JP2005113019A - インク液混合装置、インク液製造装置、及びインク液製造方法 - Google Patents

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慎 長谷川
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Abstract

【課題】 表面浮遊物の混合性と泡の巻き込み防止を両立し、多品種変量生産に対応可能で、効率良く短時間で混合できるインク液混合装置を提供する。
【解決手段】少なくともタンク5の底部に、排出口2と吐出口1とを有し、排出口2と吐出口1とは、加圧ポンプ6を介して連結パイプ5により連結されてなり、排出口2から抜き出したインクを加圧ポンプ6により加圧してタンク5内に吐出口1より供給し、タンク5内の流れによって混合を行うようになされており、排出口2の中心からタンク5中心までの距離がタンク5の半径の1/4以上3/4未満であり、タンク5内に、インクを攪拌してタンクの底方向への液流を形成する下降流形成板3が設けられているインク液混合装置10を提供する。
【選択図】 図8

Description

本発明は、表面浮遊物の混合性の向上を図り、泡の巻き込み防止し、多品種変量生産に対応可能で、効率よく短時間で混合できるインク液混合装置、インク液製造装置、及びインク液製造方法に関するものである。
インクジェット、万年筆、フェルトペン、朱肉等に用いられるインクには、各種の水溶性染料、あるいは顔料分散液を、水、水溶性有機溶剤、界面活性剤等と混合した水系インクが使用されている。
近年、インクの品種増加のため、インクの混合装置に関しては、効率良く短時間で混合でき、多品種変量生産に対応可能であり、さらに品質確保のために混合時の泡の巻き込みやコンタミが少なく、さらに表面浮遊物の混合能力に優れている混合装置が求められている。
上述したような問題を解決するために、従来においては、混合装置において通常用いられていた攪拌翼を用いず、水流により攪拌を行う混合装置が種々提案されている。
例えば、側壁に回流角度をもって形成された流体噴出口を有し、底部に排出口を設けた円筒、もしくは多角柱形状の回流槽の一側に所定の角度をもって槽内に下降する所定幅の回流調整体を回流槽内に突出させるように構成した混合装置が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしこの装置においては、表面浮遊物の混合性は比較的優れているが、気泡を巻き込みやすく、変量生産については未だ充分な特性が得られていないという課題がある。
一方、縦向きの円筒状部分と、その下部に連なる下狭まりの正芯型錐形底部を混合槽に備えさせ、前記円筒状部分に前記混合槽から抜出した被処理液を噴出するための第1ノズルを付設した混合装置において、前記錐形底部の下端部から前記混合槽内にそこから抜出した被処理液を吹上げる第2ノズルを設け、前記錐形底部内で前記混合槽から抜出した被処理液を前記錐形底部内に噴出する第3ノズルを設け、前記円筒状部分と錐形底部の境界部分あるいはその近くに、前記混合槽内の被処理液をその循環のために取出す管路を接続してある事を特徴とする混合装置が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。
しかしこの混合装置においては、ノズルやポンプの数が多くなってしまい、装置の洗浄が困難となり、また第2ノズルが上向きに保持されているため仕込み液量を少なくするとノズルから吐出された混合液が液面より噴出してしまうため変量生産にも充分に対応しきれないという課題がある。
さらに、液体を貯留する周壁が略円筒形状のタンクと、貯留された液体を攪拌することができる攪拌装置とを有する攪拌装置付きタンクであって、前記攪拌装置は前記タンクの中央底部近傍に設けられ、タンク上方に向けて前記タンク内に液体を噴出可能な第一液導管と、前記タンク内に設けられ、前記第一液導管から噴出される液体が衝突することにより前記タンク内にスワール流を発生させるスワール流発生部と、前記タンク底部に開口端を有し、タンクから液体を排出させる第二液導管と、前記第二液導管から液体を再度前記第一液導管に導入させるとともに、前記第一液導管内にジェット流を形成させる循環用ポンプとを有する攪拌装置付きタンクが開示されている(特許文献3参照。)。
しかしこの装置においては、液体成分は効率良く攪拌できるが、固体やゲル状物質はタンク底部に滞留するため攪拌効率が悪くなってしまい、さらには、やはり吐出部が上向きに保持されているため変量生産も困難であるという問題を有している。
上述したように、従来提案されていた水流により攪拌を行う混合装置においては、表面浮遊物の混合性の向上を図り、泡の巻き込みを防止し、変量生産に対応することは極めて困難であり、かかる課題に対してはさらなる改善が望まれていた。
特開2000−60514号公報 特開昭63−33897号公報 特開2002−113342号公報
