JP2005104260A - 車輪支持装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 互いに接触若しくは近接対向する、軽合金製のナックル3′と鋼製の外輪6′との表面同士の間部分に雨水等の異物が進入する事により、このナックル3′の表面が電食するのを防止する。
【解決手段】 上記間部分の両端部を、それぞれシールゴム31とOリング32とにより塞ぐ事で、この間部分を密封する。この構成を採用する事により、この間部分に雨水等の異物が進入する事を防止し、この間部分に極部電池が構成されるのを防止して、上記課題を解決する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、自動車の車輪を車体に対して回転自在に支持する為に使用する車輪支持装置の改良に関する。
自動車の車輪を構成するホイール1及び制動装置を構成するディスクやドラム等の制動用回転部材(図示の例ではディスク)2は、例えば図7に示す様な車輪支持装置により、車体に対し回転自在に支持している。この車輪支持装置は、懸架装置を構成するナックル3と、車輪支持用軸受ユニット4とから成る。即ち、この様な車輪支持装置を構成する為、上記ナックル3に形成した円形の支持孔5部分に、上記車輪支持用軸受ユニット4を構成する、静止輪である外輪6を、複数本のボルト7により結合固定している。一方、上記車輪支持用軸受ユニット4を構成する、回転輪であるハブ8に、上記ホイール1及び制動用回転部材2を、複数本のスタッド9とナット10とにより結合固定している。
上記外輪6の内周面には、それぞれが静止側軌道である1対の外輪軌道11a、11bを、外周面には結合フランジ12を、それぞれ形成している。この様な外輪6は、この結合フランジ12を上記ナックル3に、上記各ボルト7で結合する事により、このナックル3に対し固定している。この為に図示の例では、上記外輪6の外周面のうち上記結合フランジ12の内側面に隣接する部分に設けた円筒面状の嵌合面部30を、上記ナックル3の外端部に隙間嵌めで内嵌すると共に、上記結合フランジ12の内側面を上記ナックル3の外端面に接触させている。そして、この状態で、上記各ボルト7を、上記ナックル3の円周方向複数個所に形成した通孔13内に挿通すると共に、これら各ボルト7の先端部を、上記結合フランジ12の円周方向複数個所に形成したねじ孔14に螺合し、更に緊締している。
これに対し、上記ハブ8の外周面の一部で、上記外輪6の外端開口(軸方向に関して外とは、自動車への組み付け状態で車両の幅方向外側を言い、図3を除く各図の左側。反対に、自動車への組み付け状態で幅方向内側となる、図3を除く各図の右側を、軸方向に関して内と言う。本明細書全体で同じ。)から突出した部分には、取付フランジ15を形成している。上記ホイール1及び制動用回転部材2は、この取付フランジ15の外側面に、上記各スタッド9とナット10とにより支持固定している。又、上記ハブ8の中間部外周面で、上記両外輪軌道11a、11bのうち、外側の外輪軌道11aに対向する部分に外側の内輪軌道16aを、直接形成している。更に、上記ハブ8の内端部に形成した小径段部17に、内輪18を外嵌固定している。そして、この内輪18の外周面に形成した内側の内輪軌道16bを、上記両外輪軌道11a、11bのうち、内側の外輪軌道11bに対向させている。
これら両外輪軌道11a、11bと両内輪軌道16a、16bとの間には、それぞれが転動体である玉19、19を複数個ずつ、それぞれ保持器20、20により保持した状態で転動自在に設けている。この構成により、背面組み合わせである複列アンギュラ型の玉軸受を構成し、上記外輪6の内側に上記ハブ8を、回転自在に、且つ、ラジアル荷重及びスラスト荷重を支承自在に支持している。尚、図示の例では転動体として玉19、19を使用しているが、重量が嵩む自動車用の軸受ユニットの場合には、上記転動体としてテーパころを使用する場合もある。又、上記外輪6の両端部内周面と、上記ハブ8の中間部外周面及び上記内輪18の内端部外周面との間には、それぞれシールリング21a、21bを設けて、上記各玉19、19を設けた空間と外部空間とを遮断している。
更に、図示の例は、駆動輪(FR車及びRR車の後輪、FF車の前輪、4WD車の全輪)用の車輪支持装置である為、上記ハブ8の中心部に、スプライン孔22を形成している。そして、このスプライン孔22に、等速ジョイント23のスプライン軸24を挿入している。この様に構成する車輪支持装置によれば、前記車輪を構成するホイール1及び制動用回転部材2を、懸架装置に対して回転自在に支持できる。
