JP5091103B2 - インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置 - Google Patents
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Description
条件(I):下記式(1)および下記式(2)の少なくとも一方を満たす。
G(AC)>G(AB) (1)
G(BC)>G(AB) (2)
G(AC):前記インクAおよび前記インクCが接触した場合の凝集物の有無および凝集物の大小の少なくとも一方を指標とした凝集度
G(BC):前記インクBおよび前記インクCが接触した場合の凝集物の有無および凝集物の大小の少なくとも一方を指標とした凝集度
G(AB):前記インクAおよび前記インクBが接触した場合の凝集物の有無および凝集物の大小の少なくとも一方を指標とした凝集度
前記インクC構成工程は、
前記インクセットの各インクが相互に接触した場合の凝集度データから、下記G(AB)を導出する凝集度導出工程と、
導出された下記G(AB)に基づき、前記凝集度データから、下記条件(I)を満たす前記インクCを構成するインクを選択するインク選択工程とを含む
ことを特徴とする。
条件(I):下記式(1)および下記式(2)の少なくとも一方を満たす。
G(AC)>G(AB) (1)
G(BC)>G(AB) (2)
G(AC):前記インクAおよび前記インクCが接触した場合の凝集物の有無および凝集物の大小の少なくとも一方を指標とした凝集度
G(BC):前記インクBおよび前記インクCが接触した場合の凝集物の有無および凝集物の大小の少なくとも一方を指標とした凝集度
G(AB):前記インクAおよび前記インクBが接触した場合の凝集物の有無および凝集物の大小の少なくとも一方を指標とした凝集度
条件(II):下記式(3)を満たす場合は、前記式(1)を満たし、または、下記式(4)を満たす場合は、前記式(2)を満たす。
L*(A)<L*(B) (3)
L*(A)>L*(B) (4)
L*(A):前記インクAの明度L*
L*(B):前記インクBの明度L*
条件(III):前記インクAと前記インクCとの色差ΔE(AC)および前記インクBと前記インクCとの色差ΔE(BC)の少なくとも一方の色差ΔEが、最小となる。
ΔE={(ΔL*)2+(Δa*)2+(Δb*)2}1/2
ΔL*:2種類のインク間のL*値の差
Δa*:2種類のインク間のa*値の差
Δb*:2種類のインク間のb*値の差
条件(II):下記式(3)を満たす場合は、前記式(1)を満たし、または、前記式(4)を満たす場合は、下記式(2)を満たす。
L*(A)<L*(B) (3)
L*(A)>L*(B) (4)
L*(A):前記インクAの明度L*
L*(B):前記インクBの明度L*
条件(III):前記インクAと前記インクCとの色差ΔE(AC)および前記インクBと前記インクCとの色差ΔE(BC)の少なくとも一方の色差ΔEが、最小となる。
(a) 前記境界部Cの凝集が生じる位置を選択する。
(b) 前記境界部Cとの色差を調整する。
(c) 前記境界部Cの幅を狭くする。
図1に、前記条件(I)のみを用いて、前記インクCを構成するインクを選択する例のフローチャート(図1(A))およびブロック図(図1(B))を示す。図1(B)のブロック図は、本実施形態のインクジェット記録装置における前記制御手段、前記データ記憶手段および前記インク吐出手段の関係を示す。図1(B)に示すように、前記データ記憶手段120は、凝集度データ121が格納されており、前記制御手段110は、凝集度導出手段111およびインク選択手段112を含む。凝集度導出手段111およびインク選択手段112は、凝集度データ121と接続している。本実施形態のインクジェット記録装置は、さらに、前記記録関連情報取得手段を含んでもよい(図示せず)。前記制御手段110としては、例えば、中央処理装置(CPU)があげられる。前記データ記憶手段120としては、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、ハードディスク(HD)、光ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク(FD)があげられる。前記データ記憶手段120は、装置内蔵型であってもよいし、外部記憶装置のような外付け型であってもよい。前記記録関連情報取得手段としては、例えば、被記録媒体や記録に用いるインクの種類の選択に用いるメニュー選択ボタンや、ドライバソフトウェア等があげられる。前記制御手段、前記データ記憶手段および前記記録関連情報取得手段については、以下の実施形態においても同様である。
