JP2005103826A - インクジェット記録媒体及びこれを用いた葉書 - Google Patents

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Daisuke Imai
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Abstract

【課題】 光沢感が高く、又、反対面からの圧力によるインク受理層側の面の変形を抑制できるインクジェット記録媒体を提供する。
【解決手段】 紙支持体の少なくとも片方の面に、顔料と結着剤とを含有するインク受理層を設け、インク受理層の表面の像鮮明度が50%以上で20°鏡面光沢度が15%以上であり、かつインクジェット記録媒体のZ軸方向圧縮率が40%以下であることを特徴とするインクジェット記録媒体である。
【選択図】 なし

Description

本発明はインクジェット記録媒体及びこれを用いた葉書に関し、特に高い光沢感を有し、くじ付き葉書等、インク受理層側の面の反対面に印刷などを施す場合に好適なインクジェット記録媒体及びこれを用いた葉書に関する。
インクジェット記録方式は、種々の機構によりインクの小滴を吐出し、記録用紙上に付着させることによりドットを形成し、記録を行うものであるが、ドットインパクトタイプの記録方式に比べて騒音がなく、またフルカラー化が容易である上、高速印字が可能であるなどの利点がある。
このインクジェット記録方式に用いられる記録媒体に対し要求される特性としては、インク乾燥速度が速いこと、印字濃度が高いこと、インクの溢れや滲みがないこと、更に、インクを吸収することにより用紙が波打ちしないこと等が挙げられる。そして、これらの特性を満たし、さらに記録紙の光沢性を向上させる技術として、キャストコート法を適用した技術が報告されている(例えば、特許文献1〜3参照)。特に、特許文献3には、アルミナ水和物層を設け、60度鏡面光沢度が20%以上という高い光沢を有する記録紙が開示されている。ここで、キャストコート法とは、湿潤状態にあるインク受理層に対し、加熱された鏡面ドラムを圧接することにより、インク受理層表面を光沢仕上げする方法である。そして、このような光沢仕上げを行うことにより、インクジェット記録面に銀塩写真並の光沢感を付与することができる。その結果、高画質のインクジェット記録画像を得られるようになり、様々な用途にインクジェット記録方式が普及しつつある。
特開平5−59694号公報(第2頁) 特開平6−55829号公報(第2頁) 特開2002−283697号公報(第2頁)
ところで、一般的な紙表面の光沢感を表す指標として、JIS-Z8741で定める20度鏡面光沢、75度鏡面光沢が用いられている。しかしながら、インク受理層表面を目視したときの光沢感や微細な凹凸感と、上記指標とが必ずしも相関しないことが多々あった。そのため、インクジェット記録媒体の光沢感を一定範囲に管理することが困難であった。
一方で、像鮮明度という指標が知られている。この像鮮明度は、表面に映った反射像の鮮明さを示し、ひいては表面の平滑さを表す指標であるが、上記した光沢感の目視評価にこの指標を用いる技術は報告されていない。ここで、プラスチック製で表面が平坦なフィルム支持体ではインク受理層の像鮮明度の改善は容易であるが、紙支持体を用いて像鮮明度に優れるインクジェット記録媒体は実現されていない。
又、像鮮明度の高い記録媒体を紙支持体で実現しようとすると、次の新たな問題も生じる。つまり、像鮮明度の高い記録紙は記録面が極めて平滑であるため、反対面からの圧力により記録面に凹凸が生じると、その凹凸が陰影となって目立ち易いという問題がある。特に、この記録紙を葉書に用いると、宛名面にボールペン等で記載した宛名が反対側の記録面にエンボス状に浮き出てしまう。又、年賀状等のくじ付き葉書の場合は、宛名面下欄のくじ番号が凸版印刷で印字されるため、この印字部分の凹凸が記録面に浮き出る。
なお、環境に対する配慮の高まりから、インクジェット記録媒体の支持体として、再利用の難しいフィルムよりも再利用可能な紙の需要が高まっており、紙支持体を用いた場合の像鮮明度の向上、凹凸の浮出し抑制が是非とも必要となる。
従って、本発明の目的は、紙支持体を用いた場合に像鮮明度に優れると共に、反対面からの圧力による凹凸がインク受理層側の面に浮き出しにくいインクジェット記録媒体及びこれを用いた葉書を提供することにある。
