JP7084856B2 - キャビン - Google Patents
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Description
特許文献1に開示されたキャビンは、キャビンの幅方向に間隔をあけて並設された第1フロントピラー及び第2フロントピラーとを有する。第1フロントピラーの後方に第1リヤピラーが配置され、第2フロントピラーの後方に第2リヤピラーが配置されている。第1フロントピラーと第2フロントピラーの上部同士は、フロントアッパフレームによって連結され、第1リヤピラーと第2リヤピラーの上部同士は、リヤアッパフレームによって連結されている。第1フロントピラーと第1リヤピラーの上部同士は、第1サイドアッパフレームによって連結され、第2フロントピラーと第2リヤピラーの上部同士は第2サイドアッパフレームによって連結されている。
本発明は、キャビンの強度向上及び視界性向上を図ることを目的とする。
また、第1サイドアッパフレーム及び第2サイドアッパフレームの後端側は、リヤアッパフレームの高さ位置に設けられている。
また、前記第1リヤピラーは、前記第1サイドアッパフレームの後部が下方に入り込む第1上壁部を有し、前記第2リヤピラーは、前記第2サイドアッパフレームの後部が下方に入り込む第2上壁部を有する。
図1は、本実施形態に係るキャビン1を有するトラクタ2を示す概略側面図である。本実施形態では、キャビン1が搭載される作業機(車両)として、トラクタ2が例示されているが、作業機は、ホイールローダやバックホー等の作業機であってもよい。
本実施形態においては、図1の矢印A1方向(トラクタ2の前進方向)を前方、図1の矢印A2方向(トラクタ2の後進方向)を後方、図1の矢印A3方向を前後方向として説明する。したがって、図1の手前側が左方であり、図1の奥側が右方である。また、前後方向A3に直交する水平方向を幅方向として説明する。また、トラクタ2における幅方向の中央部から右部、或いは、左部へ向かう方向を幅方向外方として説明する。言い換えれば、幅方向外方とは、幅方向であってトラクタ2の中心から離れる方向のことである。幅方向外方とは反対の方向を幅方向内方として説明する。言い換えれば、幅方向内方とは、幅方向であってトラクタ2の中心に近づく方向である。
原動機E1は、ディーゼルエンジンである。原動機E1は、トラクタ2の前部に位置し、ボンネット10によって覆われている。原動機E1は、電動モータであってもよいし、ディーゼルエンジン及び電動モータを有するハイブリッド型であってもよい。ボンネット10は、上面が上方に若干突出する湾曲状に形成される。
図1に示すように、トラクタ2は、機体3を走行可能に支持する走行装置5を有する。走行装置5は、機体3の前部に設けた複数の前輪11L、11Rと、機体3の後部に設けた複数の後輪12L、12Rとを有する車輪型の走行装置5が例示されている。
図1に示すように、キャビン1は、骨組みを構成するキャビンフレーム8を有する。キャビンフレーム8の上部には、ルーフ9が設けられている。本実施形態のキャビンフレーム8は、図2に示すように、センタピラー(クォータピラー)の設けられていない4柱式のキャビンフレームである。
図2、図6に示すように、キャビンフレーム8は、後部に、左のリヤピラー(第1リヤピラーともいう)14L及び右のリヤピラー(第2リヤピラーともいう)14Rを有する。言い換えると、キャビンフレーム8は、幅方向に間隔をあけて並設された第1リヤピラー14L及び第2リヤピラー14Rを有する。第1リヤピラー14Lは、キャビン1の左の側面の後部に設けられている。第2リヤピラー14Rは、キャビン1の右の側面の後部に設けられている。第1リヤピラー14Lは、第1フロントピラー13Lの後方に配置され、第2リヤピラー14Rは、第2フロントピラー13Rの後方に配置されている。第1リヤピラー14Lと第2リヤピラー14Rの上部同士は、リヤアッパフレーム16によって連結されている。第1リヤピラー14Lと第2リヤピラー14Rの下部同士は、リヤロアフレーム17によって連結されている。
図2、図3に示すように、キャビンフレーム8は、第1フロントピラー13Lと第1リヤピラー14Lの上部同士を連結する左のサイドアッパフレーム(第1サイドアッパフレームともいう)18L及び第2フロントピラー13Rと第2リヤピラー14Rの上部同士を連結する右のサイドアッパフレーム(第2サイドアッパフレーム18ともいう)18Rを有する。