凝集度G(Bk(Y:M=7:3))=10×0.7+8×0.3=9.4
G(AC)>G(AB)+k (1´)
G(BC)>G(AB)+k (2´)
つぎに、図2に、前記条件(I)および前記条件(II)を用いて、前記インクCを構成するインクを選択する例のフローチャート(図2(A))およびブロック図(図2(B))を示す。図2(B)のブロック図は、本実施形態のインクジェット記録装置における前記制御手段、前記データ記憶手段および前記インク吐出手段の関係を示す。図2(B)に示すように、前記データ記憶手段120は、凝集度データ121および明度データ122が格納されており、前記制御手段110は、凝集度導出手段111、インク選択手段112、明度導出手段113および明度選択手段114を含む。凝集度導出手段111、インク選択手段112および明度選択手段114は、凝集度データ121と接続している。明度導出手段113は、明度データ122と接続している。
(条件II´):下記式(3´)を満たす場合は、前記式(1)を満たし、または、下記式(4)を満たす場合は、前記式(2)を満たす。
L*(A)≦L*(B) (3´)
L*(A)>L*(B) (4)
(条件II´´):下記式(3)を満たす場合は、前記式(1)を満たし、または、下記式(4´)を満たす場合は、前記式(2)を満たす。
L*(A)<L*(B) (3)
L*(A)≧L*(B) (4´)
つぎに、図3に、前記条件(I)、前記条件(II)および前記条件(III)を用いて、前記インクCを構成するインクを選択する例のフローチャート(図3(A))およびブロック図(図3(B))を示す。図3(B)のブロック図は、本実施形態のインクジェット記録装置における前記制御手段、前記データ記憶手段および前記インク吐出手段の関係を示す。図3(B)に示すように、前記データ記憶手段120は、凝集度データ121および色相データ123が格納されており、前記制御手段110は、凝集度導出手段111、インク選択手段112、明度導出手段113、明度選択手段114、色差導出手段115および色差選択手段116を含む。前記色相データ123には、明度データ122が含まれる。凝集度導出手段111、インク選択手段112および明度選択手段114は、凝集度データ121と接続している。明度導出手段113は、明度データ122と接続している。色差導出手段115および色差選択手段116は、色相データ123と接続している。
ΔE={(ΔL*)2+(Δa*)2+(Δb*)2}1/2
ΔL*:2種類のインク間のL*値の差
Δa*:2種類のインク間のa*値の差
Δb*:2種類のインク間のb*値の差
イエロー(Y)の場合
色差ΔE(AC)=117.04
色差ΔE(BC)=131.38
混合インク(Y:M=5:5)の場合
色差ΔE(AC)=84.20
色差ΔE(BC)=47.17
つぎに、図4に、前記条件(I)および前記条件(III)を用いて、前記インクCを構成するインクを選択する例のフローチャート(図4(A))およびブロック図(図4(B))を示す。図4(B)のブロック図は、本実施形態のインクジェット記録装置における前記制御手段、前記データ記憶手段および前記インク吐出手段の関係を示す。図4(B)に示すように、前記データ記憶手段120は、凝集度データ121および色相データ123が格納されており、前記制御手段110は、凝集度導出手段111、インク選択手段112、色差導出手段115および色差選択手段116を含む。凝集度導出手段111およびインク選択手段112は、凝集度データ121と接続している。色差導出手段115および色差選択手段116は、色相データ123と接続している。
イエロー(Y)の場合
色差ΔE(AC)=117.04
色差ΔE(BC)=131.38
混合インク(Y:M=5:5)の場合
色差ΔE(AC)=84.20
色差ΔE(BC)=47.17