本発明者等は鋭意研究した結果、インク受理層の光沢度を像鮮明度で評価することで、銀塩写真に類する鏡面様の光沢感を適切に評価し、光沢感を一定範囲に管理できることを見出した。又、本発明者等は、インクジェット記録媒体の厚み方向の圧縮率を規定することでその強度を高くすることができ、反対面からの圧力によるインク受理層側の面の変形抑制と像鮮明度向上が図られることを見いだし、本発明に至った。
すなわち、本発明のインクジェット記録媒体は、紙支持体の少なくとも片方の面に、顔料と結着剤とを含有するインク受理層を設けたインクジェット記録媒体であって、前記インク受理層の表面の像鮮明度が50%以上で20°鏡面光沢度が15%以上であり、かつ該インクジェット記録媒体のZ軸方向圧縮率が40%以下であることを特徴とする。前記インク受理層が、少なくともアルミナとポリビニルアルコールとを含有することが好ましく、又、前記インク受理層側の面と反対側の面から凸版印刷されていることが好ましい。
又、本発明の葉書は、前記インクジェット記録媒体を用いたことを特徴とする。
本発明によれば、光沢感、特に鏡面様の光沢感を適切に管理でき、光沢感の高いインクジェット記録媒体が得られる。又、インクジェット記録媒体の厚み方向の強度を高くして、反対面からの圧力によるインク受理層側の面の変形を抑制できる。特に、記録媒体の裏側に筆記したり、お年玉くじつき年賀葉書のように凸版印刷を施す用途に有用となる。
以下、本発明の実施形態について説明する。本発明は、以下に述べるZ軸方向圧縮率を40%以下とすることにより、インク受理層表面の高い像鮮明度を維持しつつ、反対面からの圧力による凹凸等がインク受理層面へ浮き出すのを抑制したものである。本発明のインクジェット記録媒体は、紙支持体の少なくとも片方の面に、インク受理層の表面の像鮮明度が50%以上で20°鏡面光沢度が15%以上のインク受理層を設けて構成される。
本発明においては、前記インク受理層を紙支持体の両面に設けても良いし、また、前記インク受理層紙支持体の片面に設け、紙支持体の他の面に各種機能を有する塗工層を設けることもできる。また、インクジジェット記録媒体の厚みが小さい場合において、上述した凹凸の問題が発生しやすく、特に厚み500μm以下のインクジェット記録媒体に本発明を適用すると効果が大きい。
ここで、Z軸方向圧縮率とは、インクジェット記録媒体における前記インク受理層面の反対面から厚み方向に一定圧力を加えた時の、加圧前の記録媒体の厚みに対する押込み深さの割合を示す。Z軸方向圧縮率は、試料の厚み方向への圧縮のし易さを示し、値が小さいほど試料の厚み方向の硬さが高くなる。本発明においては、圧子(直径が1.00±0.05mm、先端は半球状)に0.001cm/secの速度で0.98Nの荷重をかけた時の、当該圧子の押込み深さにより、Z軸方向圧縮率を求める。
本発明者らが研究したところ、インクジェット記録媒体において、厚み方向の強度をZ軸方向圧縮率により管理することで、反対面からの圧力による凹凸等のインク受理層面への浮き出しを抑制できることを突き止めた。
そこで、本発明においてはインクジェット記録媒体のZ軸方向圧縮率を40%以下とし、好ましくは36%以下に規定する。Z軸方向圧縮率が40%を超えると紙支持体の硬さが低下し、インク受理層面への凹凸の浮き出しを抑制できない。Z軸方向圧縮率を40%以下とするとインク受理層面の凹凸を抑制できる理由は明らかではないが、Z軸方向圧縮率の小さい記録媒体は紙支持体のパルプ繊維間結合強度が高く、紙支持体が変形しにくい、すなわち、インクジェット記録媒体の一の面から圧力が負荷されても他の面が変形しにくいことが考えられる。
なお、紙支持体において前記インク受理層を設けた面と反対側の面に塗工層を設ける場合は、該塗工層面側から厚み方向に一定圧力を加えることになるが、塗工層の有無は、インクジェット記録媒体のZ軸方向圧縮率に大きな影響を与えないため、Z軸方向圧縮率を上記範囲に規定するためには、紙支持体の構成を変更することが好ましい。これは、紙支持体の両面に前記インク受理層を設ける場合も同様である。
但し、Z軸方向圧縮率が小さくなり過ぎると、インクジェット記録媒体の製造がしにくくなったり、インクジェット記録媒体の使用上の問題(プリンターへの記録媒体の搬送性の悪化等)が生じることがあるので、Z軸方向圧縮率は30%以上とするのが好ましく、より好ましくは33%以上とする。
