JP2005108001A - ファイル処理装置、方法、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 作業領域を確保しつつ、操作性を向上させることができるファイル処理装置、方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】 PC100は、仮想ツリー200に仮想フォルダとして登録可能なセレクトウィンドウ800を表示して、実ファイルを選択してドラッグ&ドロップによりセレクトウィンドウ800上に移動させて仮想ファイルとする。仮想フォルダ又はセレクトウィンドウ800から選択された仮想ファイルに対して所定のファイル処理を実行する。
【選択図】 図13

Description

本発明は、ファイル処理装置、方法、及びプログラムに関し、特に、ファイルを選択して所定の処理を実行させるユーザーインタフェースを備えるファイル処理装置、方法、及びプログラムに関する。
ファイルを選択して、移動、複製、表示、再生、削除等のファイル処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを格納するソフトウェアの1つには、Microsoft株式会社(米国)によるオペレーティングシステムWindows(登録商標)に標準で付属するファイル管理ソフトウェアExplorerがある。
Explorerでは、1つのウィンドウを左側と右側の2つのペイン(pane)に分割し、これらのうち左側のペインにコンピュータ内部のフォルダやファイルの階層を示すディレクトリ構造(入れ子構造)をツリーとして表示し、右側のペインにツリーにおいて選択されたディレクトリに格納されているファイルを一覧表示する。なお、ペインとは、格子等の枠を意味し、1つのウィンドウをいくつかの表示領域に分割したときの、各領域(部分ウィンドウ)をいう。ユーザーは、ツリーでディレクトリ構造を一望しながら、フォルダやファイルを選択して所定のファイル処理を実行する。
しかしながら、Explorerでは、ウィンドウのスクロールが必要な場合や1つのファイルが複数個のフォルダにまたがる場合等、ツリーの表示切替えが必要な場合には、所在が離れたファイル同士を比較したうえで所望のファイルを選択することや、所在が離れたファイルを選択してこれらのファイルに同一の処理を実行することができなかった。
これに対して、ファイル処理の際に選択されたファイル(以下、「選択ファイル」という)を表示するウィンドウを、選択可能なファイルを表示するためのファイル表示用ペインと、ファイル表示用ペイン上で選択ファイルを表示するための選択ファイル表示用ペインと、選択ファイル表示用ペイン上の選択ファイルに対して一括して実行可能なファイル処理を示すアイコンを表示するためのアイコン表示用ペインとの3つのペインに分割するファイル処理装置が提案されている(特許文献1)。このようなファイル処理装置によれば、複数個のファイルを比較した上でファイルを選択することができると共に、全ての選択ファイルに対して一括して処理を実行することができる。
また、CD−R等の書換え不可な記録メディアに書き込まれているスクリプトファイルに基づいて、又は該記録メディアに書き込まれているスクリプトファイルに対応する内部メモリのスクリプトファイルに基づいて仮想フォルダ階層を表示するファイル表示装置が提案されている(特許文献2)。このようなファイル表示装置によれば、記録メディア内に記録された画像ファイル等のデータを仮想フォルダ階層として階層的に表示したり、仮想フォルダ階層内でファイル移動、削除等のファイル操作を可能にする。
特開2001−229057号公報 特開2003−223345号公報
しかしながら、特許文献1記載のファイル処理装置には、以下のような問題点がある。
第1に、選択ファイル表示用ペインが常に表示領域(ウィンドウ)を占有するので、ファイル処理を行わないときには確保できる作業領域が狭く操作性が悪い。
第2に、選択ファイル表示用ペインが1つだけなので、ファイル処理別にファイルを選択することができず、操作性が悪い。
第3に、選択ファイル表示用ペイン上の選択ファイルを一括して保存したり呼出したりすることができず、操作性が悪い。即ち、ファイル処理におけるファイルの選択においては、中断、再開を繰り返すことができるような操作性が求められる。
また、特許文献2記載のファイル表示装置では、内部メモリのスクリプトファイルに基づいて仮想フォルダ階層を表示する場合であっても、書換え不可な記録メディアにスクリプトファイルを書き込む必要があり、操作性が悪い。
本発明の目的は、作業領域を確保しつつ、操作性を向上させることができるファイル処理装置、方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載のファイル処理装置は、1つ以上の実ファイルに対して所定のファイル処理を実行するファイル処理装置において、仮想フォルダを作成する仮想フォルダ作成手段と、前記作成された仮想フォルダへ前記実ファイルを選択するファイル手段と、前記選択された実ファイルを仮想ファイルとして管理する仮想ファイル管理手段と、前記仮想ファイルに対して所定のファイル処理を実行するファイル処理手段とを備えることを特徴とする。
請求項2記載のファイル選択手段は、請求項1記載のファイル処理装置において、複数のフォルダから実ファイルを選択することを特徴とする。
請求項3記載のファイル処理装置は、請求項1又は2記載のファイル処理装置において、前記仮想ファイルを選択する仮想ファイル選択手段を備え、前記仮想ファイル処理手段は、前記選択された仮想ファイルに対して所定のファイル処理を実行することを特徴とする。
請求項4記載のファイル処理装置は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のファイル処理装置において、前記仮想ファイル管理手段は、前記選択された実ファイルと前記仮想ファイルとを互いに関係付けて管理することを特徴とする。
請求項5記載のファイル処理装置は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のファイル処理装置において、前記仮想ファイル管理手段は、前記仮想フォルダ及び前記仮想ファイルを仮想的なディレクトリ構成を有する仮想ツリー上で管理することを特徴とする。
請求項6記載のファイル処理装置は、請求項5記載のファイル処理装置において、前記仮想ファイル管理手段は、前記仮想フォルダ及び又は仮想ツリーを表示する表示手段を備えることを特徴とする。