つぎに、図5に、前記条件(II)および前記条件(III)のいずれを利用するかを判断した上で、前記インクCを構成するインクを選択する例のフローチャート(図5(A))およびブロック図(図5(B))を示す。図5(B)のブロック図は、本実施形態のインクジェット記録装置における前記制御手段、前記データ記憶手段および前記インク吐出手段の関係を示す。図5(B)に示すように、前記データ記憶手段120は、凝集度データ121および色相データ123が格納されており、前記制御手段110は、凝集度導出手段111、インク選択手段112、付加条件選択手段117、明度導出手段113、明度選択手段114、色差導出手段115および色差選択手段116を含む。前記色相データ123には、明度データ122が含まれる。凝集度導出手段111、インク選択手段112および明度選択手段114は、凝集度データ121と接続している。明度導出手段113は、明度データ122と接続している。色差導出手段115および色差選択手段116は、色相データ123と接続している。
イエロー(Y)の場合
色差ΔE(AC)=117.04
色差ΔE(BC)=131.38
混合インク(Y:M=5:5)の場合
色差ΔE(AC)=84.20
色差ΔE(BC)=47.17
つぎに、図6に、前記凝集度の導出および前記明度の導出を同時に実施して、前記インクCを構成するインクを選択する例のフローチャート(図6(A))およびブロック図(図6(B))を示す。図6(B)のブロック図は、本実施形態のインクジェット記録装置における前記制御手段、前記データ記憶手段および前記インク吐出手段の関係を示す。図6(B)に示すように、前記データ記憶手段120は、凝集度データ121および明度データ122が格納されており、前記制御手段110は、凝集度導出手段111、明度導出手段113およびインク選択手段112を含む。凝集度導出手段111およびインク選択手段112は、凝集度データ121と接続している。明度導出手段113は、明度データ122と接続している。
本実施形態は、下記条件(X)を用い、前記実施形態3と同様にして、前記インクCを選択し、前記境界部Cを形成した例である。なお、前記条件(X)は、前記条件(II´)において、前記凝集度G(AB)に閾値8を設定し、前記閾値に応じて、差の大きさk=2の適否を判断する条件である。
(i)明度L*(A)≦明度L*(B)、かつ、凝集度G(AB)<8の場合
凝集度G(AC)>凝集度G(AB)+2
(ii)明度L*(A)≦明度L*(B)、かつ、凝集度G(AB)≧8の場合
凝集度G(AC)>凝集度G(AB)
(iii)明度L*(A)>明度L*(B)、かつ、凝集度G(AB)<8の場合
凝集度G(BC)>凝集度G(AB)+2
(iv)明度L*(A)>明度L*(B)、かつ、凝集度G(AB)≧8の場合
凝集度G(BC)>凝集度G(AB)
本実施形態は、前記インクAとしてブラック(Bk)を使用し、前記インクBとして混合インク(M:C=5:5)を使用した他は、前記実施形態7と同様にして、前記インクCを選択し、前記境界部Cを形成した例である。
(1)顔料水性黒色インク
インク組成成分(表3)のうち、「CAB−O−JET(登録商標)300」を除く成分を、均一に混合しインク溶媒を得た。つぎに、「CAB−O−JET(登録商標)300」に前記インク溶媒を徐々に加え、均一に混合した。その後、得られた混合物を東洋濾紙(株)製のセルロースアセテートタイプメンブレンフィルタ(孔径3.00μm)でろ過することで、インクジェット記録用顔料水性黒色インク(Bk−1)を得た。
(2)染料水性インク
インク組成成分(表3)を均一に混合した後、得られた混合物を、東洋濾紙(株)製の親水性ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)タイプメンブレンフィルタ(孔径0.20μm)でろ過することで、インクジェット記録用染料水性イエローインク(Y−1〜Y−3)、水性マゼンタインク(M−1、M−2)、水性ライトマゼンタインク(LM−1)および水性シアンインク(C−1、C−2)を調製した。
まず、図9(A)に示すように、インク32およびインク33を、柴田科学(株)製の分注器デジフィットAU−20を用いて、それぞれ、3μLずつ清浄なスライドグラス31上に約10mm離して滴下した。ついで、図9(B)に示すように、前記滴下したインクをカバーグラス34で覆うことで、両インクを接触させた。このようにして作製したプレパラートの前記両インクの界面35を、(株)ニコン製の工業顕微鏡ECLIPSE LV100Dで20倍の倍率で観察し、下記評価基準に従って評価した。