図2、図3に示すように、第1リヤピラー14Lの下部には、左のサイドロアフレーム(第1サイドロアフレームという)19Lが連結されている。第1サイドロアフレーム19Lは、第1リヤピラー14Lの下部から前方に行くに従って下方に移行するように延出しており、下端部が第1フロントピラー13Lの下端部に左の連結フレーム(第1連結フレームという)20Lによって連結されている。図2に示すように、第2リヤピラー14Rの下部は、右のサイドロアフレーム(第2サイドロアフレームという)19Rが連結されている。第2サイドロアフレーム19Rは、第2リヤピラー14Rの下部から前方に行くに従って下方に移行するように延出しており、下端部が第2フロントピラー13Rの下端部に右の連結フレーム(第2連結フレームという)20Rによって連結されている。
図2に示すように、サイドロアフレーム19の下面及びリヤピラー14の下端部には、後輪12L、12Rを覆う後輪フェンダ21が固定されている。
第1リヤピラー14Lと第2リヤピラー14Rとは、キャビン1の幅方向の中心を通り且つ幅方向に直交する鉛直面に対して左右対称に形成されているので、第1リヤピラー14Lと第2リヤピラー14Rとを纏めて説明する。
図8~図12に示すように、リヤピラー14は、第1部材33、第2部材34、第3部材35、第4部材36及び第5部材37を有している。図10~図12に示すように、リヤピラー14は、第1部材33~第5部材37で囲まれた中空に形成されている。リヤピラー14の内部をピラー内部38という。
図10~図13に示すように、第2部位42は、該第2部位42を貫通して形成された第1挿通穴46、第2挿通穴47及び第3挿通穴48を有する。第1挿通穴46は、第2部位42の上部に形成され、第2挿通穴47は、第2部位42の下部に形成され、第3挿通穴48は、第2部位42の上下方向中途部に形成されている。この第2部位42は、第2部材34が取り付けられる取付壁部である。
図8に示すように、第1部材33は、リヤピラー14の前面側を構成する前壁部51を有する。前壁部51は、上部51aと、下部51bと、上部51aと下部51bとの間の中途部位51cとを有する。上部51aは、ドア当接部41の上部41aの下縁から幅方向内方に向けて延出している。下部51bは、ドア当接部41の下部41bの上縁から幅方向内方に向けて延出している。中途部51cは、ドア当接部41の中途部41cの前縁から幅方向内方に向けて延出している。
図8、図10~図12に示すように、第2部材34は、外壁部39の第2部位42に嵌め込まれて該第2部位42に固定されている。詳しくは、第2部材34は、第2部位42の前面に当接する当接壁(開口形成部)34aを有する。当接壁34aの上下方向中途部には、ピラー内部38とキャビン1の室外(キャビン室外という)とを連通する室外側開口55が形成されている。この室外側開口55によってピラー内部38に外気(キャビン室外の空気)を取り入れることができる。また、第2部材34の当接壁(開口形成部)34aは、前方側を向いているので、トラクタ2を走行させることにより、外気を効率よくピラー内部38に取り入れることができる。さらに、当接壁34aが幅方向外方に向かうにしたがって後方に移行する傾斜状に形成されているので、運転席6からみた後方側の視界性がよい。
図8に示すように、第1連通開口53は、当接壁34aの上部に形成されていて、第3部位43の上部43aに対応する部位に形成されている。したがって、第1連通開口53は、第1ドアヒンジ29に対応する部分(第1ドアヒンジ29で覆われる部分)に設けられている。図11、図13に示すように、第1連通開口53の周囲には、第1挿通穴46を通ってピラー内部38に延びる筒状の第1ガイド壁34bが設けられている。
図8に示すように、室外側開口55は、第1連通開口53と第2連通開口54との間に形成されていることから、第1ドアヒンジ29と第2ドアヒンジ30との間に設けられている。
図9、図14に示すように、内壁部57には、ピラー内部38をキャビン室内に連通させる室内側開口59が形成されている。詳しくは、室内側開口59は、内壁部57を貫通して形成され且つ内壁部57の上部から下部にかけて形成されている。室外側開口55を介してピラー内部38に取り入れられた外気を、室内側開口59を介してキャビン室内に取り入れることができる。即ち、リヤピラー14は、ベンチレーション機能を有する。これによって、開閉可能なクォータガラスを設けなくてもキャビン室内のベンチレーションを行うことができる。延いては、センタピラーのない4柱式のキャビンフレーム8を採用することができ、キャビン1の側方の視界性を良好にすることができる。
