JP2005098834A - 角速度センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】 音叉型振動子が実装された支持基板の周辺部に生じる非振動部分を利用することにより支持基板を筺体に固定可能な構成の角速度センサを提供する。【解決手段】 本発明に係る角速度センサ1は、脚部5の端部が基端部とされる音叉型振動子2と、音叉型振動子2の主面と主面同士が対向する状態で音叉型振動子2が実装され、基端部を介して脚部5を振動可能に支持する支持基板3と、音叉型振動子2を収納する筺体4とを備えている。そして、支持基板3は、音叉型振動子2の脚部5の長手方向と直交する2つの端面のうちの一方の略中央付近で開口し、脚部5の長手方向と合致する方向に形成されて支持基板3を脚部5のそれぞれと対応する基板部分11ごとに区分する一端開口形の第1のスリット10を有しており、かつ、基板部分11のそれぞれは、脚部5の長手方向と合致した2つの端面それぞれにおける非振動部分Sを介して筺体4に固定されている。【選択図】 図2

Description

本発明は角速度センサに係り、特には、角速度センサに用いられる音叉型振動子の支持構造に関する。
角速度センサの従来例としては特許文献1で開示されたものがあり、この角速度センサは、図示省略しているが、並列に配置された一対の脚部の端部同士が連結されてなる音叉型振動子と、その連結部を非振動部分(ノード)として底面上の台座に固定された音叉型振動子を収納する筺体とを備えている。すなわち、ここでの音叉型振動子は、駆動されるのに伴って脚部の先端(開放端)を開閉動作する振動、つまり、脚部の先端それぞれが互いに遠ざかりあったり近づきあったりする振動であるところのいわゆる平行音叉振動を本来的に生じるものである。
そして、平行音叉振動が生じている音叉型振動子に対し、脚部それぞれの長手方向とも合致した音叉型振動子の長手方向を回転軸とする角速度がさらに加わると、コリオリ力が作用する結果、音叉型振動子にはいわゆる非対称面外振動、つまり、音叉型振動子の主面とは垂直の方向に沿って各脚部が互いに逆向きに振動する非対称面外振動が生じる。なお、音叉型振動子の主面とは、並列に配置された脚部の並列方向及び長手方向と平行な2つの面を意味している。
この場合、例えば、一方の脚部の先端が音叉型振動子の主面に垂直な一方向(上)へと向かって動くとき、他方の脚部の先端は他方向(下)へと向かって動くことになる。従って、これらの脚部それぞれにおける非対称面外振動の方向と大きさを検出して比較すれば、音叉型振動子に加わっている回転の方向と角速度とを検出することが可能になる。
特開平11−230758号公報
特許文献1で開示された従来例に係る角速度センサにおいては、その低背化を実現する必要上、音叉型振動子の主面を筺体の底面と対向させて配置し、かつ、音叉型振動子の連結部を筺体の台座に対して直接的に固定することが行われる。しかしながら、このような構造である場合、音叉型振動子の連結部は本来の平行音叉振動に対する非振動部分としては有効に機能するものの、角速度の印加に伴って生じた非対称面外振動に対する非振動部分としては必ずしも有効に機能し得ないのが実情である。
本発明の発明者らが調査したところ、特許文献1で開示された角速度センサでは、角速度が加わっている音叉型振動子における連結部、特に、連結部の幅方向の両端側部分がその中央側部分に比較し、ねじれ振動として大きく振動することが確認された。すなわち、この音叉型振動子に対する角速度の印加に伴って生じた非対称面外振動の閉じ込め状態は必ずしも良好とはいえず、非対称面外振動の一部が音叉型振動子の連結部から台座を介して筺体へと漏れ出すことが明らかとなった。
このような構成である限り、音叉型振動子自体の共振周波数や検出精度を予め調整しておいても、音叉型振動子を連結した筺体をさらに回路基板に固定した後には、角速度センサとしての共振周波数や検出精度が製品ごとに変化し、劣化することが避けられない。また、振動の閉じ込めが不十分であるため、外部へのエネルギーの漏れ出しを防止することができず、音叉型振動子のQが不良となって高い感度を確保できなくなる。その結果、検出時のインピーダンスが小さくなるという不都合を招いてしまう。
