JP2005095750A - 有機ハロゲン化合物により汚染された被処理物を無害化する処理方法 - Google Patents

有機ハロゲン化合物により汚染された被処理物を無害化する処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】土壌、産業廃棄物、汚泥、スラッジ中の有機ハロゲン化合物を短時間に、環境基準以下まで分解し、有害な副生物を生成せずに無害化処理できる処理方法を提供する。
【解決手段】有機ハロゲン化合物で汚染された被処理物を無害化処理する方法において、被処理物に無機系処理剤、または無機系処理剤および金属系処理剤を添加し、液状化混合することにより短期間に、かつ分解副生物として環境基準対象物を生成せずに法的規制値をクリアできることが分った。また、混合の際、液状化混合物のpHが7未満であることがさらに顕著な効果が得られる。さらに処理後の土壌地盤の強度に変化は無く改めて地盤強化剤を混合する必要がない。
【選択図】 なし

Description

本発明は、有機ハロゲン化合物により汚染された土壌、産業廃棄物、汚泥、スラッジ等の被処理物に対する無害化処理方法に関するものである。
世界各地でTCE(トリクロロエチレン)、PCE(テトラクロロエチレン)、DCM(ジクロロメタン)、PCB(ポリ塩化ビフェニル)及びダイオキシン類等の有機ハロゲン化合物による環境汚染問題が顕在化し大きな問題となっている。
これらの問題に対し、特に揮発性有機ハロゲン化合物(VOC)により汚染された土壌、排水、地下水等に対する無害化用処理剤およびその処理方法が検討され、いくつかの技術報告や特許出願がされている。
以下のような汚染土壌、スラッジ、汚泥等の処理法が知られている。
1)土壌中のVOCガス吸引・活性炭吸着処理法及び地下水揚水法があるが、ガス吸引周辺、限られた地下水以外は浄化効率が低いため、処理に数年から10年の長期間を要することが問題である。さらに活性炭再生等の処理費用が大きいことが問題である。
2)微生物を経由した還元物質により無害化処理するバイオレメデイエーション法は、還元物質の混合方法も含めて無害化に長時間必要であり、しかも全種類の土壌に対応できず完全な無害化は不可能である。
3)最近、化学的処理として、汚染土壌に鉄系処理剤を添加した還元処理法は、掘削土壌と鉄系処理剤を混合し地上にパイル(山)状に積み上げ養生処理する方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)が、汚染物質と鉄粉の混合方法によって浄化に長時間が必要である。
鉄粉を圧縮空気、水圧、給水剤により汚染土壌に注入する方法が開示されている(例えば、特許文献2〜特許文献5参照)が、汚染土壌中の全領域に鉄粉を均一に注入することは困難と思われる。また無害化処理後の土壌強度対策が問題となる。
特開2001−000577号公報
特開2002−200478号公報 特開2000−135483号公報 特開2001−038341号公報 特開2002−159960号公報
以上述べたように有機ハロゲン化合物で汚染された土壌、産業廃棄物、汚泥、スラッジ等に対する従来の処理法は各処理剤と被処理物との混合不足のため処理期間が長いこと、コスト高であること、処理法が複雑であること、該当する汚染物質の環境基準値をクリアできないことなどの課題を抱えている。特に汚染が局在化している場所では低コスト、低エネルギーで混合効率を高めることが必要である。さらに処理後の土壌が泥状となり軟弱化し土壌強度に問題が残ることがある。
本発明の目的は、被処理物中の有機ハロゲン化合物を低コスト、均一混合法により対象有機ハロゲン化合物を短期間に該当する環境基準以下とする、有機ハロゲン化合物で汚染された土壌、産業廃棄物、汚泥、スラッジ等の被処理物に対する無害化処理方法を提供するものである。
