JP2005098140A - 4サイクルエンジンの動弁装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、ロッカーアームの摩擦抵抗を小さく抑えつつ、タペットクリアランス調整用のシムの交換作業を容易に行なえる動弁装置の提供を目的とする。
【解決手段】動弁装置(30)は、シリンダヘッド(7)に支持されたバルブステム(16a,18a)を有するバルブ(16,18)と、バルブを開閉するカム(38,39)を有するカム軸(31)と、カム軸と平行に配置されたロッカー軸(41,55)と、ロッカー軸に揺動可能に支持されたロッカーアーム(32,33)を備えている。ロッカーアームは、カムに転がり接触するローラ(48,61)とバルブステムの先端と向かい合う押圧部(49,62)とを有している。ロッカーアームの押圧部とバルブステムの先端との間にタペットクリアランス調整用のシム(50,63)が介在されている。ロッカーアームは、押圧部がシムに接する第1の位置と、押圧部がシムから離脱する第2の位置との間でロッカー軸の軸方向にスライド可能であるとともに、スプリング(53,66)を介して第1の位置に保持されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、吸気バルブおよび排気バルブを開閉するロッカーアームに、吸気カムおよび排気カムに転がり接触するローラを組み込んだ4サイクルエンジンの動弁装置に関する。
例えば一本のカム軸で吸気バルブおよび排気バルブを開閉する、いわゆるSOHC形の4サイクルエンジンは、カム軸上の吸気カムの動きを吸気バルブに伝える吸気用ロッカーアームと、カム軸上の排気カムの動きを排気バルブに伝える排気用ロッカーアームを備えている。
吸気用ロッカーアームおよび排気用ロッカーアームは、夫々ロッカー軸に揺動可能に支持されている。ロッカー軸は、カム軸を間に挟んで互いに平行に配置されている。このため、吸気用ロッカーアームは、吸気カムからロッカー軸を跨いで吸気バルブのバルブステムに向けて延びているとともに、排気用ロッカーアームは、排気カムからロッカー軸を跨いで排気バルブのバルブステムに向けて延びている。
この種のロッカーアームを有する4サイクルエンジンにおいて、従来、吸気カムと向かい合う吸気用ロッカーアームの一端および排気カムと向かい合う排気用ロッカーアームの一端に夫々ローラを組み込んだものが知られている。ローラは、吸気カムおよび排気カムに転がり接触しており、これにより吸気用ロッカーアームと吸気カムとの接触部分および排気用ロッカーアームと排気カムとの接触部分に生じる摩擦抵抗を小さく抑えている(例えば、特許文献1参照)。
一方、ロッカーアームを有する4サイクルエンジンにおいて、吸気用ロッカーアームと吸気バルブのバルブステムとの間および排気用ロッカーアームと排気バルブのバルブステムとの間に、夫々タペットクリアランス調整用のシムを介在させたものが知られている。このエンジンでは、吸気用および排気用ロッカーアームがロッカー軸の軸方向にスライド可能となっており、このロッカーアームをバルブステムの横にずらすことでシムを取り出せるようになっている(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−193426号公報 特開平11−166449号公報
特許文献1に開示された4サイクルエンジンでは、ロッカーアームにバルブステムの先端に突き当たるアジャストスクリューが設けられている。このため、アジャストスクリューを回すことでタペットクリアランスの調整を行なうことができ、この調整作業が容易となる。
ところが、特許文献1によると、ロッカーアームにアジャストスクリューやこのスクリューを固定するロックナットが付加されるので、ロッカーアームの構成が複雑化し、コスト高を招く原因となる。それとともに、ロッカーアームが重く大きなものとなり、エンジンの高回転化を妨げる一つの要因となる。
また、特許文献2に開示された4サイクルエンジンでは、ロッカーアームをバルブステムの横にずらすことができるので、カム軸を取り外したり、あるいは吸・排気バルブを最大にリフトさせた状態に保つ特殊工具を用いることなく、シムの交換作業を実施することができる。
この4サイクルエンジンの場合は、ロッカーアームの一端にスリッパーが形成されており、このスリッパーがカム軸上の吸・排気カムに摺動可能に接している。しかしながら、スリッパー式のロッカーアームは、ローラ式のロッカーアームに比べて吸・排気カムとの接触部分に生じる摩擦抵抗が大きく、特にオイル管理を怠るとスリッパーや吸・排気カムが早期のうちに摩耗するといった不具合が生じてくる。
このことから、上記二つの特許文献に介在された4サクイルエンジンは、その吸・排気バルブを駆動する動弁機構の構成に一長一短があり、ロッカーアームと吸・排気カムとの接触部分に生じる摩擦抵抗を小さく抑えつつ、このロッカーアームをスライド可能とした4サイクルエンジンは見当たらないのが現状である。
本発明は、このような事情にもとづいてなされたもので、ロッカーアームと動弁カムとの接触部分に生じる摩擦抵抗を小さく抑え、しかも、タペットクリアランス調整用のシムの交換作業を容易に行なえる4サイクルエンジンの動弁装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一つの形態に係る4サイクルエンジンの動弁装置は、