図10~図12、図14に示すように、内壁部57のピラー内部38側には、室内側開口59を開閉可能に塞ぐ蓋体60が設けられている。蓋体60は、前端側が、内壁部57に枢軸61等を介して枢支されていて、開閉可能とされている。枢軸61は、ピラー内部38の室内側開口59の前縁側に該前縁に沿って配置されている。枢軸61は、蓋体60の上端から下端にわたる長さに形成された丸棒材によって形成されている。
図9、図14、図15に示すように、内壁部57のキャビン室内側には、閉位置X1において蓋体60のキャビン室内側への揺動を規制する規制壁64が設けられている。規制壁64は、板材によって形成され、内壁部57にボルト等によって取り付けられる。また、図9に示すように、規制壁64には、室内側開口59より若干小さく且つ室内側開口59に対応する大きさに形成された開口部64aが設けられている。蓋体60を、室内側開口59を開く開位置X2に揺動させると、室内側開口59は、開口部64aを介してキャビン室内に連通する。
上壁部37は、第1部材33を形成する板材に一体形成されている。また、上壁部37は、ピラー内部38(外気導入路69)をルーフ9の内部に連通させる外気導入口37aを有する。エアコン装置26のブロワを駆動することで、外気導入路69内に取り入れられた外気は、外気導入口37aを通ってルーフ9の内部に導入され、エアコン装置26に取り込まれる。
ルーフ9を構成するインナールーフ24及びアウタルーフ25は、樹脂によって形成されている。レゾネータ86は、インナールーフ24をブロー成形等によって形成することでインナールーフ24に一体形成されている。即ち、レゾネータ86は、インナールーフ24を形成する樹脂によって、該インナールーフ24に一体成形されている。なお、インナールーフ24を回転成形等によって形成することで、インナールーフ24を形成する樹脂によって該インナールーフ24にレゾネータ86を一体形成してもよい。
図17、図18に示すように、レゾネータ86は、インナールーフ24の幅方向の中央側に設けられている。また、レゾネータ86は、少なくとも一本の共鳴管86A~86Cを有する。本実施形態では、レゾネータ86は、キャビン1の幅方向に並べて配置された長さの異なる複数の共鳴管86A~86Cを含む。各共鳴管86A~86Cは、前後方向A3に長い(前後方向A3の軸心を有する)筒状に形成されていると共に前端が閉塞され且つ後端部にキャビン室内(下方)に開口する開口穴87を有する。
レゾネータ86(第1共鳴管86A~第3共鳴管86C)は、開口穴87から入ってきた音が内部の壁面に反射し、開口穴87から出てきたレゾネータ86の固有振動の音がキャビン室内の音と逆位相となって打ち消し合うことにより、ピークの高い周波数を相殺し、「こもり音」を低減する。また、レゾネータ86(共鳴管)の体積によって、侵入音波の共振点が変わるので、共鳴管を複数備えることで、周波数の異なる「こもり音」を低減することができる。レゾネータ86は、開口穴87がオペレータの耳元近くにあるので、オペレータの耳元近くの「こもり音」を低減することができる。
図19~図22に示すように、レゾネータ86の上部(上半分)は、上壁88bよりも上方に突出しており、下部(下半分)は、上壁88bよりも下方に突出している。即ち、レゾネータ86は、凹部88の上壁88bから上方及び下方に突出している。これにより、レゾネータ86が、凹部88の開口88aから下方に突出しないように構成されている。レゾネータ86が、凹部88から下方に突出しないように構成することにより、オペレータのヘッドクリアランスを確保することができる。
インナールーフ24のキャビン室内側には、ダクト89の内部を流れる空調空気をキャビン室内側に吹き出す第1吹出し部93A~第4吹出し部93Dが設けられている。第1吹出し部93A及び第2吹出し部93Bは、凹部88の左側方で且つ第2ダクト部91の下方に配置され、第2ダクト部91に連通している。第3吹出し部93C及び第4吹出し部93Dは、凹部88の右側方で且つ第3ダクト部92の下方に配置され、第3ダクト部92に連通している。
図17、図18に示すように、インナールーフ24の後部の左側に、キャビン室内とルーフ9の内部とを連通する内気導入口94が形成されている。内気導入口94には、内気フィルタ95が嵌め込まれている。内気導入口94は、ルーフ9の内部から開閉蓋(図示省略)によって開閉可能に閉塞される。
図3、図4、図5に示すように、第1フロントピラー13L及び第2フロントピラー13Rは、正面視及び側面視で外方に突出する湾曲状に形成されている。詳しくは、第1フロントピラー13Lは、左斜め前方に突出する湾曲状に形成され、第2フロントピラー13Rは、右斜め前方に突出する湾曲状に形成されている。
