー空間14に開口している。16は出口管で、一端はバルブプレート7側に開口し、他端はマフラー空間14に開口している。
以上のように構成された密閉型圧縮機について、以下その動作を説明する。
冷凍サイクル(図示せず)より密閉型圧縮機に戻った冷媒ガスは吸入管10を通って密閉容器1内に一旦開放される。その後、冷媒ガスは吸入マフラー12,バルブプレート7を通過して圧縮室5へと流入する。ここで、電動要素3の回転運動により往復運動するピストン6によって圧縮された後、冷凍サイクルへと送られる。
このとき、ピストン6の往復運動や吸入バルブの開閉運動によって圧縮室5内で冷媒ガスの圧力脈動が生じる。この圧縮室5内で生じた圧力脈動は冷媒ガスの流れとは逆向きに伝播し、出口管16を通じてマフラー空間14に一旦開放され、その後、入口管15を通して密閉容器1に開放されることによって減衰し、低い騒音として放射されることとなる。
また、他の従来の密閉型圧縮機としては例えば特許文献2がある。
図16は他の従来の密閉型圧縮機の断面図である。
図16において、18は密閉容器である。19は圧縮要素であり、密閉容器18内に収容されている。20は電動要素であり、圧縮要素19に結合されている。21はシリンダであり、圧縮要素19の圧縮室22を構成する。23はピストンであり、シリンダ21内を往復運動する。24はバルブプレートであり、シリンダ21の一端を封止する。25は吸入バルブであり、バルブプレート24とシリンダ21の間に介在する。26はシリンダヘッドであり、バルブプレート24をシリンダ21に固着すると共に吸入マフラー27をバルブプレート24に固着する。28は吸入管である。29は冷凍機油であり、密閉容器18の底部に溜まっている。吸入マフラー27は吸入マフラー本体30と吸入マフラーカバー31とからなっている。吸入マフラー本体30と吸入マフラーカバー31は溶着や嵌め込みなどにより結合し、マフラー空間32を形成する。33は入口部で、密閉容器18とマフラー空間32を流体的に結合している。34は出口管で、一端はバルブプレート24側に開口し、他端はマフラー空間32に開口している。
以上のように構成された密閉型圧縮機について、以下その動作を説明する。
冷凍サイクル(図示せず)より密閉型圧縮機に戻った冷媒ガスは密閉容器18内に一旦開放される。その後、冷媒ガスは吸入マフラー27,バルブプレート24を通過して圧縮室22へと流入する。ここで、電動要素20の回転運動により往復運動するピストン23によって圧縮された後、冷凍サイクルへと送られる。
このとき、圧縮室22内で生じた圧力脈動は冷媒ガスの流れとは逆向きに伝播し、出口管34を通じてマフラー空間32に一旦開放され、その後入口部33を通して密閉容器18に開放されることにより減衰し、低い騒音として放射されることとなる。
米国特許第5971720号明細書 米国特許第5496156号明細書
しかしながら、上記従来の構成は、入口管15のマフラー空間14側開口部と出口管16のマフラー空間14側開口部,もしくは入口部33のマフラー空間32側開口部と出口管34のマフラー空間32側開口部を近接して流体的な抵抗を小さくすることは高効率化を図るために有効な手段であるが、圧縮室5及び圧縮室22内で生じた圧力脈動に対しても流体的な抵抗は同様に小さくなるため十分な消音効果を得られないという欠点を有していた。
本発明の目的は、入口管のマフラー空間側開口部と出口管のマフラー空間側開口部との間に流体的な抵抗手段を付加することによって、圧縮室内で生じた圧力脈動を減衰することができ、騒音の静かな密閉型圧縮機を提供するものである。
本発明の他の目的は、上述した吸入マフラーを組み込んだ密閉型圧縮機を塩素を含まない冷媒に適用することによって、環境面においても安全な密閉型圧縮機を提供するものである。
本発明の他の目的は、上述した吸入マフラーを組み込んだ密閉型圧縮機を炭化水素系冷媒に適用することによって、環境面においても安全な密閉型圧縮機を提供するものである。
