JP2011225110A - キャビンのエアコン用ダクト装置 - Google Patents
キャビンのエアコン用ダクト装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011225110A JP2011225110A JP2010096934A JP2010096934A JP2011225110A JP 2011225110 A JP2011225110 A JP 2011225110A JP 2010096934 A JP2010096934 A JP 2010096934A JP 2010096934 A JP2010096934 A JP 2010096934A JP 2011225110 A JP2011225110 A JP 2011225110A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cabin
- air
- duct
- main body
- air conditioner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Abstract
【解決手段】車体(T)に搭載され、且つ、室内空調用のエアコン本体(A)が運転席(S)の下方に配置されているキャビン(C)において、
キャビン(C)の骨格体(1)となる支柱(3)とは別体に構成され、且つ、内部をエア流通路(25)とする中空筒体構造のダクト主体(24)を備え、該ダクト主体(24)は、その外面に支柱(3)の室内側外面に沿って取り付けるための支柱係合面(24a)を有し、下部にエアコン本体(A)へのダクト接続口(28)を備えており、前記支柱係合面(24a)を前記支柱(3)の外面に沿って係合させて取り付けられている。
【選択図】図1
Description
即ち、キャビンの支柱をエアコン本体への外気導入ダクトとして使用するには、該支柱の下端付近にエアコン本体へ接続するためのダクト接続口を横向きに開口形成しておく必要があり、支柱の強度を低下させる不具合があると共に、ダクト開口面積(エア流路断面積)として支柱の断面積以上の開口面積を確保することができないという制約があり、また、内面側部材と外面側部材とを溶接で接合構成された支柱の場合には、接合部全長に亘って、気密性確保のためのコーキングを施すことが必要となる。
キャビンの骨格体となる支柱とは別体に構成され、且つ、内部をエア流通路とする中空筒体構造のダクト主体を備え、該ダクト主体は、その外面に支柱の室内側外面に沿って取り付けるための支柱係合面を有し、下部にエアコン本体へのダクト接続口を備えており、前記支柱係合面を前記支柱の外面に沿って係合させて取り付けられていることを特徴としている。
この構成によれば、支柱に対するダクト主体の位置決め性が向上し、取り付け状態が安定する。
また、前記エアコン本体への外気導入口が天井部に形成されており、前記ダクト主体は、外気導入口への接続口を上部に備えているのが好ましい。この構成によれば、車体の最も高い位置から外気を導入することができ、土埃や塵埃等の吸い込みを少なくすることができると共に、ダクト主体をエアコン本体への外気導入用ダクトとして利用することができる。
図9は、トラクタ等の車体Tに搭載されたキャビンCの概略側面図を示しており、該車体Tの前部にボンネットBが設けられ、このボンネットB内には、図示を省略したが、エンジン、ラジエータ、バッテリ等が配置されている。
車体Tは、図示を省略したが、エンジンと、フライホイールハウジング、クラッチハウジング、ミッションケース等からなる伝動ケースとを連結して構成されており、車体Tの前部(図9において左側)は、左右一対の前輪で支持され、後部(図9において右側)は左右一対の後輪で支持されており、該車体Tの後部側にキャビンCが搭載されている。
冷房装置は、図示を省略したが、例えば、冷媒を圧縮するコンプレッサと、このコンプレッサで圧縮された冷媒を放熱させながら凝縮・液化させるコンデンサ(放熱器)と、このコンデンサで液化された冷媒を減圧して気化しやすい状態とする膨張弁と、冷媒を気化させて周囲から熱を奪って周囲を低温状態とするエバポレータ(蒸発器)とを備えてなる。
このエアコンのエアコン本体Aは、図示を省略したが、ケーシング内にエバポレータとヒータと送風機(ブロワ)等とを収納してなると共にキャビンCの室内の運転席Sの下方に配置されており、コンプレッサと、放熱器と、膨張弁等はボンネットB内に配置されている。
キャビンCは、図8に示すように、骨格体1を有している。この骨格体1は、前部に配置された左右一対の前支柱2と、後部に配置された左右一対の後支柱3と、左右一対の前支柱2の上部間を連結する前上ビーム4と、左右一対の後支柱3の上部間を連結する後上ビーム5と、左右同じ側にある前後支柱2,3の上部間を連結する側部上ビーム6と、左右一対の前支柱2の下部間を連結する前下ビーム7と、左右一対の後支柱3の下部間を連結する後下ビーム8と、左右同じ側にある前後支柱2,3の下部間を連結する側部下ビーム9とで箱形枠状とされている。
キャビンCの骨格体1内には、図9に示すように、運転者Oが着座する運転席Sが設置され、この運転席Sの前側下部に前基板12を介して操縦フレーム13が設置され、この操縦フレーム13にブレーキペダル14、アクセルペダル等が取り付けられ、さらに、ステアリングコラム及びステアリングシャフト15を介してステアリングハンドル16が取り付けられている。また、運転席Sの下部にはエアコン本体Aが配置されている。
キャビンCは、平面視でほぼ四角形とされており、その四隅に配置された骨格体1の前後の支柱2,3は、図3、図4に示すように、中空柱構造とされており、その横断面形状は、同一形状とされている。
また、ほぼ直角関係に形成された第2外面3b及び第3外面3cには、後上下ビーム5,8及び側部上下ビーム6,9の端部が溶接されることになる。
そして、第4外面3d〜第7外面3gは、後支柱3の横断面形状において、内方に凹入した凹段部を形成しており、この凹段部には、リヤパネル及びドアパネルの周縁が嵌め込まれることになる。
エアコン本体Aは、上記ルーフ20の中空部21からダクト主体24を通して外気を導入する構成とされている。
そのため、ダクト主体24の外面には、支柱係合面24aが形成されている。
この支柱係合面24aは、図7に示すように、後支柱3の第1外面3a〜第3外面3cに密着する第1外面24a1,第2外面24a2、第3外面24a3を有しており、第2外面24a2は、取付用フランジ部24bとされている。
第3外面24a3と第4外面24a4とは、ほぼ直角関係で一連に形成されており、また、第4外面24a4と第5外面24a5とは、ほぼ直角関係で一連に形成されており、さらに、第5外面24a5と第1外面24a1とは、ほぼ45°の角度で一連に形成されている。
