JP2006022166A - 有機ハロゲン化物で汚染された被処理物の無害化処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
硫化物、酸化剤、水酸化物、燐化合物を含む土壌、産業廃棄物、汚泥、スラッジ中の有機ハロゲン化合物を短時間に、環境基準以下まで分解し、有害な副生物を生成せずに無害化処理できる無害化処理剤及びそれを用いた無害化処理方法を提供する。
【解決手段】
Fe合金と、Fe塩及び/又はAl塩からなる無害化処理剤を用いる。Fe合金はNi、C、Coとの合金で特にメカニカルアロイング法による合金又は部分合金であることが好ましい。本発明の無害化処理剤は、連続掘削処理、地下深部まで無害化する原位置処理に用いることが出来、特に被処理物を液状化して用いることが好ましい。
【選択図】 選択図なし




Description

本発明は、有機ハロゲン化合物で汚染された土壌、産業廃棄物、汚泥、スラッジ、排水、地下水等の被処理物を無害化処理する無害化処理剤及びそれを用いた無害化処理方法に関するものである。
世界各地でTCE(トリクロロエチレン)、PCE(テトラクロロエチレン)、DCM(ジクロロメタン)、PCB(ポリ塩化ビフェニル)及びダイオキシン類等の有機ハロゲン化合物による環境汚染問題が顕在化し大きな問題となっている。
これらの問題に対し、特に揮発性有機ハロゲン化合物(VOC)により汚染された土壌、排水、地下水等に対する無害化用処理剤およびその処理方法が検討され、いくつかの技術報告や特許出願がされている。
例えば土壌中のVOCガス吸引・活性炭吸着処理法がある。しかしこれらの方法ではガス吸引周辺以外は処理に長期間を要し,また高濃度では環境基準に対し満足するVOC処理は困難であり、さらにVOCを吸着した活性炭再生処理費,処分費等が大きいことが問題であった。
他にも掘削土壌中または直接土壌中に加熱用電極を挿入し加熱処理する熱脱着法および熱分解法がある。しかしこれらの方法は、大掛かりな加熱装置が必要であり、電極近傍は熱分解されるが、その他の場所ではVOCが揮散するだけで根本的な処理法ではなかった。
さらに微生物を経由した還元物質により無害化処理するバイオレメデイエーション法がある。しかしバイオレメディエーション法は、無害化に長時間必要であり、しかも全種類の土壌に対応することは容易ではなかった。
近年、化学的処理として、汚染土壌に鉄系処理剤を添加・混合する処理方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。しかし従来の鉄系処理剤では、処理土壌を還元雰囲気下で長期間保存しなければならず無害化期間が数ヶ月以上必要であった。
また、無害化期間を短縮する目的で銅を含有した鉄系処理剤においてFe塩を共存する方法が報告されている(例えば、特許文献2参照)。特許文献2ではFe塩の存在により有機ハロゲン化合物中のハロゲンが水素と置換される触媒効果が開示されている。
しかし従来の鉄系処理剤とFe塩を用いた場合、有機ハロゲン化合物以外に硫化物、酸化剤、水酸化物、燐化合物が共存する雰囲気では鉄系処理剤の反応表面が硫化物、酸化物、水酸化物または鉄−燐化合物で覆われ、有機ハロゲン化合物の分解反応が起きにくいという問題があった。
特許3490345号公報 特開2003−275736号公報
有機ハロゲン化合物で汚染された土壌、産業廃棄物、汚泥、スラッジ等の無害化処理において、従来有機ハロゲン化合物の環境基準値を短期間にクリアできなかった。特に有機ハロゲン化合物の他に、硫化物、酸化剤、水酸化物、燐化合物を含む場合、特に有機ハロゲン化合物が分解し難い、或いは分解できないという問題があった。
本発明者は、有機ハロゲン化合物の無害化処理、特に硫化物、酸化剤、水酸化物、燐化合物のいずれか1種以上を含む汚染物における有機ハロゲン化物を無害化処理において、Fe合金と、Fe塩及び/又はAl塩を含んでなる無害化処理剤、特にFe合金がNi、C及びCoのいずれか1種とのFe合金でメカニカルアロイ法によるものである場合、特異的に、硫化物、酸化剤、水酸化物、燐化合物等の影響を受けずに、短時間に有機ハロゲン化物を分解、無害化することができることを見出し、本発明を完成するに至ったものである。
