JP2005091556A - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 熱溜りによる温度上昇を防止できる画像形成装置および画像形成方法を提供することである。
【解決手段】 画像形成装置10は、電子写真方式の画像形成動作によって形成すべき画像の潜像を保持する感光体ドラム11と、ヒータ18を含み、記録用紙15に転写されたトナー像を記録用紙15に定着させるヒートローラ16と、ヒートローラ16の温度を検出するサーミスタ21と、画像形成装置10内の温度を低減させるファンモータ24と、1枚の記録用紙15を画像形成部26内に引き込む毎にカウントアップするカウンタMA1と、カウンタMA1の計数値Cに応じてヒータ18を制御する制御部30と、を備える。制御部30は、画像形成動作の待機時に入手される情報に応じてカウンタMA1の計数値Cをリセットする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、電子写真方式の画像形成装置および画像形成方法に関し、特に、加熱手段を含み記録媒体にトナー像を定着させるヒートローラを備える画像形成装置および画像形成方法に関する。
電子写真方式の画像形成装置において、潜像を保持する感光体ドラムは、待機状態では停止しており、画像形成時に回転し、画像形成が終了すると所定回数の回転後に再び停止して待機状態となる。従来の画像形成装置では、形成すべき画像の画像形成要求の数を計数するカウンタを備え、感光体ドラムの待機状態から画像形成を経て次の待機状態までの間のカウンタの計数値に応じて、記録媒体にトナー像を定着させるヒートローラの設定温度を制御するように構成されている。
また、別の従来の画像形成装置では、感光体ドラムの待機状態から画像形成を経て次の待機状態までを1ジョブとしてカウントし、ジョブ数に応じてヒートローラの設定温度を制御するように構成されている(特許文献1参照。)。
特開平9−230738号公報
しかし、前者の従来の画像形成装置では、感光体ドラムが停止する度にカウンタの計数値がリセットされてしまうため、短時間の待機状態を挟んで連続して画像形成する間欠画像形成が繰り返し行われた場合、ヒートローラの温度は常に高温になったままとなってしまう。これによって、画像形成装置内に熱溜りが発生し、内部部材が劣化してしまう。
また、後者の従来の画像形成装置では、感光体ドラムの待機状態から画像形成を経て次の待機状態までを1ジョブとして定義しているので、1枚の画像形成であっても多数枚の画像形成であっても、同じように1ジョブとしてカウントされる。したがって、異なる温度状態でも同等に制御してしまうことになり、画像形成装置内の熱溜りによる温度上昇に対して柔軟に対応できず、内部部材の劣化を招くことになる。
この発明が解決しようとする課題は、熱溜りによる温度上昇を防止できる画像形成装置および画像形成方法を提供することにある。
この発明の画像形成装置は、上述の課題を解決するための手段として、以下の構成を備えたものである。
(1)画像形成部における電子写真方式の画像形成動作によって形成すべき画像の潜像を保持する潜像保持手段と、加熱手段を含み、前記潜像が顕像化されて記録媒体に転写されたトナー像を前記記録媒体に定着させるヒートローラと、前記ヒートローラの温度を検出する検出手段と、本画像形成装置内の温度を低減させる温度低減手段と、1つの前記記録媒体を画像形成部内に引き込む毎にカウントアップするカウンタと、前記カウンタの計数値に応じて前記加熱手段を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、画像形成動作の待機時に入手される情報に応じて前記カウンタの計数値をリセットすることを特徴とする。
この構成においては、画像形成動作に入る前の待機時において入手される情報に応じてカウンタの計数値がリセットされるので、画像形成装置の実際の状態に応じて加熱手段が制御される。したがって、待機時に入手された情報によってはカウンタの計数値がリセットされない場合もあり、待機時に一律にリセットしていた従来の画像形成装置とは異なり、現状に即した温度制御が行われる。
これによって、例えば短時間の待機状態を挟んで連続して画像形成する間欠画像形成が繰り返し行われた場合でも、待機時に入手された情報によってはカウンタの計数値がリセットされない場合があるので、ヒートローラが常に高温に設定されたままになってしまうということがない。