請求項7記載のファイル処理装置は、請求項6記載のファイル処理装置において、前記表示手段は複数であることを特徴とする。
請求項8記載のファイル処理装置は、請求項7記載のファイル処理装置において、前記仮想ファイルは、前記複数の表示手段間において操作可能であることを特徴とする。
請求項9記載のファイル処理装置は、請求項6乃至8のいずれか1項に記載のファイル処理装置において、前記仮想ファイル管理手段は、前記表示手段に表示された仮想フォルダを前記仮想ツリーに登録する登録手段を備え、前記仮想ファイル管理手段は前記登録された仮想フォルダを管理することを特徴とする。
請求項10記載のファイル処理装置は、請求項8記載のファイル処理装置において、前記登録前の仮想フォルダを表示する表示手段を閉じることにより前記実ファイルの選択を解放する選択解放手段を備えることを特徴とする。
請求項11記載のファイル処理装置は、請求項9又は10記載のファイル処理装置において、前記登録前の仮想フォルダを管理する他の仮想ファイル管理手段を備えることを特徴とする。
請求項12記載のファイル処理装置は、請求項1乃至11のいずれか1項に記載のファイル処理装置において、前記仮想ファイル管理手段は、オブジェクトIDを付与することにより前記仮想フォルダと前記仮想ファイルとを関係付けることを特徴とする。
請求項13記載のファイル処理装置は、請求項1乃至12のいずれか1項に記載のファイル処理装置において、前記仮想ファイルに対して実行されたファイル処理の結果を前記選択された実ファイルに反映させる反映手段を備えることを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項14記載のファイル処理方法は、1つ以上の実ファイルに対して所定のファイル処理を実行するファイル処理方法において、仮想フォルダを作成する仮想フォルダ作成工程と、前記作成された仮想フォルダへ前記実ファイルを選択するファイル選択工程と、前記選択された実ファイルを仮想ファイルとして管理する仮想ファイル管理工程と、前記仮想ファイルに対して所定のファイル処理を実行するファイル処理工程とを有することを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項15記載のファイル処理プログラムは、1つ以上の実ファイルに対して所定のファイル処理を実行するファイル処理方法をコンピュータに実行させるファイル処理プログラムであって、仮想フォルダを作成する仮想フォルダ作成モジュールと、前記作成された仮想フォルダへ前記実ファイルを選択するモジュールと、前記選択された実ファイルを仮想ファイルとして管理する仮想ファイル管理モジュールと、前記仮想ファイルに対して所定のファイル処理を実行するファイル処理モジュールとを備えることを特徴とする。
請求項1記載のファイル処理装置、請求項14記載の方法、又は請求項15記載のプログラムによれば、仮想フォルダを作成して、仮想フォルダへ選択された実ファイルを仮想ファイルとして管理するので、作業領域を確保しつつ、操作性を向上させることができる。
請求項2記載のファイル処理装置によれば、複数のフォルダから実ファイルを選択するので、より操作性を向上させることができる。
請求項3記載のファイル処理装置によれば、仮想ファイルを選択するので、選択された実ファイルをさらに選択することができ、より操作性を向上させることができる。
請求項4記載のファイル処理装置によれば、選択された実ファイルと仮想ファイルとが互いに関係付けて管理されるので、仮想ファイルに対するファイル処理結果を実ファイルに関係付けることができる。
請求項5記載のファイル処理装置によれば、仮想フォルダ及び仮想ファイルを仮想的なディレクトリ構成を有する仮想ツリー上で管理するので、より作業領域を確保しつつ、より操作性を向上させることができる。
請求項6記載のファイル処理装置によれば、仮想フォルダと仮想ツリーを表示するので、操作性を向上させることができる。
請求項7記載のファイル処理装置によれば、仮想フォルダと仮想ツリーが複数の表示手段に表示されるので、操作性を向上させることができる。
請求項8記載のファイル処理装置によれば、仮想ファイルが複数の表示手段間において操作可能であるので、より操作性を向上させることができる。
請求項9記載のファイル処理装置によれば、表示手段に表示された仮想フォルダを仮想ツリーに登録して管理するので、仮想ツリーを操作することができると共に、中断、再開を繰り返すことができ、さらに操作性を向上させることができる。
請求項10記載のファイル処理装置によれば、登録前の仮想フォルダを表示する表示手段を閉じることにより実ファイルの選択を解放するので、容易に選択解除を実行することができ、操作性を向上させることができる。
請求項11記載のファイル処理装置によれば、登録前の仮想フォルダを中間データとして管理するので、このデータを他の目的に利用することができる。
請求項12記載のファイル処理装置によれば、オブジェクトIDを付与することにより仮想フォルダと仮想ファイルとを関係付けるので、全ての仮想フォルダと仮想ファイルとの関係を管理することをなくすことができ、例えば仮想ツリーのディレクトリ構成を部分的に管理することができる。
請求項13記載のファイル処理装置によれば、仮想ファイルに対して実行されたファイル処理の結果を選択された実ファイルに反映させるので、操作性を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るファイル処理装置の構成を概略的に示すブロック図である。
図1において、本発明の実施の形態に係るファイル処理装置としてのPC(パーソナルコンピュータ)100は、オペレーティングシステムや各種プログラムを実行してPC100全体を制御するCPU(central processing unit)101と、CPU101が使用するプログラムや演算用パラメータのうち、固定のデータを格納するROM(read-only memory)102と、CPU101が実行するプログラムや、その実行に伴って変化するパラメータを格納するRAM(random-access memory)103と、入出力インターフェース104と、CPU101、ROM102、RAM103、及び入出力インターフェース104とを相互に接続する内部バス105とを備える。
