JP5605671B2 - インクジェット記録用インクセット、インクジェット記録装置、インクジェット記録方法、インクジェット記録用水性インクの選択方法およびインクジェット記録用インクセットの製造方法 - Google Patents

インクジェット記録用インクセット、インクジェット記録装置、インクジェット記録方法、インクジェット記録用水性インクの選択方法およびインクジェット記録用インクセットの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、インクジェット記録用インクセット、インクジェット記録装置、インクジェット記録方法、インクジェット記録用水性インクの選択方法およびインクジェット記録用インクセットの製造方法に関する。
インクジェット記録用水性インクは、被記録媒体への記録後に、前記記録部の周縁に着色剤が滲み出すマイグレーションという現象を起こす。前記マイグレーションは、高温高湿の環境下において特に起こりやすい。これに対し、高温高湿の環境下においてもマイグレーションが抑制された水性インクが各種提案されている(特許文献1〜3)。
特開2006−70258号公報 特開2006−45541号公報 特開平11−217529号公報
インクジェット記録では、二種類以上の水性インクを用いて、二次色の記録部を形成することがある。前記記録部は、高温高湿の環境下で、前記水性インクのマイグレーションの度合い(マイグレーションレベル)に応じて色合いが変わることがある。すなわち、高温高湿の環境下での前記二種類以上の水性インクのマイグレーションレベルに大きな差があると、前記記録部は、マイグレーションレベルの大きい水性インクの反対色が濃くなったように見える。例えば、イエローインク、マゼンタインクおよびシアンインクの3色の水性インクを用いてトリカラーブラックを記録する場合、高温高湿の環境下での前記マゼンタインクのマイグレーションレベルが他の2色の水性インクより大きいと、前記トリカラーブラック記録部は、マゼンタの反対色のグリーンが強くなり、緑がかった黒色に見える。また、前記トリカラーブラック記録部と非記録部との境界に、マゼンタが滲み出たようにもなる。
ところが、従来の水性インクには、マイグレーションレベルそのものを数値化して評価したものはなかった。このため、従来においては、高温高湿の環境下においても、二次色の記録部の色合いの変化を抑制可能な二種類以上の水性インクをマイグレーションレベル相互間の差に着目して選択したインクセットはなかった。
そこで、本発明は、二種類以上の水性インクのマイグレーションレベル相互間の差の大きさに着目することで、高温高湿の環境下においても、二次色の記録部の色合いの変化を抑制可能なインクジェット記録用インクセットを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明のインクジェット記録用インクセットは、二種類以上のインクジェット記録用水性インクを含むインクジェット記録用インクセットであって、
前記二種類以上の水性インクのマイグレーションレベル相互間の最大差が、5以下であることを特徴とする。
本発明のインクジェット記録用インクセットでは、数値として測定された二種類以上の水性インクのマイグレーションレベル相互間の最大差が、5以下である。このため、本発明のインクジェット記録用インクセットによれば、二種類以上の水性インクを用いて二次色の記録部を形成する場合において、高温高湿の環境下においても前記記録部の色合いの変化を抑制可能である。
図1は、本発明におけるインクジェット記録用水性インクのマイグレーションレベルの測定方法を説明する図である。 図2は、本発明のインクジェット記録装置の構成の一例を示す概略斜視図である。
前記インクジェット記録用水性インク(以下、単に「インク」または「水性インク」と言うことがある)のマイグレーションレベルの測定方法について説明する。本発明において、前記水性インクのマイグレーションレベルは、つぎのようにして測定する。すなわち、まず、高温高湿(温度33℃、相対湿度80%)の環境下で、図1に示すように、被記録媒体(例えば、後述の光沢紙)に前記水性インクを吐出して、ベタ画像(解像度1200dpi×2400dpiにおいて、300%duty)を2分割するように、後述の図2に示したインクジェット記録装置のキャリッジの移動方向に沿ったスリット(非記録部)が入った15個のパッチを記録し、評価用サンプルを作製する。前記300%dutyのベタ画像は、例えば、後述の図2に示したインクジェット記録装置の4つのインクカートリッジのうちの3つ(イエローインク用、マゼンタインク用およびシアンインク用のインクカートリッジ)を、同じ水性インクが充填されたインクカートリッジとし、前記3つのインクカートリッジに充填された同じ水性インクを、それぞれ100%dutyとなる条件下にて同一走査において吐出することで、記録できる。