上記従来の課題を解決するために、本発明の密閉型圧縮機は入口管の吸入マフラー側開口部と出口管の吸入マフラー側開口部との間に遮蔽壁とを備えたものであり、遮蔽壁による反射を経ることにより圧縮室内で生じた圧力脈動の伝播経路を長くすることができるので、大きな減衰を得ることができる。
本発明の密閉型圧縮機は、圧縮室内で生じた圧力脈動の伝播経路を長くすることができるので、大きな減衰を得ることができるので、効果的に騒音の低減が図れることとなる。
本発明の請求項1に記載の発明は、密閉容器と、電動要素と、前記電動要素により回転駆動する圧縮要素と、前記密閉容器に配設された吸入管と、吸入マフラーとを備え、前記吸入マフラーは、一端が密閉容器内に開口し他端は前記吸入マフラー内に開口した入口管と、一端が前記吸入マフラー内に開口し他端は圧縮要素に開口した出口管と、前記入口管の前記吸入マフラー側開口部と前記出口管の前記吸入マフラー側開口部との間に遮蔽壁とを備えたものであり、圧縮室内で生じた圧力脈動を前記出口管から前記入口管へ直接伝播させることなく、前記遮蔽壁による反射を経ることにより伝播経路を長くすることができるので、大きな減衰を得ることができるという作用を有する。
本発明の請求項2に記載の発明は、遮蔽壁は吸入マフラーのいずれか1つの壁面に一体に形成するものであり、前記遮蔽壁と吸入マフラーとの結合手段を別途設けることなく容易に製作できると共に、圧縮室内で生じた圧力脈動の伝播経路を長くすることができるので、大きな減衰を得ることができるという作用を有する。
本発明の請求項3に記載の発明は、遮蔽壁はマフラーカバーに一体に形成されたものであり、マフラー本体を何ら変更することなく、容易に前記遮蔽壁を付加することができるので、製作に要するコストを小さくすると共に、圧縮室内で生じた圧力脈動の伝播経路を長くすることができるので、大きな減衰を得ることができるという作用を有する。
本発明の請求項4に記載の発明は、遮蔽壁の下端部は入口管の吸入マフラー側開口部の中心と出口管の吸入マフラー側開口部の中心とを結ぶ直線上もしくはより前記遮蔽壁の上端部側の位置にあるものであり、前記入口管から前記出口管へ流れる冷媒ガスの経路は前記入口管の前記吸入マフラー側開口部の中心と前記出口管の前記吸入マフラー側開口部の中心とを結ぶ直線に近いものであることに対して、圧縮室内で生じた圧力脈動を伴う前記出口管から前記入口管へ流れる冷媒ガスの経路は前記出口管の前記吸入マフラー側開口部を中心とする放射状であり、前記圧縮室内で生じた圧力脈動に対してのみに流体的な抵抗となることにより、効率を阻害することなく、前記圧縮室内で生じた圧力脈動に対して大きな減衰を得ることができるという作用を有する。
本発明の請求項5に記載の発明は、塩素を含まない冷媒に用いられる請求項1に記載の密閉型圧縮機としたものであり、塩素を含まない冷媒環境下においても上述した全ての作用を発揮することができる。
本発明の請求項6に記載の発明は、炭化水素系冷媒に用いられる請求項1に記載の密閉型圧縮機としたものであり、炭化水素系冷媒環境下においても上述した全ての作用を発揮することができる。
以下、本発明による密閉型圧縮機の一実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1による密閉型圧縮機の要部正面図である。図2は本発明の実施の形態1による密閉型圧縮機の要部断面図である。図3は本発明の実施の形態1による密閉型圧縮機に用いられる吸入マフラーの要部断面図である。
図1,2,3において、35は密閉容器である。36は圧縮要素であり、密閉容器35内に収容されている。37は電動要素であり、圧縮要素36に結合されている。38はシリンダであり、圧縮要素36の圧縮室39を構成する。40はピストンであり、シリンダ38内を往復運動する。41はバルブプレートであり、シリンダ38の一端を封止する。42は吸入バルブであり、バルブプレート41とシリンダ38の間に介在する。43はシリンダヘッドであり、バルブプレート41をシリンダ38に固着すると共に吸入マフラー44をバルブプレート41に固着する。45は吸入管である。46は冷凍機油であり、密閉容器35の底部に溜まっている。
