JP5605671B2 - インクジェット記録用インクセット、インクジェット記録装置、インクジェット記録方法、インクジェット記録用水性インクの選択方法およびインクジェット記録用インクセットの製造方法 - Google Patents
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- HRDFYIDDWYAJOI-UHFFFAOYSA-N CCc1c(C)c([I]2[IH]3(CC3)CC2)cc(C)c1C Chemical compound CCc1c(C)c([I]2[IH]3(CC3)CC2)cc(C)c1C HRDFYIDDWYAJOI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
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Description
前記二種類以上の水性インクのマイグレーションレベル相互間の最大差が、5以下であることを特徴とする。
測定ツール:「ライン分析」または「エッジ分析」
エッジ境界線閾値:75%
(前記スリット部における反射率測定値の最大値をRmax、前記パッチのベタ記録部における反射率測定値の最小値をRmin、前記スリット部における反射率測定値をRとしたとき、{R/(Rmax−Rmin)}×100≦75になる部分が前記画像評価システムの画面中に存在すると、前記スリットは、連続した白地のラインではないと判定される。)
Color Plane:Auto
Orientation:水平ライン
背景(Polarity):暗い(Light on dark)
レベル1:スリット幅2ドットのパッチで最初に合格となる
レベル2:スリット幅4ドットのパッチで最初に合格となる
レベル3:スリット幅6ドットのパッチで最初に合格となる
レベル4:スリット幅8ドットのパッチで最初に合格となる
レベル5:スリット幅10ドットのパッチで最初に合格となる
レベル6:スリット幅12ドットのパッチで最初に合格となる
レベル7:スリット幅14ドットのパッチで最初に合格となる
レベル8:スリット幅16ドットのパッチで最初に合格となる
レベル9:スリット幅18ドットのパッチで最初に合格となる
レベル10:スリット幅20ドットのパッチで最初に合格となる
レベル11:スリット幅22ドットのパッチで最初に合格となる
レベル12:スリット幅24ドットのパッチで最初に合格となる
レベル13:スリット幅26ドットのパッチで最初に合格となる
レベル14:スリット幅28ドットのパッチで最初に合格となる
レベル15:スリット幅30ドットのパッチで最初に合格となる
レベル16:スリット幅30ドットのパッチでも合格とならない
前記二種類以上の水性インクとして、本発明のインクセットを構成する水性インクを用いることを特徴とする。
前記測定されたマイグレーションレベル相互間の最大差が5以下となるように、前記二種類以上の水性インクを選択する選択工程;を含むことを特徴とする。
本発明のインクジェット記録用水性インクの選択方法により、前記マイグレーションレベル相互間の最大差が5以下となるように、前記二種類以上の水性インクを予め選択しておき、
前記選択に従って、前記二種類以上の水性インクを組み合わせることを特徴とする。
インク組成成分(表1)を、均一に混合した。その後、得られた混合物を、東洋濾紙(株)製の親水性ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)タイプメンブランフィルタ(孔径0.20μm)でろ過することで、イエローインクY−1〜Y−11を得た。ついで、ブラザー工業(株)製のインクジェットプリンタ搭載デジタル複合機DCP−385Cを使用して、各イエローインクを用いて空隙型のレジンコート層を有する光沢紙上へ、ベタ画像を2分割するスリットの入った15個のパッチを記録することで、前記評価用サンプルを作製した。前記空隙型のレジンコート層を有する光沢紙には、ブラザー工業(株)製の「専用紙(写真光沢紙)(BP−71)」(光沢紙A)、セイコーエプソン(株)製の「写真用紙クリスピア<高光沢>」(光沢紙B)および「写真用紙<光沢紙>」(光沢紙C)を用いた。つぎに、前記評価用サンプルを用いて、各イエローインクのマイグレーションレベルを測定した。なお、表1において、染料(A−1)〜(A−5)は、それぞれ、前記化学式(A−1)〜(A−5)で表される化合物である。
インク組成成分(表2)を、均一に混合した。その後、得られた混合物を、東洋濾紙(株)製の親水性ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)タイプメンブランフィルタ(孔径0.20μm)でろ過することで、マゼンタインクM−1〜M−12を得た。つぎに、各イエローインクと同様にして、各マゼンタインクのマイグレーションレベルを測定した。なお、表2において、染料(B−1)〜(B−2)、染料(C−1)〜(C−5)および染料(D−1)〜(D−5)は、それぞれ、前記化学式(B−1)〜(B−2)、前記化学式(C−1)〜(C−5)および前記化学式(D−1)〜(D−5)で表される化合物である。