前記15個のパッチにおいて、前記スリットの幅は、それぞれ、2、4、6、8、10、12、14、16、18、20、22、24、26、28および30ドットとする。ここで、1ドットとは、解像度1200dpi×1200dpiにおけるものであり、1/1200インチ(2.54/1200cm)相当となる。ついで、前記評価用サンプルを、前記高温高湿の環境下で3日間保存する。つぎに、例えば、クオリティ・エンジニアリング・アソシエイツ(QEA)社製のハンディ型画像評価システム「PIAS(登録商標)−II」を用いて、前記スリットが白地のラインとして判定されるか否かを測定する。具体的には、前記スリットを前記画像評価システムの画面中央に配置し、下記測定条件において、前記画面の左端から右端まで前記スリットが連続した白地のラインとして判定されれば、合格とする。スリット幅の狭い前記パッチから判定していき、最初に合格となるスリット幅を求める。前記スリット幅から、下記評価基準により、前記水性インクのマイグレーションレベルを決定する。前記記録は、印字、印画および印刷等を含む。
<マイグレーションレベル測定条件>
測定ツール:「ライン分析」または「エッジ分析」
エッジ境界線閾値:75%
(前記スリット部における反射率測定値の最大値をRmax、前記パッチのベタ記録部における反射率測定値の最小値をRmin、前記スリット部における反射率測定値をRとしたとき、{R/(Rmax−Rmin)}×100≦75になる部分が前記画像評価システムの画面中に存在すると、前記スリットは、連続した白地のラインではないと判定される。)
Color Plane:Auto
Orientation:水平ライン
背景(Polarity):暗い(Light on dark)
<マイグレーションレベル評価基準>
レベル1:スリット幅2ドットのパッチで最初に合格となる
レベル2:スリット幅4ドットのパッチで最初に合格となる
レベル3:スリット幅6ドットのパッチで最初に合格となる
レベル4:スリット幅8ドットのパッチで最初に合格となる
レベル5:スリット幅10ドットのパッチで最初に合格となる
レベル6:スリット幅12ドットのパッチで最初に合格となる
レベル7:スリット幅14ドットのパッチで最初に合格となる
レベル8:スリット幅16ドットのパッチで最初に合格となる
レベル9:スリット幅18ドットのパッチで最初に合格となる
レベル10:スリット幅20ドットのパッチで最初に合格となる
レベル11:スリット幅22ドットのパッチで最初に合格となる
レベル12:スリット幅24ドットのパッチで最初に合格となる
レベル13:スリット幅26ドットのパッチで最初に合格となる
レベル14:スリット幅28ドットのパッチで最初に合格となる
レベル15:スリット幅30ドットのパッチで最初に合格となる
レベル16:スリット幅30ドットのパッチでも合格とならない
本発明のインクジェット記録装置は、インク収容部およびインク吐出手段を含み、前記インク収容部に収容されたインクを前記インク吐出手段によって吐出するインクジェット記録装置であって、前記インク収容部に、本発明のインクジェット記録用インクセット(以下、単に「インクセット」と言うことがある)を構成する二種類以上の水性インクが収容されていることを特徴とする。
本発明のインクジェット記録方法は、二種類以上のインクジェット記録用水性インクを用いて記録するインクジェット記録方法であって、
前記二種類以上の水性インクとして、本発明のインクセットを構成する水性インクを用いることを特徴とする。
本発明のインクジェット記録方法において、前記二種類以上の水性インクが、イエローインク、マゼンタインクおよびシアンインクを含み、前記イエローインク、前記マゼンタインクおよび前記シアンインクにより、トリカラーブラックを記録することが好ましい。
本発明のインクジェット記録用水性インクの選択方法は、インクセットを構成するインクジェット記録用水性インクの選択方法であって、前記インクセットは、二種類以上の前記水性インクを含み、前記選択方法が、前記水性インクのマイグレーションレベルを測定する測定工程;
前記測定されたマイグレーションレベル相互間の最大差が5以下となるように、前記二種類以上の水性インクを選択する選択工程;を含むことを特徴とする。
本発明のインクジェット記録用水性インクの選択方法では、前記測定工程において、前記マイグレーションレベルの測定に、空隙型のレジンコート層を有する光沢紙を用いてもよい。本発明によれば、前記マイグレーションレベルの測定に、特にマイグレーションを起こしやすい前記空隙型のレジンコート層を有する光沢紙を用いた場合においても、高温高湿の環境下において二次色の記録部の色合いの変化を抑制可能な水性インクを選択することができる。
本発明のインクセットの製造方法は、二種類以上のインクジェット記録用水性インクを含むインクセットの製造方法であって、
本発明のインクジェット記録用水性インクの選択方法により、前記マイグレーションレベル相互間の最大差が5以下となるように、前記二種類以上の水性インクを予め選択しておき、
