JP2005104695A - コンベヤ戻り側ベルトの剥落輸送物捕集装置 - Google Patents

コンベヤ戻り側ベルトの剥落輸送物捕集装置 Download PDF

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JP2005104695A JP2003343591A JP2003343591A JP2005104695A JP 2005104695 A JP2005104695 A JP 2005104695A JP 2003343591 A JP2003343591 A JP 2003343591A JP 2003343591 A JP2003343591 A JP 2003343591A JP 2005104695 A JP2005104695 A JP 2005104695A
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Nobuya Hatta
暢哉 八田
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Abstract

【課題】戻り側ベルトの剥落輸送物を別途駆動装置を設けずにヘッドシュートへ移送でき
るようにする。
【解決手段】外力が作用しないと幅方向両端縁部を重ねた円筒形状となる無端状の捕集ベ
ルト23の上部を、戻り側ベルト受けローラ8aと戻り側ベルト3bの間に扁平状態で挟
ませ、下部を、戻り側ベルト受けローラ8aよりもテール側の円筒ガイドローラ24a,
24bと、ヘッドシュート6内の扁平ガイドローラ25に掛け回す。扁平ガイドローラ2
5は捕集ベルト23を扁平させるための押えローラ28を備える。戻り側ベルト3bから
の剥落輸送物9は、コンベヤベルト3より回転動力を付与されて循環する捕集ベルト23
上に受けた後、円筒形状となる捕集ベルト23内に包んでヘッドシュート6内まで移送さ
せ、捕集ベルト23が扁平ガイドローラ25の近傍で幅方向に開かれるときにヘッドシュ
ート6内へ落下排出させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ベルトコンベヤの戻り側ベルトの表面側がベルト受けローラ等と接触するこ
とにより該戻り側ベルトの表面から剥れ落ちる剥落輸送物を捕集するためのコンベヤ戻り
ベルトの剥落輸送物捕集装置に関するものである。
ばら荷状態の輸送対象物を効率よく大量輸送する装置としてベルトコンベヤが広く一般
に使用されている。
この種のベルトコンベヤIは、図6にその一例の概略を示す如く、図示しないフレーム
の長手方向両端部に回転自在に設けたヘッドプーリ1とテールプーリ2との間に、幅広の
コンベヤベルト3を無端状に掛け回して該コンベヤベルト3が上記ヘッド側とテール側の
各プーリ1と2の間で循環移動できるようにしてあり、上記コンベヤベルト3のテール側
端部の上方に設けられた供給ホッパ4より落下供給させる輸送対象物5を、送り側ベルト
3aの上側に載置させて、コンベヤベルト3の循環移動に伴いヘッド側へ輸送させ、上記
コンベヤベルト3がヘッドプーリ1に沿って下向きに反転するときに、上記送り側ベルト
3a上をヘッド側へ輸送された輸送対象物5を自重によりヘッドシュート6へ落下排出さ
せるようにしてある。
又、上記ヘッドプーリ1とテールプーリ2の間に位置する送り側ベルト3aと戻り側ベ
ルト3bは、それぞれ多数のベルト受けローラ7,8に沿わされて荷重を支持させるよう
にしてある。したがって、送り側ベルト3aを受ける送り側ベルト受けローラ7は、それ
ぞれ該送り側ベルト3aの裏面側に接し、一方、戻り側ベルト3bを受ける各戻り側ベル
ト受けローラ8は、それぞれ該戻り側ベルト3bの表面側に接するようにしてある。なお
、ヘッドプーリ1に最も近い位置で戻り側ベルト3bを受ける戻り側ベルト受けローラ8
は、戻り側ベルト3bを上方へ押し上げてコンベヤベルト3全体に張力を付与させるよう