本発明者は、前記目的を達成するために、有機ハロゲン化合物で汚染された被処理物を短時間に均一混合、特に無機系処理剤、または無機系処理剤および金属系処理剤を添加、液状化混合する方法による無害化処理を検討した。
即ち、被処理物に無機系処理剤、または無機系処理剤および金属系処理剤を添加、液状化混合する方法により短時間に無害化処理でき、好ましくは液状化混合する際に液状化混合物のpH範囲を調整する処理方法に特徴がある。
以下に、本発明について詳細に説明する。
本発明は、有機ハロゲン化合物で汚染された被処理物を無害化処理する方法において、被処理物に無機系処理剤、または無機系処理剤および金属系処理剤を添加し液状化混合することを特徴とする有機ハロゲン化合物で汚染された被処理物を無害化する処理方法に関するものである。
本発明の無害化処理方法において、無害化処理する被処理物は、有機ハロゲン化合物で汚染されたものであり、有機ハロゲン化合物の例としては、DCM、四塩化炭素、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン、1,1−DCE(1,1−ジクロロエチレン)、Cis−DCE(Cis−ジクロロエチレン)、Trans−DCE(trans−1,2−ジクロロエチレン)、MC(1,1,1−トリクロロエタン)、1,1,2−トリクロロエタン、TCE、PCE、1,3−ジクロロプロペン等の有機塩素系化合物、またはこれらの有機臭素系化合物等が挙げられ、被処理物としては、土壌、産業廃棄物、汚泥、スラッジ等が挙げられる。
本発明の被処理物の液状化混合とは、含水被処理物の粒同士がはなれて、水に浮いた状態となり、最終的には各粒子が沈んで、被処理物表面に水が出てくる状態のことをいう。外見上は混合時に被処理物自体がスラリ−状になって混合機内で自転している。ただし、混合終了後は直ちに外観が復元し固体状となる。
本発明の液状化混合方法として、1)振動機能を備えた混練機、混合機又は造粒機で行う方法、2)特に、振動機能を備えた混練機としては、例えば振動型ミキサ、バイブロミキサ、バイブロエクスプローラ又はロッド内蔵型外部円振動式混練機がある。また、被処理物に無機系処理剤、又は金属系処理剤および無機系処理剤を添加する場合には、3)連続式として、例えば振動機能を備えた土壌改良機等が用いられ、振動機能を備えた容器に、被処理物および無機系処理剤、又は被処理物、金属系処理剤および無機系処理剤を該容器供給口から連続的に供給して液状化混合する方法、4)汚染土壌を直接無害化処理する原位置処理法においては、有機ハロゲン化合物で汚染された被処理物の表面に穴を掘削し、該穴中に振動機能を備えた鋼鈑、棒、ドリル又はスクリュー、さらに無機処理剤、又は金属系処理剤および無機系処理剤を挿入して液状化混合処理することができる。また、液状化混合時間は小規模混合機における混合時間より規定でき、土壌の透水係数や含水量等の物性から振動混合条件(振動出力等)を見積もれば、より効率的な混合が可能となる。
次に被処理物に無機系処理剤、金属系処理剤を添加・液状化混合する方法としては、有機ハロゲン化合物で汚染された被処理物に無機系処理剤のみを添加・混合する方法、無機系処理剤および金属系処理剤を同時添加・混合する方法、無機系処理剤を金属系処理剤を添加・混合後の前後に添加・混合する方法、を採用することができる。
本発明で用いる無機系処理剤は炭酸塩、塩化物、発熱型酸化物より選ばれる少なくとも1種類である。具体的には炭酸塩として炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム又は炭酸アンモニウム,塩化物として塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム又は塩化マグネシウム、水溶液、特に中性以下の水溶液に対する発熱型酸化物として酸化ナトリウム、酸化カリウム、酸化カルシウム又は酸化マグネシウム等を用いることが出来る。