前記選択に従って、前記二種類以上の水性インクを組み合わせることを特徴とする。
つぎに、本発明のインクセットについて説明する。本発明のインクセットは、二種類以上のインクジェット記録用水性インクを含む。本発明のインクセットを構成する前記水性インクは、着色剤および水を含む。前記着色剤は、特に限定されず、染料または顔料のいずれであってもよい。また、前記着色剤として、染料および顔料を混合して用いてもよい。
前記染料は、特に限定されず、例えば、直接染料、酸性染料、塩基性染料、反応性染料等があげられる。前記染料の具体例としては、例えば、C.I.ダイレクトブラック、C.I.ダイレクトブルー、C.I.ダイレクトレッド、C.I.ダイレクトイエロー、C.I.ダイレクトオレンジ、C.I.ダイレクトバイオレット、C.I.ダイレクトブラウン、C.I.ダイレクトグリーン、C.I.アシッドブラック、C.I.アシッドブルー、C.I.アシッドレッド、C.I.アシッドイエロー、C.I.アシッドオレンジ、C.I.アシッドバイオレット、C.I.ベーシックブラック、C.I.ベーシックブルー、C.I.ベーシックレッド、C.I.ベーシックバイオレットおよびC.I.フードブラック等があげられる。前記C.I.ダイレクトブラックとしては、例えば、C.I.ダイレクトブラック17、19、32、51、71、108、146、154および168等があげられる。前記C.I.ダイレクトブルーとしては、例えば、C.I.ダイレクトブルー6、22、25、71、86、90、106および199等があげられる。前記C.I.ダイレクトレッドとしては、例えば、C.I.ダイレクトレッド1、4、17、28、83および227等があげられる。前記C.I.ダイレクトイエローとしては、例えば、C.I.ダイレクトイエロー12、24、26、86、98、132、142および173等があげられる。前記C.I.ダイレクトオレンジとしては、例えば、C.I.ダイレクトオレンジ34、39、44、46および60等があげられる。前記C.I.ダイレクトバイオレットとしては、例えば、C.Iダイレクトバイオレット47および48等があげられる。前記C.I.ダイレクトブラウンとしては、例えば、C.I.ダイレクトブラウン109等があげられる。前記C.I.ダイレクトグリーンとしては、例えば、C.I.ダイレクトグリーン59等があげられる。前記C.I.アシッドブラックとしては、例えば、C.I.アシッドブラック2、7、24、26、31、52、63、112および118等があげられる。前記C.I.アシッドブルーとしては、例えば、C.I.アシッドブルー9、22、40、59、93、102、104、117、120、167、229および234等があげられる。前記C.I.アシッドレッドとしては、例えば、C.I.アシッドレッド1、6、32、37、51、52、80、85、87、92、94、115、180、256、289、315および317等があげられる。前記C.I.アシッドイエローとしては、例えば、C.I.アシッドイエロー11、17、23、25、29、42、61および71等があげられる。前記C.I.アシッドオレンジとしては、例えば、C.I.アシッドオレンジ7および19等があげられる。前記C.I.アシッドバイオレットとしては、例えば、C.I.アシッドバイオレット49等があげられる。前記C.I.ベーシックブラックとしては、例えば、C.I.ベーシックブラック2等があげられる。前記C.I.ベーシックブルーとしては、例えば、C.I.ベーシックブルー1、3、5、7、9、24、25、26、28および29等があげられる。前記C.I.ベーシックレッドとしては、例えば、C.I.ベーシックレッド1、2、9、12、13、14および37等があげられる。前記C.I.ベーシックバイオレットとしては、例えば、C.I.ベーシックバイオレット7、14および27等があげられる。前記C.I.フードブラックとしては、例えば、C.I.フードブラック1および2等があげられる。これらの染料以外にも、例えば、化学式(A−1)〜(A−5)、化学式(B−1)〜(B−2)、化学式(C−1)〜(C−5)、化学式(D−1)〜(D−5)および化学式(E−1)〜(E−5)で表される化合物等も前記染料として好適に使用できる。化学式(A−1)〜(A−5)および化学式(D−1)〜(D−5)において、C(t)は、t−ブチル基を表す。化学式(E−1)〜(E−5)において、Pc(Cu)は、一般式(Pc)で表される銅フタロシアニン核であり、R31、R32、R33およびR34の少なくとも一つは、一般式(Pc)で表される銅フタロシアニン核中の4つのベンゼン環A、B、CおよびDのそれぞれに存在する。
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前記水性インク全量に対する前記染料の配合量(染料割合)は、特に限定されず、例えば、0.1重量%〜20重量%であり、好ましくは、1重量%〜10重量%であり、より好ましくは、2重量%〜8重量%である。前記染料は、1種類を単独で用いてもよいし、2種類以上を併用してもよい。