シリンダヘッドに支持されたバルブステムを有するバルブと、
上記バルブを開閉するカムを有するカム軸と、
上記カム軸と平行に配置されたロッカー軸と、
上記カムに転がり接触するローラと上記バルブステムの先端と向かい合う押圧部とを有し、上記ロッカー軸に揺動可能に支持されたロッカーアームと、
上記ロッカーアームの押圧部と上記バルブステムの先端との間に選択的に取り外し可能に介在され、タペットクリアランスを調整するためのシムとを備えている。
上記ロッカーアームは、上記押圧部が上記シムに接する第1の位置と、上記押圧部が上記シムから離脱する第2の位置との間で上記ロッカー軸の軸方向にスライド可能であるとともに、スプリングを介して上記第1の位置に保持されることを特徴としている。
本発明によれば、カム軸のカムとロッカーアームとの接触部分に生じる摩擦抵抗を軽減できる。これにより、カムの摩耗を抑制できるとともに、摩擦損失を低減してエンジン性能を高めることができる。しかも、タペットクリアランスの調整作業は、適切な厚みのシムを選択してロッカーアームの押圧部とバルブステムとの間に装着することで実行される。このため、ロッカーアームにアジャストスクリューやロックナットを付加する必要はなく、ロッカーアームの小形軽量化が可能となる。
それとともに、ロッカーアームをバルブステムの横にずらすことができるので、シムを交換する際に、シリンダヘッドからカム軸を取り外したり、あるいは特殊工具を用いてバルブを最大にリフトさせた状態に保つ必要はない。このため、シムの交換作業を容易に行なうことができ、作業性が良好となる。
以下本発明の実施の形態を図1ないし図9に基づいて説明する。
図1は、例えばスクータ型自動二輪車に用いるスイング式のエンジンユニット1を開示している。このエンジンユニット1は、水冷4サイクル単気筒エンジン2と、スイングアームを兼ねる伝動ケース3とを備えている。
伝動ケース3は、4サイクルエンジン2から自動二輪車の車体(図示せず)の後方に向けて延びている。伝動ケース3は、Vベルト式自動変速機4を内蔵しており、この伝動ケース3の後端部にVベルト式自動変速機4によって駆動される後輪(図示せず)が支持されている。
4サイクルエンジン2は、伝動ケース3と一体化されたクランクケース5、シリンダブロック6およびシリンダヘッド7を有している。クランクケース5は、クランク軸8を収容している。クランク軸8は、自動二輪車の車体の幅方向に沿って水平に配置されており、このクランク軸8の左端部が自動遠心クラッチを介してVベルト式自動変速機4の入力端に連結されている。
シリンダブロック6は、一つのシリンダ9を有し、このシリンダ9にピストン10が収容されている。ピストン10は、コンロッド11を介してクランク軸8に連結されている。シリンダブロック6は、クランクケース5から自動二輪車の車体の前方に向けて略水平に突出しており、そのシリンダ9のボア中心線O1がクランク軸8の回転中心X1を通る水平線H1に対し前方に進むに従い上向きに僅かに傾斜している。
さらに、シリンダ9は、そのボア中心線O1がクランク軸8の回転中心X1よりも下方に位置するようにオフセットされている。このシリンダ9のオフセット量Sは、ピストン10が上死点にある時に、コンロッド11がボア中心線O1に沿って真っ直ぐに延びるような値に設定されている。
このようにシリンダ9をオフセットさせることで、ピストン10が上死点から下死点に向けて降下する時に、ボア中心線O1に対するコンロッド11の傾斜が抑えられる。この結果、ピストン10をシリンダ9の内面に押し付けようとする側圧が軽減され、ピストン10の摩擦損失を低減することができる。
図2に示すように、シリンダヘッド7は、シリンダ9と向かい合う面に凹部12を有している。凹部12は、ピストン10との間に燃焼室13を構成している。シリンダヘッド7は、燃焼室13に開口する一対の吸気ポート14(一方のみを図示)と、燃焼室13に開口する単一の排気ポート15を備えている。吸気ポート14はボア中心線O1の上方に位置するとともに、排気ポート15はボア中心線O1の下方に位置している。
吸気ポート14は、二本の吸気バルブ16(一方のみを図示)によって開閉される。吸気バルブ16のバルブステム16aは、夫々バルブガイド17を介してシリンダヘッド7に支持されている。バルブステム16aは、互いに平行に配置されているとともに、燃焼室13から遠ざかるに従いボア中心線O1から離れるように上向きに傾斜している。
排気ポート15は、一本の排気バルブ18によって開閉される。排気バルブ18のバルブステム18aは、バルブガイド19を介してシリンダヘッド7に支持されている。バルブステム18aは、燃焼室13から遠ざかるに従いボア中心線O1から離れるように下向きに傾斜している。
バルブステム16a,18aの先端部に夫々スプリングリテーナ21が取り付けられている。スプリングリテーナ21は、その中央部に嵌合孔22を有し、この嵌合孔22にバルブステム16a,18aの先端部が嵌まり込んでいる。スプリングリテーナ21の外周部とシリンダヘッド7との間にバルブスプリング23が介在されている。吸気バルブ16および排気バルブ18は、バルブスプリング23によって吸気ポート14および排気ポート15を閉じる方向に付勢されている。