これら無機系処理剤の形状には制限無く、顆粒状、粉末状、スラリ−状でも問題無い。
本発明で用いる金属系処理剤としては純鉄、鋼、鋳鉄、銑鉄、還元鉄、海綿状鉄又はアトマイズ鉄を含むFe粉末を用いることが出来る。
さらに望ましくは該Fe粉末とNi粉末からなる混合物を、機械的合金化法とも呼ばれているメカニカルアロイング(MA)法により得た合金粉末または部分合金粉末を用いることができる。特にFe成分に対するNi成分の混合量及び混合状態、すなわち最適な合金化、部分合金化状態とすることが分解性能に関連する。具体的には、該Fe粉末100重量部に対しNi粉末を0.01〜2重量部、好ましくは0.1〜0.5重量部、更に好ましくは0.1〜0.3重量部混合させる。この範囲において驚くべきことに被処理物の還元分解能は著しく向上する。Ni粉末が0.01重量部未満では有機ハロゲン化合物の分解能は低下し、Ni粉末無添加であるFe粉末のみの分解能と同程度となり、分解能が不十分である。Ni粉末2重量部を超えても分解能はこれ以上高くはならず、NiがFeと比較して高価な為、コストの面で相当不利となる。また、本発明でMA法に用いるNi粉末は純Ni粉末、工業用Ni粉末の他にフェロニッケル粉末等が含まれる。一般的に入手可能な工業用Ni紛末は10〜100μmの粒径を有しており、更には、1〜10μm程度の微粒Ni紛末も好適に使用可能である。
以下に、本発明のMA法による金属系処理剤の製造方法について説明する。
前記のFe粉末およびNi粉末を所定の組成に調整し、一般的なボールミル、Vミキサー等により混合し均質化する。また、場合によっては、MA法装置に定量供給機等を採用して、混合工程を省くことも可能である。MA法に使用する装置としては、一例としてアトライターミル(攪拌ボールミル、アトリッションミルとも呼ばれる)、振動ミル、回転ミル(メカノフユージョン含む)のバッチ式または連続式粉砕機を使用する。加工条件は、使用する装置により異なり一義的に定められないが、通常各装置の仕様条件の範囲内で採用できる。これらの装置の中で加工時間を最小とすることができるアトライターミルが特に好ましく、その加工条件としては、Fe粉末とNi粉末の混合物1重量部に対して、鋼球等の粉砕メディアを7〜15倍仕込む。原料が加工中に空気酸化する恐れがある場合は窒素ガス等の不活性ガスを流すことができる。ミル回転数は200〜800rpmが好適である。加工時間は、特に制限されないが、0.5〜50時間が高い分解活性を発現できるため好ましい。加工時間を0.5〜6時間とした場合には、Fe粉末内および表面にNi成分が偏析した部分合金となり、高い活性を得ることができ特に好ましい。
金属系処理剤の形状は特に限定するものではなく、球形状、樹枝状、片状、針状、角状、積層状、ロッド状、板状、海綿状等が含まれる。
金属系処理剤の比表面積は0.05m/g以上、特に0.2〜10m/gが好ましい。
金属系処理剤の粒径は、200μmのふるいを通過する粒径、望ましくは30〜100μmを用いることにより、分解反応速度を向上することが出来る。特に比表面積が0.2m/g以上、粒径75μm以下の金属系処理剤を使用すれば難分解性であるCis−DCE、MC、PCEも、より短時間に分解できるので望ましい。
また、無機系処理剤や金属系処理剤の性能を低下させること無く、さらに均一混合を促進する剤として、ドデシル硫酸ナトリウムやトリトン−X等の界面活性剤を併用することができる。
これらの添加・混合方法において重要なことは、混合時の液状化混合物のpHを調整することであって、これにより短期間に、かつ確実に無害化できる。pH範囲は7未満が好ましく、更にpH1以上が好ましい。混合物のpHが7以上では分解能を低下させる。また混合物のpHが1未満では水素発生が起こり金属系処理剤による分解効率が低下する。なお,pH調整時期は制限は無く,各処理剤添加時の前後に行なうことができる。pHの調整はpH調整剤を用いて行う。pH調整剤としては、無機酸、例えば硫酸、リン酸、塩酸、硝酸、蓚酸、フタル酸塩等が挙げられるが、その内、硫酸、リン酸、塩酸より選ばれる少なくとも1種類を使用してpHを調整することが好ましい。
