JP2009143477A - 走行車両用キャビン装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 上部枠と下部枠とが左右一対の前支柱及び左右一対の後支柱で連結されたキャビンフレームを備えた走行車両用キャビン装置であって、
前記上部枠の側部に、外側方に突出した補強部が上部枠の側部に沿って前後方向に設けられている。また、上部枠と下部枠との間に乗降用ドアが設けられ、前記補強部は、乗降用ドアの上方に庇状に配置されている。
【選択図】図8
Description
本発明は、上記問題点に鑑み、キャビン装置の左右幅が狭くなるように形成した場合でも、室内空間を極力大きく取りつつ、十分な強度が得られるようにしたものである。
前記上部枠の側部に、外側方に突出した補強部が上部枠の側部に沿って前後方向に設けられている点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、前記上部枠と下部枠との間に乗降用ドアが設けられ、前記補強部は、乗降用ドアの上方に庇状に配置されている点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、前記左右一対の上側梁は、左右方向内方が開口した断面コの字状に形成され、前記補強部は前後方向に長い板材により構成されて、上側梁から外側方に突出するように左右一対の上側梁の外側面にそれぞれ固着されている点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、前記キャビンフレームは、左右一対の前支柱と左右一対の後支柱との間に中間縦支柱を備え、左右一対の中間縦支柱は、左右方向の内方側が開口したチャネル材により構成され、中間縦支柱内にエアコンホースが配置され、このエアコンホースを通して、キャビン装置のルーフ側に設けたエアコン本体からの空調空気をキャビン装置内に送るようにしている点にある。
図1及び図2において、トラクタ1はエンジン、クラッチハウジング、ミッションケース4等を直結してトラクタ車体6が構成され、トラクタ車体6の前側にエンジン等を覆うボンネットが設けられると共に、左右一対の前輪が支持され、トラクタ車体6の後部側に左右後車軸ケース7を介して左右一対の後輪(車輪)9が支持され、このトラクタ車体6の後上部に走行車両用キャビン装置11が独立懸架状態で搭載されている。
前記キャビン装置11の前部は、ミッションケース4等に突出した支持体に防振部材を介して載置固定され、キャビン装置11の後部は、後車軸ケース7に防振部材13を介して載置固定されている。
前記キャビンフレーム12は、上部枠17と下部枠18と左右一対の前支柱22と左右一対の後支柱24と左右一対の中間縦支柱23と左右一対の取付支柱21とを有し、上部枠17と下部枠18とが左右一対の前支柱22及び左右一対の後支柱24で連結され、上部枠17と下部枠18とが左右一対の前支柱22と左右一対の後支柱24との間で左右一対の中間縦支柱23により連結され、左右一対の前支柱22と、左右一対の中間縦支柱23と、左右一対の後支柱24とで縦方向の支柱部が構成されている。下部枠18の後部から左右一対の取付支柱21が下方に突出されている。
上部枠17は、左右一対の前支柱22の上端部間を連結する上前梁25と、中途部で左右一対の後支柱24の上端を連結したコの字状の上後梁26と、前支柱22の上端部から後方に突出されて上後梁26に連結された左右一対の上側梁27とを有し、左右一対の上側梁27は、左右の同じ側にある前支柱22と中間縦支柱23の上端部間をそれぞれ連結している。
左右一対の上側梁27は、左右方向内方が開口した断面コの字状に形成されている。上後梁26は、前部で左右方向内方側が開口すると共に後部で前方側が開口した断面コの字状に形成されている。図8及び図9に示すように、上後梁26の左右一対の前端部と左右一対の上側梁27の後端部とは互いに嵌合して溶接等により相互に固着されている。補強部29は、前後方向に長い板材により構成されて、上側梁27から外側方に突出するように左右一対の上側梁27の外側面に溶接等により固着されると共に、上後梁26の前部から外側方に突出するように上後梁26の前部の外側面に溶接等により固着されている。
フロアシート38は、運転席を取り付ける取付部40とこの取付部40の後端から立ち上がった背壁部41と取付部から前方に突出されたステップ部42とを有している。取付部40の上には運転席支持台が搭載され、運転席支持台の上に図示省略の運転席が搭載される。
図8に示すように、キャビンフレーム12の上部にはルーフ49が設けられており、このルーフ49は、インナールーフ50とアウタールーフ51とを備え、インナールーフ50は内側に配置されて後述するキャビン室59内の天井部を構成し、アウタールーフ51は、インナールーフ50の上方に配置され、インナールーフ50とアウタールーフ51との間に中空部52が形成されている。上部枠17の上側梁27とアウタールーフ49との間に、ルーフシール54が設けられている。