次に、図8は、車輪支持装置の従来構造の第2例を示している。本例の場合、車輪支持用軸受ユニット4aを構成する、静止輪である外輪6aの外周面には、結合フランジを設けず、この外輪6aの外周面を単なる円筒面としている。この様な外輪6aは、ナックル3aの内周面に設けた円筒面部25に、締り嵌めで内嵌固定している。これと共に、この外輪6aの内端面を、上記円筒面部25の内端縁部分に設けた円輪状の段差面26に突き当てて、軸方向の位置決めを図っている。更に、この状態で、上記円筒面部25の外端寄り部分に全周に亙り形成した係止溝27に係止した欠円環状の止め輪28により、上記外輪6aの外端面を抑え付ける事で、この外輪6aが上記ナックル3aの内側から抜け出る事を防止している。
又、本例の場合、外側の内輪軌道16aは、ハブ8aの小径段部17aに外嵌固定した別体の内輪18aの外周面に設けている。この様に別体の内輪18aを上記小径段部17aに外嵌できる様にする為、本例の場合には、この小径段部17aを、上述した第1例の場合よりも軸方向外側にまで延長している。その他の部分の構造及び作用は、上述の図7に示した第1例の場合と同様である。
次に、図9は、車輪支持装置の従来構造の第3例を構成する為の、車輪支持用軸受ユニットを示している。本例の車輪支持用軸受ユニット4bは、従動輪(FR車及びRR車の前輪、FF車の後輪)を支持するのに使用するものである為、ハブ8bの中心部には、駆動軸であるスプライン軸を挿入する為のスプライン孔を設けていない。又、図示の例の場合、上記ハブ8bの小径段部17に外嵌した内輪18の内端面を、このハブ8bの内端部を径方向外方に塑性変形させて形成したかしめ部29により抑え付けている。ナックル3(図7)と組み合わせて車輪支持装置を構成する態様等、その他の部分の構造及び作用は、前述の図7に示した第1例の場合と同様である。
ところで、近年、自動車のばね下重量を軽減する目的で、懸架装置を構成するナックルを、アルミニウム合金やマグネシウム合金等の軽合金製とする事が行なわれている。これに対し、上記ナックルと共に車輪支持装置を構成する車輪支持用軸受ユニットの静止輪は、従来から引き続き、軸受鋼や浸炭鋼、或は高炭素鋼等の鋼製としている。この様に静止輪を軽合金製とせず、鋼製のままとする理由は、この静止輪の強度及び静止側軌道の転がり疲れ寿命を、それぞれ必要量確保する為である。
ところが、上述の様にナックルを軽合金製とする一方で静止輪を鋼製のままとする構造を採用すると、次の様な不都合を生じる可能性がある。即ち、雨天時等に自動車を走行させると、互いに接触若しくは近接対向する、上記ナックルと上記静止輪との表面同士の間部分に、雨水が進入する。そして、この雨水がこれらナックルと静止輪との間に掛け渡された状態となる。一方、これらナックルと静止輪との間には、金属電位の相違に基づく電位差が生じる。従って、上述の様にナックルと静止輪との間に雨水(電解液)が掛け渡されると、これらナックルと静止輪との間に極部電池が形成される。そして、この静止輪を構成する鋼から上記雨水中に鉄イオンが溶け込み、更にこの鉄イオンが上記ナックルを構成する軽合金の表面に付着する。この結果、この軽合金の表面に錆が生じ(この表面が電食し)、更にこの錆の生成が表面から内部にまで進行する(孔蝕が生じる)。尚、この様な錆は、上記雨水に融雪塩等が含まれている場合に、より発生し易くなる。従って、上述の様にナックルを軽合金製とする一方で静止輪を鋼製のままとする構造を採用すると、これらナックルと静止輪との接触面同士が錆により固着して、修理・交換の際にこれらナックルと静止輪とを分離するのが難しくなったり、或はこのナックルの孔蝕が進んで、このナックルの強度が低下する可能性がある。
そこで、この様な不都合が発生するのを防止すべく、特許文献1には、ナックルと静止輪との表面同士の間に絶縁材製のシートを挟持する構造が記載されている。この様な従来構造の場合には、上記ナックルと上記静止輪との表面同士の間に生じた隙間が上記シートにより塞がれる為、この隙間に外部から雨水等の異物が進入する事を防止できる。従って、上述した様な不都合が発生する事を防止できる。