な位置に設置してあり、ヘッドプーリ1とコンベヤベルト3との間の摩擦力を増加させて
両者のスリップの発生を防止できるようにしてある。
ところで、上記のような構成としてあるベルトコンベヤIにて、石灰石や石炭のような
細かい微粉の発生する輸送対象物5を輸送する場合には、該輸送対象物5に含まれている
微粉等の輸送物がコンベヤベルト3の表面に載せられて輸送される間に該コンベヤベルト
3の表面に付着してしまい、輸送対象物5が、ヘッドプーリ1を通過してヘッドシュート
6内へ落下しても、コンベヤベルト3の表面に付着した輸送物は、ヘッドプーリ1で送り
側ベルト3aが下向きに反転されるときにもヘッドシュート6へ落下されずに、戻り側ベ
ルト3bの表面に付着したまま残ることがある。この戻り側ベルト3bの表面に付着した
輸送物は、該戻り側ベルト3bの表面が戻り側ベルト受けローラ8と接触すること等によ
り剥がれ落ちることがある。
このために、戻り側ベルト3bの表面から剥がれ落ちる剥落輸送物9を捕集できるよう
にして、該剥落輸送物9がヘッドシュート6以外のところのベルトコンベヤ3の領域に堆
積したり、周囲の環境を汚染することを防止できるようにすることが重要である。そのた
めの対策としては、上記戻り側ベルト受けローラ8との接触により戻り側ベルト3bから
の剥落輸送物9の発生が懸念される上記ベルトコンベヤIのヘッド側端部の下方位置に、
剥落輸送物捕集用の小型のベルトコンベヤ10を、水平方向に配置して、剥落輸送物捕集
用ベルトコンベヤ10のヘッド側端部10aがヘッドシュート6内に位置するように設け
て、上記戻り側ベルト3bからの剥落輸送物9を、上記剥落輸送物捕集用ベルトコンベヤ
10上に受けた後、ヘッドシュート6まで移送させるようにする手段が広く取られている
。11は上記剥落輸送物捕集用ベルトコンベヤの駆動装置である。
又、戻り側ベルト3bからの剥落輸送物を捕集できるようにするための他の手法として
は、図7に概略を示す如く、鉱石運搬用のベルトコンベヤIのヘッド側端部の下方位置に
、戻り側より落下する剥落輸送物9を受けるためのフラットな床面12を設置して、該床
面12上に、断面形状L字状の複数本のアタッチメント13が横架固定される平行な無端
チェーンベルト14を、駆動軸15と受動軸16との間にて掛け回して設置し、図示しな
い駆動装置で駆動軸15を回転させることにより、チェーンベルト14を循環移動させて
、上記床面12に沿って移動させられる上記各アタッチメント13により、該床面12上
に落下した剥落輸送物9を、掻き寄せて上記ベルトコンベヤIのヘッド側へ移送させるよ
うにすることも提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
なお、粉体や粉粒体、砕石等の輸送対象物を輸送する他の装置として、図8(イ)(ロ
)に示す如きパイプコンベヤ17が知られている。かかるパイプコンベヤ17は、図示し
ないフレームの長手方向両端部に回転自在に設けたヘッドプーリ18とテールプーリ19
との間に、平板状のベルト20を無端状に掛け回して該ベルト20が上記ヘッド側とテー
ル側の各プーリ18と19の間で循環移動できるようにし、更に、送り側ベルト20a及
び戻り側ベルト20bにおける長手方向中間部を、それぞれ丸めローラ(成形ローラ)2
1を通して幅方向に丸めて幅方向両端縁部が所要寸法で重なる筒状となるように変形させ
ると共に、上記丸めローラ21よりもベルト循環方向下流側に所要間隔で配した複数の保
形ローラ22に順次通すことにより、上記送り側及び戻り側のベルト20a,20bの中
間部を幅方向両端縁部を所要寸法重ね合わせた円筒形状のまま保持させることができるよ
うにしてある。かかる構成としてあることにより、上記送り側と戻り側のベルト20a,
20bの中間部を、それぞれ円筒形状とさせることで、送り側では、図示しない輸送対象