また、PC100は、さらに、それぞれ入出力インターフェース104に接続されたディスプレイ106と、マウス107と、キーボード108と、PC100読取り可能なハードディスクメディアを内部に備えるHDD(hard disk drive)109と、PC100読取り可能な記憶媒体を駆動するドライブ110と、ネットワークインターフェース111と、拡張ポート112とを備える。
ディスプレイ106は、LCD(Liquid Crystal Display)から成り、各種情報を表示する。ディスプレイ106は、CRT(Cathode Ray Tube)から成ってもよい。マウス107とキーボード108は、ユーザーの操作に基づいてCPU101に各種の指令を入力する。
HDD109は、CPU101が実行するプログラムやデータを内部のハードディスクメディアに格納しており、それらをCPU101の要求に応じてRAM103にロードさせる。該プログラムは、後述するファイル処理プログラムを含み、ドライブ110が記録媒体に格納されているプログラムを読出すことによってPC100にインストールしたものである。
ネットワークインターフェース111は、有線又は無線でネットワークと接続する。拡張ポート112には、USBやIEEE1394等の規格に準拠したプリンタやスキャナ等の周辺機器が接続され、CPU101は、拡張ポート112を介して周辺機器とデータの入出力を行う。
PC100は、後述するように、仮想的なファイル管理の仕組み(以下、「仮想ファイル管理システム」という)を用いることで、選択された実際のファイル(実ファイル)を実ファイルに関係付けられた仮想ファイルとして仮想的なフォルダ(仮想フォルダ)に分類・整理し、仮想フォルダと仮想ファイルとを仮想的なツリー(仮想ツリー)で管理する。これにより、ユーザーが所望の実ファイルを選択して実ファイルの所在(実アドレス)を変更することがない仮想フォルダに分類・整理することができるので、実ファイルの所在を変更することをなくすことができ、操作性を向上させることができると共に、仮想フォルダと仮想ファイルとを仮想ツリーで管理するので、作業領域を確保することができる。
図2は、図1のPC100が用いる仮想ファイル管理システムによって管理される仮想ツリーのディレクトリ構成の一例を示す概略図である。
図2において、仮想ツリー200は、仮想ファイルと、仮想ファイルを格納する仮想フォルダとから基本的に構成されており、例えば、ROOTディレクトリを示すルート(ROOT)210と、それぞれROOT210の1階層下(配下)である仮想フォルダ220、及び仮想ファイル230,231と、それぞれ仮想フォルダ220の配下である仮想サブフォルダ221及び仮想ファイル222と、仮想サブフォルダ221の配下である仮想ファイル223とから構成される。なお、図7乃至図9を用いて後述するように、仮想ファイルや仮想フォルダを仮想ツリー200に追加するファイル操作が可能である。
図2に示す仮想ファイルや仮想フォルダは、仮想ファイル管理システムによって、以下のように管理される。
図3は、図2における仮想ファイルや仮想フォルダを管理する仮想ファイル管理システムの基本オブジェクトの種類とそれらの関係を示す概念図である。
図3において、仮想ファイル管理システムは、仮想階層オブジェクト310、仮想フォルダオブジェクト320、仮想ファイルオブジェクト330の3つの基本オブジェクトを用いることによって、図2の仮想ツリー200上の仮想フォルダ220,221や仮想ファイル222,223,230,231を管理する。図3における各オブジェクト間の矢印は、メモリ(記憶媒体)上のアドレスの記憶を表している。
仮想階層オブジェクト310は、図2の仮想ツリー200において同一の階層に存在する仮想フォルダ311や仮想ファイル312から構成されている。仮想フォルダ311はその配下に存在する仮想フォルダオブジェクト320のアドレスを記憶しており、仮想ファイル312はその配下に存在する仮想ファイルオブジェクト330のアドレスを記憶している。
仮想フォルダオブジェクト320は、仮想フォルダメモリ321と仮想フォルダ名322とから構成される。仮想フォルダメモリ321は、図4で後述するように一階層下の仮想階層オブジェクトの情報を記憶し、仮想フォルダ名322は仮想ツリー200上で表示されるフォルダ名を記憶する。仮想ファイルオブジェクト330は、仮想ファイル312に対応する実ファイルが存在する実アドレス331と、仮想ツリー200上で表示される仮想ファイル名332とで構成される。
図4は、図2の仮想ツリー200の一部を図3の基本オブジェクトによって示す図である。
図4に示すように、仮想階層オブジェクト310aは、仮想ツリー200におけるROOT210の情報を記憶し、仮想階層オブジェクト310bは、第2階層に存在する仮想フォルダ220の情報を記憶する。仮想フォルダオブジェクト320aは、仮想階層オブジェクト310bの情報を記憶し、仮想フォルダオブジェクト320bは、仮想階層オブジェクト310c(図示せず)の情報を記憶する。
また、各階層の仮想ファイル230,231,222,223は、対応する仮想ファイルオブジェクト330a,330b,330c,330d(図示せず)を記憶する。即ち、仮想ツリー200上の全ての仮想フォルダと仮想ファイルとの関係を管理することがなく、仮想ツリー200のディレクトリ構成を階層単位で管理する。したがって、所定階層の仮想階層オブジェクト310の情報を記憶するので、その1つ階層が上(親)の仮想フォルダオブジェクト320の情報を記憶することをなくすことができ、所定階層の仮想階層オブジェクト310が記憶している仮想ファイル312の情報を迅速に検索することができる。
図5は、図4の各オブジェクトの記憶媒体に格納される領域を示すメモリマップを示す図であり、(a)は、図3における仮想階層オブジェクト310のデータ群の格納領域を示し、(b)は、図3における仮想フォルダオブジェクト320及び仮想ファイルオブジェクト330のデータ群を示す。
図5に示すように、記憶媒体は、仮想ツリー200を、図3における仮想階層オブジェクト310のデータ群である「仮想階層データ群」と(図5(a))、図3における仮想フォルダオブジェクト320及び仮想ファイルオブジェクト330のデータ群である「オブジェクトデータ群」と(図5(b))に大別して格納している。