図2ないし図4に示すように、シリンダヘッド7は、シリンダブロック6とは反対側に張り出す第1ないし第4の外壁25a,25b,25c,25dを有している。第1の外壁25aと第3の外壁25cは、ボア中心線O1を間に挟んで左右方向に向かい合っている。第2の外壁25bと第4の外壁25dは、第1および第2の外壁25a,25cと隣り合うとともに、ボア中心線O1を間に挟んで上下方向に向かい合っている。
第1ないし第4の外壁25a〜25dは、互いに協働して動弁室26を構成している。動弁室26は、4サイクルエンジン2の前方に向けて開放しており、この動弁室26に吸気バルブ16のバルブステム16aおよび排気バルブ18のバルブステム18aが突出している。動弁室26の開放端は、取り外し可能なヘッドカバー27で覆われている。
シリンダヘッド7は、動弁室26の底から突出する支持壁28を有している。支持壁28は、第1の外壁25aと第2の外壁25bとの間に介在されているとともに、その一側が第3の外壁25cに連続している。動弁室26に突出する吸気バルブ16のバルブステム16aおよび排気バルブ18のバルブステム18aは、第1の外壁25aと支持壁28との間に位置している。
動弁室26は、吸気バルブ16および排気バルブ18を開閉駆動する動弁装置30を収容している。動弁装置30は、一本のカム軸31、吸気用の第1のロッカーアーム32および排気用の第2のロッカーアーム33を備えている。
図4に示すように、カム軸31は、その一端が軸受34を介して第1の外壁25aに支持されているとともに、他端が軸受35を介して支持壁28に支持されている。カム軸31は、ボア中心線O1と直交するように車体の幅方向に沿って水平に配置されている。
カム軸31の他端にカムスプロケット36が固定されている。このカムスプロケット36とカム軸31との間にカムチェーン37が架け渡されている。これにより、カム軸31は図2に矢印で示すように反時計回り方向(自動二輪車が前進する時の後輪の回転方向)に正回転するようになっている。
カム軸31は、吸気カム38と排気カム39を備えている。吸気カム38および排気カム39は、カム軸31の軸方向に並んでいる。さらに、カム軸31は図4に示すような第1および第2のオイル噴出孔40a,40bを有している。
第1のオイル噴出孔40aは、吸気カム38のベース円の外周面に開口するとともに、第2のオイル噴出孔40bは、排気カム39のベース円の外周面に開口している。第1および第2のオイル噴出孔40a,40bは、潤滑油を動弁装置30の各部に供給するためのものであり、これらオイル噴出孔40a,40bから加圧された潤滑油が動弁室26に噴出するようになっている。
図2および図3に示すように、吸気用の第1のロッカーアーム32は、第1のロッカー軸41を介してシリンダヘッド7に支持されている。第1のロッカー軸41は、カム軸31よりも上方にずれた位置において、このカム軸31の軸方向に沿って配置されている。第1のロッカー軸41は、第1の外壁25aと支持壁28との間に跨っている。詳しく述べると、第1のロッカー軸41の一端は、第1の外壁25aから動弁室26に突出する軸受部42に嵌め込まれているとともに、第1のロッカー軸41の他端は、支持壁28を貫通する軸受孔43に嵌め込まれている。
第1のロッカーアーム32は、円筒状のボス部45、ローラ支持部46および一対の腕部47a,47bを備えている。ボス部45は、軸方向に沿う軸受孔45aを有し、この軸受孔45aを第1のロッカー軸41が軸方向および周方向に摺動可能に貫通している。
ローラ支持部46は、二股状に形成されており、ボス部45の外周面から下向きに突出している。このローラ支持部46は、ローラ48を回転自在に支持している。ローラ48は、第1のロッカーアーム32の一端に位置するとともに、カム軸31の吸気カム38の外周面に転がり接触している。
腕部47a,47bは、ボス部45の外周面から上向きに突出している。これら腕部47a,47bは、第1のロッカーアーム32をヘッドカバー27の方向から見た時に、上方に進むに従い互いに離間する方向にV字状に傾斜している。腕部47a,47bの突出端は、吸気バルブ16のバルブステム16aの先端と向かい合っており、この突出端に夫々バルブステム16aの先端に向けて張り出す押圧部49が形成されている。押圧部49は、ローラ支持部46に対しボス部45を間に挟んだ反対側に位置している。
第1のロッカーアーム32の押圧部49とバルブステム16aの先端との間に円盤状のシム50が介在されている。シム50は、タペットクリアランスを調整するためのものである。このシム50は、スプリングリテーナ21の嵌合孔22に取り外し可能に装着されて、第1のロッカーアーム32の押圧部49に直に接している。
タペットクリアランスの計測作業は、第1のロッカーアーム32の押圧部49とシム50との間にシックネスゲージを挿入することで行なわれる。この計測結果に基づきシム50を厚みの異なるものと交換することで、吸気側のタペットクリアランスを規定値に調整することができる。
図3および図7に示すように、第1のロッカーアーム32のボス部45にオイル供給孔52が形成されている。オイル供給孔52は、カム軸31のオイル噴出孔40a,40bから噴出する潤滑油をボス部45と第1のロッカー軸41との間に導くためのものであり、ボス部45の軸受孔45aに開口している。
本実施形態の場合、オイル供給孔52は、腕部47a,47bの付け根の間に位置している。このため、オイル噴出孔40a,40bから動弁室26に噴出した潤滑油は、腕部47a,47bを伝わってオイル供給孔52に導かれるようになっている。言い換えると、潤滑油は、V形をなす腕部47a,47bの付け根の部分に集まり、この付け根の部分に蓄えられる。この結果、例えばエンジン始動時あるいは潤滑油の噴出量が少ないアイドリング運転時においても、ボス部45と第1のロッカー軸41との間に導かれる潤滑油が不足することはなく、潤滑の信頼性が向上する。
第1のロッカーアーム32のボス部45は、第1のロッカー軸41に軸方向にスライド可能に支持されている。具体的に述べると、第1のロッカーアーム32は、腕部47a,47bの押圧部49がバルブステム16aの先端部と向かい合う第1の位置(図3に示す)と、腕部47a,47bの押圧部49がバルブステム16aの先端部の横にずれる第2の位置(図8に示す)との間で第1のロッカー軸41の軸方向にスライド可能となっている。
第1のロッカーアーム32は、コイルスプリング53を介して第1の位置に向けて付勢されている。コイルスプリング53は、第1のロッカー軸41の上に装着されて、上記支持壁28とボス部45との間で圧縮されている。これにより、第1のロッカーアーム32のボス部45が第1の外壁25aの軸受部42の端面に押し付けられ、第1のロッカーアーム32が第1の位置に保持されている。
一方、排気用の第2のロッカーアーム33は、第2のロッカー軸55を介してシリンダヘッド7に支持されている。第2のロッカー軸55は、カム軸31よりも下方にずれた位置において、このカム軸31の軸方向に沿って配置されている。このため、第1および第2のロッカー軸41,55は、シリンダヘッド7を動弁室26の開放端の方向から見た時に、カム軸31を間に挟んで互いに平行に配置されている。
第2のロッカー軸55は、第1の外壁25aと支持壁28との間に跨っている。詳しく述べると、第2のロッカー軸55の一端は、第1の外壁25aから動弁室26に突出する軸受部56に嵌め込まれているとともに、第2のロッカー軸55の他端は、支持壁28を貫通する軸受孔57に嵌め込まれている。
第2のロッカーアーム33は、円筒状のボス部58、ローラ支持部59および単一の腕部60を備えている。ボス部58は、軸方向に沿う軸受孔58aを有し、この軸受孔58aを第2のロッカー軸55が軸方向および周方向に摺動可能に貫通している。
ローラ支持部59は、二股状に形成されており、ボス部58の外周面から上向きに突出している。このローラ支持部59は、ローラ61を回転自在に支持している。ローラ61は、第2のロッカーアーム33の一端に位置するとともに、カム軸31の排気カム39の外周面に転がり接触している。
腕部60は、ボス部58の外周面から下向きに突出している。腕部60の突出端は、排気バルブ18のバルブステム18aの先端と向かい合っており、この突出端にバルブステム18aの先端に向けて張り出す押圧部62が形成されている。押圧部62は、上記ローラ支持部59に対しボス部58を間に挟んだ反対側に位置している。
第2のロッカーアーム33の押圧部62とバルブステム18aの先端との間に円盤状のシム63が介在されている。シム63は、タペットクリアランスを調整するためのものである。このシム63は、スプリングリテーナ21の嵌合孔22に取り外し可能に装着されて、第2のロッカーアーム33の押圧部62に直に接している。
タペットクリアランスの計測作業は、上記吸気側と同様に第2のロッカーアーム33の押圧部62とシム63との間にシックネスゲージを挿入することで行なわれる。この計測結果に基づきシム63を厚みのことなるものと交換することで、排気側のタペットクリアランスを適正値に調整することができる。
第2のロッカーアーム33のボス部58にオイル供給孔65が形成されている。オイル供給孔65は、カム軸31のオイル噴出孔40a,40bから噴出する潤滑油をボス部58と第2のロッカー軸55との間に導くためのものであり、ボス部58の軸受孔58aに開口している。
第2のロッカーアーム33のボス部58は、第2のロッカー軸55に軸方向にスライド可能に支持されている。具体的に述べると、第2のロッカーアーム33は、腕部60の押圧部62がバルブステム18aの先端部と向かい合う第1の位置(図3に示す)と、腕部60の押圧部62がバルブステム18aの先端部の横にずれる第2の位置(図9に示す)との間で第2のロッカー軸55の軸方向にスライド可能となっている。
第2のロッカーアーム33は、コイルスプリング66を介して第1の位置に向けて付勢されている。コイルスプリング66は、第2のロッカー軸55の上に装着されて、上記第1の外壁25aの軸受部56とボス部58との間で圧縮されている。これにより、第2のロッカーアーム33のボス部58が支持壁28に押し付けられ、第2のロッカーアーム33が第1の位置に保持されている。