ところが、上述の特許文献1に記載された従来構造の場合には、次の様な不都合な点がある。即ち、制動時にジャダーと呼ばれる異音が発生するのを抑制する為には、制動用回転部材を支持固定する部位である、回転輪を構成する取付フランジの回転振れ精度を良好にする事が重要となる。この様な取付フランジの回転振れ精度は、この取付フランジの加工精度のみによって決定されるものではなく、静止輪に対する上記回転輪の回転精度や、ナックルに対するこの静止輪の取り付け精度によっても、大きく影響される。これに対し、上述した従来構造の場合には、上記ナックルと上記静止輪との間に剛性の低い(変形し易い)シートを挟持しており、しかもこのシートの厚さが大きい(少なくとも100μm単位の厚さがある)為、上記ナックルに対する上記静止輪の取り付け精度を良好にするのが難しくなる。従って、上記取付フランジの回転振れ精度を正確に管理するのが難しくなり、結果としてジャダーの発生を抑制する事が難しくなる。
又、自動車の走行安定性を確保する為には、車輪支持装置の剛性を十分に確保する事が重要となる。ところが、ナックルを軽合金製とした構造の場合には、このナックルを鋼製とした構造に比べて、このナックル自体の剛性が若干低下する分、車輪支持装置全体の剛性も若干低下すると言った、止むを得ない事情がある。従って、ナックルを軽合金製とした構造の場合には、これ以上別の要因で車輪支持装置の剛性を低下させない様にする事が重要となる。これに対し、上述した従来構造の場合には、上記ナックルと上記静止輪との間に剛性の低いシートを挟持しており、しかもこのシートの厚さが大きい為、このナックルに対するこの静止輪の支持剛性が低下する。従って、その分だけ車輪支持装置全体の剛性が低下し、結果として自動車の走行安定性を確保する事が難しくなる。更には、運転時に、上記ナックルに対して上記静止輪がぐらつき易くなる為、車輪支持用軸受ユニットの耐久性が低下すると言った不都合を生じる。
特開2003−72310号公報
本発明の車輪支持装置は、上述の様な事情に鑑み、鋼製の静止輪と組み合わされた軽合金製のナックルが電食するのを防止でき、しかも上述した様な不都合が生じる事のない構造を実現すべく発明したものである。
本発明の車輪支持装置は何れも、懸架装置を構成する、アルミニウム合金やマグネシウム合金等の軽合金製のナックルと、静止側周面に静止側軌道を有し、使用時にこのナックルに結合した状態で回転しない鋼製の静止輪と、上記静止側周面に対向する回転側周面に回転側軌道を有し、使用時に車輪を支持固定した状態で回転する回転輪と、上記静止側軌道と上記回転側軌道との間に転動自在に設けられた複数個の転動体とを備える。
特に、請求項1に記載した車輪支持装置に於いては、互いに接触若しくは近接対向する、上記ナックルと上記静止輪との表面同士の間部分を、この間部分の端部を塞ぐシール部材により密封している。
又、請求項4に記載した車輪支持装置に於いては、互いに接触若しくは近接対向する、上記ナックルと上記静止輪との表面同士の間部分を、この間部分に液体系のシール剤(例えば、液体パッキング、液体ガスケット、アルミニウム用防錆油剤、マグネシウム用防錆油剤等)を塗布する事により密封している。
上述の様に、本発明の車輪支持装置の場合には、互いに接触若しくは近接対向する、ナックルと静止輪との表面同士の間部分を密封している。この為、この間部分に雨水等が進入する事を防止でき、結果として上記ナックルの表面が電食するのを防止できる。従って、本発明の場合には、上記ナックルと静止輪との表面同士が錆により固着して、修理・交換等の際にこれらナックルと静止輪とを分離するのが難しくなったり、或はこのナックルの孔蝕が進んで、このナックルの強度が低下すると言った不都合を生じる事はない。
又、上記ナックルと上記静止輪とを結合する際に、請求項1に記載した発明の場合には、これらナックルと静止輪との表面同士を、直接接触させる。同じく、請求項4に記載した発明の場合には、これらナックルと静止輪との表面同士を、液体系のシール剤を介して接触させる。但し、このシール剤は液状である為、この接触部でこのシール剤の厚さは、10μm以下と非常に小さくできる。この為、本発明の場合には何れも、上記ナックルに対する上記静止輪の取り付け精度を良好にできる。従って、この取り付け精度に起因して、回転輪を構成する取付フランジの回転振れ精度を良好にできなくなる(ジャダーの発生を抑制し難くなる)と言った不都合が生じる事はない。更には、上記ナックルに対する上記静止輪の支持剛性が低下する事を防止できる。従って、このナックルに対するこの静止輪のぐらつきが大きくなる事はなく、結果として自動車の走行安定性や車輪支持用軸受ユニットの耐久性を十分に確保できる。