図5(a)に示すように、仮想階層データ群は、階層別のデータ毎に分けられ、階層順に連続して配列している。各階層の仮想フォルダや仮想ファイルには、夫々固有のオブジェクトIDが付与されている。本実施例では、オブジェクトIDは、ROOT210から何階層目かを示す階層数と階層内における順番(仮想ツリー200上の表示順など)との2つで構成されるものとする。このようなオブジェクトIDによって、オブジェクトの階層関係が保持される。
また、図5(b)に示すように、オブジェクトデータ群は、仮想ツリー200上の配置とは無関係に配列されているが、夫々、図5(a)のオブジェクトIDと関連付けられている。これにより、オブジェクトデータ群の各データの階層が保持される。
図6は、図2の仮想ツリー200を表示する仮想ツリーウィンドウの表示画面の一例を示す図である。
図6において、仮想ツリーウィンドウ600aの表示画面は、メニュー/ツールバー領域610aと仮想ツリー表示領域630aとを含んで構成されている。
仮想ツリーウィンドウ600aでは、実際のツリー(以下、「実ツリー」という)が表示される実ツリーウィンドウで可能なファイル操作と同様の処理を実行することができ、例えば仮想フォルダの新規作成や削除を行ったり、仮想フォルダや仮想ファイルの名前を「My Pictures」に変更したり、仮想フォルダを展開することによって内部に格納されている仮想ファイルを表示することができる。なお、仮想フォルダを展開したときには、図11で後述するセレクトウィンドウ800を表示することが好ましい。また、特定の仮想フォルダと、その配下の仮想フォルダや仮想ファイルとから成る部分的な仮想ツリーを表示してもよい。
仮想ツリーウィンドウ600aは、セレクトウィンドウ800のメニューから選択してセレクトウィンドウ800と同時表示できる他、ファイル管理ソフトウェアにメニューを追加することで、セレクトウィンドウ800を介さずに仮想ツリーウィンドウ600aだけを表示することもできる。
以下、図2の仮想ツリー200におけるファイル操作処理を説明する。ファイル操作処理には、仮想フォルダや仮想ファイルの追加、削除、移動等がある。
図7は、図1のPC100によって実行されるファイル操作処理の一例のフローチャートである。図8は、図5のものと同様のメモリマップを示す図であり、図7のステップS3〜S7のファイル追加処理において仮想ツリー200の第n階層にファイル追加された状態を示す。また、図9は、図7のステップS3〜S7のファイル追加処理において仮想ツリー200の第1階層にファイルが追加された状態を具体的に示す図であり、図9(a)は、仮想ツリー200の一部を示し、図9(b)は、(a)に対応する仮想ファイル管理システムの基本オブジェクト間の関係を示す。
図7において、まず、仮想ツリー200を表示する(ステップS1)。この表示される仮想ツリー200では、後述するステップS10〜S12のファイル展開処理が実行されるまでは、仮想フォルダ内の仮想フォルダや仮想ファイルが表示されないようになっている(図10(a)参照)。
仮想ツリー200が表示されている状態で、第n階層に仮想フォルダ250を追加するための指示があった場合には(ステップS2でYES)(図9(a))、フォルダ追加処理を以下のように実行する。なお、追加されるのは、仮想フォルダに代えて仮想ファイルであってもよく、ファイル追加処理は図3の構成に基づいてフォルダ追加処理と同様に実行される。
まず、図8(b)に示すオブジェクトデータ群用記憶媒体に仮想フォルダ250を生成する(ステップS3)と共に、図8(a)に示す仮想階層データ群用記憶媒体の第n階層に仮想フォルダ250用の仮想フォルダオブジェクト251を生成する(ステップS4)。次に、図8(a)に示す仮想階層データ群用記憶媒体の第n+1階層のために仮想階層オブジェクト252を生成する(ステップS5)。仮想フォルダオブジェクト251内の仮想フォルダメモリは、仮想階層オブジェクト252の情報(アドレス)を記憶する(ステップS6)。既存の仮想階層オブジェクトに基づいて、仮想フォルダ250のオブジェクトID(n−x)を図8(a)に示す仮想階層データ群用記憶媒体に生成する(ステップS7)。そしてフォルダ追加処理を終了し、ステップS8に進む。
まず、仮想フォルダや仮想ファイルの追加に伴って、他の仮想フォルダや他の仮想ファイルのオブジェクトIDの変更が必要であるか否かを判別する(ステップS8)。オブジェクトIDの値をもとに仮想ツリー200上の表示順を決定しているなどの理由でオブジェクトIDの変更が必要である場合、各オブジェクトIDを変更し(ステップS9)。そして、フォルダ追加処理を終了して、ステップS2に戻る。
仮想ツリー200が表示されている状態で、クリック操作等によって仮想フォルダ展開指示があった場合には(ステップS10でYES)、フォルダ展開処理を以下のように実行する(図10)。
まず、クリックされた仮想フォルダが含まれる階層の仮想階層オブジェクトをたどり、クリックされた仮想フォルダの配下にある仮想階層オブジェクトの情報を取得する(ステップS11)。次に、取得された仮想階層オブジェクトの情報を仮想ツリー200に反映させるべく、仮想フォルダの配下に存在する仮想フォルダや仮想ファイルを展開して表示する(ステップS12,図10(c))。そしてファイル展開処理を終了し、ステップS2に戻る。
また、仮想ツリー200が表示されている状態で、仮想フォルダ移動指示又は仮想フォルダ削除指示があった場合には(ステップS13でYES)、仮想フォルダや仮想ファイルを移動又は削除するための処理を以下のように実行する。
まず、移動や削除に伴って、対象となる仮想フォルダや他の仮想ファイルや他の仮想ファイルのオブジェクトIDの変更が必要であるか否かを判別する(ステップS14)。オブジェクトIDの変更が必要である場合、例えば、図2の仮想ツリー200の第1階層にある仮想ファイル230を仮想ファイル222の下、即ち第2階層の一番下へ移動した場合には、各オブジェクトIDは、仮想ファイル230については(1−2)から(2−3)へ、仮想ファイル231については(1−3)から(1−2)へ変更される(ステップS15)。そして、移動・削除処理を終了して(ステップS16)、ステップS2に戻る。
図7のファイル操作処理によれば、仮想ツリー200上で、仮想フォルダや仮想ファイルの追加、移動、削除等のファイル操作が生じたときには、対応するオブジェクトIDを的確に付与するので、仮想フォルダや仮想ファイルをしっかりと管理することができる。
以下、図1のPC100が用いる仮想ファイル管理システムにおける「セレクト機能」について説明する。
