JP2005112450A - 梱包箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】 梱包箱の組み立て、荷物の梱包及び開梱・分解が容易な釘等の使用を行なわない梱包箱を提供すること。
【解決手段】 上面に梱包製品を載置する基台11と、梱包製品を仕切り、また固定するための仕切り板12と、その仕切り板12の直角方向に配置され、その仕切り板12を固定する一対の側板13と、その一対の側板13の外側に形成されている一対のコ字状側板14と、梱包箱の上面に戴置される蓋部15と、各部を固定するベルト16と、その側板13とコ字状側板14を固定する接合器具20とを備え、そのコ字状側板14は、仕切り板を固定する側板13と接合器具20により接合されるもの。
【選択図】 図1

Description

本発明は、製品の梱包及び開梱が容易な梱包箱に係り、特に梱包箱組み立て時に釘等を打接する必要のない梱包箱に関する。
一般に梱包箱は、各種の製品を輸送時に生ずる振動や衝撃及び水,湿気,カビ,サビ等から保護するとともに、倉庫等に積み重ねられた際や搬送途中に生ずる大きな荷重に対する耐性が求められている。そのため従来の梱包箱は、一般的に木枠や段ボールを使用した梱包箱が多く用いられている。しかし、この木枠による梱包箱は、水,湿気への耐性や積み重ね強度をそなえるが、木枠を釘等で固定して組み立てるため人力に頼るしかなく、梱包の際は時間がかかるとともに熟練した技術が要求される。また開梱の際は木枠を構成する各板材を釘等を打ち付けて固定して組み立てているため、開梱の際は、打ち付けられている釘等をバールを用いてこじ開けるか、木枠を切断しなければならないため、開梱に時間を要する上、解体の際にむき出した釘により梱包した製品を損傷させたり、作業者が怪我をする場合もあった。また再利用についても釘等が埋まっている木材や破損した木材では再利用が困難であるため、結果として産業廃棄物となり、その処理に多くの手間と費用を要している。
また、段ボールによる梱包箱は、梱包や開梱が容易で機械化も進んでいるが、水や湿気に弱く、積み重ね強度が不足するため、所定以上の重量物を運ぶ場合は積み重ねることができず多くの費用を要する。また予め箱のサイズが決められており、製品の寸法の変化に対応するためにはあらゆるサイズの箱を準備する必要があり、多くのスペースと費用を要する。尚、本明細書においては梱包箱に搭載する荷物を一括して製品又は梱包製品と呼んで説明する。
また、上記の木枠による梱包箱の他に、下記特許文献1には、木枠からなる基台(パレット)と、段ボール若しくはプラスチック材からなる箱体より構成される梱包箱体と、該箱体内部の四隅に補強用に配置される支柱とにより梱包箱を構成し、この梱包箱の外周をバンド等で巻回して固定する技術が記載されている。
特開平6−278742号公報
しかし、前記補強部分の接合に釘等を使用した梱包箱は、中の荷物の大きさにあわせた梱包箱を組み立てるために熟練した技術が要求される上、組み立て作業に多くの時間と手間を要していた。また釘や木螺子で各部を固定した場合、それらの釘などを抜いて開梱しなければならないため、時間と手間がかかる上、開梱の際に木枠よりむき出した釘等が梱包製品や作業者に引っかかり、梱包した製品が損傷したり、作業者が怪我するおそれがあった。
また、前記特許文献記載の従来の基台と箱体なら成る梱包箱は、強度的に積み重ねることができたとしても、蓋部分が積み重ねられるような構造を考慮していないため、積上げて保管しているときに荷崩れを起こしてしまう可能性があり、保管や輸送等を効率よく行なうことができないという不具合があった。
また、前記公報記載の技術は、外箱の内部に補強のための支柱等を設けることにより部品数が増え、組み立てに時間がかかる他、支柱が入ることにより梱包箱内部の容量が小さくなり、梱包箱内のスペースを十分利用できないという不具合があった。