無機系処理剤および金属系処理剤の添加量は、液状化混合時間、混合機の振幅、被処理物の汚染濃度等により変動するが、本発明の液状化混合が非常に優れた均質混合であることから、従来剤に比較し、少ない添加量で環境基準値未満への浄化が達成できる。本発明の無機系処理剤の添加量は、土壌水分、処理前pH,混合条件等により異なるが、被処理物に対して0.1〜30重量%、特に0.5〜10重量%であることが好ましい。金属系処理剤の添加量はその分解活性及び経済性を考慮すると、被処理物に対して0.1〜10重量%、特に1〜5重量%であることが好ましい。
以上の説明から明らかなように、有機ハロゲン化合物で汚染された被処理物を無害化処理する方法において、被処理物に本発明無機系処理剤または金属系処理剤を添加し、液状化混合することにより短期間に、かつ分解副生物として環境基準対象物を生成せずに法的規制値をクリアできることが分った。混合の際、液状化混合物のpHが7未満であることがさらに顕著な効果が得られる。また、本発明処理は連続処理、掘削工程無しに地下深部まで無害化する原位置処理が可能である。さらに処理後の土壌地盤の強度に変化は無く改めて地盤強化剤を混合する必要がない。
次に、本発明を実施例によりさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例によって何等限定されるものではない。
実施例では、液状化混合機として阿部鐵工所製バイブロエクスプローラ、VMYC−25型(730rpm)、図1を用いた。また、比較用混合機として北川鉄工所製ダブルミキサーWA型(16rpm)、図2を用いた。
無機系処理剤として炭酸水素カリウム,塩化カリウム,酸化カルシウム(和光純薬,1級試薬),金属系処理剤に用いるFe粉末として(同和鉱業製、商品名E200)、MA法に用いる原料鉄粉として還元鉄粉(川崎製鉄(株)製、商品名KIP−100T)また原料Ni粉としては添川理化学社製Ni粉(純度99%、粒径2〜3μmグレード品)を用いた。
実施例1
VOCとして0.25ppm−PCE、0.35ppm−TCE及び0.35ppm−Cis−DCEを含有する粘土質汚染土壌の無害化処理を行なった。処理方法としては該汚染土壌150kg(含水率30重量%)を5cm金網でふるい、該通過土壌に表1に示す無機系処理剤として炭酸水素カリウムを対汚染土壌10重量%、pH調整剤として0.6M塩酸1重量%を添加後、バイブロエクスプローラ混合機により20分間混合した。混合時のpHは6.2であった。このようにして得られた処理土壌を125mlバイアルビンに30g挿入し、密閉した。
バイブロエクスプローラ混合機の混合条件は該混合機に鉄製ロッドφ100mmを3本内蔵させ、730rpm円振動荷重、両振幅10mmに設定した。
実施例2
VOCとして0.23ppm−PCE、0.30ppm−TCE及び0.30ppm−Cis−DCEを含有する粘土質汚染土壌の無害化処理を行なった。表1に示す無機系処理剤として塩化カリウムを対汚染土壌10重量%用い、pH調整剤は用いなかった。混合時のpHは7.5であった。その他の処理条件は実施例1と同様である。
実施例3
VOCとして0.20ppm−PCE、0.28ppm−TCE及び0.20ppm−Cis−DCEを含有する粘土質汚染土壌の無害化処理を行なった。表1に示す無機系処理剤として酸化カルシウムを対汚染土壌10重量%、pH調整剤として0.6M塩酸を1重量%用いた。混合時のpHは6.9であった。その他の処理条件は実施例1と同様である。
比較例1
実施例1の汚染土壌を用い、混錬機としてダブルミキサー(ニ軸ミキサー)WA型(16rpm)を使用する以外は実施例1と同じ処理条件により操作した。無機系処理剤、pH調整剤は使用しなかった。混合時のpHは6.6であった。