本発明は、例えば、前述の図7及び図9に示した様な構造、即ち、静止輪が、外周面に結合フランジを有する外輪であり、この結合フランジの側面をナックルの側面に接触させると共に、この外輪の外周面のうちこの結合フランジの側面と隣接する部分に設けた嵌合面部を上記ナックルの内周面に接触若しくは近接対向させた状態で、上記外輪と上記ナックルとを結合している構造に、適用可能である。
この様な構造に請求項1に記載した発明を適用する場合には、請求項2に記載した様に、上記結合フランジの側面と上記ナックルの側面との間部分の径方向外端部と、上記嵌合面部と上記ナックルの内周面との間部分の上記結合フランジと反対側の端部とを、それぞれシール部材により密閉する。
これに対し、上述の図7及び図9に示した様な構造に請求項4に記載した発明を適用する場合には、請求項5に記載した様に、上記結合フランジの側面と上記ナックルの側面との間部分、並びに、上記嵌合面部と上記ナックルの内周面との間部分に、それぞれシール剤を塗布する。
又、本発明は、前述の図8に示した様な構造、即ち、静止輪が、円筒状の外周面を有する外輪であり、この外輪をナックルの内周面に締り嵌めで内嵌すると共に、この外輪の軸方向端面をこのナックルの内周面の端部に設けた段差面に接触若しくは近接対向させた状態で、上記外輪と上記ナックルとを結合している構造にも、適用可能である。
この様な構造に請求項1に記載した発明を適用する場合には、請求項3に記載した様に、上記外輪の外周面と上記ナックルの内周面との間部分の上記段差面と反対側の端部と、上記外輪の軸方向端面と上記段差面との間部分の径方向内端部とを、それぞれシール部材により密閉する。
これに対し、上述の図8に示した様な構造に請求項4に記載した発明を適用する場合には、請求項6に記載した様に、上記外輪の外周面と上記ナックルの内周面との間部分、並びに、上記外輪の軸方向端面と上記段差面との間部分に、それぞれシール剤を塗布する。
但し、本発明は、前述の図7〜9に示した様な構造に限らず、外輪回転型も含め、特許請求の範囲に記載された要件を満たす、総ての車輪支持装置に適用可能である。
又、請求項1〜3に記載した発明を実施する場合に、好ましくは、シール部材として、ゴム等の弾性材により環状に構成したものを採用する。そして、使用時には、このシール部材を、ナックルと静止輪とのうちの何れか一方の部材の表面に全周に亙って固定すると共に、このシール部材の先端縁を他方の部材の表面に全周に亙って弾性的に当接させる。或は、上記シール部材を、上記ナックルと上記静止輪との表面同士の間で、全周に亙り弾性的に圧縮挟持する。
又、請求項4〜6に記載した発明を実施する場合に、好ましくは、上記ナックルと上記静止輪とを互いに結合するのに先立って、これらナックルと静止輪とのうちの少なくとも一方の部材の表面のうち、他方の部材の表面に対して接触若しくは近接対向させる部分に、液体系のシール剤を塗布しておく。この様にすれば、上記ナックルと静止輪とを互いに結合した状態で、互いに接触若しくは近接対向する、これらナックルと静止輪との表面同士の間に、上記液体系のシール剤を隙間なく介在させる事ができる。
図1〜4は、請求項1、2に対応する、本発明の実施例1を示している。尚、本実施例の特徴は、アルミニウム合金、マグネシウム合金等の軽合金製のナックル3′と、鋼製の外輪6′との結合部の構造にある。その他の部分の構造及び作用は、前述の図7に示した従来構造の第1例の場合と同様である為、重複する説明を省略若しくは簡略にし、以下、本実施例の特徴部分を中心に説明する。
本実施例の構造の場合、図示の様に上記ナックル3′と上記外輪6′とを互いに結合した状態で、このナックル3′の外端面とこの外輪6′を構成する結合フランジ12の内側面とが、互いに接触する。これと共に、このナックル3′の外端部内周面と、上記外輪6′の外周面のうち上記結合フランジ12の内側面と隣接する部分に設けた円筒面状の嵌合面部30とが、径方向の微小隙間を介して互いに近接対向する。又、これら互いに接触する表面同士の間部分と、互いに近接対向する表面同士の間部分とは、互いに連通している。そして、本実施例の場合、この様に互いに連通する両間部分を密封している。