Z軸方向圧縮率を40%以下にする方法としては、以下がある。
1)パルプの濾水度を下げる方法
紙支持体の層間密度を高めるべく、パルプの濾水度を250〜400mlC.S.F.(カナダ標準濾水度)、より好ましくは、250〜350mlC.S.F.とする。濾水度が400mlC.S.F.を超えると、層間密度を高めることが出来ず、又、紙支持体の地合が悪化する。濾水度が250mlC.S.F.未満であると、層間密度は高くなるが、抄紙時のパルプの水切れ性が悪化するため、抄紙し難くなったりカールの制御が困難になるので好ましくない。
2)紙中填料の量を下げる方法
紙支持体中の内添填料の量を、パルプに対して2〜15重量%とする。填料が2重量%未満であると、紙支持体でのインク吸収性が不足するため、インク受理層の塗工量を増やす必要が生じる。一方、填料が15重量%を超えると、紙力が低下するので好ましくない。
3)紙支持体中の紙力増強剤の量を増やす方法
紙支持体に紙力増強剤を内添しないか、パルプに対して0.3重量%以下、より好ましくは0.2重量%以下内添する。内添量が0.3重量%を超えると、原紙の地合が悪化する等の問題が生じる。紙力増強剤としては、カチオン化デンプン、植物性ガム、ポリアクリルアミド、カルボキシメチルセルロース等を用いることができ、特にポリアクリルアミドが好ましい。
4)紙支持体抄造時のサイズプレス液に紙力増強剤を配合する方法
サイズプレス液に紙力増強剤を配合する。紙力増強剤としては、酸化デンプン、ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミド等を用いることができ、特にポリアクリルアミドが好ましい。
5)紙支持体抄造時のサイズプレス液のデンプン量を増やす方法
サイズプレス液に用いるデンプン溶液の濃度を5〜8重量%とする。サイズプレス液の濃度が5%未満であると紙支持体表面の平滑度が不足し、8%を超えると操業性が悪化する。
6)抄紙時のウェットプレス圧を上げる方法
操業に差し支えない範囲でウェットプレス圧を上げる。
さらに、これらの方法を適宜組み合わせてもよい。
次に、像鮮明度について説明する。本発明における像鮮明度は、JIS−K 7105に規定される方法(反射法による像鮮明度の測定)に従うが、測定光の入射方向を原紙の抄造方向(MD方向、machine direction)と平行にし、反射角60度、光学くし幅を2mmとして測定したものである。
そして、本発明においてはインク受理層表面の像鮮明度を50%以上とし、好ましくは65〜90%とする。像鮮明度が50%未満であると、光沢感が低下し、銀塩写真に匹敵する画像品質が得られない。又、90%を超えると反対面からの圧力によるインク受理層の変形が目立ち易くなるので好ましくない。
像鮮明度を高くする方法としては、以下がある。
1)紙支持体の地合いを向上させる方法
紙中填料の量を増やす、抄紙のJ/W比(紙料の吐出速度/抄紙ワイヤーの速度)を変更する、等の方法により原紙の地合いを向上させると像鮮明度が高くなる。
2)インク受理層中の顔料に含まれるアルミナの割合を増やす方法
インク受理層中の顔料に含まれるアルミナの割合を50〜100重量%とすると、像鮮明度が高くなる。
3)インク受理層に含まれるポリビニルアルコールを凝固させる機能を有する処理液の濃度を低下させる方法
インク受理層の結着剤として後述するポリビニルアルコールを用いた場合、凝固液を用いてインク受理層に光沢を付与するが、この凝固液中の凝固剤(例えばほう酸)濃度を0.5〜10重量%とし、より好ましくは1〜8重量%とする。凝固剤濃度が0.5重量%未満であると、インク受理層の塗工液が充分に凝固せず、製造が困難となる。また、凝固剤濃度が10重量%を超えると、塗工液が強く凝固し過ぎるために圧着性が低下し、鏡面仕上げ面を充分に転写できなくなるため像鮮明度が向上されない。
本発明においては、インク受理層の20°鏡面光沢度を15%以上とする。これは、銀塩写真に匹敵する画像品質を得るためには、高光沢の記録媒体が必要であるからである。
次に、本発明を構成する紙支持体や塗工層について説明する。
本発明において使用する紙支持体は、主として木材パルプに填料を内添したものを抄紙してなる。木材パルプとしては、LBKP、NBKP等の化学パルプ、GP、PGW、RMP、TMP、CTMP、CMP、CGP等の機械パルプ、DIP等の古紙パルプ等を用いることができる。さらに、必要に応じて他の植物性繊維、合成繊維、または無機繊維を上記木材パルプに配合してもよい。又、これらの各種パルプを単独または任意の割合で混合して使用することが可能である。特に、化学パルプを用いるのが好ましく、LBKPのみを用いるとより好ましい。なお、上記各パルプの種類を示す略記号は、JIS紙パルプ用語に準拠したものである。