本セレクト機能では、仮想ツリー200上で管理可能な仮想フォルダを別ウィンドウ(以下、「セレクトウィンドウ」という)で表示するユーザーインタフェースにより実行され、ユーザーは、該セレクトウィンドウ上で仮想ファイルを操作し、操作した結果を仮想ツリー200に反映(登録)させることが可能となる。
図11は、図2の仮想ツリー200上で管理可能なセレクトウィンドウの表示画面の一例を示す図である。
図11において、セレクトウィンドウ800の表示画面は、図12で後述するメニュー表示領域810及びツールバー表示領域820と、仮想ファイルを表示するセレクトファイル表示領域830とを含んで構成されている。なお、メニュー表示領域810及びツールバー表示領域820をファイル管理ソフトウェアExplorerのメニューやツールバーに組み込んでもよい。
セレクトファイル表示領域830には、実ツリー(不図示)上や実フォルダ中の実ファイルから、例えばドラッグ&ドロップ操作によって選択された1つ又は複数の仮想ファイル840がサムネイル形式で表示される。なお、サムネイル形式に代えて、アイコン形式等であってもよい。
セレクトウィンドウ800は、図6の仮想ツリーウィンドウ600aとディスプレイ106の画面上に同時に表示されてもよい。また、複数個のセレクトウィンドウ800を起動することが可能である(図16)。
セレクトウィンドウ800には、仮想ツリー200にまだ登録されていない「テンポラリー」状態と、仮想ツリー200に登録済みである「登録」状態とがある。
テンポラリー状態にあるセレクトウィンドウ800を閉じると、実ファイルの選択状態は開放され、仮想ツリー200上には反映されない(選択解放手段)。したがって、セレクトウィンドウ800を閉じた後にはその再呼出が不可能となる。一方、登録状態にあるセレクトウィンドウ800は、実ファイルの選択状態が記憶媒体に記憶されると共に、仮想ツリー200上に反映され、セレクトウィンドウ800を閉じた後でも再呼出が可能である。セレクトウィンドウ800に登録した後の仮想ファイルに対する移動、複製、表示、再生、削除等のファイル処理の結果はリアルタイムに実ファイルに反映される。
セレクトウィンドウ800は、セレクト機能を起動することにより表示される。セレクト機能の起動方法には、以下のような方法(1)〜(5)がある。
(1)「セレクトウィンドウを開く」のようなメニューやアイコンをファイル管理ソフトウェアExplorerのメニューやアイコンに用意して、必要なときにこのメニューやアイコンを選択するか、又はそれに対応するキーボード108上のショートカットキーを押下する。
(2)ディスプレイ106の表示画面上の特定の領域上(例えば、特定のアイコン上)又は特定の方向(例えば、画面の左右上下いずれかの方向)に実ファイルをドラッグ等により移動させる。なお、この場合には、移動した実ファイルに対応する仮想ファイルがセレクトウィンドウ800に表示される。
(3)複数の実ファイルの選択、マウス107の所定のジェスチャー、ファイル上でのダブルクリックやトリプルクリック等の特定の操作を実行する。
(4)セレクト機能のON(セレクトウィンドウ800を常時表示)/OFF(常時非表示)を切り替えるメニューを初期設定画面等に用意して、必要なときにこのメニューを選択する。
(5)仮想ツリー200上の仮想フォルダを展開する(再呼出)。
なお、上記の方法(1)〜(5)に限られることはなく、PC100のディスプレイ106の限られたサイズの表示画面において、ユーザーの作業領域が十分に確保され、必要に応じて操作でき、且つ簡単な操作であるような実装形式の方法であればよい。
また、セレクトウィンドウ800は、位置が固定されないフローティング・ウィンドウであってもよいし、ディスプレイ106の表示画面の予め定められた領域に表示されるペインであってもよい。さらには、セレクトウィンドウ800をアイコン表示しておき、このアイコンに対するドラッグ&ドロップ操作でファイルを選択できるようにしてもよい。この場合には、アイコン表示を解除することで図11に示すセレクトウィンドウ800が表示される。
図12は、図11のセレクトウィンドウ800におけるメニュー及びツールバーによって実行可能な機能の一例を示す図である。
図12に示すように、セレクトウィンドウ800上の1つ又は複数の仮想ファイル840に対して、又はセレクトウィンドウ800に対して、メニュー表示領域810及びツールバー表示領域820から選択された機能を実行することができる。仮想ファイル840が複数である場合には、セレクトファイル表示領域830上で選択されている特定の仮想ファイルのみが選択された機能によるファイル処理の対象となり、いずれの仮想ファイルも選択されていない場合には、全ての仮想ファイル840がファイル処理対象となる。
以下、図12に示すメニュー及びツールバーによって実行可能な機能をそれぞれ説明する。
メニュー表示領域810に表示される、「表示モード」では、仮想ファイルが選択されたときに、実ファイルをどのように表示するかを設定する。例えば、実ファイルを画面から消すことで実ファイルが移動されたかのように表示したり、選択されている実ファイルを他の実ファイルと識別可能なように、グレイアウト、背景色変更等で表示したりすることができる。
「ツリーに登録」では、セレクトウィンドウ800のテンポラリー状態を登録状態に切り替える。なお、実ファイルや実フォルダを仮想ツリー200上に実ツリー等からドラッグ&ドロップすることによって、実ファイルや実フォルダを、セレクトウィンドウ800に表示することなく、即ちテンポラリー状態にすることなく、仮想ツリー200に仮想ファイルや仮想フォルダとして登録することもできる。
「ツリー表示」では、仮想ツリーウィンドウを表示する。テンポラリー状態のセレクトウィンドウ800は、仮想ツリー200上の第1階層に一時的な仮想フォルダとして表示される(図17)。図17の仮想ツリーウィンドウ600bに示すように、このような一時的な仮想フォルダは、フォルダ名にテンポラリー状態であることを示す「Temp1」が付与されたり、表示の濃さや色を変化させたりすることによって、仮想ツリー200上の仮想フォルダ(登録済みのセレクトウィンドウ)と識別可能に表示されることが好ましい。また、「ツリー表示」では、テンポラリー状態の仮想フォルダを含まない仮想ツリーウィンドウ(例えば、図6)と、テンポラリー状態の仮想フォルダを含む仮想ツリーウィンドウ(図17)と、テンポラリー状態の仮想フォルダのみの仮想ツリーを表示する仮想ツリーウィンドウ(不図示)とを別々に表示してもよい。