本発明は、かかる事情に鑑み、各部品の組み立ての際に釘を使うことなく組み立て・梱包及び開梱を簡単に行なうことができる梱包箱及び梱包製品の固定方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため本発明による梱包箱は、製品を格納して保管又は輸送するための梱包箱において、ベルトを通す間隙部を有し、製品を載置する基台と、該基台上を複数の空間に仕切るための仕切り板と、該仕切り板の側端と嵌合して基台上に固定する一対の側板と、該側板の端部を外側より覆う2つの折曲部を有する一対のコ字状側板と、ベルトを通す間隙部を有し、前記仕切り板と一対の側板と一対のコ字状側板の上面を覆う蓋部と、前記基台上に仕切り板を挟んで製品を載置した状態で、前記基台の間隙部と仕切り板と製品とを締め付ける第1のベルト及び又は前記基台と蓋の間隙部と製品とを締め付ける第2のベルトと、前記基台と蓋との外周を締め付ける第3のベルトとを備えることを第1の特徴とする。
更に本発明による梱包箱は、製品を格納して保管又は輸送するための梱包箱において、製品を載置する基台と、該基台上を複数の空間に仕切るための2つの折曲部を有する仕切り板と、該仕切り板の側端と嵌合して基台上に固定する一対の側板と、該側板の端部を外側より覆う2つの折曲部を有する一対のコ字状側板と、前記仕切り板と一対の側板と一対のコ字状側板の上面を覆う蓋部と、前記基台と蓋との外周を締め付けるベルトとを備えることを第2の特徴とする。
また本発明による梱包箱は、製品を格納して保管又は輸送するための梱包箱において、製品を載置する基台と、該基台上を複数の空間に仕切るための2つの折曲部を有する仕切り板と、一方の端部に折曲部を有するL字状の一対の側板と、該側板の端部を外側より覆う2つの折曲部を有する一対のコ字状側板と、前記一対の側板と一対のコ字状側板の上面を覆う蓋部と、前記基台と蓋との外周を締め付けるベルトとを備えることを第3の特徴とする。
また本発明による梱包箱は、製品を格納して保管又は輸送するための梱包箱において、製品を載置する基台と、該基台上を複数の空間に仕切るための仕切り板と、同一方向に折曲された2つの折曲部を有する一対のコ字状側板と、該側板の端部を外側より覆う2つの折曲部を有する一対のコ字状側板と、前記仕切り板と一対の側板と一対のコ字状側板の上面を覆う蓋部と、前記基台と蓋との外周を締め付けるベルトとを備えることを第4の特徴とする。
また本発明による梱包箱は、製品を格納して保管又は輸送するための梱包箱において、製品を載置する基台と、一対の側板と、該側板の端部を外側より覆う2つの折曲部を有する一対のコ字状側板と、ベルトを通す間隙部と、前記仕切り板と一対の側板と一対のコ字状側板の上面を覆う蓋部と、前記基台と蓋との外周を締め付けるベルトを備えることを第5の特徴とする。
本発明による梱包箱によれば、段ボール等の紙製部材若しくは強化プラスチック等のある程度の強度を持ち,且つ折曲できる部材と無機質部材を組み合わせ、前記部材を接合器具の使用やベルトでの締め付けにより組み立てることで、従来の木枠や段ボール等による梱包箱の長所を取り入れた6面体組み立て時に釘等を使用しない箱を提供することが可能となる。
また、組み立てが簡易になるため、時間を短縮できるとともに、熟練した技術が不必要となることで誰でも組み立てなどの作業を行なうことができるため、技術教育等の経費節減に寄与することができる。
また、ベルトを切るのみで簡易に開梱できるため、組み立て等の時間が短縮されると共に、解体後の分別処理の手間も軽減される。
また、釘等による作業者の怪我や梱包製品の損傷を防止することができ、これらの安全を図ることができる。
また、基台,側板,蓋等が独立した部材で構成されており、前記各部品の寸法を変更することで、梱包製品の寸法変更に柔軟に対応することができる。
以下、本発明の一実施形態に係る梱包箱について添付図面を参照して説明する。図1は梱包箱10の組み立て状態を示すの一部分解斜視図、図2は梱包箱10を上方から見た平面図、図3は梱包製品がベルトにより梱包箱の各部と固定されている状態を示す図、図4は、梱包箱10の組み立てられた状態を示す斜視図である。なお、本実施形態において説明する梱包製品は、円柱状部材の紙管であるとして説明するが、これに限られるものではない。