比較例2
実施例2の汚染土壌を用い、混錬機および処理条件共、実施例2と同じである。無機系処理剤、pH調整剤は使用しなかった。混合時のpHは7.5であった。
比較例3
実施例3の汚染土壌を用い,混錬機および処理条件共、実施例3と同じである。無機系処理剤、pH調整剤は使用しなかった。混合時のpHは8.2であった。
各VOC濃度の分析方法としては、環境省告示第18号記載のJIS K0125(用水、排水中の揮発性有機化合物試験方法)に基づいたヘッドスペース法を用い、VOC濃度を経時的に定量分析した。また、実施例1〜3及び比較例1〜3のVOC濃度が環境基準値(PCE:0.01ppm、TCE:0.03ppm、cis−DCE:0.04ppm)未満になった分解日数を求め、これらの結果を表1に示した。
Figure 2005095750
実施例1〜3は無機系処理剤およびpH調整剤を添加し,混合をはじめると混合機内で土壌が自転して液状化していることを確認できた。表1から分かるように、20分間混合後には各VOC濃度は著しく低下しており、6日後には環境基準以下となった。表1には示していないが、分解副生物として環境基準対象物が生成していないことを確認している。
比較例1〜3はニ軸ミキサーまたはバイブロエクスプロ−ラ混合処理によるものであるが、バイブロエクスプロ−ラ混合処理は液状化現象は認められても本発明の無機系処理剤が添加されていないと70日〜90日処理に要し,ニ軸ミキサー混合では110日〜210日、処理に要することが分かる。
従って、実施例1〜3で用いた本発明処理法は、短期間に法的規制値をクリアできることが分った。
実施例4〜9
VOCとして4.5ppm−PCE、3.0ppm−TCE及び3.1ppm−Cis−DCEを含有する粘土質汚染土壌(pH6.8)の無害化処理を行なった。処理方法としては該汚染土壌150kg(含水率28重量%)を5cm金網でふるい、該通過土壌に表2に示す無機系処理剤として炭酸水素カリウムを対汚染土壌10重量%(15kg)添加、金属系処理剤としてMA加工したFe−0.3重量%Ni(MA剤)、または鉄粉を対汚染土壌1重量%または3重量%(1.5kgまたは4.5kg)添加、pH調整剤として1/3M−硫酸,0.6M−塩酸または1/3M−水酸化カリウムを添加し、バイブロエクスプローラ混合機により1分間混合した。
このようにして得られた処理土壌を125mlバイアルビンに30g挿入し、密閉した。
バイブロエクスプローラ混合機の混合条件は該混合機に鉄製ロッドφ100mmを3本内蔵させ、730rpm円振動荷重、両振幅10mmに設定した。
実施例4〜7、9において用いた金属系処理剤(MA剤)の製造条件を以下に示す。
還元鉄粉(川崎製鉄製KIP−100T)および0.3重量部(対鉄粉100重量部)のNi粉(添川理化学社製)からなる原料1kgをボールミルで10分間混合後、5Lポットを有するアトライターミル(三井鉱山(株)製、商品名DYNAMICMILL、MA1D型)内に鋼球(SUJ2)7.5kgと一緒に仕込み、MA加工した。この際の窒素ガス流量は40ml/分とした。MA加工条件として加工1時間、回転数は400rpmとした。
実施例8において用いた鉄粉は同和鉱業製E200である。
尚、今回用いた金属系処理剤の比表面積は0.25m/g、75μmのふるいを通過した粉末を用いた。
実施例4は、汚染土壌に炭酸水素カリウムを10重量%,1/3M−硫酸溶液を1重量%添加後、金属系処理剤(MA剤)を1重量%添加、バイブロエクスプローラ混合機で1分間混合した。
被処理物のpHは5.1であった。
実施例5は、汚染土壌に炭酸水素カリウムを10重量%添加,金属系処理剤(MA剤)を1重量%添加、バイブロエクスプローラ混合機で1分間混合した。被処理物のpHは6.8であった。