この為に本実施例の場合には、互いに連通する上記両間部分のうち、上記ナックル3′の外端面と上記結合フランジ12の内側面との間部分の径方向外端部を、シール部材であるシールゴム31により密閉している。このシールゴム31は、ニトリルブタジエンゴム(NBR)、アクリルゴム、フッ素ゴム等の各種ゴムにより全体を筒状に構成している。この様なシールゴム31は、図2に自由状態で示す様に、上記結合フランジ12の外周面に全周に亙って焼付け等により固定した状態で、内端縁をこの結合フランジ12の内側面よりも軸方向に少し(軸方向寸法δ)だけ突出させている。そして、図1に示す様に、上記ナックル3′の外端面に上記結合フランジ12の内側面を接触させた状態で、上記シールゴム31の内端縁を上記ナックル3′の外端面に、全周に亙り弾性的に当接させている。これにより、上記ナックル3′の外端面と上記結合フランジ12の内側面との間部分の径方向外端部を、全周に亙り密閉している。尚、本実施例の場合には、上記軸方向寸法δを30〜200μm程度として、上記シールゴム31によるシール性能を過不足なく発揮できる様にしている。
これと共に、本実施例の場合、互いに連通する前記両間部分のうち、上記ナックル3′の外端部内周面と前記嵌合面部30との間部分の軸方向内端部を、シール部材であるOリング32により密閉している。NBR、アクリルゴム、フッ素ゴム等の各種ゴムにより造られた、このOリング32は、上記外輪6′の外周面のうち上記嵌合面部30の内端縁部分に全周に亙り形成した係止溝33内に係止している。そして、図1、4に示す様に、上記嵌合面部30を上記ナックル3′の外端部に隙間嵌めで内嵌した状態で、上記Oリング32を、上記係止溝33の底面と上記ナックル3′の内周面との間で、全周に亙り弾性的に圧縮している。これにより、上記ナックル3′の外端部内周面と上記嵌合面部30との間部分の軸方向内端部を、全周に亙り密閉している。
尚、本実施例の場合、上記係止溝33の形成位置が、上記外輪6′の内周面に形成した軸方向内側の外輪軌道11bの溝底部よりも軸方向内側となる様に、各部の寸法を規制している。これにより、上記外輪6′の径方向の肉厚が上記係止溝33を形成した部分で過小にならない様にして、この外輪6′の剛性がこの係止溝33を形成した部分で不十分となるのを防止している。又、本実施例の場合、上記外輪6′の外周面のうち、上記係止溝33を形成した部分よりも軸方向内側部分の外径を、上記嵌合面部30の外径よりも十分に小さくしている。これにより、図1、4に示す様に、上記ナックル3′と上記外輪6′とを互いに結合した状態で、上記軸方向内側部分と上記ナックル3′の内周面との間に、径方向の厚さ寸法が十分に大きな隙間が生じる様にして、この間部分に雨水が進入した場合にも、この雨水が上記軸方向内側部分と上記ナックル3′の内周面との間に掛け渡されず、当該部分に極部電池が形成されない様にしている。
上述の様に、本実施例の車輪支持装置の場合には、互いに接触若しくは近接対向する、上記ナックル3′と上記外輪6′との表面同士の間部分を密封している。この為、この間部分に雨水等が進入する事を防止でき、結果として上記ナックル3′の表面が電食する事を防止できる。従って、本実施例の場合には、上記ナックル3′と上記外輪6′との表面同士が錆により固着して、修理・交換等の際にこれらナックル3′と上記外輪6′とを分離するのが難しくなったり、或はこのナックル3′の孔蝕が進んで、このナックル3′の剛性が低下すると言った不都合を生じる事はない。
又、本実施例の場合には、上記ナックル3′と上記外輪6′とを結合した状態で、このナックル3′の外端面と、この外輪6′を構成する結合フランジ12の内側面とが直接接触する。この為、上記ナックル3′に対する上記外輪6′の取り付け精度を良好にできる。従って、この取り付け精度に起因して、ハブ8を構成する取付フランジ15の回転振れ精度を良好にできなくなる(ジャダーの発生を抑制し難くなる)と言った不都合が生じる事はない。更には、上記ナックル3′に対する上記外輪6′の支持剛性が低下する事を防止できる。従って、このナックル3′に対するこの外輪6′のぐらつきが大きくなる事はなく、結果として自動車の走行安定性や車輪支持用軸受ユニットの耐久性を十分に確保できる。
次に、図5は、請求項1、3に対応する、本発明の実施例2を示している。本実施例の場合には、前述の図8に示した従来構造の第2例とほぼ同様の構造を有する車輪支持装置に、請求項1、3に記載した発明を適用している。本実施例の構造の場合、図示の様に、アルミニウム合金、マグネシウム合金等の軽合金製のナックル3a′と、鋼製の外輪6a′とを互いに結合した状態で、このナックル3a′の内周面に設けた円筒面部25とこの外輪6a′の外周面の中間部及び内端部とが、互いに接触する。これと共に、上記円筒面部25の内端縁部分に設けた円輪状の段差面26と上記外輪6a′の内端面とが、互いに近接対向する。又、これら互いに接触する表面同士の間部分と、互いに近接対向する表面同士の間部分とは、互いに連通している。そして、本実施例の場合、この様に互いに連通する両間部分を密封している。