以下に、本発明について詳細に説明する。
本発明は、有機ハロゲン化合物の無害化処理剤、特に硫化物、酸化剤、水酸化物、燐化合物を含む有機ハロゲン化物で汚染された土壌、産業廃棄物、汚泥、スラッジ等を無害化する無害化処理剤及びそれを用いた処理方法に関するものである。
本発明の無害化処理方法において、無害化する有機ハロゲン化合物は特に限定されないが、例えば特に揮発性有機化合物(VOC)である、DCM、四塩化炭素、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン、1,1−DCE(1,1−ジクロロエチレン)、cis−DCE(Cis−ジクロロエチレン)、trans−DCE(trans−1,2−ジクロロエチレン)、MC(1,1,1−トリクロロエタン)、1,1,2−トリクロロエタン、TCE、PCE、1,3−ジクロロプロペン等の有機塩素系化合物、またはこれらの有機臭素系化合物等が挙げられる。
本発明の有機ハロゲン化物の無害化処理剤は、Fe合金と、Fe塩及び/又はAl塩を含んでなるものである。
Fe合金でFeと合金化する金属としては、硫化物、酸化剤、水酸化物、燐化合物の影響を受け難いという観点からNi、C、Coの合金が特に好ましく、特にNi合金が好ましい。
Feと合金化する金属の組成比は特に限定されないが、Fe100重量部に対して、Ni、C及びCoのいずれか1種以上が0.01〜5重量部であることが好ましい。
合金化する金属が0.01重量部未満では有機ハロゲン化合物の分解能は低下し、合金元素無添加粉末と同程度となり、分解能が不十分である。合金元素粉末5重量部を超えても分解能は飛躍的に高くはならず、合金化する金属がFeと比較して高価な場合、コストの面で不利となる。
本発明では、Fe合金が、Ni、C及びCoのいずれか1種以上の偏析部分を含んでいる部分合金であることが好ましい。Fe部分に対しNi、C及びCoのいずれか1種以上の合金化する金属が均質分散した合金化状態での有機ハロゲン化合物の無害化処理能力に比べ、合金化する金属を意識的に不均質分散させた偏析合金化状態である部分合金の方がFeと合金化する金属間で生ずる標準電位差が大きく、無害化に必要な還元電流も大きく流れ無害化処理能力に優れる。
本発明で用いるFe合金としては、メカニカルアロイング法によるものが好ましい。
本発明でMA法に用いるFe粉末は、純鉄、鋼、鋳鉄、銑鉄、還元鉄、海綿状鉄、アトマイズ鉄のいずれかを含んでも良い。また、粒径に制限はないが,コストの面より大量入手の可能な10〜150μmを用いることが好ましい。
合金化する元素の粉末としては試薬粉末、工業用粉末等を用いることができる。他にもフェロニッケル粉末、鉄−コバルト粉末等、炭素粉末としては黒鉛、カ−ボンブラック等が用いることができる。
Fe合金は、例えばまずFe粉末に合金化する成分の金属粉末を所定の組成に調整し、一般的なボールミル、Vミキサー等により均一混合物を得ることができる。次に、アトライターミル(攪拌ボールミル、アトリッションミル)、振動ミル、回転ミル(メカノフュージョン等)等のMA(メカニカルアロイ、又は機械的混合合金化)法装置を用い、メカノケミカルに直接合金化したものが、有機ハロゲン化物の分解活性が高く好ましい。これらの装置の中で製造時間を最小とすることができるアトライターミルが特に好ましく、その製造条件としては、Fe粉末と合金化金属粉末の混合物1重量部に対して、鋼球等の粉砕メディアを7〜15倍仕込むことが好ましい。原料が製造中に空気酸化する恐れがある場合は、窒素ガス等の不活性ガスを流すことが好ましい。
アトライタ−ミルの回転数は、ミル径によっても異なるが、例えばミル径が9mmにおいて200〜800rpmが好適な範囲として例示できる。処理時間は、特に制限されないが、0.5〜50時間、特に0.5〜6時間において有機ハロゲン化物について高い分解活性を発現するFe合金が得られる。