物の飛散や輸送対象物の落下を防止させ、又、戻り側では、戻り側ベルト20bの表面に
付着した輸送物の落下を防止させることができるようにしてある(たとえば、特許文献2
参照)。
特開昭50−143287号公報 特開平10−101205号公報
ところが、ベルトコンベヤIのヘッド側端部の下方位置に、図6に示した如き小型の剥
落輸送物捕集用ベルトコンベヤ10を設けたり、上記特許文献1に示されたように、フラ
ットな床面12上にて無端チェーンベルト14と共にアタッチメント13を循環移動させ
るようにした機構を設ける場合には、いずれも駆動装置11を必要とするという問題があ
り、このため、コストが嵩むという問題がある。
一方、上記特許文献2には、ベルトコンベヤIの戻り側ベルト3bからの剥落輸送物9
を捕集することについての考えは全く記載されておらず、したがって、後述する本発明の
コンベヤ戻り側ベルトの剥落輸送物捕集装置の構成が何ら示唆されるものではない。
そこで、本発明は、駆動装置を別途必要とすることなくベルトコンベヤにおける戻り側
ベルトの表面から落下する剥落輸送物を捕集して所定の位置へ輸送して排出することがで
きるようにするコンベヤ戻り側ベルトの剥落輸送物捕集装置を提供しようとするものであ
る。
本発明は、上記課題を解決するために、無端状にして送り側ベルト上の輸送対象物を輸
送して排出した後、戻り側となるようにしてあるベルトコンベヤの戻り側の上流側位置に
、無端状にした捕集ベルトを配置し、該捕集ベルトを戻り側ベルト受けローラで戻り側ベ
ルトの表面に押し付けるようにして、上記戻り側ベルトの移動によって上記捕集ベルトが
追従して移動させられるようにし、且つ上記戻り側ベルトの表面から剥離されて落下する
輸送物を受けた捕集ベルトが剥落輸送物を保持して輸送対象物の排出位置へ排出できるよ
うにした構成とする。
又、戻り側ベルト受けローラを、軸心方向に所要間隔で複数の突条部を有する形状とし
、且つ捕集ベルトを、上記戻り側ベルト受けローラの各突条部の間の凹状部に嵌合できる
幅寸法として複数用意し、各捕集ベルトを戻り側ベルト受けローラの各突条部間に掛けて
戻り側ベルトの表面に押し付けるようにし、且つ上記戻り側ベルト受けローラの下流側位
置から輸送対象物を排出する位置まで上記各捕集ベルトを円筒形状に保持して送ることが
できるようにした構成とする。
更に、戻り側ベルト受けローラよりも下流側の下方となる所要位置に、各捕集ベルトを
円筒形状を保持させた状態で掛けるための円筒ガイドローラを設けると共に、輸送対象物
の排出位置に、各捕集ベルトを扁平状態で掛けるための扁平ガイドローラを設けて、戻り
側ベルト受けローラに掛けられた各捕集ベルトを、上記円筒ガイドローラと扁平ガイドロ
ーラへ順次掛け回すことにより、上記各捕集ベルトにおける上記戻り側ベルト受けローラ
と円筒ガイドローラとの中間部より上記円筒ガイドローラを経て上記扁平ガイドローラの
近傍に至るまでの領域を、円筒形状に保持できるようにした構成とする。
更に又、捕集ベルトを、外力の作用しない状態では幅方向に丸まって幅方向両端縁部を
所要寸法重ね合わせた円筒形状を保持でき、且つ幅方向に開くような外力が作用するとき
には、幅方向に扁平となる状態まで弾性変形できるものとした構成とする。
本発明のコンベヤ戻り側ベルトの剥落輸送物捕集装置によれば、以下の如き優れた効果
を発揮する。
(1)無端状にして送り側ベルト上の輸送対象物を輸送して排出した後、戻り側となるよ
うにしてあるベルトコンベヤの戻り側の上流側位置に、無端状にした捕集ベルトを配置し
、該捕集ベルトを戻り側ベルト受けローラで戻り側ベルトの表面に押し付けるようにして
、上記戻り側ベルトの移動によって上記捕集ベルトが追従して移動させられるようにし、
且つ上記戻り側ベルトの表面から剥離されて落下する輸送物を受けた捕集ベルトが剥落輸
送物を保持して輸送対象物の排出位置へ排出できるようにした構成としてあるので、輸送