したがって、画像形成装置内の熱溜りが抑制され、画像形成装置の内部部材の劣化が防止される。また、記録媒体にトナー像を定着させる際に必要以上の熱が加えられないので、記録媒体への皺の発生が防止される。
(2)前記待機時に入手される情報は、前記潜像保持手段の停止時における前記検出手段の検出温度であることを特徴とする。
この構成においては、潜像保持手段の停止時に検出されたヒートローラの温度に応じてカウンタの計数値がリセットされ、その計数値に応じて加熱手段が制御される。すなわち、温度制御対象であるヒートローラの温度を実際に検出したうえでヒートローラの温度が制御されるので、正確な温度制御が行われる。
(3)前記待機時に入手される情報は、前記ヒートローラの温度を制御する直前における前記検出手段の検出温度であることを特徴とする。
この構成においては、ヒートローラの温度を制御する直前にまずヒートローラの温度が検出され、その検出された温度に応じてカウンタの計数値がリセットされ、その計数値に基づいて加熱手段が制御されヒートローラの温度が設定される。したがって、ヒートローラはより正確に温度制御されるので、より効果的に画像形成装置内の熱溜りが抑制され、画像形成装置の内部部材の劣化が防止される。
(4)前記待機時に入手される情報は、前記温度低減手段が停止しているか否かに関する情報であることを特徴とする。
温度低減手段は画像形成装置内の温度を低減させるためのものであり、画像形成動作が終了し潜像保持手段が停止したあとも所定時間動作し続ける。したがって、温度低減手段の動作中は、画像形成装置内の温度は十分に低減されていない状態であると考えられる。
この構成においては、温度低減手段が停止しているか否かによってカウンタの計数値をリセットするか否かが決定されるので、潜像保持手段が停止しているか否かによってカウンタの計数値をリセットするか否かを決定している従来の画像形成装置と比較して、画像形成装置内の実際の温度状況により即した温度制御が行われる。
また、上述のような間欠画像形成が繰り返し行われた場合でも、潜像保持手段は停止しているが温度低減手段はまだ動作中である場合、カウンタの計数値はリセットされない。したがって、画像形成装置内の温度が十分に低減されていないにもかかわらず、ヒートローラの温度が高温に設定されるという事態が防止される。
(5)前記制御手段は、連続して形成すべき画像のうちの2つ目以降の画像についての画像形成時に前記カウンタの計数値のみに基づいて前記加熱手段を制御する。
この構成においては、1つの画像形成が終了したあと潜像保持手段が停止する前に次に画像形成すべき画像の画像データが準備されている連続画像形成の場合の、2つめ以降の画像についての画像形成時には、カウンタの計数値のみに基づいてヒートローラの温度が制御される。このように2つめ以降の画像についてもカウンタの計数値に基づいて温度制御されるのでヒートローラは適正に温度制御されるとともに、2つめ以降の画像についての画像形成時には温度検出しないので制御手段の負担が軽減される。
(6)前記制御手段は、前記カウンタの計数値に応じて前記加熱手段を制御するとともに、画像形成動作の待機時における前記検出手段の検出温度に応じて前記加熱手段を制御することを特徴とする。
この構成においては、画像形成動作の待機時における検出手段の検出温度に基づく判断と、カウンタの計数値に基づく判断とが、有効に組み合わされてヒートローラの温度が制御される。これによって、より綿密にヒートローラの温度が制御される。
(7)電子写真方式の画像形成動作時に1つの記録媒体を引き込む毎にカウントアップする計数値に応じてヒートローラの温度を制御し、前記記録媒体に転写されたトナー像を前記ヒートローラによって前記記録媒体に定着させる画像形成方法であって、画像形成動作の待機時に入手される情報に応じて前記計数値をリセットすることを特徴とする。
この構成においては、画像形成動作に入る前の待機時において入手される情報に応じてカウンタの計数値がリセットされるので、画像形成装置の実際の状態に応じて加熱手段が制御される。したがって、待機時に入手された情報によってはカウンタの計数値がリセットされない場合もあり、待機時に一律にリセットしていた従来の画像形成方法とは異なり、現状に即した温度制御が行われる。