木材パルプに内添する填料は、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、カルシウム・マグネシウム炭酸塩、カオリン、焼成クレー、ベントナイト、セリサイト、ゼオライト、タルク等の天然珪酸塩や、合成珪酸アルミニウム、合成珪酸カルシウム等の合成珪酸塩、珪藻土や合成シリカ等の珪酸、水酸化アルミニウムや擬ベーマイト等のアルミニウム水和物、又は、硫酸カルシウム、二酸化チタン、酸化亜鉛等の公知の填料を用いることができる。特に、タルク、カオリン、炭酸カルシウム、二酸化チタンを用いることが好ましい。
填料の配合量は、特に制限されないが、紙支持体中に2〜15重量%配合するのが好ましい。配合量が2重量%未満であると、支持体の地合いが悪化することに起因してインク受理層表面の光沢感や像鮮明度が低下する。又、15重量%を超えると、支持体の強度が低下し、上記したZ軸方向圧縮率が増大したり、インク受理層を形成する際に断紙する可能性が高くなり、生産性を低下させる。従って、上記問題が生じない範囲に配合量を設定する必要がある。
特に、本発明のインクジェット記録媒体を葉書に用いる際には、記録媒体には高い不透明度とオフセット印刷に耐えうる表面強度とが求められるが、この要求を満足させるため、填料として二酸化チタンを紙支持体中に6重量%以下の配合量で用いることが好ましい。6重量%を超えても効果が飽和するとともに、抄紙の際生じる排水に二酸化チタンが混入する問題が生じる。
紙支持体を抄造する方法は、通常の抄紙法を適用でき、上記パルプを叩解して填料を配合し、さらに必要に応じて公知のサイズ剤、定着剤、歩留向上剤、紙力増強剤等の各種添加剤を加えた後、長網抄紙機、円網抄紙機、ツインワイヤー抄紙機等で抄紙すればよい。なお、紙支持体のpHは、酸性、中性、アルカリ性のいずれでもよい。
インク受理層は、顔料と結着剤とを含有する。このインク受理層は、単層又は複数の層から形成されている。顔料は公知の顔料の中から適宜選択することが出来る。具体例としては、シリカ、アルミナ、水酸化アルミニウム、カオリン、タルク、炭酸カルシウム、二酸化チタン、クレー、酸化亜鉛等が挙げられ、これらは単独で又は複数混合して用いてもよい。このうち、アルミナは、水酸化アルミニウムを焼成すること等によって得られるアルミニウムの酸化物であり、インク受理層の光沢度ひいては像鮮明度を向上させる効果がある。アルミナの結晶形態は数多く知られており、例えばα―アルミナ、β−アルミナ、γ−アルミナ等をあげることができるが、インク受理層の光沢をより一層向上させる点で、アルミナ、特にγ−アルミナを用いると好ましい。アルミナの粒子径やBET比表面積は必要に応じて適宜選択することが出来るが、インク受理層の光沢及び像鮮明度を向上させる点で、平均粒径(レーザー回折法で測定)が1.0〜4.0μmのアルミナ(特にγ−アルミナ)を用いることが好ましく、特に1.5〜3.3μmのものが好ましい。
結着剤としては、皮膜を形成することができる高分子化合物であればいずれのものでも使用することができる。具体的にはポリビニルアルコール、カルボン酸変性ポリビニルアルコール、シリル変性ポリビニルアルコール、アセトアルデヒド基変性ポリビニルアルコール、ポリビニルアセタール樹脂、酸化澱粉、エステル化澱粉等の澱粉類、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等のセルロース誘導体、ポリビニルピロリドン、カゼイン、ゼラチン、大豆タンパク、スチレン−アクリル樹脂及びその誘導体、スチレン−ブタジエンラテックス、アクリルエマルジョン、酢酸ビニルエマルジョン、塩化ビニルエマルジョン、ウレタンエマルジョン、尿素エマルジョン、アルキッドエマルジョン及びこれらの誘導体等を単独で使用しても複数を併用してもよい。本発明においてはインク受理層表面に銀塩写真並の光沢感を付与し像鮮明度を向上させる点において、ポリビニルアルコール(変成物を含む)を用いることが好ましい。