前記顔料は、特に限定されず、例えば、カーボンブラック、無機顔料および有機顔料等が使用できる。前記カーボンブラックとしては、例えば、ファーネスブラック、ランプブラック、アセチレンブラック、チャンネルブラック等があげられる。前記無機顔料としては、例えば、酸化チタン、酸化鉄系無機顔料およびカーボンブラック系無機顔料等をあげることができる。前記有機顔料としては、例えば、アゾレーキ、不溶性アゾ顔料、縮合アゾ顔料、キレートアゾ顔料等のアゾ顔料;フタロシアニン顔料、ペリレンおよびペリノン顔料、アントラキノン顔料、キナクリドン顔料、ジオキサジン顔料、チオインジゴ顔料、イソインドリノン顔料、キノフタロン顔料等の多環式顔料;塩基性染料型レーキ顔料、酸性染料型レーキ顔料等の染料レーキ顔料;ニトロ顔料、ニトロソ顔料、アニリンブラック昼光蛍光顔料等があげられる。また、その他の顔料であっても水相に分散可能なものであれば使用できる。これら顔料としては、例えば、C.I.ピグメントブラック1、6および7;C.I.ピグメントイエロー1、2、3、12、13、14、15、16、17、55、73、74、75、83、93、94、95、97、98、114、128、129、138、150、151、154、180、185および194;C.I.ピグメントオレンジ31および43;C.I.ピグメントレッド2、3、5、6、7、12、15、16、48、48:1、53:1、57、57:1、112、122、123、139、144、146、149、166、168、175、176、177、178、184、185、190、202、221、222、224および238;C.I.ピグメントバイオレット196;C.I.ピグメントブルー1、2、3、15、15:1、15:2、15:3、15:4、16、22および60;C.I.ピグメントグリーン7および36等があげられる。
前記水性インク全量に対する前記顔料の配合量(顔料割合)は、特に限定されず、例えば、所望の光学濃度または色彩等により、適宜決定できる。前記顔料割合は、例えば、0.1重量%〜20重量%であり、好ましくは、0.3重量%〜15重量%であり、より好ましくは、1重量%〜10重量%であり、さらに好ましくは、2重量%〜8重量%である。前記顔料は、1種類を単独で用いてもよいし、2種類以上を併用してもよい。
前記水は、イオン交換水または純水であることが好ましい。前記水性インク全量に対する前記水の配合量(水割合)は、所望のインク特性等に応じて適宜決定される。前記水割合は、例えば、他の成分の残部としてもよい。
前記水性インクは、さらに、インクジェットヘッドのノズル部におけるインクの乾燥を防止する湿潤剤および被記録媒体上での乾燥速度を調整する浸透剤を含むことができる。
前記湿潤剤は、特に限定されず、例えば、メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコール、sec−ブチルアルコール、t−ブチルアルコール等の低級アルコール;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド;アセトン等のケトン;ジアセトンアルコール等のケトアルコール;テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル;ポリアルキレングリコール、アルキレングリコール、グリセリン等の多価アルコール;2−ピロリドン;N−メチル−2−ピロリドン;1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等があげられる。前記ポリアルキレングリコールは、特に限定されず、例えば、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等があげられる。前記アルキレングリコールは、特に限定されず、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、チオジグリコール、ヘキシレングリコール等があげられる。これらの中でも、アルキレングリコール、グリセリン等の多価アルコールが好適である。前記湿潤剤は、1種類を単独で用いてもよいし、2種類以上を併用してもよい。
前記水性インク全量に対する前記湿潤剤の配合量(湿潤剤割合)は、特に限定されず、例えば、0重量%〜95重量%であり、好ましくは、10重量%〜80重量%であり、より好ましくは、10重量%〜50重量%である。