実施例6は、汚染土壌に炭酸水素カリウムを10重量%添加,0.6M−塩酸を1重量%添加後、金属系処理剤(MA剤)を1重量%添加、0.6M−塩酸を1重量%添加、バイブロエクスプローラ混合機で1分間混合した。被処理物のpHは5.5であった。
実施例7は、汚染土壌に金属系処理剤(MA剤)を1重量%,0.6M−塩酸を1重量%添加後、炭酸水素カリウムを10重量%添加,0.6M−塩酸を1重量%添加後、バイブロエクスプローラ混合機で1分間混合した。被処理物のpHは5.1であった。
実施例8は、汚染土壌に炭酸水素カリウムを10重量%添加,0.6M−塩酸を1重量%添加後、金属系処理剤(鉄粉E200)を1重量%添加、0.6M−塩酸を1重量%添加後,バイブロエクスプローラ混合機で1分間混合した。被処理物のpHは5.3であった。
実施例9は、汚染土壌に炭酸水素カリウムを10重量%添加,1/3−水酸化カリウムを1重量%添加後、金属系処理剤(MA剤)を1重量%添加後、バイブロエクスプローラ混合機で1分間混合した。被処理物のpHは7.6であった。
実施例4〜9における混合状態は、該汚染土壌が液状化し、混合機の中で処理土壌自体が自転していることが確認できた。
比較例4
汚染土壌に金属系処理剤(MA剤)を1重量%,1/3M−硫酸溶液を1重量%添加後,バイブロエクスプロ−ラで1分間混合した。被処理物のpHは5.3であった。
比較例5
汚染土壌に炭酸水素カリウムを10重量%添加,0.6M−塩酸を1重量%添加後,金属系処理剤(MA剤)を1重量%添加、0.6M−塩酸を1重量%添加後,二軸ミキサ−で1分間混合した。被処理物のpHは5.3であった。
比較例4においてはバイブロエクスプロ−ラで混合したため液状化現象が確認できたが,炭酸水素カリウムを添加していないためVOC濃度の低下は顕著ではなかった。比較例5は無機系処理剤および金属系処理剤共、添加しているが2軸ミキサ−混合のため金属系処理剤の一部が混合後も塊として認められ、土壌は均一に混合されておらず、VOC濃度の低下は顕著ではなかった。
各VOC濃度の分析方法としては、実施例1〜3及び比較例1〜3と同様である。また、実施例4〜9及び比較例4〜5のVOC濃度の経時変化および各VOC濃度が環境基準値未満になった分解日数を求め、これらの結果を表2および表3に示した。
Figure 2005095750
Figure 2005095750
表2から明らかな様に、実施例4〜9では、本発明処理剤を用い、バイブロエクスプローラ混合処理することにより、10日以内にPCE、TCE、Cis−DCE共、各VOCの環境基準(0.01、0.03、0.04ppm)をクリアできた。尚、表2には示していないが、分解生成物としてエチレンおよびエタンは認められたが、環境基準項目の揮発性有機塩素化合物は副生していないことを確認した。
一方、表3から明らかな様に、比較例4〜5は本発明処理剤を使用しなければバイブロエクスプロ−ラ混合しても無害化の効果は発揮できないことが分かる。また本発明処理剤を使用してもニ軸ミキサ混合処理では10日経過後も環境基準をクリアできず、更に表には示していないが、1,1−DCE、DCMが副生していた。
従って、実施例4〜9では、被処理物をバイブロエクスプローラ混合する際、本発明無機系処理剤および金属系処理剤(MA剤)を添加し、混合物のpH調整をする本発明処理方法により、VOC汚染土壌においても難分解性といわれているCis−DCE等を分解する能力は顕著であり、短期間に、かつ分解副生物として環境基準対象物を生成せずに法的規制値をクリアできることが分った。
実施例10
VOCとして5.8ppm−PCE、6.1ppm−TCE及び4.8ppm−Cis−DCEを含有する粘土質汚染土壌の無害化処理を行なった。