これらの不都合を解消可能な角速度センサとして、図9及び図10で組み合わせ構造を示すような音叉型振動子及び支持基板を用いたものが考えられている。なお、図9は音叉型振動子及び支持基板の組み合わせ構造を示す分解斜視図、図10はこれらの組み合わせ構造を裏返して見た状態を示す組立斜視図であり、これらの図9,図10における符号51はバイモルフ型といわれる音叉型振動子、52は支持基板をそれぞれ示している。
すなわち、ここでの角速度センサは、並列に配置された一対の脚部53それぞれの端部が支持台54に固定されてなる音叉型振動子51を備えており、この音叉型振動子51は、厚み方向に沿って互いに逆となる向きに分極された一対の圧電体基板を貼り合わせ、スリット55により切り離された各脚部53の一面上に一対ずつの駆動用外部電極56が離間して並列に形成され、かつ、その他面上に共通外部電極57が形成されたものである。なお、このような構成を有する音叉型振動子は、本願出願人により特願2002−334328号で既に提案されている。
この角速度センサは、脚部53の長手方向及び並列方向に拡がった音叉型振動子51の主面と主面同士が対向する状態として音叉型振動子51が実装され、脚部53それぞれの端部が固定された基端部としての支持台54を介して脚部53のそれぞれを振動可能に支持する支持基板52と、この支持基板52を介して音叉型振動子51を収納する筺体(図示省略)も備えている。そして、この角速度センサでは、音叉型振動子51を支持基板52に実装し、かつ、これらが組み合わされた状態下で共振周波数や検出精度を調整した後、支持基板52を介して音叉型振動子51を筺体内に収納することが行われる。
この角速度センサにおいては、音叉型振動子51からの振動が漏れ出すであろう支持基板52における非振動部分を予め見い出しておき、見い出した非振動部分を利用して支持基板52を筺体に固定することが可能となる。このような構成であれば、音叉型振動子51から支持基板52へと非対称面外振動の一部が漏れ出すことがあったとしても、支持基板52から筺体へと振動が漏れ出すことは起こらないため、特許文献1で開示された角速度センサにおける種々の不都合は解消されるはずである。
ところが、本発明の発明者らが調査したところによれば、角速度センサが備えている支持基板52の非振動部分Sは、図10で示すように、実装された音叉型振動子51の長手方向と対応している支持基板52の略中央部付近に見い出されるに過ぎず、支持基板52の周辺部はその略中央付近を中心として回転するように振動し、変位することが確認された。そこで、このような構成とされた角速度センサにあっては、支持基板52の非振動部分Sを固定する必要がある。
なお、図10中に付記した矢印のそれぞれは、ある瞬間における支持基板52の各部位(コーナー部分)の変位方向と大きさとを表しており、この図からも支持基板52が非振動部分Sを中心として回転するように振動していることが分かる。
しかしながら、支持基板52の周辺部を固定せずに浮かせた状態のまま、支持基板52の略中央部に見い出された非振動部分Sを固定するのでは、例えば、この固定部分が回路部品等の他の必要部品を実装するときの妨げとなったり、角速度センサを小型化する妨げになったりする恐れがある。すなわち、この支持基板52を用いている場合には、周辺部に非振動部分Sがないため、支持基板52の周辺部を介して支持基板52を筺体に固定することが困難となってしまう。
本発明はこれらの問題点に鑑みて創案されたものであって、音叉型振動子が実装されて筺体に固定される支持基板における非振動部分がその周辺部に生じており、これらの非振動部分を利用することによって支持基板を筺体に対して容易かつ確実に固定することが可能な構成とされた角速度センサの提供を目的とする。