吸入マフラー44は、圧縮室39や吸入バルブ42で発生した騒音を減衰する手段としての消音器である。密閉型圧縮機の性能向上の観点から熱伝導率の低い材料、たとえば合成樹脂材で構成されることが望ましい。合成樹脂材としては、冷媒ガス雰囲気,高温下という使用環境を考慮するとPBTやPPSの材料であるとよい。
47はマフラー本体,48はマフラーカバーであり、通常、超音波溶着法等の方法により互いに溶着結合させることで、吸入マフラー44を形成する。マフラーカバー48は、平板状で簡素な形状をしており、マフラー空間49を形成する上側壁面としての機能を備えている。
50は入口管で、一端は密閉容器35内に開口し他端は吸入マフラー44内に開口しており、マフラー本体47に一体に形成されている。
51は出口管で、一端は吸入マフラー44内に開口し他端は圧縮要素36側に開口しており、マフラー本体47に一体に形成されている。
以上のように構成された密閉型圧縮機について、以下その動作を説明する。
冷凍サイクル(図示せず)より密閉型圧縮機に戻った冷媒ガスは吸入管45を通って密閉容器35内に一旦開放される。その後、冷媒ガスは吸入マフラー44,バルブプレート41を通過して圧縮室39へと流入する。ここで、電動要素37の回転運動により往復運動するピストン40によって圧縮された後、冷凍サイクルへと送られる。
このとき、ピストン40の往復運動や吸入バルブ42の開閉運動によって圧縮室39内で冷媒ガスの圧力脈動が生じる。圧縮室39内で生じた圧力脈動は冷媒ガスの流れとは逆向きに伝播し、出口管51を通じてマフラー空間49に一旦開放される。ここで、マフラーカバー48は平板状の簡素な形状を有しているので均肉化しており成形時のひけや歪による変形が少なくなる。よって、マフラー本体47との結合を成形時の変形が大きい場合と比べて溶着性がよくなり、良好なシールが得られるため、マフラー本体47とマフラーカバー48との結合部から圧力脈動がほとんど漏れることがなく、吸入マフラー44が有する消音効果を十分に発揮することとなる。従って、出口管51を通じてマフラー空間49に開放された圧力脈動を十分に減衰してから後、入口管50を通して密閉容器35に開放することができるので、より効果的に騒音を低減することとなる。
また、マフラーカバー48を平板状の簡素な形状とすることにより、金型費を小さくできると共に材料重量を小さくできるので、マフラーカバー48の製作に要する費用を小さくできることとなる。更に、超音波溶着に要する受け治具の形状もマフラーカバー48の簡素な形状と同じ形をとるため、治具金型費用を小さくすることができる。
(実施の形態2)
図4は本発明の実施の形態2による密閉型圧縮機に用いられる吸入マフラーの要部断面図,図5はそのマフラーカバーの上面図である。なお、図4に示した吸入マフラーを用いた密閉型圧縮機は、図1に示した密閉型圧縮機とは吸入マフラーが異なるのみであるので、図示しない。
図4,5において、52は吸入マフラーであり、マフラー本体53とマフラーカバー54からなり、溶着などの方法により互いに結合し、マフラー空間55を形成する。
56は共鳴空間壁で、マフラー本体53の内壁面に沿うようにマフラーカバー54に一体に形成されており、共鳴空間57を形成する。
58は入口管で、一端は密閉容器35内に開口し他端は吸入マフラー52内に開口しており、マフラー本体53に一体に形成されている。
59は出口管で、一端は吸入マフラー52内に開口し他端は圧縮要素36側に開口しており、マフラー本体53に一体に形成されている。
以上のように構成された密閉型圧縮機について、以下その動作を説明する。