第1のロッカーアーム32と第2のロッカーアーム33は、第1および第2のロッカー軸41,55の軸方向に沿って互いに逆向きに付勢されている。このことから、図3に示すように、第1および第2のロッカーアーム32,33が夫々第1の位置に保持された状態では、第1のロッカーアーム32のローラ48が第2のロッカー軸55の上のコイルスプリング66と向かい合い、第2のロッカーアーム33のローラ61が第1のロッカー軸41の上のコイルスプリング53と向かい合っている。
したがって、第1および第2のロッカーアーム32,33が第1の位置に保持されている限り、ローラ48,61は、第1および第2のロッカー軸41,55の軸方向に離れている。特に本実施形態の場合、二つのローラ48,61は互いに同軸状に並んでいる。
図3に示すように、第1のロッカーアーム32のボス部45の一端は、第1および第2のロッカーアーム32,33が夫々第1の位置に保持されている時に、第2のロッカーアーム33のローラ61と隣り合っている。このボス部45の一端に切り欠き67が形成されている。切り欠き67は、第1のロッカーアーム32又は第2のロッカーアーム33を第1の位置から第2の位置にスライドさせた時に、第2のロッカーアーム33のローラ61とボス部45との干渉を避けるためのものであり、ボス部45の外周面に開口している。
第2のロッカーアーム33のボス部58の一端は、第1および第2のロッカーアーム32,33が夫々第1の位置に保持されている時に、第1のロッカーアーム32のローラ48と隣り合っている。このボス部58の一端に切り欠き68が形成されている。切り欠き68は、第1のロッカーアーム32又は第2のロッカーアーム33を第1の位置から第2の位置にスライドさせた時に、第1のロッカーアーム32のローラ48との干渉を避けるためのものであり、ボス部58の外周面に開口している。
さらに、第1のロッカーアーム32のローラ支持部46および第2のロッカーアーム33のローラ支持部59は、互いに向かい合う側面を有している。これらローラ支持部46,59の側面には、夫々肉厚を減じるように削り取られた逃げ部69,70が形成されている。逃げ部69,70は、第1のロッカーアーム32又は第2のロッカーアーム33を第1の位置から第2の位置にスライドさせた時に、ローラ支持部46,59の相互の干渉を避けるためのものであり、互いに向かい合っている。
図2および図5に示すように、シリンダヘッド7に支持壁28を補強する補強板73が固定されている。補強板73は、第1の外壁25aの先端面と支持壁28の突出端面との間に跨っており、第1および第2のロッカーアーム32,33とヘッドカバー27との間に介在されている。
図6に示すように、補強板73は、第1ないし第4の縁部74a,74b,74c,74dを有する略四角形の金属板で構成されている。補強板73の第1の縁部74aは、第1のロッカー軸41に対応する位置で第1の外壁25aと支持壁28との間に跨っている。第2の縁部74bは、第2のロッカー軸55に対応する位置で第1の外壁25aと支持壁28との間に跨っている。第3の縁部74cは、第1の縁部74aの一端と第2の縁部74bの一端との間を結ぶとともに、支持壁28の突出端面に重ねられている。第4の縁部74dは、第1の縁部74aの他端と第2の縁部74bの他端との間を結んでいる。
図2および図5に示すように、補強板73の第1の縁部74aは、第1のロッカーアーム32の腕部47a,47bを横切っている。腕部47a,47bの突出端は、補強板73の上方に突出しており、これら腕部47a,47bの押圧部49とシム50との接触部分は、補強板73で覆われることなく動弁室26の前方に露出している。
同様に、補強板73の第2の縁部74bは、第2のロッカーアーム33の腕部60を横切っている。腕部60の突出端は、補強板73の下方に突出しており、この腕部60の押圧部62とシム63との接触部分は、補強板73で覆われることなく動弁室26の前方に露出している。
図3および図7に示すように、支持壁28の突出端面および第1の外壁25aの先端面から夫々一対のスタッドボルト75が突出している。スタッドボルト75は、補強板73の四隅に形成した通孔76を貫通しており、このスタッドボルト75の先端にナット77がねじ込まれている。このため、補強板73は、その四隅においてシリンダヘッド7に固定されており、支持壁28の突出端を第1の外壁25aに連結している。
補強板73の第3の縁部74cに支持壁28に沿うように折り返された舌片78が形成されている。舌片78は、支持壁28の軸受孔43,57を閉塞して第1および第2のロッカー軸41,55の抜け止めをなしている。それととともに、舌片78は、上記カム軸31を支持壁28に支持する軸受34の端面に引っ掛かって、この軸受34の抜け止めをなしている。
補強板73は、四角い開口部80を有している。開口部80は、上記第1および第2のロッカーアーム32,33を動弁室26の前方に露出させるためのものであり、上記四つの通孔76の中心を結ぶ直線Lによって囲まれる領域内に位置している。言い換えると、補強板73の開口部80は、第1および第2のロッカーアーム32,33が第1の位置に保持されている時に、これらロッカーアーム32,33のボス部45,58およびローラ支持部46,59を露出させるに充分な大きさを有している。
さらに、本実施形態の場合、第1および第2のロッカーアーム32,33は、夫々補強板73の開口部80に向けて突出するリブ状の凸部81を備えている。凸部81は、ボス部45,58の外周面からローラ支持部46,59に至る領域に形成されており、第1および第2のロッカーアーム32,33のスライド方向と交差する方向に延びている。
次に、タペットクリアランスを調整する手順について説明する。
まず、シリンダヘッド7からヘッドカバー27を取り外し、シリンダヘッド7の動弁室26を開放する。次に、補強板73の開口部80に手の指先を挿入し、第1のロッカーアーム32の凸部81又は第2のロッカーアーム33の凸部81に指先を引っ掛けて、いずれかのロッカーアーム32又は33をコイルスプリング53又は66の付勢力に抗して第1の位置から第2の位置にスライドさせる。
図8は、吸気側の第1のロッカーアーム32を第2の位置にスライドさせた状態を開示している。この第2の位置では、腕部47a,47bの突出端に位置する押圧部49がシム50の横にずれている。この状態で例えばマグネットドライバを補強板73の第1の縁部74aの上方からスプリングリテーナ21に向けて導き、このマグネットドライバを利用してスプリングリテーナ21の嵌合孔22からシム50を取り出す。
この後、厚み寸法の異なる新たなシム50を嵌合孔22に装着し、第1のロッカーアーム32を第2の位置から第1の位置にスライドさせる。これにより、第1のロッカーアーム32の押圧部49が交換した新たなシム50に接触し、吸気側のタペットクリアランスの調整作業が完了する。
図9は、排気側の第2のロッカーアーム33を第2の位置にスライドさせた状態を開示している。この第2の位置では、腕部60の先端に位置する押圧部62がシム63の横にずれている。この状態で吸気側と同様にマグネットドライバを補強板73の第2の縁部74bの下方からスプリングリテーナ21に向けて導き、このマグネットドライバを利用してスプリングリテーナ21の嵌合孔22からシム63を取り出す。
この後、厚み寸法の異なる新たなシム63を嵌合孔22に装着し、第2のロッカーアーム33を第2の位置から第1の位置にスライドさせる。これにより、第2のロッカーアーム33の押圧部63が交換した新たなシム63に接触し、排気側のタペットクリアランスの調整作業が完了する。
このような構成の4サイクルエンジン2によれば、吸気側の第1のロッカーアーム32は、吸気カム38に転がり接触するローラ48を有し、排気側の第2のロッカーアーム33は、排気カム39に転がり接触するローラ61を有している。このため、吸・排気カム38,39と第1および第2のロッカーアーム32,33との接触部分に生じる摩擦抵抗が軽減され、吸・排気カム38,39の摩耗を抑制できる。それとともに、第1および第2のロッカーアーム32,33の摩擦損失が少なくなり、エンジン性能を高めることができる。
しかも、タペットクリアランスの調整作業は、適切な厚みのシム50,63を選択して第1および第2のロッカーアーム32,33の押圧部49,62とバルブステム16a,18aとの間に装着することで実行される。このため、第1および第2のロッカーアーム32,33にアジャストスクリューやロックナットを付加する必要はなく、これらロッカーアーム32,33の小形軽量化が可能となる。
加えて、上記シム50,63の交換作業は、第1および第2のロッカーアーム32,33を第1の位置から第2の位置にスライドさせることにより実行される。このため、シム50,63を交換する毎にシリンダヘッド7からカム軸31を取り外したり、あるいは特殊工具を用いて吸・排気バルブ16,18を最大にリフトさせた状態に保つ必要はない。このため、シム50,63の交換作業を簡単に行なうことができ、作業性が良好となる。
さらに、上記構成によると、支持壁28を補強する補強板73に、第1および第2のロッカーアーム32,33のボス部45,58およびローラ支持部46,59を露出させるに充分な大きさの開口部80を形成してあるので、この開口部80に手の指先を差し入れることで第1および第2のロッカーアーム32,33をスライドさせることができる。
特に本実施形態では、第1および第2のロッカーアーム32,33に開口部80に向けて張り出す凸部81が形成され、この凸部81は第1および第2のロッカーアーム32,33のスライド方向と交差する方向に延びている。このため、開口部80に挿入した手の指先を第1および第2のロッカーアーム32,33に確実に引っ掛けることができ、これらロッカーアーム32,33のスライド操作を容易に行なうことができる。
その上、上記構成の場合、第1および第2のロッカーアーム32,33のボス部45,58に、夫々相対向するロッカーアーム32,33のローラ48,61との干渉を避ける切り欠き67,68が形成されている。同様に第1および第2のロッカーアーム32,33のローラ支持部46,59に、夫々相対向するローラ支持部46,59との干渉を避けるように削り取られた逃げ部69,70が形成されている。