1:図12(A)に示すように、両インクの界面35に、凝集は見られなかった。
2:図12(B)に示すように、両インクの界面35付近に、凝集による小さな固形物36が見られた。
3:図12(C)に示すように、両インクの界面35付近に、凝集による大きな固形物37が見られた。
表3中の水性インクのうちBk−1およびBk−1以外の2〜3種類のインクを、それぞれ、インクカートリッジに充填した。ついで、前記インクカートリッジを、ブラザー工業(株)製のインクジェットプリンタ搭載デジタル複合機DCP−330Cに装着した。つぎに、普通紙(XEROX社製の「Recycled Supreme」)にBk−1および前記Bk−1以外の2〜3種類のインク中の1〜2種類の水性インクを用いてブリーディング評価用サンプル1(図11(A))を記録した。ついで、前記普通紙にBk−1および前記Bk−1以外の2〜3種類の水性インクを用いてブリーディング評価用サンプル2(図11(B))を記録した。前記ブリーディング評価用サンプル1は、記録部A(21)と記録部B(22)が接して記録されたものであり、前記ブリーディング評価用サンプル2は、記録部A(21)と境界部C(23)、および記録部B(22)と境界部C(23)とが接して記録されたものである。前記ブリーディング評価用サンプル1および前記ブリーディング評価用サンプル2の記録部Aと記録部Bの間のブリーディングを目視で比較し、下記評価基準に従って評価した。
G :ブリーディング評価サンプル1よりブリーディング評価サンプル2のブリーディングが良好であった。
NG:ブリーディング評価サンプル1よりブリーディング評価サンプル2のブリーディングが劣っていたか、前記両ブリーディングが同等であった。
前記インクAとしてBk−1を、前記インクBとしてC−1を、前記インクCとしてY−1を用いて前記凝集度評価を行ったところ、凝集度G(AB)=1、凝集度G(AC)=2となり、前記条件(I)を満たした。
前記インクAとしてBk−1を、前記インクBとして(Y−1:C−1=5:5)を、前記インクCとしてY−2を用いて前記凝集度評価を行ったところ、凝集度G(AB)=2、凝集度G(AC)=3となり、前記条件(I)を満たした。
前記インクAとしてBk−1を、前記インクBとしてY−1を、前記インクCとしてY−3を用いて前記凝集度評価を行ったところ、凝集度G(AB)=2、凝集度G(AC)=3となり、前記条件(I)を満たした。
前記インクAとしてBk−1を、前記インクBとしてM−1を、前記インクCとしてY−3を用いて前記凝集度評価を行ったところ、凝集度G(AB)=1、凝集度G(AC)=3となり、前記条件(I)を満たした。
前記インクAとしてBk−1を、前記インクBとして(Y−1:M−1=5:5)を、前記インクCとしてLM−1を用いて前記凝集度評価を行ったところ、凝集度G(AB)=2、凝集度G(AC)=3となり、前記条件(I)を満たした。
前記インクAとしてBk−1を、前記インクBとしてM−1を、前記インクCとして(Y−2:M−1=5:5)を用いて前記凝集度評価を行ったところ、凝集度G(AB)=1、凝集度G(AC)=3となり、前記条件(I)を満たした。
前記インクAとしてBk−1を、前記インクBとしてY−1を、前記インクCとしてC−1を用いて前記凝集度評価を行ったところ、凝集度G(AB)=2、凝集度G(AC)=1となり、前記条件(I)を満たさなかった。
前記インクAとしてBk−1を、前記インクBとして(Y−1:C−1=5:5)を、前記インクCとしてY−1を用いて前記凝集度評価を行ったところ、凝集度G(AB)=2、凝集度G(AC)=2となり、前記条件(I)を満たさなかった。
前記インクAとしてBk−1を、前記インクBとしてM−2を、前記インクCとしてC−1を用いて前記凝集度評価を行ったところ、凝集度G(AB)=2、凝集度G(AC)=1となり、前記条件(I)を満たさなかった。
前記インクAとしてBk−1を、前記インクBとしてC−2を、前記インクCとしてC−1を用いて前記凝集度評価を行ったところ、凝集度G(AB)=3、凝集度G(AC)=1となり、前記条件(I)を満たさなかった。
2 インクカートリッジ
3 インクジェットヘッド
4 ヘッドユニット
5 キャリッジ
6 駆動ユニット
7 プラテンローラ
8 パージ装置
9 キャリッジ軸
10 ガイド板
21 記録部A
22 記録部B
23 境界部C
31 スライドグラス