「解除」では、テンポラリー状態のセレクトウィンドウ800において選択されている仮想ファイル840の選択状態(セレクト状態)を解除して、セレクトウィンドウ800及び仮想ツリー200から開放される。
なお、上記メニューに限られることはなく、セレクトウィンドウ800内にフォルダを仮想的に作成する機能等を加えてもよい。
また、ツールバー表示領域820に表示される各機能は、図12に示すとおりであり、実ファイルに対するファイル処理と同様の処理、例えばリサイズ、ファイル名の変更(リネイム)、画像補正を含む画像情報の変更、コピー、移動、印刷、メール送信等を、セレクトウィンドウ800内の1つ又は複数の仮想ファイル840に対して実行することができ、その結果は、対応する実ファイルにも反映される。これにより、実フォルダを作成する必要がないので、実ファイルのアドレスを意識することなく仮想ファイルとして分類することができると共に、分類されている仮想ファイルを実ファイルのアドレスとは無関係のアドレスに記憶することができる。したがって、仮想ファイルを一度に処理したり、さらに分別して処理したりすることが容易に行うことができ、操作性を向上させることができるようになる。
以下、セレクトウィンドウを用いたファイル処理を説明する。
図13は、図1のPC100によって実行されるファイル処理のフローチャートである。
図13において、まず、ディスプレイ106の表示画面を、例えばメニュー・ツールバー表示用ペイン141、実ツリー表示用ペイン142、実フォルダ表示用ペイン143の3つのペインに分割し、実ファイルを表示する(ステップS101,図14(a))。
次に、セレクトウィンドウ800(仮想フォルダ)を表示するか否かを判別し(ステップS102)、セレクトウィンドウ800を表示したときは(図14(b))(仮想フォルダ作成手段,表示手段)、実フォルダ表示用ペインにサムネイル表示された、例えば4つの実ファイルA〜Dから1つの実ファイルDを選択してドラッグ&ドロップにより(図14(c))セレクトウィンドウ800上に移動する(ステップS103,図14(d))。セレクトウィンドウ800上に実ファイルをドラッグ&ドロップするので、実フォルダを作成することなく、実ファイルを容易に選択することができる。
続くステップS104では、実ファイルの選択が終了したか否かを判別し、実ファイルの選択が終了していないときは、ステップS103に戻る。実ファイルの選択が終了したときは、選択された実ファイルが仮想ファイルとして管理される(仮想ファイル管理手段)。次に、以降のファイル処理の対象である仮想ファイルを選択するか否かを判別する(ステップS105)。
ステップS105の判別の結果、仮想ファイルを選択するときは仮想ファイルを選択し(ステップS106)(仮想ファイル選択手段)、仮想ファイルの選択が終了したか否かを判別する(ステップS107)。なお、ステップS105,106の処理では、セレクトファイル表示領域830上でのユーザーの操作によって、特定の仮想ファイルのみが選択されている場合には(ステップS106)それらが選択対象となり、いずれの仮想ファイルも選択されていない場合には(ステップS105でNO)、セレクトファイル表示領域830上の全ての仮想ファイルが選択対象となる。
ステップS107の判別の結果、仮想ファイルの選択が終了していないときはステップS106に戻る一方、仮想ファイルの選択を終了したときは、選択された仮想ファイルに対してツールバー表示領域820に表示されている機能のファイル処理を実行し(ステップS108)(ファイル処理手段)、該ファイル処理の結果を実ファイルに反映させて(ステップS109)(反映手段)、本処理を終了する。
ステップS105の判別の結果、仮想ファイルを選択しなかったときは、ステップS108,S109の処理を実行して、本処理を終了する。
ステップS102の判別の結果、セレクトウィンドウ800を表示しないときは、仮想ツリーウィンドウ600aを表示するか否かを判別し(ステップS110)、仮想ツリーウィンドウ600aを表示したときは(図15(a))、実ファイルを表示された仮想ツリー200にドラッグ&ドロップして直接的に選択する(ステップS111、図15(b))。続くステップS112では、実ファイルの選択が終了したか否かを判別し、実ファイルの選択が終了していないときは、ステップS111に戻る。実ファイルの選択が終了したときは、選択された実ファイルが仮想ファイルとして管理される(仮想ファイル管理手段)。
続くステップS113では、仮想ツリー200上にある仮想フォルダを展開して内部の仮想ファイルを表示するか否かを判別する。ステップS113の判別の結果、仮想フォルダを展開したときは、ステップS105以降の処理を実行して、本処理を終了する。一方、ステップS113の判別の結果、仮想フォルダを展開しないときは、ステップS108以降の処理を実行して、本処理を終了する。
ステップS110の判別の結果、仮想ツリーウィンドウ600aを表示しないときには、ステップS108のファイル処理を実行せずに本処理を終了する。
図13のファイル処理によれば、セレクトウィンドウ800を表示して(ステップS102でYES)、選択された実ファイルを仮想ファイルとして管理し、ファイル処理を実行する(ステップS108)ので、作業領域を確保しつつ、操作性を向上させることができる。
また、図13のステップS110〜S112の処理によれば、仮想ツリーウィンドウ600aだけを表示して、所望の仮想フォルダに直接実ファイルをドラッグ&ドロップして、実ファイルを選択するので、ディスプレイ106の作業領域を十分に確保して操作性を向上させることができる。さらに、仮想ツリー200に登録した仮想ファイルや仮想フォルダを必要なときにいつでも再呼出することで、作業の中断、再開の繰り返しが容易となり、作業効率を向上させることができる。
上記ステップS102〜S104における実ファイル選択処理を繰り返すときには、セレクトウィンドウを2つ以上表示させてもよく(図16(a))、また仮想ツリーウィンドウ600aをセレクトウィンドウ800と並べて表示させてもよい。また、2つ以上のセレクトウィンドウ800や仮想ツリーウィンドウ600aを表示させたときは、これらの間において仮想ファイルの移動等のファイル操作を行ってもよい(図16(b))。なお、セレクトウィンドウ800のタイトルバーや仮想ツリー200の対応する仮想フォルダにはセレクト機能の起動順に「Temp1」、「Temp2」と表示される。