請求項1記載の本発明に係る角速度センサは、並列に配置された一対の脚部それぞれの端部が固定されて基端部とされる音叉型振動子と、前記脚部の長手方向及び並列方向に拡がった前記音叉型振動子の主面と主面同士が対向する状態で前記音叉型振動子が実装され、前記基端部を介して前記脚部のそれぞれを振動可能に支持する支持基板と、この支持基板を介して前記音叉型振動子を収納する筺体とを備えている。そして、前記支持基板は、前記音叉型振動子の脚部の長手方向と直交する2つの端面のうちの一方の略中央付近で開口し、前記脚部の長手方向と合致する方向に形成されて支持基板全体を前記脚部のそれぞれと対応する基板部分ごとに区分する一端開口形の第1のスリットを有しており、かつ、前記基板部分のそれぞれは、前記脚部の長手方向と合致した2つの端面それぞれにおける非振動部分を介して前記筺体に固定される。
請求項2記載の本発明に係る角速度センサは請求項1に記載したものであって、前記支持基板は、前記第1のスリットの長手方向の略中央付近に形成され、前記音叉型振動子の脚部の並列方向と合致した方向に沿って前記第1のスリットを横切る第1の切欠きを有している。
請求項3記載の本発明に係る角速度センサは請求項1または請求項2に記載したものであって、前記基板部分のそれぞれは前記第1のスリットと並列して形成された一端開口形の第2のスリットを有しており、これら第2のスリットは前記支持基板における前記第1のスリットが開口した端面と対向する他方の端面に開口している。
請求項4記載の本発明に係る角速度センサは請求項3に記載したものであって、前記基板部分のそれぞれは、前記第2のスリットの長手方向の略中央付近に形成され、前記音叉型振動子の脚部の並列方向と合致した方向に沿って前記第2のスリットを横切る第2の切欠きを有している。
請求項1に記載した本発明に係る角速度センサでは、音叉型振動子が実装される支持基板に対し、この支持基板全体を音叉型振動子の脚部それぞれと対応する基板部分ごとに区分する第1のスリットを形成しているため、支持基板の各基板部分における音叉型振動子の脚部の長手方向と合致した2つの端面それぞれの周辺部、つまり、外側周辺部に非振動部分が生じる。従って、これらの非振動部分を介して支持基板を筺体に固定することが可能となり、その結果、音叉型振動子から支持基板へと振動が漏れ出すことがあっても、支持基板から筺体へと振動が漏れ出すことはなくなる。
そして、このような構成であれば、支持基板を基板部分それぞれの外側周辺部でもって筺体に固定しているため、支持基板の略中央部付近が他の必要部品を実装する際の妨げになったり、角速度センサを小型化する際の妨げになったりすることを有効かつ確実に防止できる。また、同時に、角速度センサの共振周波数や検出精度が製品ごとに変化して劣化することもなくなり、検出時のインピーダンスが大きくなるという効果も得られる
請求項2に記載した本発明に係る角速度センサでは、支持基板に対し、第1のスリットを形成するとともに、この第1のスリットを横切る第1の切欠きを形成している。従って、請求項1の場合と同様、支持基板を構成する各基板部分における外側周辺部、つまり、音叉型振動子の脚部の長手方向と合致した2つの端面それぞれの周辺部に非振動部分が生じることとになり、請求項1に記載の角速度センサと同様の効果が得られる。
請求項3に記載した本発明に係る角速度センサでは、支持基板を基板部分ごとを区分する第1のスリットを形成するとともに、この第1のスリットと並列に配置され、かつ、開口が逆向きとされた第2のスリットを基板部分それぞれに形成している。従って、音叉型振動子の外側周辺部に非振動部分がより明確となって生じることとなり、請求項1に記載した角速度センサと同様の効果が得られる。
請求項4に記載した本発明に係る角速度センサでは、支持基板の基板部分それぞれに第2のスリットを形成するとともに、これら第2のスリットそれぞれを横切る第2の切欠きを形成している。従って、請求項3の場合と同様、支持基板の各基板部分における音叉型振動子の外側周辺部に非振動部分が生じることとになり、その結果として前記したのと同様の効果が得られる。