インク受理層中の結着剤の配合量は、必要なインク受理層強度が得られる限り特に限定されるものではないが、顔料100重量部に対して5〜30重量部であることが好ましく、20重量部以下であることがより好ましい。結着剤の配合量が少ないとインク受理層の強度が低下しやすく、配合量が多いとインク吸収性が低下しやすい。また、結着剤中にポリビニルアルコールを配合する場合、配合量が少ないと白紙光沢(インクジェット印字前のインク受理層の光沢)が向上しない傾向にあるため、結着剤成分中のポリビニルアルコールを30重量%以上とすることが好ましく、より好ましくは50重量%以上とする。
本発明において、インク受理層の顔料としてγ−アルミナとシリカを併用し、結着剤としてポリビニルアルコールを用いた場合に、特にインク受理層表面の光沢感を向上させ、銀塩写真並の光沢感を付与し、像鮮明度を向上させることができる。
又、本発明においては、前述支持体に顔料と結着剤からなるインク受理層を設け、該インク受理層が湿潤状態にある間に、該インク受理層を加熱した鏡面仕上げ面に圧着して乾燥することにより、該インク受理層表面に光沢を付与し像鮮明度を向上させることができる。この加工法はキャストコート法と称され、具体的には、基紙表面に設けられた湿潤状態の塗工層に、鏡面加工された円筒外面を有する加熱されたドラムを圧接させて紙表面を光沢状に仕上げるウェットキャストコーティング法、後述する凝固(ゲル化)キャストコーティング法、及び基紙表面に設けられた湿潤状態の塗工層を一旦乾燥させた後、再湿潤液を塗布することによって可塑化させられた塗工層に、上記ドラムを圧接させて紙表面を光沢状に仕上げるリウェットキャストコーティング法があるが、何れの方法を用いてもよい。
特に、本発明においては、凝固キャストコート法を用いることが好ましい。この方法は,インク受理層中の結着剤を凝固(ゲル化)可能な処理液をこのインク受理層に塗布した後、そのインク受理層が湿潤状態にある間に加熱した鏡面仕上げ面(上記ドラム)にプレスロールを介してインク受理層を圧着し、乾燥させてインク受理層表面に光沢を付与するものである(例えば紙パルプ製造技術シリーズ8 コーティング(1993年8月17日発行、紙パルプ技術協会編集発行)参照)。さらに、インク受理層に処理液を塗布する際、インク受理層が湿潤状態にあることが好ましい。このようにすると、ドラムの鏡面仕上げ面がインク受理層に転写され易くなりインク受理層表面の微小な凹凸を少なくすることができるので、銀塩写真並の光沢感を得やすく像鮮明度を向上させることができる。
又、凝固キャストコート法を用いる際、結着剤としてポリビニルアルコールを使用する場合は、これを凝固させる機能を有する処理液として、例えば、ほう酸およびほう酸塩を用いることができる。但し、ほう酸塩又はほう酸を単独で使用すると以下の問題が生じる場合があるので、ほう酸塩とほう酸とを混合した処理液を用いることが好ましい。
つまり、ほう酸塩を単独で用いた場合には、ほう酸塩とインク受理層中のポリビニルアルコールとの凝固作用が強いためインク受理層が硬くなり、ドラムの鏡面仕上げ面のインク受理層への転写が充分行えず、良好な光沢面を得難い場合がある。一方、ほう酸を単独で用いた場合には、ほう酸とインク受理層中のポリビニルアルコールとの凝固作用が充分でないため、処理液をインク受理層に塗布するロールに軟凝固状態のインク受理層が付着することがあり、インク受理層が良好な凝固状態になり難い。この場合、処理液中のほう酸濃度を上げてポリビニルアルコールの凝固作用を強くしようとしても、ほう酸の溶解度が低いことから、処理液中ほう酸濃度には上限があるため、インク受理層を所望の硬さに凝固させることが難しい。
以上のことから、ほう酸塩とほう酸を混合して使用することで、ポリビニルアルコールの凝固状態が調整しやすくなり、良好な光沢感を有するインクジェット記録媒体が得られる。処理液中のほう酸塩とほう酸の配合比は、無水物換算後の重量比として、ほう酸塩/ほう酸=1/4〜2/1の間であることが好ましい。ほう酸塩とほう酸の配合比が1/4未満では、ほう酸の割合が多くなりすぎてインク受理層中のポリビニルアルコールの凝固が不充分になり、処理液塗布ロールに軟凝固のインク受理層が付着し、インク受理層が良好な湿潤状態とならない場合がある。一方、上記配合比が2/1を越える場合には、インク受理層中のポリビニルアルコールが硬く凝固しすぎ、インク受理層が硬くなるので、ドラムの鏡面仕上げ面のインク受理層への転写が充分行えず、良好な光沢面を得難い。