そこで本発明においては、上述したような従来問題となっていた技術上の課題に鑑み、表面浮遊物の混合性と泡の巻き込み防止を両立し、多品種変量生産に対応可能であり、さらに効率良く短時間で混合できるインク液混合装置を提供することを目的とした。
請求項1の発明のインク液混合装置は、少なくともタンク底部に、排出口と吐出口とを有し、前記排出口と前記吐出口とは、加圧ポンプを介して連結パイプにより連結されてなり、前記排出口からタンク外に抜き出したインクを前記加圧ポンプにより加圧して、前記吐出口より前記タンク内に供給し、前記タンク内の流れによって混合を行うようになされているインク液混合装置であり、前記排出口の中心から前記タンク中心までの距離が、前記タンクの半径の1/4以上3/4未満であり、前記タンク内に、前記インクを攪拌して前記タンク底方向への液流を形成する下降流形成板が設けられている構成を有しているものとする。
請求項2の発明においては、前記下降流形成板が、少なくとも前記タンク内のインク液面に配置されてなるインク液混合装置を提供する。
請求項3の発明においては、前記下降流形成板が、中心から放射状に設けられた複数の攪拌板よりなり、前記タンクの側面方向から見た前記攪拌板の傾斜角が、インク液混合時にインクを下方向に導出する向きを正の方向として、インク液面より15°以上60°以下に設定されてなるインク液混合装置を提供する。
請求項4の発明においては、前記下降流形成板を構成する前記攪拌板の、タンク中心部からタンク壁面方向への長さが、前記タンクの半径の50%以上100%以下であるものとしたインク液混合装置を提供する。
請求項5の発明においては、前記下降流形成板が、上下方向に移動可能であるものとしたインク液混合装置を提供する。
請求項6の発明においては、前記下降流形成板が、前記タンクから取り外し可能となされているものとしたインク液混合装置を提供する。
請求項7の発明においては、前記タンクの底面が曲面であるものとしたインク液混合装置を提供する。
請求項8の発明においては、前記吐出口から吐出されるインク液の流速が、1m/s以上30m/s以下であるものとしたインク液混合装置を提供する。
請求項9の発明においては、前記タンクの底部から前記吐出口までの高さが、前記タンクの深さの20%以下であるものとしたインク液混合装置を提供する。
請求項10の発明においては、前記吐出口の先端部が屈曲してなり、該屈曲角が、静止状態におけるインク液面を基準としたとき、±15゜以内となされているものとしたインク液混合装置を提供する。
請求項11の発明においては、前記吐出口の先端部が屈曲してなり、前記吐出口の屈曲した先端部が前記タンク中心を中心点とする円と接する位置における接線Bと、前記タンク上面方向から見たときの前記先端部の向きとの成す角が、±15゜以内となされているものとしたインク液混合装置を提供する。
請求項12の発明においては、前記吐出口と、前記タンク中心と、前記排出口の中心とを、それぞれ直線で結んだときに形成される角度が、90゜以上360゜未満であるものとしたインク液混合装置を提供する。
請求項13の発明においては、前記タンクの容量(L)/前記吐出口の断面積(mm2)が、1以上10以下であるものとしたインク液混合装置を提供する。
請求項14の発明においては、少なくともタンク底部に、排出口と吐出口とを有し、前記排出口と前記吐出口とは、加圧ポンプを介して連結パイプにより連結されてなり、前記排出口からタンク外に抜き出したインクを前記加圧ポンプにより加圧して、前記吐出口より前記タンク内に供給し、前記タンク内の流れによって混合を行うようになされているインク液混合装置であって、前記排出口の中心から前記タンク中心までの距離が、前記タンクの半径の1/4以上3/4未満であり、前記タンク内に、前記インクを攪拌して前記タンク底方向への液流を形成する下降流形成板が設けられているインク液混合装置を具備するものとしたインク液製造装置を提供する。
請求項15の発明においては、前記インク液混合装置のタンクの外部において、前記連結パイプの中途部に設けられたバルブにおいて接続された連結管を介して濾過装置が設置されてなり、前記バルブの切り替え動作により、前記インクを前記タンク、あるいは前記濾過装置に選択的に送り込み、濾過工程と、攪拌工程とを任意に切り替えて行うようになされているインク液製造装置を提供する。
請求項16の発明においては、少なくともタンク底部に、排出口と吐出口とを有し、前記排出口と前記吐出口とは、加圧ポンプを介して連結パイプにより連結されてなり、前記排出口からタンク外に抜き出したインクを前記加圧ポンプにより加圧して、前記吐出口より前記タンク内に供給し、前記タンク内の流れによって混合を行うようになされているインク液混合装置であって、前記排出口の中心から前記タンク中心までの距離が、前記タンクの半径の1/4以上3/4未満であり、前記タンク内に、前記インクを攪拌して前記タンク底方向への液流を形成する下降流形成板が設けられているインク液混合装置を具備し、 前記インク液混合装置のタンクの外部において、前記連結パイプの中途部に設けられたバルブにおいて接続された連結管を介して濾過装置が設置されてなるインク液製造装置を用いて、前記インク液混合装置のタンク内においてインクの攪拌を行い、攪拌工程後、前記バルブを切り替えて、前記濾過装置によりインクの濾過を行うこととしたインク液製造方法を提供する。