対象物輸送用ベルトコンベヤのコンベヤベルトの循環移動に従って捕集ベルトを移動させ
るようにすることにより、別途駆動装置を要することなく捕集ベルトを循環移動させるこ
とができ、該循環移動する捕集ベルトにより、上記コンベヤベルトの戻り側ベルトから剥
がれ落ちる剥落輸送物を受けて捕集した後、輸送対象物の排出位置まで移送して排出させ
ることができる。
(2)上記において、戻り側ベルト受けローラを、軸心方向に所要間隔で複数の突条部を
有する形状とし、且つ捕集ベルトを、上記戻り側ベルト受けローラの各突条部の間の凹状
部に嵌合できる幅寸法として複数用意し、各捕集ベルトを戻り側ベルト受けローラの各突
条部間に掛けて戻り側ベルトの表面に押し付けるようにし、且つ上記戻り側ベルト受けロ
ーラの下流側位置から輸送対象物を排出する位置まで上記各捕集ベルトを円筒形状に保持
して送ることができるようにした構成とすることにより、各捕集ベルトの幅を狭くできる
ため、本発明のコンベヤ戻り側ベルトの剥落輸送物捕集装置をコンパクトなものとするこ
とが可能になる。又、各捕集ベルトに受けられる剥落輸送物を、円筒形状となる各捕集ベ
ルトに包んで輸送対象物の排出位置まで送ることができる。
(3)戻り側ベルト受けローラよりも下流側の下方となる所要位置に、各捕集ベルトを円
筒形状を保持させた状態で掛けるための円筒ガイドローラを設けると共に、輸送対象物の
排出位置に、各捕集ベルトを扁平状態で掛けるための扁平ガイドローラを設けて、戻り側
ベルト受けローラに掛けられた各捕集ベルトを、上記円筒ガイドローラと扁平ガイドロー
ラへ順次掛け回すことにより、上記各捕集ベルトにおける上記戻り側ベルト受けローラと
円筒ガイドローラとの中間部より上記円筒ガイドローラを経て上記扁平ガイドローラの近
傍に至るまでの領域を円筒形状に保持できるようにした構成とすることにより、循環移動
するときに戻り側ベルト受けローラより円筒ガイドローラへ向かう過程で扁平状態から円
筒形状へ徐々に変形される各捕集ベルト上に、戻り側ベルトから剥がれ落ちる剥落輸送物
を受けた後、該剥落輸送物を、上記円筒ガイドローラを経て扁平ガイドローラの近傍位置
に至るまで円筒形状に保持される各捕集ベルト内に包んだ状態で移送させることができる

(4)捕集ベルトを、外力の作用しない状態では幅方向に丸まって幅方向両端縁部を所要
寸法重ね合わせた円筒形状を保持でき、且つ幅方向に開くような外力が作用するときには
、幅方向に扁平となる状態まで弾性変形できるものとした構成とすることにより、円筒ガ
イドローラに沿わせて進行方向を変更させると共に、該円筒ガイドローラを経た後、扁平
ガイドローラの近傍に至る間、各捕集ベルトを円筒形状に容易に保持させることができる
。このため、剥落輸送物を外部に落下させることなく輸送対象物の排出位置まで確実に移
送することが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図4は本発明のコンベヤ戻り側ベルトの剥落輸送物捕集装置の実施の一形態を
示すもので、図6に示したように、テール側よりコンベヤベルト3の送り側ベルト3a上
に載置させられた輸送対象物5を輸送して、ヘッドプーリ1の下方に設けたヘッドシュー
ト6へ排出できるようにすると共に、ヘッドプーリ1で下向きに送られて反転させられた
戻り側ベルト3bを戻り側ベルト受けローラ8で受け、且つコンベヤベルト3に張力を付
与するようにしてある構成と同様なベルトコンベヤIにおいて、上記ヘッドプーリ1に近
いベルト循環方向下流側に位置する2つの戻り側ベルト受けローラ8を、軸心方向に所要
間隔で鉢巻き状の突条部26を有する段付の戻り側ベルト受けローラ8aとして、該各ロ
ーラ8aの凹状部と戻り側ベルト3bとの間に、後述する無端状の捕集ベルト23をそれ
ぞれ扁平状態で挟ませるようにする。更に、上記2つの戻り側ベルト受けローラ8aと戻
り側ベルト3bとの間に通した捕集ベルト23は、上記反ヘッドプーリ1側に位置するベ