前記浸透剤は、特に限定されず、例えば、グリコール系エーテルがあげられる。前記グリコール系エーテルは、特に限定されず、例えば、エチレングリコールメチルエーテル、エチレングリコールエチルエーテル、エチレングリコール−n−プロピルエーテル、ジエチレングリコールメチルエーテル、ジエチレングリコールエチルエーテル、ジエチレングリコール−n−プロピルエーテル、ジエチレングリコール−n−ブチルエーテル、ジエチレングリコール−n−ヘキシルエーテル、トリエチレングリコールメチルエーテル、トリエチレングリコールエチルエーテル、トリエチレングリコール−n−プロピルエーテル、トリエチレングリコール−n−ブチルエーテル、プロピレングリコールメチルエーテル、プロピレングリコールエチルエーテル、プロピレングリコール−n−プロピルエーテル、プロピレングリコール−n−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールエチルエーテル、ジプロピレングリコール−n−プロピルエーテル、ジプロピレングリコール−n−ブチルエーテル、トリプロピレングリコールメチルエーテル、トリプロピレングリコールエチルエーテル、トリプロピレングリコール−n−プロピルエーテル、トリプロピレングリコール−n−ブチルエーテル等があげられる。前記浸透剤は、1種類を単独で用いてもよいし、2種類以上を併用してもよい。
前記水性インク全量に対する前記浸透剤の配合量(浸透剤割合)は、特に限定されず、例えば、0重量%〜20重量%である。前記浸透剤割合を前記範囲とすることで、前記水性インクの記録用紙等の被記録媒体への浸透性を、より好適なものとできる。前記浸透剤割合は、好ましくは、0.1重量%〜15重量%であり、より好ましくは、0.5重量%〜10重量%である。
前記水性インクは、必要に応じて、さらに、従来公知の添加剤を含んでもよい。前記添加剤としては、例えば、界面活性剤、粘度調整剤、表面張力調整剤、防黴剤等があげられる。前記粘度調整剤は、特に限定されず、例えば、ポリビニルアルコール、セルロース、水溶性樹脂等があげられる。
前記水性インクは、例えば、着色剤および水と、必要に応じて他の添加成分とを、従来公知の方法で均一に混合し、フィルタ等で不溶解物を除去することにより調製できる。
本発明のインクセットは、二種類以上の前記水性インクにより構成される。前述のとおり、本発明のインクセットでは、前記二種類以上の水性インクのマイグレーションレベル相互間の最大差が、5以下である。このため、本発明のインクセットによれば、高温高湿の環境下における二次色の記録部の色合いの変化を抑制可能である。前記マイグレーションレベルの測定方法は、前述のとおりである。
つぎに、本発明のインクジェット記録装置について説明する。前述のとおり、本発明のインクジェット記録装置は、インク収容部およびインク吐出手段を含み、前記インク収容部に収容されたインクを前記インク吐出手段によって吐出するインクジェット記録装置であって、前記インク収容部に、本発明のインクセットを構成する水性インクが収容されていることを特徴とする。これを除き、本発明のインクジェット記録装置の構成は、例えば、従来公知のインクジェット記録装置と同様であってもよい。
前記インク収容部としては、例えば、インクカートリッジ等があげられる。前記インクカートリッジの本体としては、例えば、従来公知のものを使用できる。
図2に、本発明のインクジェット記録装置の一例の構成を示す。図示のとおり、このインクジェット記録装置1は、4つのインクカートリッジ2と、インク吐出手段(インクジェットヘッド)3と、ヘッドユニット4と、キャリッジ5と、駆動ユニット6と、プラテンローラ7と、パージ装置8とを主要な構成部材として含む。
前記4つのインクカートリッジ2は、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの4色の水性インクを、それぞれ1色ずつ含む。前記インクジェットヘッド3は、記録用紙等の被記録媒体Pに記録を行う。前記ヘッドユニット4は、前記インクジェットヘッド3を備えている。前記キャリッジ5には、前記4つのインクカートリッジ2および前記ヘッドユニット4が搭載される。前記駆動ユニット6は、前記キャリッジ5を直線方向に往復移動させる。前記プラテンローラ7は、前記キャリッジ5の往復方向に延び、前記インクジェットヘッド3と対向して配置されている。
前記駆動ユニット6は、前記キャリッジ5を直線方向に往復移動させる。前記駆動ユニット6としては、例えば、従来公知のものを使用できる(例えば、特開2008−246821号公報参照)。
前記被記録媒体Pは、このインクジェット記録装置1の側方又は下方に設けられた給紙カセット(図示せず)から給紙される。前記被記録媒体Pは、前記インクジェットヘッド3と、前記プラテンローラ7との間に導入される。すると、前記被記録媒体Pに、前記インクジェットヘッド3から吐出されるインクにより所定の記録がなされる。前記被記録媒体Pは、その後、前記インクジェット記録装置1から排紙される。図2においては、前記被記録媒体Pの給紙機構及び排紙機構の図示を省略している。
前記パージ装置8は、前記インクジェットヘッド3の内部に溜まる気泡等を含んだ不良インクを吸引する。前記パージ装置8としては、例えば、従来公知のものを使用できる(例えば、特開2008−246821号公報参照)。
前記パージ装置8の前記プラテンローラ7側の位置には、前記パージ装置8に隣接してワイパ部材20が配設されている。前記ワイパ部材20は、へら状に形成されており、前記キャリッジ5の移動に伴って、前記インクジェットヘッド3のノズル形成面を拭うものである。図2において、キャップ18は、インクの乾燥を防止するため、記録が終了すると前記リセット位置に戻される前記インクジェットヘッド3の複数のノズルを覆うものである。
本発明のインクジェット記録装置において、前記4つのインクカートリッジは、複数のキャリッジに搭載されていてもよい。また、前記インクカートリッジは、前記キャリッジには搭載されず、インクジェット記録装置内に配置、固定されていてもよい。この態様においては、例えば、前記インクカートリッジと、前記キャリッジに搭載された前記ヘッドユニットとが、チューブ等により連結され、前記インクカートリッジから前記ヘッドユニットに前記インクが供給される。
つぎに、本発明のインクジェット記録方法について説明する。前述のとおり、本発明のインクジェット記録方法は、二種類以上のインクジェット記録用水性インクを用いて記録するインクジェット記録方法であって、前記二種類以上の水性インクとして、本発明のインクセットを構成する水性インクを用いることを特徴とする。本発明のインクジェット記録方法は、例えば、図2に示したような本発明のインクジェット記録装置を用いて実施可能である。本発明のインクジェット記録方法のその他の条件は、本発明のインクセットと同様である。
つぎに、本発明のインクジェット記録用水性インクの選択方法について説明する。前述のとおり、本発明のインクジェット記録用水性インクの選択方法は、インクセットを構成するインクジェット記録用水性インクの選択方法であって、前記インクセットは、二種類以上の前記水性インクを含み、前記選択方法が、前記水性インクのマイグレーションレベルを測定する測定工程;前記測定されたマイグレーションレベル相互間の最大差が5以下となるように、前記二種類以上の水性インクを選択する選択工程;を含むことを特徴とする。従来においては、マイグレーションレベルそのものを数値化して評価した水性インクがなかった。このため、高温高湿の環境下においても、二次色の記録部の色合いの変化を抑制可能な二種類以上の水性インクを選択するには、試行錯誤によるしかなかった。これに対し、本発明のインクジェット記録用水性インクの選択方法によれば、水性インクのマイグレーションレベルを測定し、その相互間の最大差が5以下になるように二種類以上の水性インクを選択することで、高温高湿の環境下においても、二次色の記録部の色合いの変化を抑制可能な水性インクを極めて容易に選択することができる。
前記選択方法において、前記測定工程の前記マイグレーションレベルの測定に用いる被記録媒体としては、例えば、記録用紙があげられる。前記記録用紙としては、特に制限されず、従来公知の記録用紙が使用できる。具体的には、例えば、一般に市販されている光沢紙が好適に使用される。前記光沢紙としては、例えば、空隙型のレジンコート層を有する光沢紙、膨潤型のレジンコート層を有する光沢紙、キャスト光沢紙等があげられる。前記記録用紙としては、さらに、一般に市販されている普通紙、マット紙等も使用できる。本発明の好ましい態様として、空隙型のレジンコート層を有する光沢紙を用いた場合には、より多種の被記録媒体に対して前記二次色の記録部の色合いの変化を抑制可能なインクセットを構成することができる。前記空隙型のレジンコート層を有する光沢紙としては、例えば、ブラザー工業(株)製の「専用紙(写真光沢紙)(BP−71)」、セイコーエプソン(株)製の「写真用紙クリスピア<高光沢>」および「写真用紙<光沢紙>」等があげられる。本発明のインクジェット記録用水性インクの選択方法のその他の条件は、本発明のインクセットと同様である。
つぎに、本発明のインクセットの製造方法について説明する。前述のとおり、本発明のインクセットの製造方法は、二種類以上のインクジェット記録用水性インクを含むインクセットの製造方法であって、本発明のインクジェット記録用水性インクの選択方法により、前記マイグレーションレベル相互間の最大差が5以下となるように、前記二種類以上の水性インクを予め選択しておき、前記選択に従って、前記二種類以上の水性インクを組み合わせることを特徴とする。本発明のインクセットの製造方法によれば、本発明のインクジェット記録用水性インクの選択方法により二種類以上の水性インクを予め選択しておくことで、高温高湿の環境下においても、二次色の記録部の色合いの変化を抑制可能なインクセットを極めて容易に得ることができる。本発明のインクセットの製造方法におけるその他の条件は、本発明のインクセットと同様である。
つぎに、本発明の実施例について比較例と併せて説明する。なお、本発明は、下記の実施例および比較例によって限定および制限されない。
(イエローインクの調製およびマイグレーションレベルの測定)
インク組成成分(表1)を、均一に混合した。その後、得られた混合物を、東洋濾紙(株)製の親水性ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)タイプメンブランフィルタ(孔径0.20μm)でろ過することで、イエローインクY−1〜Y−11を得た。ついで、ブラザー工業(株)製のインクジェットプリンタ搭載デジタル複合機DCP−385Cを使用して、各イエローインクを用いて空隙型のレジンコート層を有する光沢紙上へ、ベタ画像を2分割するスリットの入った15個のパッチを記録することで、前記評価用サンプルを作製した。前記空隙型のレジンコート層を有する光沢紙には、ブラザー工業(株)製の「専用紙(写真光沢紙)(BP−71)」(光沢紙A)、セイコーエプソン(株)製の「写真用紙クリスピア<高光沢>」(光沢紙B)および「写真用紙<光沢紙>」(光沢紙C)を用いた。つぎに、前記評価用サンプルを用いて、各イエローインクのマイグレーションレベルを測定した。なお、表1において、染料(A−1)〜(A−5)は、それぞれ、前記化学式(A−1)〜(A−5)で表される化合物である。
(マゼンタインクの調製およびマイグレーションレベルの測定)
インク組成成分(表2)を、均一に混合した。その後、得られた混合物を、東洋濾紙(株)製の親水性ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)タイプメンブランフィルタ(孔径0.20μm)でろ過することで、マゼンタインクM−1〜M−12を得た。つぎに、各イエローインクと同様にして、各マゼンタインクのマイグレーションレベルを測定した。なお、表2において、染料(B−1)〜(B−2)、染料(C−1)〜(C−5)および染料(D−1)〜(D−5)は、それぞれ、前記化学式(B−1)〜(B−2)、前記化学式(C−1)〜(C−5)および前記化学式(D−1)〜(D−5)で表される化合物である。
(シアンインクの調製およびマイグレーションレベルの測定)
インク組成成分(表3)を、均一に混合した。その後、得られた混合物を、東洋濾紙(株)製の親水性ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)タイプメンブランフィルタ(孔径0.20μm)でろ過することで、シアンインクC−1〜C−6を得た。つぎに、各イエローインクと同様にして、各シアンインクのマイグレーションレベルを測定した。なお、表3において、染料(E−1)〜(E−5)は、それぞれ、前記化学式(E−1)〜(E−5)で表される化合物である。
Figure 0005605671
Figure 0005605671
Figure 0005605671
[実施例1]
光沢紙Aにおいて、マイグレーションレベル相互間の最大差が3となるように、前記イエローインクY−1、前記マゼンタインクM−1および前記シアンインクC−1を組み合わせることで、インクセットを得た。
[実施例2]〜[実施例12]
実施例1と同様にして、表4に記載の通りの光沢紙、マイグレーションレベル相互間の最大値、前記イエローインク、前記マゼンタインクおよび前記シアンインクを組み合わせることで、インクセットを得た。
[比較例1]
前記イエローインクY−1、前記マゼンタインクM−1および前記シアンインクC−5を組み合わせることで、インクセットを得た。光沢紙Aにおいて、前記インクセットを構成する水性インクのマイグレーションレベル相互間の最大差は、11であった。
[比較例2]〜[比較例12]
比較例1と同様にして、表5に記載のように、前記イエローインク、前記マゼンタインクおよび前記シアンインクを組み合わせることで、インクセットを得た。なお、記録に使用した光沢紙も、表5に記載した通りである。
<色差(ΔE)評価>
前記インクジェットプリンタ搭載デジタル複合機を使用して、実施例および比較例のインクセットを構成する3色の水性インク(イエローインク:マゼンタインク:シアンインク(体積比)=1:1:1)を用いて、実施例および比較例で選択した光沢紙上に記録したトリカラーブラックパッチについて、色差(ΔE)を、下記の方法により算出した。
常温常湿(温度23℃、相対湿度50%)の環境下で前記トリカラーブラックパッチを記録し、前記記録時と同じ環境下で24時間保存して、常温常湿環境サンプルを得た。また、高温高湿(温度33℃、相対湿度80%)の環境下で前記トリカラーブラックパッチを記録し、前記記録時と同じ環境下で24時間保存して、高温高湿環境サンプルを得た。前記常温常湿環境サンプルおよび前記高温高湿環境サンプルのトリカラーブラックパッチのL、a、bを、Gretag Macbeth社製の分光測色計Spectrolino(測定視野:2°;白色基準:Abs(絶対白色);光源:D50;濃度基準:ANSI T)により測定し、下記式により常温常湿および高温高湿の2環境間における色差(ΔE)を算出した。前記色差(ΔE)を、下記評価基準に従って評価した。