32、33 インク
34 カバーグラス
35 界面
36、37 固形物
110 制御手段
111 凝集度導出手段
112 インク選択手段
113 明度導出手段
114 明度選択手段
115 色差導出手段
116 色差選択手段
117 付加条件選択手段
120 データ記憶手段
121 凝集度データ
122 明度データ
123 色相データ
130 インク吐出手段
Claims (11)
- 二種類以上のインクを含むインクセットから選択された少なくとも一つのインクを用いて記録するインクジェット記録方法であって、
前記インクセットから選択された少なくとも一つのインクから構成されたインクAにより記録部Aを形成する記録部A形成工程と、
前記インクセットから選択された少なくとも一つのインクから構成され、かつ前記インクAの構成とは異なる構成のインクBにより記録部Bを形成する記録部B形成工程と、
前記インクセットから選択された少なくとも一つのインクから構成され、かつ前記インクAおよび前記インクBの構成とは異なる構成のインクCにより、前記記録部Aおよび前記記録部Bの境界に境界部Cを形成する境界部C形成工程とを含み、
前記インクAおよび前記インクBの少なくとも一方のインクが、顔料を含み、
前記境界部C形成工程は、下記条件(I)を満足するように、前記記録部Aを形成する前記インクAおよび前記記録部Bを形成する前記インクBに応じて、前記インクセットから少なくとも一つのインクを選択して前記インクCを構成するインクC構成工程を含み、
前記インクC構成工程は、
前記インクセットの各インクが相互に接触した場合の凝集度データから、下記G(AB)を導出する凝集度導出工程と、
導出された下記G(AB)に基づき、前記凝集度データから、下記条件(I)を満たす前記インクCを構成するインクを選択するインク選択工程とを含む
ことを特徴とするインクジェット記録方法。
条件(I):下記式(1)および下記式(2)の少なくとも一方を満たす。
G(AC)>G(AB) (1)
G(BC)>G(AB) (2)
G(AC):前記インクAおよび前記インクCが接触した場合の凝集物の有無および凝集物の大小の少なくとも一方を指標とした凝集度
G(BC):前記インクBおよび前記インクCが接触した場合の凝集物の有無および凝集物の大小の少なくとも一方を指標とした凝集度
G(AB):前記インクAおよび前記インクBが接触した場合の凝集物の有無および凝集物の大小の少なくとも一方を指標とした凝集度 - 前記インクC構成工程において、前記条件(I)に加え、さらに、下記条件(II)を満足するように、前記インクセットから少なくとも一つのインクを選択して前記インクCを構成する請求項1記載のインクジェット記録方法。
条件(II):下記式(3)を満たす場合は、前記式(1)を満たし、または、下記式(4)を満たす場合は、前記式(2)を満たす。
L * (A)<L * (B) (3)
L * (A)>L * (B) (4)
L * (A):前記インクAの明度L *
L * (B):前記インクBの明度L * - 前記インクC構成工程は、
さらに、前記インクセットの各インクの明度データから、前記L * (A)および前記L * (B)を導出する明度導出工程と、
導出された前記G(AB)、前記L * (A)および前記L * (B)に基づき、前記凝集度データから、前記条件(II)を満たす前記インクCを構成するインクを選択する明度選択工程とを含む請求項2記載のインクジェット記録方法。 - 前記インクC構成工程において、前記条件(I)を満たす前記インクCが複数存在する場合、さらに、下記条件(III)を満足するように、前記複数のインクCから一つのインクCを選択する請求項1〜3のいずれか一項に記載のインクジェット記録方法。
条件(III):前記インクAと前記インクCとの色差ΔE(AC)および前記インクBと前記インクCとの色差ΔE(BC)の少なくとも一方の色差ΔEが、最小となる。 - 前記インクC構成工程は、
さらに、前記インクセットの各インクの色相データから、前記色差ΔE(AC)および前記色差ΔE(BC)を導出する色差導出工程と、
導出された前記色差ΔE(AC)および前記色差ΔE(BC)に基づき、前記複数のインクCの中から、前記条件(III)を満たす前記インクCを選択する色差選択工程とを含む請求項4記載のインクジェット記録方法。 - 前記インクAおよび前記インクBの少なくとも一方のインクが、黒顔料を含む水性黒色インクを含む請求項1〜5のいずれか一項に記載のインクジェット記録方法。