本実施形態における梱包箱は、図1及び図2に示すように、上面に2つの梱包製品18を載置する基台11と、前記2つの梱包製品18を仕切り且つ固定するために立設した仕切り板12と、該仕切り板12の両端に配置され、その仕切り板12を固定する一対の側板13と、該一対の側板13の両端を各々覆うように端部が折曲した一対のコ字状側板14と、梱包箱の上面に配置される蓋部15と、前記各部を固定するベルト16と、前記側板13とコ字状側板14とを固着するための接合器具20とを備える。
前記基台11は、図1及び図3に示す如く、梱包箱と地面との間に間隙を作り、フォークリフトのフォークを挿入するために間隔をおいて配置された長板状の複数の脚板11aと、該複数の脚板11aの両端板上に該脚板11aと直交方向に配置された2つの幅広状の底板11dと、該底板11d上端部に配置され、前記側板13及びコ字状側板14を支持する一対の固定板11bと、前記脚板11a上の2つの底板11d間の中央に配置され、前記仕切り板12を上部で支持する長板状の中底板11cとから成り、前記両端の底板11dと中央の中底板11c間において2つの間隙部11eを構成している。なお、梱包製品によっては前記固定板11b及び又は中底板11cを有さなくてもよく、前記脚板11aの下に板を直交方向に配置した木枠からなる基台(パレット)としてもよい。
前記仕切り板12は、図1及び図3に示すように、中底板11cの上面に対し垂直方向に載置され、後述する側板13の仕切り板固定部13aにより両端部が固定される。
前記側板13は、図1に示すように基台11の両端部にその基台11に対して垂直方向に載置される。また側板13は、その中央に前記仕切り板12を垂直に保持させるために間隙をあけて配置された一対の仕切り板固定部13aが設けられ、この一対の仕切り板固定部13a間に仕切り板12の両端部を嵌合することにより、該仕切り板12の両端を指示している、更に側板13は、コ字状側板14との固着に使用される接合穴13bが複数設けられている。
前記コ字状側板14は、基台11に対し垂直方向に載置され、その両端部が基台11の角部に沿って折曲した折曲部14aが設けられている。該折曲部14aには、梱包箱の組み立ての際に前記側板13の接合穴13bの位置に合致する接合穴14bが設けられている。本実施形態による梱包箱は、前記コ字状側板14の折曲部14aが側板13の一部両端を覆い、この覆った部位の折曲部14aの接合穴14bと側板13の接合穴13bとに後述する接合器具20を挿入することによって両者が固定される。
前記蓋部15は、間隙をおいて配置された複数の長板状の横板15aと、該横板15aの両端板下に該横板15aと直交方向に配置された蓋板15bと、該蓋板15b下端部に配置され、前記側板13及びコ字状側板14を支持する一対の固定板15cと、前記横板15a下の蓋板15b間の中央に配置され、前記仕切り板12を下部で支持する長板状の中蓋板15dとから成り、前記両端の蓋板15bと中央の中蓋板15d間において2つの間隙部15eを構成している。なお、梱包製品によっては、前記固定板15c及び又は中蓋板15dはなくてもよい。
前記ベルト16は、主にポリエステル又はポリプロピレン等の合成樹脂性の帯状部材により構成され、各部はベルトにより固定される。このベルト16は図3及び図4に示すような、以下の固定方法により梱包製品18及び梱包箱10の各部を固定する。
まず第1の固定方法は、ベルト16が、基台11の中底板11cと仕切り板12の上端部間に2つの梱包製品18を挟み込む固定方法である。この固定方法は、例えばベルト16の一端を基台11の中底板11cの下側から間隙部11eを介して基台11の上側右側に引き出し、このベルト16を図面右側の梱包製品18の外周を通して上方に引き回し、更に引き回したベルト16を仕切り板12の上端部を介して左側の梱包製品18上に巻き込んで前記中底板11cの下に引き込み、該ベルト16の両端を結合することによって締結させる。この固定方法によれば、基台11と梱包製品18と仕切り板12との各部が固定される。