Fe合金の形状は特に限定するものではなく、球形状、樹枝状、片状、針状、角状、積層状、ロッド状、板状等が適宜選択できる。Fe合金の比表面積は限定されないが、0.05m/g以上、特に0.1〜10m/gの範囲が好ましい。
Fe合金の粒径は、150μmのふるいを通過する粒径、望ましくは1〜75μmを用いることにより、有機ハロゲン化物の分解反応速度を向上することが出来る。
特に比表面積が0.2m/g以上でなおかつ粒径75μm以下のFe合金を用いた無害化処理では、難分解性の有機ハロゲン化合物であるcis−DCE、MC、PCEを極めて短時間に分解できるので特に好ましい。
本発明の無害化処理剤はFe合金とともに、Fe塩及び/又はAl塩を含んでなるものである。土壌、産業廃棄物、汚泥、スラッジ、廃水、地下水等に含まれる硫化物、酸化剤、水酸化物、燐化合物等はFe合金の有機ハロゲン化物の分解活性を低下させる効果がある。ここで、Ni、C及びCoのいずれか1種以上とFeの合金では、Fe塩及び/又はAl塩と用いることにより、硫化物、酸化剤、水酸化物、燐化合物が存在してもFe合金の有機ハロゲン化物の分解活性が維持される。Fe塩またはAl塩はVOCまたはFe合金に直接作用するものでは無く、VOCと共存している、硫化物、酸化剤、水酸化物、燐化合物に作用するもであり、一度生成した反応物は安定である。すなわち、該Fe塩及び/又はAl塩を添加することにより被処理物中の硫化物、酸化剤、水酸化物、燐化合物の鉄化合物及び/又はAl化合物として被処理物内で固定化され、Fe合金が直接有機ハロゲン化合物に対し反応し,分解性能を著しく促進することができる。
用いるFe塩、Al塩としては、Fe塩が硫酸鉄、塩化鉄、硝酸鉄及び有機酸鉄の群から選ばれる1種類以上、Al塩が硫酸アルミニウム、塩化アルミニウム及び硝酸アルミニウムの群から選ばれる1種類以上であることが好ましい。特に安価で且つ溶解性のある硫酸第一鉄、塩化第一鉄、塩化アルミニウムが好ましい。
また、Fe塩、Al塩の添加方法に制限はなく、Fe合金とFe塩及び/又はAl塩を同時に添加・混合する方法あるいはFe塩及び/又はAl塩を被処理物に添加・混合後にFe合金を添加・混合する方法が有効である。
次に本発明の無害化処理剤を用いた無害化処理方法について説明する。
本発明の無害化処理剤では、有機ハロゲン化合物、特に硫化物、酸化剤、水酸化物、燐化合物と共存する汚染物中の有機ハロゲン化物を短時間に無害化処理できる。
共存する汚染物としては硫化物、酸化剤、水酸化物、燐化合物のいずれか1種以上を含んでも良く、硫化物としてはイオウ単体、硫化ナトリウム、硫化水素ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、ジチオカルバミン酸ソ−ダ等のイオウ含有有機物等、酸化剤としては過酸化水素、過硫酸塩、過マンガン酸塩等、水酸化物としては水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、酸化カルシウム、炭酸カルシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等、燐化合物としては燐酸、燐酸一水素塩、燐酸二水素塩、ポリ燐酸塩等が挙げられる。
本発明の無害化処理方法おけるFe合金、Fe塩、Al塩の添加量は、被処理物に対し各々0.01〜20重量%が好ましい。0.01重量%未満では有機ハロゲン化物分解性能が不十分であり、一方20重量%を超えても分解効果が飽和する。
本発明の方法では、Fe塩及び/又はAl塩を先に添加し、次にFe合金を添加することにより、より短時間に無害化処理できる。Fe塩及び/又はAl塩を先に添加することにより、被処理物中の硫化物、酸化剤、水酸化物、燐化合物とFe塩及び/又はAl塩の安定化合物を形成させ、後から添加するFe合金の有機ハロゲン化物の分解活性低下の抑制をさらに完璧なものとすることができる。