本発明で用いられるほう酸塩としては、ほう砂、オルトほう酸塩、二ほう酸塩、メタほう酸塩、五ほう酸塩、および八ほう酸塩等を挙げることができる。なお、ほう酸塩は特にこれらに限定されるものではないが、コスト、入手性等の観点からは、ほう砂を用いることが好ましい。処理液中のほう酸塩及びほう酸の濃度は必要に応じて適宜調整することができるが、処理液中のほう酸塩とほう酸の濃度の合計が、無水物換算で1〜8重量%の範囲であることが好ましい。ほう酸塩及びほう酸の濃度、特にほう酸塩の濃度が高すぎるとポリビニルアルコールの凝固が強くなりすぎ、白紙光沢度が低下する傾向にある。また、ほう酸の濃度が高いと処理液中にほう酸が析出しやすくなるので、処理液の安定性が悪くなる。
インク受理層用塗工液および処理液には、必要に応じて剥離剤を添加することが出来る。添加する剥離剤の融点は90〜150℃であることが好ましく、特に95〜120℃であることが好ましい。上記の範囲であれば剥離剤の融点がドラムの鏡面仕上げ面の表面温度とほぼ同等であるため、剥離剤としての能力が最大限に発揮される。剥離剤は、上記特性を有している限り特に限定されるものではない。
また、本発明で使用するインク受理層用塗工液及び処理液には、本発明の効果を損なわない程度に顔料分散剤、保水剤、増粘剤、消泡剤、防腐剤、着色剤、耐水化剤、湿潤剤、蛍光染料、紫外線吸収剤、カチオン性高分子電解質等を適宜添加することができる。
そして、支持体上にインク受理層を設ける方法は、ブレードコーター、エアナイフコーター、ロールコーター、ブラッシュコーター、キスコーター、スクイズコーター、カーテンコーター、ダイコーター、バーコーター、グラビアコーター、コンマコーター等の公知の塗工機を用いた方法の中から適宜選択すれば良い。処理液を塗布する方法は、インク受理層に塗布できる限り特に制限されず、公知の方法(例えばロール方式、スプレー方式、カーテン方式等)の中から適宜選択して用いることができる。
インク受理層の塗工量は、支持体(原紙)の表面を覆い、かつ充分なインク吸収性が得られる範囲で任意に調整することができるが、インクジェットの印字濃度を高くしつつインク吸収性を向上させる観点から、片面当たり、固形分換算で5〜30g/mであることが好ましく、生産性を加味すると10〜25g/mであることが特に好ましい。30g/mを越えると鏡面ドラムからの剥離性が低下し、塗工したインク受理層が鏡面ドラムに付着するなどの問題を生じる場合がある。特に、インクジェット記録媒体としてインク吸収性が大きく要求される場合は、インク受理層の塗工量を大きくする必要があるが、この場合、支持体とインク受理層の間にアンダーコート層を設けても良い。また、インク受理層と反対側の面に、筆記性、インク吸収性等、種々の機能を有する塗工層(バックコート層)を設けてもよい。
アンダーコート層は、インク吸収性の他、記録媒体からインク受理層が剥離しないための強度を有することが必要である。アンダーコート層は顔料と結着剤を含有し、これらは前述のインク受理層について説明した顔料や結着剤の中から適宜選択して使用することができる。具体的には、顔料としてシリカと炭酸カルシウムを用い、結着剤としてポリビニルアルコールを用いると、インク吸収性に優れ、インク受理層の剥離のない強度を有するアンダーコート層を形成することができる。アンダーコート層用の塗工液としては、本発明の効果を損なわない程度に顔料分散剤、保水剤、増粘剤、消泡剤、防腐剤、着色剤、耐水化剤、湿潤剤、蛍光染料、紫外線吸収剤、カチオン性高分子電解質等を適宜添加することができる。又、支持体上にアンダーコート層を設ける方法は、インク受理層の形成方法について既に説明したのと同様であるので説明を省略する。
上記バックコート層は、求められる機能に応じて、顔料や結着剤、顔料分散剤、保水剤、増粘剤、消泡剤、防腐剤、着色剤、耐水化剤、湿潤剤、蛍光染料、紫外線吸収剤、カチオン性高分子電解質等を含有できる。顔料や結着剤は前述のインク受理層について説明した顔料や結着剤の中から適宜選択して使用することができる。又、支持体上にバックコート層を設ける方法は、インク受理層の形成方法について既に説明したのと同様であるので説明を省略する。
特に、高い光沢感及び像鮮明度を有するインク受理層を有するインクジェット記録媒体の場合、光沢感が低いマットタイプのインクジェット記録媒体に比べて裏面からの圧力の影響を受けやすく、上記した浮き出し(変形)が生じやすいので、本発明の有用性が高い。とりわけ、インク受理層にγ―アルミナとポリビニルアルコールを含有させる場合は、インク受理層の光沢が顕著に向上し上記欠陥が生じやすくなるので、本発明の有用性が大である。