本発明によれば、表面浮遊物の混合性と泡の巻き込み防止を両立し、多品種変量生産に対応可能となり、極めて効率良く、インク液混合を行うことができ、高品質のインクを製造することができた。
以下、本発明の好適な実施の形態について図を参照して説明する。
先ず、本発明のインク液混合装置10の概略斜視図を図1に示し、上面から見た透過状態を示す概略平面図を図2に示す。
本発明のインク液混合装置10は、タンク5の底部に排出口2、吐出口1を有し、これらは連結パイプ4により連結されてなる構成を有している。
このインク液混合装置10においては、排出口2からタンク外部に抜き出したインクが加圧ポンプ(図示せず)によって加圧され、タンク吐出口1よりタンク内部に供給され、水流Aによって混合が行われるようになされているものである。
また、インク液混合装置10においては、排出口2の中心からタンク5の中心までの距離dがタンクの半径Rの1/4以上3/4未満であるものとし、かつタンク5内には、インクを攪拌してタンク5の底方向への液流を形成する機能を有する下降流形成板3が設けられているものとする。
なお、タンク中心とは、図2に示すようにタンク5を上面から見た平面図において中心となる点Oを意味するものとし、排出口2の中心からタンク5の中心までの平面距離dを、タンク5の半径Rの1/4以上3/4未満に特定したことにより、気泡の巻き込みを効果的に抑制できることが確かめられた。
排出口2の中心からタンク5の中心までの距離dが、タンク5の半径Rの1/4未満(タンク中心部に排出口が存在する場合)とすると、表面浮遊物の溶け込みについては、比較的優れた効果が得られたが、気泡の巻き込みが多くなってしまった。
一方、排出口2の中心からタンク5の中心までの距離dが、タンク5の半径Rの3/4よりも大きくすると、中心部に液溜まりができ、充分な攪拌を行なうことができなかった。
よって、排出口2の中心からタンク5の中心までの距離dが、タンクの半径Rの1/4以上3/4未満であることが望ましい。
また、例えば板状、プロペラ状、らせん状形状よりなる、中心から放射状に設けられた複数の攪拌板3aにより構成される下降流形成板3をインク液面部に設け、これを回転させることにより、インク液表面の横渦の流れを下方向の流れとし、表面浮遊物をタンク5内に溶け込ませることができた。これにより、表面浮遊物を効果的に混合し、短時間で混合工程を完了させることが可能となった。
すなわち水流Aによって混合を行うインク液混合装置において、両者を組み合わせることで初めて気泡の巻き込みを防ぎつつ表面浮遊物を液体中に溶け込ませることができることが確かめられた。
下降流形成板3について、図を参照して詳細に説明する。
図3は、下降流形成板3を構成する攪拌板3aの配置角度を説明する概略図であり、図3(a)は上面図、図3(b)は側面図を示す。
下降流形成板3は、インク液表面の横渦の流れを下方向の流れとし、表面浮遊物をタンク5内に押し流すようにして溶け込ませる機能を有するものである。従って、下降流形成板3は、インク液と気体の界面に配置することが望ましい。下降流形成板3を完全にインク液7の中に配置させると、表面浮遊物をタンク中に押し流して溶け込ませる効果が著しく減少するためである。
また、図3(b)に示すように、タンクの側面方向から見たとき、下降流形成板3を構成する攪拌板3aの、インク面を基準とした傾斜角θは、インク液7混合時に流体を下方向に導出する向きを正の方向とした場合、水平面より15°以上60°以下となされていることが望ましい。
水平面より15°未満である場合は、下降流形成効果が弱く表面浮遊物を溶け込ませる効果に劣り、60°を超えると表面の横渦の流速が遅くなりやはり表面浮遊物を溶け込ませる効果も減少するためである。
なお、下降流形成板3は平面でなくてもよく、この場合は、下降流形成板3の面積の50%以上の部分が、インク液の水平面を基準とし、傾斜角θが15°以上60°以下となるように配置されていればよい。
また、図4に示すように、下降流形成板3を構成する攪拌板3aの長さLがタンク5の半径R方向に占める割合は、50%以上100%以下とすることが望ましく、70%以上とすることがさらに好ましい。
攪拌板3aの長さLが半径Rの50%未満とすると、半径方向で下降流形成板3が存在しない隙間から液が流れる影響が大きくなってしまうため、下降流形成能力に劣り、表面浮遊物を溶け込ませる効果が小さくなるためである。
なお、本発明における下降流形成板3がタンク5の半径方向に占める割合とは、攪拌開始前におけるインク液7の表面と下降流形成板3との界面のタンク半径方向の占有率であるものとする。
なお、下降流形成板3に関し、タンクの液面を基準として上下方向に移動可能とした機能をもたせることにより、変量生産時に下降流形成板3をインク液7の表面に適切に位置させ、効率よく攪拌工程を行うことが可能となる。