- インク収容部およびインク吐出手段を含み、
前記インク収容部には、二種類以上のインクがインクセットとして収容され、
前記インクセットから選択された少なくとも一つのインクを用いて記録するインクジェット記録装置であって、
さらに、前記インク吐出手段を制御する制御手段を含み、
前記制御手段は、
前記インクセットから選択された少なくとも一つのインクから構成されたインクAにより記録部Aを形成する記録部A形成手段と、
前記インクセットから選択された少なくとも一つのインクから構成され、かつ前記インクAの構成とは異なる構成のインクBにより記録部Bを形成する記録部B形成手段と、
前記インクセットから選択された少なくとも一つのインクから構成され、かつ前記インクAおよび前記インクBの構成とは異なる構成のインクCにより、前記記録部Aおよび前記記録部Bの境界部に境界部Cを形成する境界部C形成手段とを含み、
前記インクAおよび前記インクBの少なくとも一方のインクが、顔料を含み、
前記境界部C形成手段は、下記条件(I)を満足するように、前記記録部Aを形成する 前記インクAおよび前記記録部Bを形成する前記インクBに応じて、前記インクセットから少なくとも一つのインクを選択して前記インクCを構成するインクC構成手段を含み、
さらに、データ記憶手段を含み、
前記データ記憶手段には、前記インクセットの各インクが相互に接触した場合の凝集度データが格納され、
前記インクC構成手段は、
前記凝集度データから、下記G(AB)を導出する凝集度導出手段と、
導出された下記G(AB)に基づき、前記凝集度データから、下記条件(I)を満たす前記インクCを構成するインクを選択するインク選択手段とを含む
ことを特徴とするインクジェット記録装置。
条件(I):下記式(1)および下記式(2)の少なくとも一方を満たす。
G(AC)>G(AB) (1)
G(BC)>G(AB) (2)
G(AC):前記インクAおよび前記インクCが接触した場合の凝集物の有無および凝集物の大小の少なくとも一方を指標とした凝集度
G(BC):前記インクBおよび前記インクCが接触した場合の凝集物の有無および凝集物の大小の少なくとも一方を指標とした凝集度
G(AB):前記インクAおよび前記インクBが接触した場合の凝集物の有無および凝集物の大小の少なくとも一方を指標とした凝集度 - 前記インクC構成手段において、前記条件(I)に加え、さらに、下記条件(II)を満足するように、前記インクセットから少なくとも一つのインクを選択して前記インクCを構成する請求項7記載のインクジェット記録装置。
条件(II):下記式(3)を満たす場合は、前記式(1)を満たし、または、下記式(4)を満たす場合は、前記式(2)を満たす。
L * (A)<L * (B) (3)
L * (A)>L * (B) (4)
L * (A):前記インクAの明度L *
L * (B):前記インクBの明度L * - 前記データ記憶手段には、さらに、前記インクセットの各インクの明度データが格納され、
前記インクC構成手段は、さらに、前記明度データから、前記L * (A)および前記L * (B)を導出する明度導出手段と、
導出された前記G(AB)、前記L * (A)および前記L * (B)に基づき、前記凝集度データから、前記条件(II)を満たす前記インクCを構成するインクを選択する明度選択手段とを含む請求項8記載のインクジェット記録装置。 - 前記インクC構成手段において、前記条件(I)を満たす前記インクCが複数存在する場合、さらに、下記条件(III)を満足するように、前記複数のインクCから一つのインクCを選択する請求項7〜9のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。
条件(III):前記インクAと前記インクCとの色差ΔE(AC)および前記インクBと前記インクCとの色差ΔE(BC)の少なくとも一方の色差ΔEが、最小となる。 - 前記インクAおよび前記インクBの少なくとも一方のインクが、黒顔料を含む水性黒色インクを含む請求項7〜10のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。
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