この固定方法は、ベルト16を予め基台11の中底板11cの下を介して両端を基台11上外方に延ばしておき、前記側板13及び仕切り板12とを立設して2つの梱包製品18を置いた後、前記ベルト16の両端を前記仕切り板12の上端を通して締結させても良い。
第2の固定方法は、図3に示すように、ベルト16が、基台11の中底板11cと蓋部15の横板15a間に、2つの梱包製品18を挟み込む固定方法である。この固定方法は、上記固定方法と同様な手順で蓋部15の横板15aの上側を通して締結することにより、基台11と梱包製品18と仕切り板12と蓋部15との各部が固定される。なお、この固定方法は梱包製品によってはなくてもよい。
第3の固定方法は、図4に示す如く、基台11と側板14と蓋部15の全周を、複数のベルト16を用い、締結するものである。この第3固定方法により、基台11とコ字状側板14と蓋部15の梱包箱全体が固定される。
前記接合器具は、側板13における接合穴13b及びコ字状側板14における接合穴14bに挿入され、前記側板13と、コ字状側板14を挟みこむことで両側板を固着している。なお、本実施形態で示した前記接合器具に限らず、例えば大型のホチキスなど他の接合器具で固定してもよく、また各板が離れないよう、接着剤やテープなどにより各板をお互いに固着してもよい。
また本実施形態におけるこれらの基台11、仕切り板12、側板13及び蓋部15は、単板でもよいが、消毒や燻蒸の規制対象外となっているベニヤ板やチップ材、プラスチック材、金属性の素材を用いても良い。またコ字状側板14は、強化ダンボールであることが望ましいが、折り曲げ可能なプラスチック等の素材を用いても良い。
以上の構成からなる梱包箱は、以下の手順により梱包が行われる。先ず、ベルト16を予め基台11の中底板11cの下を通しておき、続いて2つの梱包製品18を基台11の上に載置する。そして梱包物の間に仕切り板12を載置する。
この仕切り板12を載置した後、側板13を仕切り板12に対して垂直に載置し、2つの仕切り板固定部13a間に仕切り板12の両端部を嵌め込んで仕切り板12を固定する。この仕切り板12固定させた後、ベルト16を前述した第1の固定方法を用いて図3のように巻回して梱包製品18を仕切り板12及び基台に固定する。
次いでコ字状側板14を側板13の一方の端部を覆うようにコ字状に載置し、その折曲部14aに設けられている接合穴14bと側板13に設けられている接合穴13bの位置を合わせ、接合器具20を用いて側板13とコ字状側板14を固定する。
更に本手順は、側板13及びコ字状側板14の上方より蓋部15を載せた後、前述した第2の固定方法により、蓋部15の横板15aにひも17を巻回して蓋部15で留めることにより蓋部15を固定する。
さらに、第3の固定方法により、ベルト16を基台11、側板14及び蓋部15の外周を巻回して締結し、梱包箱10を構成する各部の固定を行なうことにより、梱包が終了する。
このように本実施形態における梱包箱10は、コ字状側板14をコ字状に設け、折曲部14aと側板14とを接合することにより、容易に梱包及び開梱を行なうことができ、しかも釘を使うことなく梱包製品を確実に梱包することができる。
特に本実施形態による梱包箱は、図示したような円柱状部材の梱包に優れ、ベルト16を上述のように締結することにより、各部が確実に固定され、運搬等の際に柱状形状の梱包物が内部で転がり、梱包箱内でぶれる等の不具合が防止される。また開梱の際も、外側のベルト16を切断し、接合器具20を外して中の梱包物に巻回されている各ベルト16を切断するのみで梱包物を取り出すことができる。
なお、本実施形態における製品は、ベルトによる固定方法に限らず、緩衝材等を充填することにより固定する方法に代えても良い。本発明では、ベルトや緩衝材等による固定を固定手段とする。また、側板やコ字状側板等の板材は、強化段ボールや強化プラスチック等のある程度の強度を持ち,且つ折曲できる部材であればよい。
更に前記実施形態によれば、次の効果を奏することができる。
(1)梱包及び開梱が容易な構造としたため、梱包及び開梱の際の作業を簡易にすると共に、分解して再利用しやすい構造の梱包箱を提供することができる。