下降流形成板3の移動方法としては、上部から吊るす方法、中心部の軸やタンク内壁にスライド機構を設けて移動させる方法等が挙げられるが、これらの方法に限定されるものではなく、従来公知の上下方向に移動可能な構成を適宜利用することができる。
また、下降流形成板3をタンク5から取り外し可能とすることにより、インク混合工程が終わった後に装置を洗浄する際、下降流形成板3とタンク5本体とを別々に洗浄することができるようになり、洗浄効率の向上を図ることができる。
なお、本発明のインク液混合装置においては、タンク5の底面が曲面状であり、側面部との接続部が滑らかな曲面となっていることが望ましい。
また排出口2は、吐出口1よりも下方に設けられていることが好ましい。
タンク5の底面が平板であると側面と底面の継ぎ目部分に液溜まりが生じ、また、吐出口1から排出口2への水流がスムーズに流れず攪拌効率が低下する傾向があるためであり、また排出口2が最下端でないと、やはり液溜まりが生じ、攪拌効率や洗浄の効率が低下する傾向にあるためである。
吐出口1から吐出されてタンク内に供給される液体、例えばインクの流速は、1m/s以上30m/s以下であることが好ましく、さらには、3m/s以上20m/s以下とすることが望ましい。
液体の流速が1m/s未満である場合は、流速が低すぎるため攪拌が不充分となり、一方において、30m/sを超えると、流速が高すぎるため気泡を巻き込んで液体の品質劣化の原因となり、また液が跳ねて混合装置周囲を汚染する危険性があるためである。
なお、上記液体、例えばインクの流速とは、単位時間に吐出口1から吐出される液体(インク)の体積と吐出口1の断面積から計算される値のことであるものとする。
タンク5の底部から吐出口1までの高さは、タンク5の深さの20%以内とすることが好ましい。
タンク5の底部から吐出口1までの高さがタンク5の深さの20%を超えると、液量が多くないと攪拌できなくなり、変量生産が困難となるためである。なお、ここでいうタンク5の底部とは、タンク底面で最も低い地点を指すものとし、タンク5の深さとは、タンク5の底部からタンク5の最上面までの垂直方向への高さを意味するものとする。
また、吐出口1は、図5のインク液混合装置10の側面図に示すように、タンク5の底面部から管状に設置されてなるものとし、先端部1aが屈曲してなり、水平面Xを基準としたときの屈曲角yが、±15゜以内であることが好ましい。
先端部1aの屈曲角が−15゜(下向き)を超えると、攪拌効率が悪化し、+15゜(上向き)を超えると攪拌効率が悪化するばかりでなく、吐出口1から吐出した液体が跳ねてしまい、インクがタンク5からこぼれたり発泡が発生したりする原因となるためである。
また、吐出口1においては、図6のインク液混合装置10を上面から見た平面図に示すように、屈曲した先端部1aがタンク5の外壁の同心円8と接する位置における接線Bと、平面方向における先端部1aの向きとの成す角zが、±15゜以内となっていることが好ましい。
この角zが+15゜(外向き)を超えるか、あるいは−15゜(内向き)未満であると、タンク5中の液の混合攪拌がスムーズに行われず、攪拌効率が充分でなくなるためである。
また、図7のインク液混合装置10を上面から見た平面図に示すように、吐出口1と、タンク中心Oと、排出口2の中心とを、それぞれ直線で結んだときに形成される角度φが、90゜以上360゜未満であることが好ましい。
ここでの角度φは、タンク5の上面から見た時の角度であり、吐出口1の屈曲したノズル先端部1aが向いている方向への角度を意味するものとした。
この角度φが90度未満の場合は、吐出口1から吐出された液体がすぐに排出口2から排出されるショートパスのため、ノズルから遠い位置でタンク内に溜まりができやすくなってしまう。
タンク5の容量(L)/吐出口1の断面積(mm2)は、1以上10以下が好ましく、2以上7以下がさらに好ましい。
このタンク5の容量(L)/吐出口1の断面積(mm2)が1未満であると、吐出口1が太いため攪拌に充分な流速を確保するためには大容量のポンプを接続する必要が生じて設備コスト高を招来し、上記値が10を超えると、吐出口1が細すぎ、攪拌が不充分になるためである。
上述したように、本発明の混合装置10は、インク液、特にインクジェットインクの混合攪拌に有用である。すなわちインク液は少量のコンタミでもプリンタのノズルヘッドの目詰まり等の信頼性低下の原因となり、表面の泡や巻き込んだ気泡による固形分の生成や物性変動を引き起こし、また顔料インクでは分散の不安定化等の品質劣化を生じやすいからである。
上述した本発明の混合装置10を具備するインク液製造装置20の概略構成図を図8に示す。
このインク液製造装置20は、タンク5の底部に、排出口2と吐出口1とを有し、排出口2と吐出口1とは、加圧ポンプ6を介して連結パイプ5により連結されてなり、排出口2から抜き出したインクを加圧しタンク5内に吐出口1より供給し、タンク5内の流れによって混合を行う混合装置10を具備するものとし、上記混合装置10のタンク5の外部においては、連結パイプ5の中途部に設けられたバルブ7において接続されてなる連結管9を介して、濾過装置18が設置されているものとし、バルブ7の切り替え動作により、濾過工程と、攪拌工程とを任意に切り替えて行うことができるようになされているものとする。
ところで、一般的にインクの製造工程においては、混合工程の後にインク中の不純物を除く濾過工程を行うことが必要とされているが、このとき、従来においては、混同工程においてインクをタンク内に送り込む加圧ポンプと、タンク内のインクを濾過装置18に送り込送液ポンプとが別個に設けられていた。
本発明においては、図8に示すように、液流をバルブ7によって切り替え可能な構成とすることにより混合用の加圧ポンプと、濾過用の送液ポンプとを兼用させることができるようになり、一つの動力源で攪拌と濾過の二つの工程をまかなうことができるようになり、設備コストの低減化、小スペース化に有利となった。
上述したようなインク液製造装置20の洗浄を行う方法としては、インク液製造装置からインクを抜き出した後に水、有機溶剤等の洗浄液を入れ、循環させた後に排液を行う洗浄方法が、簡便かつ効果的である。
なお、上述したようなインク液製造装置20においてインクを製造する場合には、色材、水溶性有機溶剤、界面活性剤、水等のインク原材料をタンクに投入し、その後ポンプ循環により、均一になるまで混合攪拌を行う。
この後、濾過装置18にインクを送出し濾過処理を行う。なお色材として染料は固体または水溶液のいずれの状態で投入しても良いし、顔料は分散液として投入することができる。
インクに用いる色材は、例えば染料としてはカラーインデックス分類によるところの酸性染料、直接染料、及び反応性染料が挙げられる。
より具体的な例として、酸性染料としては、アシッドイエロー17、アシッドイエロー23、アシッドイエロー42、アシッドイエロー44、アシッドイエロー79、アシッドイエロー142、アシッドレッド35、アシッドレッド42、アシッドレッド52、アシッドレッド82、アシッドレッド87、アシッドレッド92、アシッドレッド134、アシッドレッド249、アシッドレッド254、アシッドレッド289、アシッドブルー1、アシッドブルー9、アシッドブルー15、アシッドブルー59、アシッドブルー93、アシッドブルー249、アシッドブラック2等がある。
直接染料としてはダイレクトイエロー33、ダイレクトイエロー44、ダイレクトイエロー50、ダイレクトイエロー86、ダイレクトイエロー144、ダイレクトオレンジ26、ダイレクトレッド9、ダイレクトレッド17、ダイレクトレッド28、ダイレクトレッド81、ダイレクトレッド83、ダイレクトレッド89、ダイレクトレッド225、ダイレクトレッド227、ダイレクトブルー15、ダイレクトブルー76、ダイレクトブルー86、ダイレクトブルー200、ダイレクトブルー201、ダイレクトブルー202、ダイレクトブラック19、ダイレクトブラック22、ダイレクトブラック32、ダイレクトブラック38、ダイレクトブラック51、ダイレクトブラック154、ダイレクトブラック168が挙げられる。
反応性染料としてはリアクティブイエロー17、リアクティブレッド6、リアクティブレッド180、リアクティブブルー2が本発明に用いられる好ましい例である。
顔料としては、ブラック顔料はファーネス法あるいはチャネル法で製造されたカーボンブラック、またはこれらの顔料に表面処理をした自己分散顔料等が挙げられる。
イエロー顔料は、ピグメントイエロー1、ピグメントイエロー2、ピグメントイエロー3、ピグメントイエロー12、ピグメントイエロー13、ピグメントイエロー14、ピグメントイエロー16、ピグメントイエロー17、ピグメントイエロー73、ピグメントイエロー74、ピグメントイエロー75、ピグメントイエロー83、ピグメントイエロー93、ピグメントイエロー95、ピグメントイエロー97、ピグメントイエロー98、ピグメントイエロー114、ピグメントイエロー120、ピグメントイエロー128、ピグメントイエロー129、ピグメントイエロー138、ピグメントイエロー150、ピグメントイエロー151、ピグメントイエロー154、ピグメントイエロー155、ピグメントイエロー180等が挙げられる。
マゼンタ顔料としては、ピグメントレッド5、ピグメントレッド7、ピグメントレッド12、ピグメントレッド48(Ca)、ピグメントレッド48(Mn)、ピグメントレッド57(Ca)、ピグメントレッド57:1、ピグメントレッド112、ピグメントレッド122、ピグメントレッド123、ピグメントレッド168, ピグメントレッド184, ピグメントレッド202,ピグメントバイオレット19等が挙げられる。
シアン顔料としては、ピグメントブルー1、ピグメントブルー2、ピグメントブルー3、ピグメントブルー15、ピグメントブルー15:3、ピグメントブルー15:4、ピグメントブルー16、ピグメントブルー22、ピグメントブルー60、バットブルー4、バットブルー60、アルミニウムフタロシアニン等が挙げられる。
インクへの添加剤としては、水の他に水溶性有機溶剤としてメタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール、イソブチルアルコール等のアルコール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、グリセリン等の多価アルコール、上記多価アルコールと上記アルコールを脱水縮合して得られるモノエーテル誘導体及びジエーテル誘導体、N−メチルピロリドン、2−ピロリドン等のピロリドン誘導体、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミン、またノニオン、アニオン、カチオン、両性の各種の界面活性剤、防腐剤等が挙げられる。
インクの粘度としては、20mPa・s以下が好ましい。インクの粘度が20mPa・sより高いと本発明の混合装置で攪拌するには粘度が高すぎるため混合効果が充分に得られないおそれがあり、またインクとしてもプリンタのヘッドからの吐出が不安定になりやすい。
なお、インク構成成分の1種以上は粘度が100mPa・s以上のものがあっても良い。
インクの粘度とは、東機産業株式会社製粘度計RE80Lでローター1゜34×R24を用い、回転数20rpmで測定した値のことと定義する。
インクを印字する方法としては、連続噴射型あるいはオンデマンド型が挙げられる。
オンデマンド型としては、ピエゾ方式、サーマルインクジェット方式、静電方式等、いずれの方法でも使用できる。
例えば図9に示されるようなインクジェット装置に適用することができる。
図9にインクジェット装置50の概略構成図を示す。
このインクジェット装置50は、紙送りモータ51によって用紙52を搬送する機構と、キャリッジモータ53によってキャリッジ54をプラテン55と対向しながら往復動させる機構と、キャリッジ54に搭載された印刷ヘッド56を駆動してインクの吐出、及びドット形成を制御する機構と、これらの紙送りモータ51、キャリッジモータ53、印刷ヘッド56及び操作パネル57との信号のやり取りを司る制御回路58とから構成されている。
記録媒体である用紙52を搬送する機構は、紙送りモータ51の回転をプラテン55のみならず、図示しない用紙搬送ローラに伝達するギヤトレインを備える。また、キャリッジ54を往復動させる機構は、プラテン55の軸と並行に架設されキャリッジ54を摺動可能に保持する摺動軸59と、キャリッジモータ53との間に無端状の駆動ベルト60を張設するプーリ61と、キャリッジ54の原点位置を検出する位置検出センサ62等から構成されている。
なお、制御系については、図示しないが、インクジェット装置内に設けられた制御回路は、例えば、周知のCPU 、プログラム等を記憶したP−ROM 、RAM 、文字のドットマトリクスを記憶したキャラクタジェネレータ(CG)等を中心とする算術論理演算回路として構成されており、この他、外部のモータ等とのインタフエースを専用に行うI/F専用回路、このI/F専用回路に接続され印刷ヘッド56を駆動するヘッド駆動回路、同じく紙送りモータ51及びキャリッジモータ53を駆動するモータ駆動回路等を備える。
以下、具体的な実施例を挙げて説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
〔実施例1〕
この例においては、図8に示したインク液製造装置20を適用した。
タンク5(半径175mm、深さ550mm、容量40L、底面は曲面)に排出口2と吐出口1を設け、下降流形成板3を上部から吊り下げてインク液表面に設置した(下降流形成板は50×150mmの板4枚で形成した。
設計条件を下記に示す。
図3における傾斜角θ=45°
図4におけるタンク半径方向の占有率=100%
図2における排出口2の中心からタンク中心までの距離d=70mm
タンク底部から吐出口までの高さ=68mm
図5における吐出口1の垂直方向の向きy=0°
図6における吐出口1の水平方向の向きz=0°
図7における吐出口1−タンク中心O−排出口2の中心の角度φ=180°
吐出口1の断面積=12.6mm2 (4mmφ)
ポンプとして、株式会社花塚製作所製ロータリーポンプMF25を接続し、下記処方例1に示すインク原料を投入後、バルブを混合側に切り替えてポンプを回転数850rpmで30分運転し、インクの調合を行った。
インクの流速は12m/sとした。攪拌後、バルブを濾過側に切り替えて、回転数250rpmで濾過処理を行い(使用フィルター:日本ポール社製プロファイルII 1.0μm 10インチ)、インク(a)を得た。
インクタンク使用後、純水を約5L投入して循環させた後、バルブを濾過側に切り替えて排液を行うサイクルを数回繰り返してタンクの洗浄を行ったところ、インクタンクの洗浄は非常に容易に行うことができた。
(処方例1)
量:10kg、粘度2.6mPa・s
顔料分散液:3333g
(キャボット社製、CAB−O−JET300(自己分散ブラック顔料、固形分15%))
グリセリン:500g
ジエチレングリコール:1500g
ポリオキシエチレン(3)アルキル(C13)エーテル酢酸ナトリウム:100g
シリコーン系消泡剤(日本ユニカー(株)社製 FZ−2123):1g
水:4566g
〔実施例2〕
インク仕込み量を40kg(処方例1を4倍にしたもの)にし、下降流形成板として100×120mmの板4枚を用い、傾斜角θ=60°、タンク半径方向の占有率=80%(外周部を開けた)、吐出口の高さを200mmにした。
その他の条件は、上記実施例1と同様にしてインクを調合、濾過し、インク(b)を作製した。
インクの流速は12m/sであった。表面浮遊物の混合効率が実施例1と比べてやや劣ったがインクの調合は可能だった。インクタンクの洗浄効率は実施例1と同等だった。
〔実施例3〕
吐出口の垂直方向の向きyを−10°、水平方向の向きzを−10°、吐出口−タンク中心−排出口の中心の角度φを90°、吐出口の断面積を7.1mm2 (3mmφ)にした。
その他の条件は実施例1と同様にしてインクを調合、濾過し、インク(c)を得た。
インクの流速は18m/sであった。
混合効率が実施例1より悪かったがインクの調合は可能だった。
インクタンクの洗浄効率は実施例1と同等だった。
〔実施例4〕
吐出口の垂直方向の向きyを−20°、水平方向の向きzを−20°、吐出口−タンク中心−排出口の中心の角度を60°、吐出口の断面積を3.1mm2 (2mmφ)にした。
その他の条件は、実施例1と同様にしてインクを調合、濾過し、インク(d)を得た。
インクの流速は22m/sであった。
混合効率が実施例3より悪かったがインクの調合は可能だった。
インクタンクの洗浄効率は実施例1と同等だった。
〔比較例1〕
下降流形成板3を設けなかった。
その他の条件は、実施例2と同様にしてインクを調合、濾過し、インク(e)を得た。
インクの流速は12m/sであった。
表面に浮遊している消泡剤の溶け込みが悪かったがインクの調合は可能だった。
インクタンクの洗浄効率は実施例2と同等だった。
〔比較例2〕
排出口2をタンク5の中心に設置し、インク仕込み量を40kg(処方例1を4倍にしたもの)にし、吐出口1の高さを200mmにした。
その他の条件は、実施例1と同様にしてインクを調合、濾過し、インク(f)を得た。
インクの流速は12m/sであった。
攪拌時に気泡の巻き込みが生じたが、インクの調合は可能だった。
インクタンクの洗浄効率は実施例2と同等だった。
上述のようにして作製した(a)〜(f)のインクを、EPSON社製インクジェットプリンタEM−900Cの黒カートリッジに充填後、真空脱気し、EPSON社製インクジェットプリンタEM−900CでXerox社製普通紙4024に印字したが、いずれも印字は可能であり、実用上の差は生じなかった。
本発明のインク液混合装置の概略構成図を示す。 インク液混合装置を上面から見た概略平面図を示す。 (a)下降流形成板の角度を説明するための概略平面図を示す。 (b)下降流形成板の角度を説明するための概略側面図を示す。 下降流形成板がタンク半径方向に占める割合の説明図を示す。 吐出口の垂直方向の向き(角度)の説明図を示す。 吐出口の水平方向の角度の説明図を示す。 吐出口と、タンク中心と、排出口とを結んだ線により成される角度の説明図を示す。 インク液製造装置の概略構成図を示す。 インクジェット装置の概略構成図を示す。
符号の説明
1 吐出口
1a 先端部
2 排出口
3 下降流形成板
3a 攪拌板
4 連結パイプ
5 タンク
7 インク液
8 同心円
9 連結管
10 インク液混合装置
18 濾過装置
20 インク液製造装置
50 インクジェット装置
51 紙送りモータ
52 用紙
53 キャリッジモータ
54 キャリッジ
55 プラテン
56 印刷ヘッド
57 操作パネル
58 制御回路
59 摺動軸
60 駆動ベルト
61 プーリ
62 位置検出センサ
63 カラーインクカートリッジ
64 仕切り板
65 黒インク用カートリッジ










Claims (16)

  1. 少なくともタンク底部に、排出口と吐出口とを有し、
    前記排出口と前記吐出口とは、加圧ポンプを介して連結パイプにより連結されてなり、
    前記排出口からタンク外に抜き出したインクを前記加圧ポンプにより加圧して、前記吐出口より前記タンク内に供給し、前記タンク内の流れによって混合を行うようになされているインク液混合装置であって、
    前記排出口の中心から前記タンク中心までの距離が、前記タンクの半径の1/4以上3/4未満であり、
    前記タンク内に、前記インクを攪拌して前記タンク底方向への液流を形成する下降流形成板が設けられていることを特徴とするインク液混合装置。
  2. 前記下降流形成板が、少なくとも前記タンク内のインク液面に配置されてなることを特徴とする請求項1に記載のインク液混合装置。
  3. 前記下降流形成板が、中心から放射状に設けられた複数の攪拌板よりなり、
    前記タンクの側面方向から見た前記攪拌板の傾斜角が、インク液混合時にインクを下方向に導出する向きを正の方向として、インク液面より15°以上60°以下に設定されてなることを特徴とする請求項1又は2に記載のインク液混合装置。
  4. 前記下降流形成板を構成する前記攪拌板の、タンク中心部からタンク壁面方向への長さが、前記タンクの半径の50%以上100%以下であることを特徴とする請求項3に記載のインク液混合装置。