音叉型振動子が実装されて筺体に固定される支持基板における非振動部分をその周辺部に生じさせるという目的を、きわめて簡単な構成でもって実現した。
図1は実施例1に係る角速度センサの全体構造を示す側断面図、図2はその分解斜視図、図3は角速度センサが備える音叉型振動子及び支持基板の組み合わせ構造を示す分解斜視図であり、図4は音叉型振動子及びその変形例を示す外観斜視図、図5は支持基板の変形例を示す外観斜視図である。そして、これらの図における符号1は角速度センサ、2は音叉型振動子、3は支持基板、4は筺体をそれぞれ示している。なお、図2には、音叉型振動子2及び支持基板3の組み合わせ構造を裏返して見た状態が示されている。
角速度センサ1は、図1及び図2で示すように、並列に配置された一対の脚部5の基端部同士が支持台6に固定されてなる音叉型振動子2と、この音叉型振動子2の脚部5の並列方向及び長手方向と平行に拡がった音叉型振動子2の主面と主面同士が対向する状態として音叉型振動子2が実装され、かつ、脚部5の端部が固定された基端部となる支持台6を介して脚部5のそれぞれを振動可能に支持する支持基板3とを備えている。
そして、この支持基板3を介して音叉型振動子2を収納する筺体4をも備えている。なお、この角速度センサ1では、支持基板3に実装された音叉型振動子2が筐体4の底面側の位置となる裏返しの状態として筺体4に収納される。
音叉型振動子2は、厚み方向に沿って互いに逆向きとなるよう分極された一対の圧電体基板を貼り合わせてなるバイモルフ型であり、図3及び図4(a)で示すように、スリット7により切り離された各脚部5の一面上には一対ずつの駆動用外部電極8が離間して並列に形成され、かつ、その他面上には支持台6にまで至る共通外部電極9が形成されている。ところで、図3及び図4(a)で示した音叉型振動子2と、図9で示した音叉型振動子51とは同じものあり、脚部5、支持台6、スリット7、駆動用外部電極8、共通外部電極9は脚部53、支持台54、スリット55、駆動用外部電極56、共通外部電極57と互いに同一である。
勿論、この音叉型振動子2は、従来例にかかる音叉型振動子51と同様、本来的な平行音叉振動とともに、非対称面外振動が生じるものである。ところで、音叉型振動子2にあっては、駆動用外部電極8及び共通外部電極9が支持台6を含めた基端部にまで達しているため、必要なときは、その端面を経由するなどして全電極8,9を基端部の一方面側に集中させることができる。そして、このような構成とした場合には、支持基板3との機械的な固定の利用により電気的な接続も可能となり、ワイヤー等を用いた接続を行う必要がなくなるという利点が確保される。
一方、支持基板3は、図2及び図3で示すように、音叉型振動子2の脚部5の長手方向と直交する2つの端面のうちの一方側端面の略中央付近で開口し、脚部5の長手方向と合致する方向に沿って形成された一端開口形の第1のスリット10を有している。そして、このスリット10によって支持基板3の全体が音叉型振動子2の脚部5それぞれと対応する基板部分11ごとに区分されている。
また、第1のスリット10でもって基板部分11ごとに区分された支持基板3の一面上、つまり、音叉型振動子2が実装される一面上には、接着剤等を用いて駆動用外部電極7と各別に接合される回路パターン12がそれぞれ形成されている。なお、スリット10の幅寸法が限定されることはなく、音叉型振動子2の幅寸法より大きくても構わない。
さらに、支持基板3を構成する基板部分11それぞれの外側周辺部、つまり、音叉型振動子2が具備した脚部5の長手方向と合致した2つの端面それぞれの周辺部における略中央位置には、一対ずつとされた基板電極13がそれぞれ形成されており、これらの基板電極13それぞれは筐体4に設けられた外部引出電極14と各別に接触して導通する。なお、本実施例では、第1のスリット10が一直線状であるとしたが、このような構成に限定されず、例えば、図5で示す変形例にかかる支持基板3のように、第1のスリット10とともに、第1のスリット10の長手方向の略中央付近に形成され、かつ、音叉型振動子2の脚部5の並列方向と合致した方向に沿って第1のスリット10を横切る第1の切欠き15を有していてもよい。