(2)片方の側板のみを取りはずすことができるため、積み込まれている梱包製品を簡易且つ迅速に取り出すことができる。
(3)ベルトにより梱包製品と蓋部及び底板とを固定することにより、内部の梱包製品のがたつきを防ぎ、搬送時における梱包製品の破損などを防ぐことができ、更にベルトを切断するのみで開梱できるため、熟練した技術が必要とされることがなく、誰でも容易に開梱することができる。
(4)梱包箱を構成する部品の種類を少なくすることにより、例えば、右側面の側板が破損した場合に左側面の側板が転用できる等、組み立ての際に他の部分の部品を容易に転用することができるため、梱包箱の単価を押さえることができ、従来よりも安価な梱包箱を提供することができる。
(5)蓋部の形状を基台と同じような形状とすることにより、安定して高く積上げることができ、更にフォークリフト等での積上げや運搬を容易に行なうことができる。
次に本発明の他の実施形態に係る梱包箱について図5乃至図7を参照して説明する。図5は第2の実施形態による梱包箱30の組み立て状態の斜視図、図6は同実施形態による梱包箱30の水平方向の断面図、図7は更に他の実施例を示す梱包箱の水平方向の断面図である。
<第2実施形態>
本発明の第2の実施形態にかかる梱包箱は、図5に示すように、上面に梱包製品を載置する基台31と、1つの折曲部を有するL字状の一対の側板32と、梱包製品を仕切るための少なくとも2つの折曲部を有する略クランク状の仕切り板33と、側板32の折曲部及び仕切り板33の折曲部の外側を覆うようにコの字状に形成されている一対のコ字状側板34と、そのコ字状側板34と側板32とを接合する接合器具35と、梱包箱30の上面を覆う蓋部36と、各部材を固定するベルト37とを備える。
前記側板32は、図6に示すように、側板部32aと基台31の角部にそって折曲される折曲部32bとから構成され、該側板部31aには接合器具35を嵌め込むための接合穴32cが設けられている。前記2つの折曲部32bは、それぞれ向かい合うように逆方向に配置されている。
前記仕切り板33は、板状の仕切り部33aと、該仕切り部33aの両端から逆方向に折曲したクランク状の折曲部33bとから成り、該折曲部33bは、前記側板32の折曲部32bと一直線状に配置されることにより、側部37を形成する。
前記コ字状側板34は、図6に示すように、2つの折曲部34aを有し、この折曲部34aに接合器具35を嵌め込むための接合穴34bが設けられている。この折曲部34aは、基台31の角部に沿って側板部32aの外側を折曲し、側板32の両側端部において設けられている接合穴32cとコ字状側板34の折曲部34aに設けられている接合穴34bの位置を合わせ、接合器具35を嵌め込むことによりに両部材が固定される。
なお、側板32、仕切り板33、コ字状側板34の各部材は、強化段ボールであることが望ましいが、これに限らず、例えば強化プラスチック等、折曲できる部材であれば、どのような部材であっても良い。
また、前記接合器具35の構造及び機能は、前記実施形態と同様のものであり、側板32と仕切り板33とを固定するものであれば、他の構造であっても良い。また前記基台31及び蓋部36は、前記実施形態のものと同様のものを用いてもよく、従来から用いられているものでも良い。
また、前記ベルト37は、図5に示すように、基台31、コ字状側板34及び蓋部36の外周を巻回して締結することで全体の固定が行なわれる。
このように第2実施形態における梱包箱は、L字状若しくはクランク状等の形状を有する部材を用いることにより、組み立てに際して必要となる部品数を大幅に減らすことができ、しかも全てシート状の部材に分解することができるため、少ないスペースで部材の保管を行なうことができる。更に本実施形態による梱包箱は、梱包箱の内部にL字状及びクランク状の部材を組み合わせたことにより、縦方向の強度を向上することができる。
<その他の実施例>
前記実施形態においては、クランク状の仕切り板33を設けているが、本発明は、仕切り板を設けないものであっても良い。