このダクト主体24は、取付用フランジ部24bを後支柱3の第2外面3bにネジ、接着剤、その他適宜の取付手段で取り付けられる。
なお、図示を省略したが、エアコン本体Aには、外気導入口と内気導入口とが設けられており、それらの間には、切替ダンパが設置され、外気導入状態と内気導入状態とを切り替え可能とされている。また、エアコン本体Aからの空調エアを送出する送出用ダクトが設けられ、この送出用ダクトを介して室内の所定位置に設置された吹出口やフロントガラスの内面側のデフロスタダクトなどに空調エアを供給できるように構成されている。
本発明に係るキャビンCのエアコン用ダクト装置の実施形態は、以上の構成からなるため、後支柱3の下端に横穴を形成する必要がなく、後支柱3の強度を維持し易い。また、エア流通路となるダクト開口面積の大きさは、後支柱3の断面積以内に制約されず、必要な大きさを容易に確保することができる。
なお、前記ダクト主体24と同様な構成のダクト主体を他の支柱に装着し、このダクト主体には、エアコン本体Aからの空調エアをキャビンCの室内に吹き出すエア吹出口を上部に備えたものとすれば、ダクト主体をエアコン本体Aからの空調エアの吹出用ダクトとして利用することができる。
B ボンネット
C キャビン
S 運転席
O 運転者
A エアコン本体
1 骨格体
2 前支柱
3 後支柱
3a〜3h 第1外面〜第8外面
4 前上ビーム
5 後上ビーム
6 側部上ビーム
7 前下ビーム
8 後下ビーム
9 側部したビーム
10 サイドパネル
12 前基板
13 操縦フレーム
14 ブレーキペダル
15 ステアリングシャフト
16 ステアリングハンドル
18 フロアシート
19 天窓
20 ルーフ(天井部)
21 中空部
22 外気導入口
23 フィルタ
24 ダクト主体
24a 支柱係合面
24a1〜24a5 第1外面〜第5外面
24b 取付用フランジ部
24c 上端部分
24d 中間部分
24e 下端部分
25 エア流通路
26 外気導入口側への接続口
27 中継ダクト
28 エアコン本体側へのダクト接続口
Claims (4)
- 車体(T)に搭載され、且つ、室内空調用のエアコン本体(A)が運転席(S)の下方に配置されているキャビン(C)において、
キャビン(C)の骨格体(1)となる支柱(3)とは別体に構成され、且つ、内部をエア流通路(25)とする中空筒体構造のダクト主体(24)を備え、該ダクト主体(24)は、その外面に支柱(3)の室内側外面に沿って取り付けるための支柱係合面(24a)を有し、下部にエアコン本体(A)へのダクト接続口(28)を備えており、前記支柱係合面(24a)を前記支柱(3)の外面に沿って係合させて取り付けられていることを特徴とするキャビンのエアコン用ダクト装置。 - 前記ダクト主体(24)の支柱係合面(24a)は、前記支柱(3)の少なくとも2つの外面(3a、3b)に同時に適合する形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のキャビンのエアコン用ダクト装置。
- 前記エアコン本体(A)への外気導入口(22)がキャビン(C)の天井部(20)に形成されており、前記ダクト主体(24)は、外気導入口(22)への接続口(26)を上部に備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載のキャビンのエアコン用ダクト装置。
- 前記ダクト主体(24)は、エアコン本体(A)からの空調エアをキャビン(C)の室内に吹き出すエア吹出口を上部に備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載のキャビンのエアコン用ダクト装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010096934A JP5479195B2 (ja) | 2010-04-20 | 2010-04-20 | キャビンのエアコン用ダクト装置 |
US13/052,802 US8485589B2 (en) | 2010-03-30 | 2011-03-21 | Cabin system |
EP13174249.6A EP2644420B1 (en) | 2010-03-30 | 2011-03-22 | Cabin system |
EP11159271.3A EP2371587B1 (en) | 2010-03-30 | 2011-03-22 | Cabin system |
US13/917,161 US8801086B2 (en) | 2010-03-30 | 2013-06-13 | Cabin system |
US14/310,319 US9242681B2 (en) | 2010-03-30 | 2014-06-20 | Cabin system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010096934A JP5479195B2 (ja) | 2010-04-20 | 2010-04-20 | キャビンのエアコン用ダクト装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011225110A true JP2011225110A (ja) | 2011-11-10 |
JP5479195B2 JP5479195B2 (ja) | 2014-04-23 |
Family
ID=45041033
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010096934A Active JP5479195B2 (ja) | 2010-03-30 | 2010-04-20 | キャビンのエアコン用ダクト装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5479195B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014166809A (ja) * | 2013-02-28 | 2014-09-11 | Iseki & Co Ltd | 作業車両のキャビン |
US9027687B2 (en) | 2013-05-15 | 2015-05-12 | Komatsu Ltd. | Cab, and work vehicle |
JP2020097368A (ja) * | 2018-12-19 | 2020-06-25 | 株式会社クボタ | キャビン |