ルーフ49の前部の、インナールーフ50とアウタールーフ51との間の中空部52に、図3に示すエアコン本体63が設けられている。
なお、キャビン装置11の前方のボンネット内等には、冷媒を圧縮するコンプレッサーと、このコンプレッサーで圧縮された冷媒を放熱させながら凝縮・液化させる放熱器(コンデンサー)と、この放熱器で液化された冷媒を減圧して気化し易い状態とする膨張弁等とが収納されており、前記エアコン本体63のエバポレータは、膨張弁で減圧された冷媒を気化させた後、コンプレッサーへともどすように、コンプレッサー及び膨張弁とパイプ、ホース等を介して接続されている。
また、エアコンホース65の組み付けたコの字状の上側梁27に、その開口を塞ぐように補強プレート66を固着するようにしたので、上側梁27に対してエアコンホース65の組み付けが容易になるし、キャビン装置11の室内空間を確保すると共にコンパクトな車幅を損なうこともなく、補強プレート66によってもキャビンフレーム12の強度を高めることができる。
なお、前記実施の形態では、本発明をトラクタに適用実施しているが、これに代え、本発明をバックホーその他の走行車両に適用実施するようにしてもよい。また、本発明が適用されるキャビン装置は、前記実施の形態のものに限定されず、例えば中間縦支柱23がないキャビン装置であってもよい。
6 トラクタ車体
11 キャビン装置
12 キャビンフレーム
17 上部枠
18 下部枠
22 前支柱
23 中間縦支柱
24 後支柱
25 上側梁
26 上後梁
27 上側梁
29 補強部
33 フェンダー支持材
49 ルーフ
56 乗降用ドア
63 エアコン本体
65 エアコンホース
66 補強プレート
Claims (8)
- 上部枠(17)と下部枠(18)とが左右一対の前支柱(22)及び左右一対の後支柱(24)で連結されたキャビンフレーム(12)を備えた走行車両用キャビン装置であって、
前記上部枠(17)の側部に、外側方に突出した補強部(29)が上部枠(17)の側部に沿って前後方向に設けられていることを特徴とする走行車両用キャビン装置。 - 前記上部枠(17)と下部枠(18)との間に乗降用ドア(56)が設けられ、前記補強部(29)は、乗降用ドア(56)の上方に庇状に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の走行車両用キャビン装置。
- 前記上部枠(17)は、左右一対の前支柱(22)の上端部間を連結する上前梁(25)と、左右一対の後支柱(24)の上端を連結した上後梁(26)と、前支柱(22)の上端部から後方に突出されて上後梁(26)に連結された左右一対の上側梁(27)とを有し、左右一対の上側梁(27)に前記補強部(29)が外側方に突設されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の走行車両用キャビン装置。
- 前記左右一対の上側梁(27)は、左右方向内方が開口した断面コの字状に形成され、前記補強部(29)は前後方向に長い板材により構成されて、上側梁(27)から外側方に突出するように左右一対の上側梁(27)の外側面にそれぞれ固着されていることを特徴とする請求項3に記載の走行車両用キャビン装置。
- 前記左右一対の上側梁(27)は、左右方向内方が開口した断面形状であって外側方に突出した前記補強部(29)を一体に有するように断面異形に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の走行車両用キャビン装置。
- 前記上側梁(27)の左右方向内方側の開口を塞ぐように、補強プレート(66)が上側梁(27)に着脱自在に固着されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の走行車両用キャビン装置。
- 前記キャビンフレーム(12)は、左右一対の前支柱(22)と左右一対の後支柱(24)との間に中間縦支柱(23)を備え、左右一対の中間縦支柱(23)は、左右方向の内方側が開口したチャネル材により構成され、中間縦支柱(23)内にエアコンホース(65)が配置され、このエアコンホース(65)を通して、キャビン装置のルーフ(49)側に設けたエアコン本体(63)からの空調空気をキャビン装置内に送るようにしていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の走行車両用キャビン装置。
- 前記エアコンホース(65)の下端側は、中間縦支柱(23)の下端部からキャビンフレーム(12)のフェンダ支持部材(33)内を通って、フェンダ支持部材(33)の前部側からキャビン装置内の前部側に挿入され、エアコンホース(65)の上端側は、中間縦支柱(23)の上端部からキャビンフレーム(12)の上側梁(27)内を通って、ルーフ(49)側のエアコン本体(63)に連結されていることを特徴とする請求項7に記載の走行車両用キャビン装置。
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