原位置型処理方法として、図3に本発明の無害化装置を示す。該汚染土壌1にφ50cmのアースオーガ(アースドリル)2により地下方向に3mまで掘削する。その際、アースオーガ内、中空部3より炭酸水素カリウム粉末4(対土壌10重量%添加)及びpH調整剤5(0.6M−塩酸)を同時に空気圧縮機7により注入する。1時間後、該アースオーガの地上部に振動発生装置(200W出力)8を取り付け30分間土壌を振動させる。地表から混合状態を観察すると振動しているアースオーガ付近を含め液状化混合が確認できた。その後、該アースオーガを抜き出し、深度3m地点の処理土壌をサンプリングし、そのうち30g処理土壌を150mlバイアルビンに挿入、密閉した。実施例1〜3と同様の測定法によりVOC濃度の経時変化を5日間隔で測定した。
実施例11
該中空部3より該炭酸水素カリウム粉末4、該pH調整剤5及び該MA剤6(対土壌3重量%添加)を同時に空気圧縮機7により注入する以外は、実施例10と同様の操作で無害化処理を実施し、VOC濃度の経時変化を測定した。
比較例6〜7
振動発生装置を取り付けていない一般的な一軸ドリルで混合した以外は、実施例10〜11と同様の方法で無害化処理した。
実施例12
実施例10〜11で用いた汚染土壌を用いて、連続式液状化混合処理を行なった。図4に連続式無害化装置を示す。該掘削汚染土壌9、50トンを掘削し、25トン/時間の送り速度で日立建機製振動機能付き土質改良機10にpH調整剤5(0.6M−塩酸)及び炭酸水素カリウム粉末4(対土壌10重量%添加)を同時に投入した。処理直後、処理土壌をサンプリングし、そのうち30g処理土壌を150mlバイアルビンに挿入、密閉した。実施例10〜11と同様の測定法によりVOC濃度変化を5日間隔で測定した。
実施例13
炭酸水素カリウム粉末4(対土壌10重量%添加)、pH調整剤5(0.6M−塩酸)及MA剤6(対土壌3重量%添加)を該振動機能付き土質改良機10に同時に投入し、実施例12と同様の操作で無害化処理を実施し、VOC濃度の経時変化を測定した。
比較例8〜9
混合機に日立建機製土壌改良機(1軸スクリュー付き、送り速度25トン/時間)を用い、その他、処理剤および処理条件は実施例12〜13と同様である。
表4に原位置処理法(実施例10〜11、比較例6〜7)および連続式処理法(実施例12〜13、比較例8〜9)によるVOC濃度変化を示す。
Figure 2005095750
実施例10〜11は、振動機能付きアースオーガにより原位置処理したものであり、両者とも30日後には環境基準をクリアし、エタンおよびエチレンを主成分とした副生物のみが認められた。
比較例6〜7は、一般的なアースオーガ(振動機能無し)により原位置処理したものであるが、両者とも30日後も環境基準をクリアできなかった。分解副生物としてエタンおよびエチレンの他に1,1−DCEが認められた。
実施例12〜13は、振動機能付き土壌改良機に掘削した汚染土壌を振動混合処理したものであり、両者とも25日後には環境基準をクリアしていた。エタンおよびエチレンを主成分とした分解副生物以外は認められなかった。
比較例8〜9は、土壌改良機(1軸スクリュー付き、送り速度25トン/時間)に掘削土壌を混合処理したものであるが、主成分としてエタンおよびエチレンの他、塩ビ、1,1−DCEの分解副生物が認められた。
バイブロエクスプローラ、VMYC−25型を示した図。 ダブルミキサーWA型を示した図。 振動機能付きアースオーガ(アースドリル)により地下汚染土壌を無害化処理する原位置処理図。 振動機能付き土壌改良機による掘削土壌の無害化処理図。
符号の説明
1 汚染土壌/未掘削
2 アースオーガ(アースドリル)
3 アースオーガ内,中空部
4 無機系処理剤および供給装置
5 pH調整剤および供給装置
6 MA剤および供給装置
7 空気圧縮機
8 振動発生装置
9 掘削汚染土壌
10 振動機能付き土質改良機

Claims (15)

  1. 有機ハロゲン化合物で汚染された被処理物を無害化処理する方法において、被処理物に無機系処理剤、または金属系処理剤および無機系処理剤を添加し、被処理物を液状化混合することを特徴とする有機ハロゲン化合物により汚染された被処理物を無害化する処理方法。