  5. 前記下降流形成板が、上下方向に移動可能であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のインク液混合装置。
  6. 前記下降流形成板が、前記タンクから取り外し可能となされていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のインク液混合装置。
  7. 前記タンクの底面が曲面であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のインク液混合装置。
  8. 前記吐出口から吐出されるインク液の流速が、1m/s以上30m/s以下であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載のインク液混合装置。
  9. 前記タンクの底部から前記吐出口までの高さが、前記タンクの深さの20%以下であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載のインク液混合装置。
  10. 前記吐出口の先端部が屈曲してなり、該屈曲角が、静止状態におけるインク液面を基準としたとき、±15゜以内となされていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載のインク液混合装置。
  11. 前記吐出口の先端部が屈曲してなり、前記吐出口の屈曲した先端部が前記タンク中心を中心点とする円と接する位置における接線Bと、前記タンク上面方向から見たときの前記先端部の向きとの成す角が、±15゜以内となされていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載のインク液混合装置。
  12. 前記吐出口と、前記タンク中心と、前記排出口の中心とを、それぞれ直線で結んだときに形成される角度が、90゜以上360゜未満であることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載のインク液混合装置。
  13. 前記タンクの容量(L)/前記吐出口の断面積(mm2)が、1以上10以下であることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載のインク液混合装置。
  14. 少なくともタンク底部に、排出口と吐出口とを有し、
    前記排出口と前記吐出口とは、加圧ポンプを介して連結パイプにより連結されてなり、
    前記排出口からタンク外に抜き出したインクを前記加圧ポンプにより加圧して、前記吐出口より前記タンク内に供給し、前記タンク内の流れによって混合を行うようになされているインク液混合装置であって、
    前記排出口の中心から前記タンク中心までの距離が、前記タンクの半径の1/4以上3/4未満であり、
    前記タンク内に、前記インクを攪拌して前記タンク底方向への液流を形成する下降流形成板が設けられているインク液混合装置を具備することを特徴とするインク液製造装置。
  15. 前記インク液混合装置のタンクの外部において、前記連結パイプの中途部に設けられたバルブにおいて接続された連結管を介して濾過装置が設置されてなり、
    前記バルブの切り替え動作により、前記インクを前記タンク、あるいは前記濾過装置に選択的に送り込み、濾過工程と、攪拌工程とを任意に切り替えて行うようになされていることを特徴とする請求項14に記載のインク液製造装置。
  16. 少なくともタンク底部に、排出口と吐出口とを有し、
    前記排出口と前記吐出口とは、加圧ポンプを介して連結パイプにより連結されてなり、
    前記排出口からタンク外に抜き出したインクを前記加圧ポンプにより加圧して、前記吐出口より前記タンク内に供給し、前記タンク内の流れによって混合を行うようになされているインク液混合装置であって、
    前記排出口の中心から前記タンク中心までの距離が、前記タンクの半径の1/4以上3/4未満であり、
    前記タンク内に、前記インクを攪拌して前記タンク底方向への液流を形成する下降流形成板が設けられているインク液混合装置を具備し、
    前記インク液混合装置のタンクの外部において、前記連結パイプの中途部に設けられたバルブにおいて接続された連結管を介して濾過装置が設置されてなるインク液製造装置を用いて、
    前記インク液混合装置のタンク内においてインクの攪拌を行い、
    攪拌工程後、前記バルブを切り替えて、前記濾過装置によりインクの濾過を行うことを特徴とするインク液製造方法。



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JP2010235712A (ja) * 2009-03-30 2010-10-21 Fujifilm Corp 洗浄液及び洗浄方法

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