圧縮室39内で生じた圧力脈動は冷媒ガスの流れとは逆向きに伝播し、出口管59を通じてマフラー空間55に一旦開放され、共鳴空間57に相応した周波数の圧力脈動成分を集中的に低減した後、入口管58を通して密閉容器35に開放されることによって、より効果的に騒音を低減することとなる。より具体的には、密閉容器35内の空間はR134aの冷媒環境下においては約500Hzの共鳴周波数を、R600a冷媒環境下においては約500から630Hzの共鳴周波数を有しているので、これらの周波数での消音が十分でないと、密閉型圧縮機として非常に高い騒音となってしまう。そこで、共鳴空間57の共鳴周波数をこれらの周波数に合致させることによって、圧力脈動中に含まれるこれらの周波数成分を共鳴空間57に吸収することができるので、密閉容器35内の空間への加振を低減し、密閉型圧縮機としての騒音を低くすることができる。更に、共鳴空間57の容積に応じて圧力脈動の吸収量が定まることから、マフラー本体53の内壁面に沿うように共鳴空間壁56を形成することで有効な騒音低減手段である。
(実施の形態3)
図6は本発明の実施の形態3による密閉型圧縮機に用いられる吸入マフラーの要部断面図である。なお、図6に示した吸入マフラーを用いた密閉型圧縮機は、図1に示した密閉型圧縮機とは吸入マフラーが異なるのみであるので、図示しない。
図6において、60は吸入マフラーであり、マフラー本体61とマフラーカバー62からなり、溶着などの方法により互いに結合し、マフラー空間63を形成する。
64は遮蔽板で、遮蔽板64の上端部側でマフラーカバー62に一体に形成されており、入口管65の吸入マフラー60側開口部中心と出口管66の吸入マフラー60側開口部中心とを結ぶ直線より遮蔽板64の上端部側に遮蔽板64の下端部がある。
入口管65は、一端は密閉容器35内に開口し他端は吸入マフラー60内に開口しており、マフラー本体61に一体に形成されている。
出口管66は、一端は吸入マフラー60内に開口し他端は圧縮要素36側に開口しており、マフラー本体61に一体に形成されている。
以上のように構成された密閉型圧縮機について、以下その動作を説明する。
冷媒ガスは、ピストン40の往復運動により生じた吸引力によって入口管65の吸入マフラー60側開口部から出口管66の吸入マフラー60側開口部へ向かって略直線的に流れるので、遮蔽板64と関係せずスムーズに圧縮室39へ流入することができ、効率の維持が図れることとなる。一方、圧縮室39内で生じた圧力脈動は冷媒ガスの流れとは逆向きに伝播し、出口管66を通じてマフラー空間63へ放射状に開放される。このとき、圧力脈動としてはマフラー空間63からの出口となる入口管65へ向かう圧力脈動を遮蔽板64によって直接放射することなく反射することで、圧力脈動の伝播経路を長くすることができるので大きな減衰を得ることができ、より効果的に騒音を低減することとなる。より具体的には、圧縮室39で生じる圧力脈動は運転周波数のような低周波の成分から5kHz以上の高周波の成分まで幅広く含んでおり、特に2k〜4kHzの高周波成分はその脈動レベルが大きい。脈動レベルを低減する方法としては入口管65や出口管66の内径を小さくするなどの方法が周知であるが、密閉型圧縮機として重要な特性の1つである効率を減じてしまうという負の効果を有している。そこで高周波の成分は伝播経路の長さに応じてよく減衰する性質であるので、圧縮室39で生じた圧力脈動に対してのみ伝播経路を長くすることのできる遮蔽板64は、効率を維持しながら騒音を低減するに有効な手段であるといえる。
また、遮蔽板64をマフラーカバー62に一体に形成することによって、騒音について同様の効果を得るために遮蔽板64をマフラー本体61他に別途結合手段を設ける場合と比べて製作が容易になり、結合手段を設けるに要するコストを省略することができることとなる。
(実施の形態4)
図7は本発明の実施の形態4による密閉型圧縮機に用いられる吸入マフラーの要部断面図である。なお、図7に示した吸入マフラーを用いた密閉型圧縮機は、図1に示した密閉型圧縮機とは吸入マフラーが異なるのみであるので、図示しない。