この為に本実施例の場合には、互いに連通する上記両間部分のうち、上記段差面26と上記外輪6a′の内端面との間部分の径方向内端部を、シール部材であるシールゴム34により密閉している。このシールゴム34は、NBR、アクリルゴム、フッ素ゴム等の各種ゴムにより全体を円輪状に構成しており、軸受内部空間の内端開口を塞ぐシールリング21b′を構成する芯金35の外径側部分に固定している。
即ち、本実施例の場合、上記芯金35は、金属板に塑性加工を施す事により、断面クランク形で全体を円環状に構成しており、内径側円輪部36と、外径側円輪部37と、これら内径側円輪部36の外周縁と外径側円輪部37の内周縁とを連結する嵌合筒部38とを備える。そして、上記内径側円輪部36の径方向内半部に弾性材製のシール環39を固定すると共に、上記外径側円輪部37の内側面に上記シールゴム34を、焼付け等により添着固定している。そして、上記嵌合筒部38を上記外輪6a′の内端部に締り嵌めで内嵌すると共に、上記外径側円輪部37の外側面を、上記外輪6a′の内端面内周縁部分に当接させている。又、この状態で、上記シールゴム34の外周縁部分を、上記外輪6a′の内端面に全周に亙り弾性的に当接させる事により、この外輪6a′の内端面と上記外径側円輪部37の外側面との間を密封している。そして、図示の様に、上記ナックル3a′と上記外輪6a′とを互いに結合した状態で、上記シールゴム34を、上記段差面26の径方向内半部分と上記外径側円輪部37との間で、全周に亙り弾性的に圧縮挟持している。これにより、上記段差面26と上記外輪6a′の内端面との間部分の径方向内端部を、全周に亙り密閉している。
これと共に、本実施例の場合、互いに連通する前記両間部分のうち、前記円筒面部25と上記外輪6a′の外周面の中間部及び内端部との間部分の軸方向外端部を、シール部材であるOリング32aにより密閉している。このOリング32aは、上記外輪6a′の外周面の外端寄り部分に全周に亙り形成した係止溝33a内に係止している。そして、図示の様に、上記外輪6a′を上記ナックル3a′に内嵌した状態で、上記Oリング32aを、上記係止溝33aの底面と上記円筒面部25との間で、全周に亙り弾性的に圧縮している。これにより、この円筒面部25と上記外輪6a′の外周面の中間部及び内端部との間部分の軸方向外端部を、全周に亙り密閉している。
尚、本実施例の場合、上記係止溝33aの形成位置は、上記外輪6a′の内周面に形成した軸方向外側の外輪軌道11aの溝底部よりも軸方向外側となる様に、各部の寸法を規制している。これにより、上記外輪6a′の径方向の肉厚が上記係止溝33aを形成した部分で過小にならない様にして、この外輪6a′の剛性がこの係止溝33aを形成した部分で不十分となるのを防止している。又、本実施例の場合、上記外輪6a′の外周面のうち、上記係止溝33aを形成した部分よりも軸方向外側部分の外径を、同じく軸方向内側部分の外径よりも十分に小さくしている。これにより、図示の様に、上記ナックル3a′と上記外輪6a′とを互いに結合した状態で、上記軸方向外側部分と上記ナックル3a′の円筒面部25との間に、径方向の厚さ寸法が十分に大きな隙間が生じる様にして、この間部分に雨水が進入した場合にも、この雨水が上記軸方向外側部分と上記円筒面部25との間に掛け渡されず、当該部分に極部電池が形成されない様にしている。
上述の様に構成する本実施例の車輪支持装置の場合も、互いに接触若しくは近接対向する、上記ナックル3a′と上記外輪6a′との表面同士の間部分を密封している。この為、この間部分に雨水等が進入する事を防止でき、結果として上記各表面が電食するのを防止できる。又、本実施例の場合も、上記ナックル3a′と上記外輪6a′とを結合した状態で、このナックル3a′の円筒面部25とこの外輪6a′の外周面の中間部及び内端部とが、直接接触する。この為、このナックル3a′に対するこの外輪6a′の取り付け精度を良好にできる。これと共に、このナックル3a′に対するこの外輪6a′の支持剛性が低下する事を防止できる。