  2. 無機系処理剤が炭酸塩、塩化物、発熱型酸化物より選ばれる少なくとも1種類である請求項1記載の有機ハロゲン化合物により汚染された被処理物を無害化する処理方法。
  3. 炭酸塩が炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸カルシウム又は炭酸マグネシウム、塩化物が塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム又は塩化マグネシウム、発熱型酸化物が酸化ナトリウム、酸化カリウム、酸化カルシウム又は酸化マグネシウムである請求項2記載の有機ハロゲン化合物により汚染された被処理物を無害化する処理方法。
  4. 金属系処理剤が純鉄、鋼、鋳鉄、銑鉄、還元鉄、海綿状鉄又はアトマイズ鉄を含むFe粉末である請求項1乃至請求項3のいずれか記載の有機ハロゲン化合物により汚染された被処理物を無害化する処理方法。
  5. 金属系処理剤が、Fe粉末100重量部に対しNi粉末0.01〜2重量部からなる混合物をメカニカルアロイング法により得た合金粉末である請求項1乃至請求項3のいずれか記載の有機ハロゲン化合物により汚染された被処理物を無害化する処理方法。
  6. 金属系処理剤が、Fe粉末100重量部に対しNi粉末0.01〜2重量部からなる混合物をメカニカルアロイング法により得たFe粉末内および表面にNi成分が偏析した部分合金粉末である請求項1乃至請求項3のいずれか記載の有機ハロゲン化合物により汚染された被処理物を無害化する処理方法。
  7. 無機系処理剤の添加量が被処理物に対し0.1〜30重量%である請求項1乃至請求項6のいずれか記載の有機ハロゲン化合物により汚染された被処理物を無害化する処理方法
  8. 金属系処理剤の添加量が被処理物に対し0.1〜10重量%である請求項1乃至請求項7のいずれか記載の有機ハロゲン化合物により汚染された被処理物を無害化する処理方法。
  9. 被処理物を液状化混合する際、液状化混合物のpHを7未満に調整する請求項1乃至請求項8のいずれか記載の有機ハロゲン化合物により汚染された被処理物を無害化する処理方法。
  10. 液状化混合物のpHを7未満に調整する際、無機酸を添加する請求項9記載の有機ハロゲン化合物により汚染された被処理物を無害化する処理方法。
  11. 無機酸が硫酸、リン酸、塩酸より選ばれる少なくとも1種類である請求項10記載の有機ハロゲン化合物により汚染された被処理物を無害化する処理方法。
  12. 液状化混合を振動機能を備えた混練機、混合機又は造粒機で行なう請求項1乃至請求項11のいずれか記載の有機ハロゲン化合物により汚染された被処理物を無害化する処理方法。
  13. 振動機能を備えた混練機が、振動型ミキサ、バイブロミキサ、バイブロエクスプローラ又はロッド内蔵型外部円振動式混練機である請求項12記載の有機ハロゲン化合物により汚染された被処理物を無害化する処理方法。
  14. 被処理物に無機系処理剤、又は金属系処理剤および無機系処理剤を添加する時に、振動機能を備えた容器に、被処理物および無機系処理剤、又は被処理物、金属系処理剤および無機系処理剤を該容器供給口から連続的に供給して液状化混合する請求項1乃至請求項11のいずれか記載の有機ハロゲン化合物により汚染された被処理物を無害化する処理方法。
  15. 有機ハロゲン化合物で汚染された被処理物の表面に穴を掘削し、該穴中に振動機能を備えた鋼鈑、棒、ドリル又はスクリュー、さらに無機系処理剤、又は金属系処理剤および無機系処理剤を挿入し液状化混合する請求項1乃至請求項11のいずれか記載の有機ハロゲン化合物により汚染された被処理物を無害化する処理方法。
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