本発明では、被処理物のpHを、無害化処理剤の性能を低下させることの無いpHに調整することが好ましい。好ましいpH範囲としては4〜12、特にpHが6.5〜9.0が好ましい。pH調整剤としては、酸性側に調整するときは硫酸、塩酸、硝酸、蓚酸、フタル酸、リン酸又はそれらの塩等を用い、アルカリ側に調整するときは水酸化ナトリウム、重曹、ソ−ダ灰粉末又はそれらの水溶液等を用いることができる。
本発明の無害化処理剤と被処理物との混合法は特に限定されないが、例えば被処理物が土壌の場合、掘削後無害化処理剤を混合する方法、被処理物に直接無害化処理剤を添加・混合する方法、または注入・混合処理する原位置型処理方法が挙げられる。特に汚染土壌では、無害化処理剤が土壌中に均一に行き渡る様に、液状化混合することが好ましい。
液状化混合とは、含水被処理物の粒同士がはなれて水に浮いた状態となり、最終的には各粒子が沈み、被処理物表面に水が出てくる状態のことをいう。外見上は混合時に被処理物自体はスラリ−状になっている。
本発明の方法において、無害化処理剤と被処理物を混合する方法としては1)振動機能を備えた混練機、混合機又は造粒機で行う方法、2)振動機能を備えた混練機として、例えば振動型ミキサ、バイブロミキサ、バイブロエクスプローラ又はロッド内蔵型外部円振動式混練機を用いる方法、3)連続式として、例えば振動機能を備えた土壌改良機等の容器に被処理物および無害化処理剤を該容器供給口から連続的に供給して液状化混合する方法、4)被処理物を原位置において表面より穿孔し、該孔中に振動機能を備えた鋼鈑、棒、ドリル又はスクリュー、さらに無害化処理剤を挿入又は注入後、液状化混合処理する方法、等が例示できる。
液状化混合に要する時間は、小規模な混合機における混合時間から見積もることが可能である。また、被処理物が土壌の場合、透水係数や含水量等の物性から振動混合条件(振動出力等)を見積もることもできる。
有機ハロゲン化合物で汚染された土壌、産業廃棄物、汚泥、スラッジ等で、特に硫化物,酸化剤、水酸化物、燐化合物を含むものに対して、Fe合金と、Fe塩及び/又はAl塩を含んでなる無害化処理剤を用いることにより、有機ハロゲン化合物を副生物の生成なく、短期間に無害化処理(法的規制値をクリア)できる。また、本発明の無害化処理剤は汚染土壌に対して連続掘削型処理、掘削工程の不要な原位置処理に適用可能である。
次に、本発明を実施例によりさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例によって何等限定されるものではない。
無害化処理剤に用いるFe合金の原料鉄粉としては還元鉄粉(川崎製鉄(株)製、商品名KIP−100T)、また合金元素原料としてはNi粉(添川理化学社製,純度99%、粒径2〜3μmグレード品)、炭素粉末(東海カ−ボン製,8500F、純度99%以上黒鉛,粒径14nm、比表面積290m/g)を用いた。
次に窒素ガス雰囲気中、上記還元鉄粉100部に対して上記Ni粉、または上記炭素粉末を0.3重量部加え、ヘンシェルミキサ−(三井鉱山(株)製FM300J)で30分間混合した。さらにダイナミックミル(三井鉱山(株)製、DYNAMICMILL、MYD100型)内で、鋼球(SUJ2、径3/8“)280kg、原料供給速度を合金化の度合いにより10〜40kg/h、回転数270rpmでMA(メカニカルアロイング)化した。この際、MA加工機出口に8%重曹水溶液を2%添加(対MA剤)した。
原料供給速度を10kg/hの条件でMA合金が、40kg/hの条件でMA部分合金が得られた。
無害化処理する被処理物(汚染土壌)と無害化処理剤は、振動機能を備えた混合機であるバイブロエクスプローラ(阿部鐵工所製、VMPB−50型)で処理した。
実施例1
6.5ppm−cis−DCE、0.41ppm−1、1−DCEおよび硫化ナトリウムを3000ppm含有する粘土質汚染土壌(含水率30重量%,深さ方向2m)を、バイブロエクスプローラ混合機に土壌100重量%に対して表1に示すFe−Ni合金(MA合金)を対土壌1重量%、Fe塩を対土壌0.5重量%投入し、滞留時間10分間で連続混合処理した。混合時のpHは7.1であり、混合機出口では土壌はスラリ−状態であった。得られた処理土壌をサンプリングし、125mlバイアルビンに30g仕込、密閉して、VOC濃度の経時変化を測定した。結果を表1に示す。