JP2022105753A (ja) * | 2018-12-19 | 2022-07-14 | 株式会社クボタ | キャビン |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6785622B2 (ja) * | 2015-12-22 | 2020-11-18 | 株式会社クボタ | 収穫機 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11254948A (ja) * | 1998-03-13 | 1999-09-21 | Mazda Motor Corp | 車両の空調装置 |
JP2000108932A (ja) * | 1998-10-07 | 2000-04-18 | Toyota Auto Body Co Ltd | 空調ダクト配管用クォーターピラー構造 |
JP2001150944A (ja) * | 1999-11-22 | 2001-06-05 | Honda Motor Co Ltd | 車両用エアコンディショナ |
JP2005096612A (ja) * | 2003-09-25 | 2005-04-14 | Mazda Motor Corp | 車両用空調装置 |
JP2006008075A (ja) * | 2004-06-29 | 2006-01-12 | Kubota Corp | キャビン |
-
2010
- 2010-04-20 JP JP2010096934A patent/JP5479195B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11254948A (ja) * | 1998-03-13 | 1999-09-21 | Mazda Motor Corp | 車両の空調装置 |
JP2000108932A (ja) * | 1998-10-07 | 2000-04-18 | Toyota Auto Body Co Ltd | 空調ダクト配管用クォーターピラー構造 |
JP2001150944A (ja) * | 1999-11-22 | 2001-06-05 | Honda Motor Co Ltd | 車両用エアコンディショナ |
JP2005096612A (ja) * | 2003-09-25 | 2005-04-14 | Mazda Motor Corp | 車両用空調装置 |
JP2006008075A (ja) * | 2004-06-29 | 2006-01-12 | Kubota Corp | キャビン |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014166809A (ja) * | 2013-02-28 | 2014-09-11 | Iseki & Co Ltd | 作業車両のキャビン |
US9027687B2 (en) | 2013-05-15 | 2015-05-12 | Komatsu Ltd. | Cab, and work vehicle |
JP2020097368A (ja) * | 2018-12-19 | 2020-06-25 | 株式会社クボタ | キャビン |
JP7084856B2 (ja) | 2018-12-19 | 2022-06-15 | 株式会社クボタ | キャビン |
JP2022105753A (ja) * | 2018-12-19 | 2022-07-14 | 株式会社クボタ | キャビン |
JP7220504B2 (ja) | 2018-12-19 | 2023-02-10 | 株式会社クボタ | キャビン |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5479195B2 (ja) | 2014-04-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7290829B2 (en) | Working vehicle with a cab | |
JP5479195B2 (ja) | キャビンのエアコン用ダクト装置 | |
JP4545060B2 (ja) | キャビン装置 | |
JP2002067657A (ja) | 空気調和機を取り付けるキャビンの構造 | |
JP4246162B2 (ja) | キャビンのダクト構造 | |
JP2006205763A (ja) | キャビン装置 | |
JP4381241B2 (ja) | キャビン装置 | |
JP4226521B2 (ja) | キャビン | |
JP5193246B2 (ja) | キャビン | |
JP4216773B2 (ja) | キャビンの空調装置 | |
JP4246163B2 (ja) | キャビンのダクト構造 | |
JP4326421B2 (ja) | 走行車両用キャビンのドア取付支柱 | |
JP2009143477A (ja) | 走行車両用キャビン装置 | |
JP2006008074A (ja) | キャビン | |
JP2006205764A (ja) | キャビン装置 | |
JP4246219B2 (ja) | トラクタのキャビン | |
JP2011230595A (ja) | トラクタ | |
JP2011025728A (ja) | 車両用空調装置 | |
JPH06166381A (ja) | 自動車の車体前部構造 | |
JP5599418B2 (ja) | トラクタのキャビン | |
JP3975714B2 (ja) | 自動車用空調装置 | |
JP4013115B2 (ja) | 車両の空調ユニット配設構造 | |
JPH04314618A (ja) | 農用走行車体の空調装置 | |
JP2008207802A (ja) | 空気調和機を取り付けるキャビンの構造 | |
JPH0210006Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120925 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130716 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130905 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140204 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140212 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5479195 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |