JP2005096612A - 車両用空調装置 - Google Patents
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Abstract
フロントピラーに沿って空調ダクトを配設し、この空調ダクトからの乗員の首部乃至頭部に向って空調風を吹出し可能に構成すると共に、該空調ダクトには車室内からの所定以上の荷重が入力された時、その荷重を緩衝しつつ変形する衝撃吸収部が設けることで、乗員の空調感度が高い首元周辺を効率的に空調することができると共に、車両衝突時における乗員の頭部の安全性を確保することができる車両用空調装置の提供を目的とする。
【解決手段】
乗員の斜め前方に前後方向に傾斜して配設されるフロントピラー13を備えた車両の車両用空調装置であって、上記フロントピラー13に沿って空調ダクト46,55を配設し、該空調ダクト46,55からの乗員の首部乃至頭部に向って空調風を吹出し可能に構成すると共に、上記空調ダクト46,55には車室内からの所定以上の荷重が入力された時、その荷重を緩衝しつつ変形する衝撃吸収部57が設けられたことを特徴とする。
【選択図】 図11
Description
すなわち、運転席と助手席との間に設置されるセンタコンソールの両側面に空調風を乗員の足元部に向けて吹出す吹出し口を設け、ルーフ検出センサがルーフ部のオープンを検出した時、空調モードをルーフオープンモードに切換えて、上述の吹出し口から空調風を乗員の足元部に向けて吹出して、オープンカーのルーフ部をオープン状態にした場合、車室内に流れ込む巻き込み風の影響による冷風感を低減すべく構成し、快適な空調フィーリングを得るように構成した空調装置である(例えば特許文献1参照)。
一般に乗員の大腿部、脇の下部分、首部に部分的に空調風を当てると、乗員は充分に空調作用を体感することが知られており、このことはオープンカーのみならずルーフ部が開閉しない通常の車両においても共通し、特に乗員の首部乃至その周辺に対する空調効果を如何にして得るかが課題となっている。
該空調ダクトには車室内からの所定以上の荷重が入力された時、その荷重を緩衝しつつ変形する衝撃吸収部が設けることで、乗員の空調感度が高い首元周辺を効率的に空調することができると共に、車両衝突時における乗員の頭部の安全性を確保することができる車両用空調装置の提供を目的とする。
上記構成によれば、空調ダクトのダクト部をフロントピラートリムにて構成するので、このフロントピラートリムで空調ダクトのダクト部を兼ねることができ、部品点数の低減と構造の簡略化とを両立させることができる。
上記構成によれば、ルーフ部が開放可能なオープンカーの場合には、走行風が車室内に巻き込むように流入して、車室内の温度を適切に保ちにくいが、上記構成により効率的な空調制御ができ、特に、オープンカーにおいて有利となり、オープンカーの空調性能向上を図ることができる。
該空調ダクトには車室内からの所定以上の荷重が入力された時、その荷重を緩衝しつつ変形する衝撃吸収部を設けたので、乗員の空調感度が高い首元周辺を効率的に空調することができると共に、車両衝突時における乗員の頭部の安全性を確保することができる効果がある。
図面は車両用空調装置を示すが、まず図1〜図4を参照して車両の構造について説明する。
図1に示すようにエンジンルーム1と車室2とを前後方向に仕切るダッシュロアパネル3(ダッシュパネル)を設け、このダッシュロアパネル3の上部には車幅方向に延びるカウル部4を取付ける一方、エンジンルーム1の上方をボンネット5にて開閉可能に覆っている。
図1〜図4に示すように、ダッシュロアパネル3とインストルメントパネル16との間には空調ユニット17を配設している。
この空調ユニット17は、ブロアユニット18と、温度調整部としてのヒータ&クーラユニット19と、モード切換えボックス20とを備えている。この実施例では上述のモード切換えボックス20を車幅方向の略中央部に配設している。
このモード切換えボックス20にはデフロスタダクト30と、運転席側通路31aと助手席側通路31bとを有するベントダクト31と、ヒートダクト32とを連通接続し、それぞれの連通部にはデフロスタドア33、ベントドア34、ヒートドア35を設けている。
図6に示すようにサイドベントダクト40の先端部分は車両の前後方向に指向するように折曲げ形成されていて、サイドベントダクト40のこの前後方向に向く部位の中間部には略L字状の分岐ダクト45を分岐させて連通接続し、この分岐ダクト45をフロントピラー13の下部に対応配置している。
図7はルーバー装置を図示省略した状態で示す分解斜視図、図8はルーバー装置を含む分解斜視図、図9は図7のA−A線に相当する部分の断面図、図10は図7のB−B線に相当する部分の断面図、図11は図7のC−C線に相当する部分の断面図である。
