JP2005095256A - クッションパッドの成形方法及びこの方法で成形したクッションパッド - Google Patents

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良 加藤
Hideki Shiomori
英樹 塩森
Hiroshi Otoshi
洋 大年
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Abstract

【課題】成形不良を回避することができるクッションパッドの成形方法及びこの方法で成形したクッションパッドを提供する。
【解決手段】クッションパッドPの裏面16側に補強布4が一部はみ出した状態に張付けられるように、クッションパッドpを補強布4と一体に発泡成形するクッションパッドの成形方法であって、クッションパッドPからはみ出させる補強布部分5を、クッションパッドPに対する張付け面とは反対の非張付け面側に折り畳むとともに、補強布4を第1型12の型面に取外し自在に張付け、第1型8と第2型12との間のキャビティ14で発泡樹脂原液を発泡させて成形する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、クッションパッドの裏面側に補強布が一部はみ出した状態に張付けられるように、前記クッションパッドを前記補強布と一体に発泡成形するクッションパッドの成形方法及びこの方法で成形したクッションパッドに関する。
上記のクッションパッドは例えば自動車用のシートクッションパッドを構成し、補強布は、シートクッションパッドを保護したり、シートフレームとの間のこすれ音の発生を抑制したりする役割を果たしている。シートフレームとの間のこすれ音の発生を抑制する補強布を設けてある構造は例えば特許文献1に開示されている。
この種のシートクッションパッドで補強布をはみ出させてあるのは、表皮材等をシートクッションパッドに装着する際の作業性をよくするためである。すなわち補強布がシートクッションパッドからはみ出していると、シートクッションパッドに対する表皮材の装着作業の際に、はみ出した補強布部分をフレーム等の固定部材に巻付け固定することができ、これにより、シートクッションパッドを固定できて、表皮材をシートクッションパッドに装着しやすくすることができる。
従来、上記のクッションパッドを発泡成形する場合、図8に示すように、補強布4を上型8の型面9に取外し自在に張付け、クッションパッドPからはみ出させる補強布部分6を上型8と下型12のキャビティ14の外にはみ出させるとともに、補強布部分6の付け根26を両型8,12で挟み込み、両型8,12の間のキャビティ14で発泡樹脂原液を発泡させて成形していた。
特開2000−71838号公報
上記従来の手段によれば、上型と下型で補強布部分の付け根を挟み込んでいたために、上型と下型の間のシールが不十分になり、そこから発泡樹脂原液が洩れ出て前記補強布部分に滲み込みやすかった。その結果、補強布部分が硬くなり見栄えが悪くなって成形不良品になることがあった。
本発明の目的は、成形不良を回避することができるクッションパッドの成形方法及びこの方法で成形したクッションパッドを提供する点にある。
請求項1による発明の構成は、クッションパッドの裏面側に補強布が一部はみ出した状態に張付けられるように、前記クッションパッドを前記補強布と一体に発泡成形するクッションパッドの成形方法であって、
前記クッションパッドからはみ出させる補強布部分を、前記クッションパッドに対する張付け面とは反対の非張付け面側に折り畳むとともに、前記補強布を第1型の型面に取外し自在に張付け、前記第1型と第2型との間のキャビティで発泡樹脂原液を発泡させて成形する点にある。
この手段によれば、クッションパッドからはみ出させる補強布部分を、クッションパッドに対する張付け面とは反対の非張付け面側に折り畳むとともに、補強布を第1型の型面に取外し自在に張付けるから、第1型と第2型で補強布部分を挟み込むことがなく、両型の間に隙間が形成されなくなってシール性をよくすることができる。
また、前記補強布部分が補強布の裏側に隠れた状態になり、発泡樹脂原液が補強布部分に滲み込みにくくなる。これにより、両型の間から発泡樹脂原液が洩れ出ることに起因する補強布部分の硬化や見栄えの悪化を回避することができる。
請求項2による発明の構成は、請求項1による発明の構成において、前記補強布が粗毛布である点にある。
前記補強部材が粗毛布であると、クッションパッドを保護したり、フレームとの間のこすれ音の発生を抑制したりしやすくなる。
請求項3による発明の構成は、請求項1又は2による発明の構成において、前記非張付け面側に折り畳んだ補強布部分を複数のタグピンで仮止めしてから前記補強布を第1型の型面に張付ける点にある。
この方法によれば、非張付け面側に折り畳んだ補強布部分の姿勢を保持しやくすくなり、第1型と第2型で補強布部分を挟み込む不具合を、より確実に回避することができる。また、補強布部分を複数のタグピンで仮止めするだけで上記のように補強布部分の姿勢を保持できるので作業に手間がかからない。
請求項4による発明の構成は、請求項1又は2による発明の構成において、前記非張付け面側に折り畳んだ補強布部分を仮縫いしてから前記補強布を第1型の型面に張付ける点にある。
この方法によれば、非張付け面側に折り畳んだ補強布部分の姿勢を保持しやくすくなり、第1型と第2型で補強布部分を挟み込む不具合を、より確実に回避することができる。また、補強布部分を仮縫いするので補強布部分の姿勢を、より確実に保持することができる。
請求項5による発明の構成は、請求項1〜4のいずれか一つに記載の方法で成形したクッションパッドである点にある。
この方法によれば、上記請求項1〜4の構成による上記作用と同様の作用を奏することができる。
従って、成形不良を回避することができるクッションパッドの成形方法及びこの方法で成形したクッションパッドを提供することができた。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。図1,図2に、ポリウレタンフォームから成る自動車の補助座席用のシートクッションパッドPを示してある。
このシートクッションパッドPは、乗員の臀部及び太股を下方から受け止めるセンターサポート部1と、センターサポート部1の後部の幅方向両側から立上がる左右一対のサイドサポート部2とから成る。補助座席用であることから一般的なシートクッションパッドよりも小さく形成され、左右方向の寸法が425mm、前後方向の寸法が266mm、高さ寸法が134mmに設定されている。
センターサポート部1の裏側に左右一対のやや大きな角形の凹部3を形成してあり、この凹部3の底面を除くセンターサポート部1の裏面16(図7参照)とサイドサポート部2の裏面16とに補強布としての粗毛布4を、センターサポート部1の後ろ下端部からはみ出した状態(一部はみ出した状態)に張付けてある。粗毛布4はシートクッションパッドPを保護したり、シートフレーム(図示せず)との間のこすれ音の発生を抑制したりする役割を果たす。
上記のシートクッションパッドPの成形方法は次の通りである。
[1]図3に示すように、センターサポート部1及びサイドサポート部2に対応した形状の第1粗毛布部分5と、センターサポート部1の後ろ下端部からはみ出す第2粗毛布部分6とから成る粗毛布4を製作する。17はセンターサポート部1の凹部3の底面に対応する角孔である。
[2]第2粗毛布部分6をクッションパッドPに対する張付け面7とは反対の非張付け面15側(図3の矢印A方向)に折り畳み(図4,図5参照)、複数のタグピンで仮止めする。仮止めに換えて仮縫いしてもよい。
[3]図4,図5に示すように、上下反転させた第1型としての上型8の型面9に粗毛布4を被せ、上型8に突設してある複数の位置決めピン10を第1粗毛布部分5側の取付け孔11に各別に貫通させる。つまり、型面9に粗毛布4を取外し自在に張付ける。第2粗毛布部分6は第1粗毛布部分5の裏側に隠れた状態になる。
[4]第2型としての下型12に発泡樹脂原液としてのポリウレタン原液13を供給し、上型8を下型12に被せる。上型8と下型12の間にはシートクッションパッドPに対応したキャビティ14(図6参照)が形成され、このキャビティ14でポリウレタン原液が発泡する。図6にポリウレタン原液13が発泡した状態を示してある。
[5]上型8を開いてシートクッションパッドPを回収し、タグピンを取外して第2粗毛布部分6の仮止めを解除する。図7に、裏面側に粗毛布4が一部はみ出した状態に張付けられたシートクッションパッドPを示してある。
[別実施形態]
前記粗毛布4に換えて寒冷沙等で補強布を構成してあってもよい。上記の実施形態で上げた数値は一例であり、別の数値であってもよい。
本発明は自動車用以外のシートクッションパッドにも適用することができる。また、シートクッションパッド以外のクッションパッドにも適用することができる。
シートクッションパッドを斜め上方から見た斜視図 シートクッションパッド斜め下方から見た斜視図 第2粗毛布部分を折り畳む前の粗毛布を示す斜視図 第2粗毛布部分を折り畳んだ状態の粗毛布と上型とを示す図 下型と上型を示す縦断面図 ポリウレタン原液の発泡が進んだ状態を示す縦断面図 シートクッションパッドの縦断面図 従来の成形方法を示す縦断面図
符号の説明
4 補強布(粗毛布)
5 補強布部分(第2粗毛布部分)
7 張付け面
8 第1型(上型)
9 型面
12 第2型(下型)
13 発泡樹脂原液
14 キャビティ
15 非張付け面
16 クッションパッドの裏面
P クッションパッド(シートクッションパッド)