尚、上述した実施例2では、上記ナックル3a′の段差面26と上記外輪6a′の内端面との間部分の径方向内端部を密閉する為に、これら段差面26と外輪6a′の内端面との間で、芯金35を構成する外径側円輪部37及びシールゴム34を挟持する構造を採用した。但し、本発明を実施する場合には、上記段差面26と上記外輪6a′の内端面とのうちの何れか一方の面に全周に亙り係止溝を形成すると共に、この係止溝にOリングを係止する事もできる。この様な構成を採用した場合には、上記段差面26と上記外輪6a′の内端面とを当接させる事に伴い、上記係止溝の底面と他方の面との間で上記Oリングを弾性的に圧縮して、上記段差面26と上記外輪6a′の内端面との間部分の径方向内端部を密閉する。
次に、図6は、請求項4、5、7に対応する、本発明の実施例3を示している。本実施例の場合には、前述の図7に示した従来構造の第1例と同様の構造を有する車輪支持装置に、請求項4、5、7に記載した発明を適用している。本実施例の場合も、前述した実施例1の場合と同様、アルミニウム合金、マグネシウム合金等の軽合金製のナックル3′と、鋼製の外輪6とを互いに結合した状態で、このナックル3′の外端面とこの外輪6を構成する結合フランジ12の内側面との間部分、並びに、このナックル3′の外端部内周面とこの外輪6の嵌合面部30との間部分を、それぞれ密封している。
但し、この為に、本実施例の場合には、互いに連通する上記両間部分(図6に太線で示した部分)に、それぞれ液体パッキング、アルミニウム用防錆油剤(上記ナックル3′がアルミニウム合金製である場合。)、或は液体ガスケット等の、液体系のシール剤40を塗布している。この様にシール剤40を塗布する為に、本実施例の場合には、上記ナックル3′と上記外輪6とを互いに結合するのに先立って、互いに接触若しくは近接させる面である、上記ナックル3′の外端面及び外端部内周面と、上記結合フランジ12の内側面及び嵌合面部30とのうちの、少なくとも一方に、上記シール剤40を塗布している。この様にすれば、上記ナックル3′と上記外輪6とを互いに結合した状態で、上記ナックル3′の外端面及び外端部内周面と、上記結合フランジ12の内側面及び嵌合面部30との間に、上記シール剤40を隙間なく介在させる事ができる。尚、上述の様にシール剤40を塗布する作業は、上記ナックル3′又は軸受ユニットの製造時に行なっても良いし、或はこれらナックル3′と軸受ユニットとを結合する際に行なっても良い。
上述の様に構成する本実施例の車輪支持装置の場合も、互いに接触若しくは近接対向する、上記ナックル3′と上記外輪6との表面同士の間部分を密封している。この為、この間部分に雨水等が進入する事を防止でき、結果として上記各表面が電食するのを防止できる。又、本例の場合には、上記ナックル3′と上記外輪6とを結合した状態で、このナックル3′の外端面と、この外輪6を構成する結合フランジ12の内側面とが、上記シール剤40を介して接触する。但し、このシール剤40は液状である為、この接触部でこのシール剤40の厚さは、10μm以下と非常に小さくする事ができる。従って、本実施例の場合も、上記ナックル3′に対する上記外輪6の取り付け精度を良好にできる。これと共に、このナックル3′に対するこの外輪6の支持剛性が低下する事を防止できる。
尚、本発明を実施する場合、上記シール剤40として使用する液体パッキングは、例えば合成ゴム油剤タイプ等の、各種のものを使用できる。又、同じく上記シール剤40として使用する液体パッキング及びアルミニウム用防錆油剤は、油性、水性の何れであっても良い。
又、図示は省略するが、請求項4に記載した発明は、請求項5に記載した様に、前述の図8に示した様な、外輪の外周面を円筒面とした構造にも適用可能である。この場合には、ナックルの円筒面部と外輪の外周面との間部分、並びに、このナックルの段差面とこの外輪の内端面との間部分に、それぞれ液体系のシール剤を塗布する。
更に、以上の実施例では、本発明を駆動輪用の車輪支持装置に適用した場合に就いて説明したが、本発明は、例えば前述の図9に示した様な、従動輪用の車輪支持用軸受ユニットを含んで構成する車輪支持装置にも適用可能である。
本発明の実施例1を示す断面図。 ナックルと外輪とを結合する以前の状態で示す、図1のA部に相当する拡大図。 外輪のみを取り出して、図1の右側から見た図。 一部を省略して示す、図1のB部拡大図。 本発明の実施例2を示す、部分断面図。 同実施例3を示す断面図。 従来構造の第1例を示す断面図。 同第2例を示す部分断面図。 同第3例を示す断面図。
符号の説明
1 ホイール