このため、第1および第2のロッカーアーム32,33をスライドさせる構成でありながら、これら両者をカム軸31の軸方向に互いに近づけて配置できるとともに、第1および第2のロッカー軸41,55の配置間隔を狭めることができる。
したがって、動弁装置30がコンパクトとなり、シリンダヘッド7の小型化が可能となる。
なお、上記第1の実施の形態では、一本のカム軸で吸気バルブおよび排気バルブを開閉するようにしたが、本発明はこれに制約されない。例えばシリンダヘッドに吸気用カム軸と排気用カム軸を配置し、これら二本のカム軸で吸気バルブおよび排気バルブを個々に開閉するようにしてもよい。
さらに、吸気バルブおよび排気バルブの数も上記実施の形態に限らず、吸・排気バルブを夫々二本としたり、あるいは一本としてもよい。
本発明の実施の形態に係るスクータ形自動二輪車用のエンジンユニットを一部断面で示す側面図。 カム軸、吸気バルブを開閉する第1のロッカーアームおよび排気バルブを開閉する第2のロッカーアームの位置関係を示す4サイクルエンジンの断面図。 第1および第2のロッカーアームが夫々第1の位置に保持された状態を示すシリンダヘッドの正面図。 カム軸を有するシリンダヘッドの断面図。 補強プレートの開口部と第1および第2のロッカーアームの位置関係を示すシリンダヘッドの正面図。 補強プレートの正面図。 第1および第2のロッカーアームが夫々第1の位置に保持された状態を示すシリンダヘッドの斜視図。 第1のロッカーアームを第2の位置にスライドさせた状態を示すシリンダヘッドの正面図。 第2のロッカーアームを第2の位置にスライドさせた状態を示すシリンダヘッドの正面図。
符号の説明
7…シリンダヘッド、16,18…バルブ(吸気バルブ、排気バルブ)、16a,18a…バルブステム、25a,25b,25c,25d…第1ないし第4の外壁、26…動弁室、28…支持壁、31…カム軸、32,33…ロッカーアーム(第1のロッカーアーム、第2のロッカーアーム)、38,39…動弁カム(吸気カム、排気カム)、41,55…ロッカー軸(第1のロッカー軸、第2のロッカー軸)、48,61…ローラ、49,62…押圧部、50,63…シム、73…補強板、74a,74b…第1および第2の縁部、80…開口部。

Claims (10)

  1. シリンダヘッドに支持されたバルブステムを有するバルブと、
    上記バルブを開閉するカムを有するカム軸と、
    上記カム軸と平行に配置されたロッカー軸と、
    上記カムに転がり接触するローラと上記バルブステムの先端と向かい合う押圧部とを有し、上記ロッカー軸に揺動可能に支持されたロッカーアームと、
    上記ロッカーアームの押圧部と上記バルブステムの先端との間に選択的に取り外し可能に介在され、タペットクリアランスを調整するためのシムと、を具備し、
    上記ロッカーアームは、上記押圧部が上記シムに接する第1の位置と、上記押圧部が上記シムから離脱する第2の位置との間で上記ロッカー軸の軸方向にスライド可能であるとともに、スプリングを介して上記第1の位置に保持されていることを特徴とする4サイクルエンジンの動弁装置。
  2. 請求項1の記載において、上記ロッカーアームは、上記ロッカー軸が貫通するボス部と上記ローラを支持するローラ支持部とを有し、上記ローラ支持部は上記ボス部から上記バルブステムの先端に向けて突出するとともに、上記ロッカーアームの押圧部は上記ローラ支持部に対し上記ボス部を間に挟んだ反対側に位置することを特徴とする4サイクルエンジンの動弁装置。
  3. 請求項2の記載において、上記ロッカーアームのボス部は、上記ロッカーアームの押圧部が上記第1の位置に保持されている時に、上記スプリングを介して上記シリンダヘッドに押し付けられていることを特徴とする4サイクルエンジンの動弁装置。
  4. シリンダヘッドと、
    上記シリンダヘッドに支持され、ボア中心線を間に挟んで向かい合う吸気バルブおよび排気バルブと、
    上記吸気バルブのバルブステムと上記排気バルブのバルブステムとの間に配置され、互いに隣り合う吸気カムおよび排気カムを有するカム軸と、
    上記カム軸の軸方向に沿って互いに平行に配置された第1および第2のロッカー軸と、
    上記第1のロッカー軸に揺動可能に支持され、一端に上記吸気カムに転がり接触するローラを有するとともに、他端に上記吸気バルブのバルブステムの先端と向かい合う押圧部を有する第1のロッカーアームと、
    上記第2のロッカー軸に揺動可能に支持され、一端に上記排気カムに転がり接触するローラを有するとともに、他端に上記排気バルブのバルブステムの先端と向かい合う押圧部を有する第2のロッカーアームと、
    上記第1のロッカーアームの押圧部と上記吸気バルブのバルブステムの先端との間および上記第2のロッカーアームの押圧部と上記排気バルブのバルブステムの先端との間に夫々選択的に取り外し可能に介在され、タペットクリアランスを調整するためのシムと、を具備し、
    上記第1および第2のロッカーアームは、夫々上記押圧部が上記シムに接する第1の位置と、上記押圧部が上記シムから離脱する第2の位置との間で上記第1および第2のロッカー軸の軸方向にスライド可能であるとともに、コイルスプリングを介して上記第1の位置に保持されていることを特徴とする4サイクルエンジンの動弁装置。