Claims (5)

  1. クッションパッドの裏面側に補強布が一部はみ出した状態に張付けられるように、前記クッションパッドを前記補強布と一体に発泡成形するクッションパッドの成形方法であって、
    前記クッションパッドからはみ出させる補強布部分を、前記クッションパッドに対する張付け面とは反対の非張付け面側に折り畳むとともに、前記補強布を第1型の型面に取外し自在に張付け、前記第1型と第2型との間のキャビティで発泡樹脂原液を発泡させて成形するクッションパッドの成形方法。
  2. 前記補強布が粗毛布である請求項1記載のクッションパッドの成形方法。
  3. 前記非張付け面側に折り畳んだ補強布部分を複数のタグピンで仮止めしてから前記補強布を第1型の型面に張付ける請求項1又は2記載のクッションパッドの成形方法。
  4. 前記非張付け面側に折り畳んだ補強布部分を仮縫いしてから前記補強布を第1型の型面に張付ける請求項1又は2記載のクッションパッドの成形方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか一つに記載の方法で成形したクッションパッド。
JP2003330704A 2003-09-22 2003-09-22 クッションパッドの成形方法及びこの方法で成形したクッションパッド Withdrawn JP2005095256A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008194957A (ja) * 2007-02-13 2008-08-28 Toyo Tire & Rubber Co Ltd シート用パッド及びその製造方法
JP2009291538A (ja) * 2008-06-09 2009-12-17 Toyo Tire & Rubber Co Ltd シート用クッションパッド
JP2016150223A (ja) * 2015-02-19 2016-08-22 株式会社イノアックコーポレーション 車両用シートパッド及びその製造方法

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