JP2005106436A - 水管壁のシールボックス部施工方法及び水管壁 - Google Patents

水管壁のシールボックス部施工方法及び水管壁 Download PDF

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俣 孝 二 小
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関 幸 二 石
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原 健 一 松
Eiichi Nishina
科 栄 一 仁
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Abstract

【課題】 炉の水管壁構造における水管のシールボックス部の施工の工期を短縮し、工事費の大幅な削減を可能とすることを課題とする。
【解決手段】 焼却炉等の水管壁構造におけるマンホール等の設置個所をシールするシールボックス部の施工において、マンホール4等を設置すべき箇所の水管を予めシールボックス6A,6Bに固着し、このシールボックス6A,6Bを所定の位置に組み込んで水管パネル1を形成し、次いで前記シールボックス6A,6B内に所定の空洞部を形成するための中子14,15をセットしたのちシールボックス6A,6B内に不定形耐火物10を流し込み、この不定形耐火物の固化後前記中子14を撤去してこの水管パネル1を炉の施工現場へ搬送し、炉壁に組み込むことを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、水管壁構造を有するごみ焼却炉等のシールボックス部の施工方法に関する。
例えば図5に概要の断面図を示すような都市ごみの焼却炉aにおいては、炉内での燃焼による廃熱を回収して再利用を図る廃熱ボイラ構造が一般に採用されるようになっている。
この廃熱ボイラ構造は、通常焼却炉aの炉壁b部分の耐火物内に多数本の水管を埋設してそれぞれを連通させ、水管群の一端から供給する水や水蒸気を他端から回収する間に炉内の熱と熱交換して温水や水蒸気として取り出し、また水管を流れる水や水蒸気により炉壁耐火物を冷却して炉壁の保護を図るように構成されている。
上記のような水管による廃熱ボイラ構造を有する焼却炉においては、図6に一部の水管c部分の側面図を示すように、その適所に作業用マンホールdや温度計、圧力計等のノズルe,eが設置される。また水管c,c…同士はその側部に溶接されるフインfにより結合されていて熱交換性の向上と水管c,c…の補強とを図るようになされている。
しかし上記マンホールdやノズルe用のホールが設けられる部位の水管c,c…は、これらマンホールやノズルホールの設置の妨げとならないようにするため左右に屈曲させてその設置部位から逃すようにしており、そのためこれらノズルeやマンホールdの設置部位の水管c,c…はフィンで結合することができない。
それ故、この部位の炉外をシールボックスg,g…で覆うようにし、この部分から燃焼ガスが炉外にリークしないようにしている。すなわち水管c,c…の炉外側にシールボックスg,g…を設け、このシールボックスg内に所定の空洞を作るための中子を装入したのちキヤスタブルを充填してその目的を果たすようになされている。
ところで上記シールボックスg内へのキヤスタブルの充填の際には、炉内側からフィンの存在しない部位の水管間を塞ぐように形どられた枠板を設置し、この枠板とシールボックスgの外郭との間にその上部からキヤスタブルを白矢印のように注入するようにして施工されている。
特開2003−148713号公報
しかるに上記従来のシールボックスの施工方法では、炉内側からセットする枠板を水管c,c…の屈曲形状に合致する形状に形成しなければならないため枠板の形状が複雑となり、シールボックスgを構築する段階で多くの工数を要するという問題があり、勢い工事費がアップすることになる。
またシールボックスgは、ごみ処理能力400t/日クラスの焼却炉で1炉当り150〜200箇所に必要となるため、現場での施工に長時間を要している。
現場施工においては、過熱器管やスクリーン管などが既に設置されている関係上、耐火物施工時に十分なスペースを確保することが難しい場合が多い。
さらに廃熱ボイラ(水管)は、約20〜30mの高さがあるため、施工現場では作業者の上下移動が頻繁に必要となり、現場作業の作業者に与える負担が大きくなるとともに作業に多くの時間を要し、工事費の高騰に繋がるなどの問題点があった。
本発明はこれに鑑み、シールボックス部の現場での工期を短縮し、工事費の大幅な削減を可能とするシールボックス部の施工方法を提供することを課題としてなされたものである。
上記課題を解決する手段として、請求項1に記載の発明は、焼却炉等の水管壁構造におけるマンホール等の設置個所をシールするシールボックス部の施工において、マンホール等を設置すべき箇所の水管に予めシールボックスを固着して水管パネルを形成し、次いで前記シールボックス内に所定の空洞部を形成するための中子をセットしたのちシールボックス内に不定形耐火物を流し込み、この不定形耐火物の固化後前記中子を撤去してこの水管パネルを炉の施工現場へ搬送し、炉壁に組み込むことを特徴とする。
こうしたことにより、炉の構築現場での作業であった枠板等の資材のセット、およびその枠板自体が不要となり、現場での工数が激減するため工事費の大幅な削減が可能となる。