cis−DCE(環境基準:0.04ppm)、1,1−DCE(環境基準:0.02ppm)をそれぞれ25日、6日で達成した。各VOC濃度の分析方法としては、JIS K0125(用水、排水中の揮発性有機化合物試験方法)に基づいたヘッドスペース法を用い、VOC濃度を経時的に定量分析した。分解副生物として環境基準対象物は生成していなかった。
実施例2
実施例1と同一の汚染土壌を用い、表1に示すFe塩を対土壌0.5重量%をバイブロエクスプローラ混合機に投入し5分間混合後、さらにFe−Ni合金(MA部分合金)を対土壌1重量%添加して5分間混合した。混合時のpHは6.9であった。その他の処理条件、評価条件は実施例1と同様とした。結果を表1に示す。
cis−DCE、1,1−DCEをそれぞれ18日、5日で達成し、実施例1と同様に、分解副生物として環境基準対象物は生成していなかった。
実施例3
過硫酸ナトリウムを2500ppm含有する以外は実施例1と同様の汚染土壌を用い、実施例1と同じ条件の無害化処理を行なった。混合時のpHは6.6であった。その他の処理条件、評価条件は実施例1と同様とした。結果を表1に示す。
cis−DCE、1,1−DCEをそれぞれ35日、12日で達成し、実施例1と同様に、分解副生物として環境基準対象物が生成していなかった。
実施例4
消石灰を1500ppm含有する以外は実施例1と同様汚染土壌を用い、実施例1と同じ条件の無害化処理を行なった。混合時のpHは7.9であった。その他の処理条件、評価条件は実施例1と同様とした。結果を表1に示す。
cis−DCE、1,1−DCEをそれぞれ25日、11日で達成し、実施例1と同様に、分解副生物として環境基準対象物が生成していなかった。
実施例5
リン酸水素2ナトリウムを1500ppm含有する以外は実施例1と同様汚染土壌を用い、実施例1と同じ条件の無害化処理を行なった。混合時のpHは6.0であった。その他の処理条件、評価条件は実施例1と同様である。結果を表1に示す。
cis−DCE、1,1−DCEをそれぞれ30日、12日で達成し、実施例1と同様に、分解副生物として環境基準対象物が生成していなかった。
実施例6
実施例1と同一の汚染土壌を用い表1に示すFe合金(MA部分合金)と鉄塩を0.5重量%バイブロエクスプローラ混合機に投入し10分間混合した。混合時のpHは7.1であった。その他の処理条件、評価条件は実施例1と同様である。結果を表1に示す。cis−DCE、1,1−DCEをそれぞれ20日、7日で達成した。
実施例7
Fe塩を塩化第一鉄(0.5%添加)とした以外は実施例1と同様汚染土壌を用い、実施例1と同じ条件の無害化処理を行なった。混合時のpHは6.9であった。その他の処理条件、評価条件は実施例1と同様である。結果を表1に示す。
cis−DCE、1,1−DCEをそれぞれ19日、5日で達成し、実施例1と同様に、分解副生物として環境基準対象物が生成していなかった。
実施例8
Fe部分合金(MA部分合金)のNi含有量を0.012重量%とした以外は実施例1と同様汚染土壌を用い、実施例1と同じ条件の無害化処理を行なった。混合時のpHは7.1であった。その他の処理条件、評価条件は実施例1と同様である。結果を表1に示す。
cis−DCE、1,1−DCEをそれぞれ26日、11日で達成し、実施例1と同様に、分解副生物として環境基準対象物が生成していなかった。
実施例9
実施例1と同一の汚染土壌を用い表1に示す鉄―C部分合金(MA部分合金)を対土壌1.0重量%、鉄塩を0.5重量%、バイブロエクスプローラ混合機に投入し10分間混合した。混合時のpHは7.0であった。その他の処理条件、評価条件は実施例1と同様である。結果を表1に示す。cis−DCE、1,1−DCEをそれぞれ35日、15日で達成し、実施例1と同様に、分解副生物として環境基準対象物が生成していなかった。