したがって、複数のセレクトウィンドウを用いることによって、例えばスライドを仕分けするかのように、目的に応じた数だけ表示させたセレクトウィンドウ上で、ドラッグ&ドロップ等の簡単な操作で容易に実ファイルを分別することができる。
本発明の実施の形態に係るファイル処理装置は、PC100としたが、サーバ、携帯情報端末(PDA)、携帯電話、デジタルカメラ等の機器としてもよい。なお、機器に応じてその構成は適宜変更される。また、ファイル処理装置を、PC、サーバ、PDA、携帯電話等の外部機器と接続してファイル処理システムを構築することにより、ファイルを共有したり、共有したファイルの同期を実行したり、ファイル処理システムがサーバを含む場合には、サーバ上に記憶されたファイルに対して複数のクライアント(外部機器)からアクセス可能にしてネットワークを介して上述したようなセレクト機能を実行したりしてもよい。
上記実施の形態において、ディスプレイ106の表示画面の構成は、Microsoft株式会社によるオペレーティングシステムWindows(登録商標)に標準で付属するファイル管理ソフトウェアExplorerによる画面構成としたが、いかなるソフト管理ウェアによる画面構成であっても良い。
また、上記実施の形態では、テンポラリー状態のセレクトウィンドウは、一時的な仮想フォルダであり、セレクトウィンドウを閉じると選択状態が解放されるとしたが、このような一時的な仮想フォルダを、登録状態の仮想フォルダとは別に記憶媒体等に記憶させて再利用・再呼出可能なデータとしてもよい。例えば、ユーザが幾つかのテンポラリー状態のセレクトウィンドウを開いて行っていた「セレクト」機能を中断して、ファイル管理ソフトウェアを終了する場合であっても、テンポラリー状態のセレクトウィンドウの表示位置、表示サイズ、セレクトウィンドウに選択されている仮想ファイルに関するレイアウト情報を、自動的に記憶させておけば、起動中のセレクトウィンドウの数だけ仮想ツリーへの登録操作をユーザーに繰り返させることなく、次回起動時に、前回作業時のセレクトウィンドウのレイアウトを再現できるようになる。
さらに、セレクト機能で選択された画像ファイルを仮想的なアルバムに収めて閲覧させたり、ファイル検索の結果を仮想ツリーに保存させてもよい。また、上記プログラムで処理可能なファイルは、静止画像ファイルだけでなく、文書ファイル、音声ファイル、動画像ファイルなど、ファイル管理ソフトウェアで処理可能なファイルであってもよく、ファイルの種類は限定されない。
図13のステップS109では、実ファイルへの反映を、図12に示すファイル処理の種類によって、リアルタイムに反映させる場合(ファイル処理が、コピー、移動、印刷等の場合)と、ユーザーからの指示を待って反映させる場合(ファイル処理が、削除、リサイズ、リネイム、画像補正等の場合)とに分けてもよい。
なお、上記プログラムは、ドライブ110によるインストールに限定されることなく、ネットワークインターフェース111や拡張ポート112を介したダウンロードによるインストールであってもよく、また記録媒体に記録されたプログラムをHDD110から直接実行するようにしても良い。
本発明は、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(図7,8のフローチャート)をコンピュータ又はCPUに供給し、そのコンピュータ又はCPUが該供給されたプログラムを読出して実行することによって、達成することができる。
この場合、上記プログラムは、該プログラムを記録した記憶媒体から直接供給されるか、又はインターネット、商用ネットワーク、若しくはローカルエリアネットワーク等に接続される不図示の他のコンピュータやデータベース等からダウンロードすることにより供給される。
上記プログラムの形態は、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラムコード、オペレーティングシステムに供給されるスクリプトデータ等の形態から成ってもよい。
また、本発明は、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを記憶した記憶媒体をコンピュータ又はCPUに供給し、そのコンピュータ又はCPUが記憶媒体に記憶されたプログラムを読出して実行することによっても、達成することができる。
この場合、格納媒体から読出されたプログラムコード自体が上述した各実施の形態の機能を実現すると共に、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成する。
プログラムコードを記憶する記憶媒体としては、例えば、ROM、RAM、NV−RAM、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、MO、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等がある。
上述した実施の形態の機能は、コンピュータから読出されたプログラムコードを実行することによるばかりでなく、コンピュータ上で稼動するオペレーティングシステム等がプログラムコードの指示に基づいて実際の処理の一部又は全部を行うことによっても実現することができる。
本発明の実施の形態に係るファイル処理装置は、PC、サーバ、携帯情報端末(PDA)、携帯電話、デジタルカメラ等の機器に適用することができる。
本発明の実施の形態に係るファイル処理装置の構成を概略的に示すブロック図である。 図1のPC100が用いる仮想ファイル管理システムによって管理される仮想ツリーのディレクトリ構成の一例を示す概略図である。 図2における仮想ファイルや仮想フォルダを管理する仮想ファイル管理システムの基本オブジェクトの種類とそれらの関係を示す概念図である。 図2の仮想ツリー200の一部を図3の基本オブジェクトによって示す図である。 図4の各オブジェクトの記憶媒体に格納される領域を示すメモリマップを示す図であり、(a)は、図3における仮想階層オブジェクト310のデータ群の格納領域を示し、(b)は、図3における仮想フォルダオブジェクト320及び仮想ファイルオブジェクト330のデータ群を示す。 図2の仮想ツリー200を表示する仮想ツリーウィンドウの表示画面の一例を示す図である。 図1のPC100によって実行されるファイル操作処理の一例のフローチャートである。 図5のものと同様のメモリマップを示す図であり、図7のステップS3〜S7のファイル追加処理において仮想ツリー200の第n階層にファイル追加された状態を示す。 