図7において、67は吸入マフラーであり、マフラー本体68とマフラーカバー69からなり、溶着などの方法により互いに結合し、マフラー空間70を形成している。
71は入口管で、一端は密閉容器35内に開口し他端は吸入マフラー67内に開口しており、マフラー本体68の壁面と一体に形成されている。
72は出口管で、一端は吸入マフラー67のマフラー空間70の略中央に開口し他端は圧縮要素36側に開口しており、マフラー本体68の密閉容器35側壁面に一体に形成されている。
以上のように構成された密閉型圧縮機について、以下その動作を説明する。
圧縮室39内で生じた圧力脈動は冷媒ガスの流れとは逆向きに伝播し、出口管72を通じてマフラー空間70に一旦開放される。このとき、圧力脈動による加振に対してマフラー本体68の壁面は入口管71、出口管72を一体に形成することにより剛性が向上されているので、マフラー本体68の壁面の振動は十分に抑制される。従って、壁面振動に伴う騒音を低減することができることとなる。特に、マフラー本体68の電動要素37側の壁面に対して密閉容器35側の壁面の振動は、密閉型圧縮機としての騒音の放射面である密閉容器35により近いことから騒音として現れやすいので、マフラー本体68の密閉容器35側壁面の剛性を高くすることは騒音低減を行なう上で有効である。
また、マフラー空間70の略中央に出口管72の一端を開口することにより、マフラー空間70が単独で有する低次の共鳴振動、即ちマフラー空間70の略中央を振動の腹とする振動を抑制することができるので、圧力振動のこの振動に相応する周波数成分を減衰することとなり、より効果的に騒音を低減することとなる。
(実施の形態5)
図8は本発明の実施の形態5による密閉型圧縮機に用いられる吸入マフラーの要部断面図である。図9は本発明の実施の形態5による密閉型圧縮機に用いられる吸入マフラーの背面図である。なお、図8,9に示した吸入マフラーを用いた密閉型圧縮機は、図1に示した密閉型圧縮機とは吸入マフラーが異なるのみであるので、図示しない。
図8,9において、73は吸入マフラーであり、マフラー本体74とマフラーカバー75からなり、溶着などの方法により互いに結合し、マフラー空間76を形成する。
77は導入部で、マフラー本体74に一体に形成すると共に、一端が密閉容器35内に開口し他端は入口管78に開口し、導入部77を形成する壁面とマフラー本体74を形成する壁面とは背面79でのみ一致し残る他の壁面は異なり、導入部77の密閉容器35側開口部80は略矩形の開口形状を有すると共に略直方体のうち空間を有し吸入管45に相対する向きを有している。
入口管78は、一端が導入部77に開口し他端は吸入マフラー73内に開口していると共に、マフラー本体74に一体に形成されている。
81は出口管で、一端が吸入マフラー73内に開口し他端は圧縮要素36に開口していると共に、マフラー本体74に一体に形成されている。
以上のように構成された密閉型圧縮機について、以下その動作を説明する。
吸入管45より戻った冷媒ガスは、導入部77を通って入口管78よりマフラー空間76へ流入し、出口管81を通して圧縮室39へ送られる。このとき、重要なことは冷媒ガスをより低い温度のまま圧縮室39へ送ることで、より高い効率を得ることができる。略矩形の開口形状を有すると共に略直方体のうち空間を有した導入部77は、その内空間に多くの冷媒ガスを保持することができると共に温度の高い密閉容器35内雰囲気より一時的に隔絶することができるので、冷媒ガスをより低い温度のまま圧縮室39へ送ることが可能となる。
一方、圧縮室39内で生じた圧力脈動は冷媒ガスの流れとは逆向きに伝播し、出口管81を通じてマフラー空間76に一旦開放される。このとき、マフラー空間76の容積に応じて圧力脈動の減衰量が定まることからマフラー空間76を大きくすることが望ましい。導入部77のうち空間を略直方体とすると共に背面79でのみ吸入マフラー73と導入部77の壁面を一致させることにより導入部77のうち空間の容積を大きいままにマフラー空間76の容積を大きくすることができるので、より効果的に騒音を低減することとなる。