具体的に説明すると、本発明は、図7(a)に示す如く、コ字状側板34間に、2つのL字状の側板40a及び40bとを内部を閉じる様に逆方向に組み合わせたものや、図7(b)の如く、コ字状側板34間に、2つのコ字状の側板41a及び41bとを内部を閉じる様に向かい合って組み合わせたもので有っても良い。更に図7(b)の配置からなる側板41a及び41bをワンセットとして複数併設し、その併設した端部にコ字形状の側板(褄部)を配しても良い。
前記実施形態による梱包箱によれば、前記実施形態による効果に加え、梱包箱の角部を複数の板で構成することにより、支柱等の強化部材を設けることなく、高い荷重等にも耐えられる梱包箱を提供することができる。
尚、本発明の梱包箱は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明の一実施形態による梱包箱の一部分解斜視図。 本実施形態による梱包箱を上方から見た平面図。 本実施形態による梱包製品の固定方法を説明するための図。 本実施形態による梱包箱の組み立て状態を示す斜視図。 本発明の他の実施形態による梱包箱の組み立て状態を示す斜視図。 本実施形態による梱包箱を上方から見た場合の平面図。 本発明の更に他の実施例による梱包箱を上方から見た場合の平面図。
符号の説明
10:梱包箱、11:基台、11a:脚板、11b:固定板、11c :中底板、11d:底板、11e:間隙部、12:仕切り板、13:側板、13a:仕切り板固定部、13b:接合穴、14:コ字状側板、14a:接合穴、15:蓋部、15a:横板、15b:蓋板、15c:固定板、15d:中蓋板、16:ベルト、20:接合器具。

Claims (5)

  1. 製品を格納して保管又は輸送するための梱包箱において、ベルトを通す間隙部を有し、製品を載置する基台と、該基台上を複数の空間に仕切るための仕切り板と、該仕切り板の側端と嵌合して基台上に固定する一対の側板と、該側板の端部を外側より覆う2つの折曲部を有する一対のコ字状側板と、ベルトを通す間隙部を有し、前記仕切り板と一対の側板と一対のコ字状側板の上面を覆う蓋部と、前記基台上に仕切り板を挟んで製品を載置した状態で、前記基台の間隙部と仕切り板と製品とを締め付ける第1のベルト及び又は前記基台と蓋の間隙部と製品とを締め付ける第2のベルトと、前記基台と蓋との外周を締め付ける第3のベルトとを備えることを特徴とする梱包箱。
  2. 製品を格納して保管又は輸送するための梱包箱において、製品を載置する基台と、該基台上を複数の空間に仕切るための2つの折曲部を有する仕切り板と、該仕切り板の側端と嵌合して基台上に固定する一対の側板と、該側板の端部を外側より覆う2つの折曲部を有する一対のコ字状側板と、前記仕切り板と一対の側板と一対のコ字状側板の上面を覆う蓋部と、前記基台と蓋との外周を締め付けるベルトとを備えることを特徴とする梱包箱。
  3. 製品を格納して保管又は輸送するための梱包箱において、製品を載置する基台と、該基台上を複数の空間に仕切るための2つの折曲部を有する仕切り板と、一方の端部に折曲部を有するL字状の一対の側板と、該側板の端部を外側より覆う2つの折曲部を有する一対のコ字状側板と、前記一対の側板と一対のコ字状側板の上面を覆う蓋部と、前記基台と蓋との外周を締め付けるベルトとを備えることを特徴とする梱包箱。
  4. 製品を格納して保管又は輸送するための梱包箱において、製品を載置する基台と、該基台上を複数の空間に仕切るための仕切り板と、同一方向に折曲された2つの折曲部を有する一対のコ字状側板と、該側板の端部を外側より覆う2つの折曲部を有する一対のコ字状側板と、前記仕切り板と一対の側板と一対のコ字状側板の上面を覆う蓋部と、前記基台と蓋との外周を締め付けるベルトとを備えることを特徴とする梱包箱。
  5. 製品を格納して保管又は輸送するための梱包箱において、製品を載置する基台と、一対の側板と、該側板の端部を外側より覆う2つの折曲部を有する一対のコ字状側板と、前記仕切り板と一対の側板と一対のコ字状側板の上面を覆う蓋部と、前記基台と蓋との外周を締め付けるベルトを備えること特徴とする梱包箱。
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