なお、インクジェット記録媒体のインク受理層側の面に裏面の凹凸が浮き出る問題は、インクジェット記録媒体を用いた葉書の場合により顕著となる。つまり、葉書の場合、インク受理層面を通信面(文面)とすると、反対面である宛名面に文字等を記載する必要上、この文字等をボールペン等で記載した場合に押圧による凹凸がインク受理層面に浮き出る。又、年賀状等のくじ番号付き葉書の場合、宛名面下欄のくじ番号が凸版印刷で印字されているため、反対面であるインク受理層面に印字部分がエンボス状に浮き出る。従って、インクジェット記録媒体を用いた葉書において、本発明の有用性がとりわけ大となる。
(実施例)
以下、本発明を実施例及び比較例によって更に詳述するが、本発明はこれらによって限定されるものではない。又、特に断らない限り、以下に記載する「部」及び「%」は、それぞれ「重量部」及び「重量%」を表す。
濾水度330mlC.S.F.の広葉樹晒クラフトパルプ(L−BKP)100部からなるパルプに、内添填料として、二酸化チタン4.0部、カチオン化デンプン0.4部、バンド剤(硫酸アルミニウム)1.0部、合成サイズ剤(WSA−30:荒川化学製の製品名)0.5部、内添紙力増強剤(ポリストロン678−20:荒川化学製の製品名)0.2部、及び歩留まり向上剤0.02部を添加してパルプスラリーを調整し、このスラリーから抄紙機を用いて抄紙して紙支持体を得た。この支持体の両面に、サイズプレス装置によって片面当たりの乾燥塗工量が2.0g/mとなるようにサイズプレス液(紙力増強剤である酸化デンプンを8%含む溶液)を塗工して坪量170g/mのインクジェット記録媒体用原紙を得た。さらに、一方の面に、アンダーコート層となる下記塗工液Aをその乾燥塗工量が7g/mとなるようブレード方式で塗工し、坪量180g/mのインクジェット記録媒体用アンダー紙を得た。
塗工液A:顔料として、炭酸カルシウム複合合成シリカ(FMT−IJ511:ファイマテック社の製品名)100部、結着剤として、完全ケン化ポリビニルアルコール(PVA117:株式会社クラレの製品名)20部を配合して、固形分濃度20%の塗工液を調整した。
上記アンダー紙の前記アンダーコート層上に、下記塗工液Bを乾燥塗工量が18g/mとなるようロールコーターで塗工し、インク受理層とした。このインク受理層が湿潤状態にあるうちに下記凝固液Cを用いて凝固させ、次いでプレスロールを会して105℃に過熱された鏡面ドラム表面に20秒間圧着して鏡面を写し取り、坪量198gのインクジェット記録媒体を得た。
塗工液B:顔料として高純度アルミナ60部(AKP−G015:住友化学株式会社の製品名、平均粒径2.2μm)とシリカ40部(サイロジェット703C:GRACE社の製品名、粒径0.36μm)、結着剤として、部分ケン化ポリビニルアルコール(PVA224:株式会社クラレの製品名、重合度2400、ケン化度88.0%)13部、インク定着剤3.0部、および消泡剤0.2部を配合して、固形分濃度28%の塗工液を調整した。
凝固液C:水中にホウ砂(無水物換算)1.5部とホウ酸3部、および剥離剤(メイカテックスHP−50:明成化学工業株式会社の製品名)0.25部(固形分換算)を配合し、固形分濃度6%の凝固液を調整した。
サイズプレス液として、8%酸化デンプン溶液と0.3%ポリアクリルアミド(PAM、ポリマセットHP−710:荒川化学製の製品名)を混合した液を用いたこと以外は、実施例1と全く同様にしてインクジェット記録媒体を得た。
パルプの濾水度を270mlとし、サイズプレス液として酸化デンプン5%溶液を用いたこと以外は、実施例1と全く同様にしてインクジェット記録媒体を得た。
パルプの濾水度を270mlとし、サイズプレス液として酸化デンプン5%溶液を用い、さらに内添填料として、二酸化チタン4部、タルク5部、カチオン化デンプン0.4部、バンド剤(硫酸アルミニウム)1.0部、合成サイズ剤(WSA−30:荒川化学製の製品名)0.5部、及び歩留まり向上剤0.02部を添加したこと以外は、実施例1と全く同様にしてインクジェット記録媒体を得た。
(比較例1)