  5. 請求項4の記載において、上記第1のロッカーアームのローラと上記第2のロッカーアームのローラは、上記第1および第2のロッカーアームが上記第1の位置に保持されている時に、上記第1および第2のロッカー軸の軸方向に離れているとともに、上記第1又は第2のロッカーアームを上記第2の位置にスライドさせた時に互いに近接することを特徴とする4サイクルエンジンの動弁装置。
  6. 請求項5の記載において、上記第1のロッカーアームを上記第1の位置に保持するコイルスプリングは、上記第1のロッカー軸上に装着されているとともに、上記第2のロッカーアームを上記第1の位置に保持するコイルスプリングは、上記第2のロッカー軸上に装着され、
    上記第1のロッカーアームのローラは、上記第1のロッカーアームが上記第1の位置に保持されている時に上記第2のロッカー軸上のコイルスプリングと向かい合い、上記第2のロッカーアームのローラは、上記第2のロッカーアームが上記第1の位置に保持されている時に上記第1のロッカー軸上のコイルスプリングと向かい合うことを特徴とする4サイクルエンジンの動弁装置。
  7. 請求項4の記載において、上記第1のロッカーアームは、上記第1のロッカー軸が摺動可能に貫通するボス部を有するとともに、上記第2のロッカーアームは、上記第2のロッカー軸が摺動可能に貫通するボス部を有し、
    上記第1のロッカーアームのボス部に、上記第1のロッカーアーム又は上記第2のロッカーアームを上記第2の位置にスライドさせた時に、上記第2のロッカーアームのローラとの干渉を避ける切り欠きを形成するとともに、
    上記第2のロッカーアームのボス部に、上記第1のロッカーアーム又は上記第2のロッカーアームを上記第2の位置にスライドさせた時に、上記第1のロッカーアームのローラとの干渉を避ける切り欠きを形成したことを特徴とする4サイクルエンジンの動弁装置。
  8. 請求項4の記載において、上記第1のロッカーアームは、上記ローラを支持して上記第2のロッカー軸に向けて突出するローラ支持部を有するとともに、上記第2のロッカーアームは、上記ローラを支持して上記第1のロッカー軸に向けて突出するローラ支持部を有し、
    上記第1のロッカーアームのローラ支持部に、上記第1のロッカーアーム又は上記第2のロッカーアームを上記第2の位置にスライドさせた時に、上記第2のロッカーアームのローラ支持部との干渉を避ける逃げ部を形成するとともに、
    上記第2のロッカーアームのローラ支持部に、上記第1のロッカーアーム又は上記第2のロッカーアームを上記第2の位置にスライドさせた時に、上記第1のロッカーアームのローラ支持部との干渉を避ける逃げ部を形成したことを特徴とする4サイクルエンジンの動弁装置。
  9. 動弁室を形成する外壁と、上記動弁室の底から突出するとともに上記外壁と向かい合う支持壁を有するシリンダヘッドと、
    上記シリンダヘッドに支持され、ボア中心線を間に挟んで向かい合う吸気バルブおよび排気バルブと、
    上記外壁と上記支持壁との間に跨って配置され、上記吸気バルブのバルブステムと上記排気バルブのバルブステムとの間に位置するとともに、互いに隣り合う吸気カムおよび排気カムを有するカム軸と、
    上記外壁と上記支持壁との間に跨って互いに平行に配置された第1および第2のロッカー軸と、
    上記第1のロッカー軸に揺動可能に支持され、一端に上記吸気カムに転がり接触するローラを有するとともに、他端に上記吸気バルブのバルブステムの先端と向かい合う押圧部を有する第1のロッカーアームと、
    上記第2のロッカー軸に揺動可能に支持され、一端に上記排気カムに転がり接触するローラを有するとともに、他端に上記排気バルブのバルブステムの先端と向かい合う押圧部を有する第2のロッカーアームと、
    上記第1のロッカーアームの押圧部と上記吸気バルブのバルブステムの先端との間および上記第2のロッカーアームの押圧部と上記排気バルブのバルブステムの先端との間に夫々選択的に取り外し可能に介在され、タペットクリアランスを調整するためのシムと、
    上記支持壁の突出端と上記外壁との間を連結し、上記支持壁を補強するための補強板と、
    を具備し、
    上記第1および第2のロッカーアームは、夫々上記押圧部が上記シムに接する第1の位置と、上記押圧部が上記シムから離脱する第2の位置との間で上記第1および第2のロッカー軸の軸方向にスライド可能であり、
    上記補強板は、上記第1のロッカー軸に対応した位置で上記支持壁と上記外壁との間に跨る第1の縁部と、上記第2のロッカー軸に対応した位置で上記支持壁と上記外壁との間に跨る第2の縁部とを有し、上記補強板の第1の縁部と第2の縁部との間に上記第1および第2のロッカーアームを露出させる開口部を形成したことを特徴とする4サイクルエンジンの動弁装置。
  10. 請求項9の記載において、上記第1および第2のロッカーアームは、夫々上記補強板の開口部に向けて突出する凸部を有し、この凸部は上記第1および第2のロッカーアームのスライド方向と交差する方向に延びていることを特徴とする4サイクルエンジンの動弁装置。
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