2 制動用回転部材
3、3a、3′、3a′ ナックル
4、4a、4b 車輪支持用軸受ユニット
5 支持孔
6、6a、6′、6a′ 外輪
7 ボルト
8、8a、8b ハブ
9 スタッド
10 ナット
11a、11b 外輪軌道
12 結合フランジ
13 通孔
14 ねじ孔
15 取付フランジ
16a、16b 内輪軌道
17、17a 小径段部
18、18a 内輪
19 玉
20 保持器
21a、21b、21b′ シールリング
22 スプライン孔
23 等速ジョイント
24 スプライン軸
25 円筒面部
26 段差面
27 係止溝
28 止め輪
29 かしめ部
30 嵌合面部
31 シールゴム
32、32a Oリング
33、33a 係止溝
34 シールゴム
35 芯金
36 内径側円輪部
37 外径側円輪部
38 嵌合筒部
39 シール環
40 シール剤

Claims (7)

  1. 懸架装置を構成する軽合金製のナックルと、静止側周面に静止側軌道を有し、使用時にこのナックルに結合した状態で回転しない鋼製の静止輪と、上記静止側周面に対向する回転側周面に回転側軌道を有し、使用時に車輪を支持固定した状態で回転する回転輪と、上記静止側軌道と上記回転側軌道との間に転動自在に設けられた複数個の転動体とを備えた車輪支持装置に於いて、互いに接触若しくは近接対向する、上記ナックルと上記静止輪との表面同士の間部分を、この間部分の端部を塞ぐシール部材により密封した事を特徴とする車輪支持装置。
  2. 静止輪が、外周面に結合フランジを有する外輪であり、この結合フランジの側面をナックルの側面に接触させると共に、この外輪の外周面のうちこの結合フランジの側面と隣接する部分に設けた嵌合面部を上記ナックルの内周面に接触若しくは近接対向させた状態で、上記外輪と上記ナックルとを結合しており、シール部材は、上記結合フランジの側面と上記ナックルの側面との間部分の径方向外端部と、上記嵌合面部と上記ナックルの内周面との間部分の上記結合フランジと反対側の端部とを、それぞれ全周に亙り密閉する状態で設けている、請求項1に記載した車輪支持装置。
  3. 静止輪が、円筒状の外周面を有する外輪であり、この外輪をナックルの内周面に締り嵌めで内嵌すると共に、この外輪の軸方向端面をこのナックルの内周面の端部に設けた段差面に接触若しくは近接対向させた状態で、上記外輪と上記ナックルとを結合しており、シール部材は、上記外輪の外周面と上記ナックルの内周面との間部分の上記段差面と反対側の端部と、上記外輪の軸方向端面と上記段差面との間部分の径方向内端部とを、それぞれ全周に亙り密閉する状態で設けている、請求項1に記載した車輪支持装置。
  4. 懸架装置を構成する軽合金製のナックルと、静止側周面に静止側軌道を有し、使用時にこのナックルに結合した状態で回転しない鋼製の静止輪と、上記静止側周面に対向する回転側周面に回転側軌道を有し、使用時に車輪を支持固定した状態で回転する回転輪と、上記静止側軌道と上記回転側軌道との間に転動自在に設けられた複数個の転動体とを備えた車輪支持装置に於いて、互いに接触若しくは近接対向する、上記ナックルと上記静止輪との表面同士の間部分を、この間部分に液体系のシール剤を塗布する事により密封した事を特徴とする車輪支持装置。
  5. 静止輪が、外周面に結合フランジを有する外輪であり、この結合フランジの側面をナックルの側面に接触させると共に、上記外輪の外周面のうちこの結合フランジの側面と隣接する部分に設けた嵌合面部を上記ナックルの内周面に接触若しくは近接対向させた状態で、上記外輪と上記ナックルとを結合しており、シール剤は、上記結合フランジの側面と上記ナックルの側面との間部分、並びに、上記嵌合面部と上記ナックルの内周面との間部分に塗布されている、請求項4に記載した車輪支持装置。
  6. 静止輪が、円筒状の外周面を有する外輪であり、この外輪をナックルの内周面に締り嵌めで内嵌すると共に、この外輪の軸方向端面をこのナックルの内周面の端部に設けた段差面に接触若しくは近接対向させた状態で、上記外輪と上記ナックルとを結合しており、シール剤は、上記外輪の外周面と上記ナックルの内周面との間部分、並びに、上記外輪の軸方向端面と上記段差面との間部分に塗布されている、請求項4に記載した車輪支持装置。
  7. シール剤が、アルミニウム用防錆油剤である、請求項4〜6の何れかに記載した車輪支持装置。
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