ところで、本発明の発明者らが、有限要素法による振動解析を利用し、第1のスリット10が形成された支持基板3に音叉型振動子2を実装してなる組み合わせ構造における振動の漏れ状態を調査してみたところ、つぎのような事実が判明した。すなわち、このような組み合わせ構造である場合も、スリット10のない支持基板52に音叉型振動子51を実装してなる従来例と同様、音叉型振動子2から支持基板3へと非対称面外振動の一部が漏れ出すことに変わりはない。
しかしながら、本実施例で説明した組み合わせ構造、つまり、第1のスリット10が形成された支持基板3に音叉型振動子2を実装してなる構造では、支持基板3を構成する基板部分11それぞれの外側周辺部における両端部分(コーナー部分)が、図2中に付記した矢印で示すように振動し、変位するにも拘わらず、各々の外側周辺部における略中央部分は振動しないことが確認されている。このとき、具体的には、一方側の基板部分11における外側周辺部の一端部分が支持基板3の主面と垂直な一方向(上)へと向かって動くとき、その他端部分は他方向(下)へと向かって動くことになり、また、他方側の基板部分11においては上記と逆向きの変位が生じている。
すなわち、図2中に付記した矢印それぞれは、ある瞬間における支持基板52の各部位(コーナー部分)の変位方向と大きさとを表しており、この図から明らかなように、支持基板3の外側周辺部、つまり、音叉型振動子2の脚部5の長手方向と合致した2つの端面それぞれの周辺部である外側周辺部の略中央部分では振動及び変位が発生せず、これらの略中央部分は非振動部分(ノード)Sとなっている。
本実施例に係る組み合わせ構造では、基板部分11それぞれの外側周辺部における略中央位置が非振動部分Sとなっており、これらの非振動部分Sを利用して支持基板3を筺体4に固定する場合には、振動が支持基板3から筺体4へと漏れ出すことが起こらない。また、本実施例に係る支持基板3にあっては、非振動部分Sとなる位置、つまり、各基板部分11の外側周辺部における略中央位置に基板電極13を形成しており、これらの基板電極13も振動しないため、筐体4の外部引出電極14と基板電極13との接続も安定する。
従って、音叉型振動子2から支持基板3へと振動が漏れ出すことがあったとしても、支持基板3から筺体4へと振動が漏れ出すことはなくなり、その結果として従来例に係る角速度センサで生じていた種々の不都合は解消されてしまう。さらに、本実施例に係る構成であれば、支持基板3の外側周辺部が固定可能であるため、筐体4内に他の必要部品を実装したり、角速度センサを小型化することが容易になるという利点が確保される。
なお、本実施例では、音叉型振動子2の脚部5が一体形成された支持台6に固定されるとしているが、このような構造に限定されることはない。例えば、図4(b)で示すように、支持台6を用いるのではなくて支持台6に代わる連結部が脚部5の端部同士を固定する基端部とされたもの、あるいは、図4(c)で示すように、別体としての支持台6を基端部とし、この支持台6に脚部5の端部同士を固定したものであってもよい。
ただし、図4(a)や図4(c)で示す音叉型振動子2である場合には、一対の脚部5の端部同士が支持台6に固定されており、これら脚部5間のスリット7を形成する際の加工を中断する必要がなくなるため、加工が容易になるという利点が確保される。また、音叉型振動子2がバイモルフ型に限られず、ユニモルフ型であってもよく、さらには、水晶等からなる単結晶音叉であったり、金属音叉に圧電素子を貼り付けたものであったりしてもよいことは勿論である。
図6は実施例2に係る角速度センサの全体構造を示す分解斜視図、図7は実施例2に係る角速度センサが備える音叉型振動子及び支持基板の組み合わせ構造を示す分解斜視図であり、図8は実施例2に係る角速度センサが備える支持基板の変形例を示す外観斜視図である。そして、これらの図における符号21は角速度センサ、22は支持基板をそれぞれ示している。