ラインとほぼ平行で、かつ下限L2は上限L1に対して下向きに28〜30度の開角をもった範囲(角度θ2参照)に設定されている。
すなわち、図16に示す構造は支持孔59aに対して該支持孔59aの直径よりも小さい幅の凹溝59bが連続形成されたもので、この支持孔59aに図8で示したルーバーボックス61の支軸63を枢支しても、車室内からの所定以上の荷重入力時に、ルーバー装置60をフロントピラートリム52から離脱させて、乗員の頭部の安全性を確保することができる。
そして、図28に示すように、インレットポート95と流入通路94とを連通すると共に、アウトレットポート96をベント通路69とフロントピラー側通路70とに同時連通させると、図28に矢印で示すように空調風をサイドベント吹出口42とフロントピラー空調風吹出し口47とに同時に供給して、これら各吹出口42,47から空調風を同時に吹出すことができる。
図31、図32は車両用空調装置の他の実施例を示し、インストルメントパネル16の内部に配設した空調ユニット17のモード切換えボックス20と、ベント吹出部としてのベント吹出口41,42との間をベントダクト39,40によって接続する一方、サイドベントダクト40と平行に延設されてその車外側端部99aがフロントピラーダクト46の下部に連通接続されるフロントピラー側ダクト99を設け、このフロントピラー側ダクト99をモード切換えボックス20に接続したものである。
この構成によれば、空調ダクト55のダクト部をフロントピラートリム52にて構成するので、このフロントピラートリム52で空調ダクト55のダクト部を兼ねることができ、部品点数の低減と構造の簡略化とを両立させることができる。
該ルーバー装置60を設けることで、フロントピラートリム52部が固くなるが、
このルーバー装置60は車両衝突時において乗員の頭部が空調ダクトに当って、車室2内からの所定以上の荷重が入力された時に、空調ダクトから外れるので、空調風の偏向性と車両衝突時の乗員の頭部の安全性とを両立させることができる。
この発明の空調ダクトは、実施例のフロントピラーダクト46、空調ダクト55に対応し、
以下同様に、
衝撃吸収部は、リブ部56,57に対応し、
ダクト部は、フロントピラートリム52,57に対応し、
ダクト部は、フロントピラートリム52に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
13…フロントピラー
15…ルーフ部
46…フロントピラーダクト(空調ダクト)
46b…ベース部
52…フロントピラートリム(ダクト部)
54…筒状部
55…空調ダクト
56,57…リブ部(衝撃吸収部)
60…ルーバー装置
Claims (7)
- 乗員の斜め前方に前後方向に傾斜して配設されるフロントピラーを備えた車両の車両用空調装置であって、
上記フロントピラーに沿って空調ダクトを配設し、
該空調ダクトからの乗員の首部乃至頭部に向って空調風を吹出し可能に構成すると共に、
上記空調ダクトには車室内からの所定以上の荷重が入力された時、その荷重を緩衝しつつ変形する衝撃吸収部が設けられた
車両用空調装置。 - 上記空調ダクトは空調風が通過する筒状部を備え、
上記筒状部の内部には空調風の通過方向に沿って配設されたリブ部が形成され、上記リブ部が所定荷重の入力によって圧壊するように構成された
請求項1記載の車両用空調装置。 - 上記空調風の通過方向に沿うリブ部は複数設けられ、複数のリブ部がそれぞれ所定荷重の入力によって圧壊するように構成された
請求項2記載の車両用空調装置。 - 上記空調ダクトはフロントピラーに取付けられるベース部と、該ベース部に取付けられ、かつ、その一側面が車室内に面したダクト部とから構成され、
上記ベース部とダクト部との間にリブ部を設けた
請求項1記載の車両用空調装置。 - 上記ダクト部はフロントピラートリムによって構成された
請求項4記載の車両用空調装置。 - 上記空調ダクトには該空調ダクト内を通過する空調風を所定方向に偏向させるルーバー装置が設けられ、
該ルーバー装置は車室内からの所定以上の荷重入力時に上記空調ダクトから離脱すべく構成された
請求項1記載の車両用空調装置。 - 上記車両は少なくとも乗員の上部と上記フロントピラーにかけてのルーフ部が開放可能に構成された
請求項1〜6の何れか1に記載の車両用空調装置。
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JP2011225110A (ja) * | 2010-04-20 | 2011-11-10 | Kubota Corp | キャビンのエアコン用ダクト装置 |
JP2013227006A (ja) * | 2012-04-26 | 2013-11-07 | Honda Motor Co Ltd | 車両用空気調和装置 |
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