これによって、例えば短時間の待機状態を挟んで連続して画像形成する間欠画像形成が繰り返し行われた場合でも、待機時に入手された情報によってはカウンタの計数値がリセットされない場合があるので、ヒートローラが常に高温に設定されたままになってしまうということがない。
したがって、画像形成装置内の熱溜りが抑制され、画像形成装置の内部部材の劣化が防止される。また、記録媒体にトナー像を定着させる際に必要以上の熱が加えられないので、記録媒体への皺の発生が防止される。
この発明によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)画像形成動作に入る前の待機時において入手される情報に応じてカウンタの計数値がリセットされるので、画像形成装置の実際の状態に応じて加熱手段を制御できる。したがって、待機時に入手された情報によってはカウンタの計数値がリセットされない場合もあり、待機時に一律にリセットしていた従来の画像形成装置とは異なり、現状に即した温度制御が可能となる。
これによって、例えば短時間の待機状態を挟んで連続して画像形成する間欠画像形成が繰り返し行われた場合でも、待機時に入手された情報によってはカウンタの計数値がリセットされない場合があるので、ヒートローラが常に高温に設定されたままになってしまうということがない。
したがって、画像形成装置内の熱溜りを抑制でき、画像形成装置の内部部材の劣化を防止できる。また、記録媒体にトナー像を定着させる際に必要以上の熱が加えられないので、記録媒体への皺の発生を防止できる。
(2)潜像保持手段の停止時に検出されたヒートローラの温度に応じてカウンタの計数値がリセットされ、その計数値に応じて加熱手段が制御される。すなわち、温度制御対象であるヒートローラの温度を実際に検出したうえでヒートローラの温度が制御されるので、正確な温度制御が可能となる。
(3)ヒートローラの温度を制御する直前にまずヒートローラの温度が検出され、その検出された温度に応じてカウンタの計数値がリセットされ、その計数値に基づいて加熱手段が制御されヒートローラの温度が設定されるので、ヒートローラをより正確に温度制御でき、より効果的に画像形成装置内の熱溜りを抑制でき、画像形成装置の内部部材の劣化を防止できる。
(4)温度低減手段が停止しているか否かによってカウンタの計数値をリセットするか否かが決定されるので、潜像保持手段が停止しているか否かによってカウンタの計数値をリセットするか否かを決定している従来の画像形成装置と比較して、画像形成装置内の実際の温度状況に、より即した温度制御が可能となる。
また、間欠画像形成が繰り返し行われた場合でも、潜像保持手段は停止しているが温度低減手段はまだ動作中である場合、カウンタの計数値はリセットされないので、画像形成装置内の温度が十分に低減されていないにもかかわらず、ヒートローラの温度が高温に設定されるという事態を防止できる。
(5)連続画像形成の場合の2つめ以降の画像についての画像形成についてもカウンタの計数値に基づいて温度制御されるので、画像形成装置内の熱溜りを抑制でき、画像形成装置の内部部材の劣化を防止できる。また、2つめ以降の画像についての画像形成時には温度検出しないので制御手段の負担を軽減できる。
(6)画像形成動作の待機時における検出手段の検出温度に基づく判断と、カウンタの計数値に基づく判断とが、有効に組み合わされて加熱手段が制御され、ヒートローラの温度が設定される。これによって、より綿密にヒートローラの温度を制御できる。
(7)画像形成動作に入る前の待機時において入手される情報に応じてカウンタの計数値がリセットされるので、画像形成装置の実際の状態に応じて加熱手段を制御できる。したがって、待機時に入手された情報によってはカウンタの計数値がリセットされない場合もあり、待機時に一律にリセットしていた従来の画像形成方法とは異なり、現状に即した温度制御が可能となる。
これによって、例えば短時間の待機状態を挟んで連続して画像形成する間欠画像形成が繰り返し行われた場合でも、待機時に入手された情報によってはカウンタの計数値がリセットされない場合があるので、ヒートローラが常に高温に設定されたままになってしまうということがない。
したがって、画像形成装置内の熱溜りを抑制でき、画像形成装置の内部部材の劣化を防止できる。