また、実施例2に係る角速度センサの全体構造は、実施例1に係る角速度センサの全体構造と基本的に異ならないため、図6〜図8において、図1〜図5と互いに同一となる、もしくは、相当する部品、部分には同一符号を付し、ここでの詳しい説明は省略している。なお、図6には、音叉型振動子2及び支持基板22の組み合わせ構造を裏返して見た状態が示されている。
角速度センサ21は、図6で示すように、基端部としての支持台6に一対の脚部5それぞれの端部同士が固定されてなる音叉型振動子2と、各脚部5の端部を介して音叉型振動子2の脚部5それぞれを振動可能に支持する支持基板22と、この支持基板22を介して音叉型振動子2を収納する筺体4とを備えている。ここでの支持基板22は、図6及び図7で示すように、音叉型振動子2の脚部5の長手方向と直交する2つの端面のうちの一方側端面の略中央付近で開口する一端開口形の第1のスリット23が脚部5の長手方向と合致する方向に沿って形成されたものであり、このスリット23によっては、支持基板22の全体が音叉型振動子2の脚部5それぞれと対応する基板部分24ごとに区分されている。
そして、支持基板22を構成する基板部分24の各々には、第1のスリット23と並列に配置された一端開口形の第2のスリット25がそれぞれ形成されており、これら第2のスリット25それぞれは、支持基板22における他方側端面、つまり、第1のスリット23が開口した端面と対向する他方の端面で開口している。また、各基板部分24には、第1のスリット23及び第2のスリット25とともに、第2のスリット25の長手方向の略中央付近に形成され、音叉型振動子2の脚部5の並列方向と合致した方向に沿って第2のスリット25を横切る第2の切欠き26が形成されている。なお、図8で示す変形例のように、第2の切欠き26が形成されずにスリット23及び第2のスリット25のみが形成されただけの支持基板22であってもよい。
さらに、このとき、支持基板3の一面上には、音叉型振動子2の駆動用外部電極7と各別に接合される回路パターン27がそれぞれ形成されており、基板部分24それぞれの外側周辺部、つまり、音叉型振動子2が具備した脚部5の長手方向と合致した2つの端面それぞれの周辺部である外側周辺部の略中央位置には、一対ずつの基板電極28が形成されている。そして、これらの基板電極28それぞれは、筐体4に設けられた外部引出電極14と各別に接触して導通することになっている。
本発明の発明者らが、有限要素法による振動解析を利用して実施例2に係る角速度センサ21が備える音叉型振動子2及び支持基板22の組み合わせ構造、つまり、第1のスリット23及び第2のスリット25が形成された支持基板22に音叉型振動子2を実装してなる組み合わせ構造における振動の漏れ状態を調査してみたところ、つぎのような結果が得られた。すなわち、このような組み合わせ構造であっても、音叉型振動子2から支持基板22へと非対称面外振動の一部が漏れ出すことになる。
ところが、このような組み合わせ構造では、図6で示すように、支持基板22を構成する基板部分24それぞれの外側周辺部における両端部分が、外側周辺部の略中央部分を中心として振動するにも拘わらず、各々の外側周辺部における略中央部分は振動しない非振動部分Sとなることが確認された。また、このとき、第1のスリット23と第2のスリット25とで挟まれた各基板部分24の両端部分も、その略中央部分を中心として振動するが、各々の略中央部分も振動することにはならず、非振動部分Sとして機能することが確認された。
従って、これらの非振動部分Sを利用して支持基板22を筺体4に固定している場合には、振動が支持基板22から筺体4へと漏れ出して伝わることが起こり得ない。そのため、支持基板22を構成している基板部分24それぞれの外側周辺部における非振動部分Sに形成された基板電極28の各々も振動し得ないことになり、筐体4の外部引出電極14及び基板電極28の接続もそれぞれ安定することとなる。