また従来現場施工であった作業が工場での作業に変換されるので、現場での工期の短縮に繋がり、作業環境も改善される。さらにシールボックス部のみの施工を考えたとき、現場施工に比べ約30%の工事費および工期の低減をみることができる。
請求項2に記載の発明は、上記請求項1におけるシールボックス内への不定形耐火物の流し込みを、シールボックスを水管壁に組み込む前に行ない、不定形耐火物の固化後に組み込んで水管パネルとするようにしたことにある。
請求項3は、上記請求項1および2のいずれもシールボックスへの不定形耐火物の流し込み施工は水管パネルの炉内側を上向きとして寝かせた状態で行なうようにしたことにある。
請求項4は、請求項1〜3に記載の方法により施工されたシールボックス部を有することを特徴とする水道管である。
以上説明したように本発明によれば、従来炉の構築現場で行なわれていた水管のシールボックス部の施工を工場等で行なうことができることをはじめ、炉壁に組み込む際に必須の部材として用いられていた枠板(型板)自体が不要となり、その組み付けも要しないので、炉の構築現場での工数を激減させることができるとともに工期の大幅な短縮と工事費の低減を図ることができ、併せて作業環境の改善にも大きく寄与することができる。
以下、本発明を図面に示す実施の形態を参照して説明する。
図1は水管パネル1の一例の平面図を示し、図2は図1のA−A断面を示すもので、マンホール設置部2と2箇所のノズル設置部3,3を設ける場合を例示しており、これらマンホール設置部2およびノズル設置部3,3にはマンホール4およびノズルホール5,5をシールするためのシールボックス6A,6B,6Bが設けられる。
上記シールボックスは、図3にマンホール設置部2のシールボックス6Aの図1におけるB−B断面を、図4に正面図を示すように、上面が開放されマンホール4をシールするに十分な大きさの箱状とされ、その相対向する側壁7,7の上部間には該シールボックス6Aの横幅の範囲に配される水管本数に対応する本数の接続用の短い水管(以下短管と称し、符号8で総称する)が溶着されている。
これらの短管8,8…は、シールボックス6Aの中央側に位置しマンホール4を迂回しかつ隣位の短管と干渉しないようにするため斜め下向へ向け大きく湾曲された一対の曲管8a,8aと、その外側に位置し若干屈曲された曲管8b,8bと、最外側に位置する直状管8c,8cとで構成され、各短管8a,8b,8cの端部は水管パネル1を構成するための直管状の水管9,9…を溶接するに足る長さだけ側壁7,7外に若干突出されている。
前記シールボックス6Aの底部には、不定形耐火物10(キヤスタブル)を支持するため所要数のアンカー部材11,11が植設されている。
なお、マンホール設置部2以外のノズル設置部3,3のシールボックス6B,6Bは、ノズルホール5が小さいのでその直近の1本の短管だけが曲管8dとされ、他は直状管8e,8e…とされる。またこれら曲管の本数や曲げ具合いは、対象となるマンホール4やノズルホール5の大きさに応じて適宜選定される。図中12はシールボックス6A,6B,6Bを載置する台座を示す。
次に水管パネル1のシールボックス部の施工について説明する。
工場において、マンホール設置部2、ノズル設置部3,3にそれぞれ対応するシールボックス6A,6B,6Bを平坦な面上に適宜台座12を介してその開放面を上向きとして水平に置き、各シールボックス6A,6B,6Bの短管8の各端部に水管パネル1を構成する水管9,9…をそれぞれ溶接して接続する。水管パネル1を構成する水管9,9…はその側部間がフイン13,13…により結合されて一体化されている。
このようにシールボックス6A,6B,6Bを所定の箇所に接続したのち、シールボックス6A,6B,6B内の所定の位置にマンホール4、ノズルホール5,5を形成するための中子14,15,15をセットし、次いでシールボックス6A,6B,6Bの上部開放面から短管8の間を通して不定形耐火物10(キヤスタブル)を上方から白矢印のように流し込む。このとき短管8の下半部が不定形耐火物10内に埋没する程度の施工とする。
不定形耐火物10が硬化したのち前記中子14,15,15を撤去してシールボックス部の施工を完了し、水管パネル1が形成される。
こうして形成された水管パネル1を工場から炉の施工現場へ運搬し、炉壁への組み込みを行う。
他の実施形態として、図4にその一つを示すようにシールボックス6A,6B,6Bの各単体を上向きに設置してその内部に予め中子をセットして不定形耐火物10を流し込み施工し、その不定形耐火物10が硬化して中子を撤去したのち水管9,9…に組み込んで水管パネル1を形成するようにしてもよい。
上記いずれの実施形態においても、シールボックス6A,6B,6Bの組み込み、シールボックス6A,6B,6Bへの不定形耐火物10の施工は、水管パネル1の炉内側を上向きに寝かせた状態で行なわれる施工形態である点において両者とも同じである。
本発明の一実施形態における水管パネルの平面図。 図1のA−A断面図。 図1、図2におけるマンホール設置部のシールボックスを示す側面図。 本発明の他の実施形態におけるシールボックス単体施工状態を示すシールボックスの正面図。 本発明の適用対象である焼却炉の一例を示す略示断面図。 従来の施工方法を示す断面図。
符号の説明
1 水管パネル
2 マンホール設置部
3 ノズル設置部
4 マンホール
5 ノズルホール
6A マンホール用シールボックス
6B ノズルホール用シールボックス
7 側壁
8 短管
9 水管
10 不定形耐火物(キヤスタブル)
11 アンカー部材
12 台座
13 フイン
14 マンホール用中子
15 ノズルホール用中子

Claims (4)

  1. 焼却炉等の水管壁構造におけるマンホール等の設置個所をシールするシールボックス部の施工において、マンホール等を設置すべき箇所の水管に予めシールボックスを固着して水管パネルを形成し、次いで前記シールボックス内に所定の空洞部を形成するための中子をセットしたのちシールボックス内に不定形耐火物を流し込み、この不定形耐火物の固化後前記中子を撤去してこの水管パネルを炉の施工現場へ搬送し、炉壁に組み込むことを特徴とする水管壁のシールボックス部施工方法。
  2. 焼却炉等の水管壁構造におけるマンホール等の設置個所をシールするシールボックス部の施工において、マンホール等を設置すべき箇所の水管に予めシールボックスを固着し、このシールボックス内に所定の空洞部を形成するための中子をセットしたのちシールボックス内に不定形耐火物を流し込み、この不定形耐火物の固化後前記中子を撤去したのちこのシールボックスを水管壁の所定の位置に組み込んで水管パネルを形成し、この水管パネルを炉の施工現場へ搬送して炉壁に組み込むことを特徴とする水管壁のシールボックス部施工方法。
  3. 前記不定形耐火物の施工を前記水管パネルの炉内側を上向きとして寝かせた状態で行うことを特徴とする請求項1または2記載の水管壁のシールボックス部施工方法。
  4. 請求項1〜3に記載の方法により施工されたシールボックス部を有することを特徴とする水管壁。
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