以下に、この発明の実施形態を図面に基づいて詳述する。図1は、この発明の実施形態に係る画像形成装置の概略の構成を示すブロック図である。画像形成装置10は、潜像を保持する感光体ドラム11を含む。感光体ドラム11は、図1において時計回りに回転駆動する。感光体ドラム11の周囲には、帯電器12、露光装置としてのLSU(レーザスキャニングユニット)13、および現像器14が、感光体ドラム11の回転方向に沿って上流側からこの順序で配置される。また、感光体ドラム11の周囲には、感光体ドラム11の回転数を検出するセンサ23も配置される。
帯電器12は、感光体ドラム11の表面を所定の均一な電位に帯電させる。LSU13は、帯電器12によって帯電された感光体ドラム11の表面に形成すべき画像の画像データに基づくレーザ光を照射することによって感光体ドラム11を露光し、感光体ドラム11の表面に画像データに基づく静電潜像を形成する。現像器14は、感光体ドラム11上に形成された静電潜像を、現像器14内に収納されるトナーによって顕像化し、感光体ドラム11上にトナー像を形成する。感光体ドラム11上に形成されたトナー像は、給紙トレイ19から用紙搬送路P上に搬送された記録用紙15に転写される。トナー像が転写された記録用紙15は、図示しない搬送ローラによって用紙搬送路P上を搬送され、トナー像が転写された面をヒートローラ16側にして、ヒートローラ16と加圧ローラ17との間に送り込まれる。
ヒートローラ16の内部には、ヒートローラ16の表面温度を高める加熱手段としてのヒータ18が設けられる。また、ヒートローラ16の表面の所定位置には、ヒートローラ16の表面温度を検出するサーミスタ21が配置される。加圧ローラ17は、ヒートローラ16との間に挟み込んだ記録用紙15に所定の圧力を加えるように、ヒートローラ16側に付勢される。そして、ヒートローラ16と加圧ローラ17とで記録用紙15に加熱および加圧することで、記録用紙15上に転写されているトナー像のトナーは、溶融、混合され記録用紙15に圧接されて、記録用紙15に熱定着される。トナー像が定着された記録用紙15はさらに搬送されて、排紙トレイ20上に排出される。
また、画像形成装置10内には、画像形成装置10内の温度を放出し低減させるためのファン22、およびファン22を駆動するファンモータ24が配置される。ファンモータ24は、感光体ドラム11の駆動開始と同期して駆動開始され、画像形成が終了し感光体ドラム11の回転が停止された後も、画像形成装置10内に残っている熱を放出させるために所定時間、駆動し続ける。さらに、用紙搬送路P上には、画像形成部26内に記録用紙15が引き込まれたことを検出する用紙センサ25が配置される。
次に画像形成装置10の制御部30について説明する。制御部30は、CPU31を含む。CPU31には、所定の制御プログラムが格納されるROM33、CPU31の作業領域として各種データが記憶されるRAM34、ヒータ18を制御するドライバ35、サーミスタ21から入力される信号をデジタル値に変換するA/D変換器36、上位システムである例えばパーソナルコンピュータ50からインターフェース37を介して入力される画像データを記憶するメモリ38、ファンモータ24を制御するドライバ39、およびセンサ23が、バス32を介して接続される。
CPU31は、パーソナルコンピュータ50からの画像形成要求を受信すると、各種データに基づいてヒータ18を制御することによりヒートローラ16の温度を設定し、画像形成する準備が整った時点でパーソナルコンピュータ50に応答する。応答を受信したパーソナルコンピュータ50は、画像形成すべき画像の画像データを画像形成装置10に送信する。送信された画像データはメモリ38に記憶される。
また、CPU31は、用紙センサ25によって検出された信号をRAM34内に割り当てられたカウンタMA1に格納し、カウンタMA1は用紙センサ25からの信号が受信される毎にカウントアップされる。
ファンモータ24は、ヒートローラ16の温度制御を開始する時点で駆動され、画像形成動作中は駆動が継続される。また、画像形成が終了し感光体ドラム11の回転が停止した後も所定時間駆動して画像形成装置10内の熱を放出し、温度を低減させる。