ルト受けローラ8aよりも更に下流側となるテール寄りの下方位置に上下二段に設けた円
筒ガイドローラ24a,24bと、上記ヘッドシュート6内に設けた扁平ガイドローラ2
5に順次掛け回し、且つ該掛け回される上記捕集ベルト23が、戻り側ベルト受けローラ
8aと上段円筒ガイドローラ24aとの中間部位置から、下段円筒ガイドローラ24bを
経て上記ヘッドシュート6内における扁平ガイドローラ25の近傍位置までの領域では、
ベルト幅方向に丸まって幅方向両端縁部を所要寸法重ね合わせた円筒形状を保持できるよ
うにし、一方、上記扁平ガイドローラ25に掛かる位置から上記2つの戻り側ベルト受け
ローラ8a上に受けられる位置までの領域では、ベルト幅方向に扁平となる形状を保持で
きるようにする。
詳述すると、上記捕集ベルト23は、コンベヤベルト3を幅方向に複数に分割した寸法
とほぼ対応する幅寸法のものを複数用意し、該狭幅とした複数の捕集ベルト23を、上記
コンベヤベルト3と平行となるように横方向に並べて用いるようにする。更に、上記各捕
集ベルト23は、一例として、外力の作用しない状態では幅方向に丸まって幅方向両端縁
部を所要寸法重ね合わせた円筒形状を保持できるようにしてあり、且つ幅方向両端縁部を
開くような外力が作用するときには、幅方向に扁平となる状態まで弾性変形できるように
してある。
上記各戻り側ベルト受けローラ8aは、図2に示す如く、外周面における軸心方向所要
間隔位置に、突出量が上記捕集ベルト23を扁平させたときの厚みよりもやや低くなるよ
うに設定したリング状の突条部26を、周方向の全周に亘り突設して、隣接する各突条部
26の間の凹状部に、扁平状態の上記各捕集ベルト23をそれぞれ嵌合させて配置できる
ようにした構成とし、該戻りベルト受けローラ8aと、その上側に受けられる戻り側ベル
ト3bとの間にて上記各捕集ベルト23を挟むことで、該各捕集ベルト23を扁平状態へ
変形させた状態で戻り側ベルト3bに上記各捕集ベルト23を密着させ、該戻り側ベルト
3bと突条部2bとの接触と相俟って、コンベヤベルト3が循環移動することに伴い、上
記各捕集ベルト23及び、各戻り側ベルト受けローラ8aが従動させられて各捕集ベルト
23が送られるようにしてある。又、この各捕集ベルト23が戻り側ベルト3bにより送
りを与えられることにより上段円筒ガイドローラ24a,下段円筒ガイドローラ24b、
扁平ガイドローラ25も回転動力を付与できるようにしてある。更に又、上記各戻り側ベ
ルト受けローラ8aの上側にて、上記コンベヤベルト3の戻り側ベルト3bの表面に上記
各捕集ベルト23を接触させることにより、該戻り側ベルト3bの表面に付着している輸
送対象物5の微粉の輸送物の剥離を促すことができるようにしてある。
上記各円筒ガイドローラ24a,24bは、図3に示す如く、上記各捕集ベルト23の
配置と対応する軸心方向の所要間隔位置の外周面部に、上記各捕集ベルト23が円筒形状
となるときの外径に対応した径の略半円形状断面の溝27を、周方向の全周に亘り設けて
あり、これにより、上記各捕集ベルト23を、円筒形状を保持させたままガイドして、そ
の進行方向を変えることができるようにしてある。
上記扁平ガイドローラ25は、図1に示す如く、該扁平ガイドローラ25に掛け回す各
捕集ベルト23の外側位置に、扁平させた状態の上記捕集ベルト23の厚み寸法と対応す
る間隔を隔てて平行配置した押えローラ28を備えてなる構成としてあり、扁平ガイドロ
ーラ25に掛け回す各捕集ベルト23を上記押えローラ28との間に挟むことで、上記各
捕集ベルト23を扁平状態とさせることができるようにしてある。
かかる構成としてあることにより、上記各捕集ベルト23を循環移動させるときに、上
記戻り側ベルト受けローラ8aより上部円筒ガイドローラ24aへ至るまでの間では、ベ
ルト受けローラ8aと戻り側ベルト3bとの間に挟んで各捕集ベルト23を扁平状態を保
持させていた外力が解放されるようにして、上記各捕集ベルト23が、扁平に弾性変形さ