図25に示すように、ドア27は、幅方向外方に向けて凸となる湾曲状(球面状)に形成されており、乗降口28を形成するフレーム部材にシール材を介して当接する。
図26に示すように、シール受け97は、基部97aと、基部97aから延出された延出部97bとを有する。基部97aは、フロントピラー13の幅方向内方側に配置され、フロントアッパフレーム15の上壁15aに固定されている。また、基部97aは、フロントアッパフレーム15から後方に突出している。延出部97bは、基部97aの後部から幅方向外方に向けて且つサイドアッパフレーム18の上方に向けて延出されている。
機体3に搭載されるキャビン1であって、当該キャビン1の側面の後部に設けられた中空のリヤピラー14を備え、リヤピラー14は、当該リヤピラー14の内部であるピラー内部38をキャビン室内に連通させる室内側開口59と、ピラー内部38をキャビン室外に連通させる室外側開口55とを有する。
この構成によれば、キャビン1のドア27を閉めたときにキャビン室内の内圧が高くなると、該内圧によって付勢部材66の付勢力に抗して蓋体60が開く。即ち、ドア27を閉めたときに蓋体60が開くことにより、キャビン室内のエア抜きを行うことができ、ドア27をスムーズに閉めることができる。
この構成によれば、キャビン1を搭載した機体3が前進することにより、室外側開口55からキャビン室内に外気を良好に取り入れることができる。
また、開口形成部(当接壁34a)は、キャビン1の幅方向外方に向かうにつれて後方に移行する傾斜状である。
また、側面の前部に設けられたフロントピラー13と、フロントピラー13とリヤピラー14との間に設けられたドア27と、リヤピラー14の上部に取り付けられていてドア27を支持する第1ドアヒンジ29と、リヤピラー14の下部に取り付けられていてドア27を支持する第2ドアヒンジ30とを有し、室外側開口55は、第1ドアヒンジ29と第2ドアヒンジ30との間に設けられている。
また、リヤピラー14は、室外側開口55とは異なる開口であって、ピラー内部38とキャビン室外とを連通する第1連通開口53及び第2連通開口54を有し、第1連通開口53は、第1ドアヒンジ29に対応する部分に設けられ、第2連通開口54は、第2ドアヒンジ30に対応する部分に設けられている。
また、蓋体60を閉位置X1から開位置X2に操作すると共に開位置X2に保持する蓋体操作機構65を備えている。
また、中空に形成されたルーフ9と、ルーフ9の内部に設けられたエアコン装置26と、を備え、リヤピラー14は、ピラー内部38をルーフ9の内部に連通させる外気導入口37aを有する。
キャビン1は、キャビン室内の天井部を構成するインナールーフ24と、キャビン室内で発生するこもり音を低減するレゾネータ86と、を備え、インナールーフ24は、樹脂によって形成され、レゾネータ86は、インナールーフ24を形成する樹脂によってインナールーフ24に一体成形されている。
また、キャビン室内に設けられた運転席6を備え、レゾネータ86は、運転席6の上方に設けられ、少なくとも一本の共鳴管(第1共鳴管86A~第3共鳴管86C)を有し、共鳴管86A~86Cは、前後方向に長い筒状に形成されると共に前端が閉塞され且つ後端部にキャビン室内に開口する開口穴87を有する。
また、レゾネータ86は、インナールーフ24の幅方向に並べて配置された長さの異なる複数の共鳴管(第1共鳴管86A~第3共鳴管86C)を含む。
この構成によれば、オペレータの耳元騒音を低減するレゾネータ86をインナールーフ24にコンパクトに設けることができる。
この構成によれば、レゾネータ86によってヘッドクリアランスが狭められるのを抑制することができる。
この構成によれば、オペレータのヘッドクリアランスを確保することができる。
機体3に搭載されるキャビン1であって、当該キャビン1の幅方向に間隔をあけて並設された第1フロントピラー13L及び第2フロントピラー13Rと、第1フロントピラー13Lの後方に配置された第1リヤピラー14L及び第2フロントピラー13Rの後方に配置された第2リヤピラー14Rと、第1フロントピラー13Lと第2フロントピラー13Rの上部同士を連結するフロントアッパフレーム15及び第1リヤピラー14Lと第2リヤピラー14Rの上部同士を連結するリヤアッパフレーム16と、第1フロントピラー13Lと第1リヤピラー14Lの上部同士を連結する第1サイドアッパフレーム18L及び第2フロントピラー13Rと第2リヤピラー14Rの上部同士を連結する第2サイドアッパフレーム18Rと、を備え、フロントアッパフレーム15は、正面視で上方に突出する湾曲状に形成され、第1サイドアッパフレーム18L及び第2サイドアッパフレーム18Rは、側面視で上方に突出する湾曲状に形成されている。