ΔE={(L −L +(a −a +(b −b )}1/2
:前記常温常湿環境サンプルのトリカラーブラックパッチのL
:前記高温高湿環境サンプルのトリカラーブラックパッチのL
:前記常温常湿環境サンプルのトリカラーブラックパッチのa
:前記高温高湿環境サンプルのトリカラーブラックパッチのa
:前記常温常湿環境サンプルのトリカラーブラックパッチのb
:前記高温高湿環境サンプルのトリカラーブラックパッチのb
色差(ΔE)評価 評価基準
G :前記色差(ΔE)が、10未満
NG:前記色差(ΔE)が、10以上
実施例1〜12のインクセットの色差(ΔE)評価結果を、表4に示す。また、比較例1〜12のインクセットの色差(ΔE)評価結果を、表5に示す。
Figure 0005605671
Figure 0005605671
表4に示すとおり、実施例1〜12のインクセットでは、常温常湿および高温高湿の2環境間における色差(ΔE)が10未満と小さく、高温高湿の環境下におけるトリカラーブラックパッチの色合いの変化が抑制されていた。一方、表5に示すとおり、比較例1〜12のインクセットでは、常温常湿および高温高湿の2環境間における色差(ΔE)が10以上と大きく、高温高湿の環境下においてトリカラーブラックパッチに色合いの変化が生じていた。
以上のように、本発明のインクセットは、二種類以上の水性インクのマイグレーションレベル相互間の差に着目することで、高温高湿の環境下においても、二次色の記録部の色合いの変化を抑制可能なものである。本発明のインクセットの用途は、特に限定されず、各種のインクジェット記録に広く適用可能である。
1 インクジェット記録装置
2 インクカートリッジ
3 インク吐出手段(インクジェットヘッド)
4 ヘッドユニット
5 キャリッジ
6 駆動ユニット
7 プラテンローラ
8 パージ装置

Claims (2)

  1. インクジェット記録用インクセットを構成するインクジェット記録用水性インクの選択方法であって、
    前記インクセットは、二種類以上の前記水性インクを含み、
    前記二種類以上の水性インクは、イエローインク、マゼンタインクおよびシアンインクであり、
    前記選択方法が、
    温度33℃、相対湿度80%の環境下で、空隙型のレジンコート層を有する光沢紙に前記水性インクを用いて形成した幅が2、4、6、8、10、12、14、16、18、20、22、24、26、28および30ドットのスリットが入った15個のパッチを前記環境下で3日間保存した後、前記スリットが連続した白地のラインとして判定されるか否かを判定することで下記評価基準に従って決定した前記水性インクのマイグレーションレベルを測定する測定工程;
    前記測定されたマイグレーションレベル相互間の最大差が5以下となるように、前記二種類以上の水性インクを選択する選択工程;を含むことを特徴とするインクジェット記録用水性インクの選択方法。

    <マイグレーションレベル評価基準>
    前記スリットが連続した白地のラインとして判定されれば、合格とする
    レベル1:スリット幅2ドットのパッチで最初に合格となる
    レベル2:スリット幅4ドットのパッチで最初に合格となる
    レベル3:スリット幅6ドットのパッチで最初に合格となる
    レベル4:スリット幅8ドットのパッチで最初に合格となる
    レベル5:スリット幅10ドットのパッチで最初に合格となる
    レベル6:スリット幅12ドットのパッチで最初に合格となる
    レベル7:スリット幅14ドットのパッチで最初に合格となる
    レベル8:スリット幅16ドットのパッチで最初に合格となる
    レベル9:スリット幅18ドットのパッチで最初に合格となる
    レベル10:スリット幅20ドットのパッチで最初に合格となる
    レベル11:スリット幅22ドットのパッチで最初に合格となる
    レベル12:スリット幅24ドットのパッチで最初に合格となる
    レベル13:スリット幅26ドットのパッチで最初に合格となる
    レベル14:スリット幅28ドットのパッチで最初に合格となる
    レベル15:スリット幅30ドットのパッチで最初に合格となる
    レベル16:スリット幅30ドットのパッチでも合格とならない
  2. 二種類以上のインクジェット記録用水性インクを含むインクジェット記録用インクセットの製造方法であって、
    請求項1記載のインクジェット記録用水性インクの選択方法により、前記マイグレーションレベル相互間の最大差が5以下となるように、前記二種類以上の水性インクを予め選択しておき、
    前記選択に従って、前記二種類以上の水性インクを組み合わせることを特徴とするインクジェット記録用インクセットの製造方法。
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