パルプの濾水度を335mlとし、内添填料として、タルク17部、カチオン化デンプン0.4部、バンド剤(硫酸アルミニウム)1.0部、合成サイズ剤(WSA−30:荒川化学製の製品名)0.5部、及び歩留まり向上剤0.02部を添加し、サイズプレス液として酸化デンプン5%溶液を用いたこと以外は、実施例1と全く同様にしてインクジェット記録媒体を得た。
(比較例2)
パルプの濾水度を400mlとし、内添填料として、二酸化チタン4.3部、カチオン化デンプン0.4部、バンド剤(硫酸アルミニウム)1.0部、合成サイズ剤(WSA−30:荒川化学製の製品名)0.5部、及び歩留まり向上剤0.02部を添加し、サイズプレス液として酸化デンプン5%溶液を用いたこと以外は、実施例1と全く同様にしてインクジェット記録媒体を得た。
(比較例3)
比較例1のインクジェット記録媒体について、インク受理層の面と反対の面に、さらに下記塗工液Dを乾燥塗工量が6g/mとなるようブレード方式で塗工し、乾燥させてマットコート層を形成し、インクジェット記録媒体を得た。
塗工液D:顔料としてシリカ100部(サイロジェットP407:GRACE社の製品名、粒径7.0μm)、結着剤として、完全ケン化ポリビニルアルコール(PVA117:株式会社クラレの製品名)を20部配合して、固形分濃度20%の塗工液を調整した。
各実施例及び比較例について、以下の評価を行った。
1).圧縮率
プレパラート(ガラス板)上にゴムシート(住友ゴム工業株式会社、厚さ0.6mm)を貼付し、宛名面(インク受理層側の面と反対の面)を上側にした縦横2.5cmの試料を、両面テープを用いて上記ゴムシート表面に貼り付けた。なお、このゴムシートは、実際のくじ跡印字のときに使用する、圧胴に巻かれたゴムと同じ素材である。
上記試料を取り付けたガラス板を、試料が上側になるようにしてハンディ圧縮試験機KES−G5(カトーテック株式会社製)の試料台上に固定し、先端の細い圧子(直径が1.00±0.05mm、先端は半球状)を試料の上方から0.001cm/sの速度で下げていき、加圧して試料に押し込んだ。圧子の圧力が0.98Nに達したところで加圧を止め、このときの圧子の試料への押し込み深さを測定し、((押し込み深さ)/(加圧前の試料の厚さ))×100(%)で計算される値を圧縮率とした。
2).像鮮明度
インク受理層表面の像鮮明度を、測定光の入射方向を原紙の抄造方向(MD方向)に平行とし、反射角を60度、光学くし幅2mmとした他は、JIS K7105の方法に示された像鮮明度の反射法の測定条件に準じて測定した。像鮮明度が50%以上であれば、銀塩写真並の光沢感を有するものとなる。
3).インク受理層の変形
プリューフバウ凸版印刷機を用い、インク受理層の反対面に印圧50N/cmの凸版印刷を施した際の、インク受理層に生じた変形を目視で評価した。
◎:変形が全く見られない状態
○:変形がわずかに認められる状態
△:変形がやや認められる状態
×:変形が認められる状態
得られた結果を表1に示す。なお、表中のPAMはポリアクリルアミドの略であり、表中の評価記号が◎、○である場合は、特に問題無く使用することが可能である。
Figure 2005103826
表1から明らかなように、本発明の実施例1〜4では、像鮮明度、光沢度、インク受理層の耐変形性がともに優れていることが実証された。一方、インクジェット記録媒体のZ方向圧縮率が40%を超えた比較例1〜3の場合、インク受理層の耐変形性が悪化した。このようなことから、インクジェット記録媒体のZ方向圧縮率を40%以下とすることが必要なことがわかる。

Claims (4)

  1. 紙支持体の少なくとも片方の面に、顔料と結着剤とを含有するインク受理層を設けたインクジェット記録媒体であって、前記インク受理層の表面の像鮮明度が50%以上で20°鏡面光沢度が15%以上であり、かつ該インクジェット記録媒体のZ軸方向圧縮率が40%以下であることを特徴とするインクジェット記録媒体。
  2. 前記インク受理層が、少なくともアルミナとポリビニルアルコールとを含有することを特徴とする請求項1に記載されたインクジェット記録媒体。
  3. 前記インク受理層側の面と反対側の面から凸版印刷されていることを特徴とする請求項1または2に記載されたインクジェット記録媒体。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載されたインクジェット記録媒体を用いたことを特徴とする葉書。
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