なお、実施例2に係る角速度センサ21が備える支持基板22では、第1のスリット23と第2のスリット25とで挟まれた基板部分24の略中央部分も非振動部分Sとして機能するので、これらの非振動部分Sを利用して支持基板22を筐体4に固定することも可能となる。このような構成であれば、支持基板22を4つの非振動部分Sでもって筐体4に固定し得ることとなり、音叉型振動子2における4つの駆動用外部電極7それぞれを個別的に筐体4側に引き出すことができるという利点が確保される。また、支持基板22を4つの非振動部分Sでもって筐体4に固定可能な場合には、固定するために必要な各固定点の面積を小さくすることができ、振動漏れをさらに少なくできる利点も得られる。
本発明に係る角速度センサは、ビデオカメラやスチルカメラ、デジタルカメラ等の手振れ補正用として、また、カーナビゲーションシステムやロールオーバーセンサ等に組み込んで使用されることになる。
実施例1に係る角速度センサの全体構造を示す側断面図である。 実施例1に係る角速度センサの全体構造を示す分解斜視図である。 実施例1に係る角速度センサが備える音叉型振動子及び支持基板の組み合わせ構造を示す分解斜視図である。 実施例1に係る角速度センサが備える音叉型振動子及びその変形例を示す外観斜視図である。 実施例1に係る角速度センサが備える支持基板の変形例を示す外観斜視図である。 実施例2に係る角速度センサの全体構造を示す分解斜視図である。 実施例2に係る角速度センサが備える音叉型振動子及び支持基板の組み合わせ構造を示す分解斜視図である。 実施例2に係る角速度センサが備える支持基板の変形例を示す外観斜視図である。 従来例に係る角速度センサの音叉型振動子及び支持基板の組み合わせ構造を示す分解斜視図である。 音叉型振動子及び支持基板の組み合わせ構造を裏返して見た状態を示す組立斜視図である。
符号の説明
1 角速度センサ
2 音叉型振動子
3 支持基板
4 筺体
5 脚部
6 支持台
10 第1のスリット
11 基板部分
S 非振動部分

Claims (4)

  1. 並列に配置された一対の脚部それぞれの端部が固定されて基端部とされる音叉型振動子と、前記脚部の長手方向及び並列方向に拡がった前記音叉型振動子の主面と主面同士が対向する状態で前記音叉型振動子が実装され、前記基端部を介して前記脚部のそれぞれを振動可能に支持する支持基板と、この支持基板を介して前記音叉型振動子を収納する筺体とを備えている角速度センサであって、
    前記支持基板は、前記音叉型振動子の脚部の長手方向と直交する2つの端面のうちの一方の略中央付近で開口し、前記脚部の長手方向と合致する方向に形成されて支持基板全体を前記脚部のそれぞれと対応する基板部分ごとに区分する一端開口形の第1のスリットを有しており、かつ、前記基板部分のそれぞれは、前記脚部の長手方向と合致した2つの端面それぞれにおける非振動部分を介して前記筺体に固定されることを特徴とする角速度センサ。
  2. 前記支持基板は、前記第1のスリットの長手方向の略中央付近に形成され、前記音叉型振動子の脚部の並列方向と合致した方向に沿って前記第1のスリットを横切る第1の切欠きを有していることを特徴とする請求項1に記載の角速度センサ。
  3. 前記基板部分のそれぞれは前記第1のスリットと並列して形成された一端開口形の第2のスリットを有しており、これら第2のスリットは前記支持基板における前記第1のスリットが開口した端面と対向する他方の端面に開口していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の角速度センサ。
  4. 前記基板部分のそれぞれは、前記第2のスリットの長手方向の略中央付近に形成され、前記音叉型振動子の脚部の並列方向と合致した方向に沿って前記第2のスリットを横切る第2の切欠きを有していることを特徴とする請求項3に記載の角速度センサ。
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