次に、制御部30の主要な処理手順について図2を参照しながら説明する。図2は、制御部30の処理手順の一部を示すフローチャートである。パーソナルコンピュータ50からの画像形成要求が受信されると(S1)、感光体ドラム11が停止中であるか否かがセンサ23によって検出される(S2)。1枚目の画像形成時のように感光体ドラム11が停止中である場合(S2においてYESの場合)、サーミスタ21によってヒートローラ16の表面温度THが取得される(S3)。取得された温度THは、予めROM33内に格納される閾値Tと比較される(S4)。温度THが閾値Tよりも低い場合(S4においてNOの場合)、カウンタMA1の計数値Cが基準値Nと比較される(S5)。カウンタMA1の計数値Cが基準値Nよりも小さい場合、ヒートローラ16の温度は160度に設定される(S6)。そして、カウンタMA1の計数値Cはリセットされる(S7)。カウンタMA1の計数値Cが基準値Nよりも大きい場合、画像形成装置10内は十分温まっていると考えられ、ヒートローラ16の温度は155度に設定される(S8)。そして、カウンタMA1の計数値Cはリセットされる(S7)。
次に、記録用紙15が画像形成部26内に引き込まれ(S9)、そのことが用紙センサ25によって検出されて、カウンタMA1の計数値Cに1が加算される(S10)。そして、メモリ38に格納される画像形成すべき画像データに基づく画像が記録用紙15上に形成される(S11)。そして、感光体ドラム11の所定回数の回転が開始され(S12)、S1の処理に戻る。
また、S4において温度THが閾値Tよりも高い場合(S4においてYESの場合)、具体的には例えば、短時間の待機状態を挟んで連続して画像形成する間欠画像形成が行われたような場合、画像形成装置10内は十分温まっていると考えられ、カウンタMA1の計数値Cに関わらず、ヒートローラ16の温度は155度に設定され(S13)、カウンタMA1の計数値Cがリセットされることなく、記録用紙が引き込まれ(S9)、計数値Cに1が加算されて(S10)、画像形成が行われる(S11)。すなわち、画像形成要求を受けた際に感光体ドラム11は停止中であったにも関わらず、カウンタMA1の計数値Cがリセットされることなく画像形成(S11)へと進む。
また、S2において感光体ドラム11が回転中である場合(S2においてNOの場合)、すなわち連続して画像形成される場合は、カウンタMA1の計数値Cが、予めROM33内に格納される基準値Nと比較される(S14)。カウンタMA1の計数値Cが基準値Nよりも小さい場合、ヒートローラ16の温度は160度に設定され(S15)、カウンタMA1の計数値Cがリセットされることなく、記録用紙が引き込まれ(S9)、計数値Cに1が加算されて(S10)、画像形成が行われる(S11)。カウンタMA1の計数値Cが基準値Nよりも大きい場合、連続して画像形成されたために画像形成装置10内は十分温まっていると考えられるので、ヒートローラ16の温度は155度に設定され(S4)、カウンタMA1の計数値Cがリセットされることなく、記録用紙が引き込まれ(S9)、計数値Cに1が加算されて(S10)、画像形成が行われる(S11)。そして、感光体ドラム11の所定回数の回転が開始され(S12)、STARTに戻る。
以上のように画像形成装置10によれば、感光体ドラム11の停止時にはヒートローラ16の表面温度を検出し、その検出温度THが閾値Tよりも高い場合にはヒートローラ16は低めの温度に設定される。また、検出温度THが閾値Tよりも高い場合にはカウンタMA1の計数値Cはリセットされないので、感光体ドラム11の停止により一律にカウンタMA1をリセットしていた従来の画像形成装置のように、実際には温度が高いにも関わらずカウンタMA1の計数値Cが小さくなってしまい、ヒートローラ16の温度が高く設定されてしまうということがなくなる。したがって、画像形成装置10内の熱溜りを抑制でき、画像形成装置10の内部部材の劣化を防止できる。また、画像形成装置10内の空気温度を測定する温度センサを設けることなく画像形成装置10内の温度を推定でき、コストアップすることなく画像形成装置10内の熱溜りを抑制できる。
また、これによって、例えば短時間の待機状態を挟んで連続して画像形成する間欠画像形成が繰り返し行われた場合でも、ヒーロトーラ16の表面温度THが冷えていない場合にはカウンタMA1の計数値Cがリセットされないので、ヒートローラ16が常に高温に設定されたままになってしまうということがなく、画像形成装置10内の熱溜りを抑制できる。