また、導入部77は、背面79をマフラー本体74と同じくしているので、別途導入部を設ける場合と比して金型費を低くすることができると共に、材料を少なくすることができるので、製作に要するコストを小さくできることとなる。
(実施の形態6)
図10は本発明の実施の形態6による密閉型圧縮機の要部断面図である。図11は本発明の実施の形態6による密閉型圧縮機に用いられる吸入マフラーの要部断面図である。
図10,11において、82は毛細管であり、一端が冷凍機油46に開口し他端は吸入マフラー83の出口管84に開口している。
吸入マフラー83は、マフラー本体85とマフラーカバー86からなり、溶着などの方法により互いに結合し、マフラー空間87を形成する。
マフラー本体85は、一端が密閉容器35内に開口し他端が吸入マフラー空間87内に開口した入口管88と、一端が吸入マフラー空間87内に開口し他端が圧縮要素36側に開口した出口管84を備えている。
出口管84は、毛細管82の出口管84側開口位置とほぼ同じもしくは出口管84の吸入マフラー83側開口部に寄った位置を境として出口管84の圧縮要素36側の内径が出口管84の吸入マフラー空間87側の内径より小さいものとなっている。
入口管88は、マフラー本体85に一体に形成されている。
以上のように構成された密閉型圧縮機について、以下その動作を説明する。
冷媒ガスは、入口管88よりマフラー空間87へ流入し、出口管84を通して圧縮室39へ送られる。このとき、出口管84内の冷媒ガスの流速は出口管84の内径に反比例して出口管84の吸入マフラー空間87側より圧縮要素36側に向かって大きくなるので、毛細管82の出口管84側開口部において十分大きな流速が得られることとなる。これにより密閉容器35内の圧力に対して毛細管82の出口管84側開口部付近の圧力が小さくなるので圧力差が発生し、密閉容器35内の下部に貯留する冷凍機油46を、毛細管82から出口管84を通じて圧縮室39へ送出できることとなる。
一般に、良好な潤滑を図るために出口管84における冷媒ガスの大きな流速を得る方法としては出口管84の内径をより小さくすることが周知である。しかしながら、この方法によれば、出口管84における圧力損失が大きく、密閉型圧縮機の効率を減じることとなる。従って、出口管84の吸入マフラー83側開口部に寄った位置を境として出口管84の圧縮要素36側の内径が出口管84の吸入マフラー83側の内径より小さいものとすることは、出口管84内における冷媒ガスの流れを次第に速めることができ、冷媒ガスの流れを阻害することないので、密閉型圧縮機の効率を維持しながら、良好な潤滑を得るに十分な量の冷凍機油46を毛細管82を通じて圧縮室39へ供給することができる有効な手段である。
(実施の形態7)
本発明の実施の形態7は、本発明の実施の形態1から6による密閉型圧縮機を組み込み、塩素を含まない冷媒もしくは、炭化水素系冷媒を冷媒として用いた冷蔵庫,ショーケース等の冷凍冷蔵装置や空調装置(図示せず)である。
これら冷蔵庫,ショーケース等の冷凍空調装置について、その運転時の騒音を確認した結果を図12,13に示す。図12は、塩素を含まない冷媒としてR134a冷媒を用いた冷凍冷蔵装置に本発明の実施の形態1から6を含んだ吸入マフラーを組み込んだ密閉型圧縮機の騒音で、図13は、炭化水素系冷媒としてR600a冷媒を用いた冷凍冷蔵装置に本発明の実施の形態1から6を含んだ吸入マフラーを組み込んだ密閉型圧縮機の騒音である。図12,13共、横軸は3分の1オクターブ周波数を表し、その右端は全体音を表す。縦軸は騒音レベルである。図中、白抜きのプロットは従来の密閉型圧縮機の騒音を示したもので、本発明の実施の形態7による騒音は黒丸で示している。この結果からいずれの冷媒においても従来の密閉型圧縮機に対して高い騒音低減効果を得た。