実施例10
Fe塩の代りにAl塩として塩化アルミニウム0.5%添加以外は実施例1と同様汚染土壌を用い、実施例1と同じ条件の無害化処理を行なった。混合時のpHは7.0であった。その他の処理条件、評価条件は実施例1と同様である。結果を表1に示す。
cis−DCE、1,1−DCEをそれぞれ21日、7日で達成し、実施例1と同様に、分解副生物として環境基準対象物が生成していなかった。
実施例11
実施例1と同一の汚染土壌を用い表1に示す鉄―Ni部分合金(MA部分合金)および硫酸第一鉄(Fe塩)をバイブロエクスプローラ混合機の代わりにダブルミキサ−に投入し10分間混合後,下部より取り出した。混合時のpHは7.2であった。その他の処理条件、評価条件は実施例1と同様である。結果を表1に示す。
cis−DCE、1,1−DCEをそれぞれ45日、24日で達成し、実施例1と同様に、分解副生物として環境基準対象物が生成していなかった。
Figure 2006022166
比較例1
実施例1と同一の汚染土壌を用い表1に示す鉄−Ni部分合金(MA部分合金)のみを対土壌1重量%、バイブロエクスプローラ混合機に投入し10分間混合した。混合時のpHは6.9であった。その他の処理条件、評価条件は実施例1と同様である。結果を表2に示す。cis−DCE、1,1−DCEが環境基準に達するのにそれぞれ80日、60日と長時間を要した。
比較例2
比較例1と同一の汚染土壌を用い表1に示す硫酸第一鉄(Fe塩)のみを対土壌0.5重量%,バイブロエクスプローラ混合機に投入し10分間混合した。混合時のpHは5.8であった。その他の処理条件、評価条件は実施例1と同様とした。結果を表2に示す。
cis−DCE、1,1−DCEの環境基に達するのに100日以上を要した。
Figure 2006022166
振動機能付きアースオーガ(アースドリル)により地下汚染土壌を無害化処理する原位置処理の概念図。
符号の説明
1 汚染土壌
2 アースオーガ(アースドリル)
3 アースオーガ内,中空部
4 pH調整剤および供給装置
5 MA剤および供給装置
6 Fe塩(硫酸第一鉄)および供給装置
7 空気圧縮機
8 振動発生装置
9 土壌改良機

Claims (11)

  1. Fe合金及び、Fe塩及び/又はAl塩を含んでなる有機ハロゲン化合物汚染物の無害化処理剤。
  2. Fe合金が、Fe100重量部、Ni、C及びCoのいずれか1種以上が0.01〜5重量部の合金からなる請求項1に記載の無害化処理剤。
  3. Fe合金が、Ni、C及びCoのいずれか1種以上の偏析部分を含む請求項1〜2に記載の無害化処理剤。
  4. Fe合金がメカニカルアロイング法による請求項1〜3に記載の無害化処理剤。
  5. Fe塩が硫酸鉄、塩化鉄、硝酸鉄及び有機酸鉄の群から選ばれる1種類以上、Al塩が硫酸アルミニウム、塩化アルミニウム及び硝酸アルミニウムの群から選ばれる1種類以上である請求項1〜4に記載の無害化処理剤。
  6. 硫化物、酸化剤、水酸化物、燐化合物のいずれか1種以上を含んでなる有機ハロゲン化合物汚染物を無害化処理する請求項1〜5に記載の無害化処理剤。
  7. 請求項1〜6の無害化処理剤を用いた有機ハロゲン化合物汚染物の無害化処理方法。
  8. Fe合金、Fe塩、Al塩の添加量が被処理物に対し各々0.01〜20重量%である請求項7に記載の無害化処理方法。
  9. Fe塩及び/又はAl塩を先に添加し、次にFe合金を添加することを特徴とする請求項7〜8に記載の無害化処理方法。
  10. 硫化物、酸化剤、水酸化物、燐化合物のいずれか1種以上を含んでなる有機ハロゲン化合物汚染物を無害化処理する請求項7〜9に記載の無害化処理方法。
  11. 無害化処理剤を添加後、被処理物を液状化混合することを特徴とする請求項7〜10に記載の無害化処理方法。
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