図7のステップS3〜S7のファイル追加処理において仮想ツリー200の第1階層にファイルが追加された状態を具体的に示す図であり、(a)は、仮想ツリー200の一部を示し、(b)は、(a)に対応する仮想ファイル管理システムの基本オブジェクト間の関係を示す。 図7のステップS10〜S12のファイル展開処理の状態を示す図であり、(a)は、ファイル展開処理前の状態を、(b)は、ファイル展開処理における処理の進行状態を、(c)は、ファイル展開処理後の状態を示す。 図2の仮想ツリー200上で管理可能なセレクトウィンドウの表示画面の一例を示す図である。 図11のセレクトウィンドウ800におけるメニュー及びツールバーによって実行可能な機能の一例を示す図である。 図1のPC100によって実行されるファイル処理のフローチャートである。 図13のファイル処理におけるセレクトウィンドウ800を用いた実ファイル選択処理の状態を示す図であり、(a)は、図1のディスプレイ106の表示画面の一例を、(b)は、(a)の表示画面に加えてセレクトウィンドウ800を表示した状態を、(c)は、実ファイルがドラッグ&ドロップされている状態を、(d)は、実ファイル移動後の実ファイルの表示の変化を示す。 図13のファイル処理における仮想ツリーウィンドウ600aを用いた実ファイル選択処理の状態を示す図であり、(a)は、図1のディスプレイ106の表示画面に加えて仮想ツリーウィンドウ600aを表示した状態を、(b)は、実ファイルがドラッグ&ドロップされている状態を示す。 図11のセレクトウィンドウ800が複数個起動された場合を示す図であり、(a)は、複数個の実ファイルが2個のセレクトウィンドウ800にドラッグ&ドロップされている状態を、(b)は、2個のセレクトウィンドウ800間における仮想ファイルの移動を示す。 図2の仮想ツリー200を表示する仮想ツリーウィンドウの表示画面の他の例を示す図である。
符号の説明
100 PC
106 ディスプレイ
200 仮想ツリー
310 仮想階層オブジェクト
320 仮想フォルダオブジェクト
330仮想ファイルオブジェクト
600a,b 仮想ツリーウィンドウ
800 セレクトウィンドウ
830 セレクトファイル表示領域

Claims (15)

  1. 1つ以上の実ファイルに対して所定のファイル処理を実行するファイル処理装置において、仮想フォルダを作成する仮想フォルダ作成手段と、前記作成された仮想フォルダへ前記実ファイルを選択するファイル選択手段と、前記選択された実ファイルを仮想ファイルとして管理する仮想ファイル管理手段と、前記仮想ファイルに対して所定のファイル処理を実行するファイル処理手段とを備えることを特徴とするファイル処理装置。
  2. 前記ファイル選択手段は、複数のフォルダから実ファイルを選択することを特徴とする請求項1記載のファイル処理装置。
  3. 前記仮想ファイルを選択する仮想ファイル選択手段を備え、前記仮想ファイル処理手段は、前記選択された仮想ファイルに対して所定のファイル処理を実行することを特徴とする請求項1又は2記載のファイル処理装置。
  4. 前記仮想ファイル管理手段は、前記選択された実ファイルと前記仮想ファイルとを互いに関係付けて管理することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のファイル処理装置。
  5. 前記仮想ファイル管理手段は、前記仮想フォルダ及び前記仮想ファイルを仮想的なディレクトリ構成を有する仮想ツリー上で管理することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のファイル処理装置。
  6. 前記仮想ファイル管理手段は、前記仮想フォルダ及び又は仮想ツリーを表示する表示手段を備えることを特徴とする請求項5記載のファイル処理装置。
  7. 前記表示手段は複数であることを特徴とする請求項6記載のファイル処理装置。
  8. 前記仮想ファイルは、前記複数の表示手段間において操作可能であることを特徴とする請求項7記載のファイル処理装置。
  9. 前記仮想ファイル管理手段は、前記表示手段に表示された仮想フォルダを前記仮想ツリーに登録する登録手段を備え、前記仮想ファイル管理手段は前記登録された仮想フォルダを管理することを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載のファイル処理装置。
  10. 前記登録前の仮想フォルダを表示する表示手段を閉じることにより前記実ファイルの選択を解放する選択解放手段を備えることを特徴とする請求項9記載のファイル処理装置。
  11. 前記登録前の仮想フォルダを管理する他の仮想ファイル管理手段を備えることを特徴とする請求項9又は10記載のファイル処理装置。
  12. 前記仮想ファイル管理手段は、オブジェクトIDを付与することにより前記仮想フォルダと前記仮想ファイルとを関係付けることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載のファイル処理装置。
  13. 前記仮想ファイルに対して実行されたファイル処理の結果を前記選択された実ファイルに反映させる反映手段を備えることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載のファイル処理装置。
  14. 1つ以上の実ファイルに対して所定のファイル処理を実行するファイル処理方法において、仮想フォルダを作成する仮想フォルダ作成工程と、前記作成された仮想フォルダへ前記実ファイルを選択するファイル選択工程と、前記選択された実ファイルを仮想ファイルとして管理する仮想ファイル管理工程と、前記仮想ファイルに対して所定のファイル処理を実行するファイル処理工程とを有することを特徴とするファイル処理方法。
  15. 1つ以上の実ファイルに対して所定のファイル処理を実行するファイル処理方法をコンピュータに実行させるファイル処理プログラムであって、仮想フォルダを作成する仮想フォルダ作成モジュールと、前記作成された仮想フォルダへ前記実ファイルを選択するモジュールと、前記選択された実ファイルを仮想ファイルとして管理する仮想ファイル管理モジュールと、前記仮想ファイルに対して所定のファイル処理を実行するファイル処理モジュールとを備えることを特徴とするファイル処理プログラム。
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