また、第1サイドアッパフレーム18L及び第2サイドアッパフレーム18Rは、上方に向かうにつれて幅方向の内方に移行する傾斜状に傾けられていると共に上方に向けて円弧状に湾曲している。
この構成によれば、第1サイドアッパフレーム18L及び第2サイドアッパフレーム18Rの後端側とリヤアッパフレーム16との高さ方向の段差を減らすことにより、第1サイドアッパフレーム18L及び第2サイドアッパフレーム18Rからリヤアッパフレーム16へとシール部材を連続して配設することができる。
この構成によれば、湾曲形状の第1サイドアッパフレーム18L及び第2サイドアッパフレーム18Rから湾曲形状のフロントアッパフレーム15へとシール部材を連続して配設することができる。
この構成によれば、第1サイドアッパフレーム18Lの上面から第1上壁部37Lへと連続的にシール部材を配設することができ、また、第2サイドアッパフレーム18Rの上面から第2上壁部37Rへとシール部材を連続的に配設することができる。
2 機体
13L 第1フロントピラー
13R 第2フロントピラー
14L 第1リヤピラー
14R 第2リヤピラー
15 フロントアッパフレーム
16 リヤアッパフレーム
18L 第1サイドアッパフレーム
18R 第2サイドアッパフレーム
37L 第1上壁部
37R 第2上壁部
97L 第1シール受け
97R 第2シール受け
Claims (5)
- 機体に搭載されるキャビンであって、
当該キャビンの幅方向に間隔をあけて並設された第1フロントピラー及び第2フロントピラーと、
前記第1フロントピラーの後方に配置された第1リヤピラー及び前記第2フロントピラーの後方に配置された第2リヤピラーと、
前記第1フロントピラーと前記第2フロントピラーの上部同士を連結するフロントアッパフレーム及び前記第1リヤピラーと第2リヤピラーの上部同士を連結するリヤアッパフレームと、
前記第1フロントピラーと前記第1リヤピラーの上部同士を連結する第1サイドアッパフレーム及び前記第2フロントピラーと前記第2リヤピラーの上部同士を連結する第2サイドアッパフレームと、
を備え、
前記フロントアッパフレームは、正面視で上方に突出する湾曲状に形成され、
前記第1サイドアッパフレーム及び第2サイドアッパフレームは、側面視で上方に突出する湾曲状に形成され、且つ上方に向かうにつれて前記幅方向の内方に移行する傾斜状に傾けられているキャビン。 - 前記第1サイドアッパフレーム及び第2サイドアッパフレームは、上方に向けて円弧状に湾曲している請求項1に記載のキャビン。
- 第1サイドアッパフレーム及び第2サイドアッパフレームの後端側は、リヤアッパフレームの高さ位置に設けられている請求項1又は2に記載のキャビン。
- 機体に搭載されるキャビンであって、
当該キャビンの幅方向に間隔をあけて並設された第1フロントピラー及び第2フロントピラーと、
前記第1フロントピラーの後方に配置された第1リヤピラー及び前記第2フロントピラーの後方に配置された第2リヤピラーと、
前記第1フロントピラーと前記第2フロントピラーの上部同士を連結するフロントアッ
パフレーム及び前記第1リヤピラーと第2リヤピラーの上部同士を連結するリヤアッパフレームと、
前記第1フロントピラーと前記第1リヤピラーの上部同士を連結する第1サイドアッパフレーム及び前記第2フロントピラーと前記第2リヤピラーの上部同士を連結する第2サイドアッパフレームと、
前記フロントアッパフレームの上面の一側から前記第1サイドアッパフレームの上面へ配設されるシール部材が当接する第1シール受けと、
前記フロントアッパフレームの上面の他側から前記第2サイドアッパフレームの上面へ配設されるシール部材が当接する第2シール受けと、
を備え、
前記フロントアッパフレームは、正面視で上方に突出する湾曲状に形成され、
前記第1サイドアッパフレーム及び第2サイドアッパフレームは、側面視で上方に突出する湾曲状に形成されているキャビン。 - 前記第1リヤピラーは、前記第1サイドアッパフレームの後部が下方に入り込む第1上壁部を有し、
前記第2リヤピラーは、前記第2サイドアッパフレームの後部が下方に入り込む第2上壁部を有する請求項1~4のいずれか1項に記載のキャビン。
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