れた状態からの復元力により、幅方向両端縁部が上方へ立ち上がる断面形状略半円形のト
ラフ型の状態を経た後、幅方向両端縁部が所要寸法重ね合わされた円筒形状まで変形でき
るようにしてある。なお、上記各捕集ベルト23の扁平状態から円筒形状への変形をスム
ース且つ確実に行なわせるために、図1に二点鎖線で示す如く、上記戻り側ベルト受けロ
ーラ8aと上段円筒ガイドローラ24aとの間における各捕集ベルト23の移動経路上に
、図8(イ)(ロ)に示した従来のパイプコンベヤ17にてベルト20を幅方向に丸める
ための丸めローラ21と同様の丸めローラ21をそれぞれ設けて、該各丸めローラ21に
て、対応する捕集ベルト23を幅方向に丸めて円筒形状への変形をガイドさせるようにし
てもよい。
又、上記循環移動する各捕集ベルト23が、下段円筒ガイドローラ24bより扁平ガイ
ドローラ25へ至る間では、上記下段円筒ガイドローラ24bに円筒形状を保持したまま
掛け回された各捕集ベルト23が、ヘッドシュート6内に設けられた扁平ガイドローラ2
5へ接近すると、該扁平ガイドローラ25と押えローラ28の間に挟まれて扁平に変形さ
れている先行部分に順次追従することで、上記円筒形状となっていた各捕集ベルト23は
幅方向に開かれて、下向きのトラフ型の状態を経た後、扁平状態へと変形させることがで
きるようにしてある。なお、上記各捕集ベルト23の幅方向両端縁部が所要寸法重ね合わ
されて筒型形状が閉じられた状態から幅方向両端縁部が開かれる状態への変形が、確実に
ヘッドシュート6内で行なわれるようにするために、上記循環移動する各捕集ベルト23
のヘッドシュート6内への進入個所となる開口部30に、図1に示す如く、図8(イ)(
ロ)に示した従来のパイプコンベヤ17にてベルト20の円筒形状を保持させるため保形
ローラ22と同様の保形ローラ22、たとえば、図4に概要を示す如く、上記円筒形状と
なる捕集ベルト23の外周面を、ローラ部材29にて周方向所要角度間隔の多方向(図で
は60度間隔の6方向)より押えることができるようにしてある保形ローラ22を設ける
ようにすることが望ましい。
なお、その他、図6に示したものと同一のものには同一符号が付してある。
上記構成としてある本発明のコンベヤ戻りベルトの剥落輸送物捕集装置を付設したベル
トコンベヤIを運転し、循環移動するコンベヤベルト3にて輸送対象物5の輸送を行わせ
ると、該循環移動するコンベヤベルト3の戻り側ベルト3bと、戻り側ベルト受けローラ
8aとの間に挟まれている各捕集ベルト23が、戻り側ベルト3bに追従して循環移動さ
せられる。
この際、上記コンベヤベルト3上に輸送対象物5を載置して輸送するときに該コンベヤ
ベルト3の表面に付着し、且つヘッドプーリ1に沿った上記コンベヤベルト3の反転時に
も落下されずに戻り側ベルト3bの表面に付着したままとなる輸送物は、該戻り側ベルト
3bが戻り側ベルト受けローラ8a上を通過するときに、戻り側ベルト3bの表面に対し
て上記各捕集ベルト23が接触させられることで剥離が促され、その後、戻り側ベルト受
けローラ8aを通過した上記戻り側ベルト3bと各捕集ベルト23が離れるときに、上記
戻り側ベルト3bの表面からの剥落輸送物9は、上段円筒ガイドローラ24aへ向かうこ
とで扁平状態から上向きのトラフ形状とに変形される各捕集ベルト23上に受けられる。
次に、上記各捕集ベルト23上に受けられた剥落輸送物9は、上段円筒ガイドローラ2
4aへ導かれる過程で幅方向両端縁部が所要寸法重なり合う円筒形状に変形する各捕集ベ
ルト23の内側に包まれる。
その後、上記各捕集ベルト23は、上記上段円筒ガイドローラ24aより下段円筒ガイ
ドローラ24bを経てヘッドシュート6内に進入して扁平ガイドローラ25の近傍に達す
るまでの間は、幅方向両端縁部が所要寸法重なり合った円筒形状が保持されるため、上記
各捕集ベルト23の内側に包まれた上記戻り側ベルト3bからの剥落輸送物9は、外部へ
落下されることなくヘッドシュート6内まで移送される。
しかる後、上記円筒形状の各捕集ベルト23に包まれてヘッドシュート6内まで移送さ
れた剥落輸送物9は、上記ヘッドシュート6内にて扁平ガイドローラ25に接近する各捕
集ベルト23が円筒形状より幅方向に開かれて下向きのトラフ形状を経た後、扁平状態へ
と変形されるときに、該各捕集ベルト23内よりヘッドシュート6内へ落下排出される。
このように、本発明のコンベヤ戻り側ベルトの剥落輸送物捕集装置によれば、戻り側ベ
ルト3bからの剥落輸送物9を、コンベヤベルト3の循環移動に伴って循環移動させられ
る各捕集ベルト23上に捕集してヘッドシュート6へ移送して排出でき、したがって、従
来使用されている剥落輸送物捕集用ベルトコンベヤ10や、特許文献1に示されたような
アタッチメント13付きチェーンベルト14を循環させて戻り側ベルトからの剥落輸送物
の移送手段のように、別途駆動装置11を必要としないため、コストを低く抑えることが
できる。
更に、捕集ベルト23は、外力が作用していない状態では幅方向両端縁部を所要寸法重
ね合わせた円筒形状を保持できるようにしたものを使用することにより、円筒ガイドロー
ラ24a,24bに沿わせて比較的小さい曲率で進行方向を変更させても、捕集ベルト2
3の円筒形状を保持させることができ、このため、剥落輸送物9を外部に落下させること
なく捕集ベルト23内に包んだ状態でヘッドシュート6内まで確実に移送できる。
なお、本発明は上記実施の形態のみに限定されるものではなく、各捕集ベルト23は、
ヘッドプーリ1のコンベヤベルト循環方向下流側に位置する2つの戻り側ベルト受けロー
ラ8aと該各ローラ8aの上側にて受けられる戻り側ベルト3bとの間に掛け回すものと
して示したが、掛け回す戻り側ベルト受けローラ8aは、図5に示す如く、ヘッドプーリ
1の下流側に隣接する1つの戻り側ベルト受けローラ8aのみとしたり、3つ以上の戻り
側ベルト受けローラ8aへ掛け回すようにしてもよい。円筒ガイドローラ24a,24b
は、上下二段に設けるものとして示したが、捕集ベルト23を、幅方向両端縁部が所要寸
法重なる円筒形状を保持させたまま進行方向をヘッドシュート6側へ変更させることがで
きれば、円筒ガイドローラは1つのみとしたり、3つ以上設けるようにしてもよく、又、
捕集ベルト23が円筒形状を保持できれば径は自在に設定してよい。捕集ベルト23とし
ては、外力の作用していない状態で円筒形状を保持できるものを例として示したが、外力
の作用していない状態で扁平な形状となるものを用いるようにしてもよく、この場合には
、円筒ガイドローラ24a,24bの外周側の所要個所に、図3に二点鎖線で示す如く、
該各円筒ガイドローラ24a,24bの各溝27に外周側より嵌合して、上記各溝27の
内底部との間にて、各捕集ベルト23の円筒形状に対応した円筒状の空間部を形成できる
ようにしたカバー31をそれぞれ装備すると共に、上段円筒ガイドローラ24aより、下
段円筒ガイドローラ24bを経てヘッドシュート6に至る捕集ベルト23の移動経路上に
、図4に示した如き保形ローラ22を所要間隔で配置して捕集ベルト23の円筒形状を保
持させるようにすればよい。上記捕集ベルト23は、循環移動するコンベヤベルト3より
付与される回転動力により戻り側ベルト受けローラ8a、上段円筒ガイドローラ24a,
下段円筒ガイドローラ24b、扁平ガイドローラ25を順に経て循環移動でき、且つ幅方
向に円筒形状に丸めて剥落輸送物9を内側に保持させることが可能な材質であれば、材質
は任意に選定してよい。ベルトコンベヤIとしては、石灰石や石炭以外にも、コンベヤベ
ルト3に付着する輸送対象物5の付着物が戻り側ベルト3bより剥落することが懸念され
るものであれば、いかなる輸送対象物5の輸送を行うベルトコンベヤIにも適用できるこ
と、その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論であ
る。
本発明のコンベヤ戻りベルトの剥落輸送物捕集装置の実施の一形態を示す概略切断側面図である。 図1のA−A方向矢視図である。 図1のB−B方向矢視図である。 図1の装置に用いる保形ローラの概要を示す図である。 本発明の実施の他の形態を示す概略切断側面図である。 一般に使用されているベルトコンベヤの概要を示す図である。 従来提案されている戻り側ベルトからの剥落輸送物を回収するための装置の概要を示す図である。 従来のパイプコンベヤの一例を示すもので、(イ)は概略側面図、(ロ)は概略平面図である。
符号の説明
I ベルトコンベヤ
1 ヘッドプーリ
3 コンベヤベルト
3a 送り側ベルト
3b 戻り側ベルト
5 輸送対象物
6 ヘッドシュート
8,8a 戻り側ベルト受けローラ
9 剥落輸送物
23 捕集ベルト
24a 上段円筒ガイドローラ(円筒ガイドローラ)
24b 下段円筒ガイドローラ(円筒ガイドローラ)
25 扁平ガイドローラ

Claims (4)

  1. 無端状にして送り側ベルト上の輸送対象物を輸送して排出した後、戻り側となるように
    してあるベルトコンベヤの戻り側の上流側位置に、無端状にした捕集ベルトを配置し、該
    捕集ベルトを戻り側ベルト受けローラで戻り側ベルトの表面に押し付けるようにして、上
    記戻り側ベルトの移動によって上記捕集ベルトが追従して移動させられるようにし、且つ
    上記戻り側ベルトの表面から剥離されて落下する輸送物を受けた捕集ベルトが剥落輸送物
    を保持して輸送対象物の排出位置へ排出できるようにしたことを特徴とするコンベヤ戻り
    側ベルトの剥落輸送物捕集装置。
  2. 戻り側ベルト受けローラを、軸心方向に所要間隔で複数の突条部を有する形状とし、且
    つ捕集ベルトを、上記戻り側ベルト受けローラの各突条部の間の凹状部に嵌合できる幅寸
    法として複数用意し、各捕集ベルトを戻り側ベルト受けローラの各突条部間に掛けて戻り
    側ベルトの表面に押し付けるようにし、且つ上記戻り側ベルト受けローラの下流側位置か
    ら輸送対象物を排出する位置まで上記各捕集ベルトを円筒形状に保持して送ることができ
    るようにした請求項1記載のコンベヤ戻り側ベルトの剥落輸送物捕集装置。
  3. 戻り側ベルト受けローラよりも下流側の下方となる所要位置に、各捕集ベルトを円筒形
    状を保持させた状態で掛けるための円筒ガイドローラを設けると共に、輸送対象物の排出
    位置に、各捕集ベルトを扁平状態で掛けるための扁平ガイドローラを設けて、戻り側ベル
    ト受けローラに掛けられた各捕集ベルトを、上記円筒ガイドローラと扁平ガイドローラへ
    順次掛け回すことにより、上記各捕集ベルトにおける上記戻り側ベルト受けローラと円筒
    ガイドローラとの中間部より上記円筒ガイドローラを経て上記扁平ガイドローラの近傍に
    至るまでの領域を、円筒形状に保持できるようにした請求項2記載のコンベヤ戻り側ベル
    トの剥落輸送物捕集装置。
  4. 捕集ベルトを、外力の作用しない状態では幅方向に丸まって幅方向両端縁部を所要寸法
    重ね合わせた円筒形状を保持でき、且つ幅方向に開くような外力が作用するときには、幅
    方向に扁平となる状態まで弾性変形できるものとした請求項2又は3記載のコンベヤ戻り
    側ベルトの剥落輸送物捕集装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018131293A (ja) * 2017-02-15 2018-08-23 川崎重工業株式会社 空気浮上式ベルトコンベヤ装置
CN112938388A (zh) * 2021-01-27 2021-06-11 宁夏天地西北煤机有限公司 牵引装置

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