具体的には、図12の塩素を含まない冷媒としてR134a冷媒を用いた場合においては、500Hzの騒音が、図13の炭化水素系冷媒としてR600a冷媒を用いた場合においては500〜630Hzの騒音が、共鳴空間を配したことによりそれぞれ2〜3[dB]低減したことを確認した。また、1.6kHz〜4kHzの騒音についても各周波数帯で効果幅に差異はあるものの遮蔽板を設置したこと、及び壁面剛性を向上したことにより騒音を低減できたことを確認した。
実施の形態1による密閉型圧縮機の要部正面図 実施の形態1による密閉型圧縮機の要部断面図 実施の形態1による密閉型圧縮機に用いられる吸入マフラーの要部断面図 実施の形態2による密閉型圧縮機に用いられる吸入マフラーの要部断面図 実施の形態2による密閉型圧縮機に用いられるマフラーカバーの上面図 実施の形態3による密閉型圧縮機に用いられる吸入マフラーの要部断面図 実施の形態4による密閉型圧縮機に用いられる吸入マフラーの要部断面図 実施の形態5による密閉型圧縮機に用いられる吸入マフラーの要部断面図 実施の形態5による密閉型圧縮機に用いられる吸入マフラーの背面図 実施の形態6による密閉型圧縮機の要部断面図 実施の形態6による密閉型圧縮機に用いられる吸入マフラーの要部断面図 塩素を含まない冷媒としてR134a冷媒を用いた冷凍冷蔵装置に本発明の実施の形態1から6を含んだ吸入マフラーを組み込んだ密閉型圧縮機の騒音を示す図 炭化水素系冷媒としてR600a冷媒を用いた冷凍冷蔵装置に本発明の実施の形態1から6を含んだ吸入マフラーを組み込んだ密閉型圧縮機の騒音を示す図 従来の密閉型圧縮機の断面図 従来の密閉型圧縮機内に取り付けられる吸入マフラーの分解斜視図 他の従来の密閉型圧縮機の断面図
符号の説明
35 密閉容器
36 圧縮要素
37 電動要素
38 シリンダ
39 圧縮室
40 ピストン
41 バルブプレート
42 吸入バルブ
43 シリンダヘッド
44,52,60,67,73,83 吸入マフラー
45 吸入管
46 冷凍機油
47,53,61,68,74,85 マフラー本体
48,54,62,69,75,86 マフラーカバー
49,55,63,70,76,87 マフラー空間
50,58,65,71,78,88 入口管
51,59,66,72,81,84 出口管
56 共鳴空間壁面
57 共鳴空間
64 遮蔽板
77 導入部
79 背面
80 導入部77の密閉容器35側開口部
82 毛細管

Claims (6)

  1. 密閉容器と、前記密閉容器内に配設した電動要素と、前記電動要素により回転駆動する圧縮要素と、前記密閉容器に配設された吸入管と、吸入マフラーとを備え、前記吸入マフラーは、一端が前記密閉容器内に開口し他端は前記吸入マフラー内に開口した入口管と、一端が前記吸入マフラー内に開口し他端は前記圧縮要素に開口した出口管と、前記入口管の前記吸入マフラー側開口部と前記出口管の前記吸入マフラー側開口部との間に遮蔽壁とを備えたことを特徴とする密閉型圧縮機。
  2. 遮蔽壁は、吸入マフラーのいずれか1つの壁面に一体に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の密閉型圧縮機。
  3. 遮蔽壁は、マフラーカバーに一体に形成されたことを特徴とする請求項2に記載の密閉型圧縮機。
  4. 遮蔽壁の下端部は入口管の吸入マフラー側開口部の中心と出口管の吸入マフラー側開口部の中心とを結ぶ直線上もしくはより遮蔽壁の上端部側の位置にあることを特徴とする請求項1に記載の密閉型圧縮機。
  5. 塩素を含まない冷媒に用いられる請求項1に記載の密閉型圧縮機。
  6. 炭化水素系冷媒に用いられる請求項1に記載の密閉型圧縮機。
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