インク組成成分(表3)を、均一に混合した。その後、得られた混合物を、東洋濾紙(株)製の親水性ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)タイプメンブランフィルタ(孔径0.20μm)でろ過することで、シアンインクC−1〜C−6を得た。つぎに、各イエローインクと同様にして、各シアンインクのマイグレーションレベルを測定した。なお、表3において、染料(E−1)〜(E−5)は、それぞれ、前記化学式(E−1)〜(E−5)で表される化合物である。
光沢紙Aにおいて、マイグレーションレベル相互間の最大差が3となるように、前記イエローインクY−1、前記マゼンタインクM−1および前記シアンインクC−1を組み合わせることで、インクセットを得た。
実施例1と同様にして、表4に記載の通りの光沢紙、マイグレーションレベル相互間の最大値、前記イエローインク、前記マゼンタインクおよび前記シアンインクを組み合わせることで、インクセットを得た。
前記イエローインクY−1、前記マゼンタインクM−1および前記シアンインクC−5を組み合わせることで、インクセットを得た。光沢紙Aにおいて、前記インクセットを構成する水性インクのマイグレーションレベル相互間の最大差は、11であった。
比較例1と同様にして、表5に記載のように、前記イエローインク、前記マゼンタインクおよび前記シアンインクを組み合わせることで、インクセットを得た。なお、記録に使用した光沢紙も、表5に記載した通りである。
前記インクジェットプリンタ搭載デジタル複合機を使用して、実施例および比較例のインクセットを構成する3色の水性インク(イエローインク:マゼンタインク:シアンインク(体積比)=1:1:1)を用いて、実施例および比較例で選択した光沢紙上に記録したトリカラーブラックパッチについて、色差(ΔE)を、下記の方法により算出した。
ΔE={(L* 1−L* 2)2+(a* 1−a* 2)2+(b* 1−b* 2)}1/2
L* 1:前記常温常湿環境サンプルのトリカラーブラックパッチのL*値
L* 2:前記高温高湿環境サンプルのトリカラーブラックパッチのL*値
a* 1:前記常温常湿環境サンプルのトリカラーブラックパッチのa*値
a* 2:前記高温高湿環境サンプルのトリカラーブラックパッチのa*値
b* 1:前記常温常湿環境サンプルのトリカラーブラックパッチのb*値
b* 2:前記高温高湿環境サンプルのトリカラーブラックパッチのb*値
G :前記色差(ΔE)が、10未満
NG:前記色差(ΔE)が、10以上
2 インクカートリッジ
3 インク吐出手段(インクジェットヘッド)
4 ヘッドユニット
5 キャリッジ
6 駆動ユニット
7 プラテンローラ
8 パージ装置
Claims (2)
- インクジェット記録用インクセットを構成するインクジェット記録用水性インクの選択方法であって、
前記インクセットは、二種類以上の前記水性インクを含み、
前記二種類以上の水性インクは、イエローインク、マゼンタインクおよびシアンインクであり、
前記選択方法が、
温度33℃、相対湿度80%の環境下で、空隙型のレジンコート層を有する光沢紙に前記水性インクを用いて形成した幅が2、4、6、8、10、12、14、16、18、20、22、24、26、28および30ドットのスリットが入った15個のパッチを前記環境下で3日間保存した後、前記スリットが連続した白地のラインとして判定されるか否かを判定することで下記評価基準に従って決定した前記水性インクのマイグレーションレベルを測定する測定工程;
前記測定されたマイグレーションレベル相互間の最大差が5以下となるように、前記二種類以上の水性インクを選択する選択工程;を含むことを特徴とするインクジェット記録用水性インクの選択方法。
<マイグレーションレベル評価基準>
前記スリットが連続した白地のラインとして判定されれば、合格とする
レベル1:スリット幅2ドットのパッチで最初に合格となる
レベル2:スリット幅4ドットのパッチで最初に合格となる
レベル3:スリット幅6ドットのパッチで最初に合格となる
レベル4:スリット幅8ドットのパッチで最初に合格となる
レベル5:スリット幅10ドットのパッチで最初に合格となる
レベル6:スリット幅12ドットのパッチで最初に合格となる
レベル7:スリット幅14ドットのパッチで最初に合格となる
レベル8:スリット幅16ドットのパッチで最初に合格となる
レベル9:スリット幅18ドットのパッチで最初に合格となる
レベル10:スリット幅20ドットのパッチで最初に合格となる
レベル11:スリット幅22ドットのパッチで最初に合格となる
レベル12:スリット幅24ドットのパッチで最初に合格となる
レベル13:スリット幅26ドットのパッチで最初に合格となる
レベル14:スリット幅28ドットのパッチで最初に合格となる
レベル15:スリット幅30ドットのパッチで最初に合格となる
レベル16:スリット幅30ドットのパッチでも合格とならない - 二種類以上のインクジェット記録用水性インクを含むインクジェット記録用インクセットの製造方法であって、
請求項1記載のインクジェット記録用水性インクの選択方法により、前記マイグレーションレベル相互間の最大差が5以下となるように、前記二種類以上の水性インクを予め選択しておき、
前記選択に従って、前記二種類以上の水性インクを組み合わせることを特徴とするインクジェット記録用インクセットの製造方法。
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