さらに、温度制御対象であるヒートローラ16の温度を実際に検出したうえでヒートローラ16の温度が制御されるので、正確な温度制御が可能となる。
また、感光体ドラム11が停止中である場合には、サーミスタ21により検出されたヒートローラ16の表面温度THによってヒートローラ16の温度が制御されるとともに、カウンタMA1の計数値Cによってもヒートローラ16の温度が制御されるので、より確実にヒートローラ16は適正温度に制御される。
さらに、ヒートローラ16の温度の検出は、ヒートローラ16の温度を制御する直前に行われるので、ヒートローラ16の正確な温度THが取得される。そして、その正確な検出温度THに応じてヒートローラ16の温度が制御されるので、ヒートローラ16は、より正確に温度制御され、より効果的に画像形成装置10内の熱溜りを抑制でき、画像形成装置10の内部部材の劣化を防止できる。
また、記録用紙15にトナー像を定着させる際に必要以上の熱が加えられないので、記録用紙15の皺の発生を防止できる。
さらに、1つの画像形成が終了したあと感光体ドラム11が停止する前に次に画像形成すべき画像の画像データが準備されている連続画像形成の場合の、2つめ以降の画像についての画像形成時には、カウンタMA1の計数値Cのみに基づいてヒートローラ16の温度が制御される。このように2つめ以降の画像についてもカウンタMA1の計数値Cに基づいて温度制御されるのでヒートローラ16は適正に温度制御されるとともに、2つめ以降の画像についての画像形成時には温度検出しないので制御部30の負担が軽減される。
また、画像形成装置10の電源が一旦OFFされ、RAM34内のカウンタMA1の計数値Cが消去された場合でも、サーミスタ21によって温度検出することにより、画像形成装置10内の熱だまりを防止できる。したがって、電源がOFFされてもデータを保持する記憶装置を新たに設ける必要がない。
さらに、カウンタMA1は、従来のようにパーソナルコンピュータ50からの画像形成要求をトリガとしてカウントアップされるのではなく、用紙センサ25によって検出された信号が受信されることによってカウントアップされる。したがって、搬送ミス等によって実際には記録用紙15が引き込まれていないにも関わらず、カウンタMA1がカウントアップされるということがなく、正確なカウンタMA1の計数値Cを得ることができる。
なお、ヒートローラ16の検出温度Tの閾値T、およびカウンタMA1の基準値Cは、パーソナルコンピュータ50によって任意に設定できるようにすることができる。
次に、制御部30の他の主要な処理手順について図3を参照しながら説明する。図3は、制御部30の他の処理手順の一部を示すフローチャートである。パーソナルコンピュータ50からの画像形成要求があるか否かが判定され(S21)、パーソナルコンピュータ50からの画像形成要求がない間はファンモータ24停止用タイマSがタイムアップとなっているか否かが判定され(S22)、タイムアップとなっていない場合はS21に戻る。タイムアップとなった場合には、ファンモータ24は停止され(S23)、S21に戻る。
パーソナルコンピュータ50からの画像形成要求が受信された場合には、ファンモータ24が停止中であるか否かが判定され(S24)、停止中である場合にはカウンタMA1の計数値Cがリセットされ(S25)、ファンモータ24が駆動される(S26)。そして、カウンタMA1の計数値Cが予め設定される基準値Nと比較され(S27)、計数値Cが基準値Nよりも小さい場合は、ヒートローラ16の温度は160度に設定される(S32)。また、計数値Cが基準値Nよりも大きい場合はヒートローラ16の温度は155度に設定される(S28)。
S24においてファンモータ24が停止中でない、すなわち駆動中である場合には、画像形成装置10内には十分な熱が残っているものと考えられ、カウンタMA1の計数値CがリセットされることなくS27へと進み、カウンタMA1の計数値Cが基準値Nと比較され、それに応じてヒートローラ16の温度が設定される(S28、S32)。
ヒートローラ16の温度が設定されると、記録用紙15が画像形成部26内に引き込まれ(S29)、カウンタMA1の計数値Cに1が加算されて、画像形成すべき画像が記録用紙15上に形成される(S31)。そして、次に形成すべき画像の画像データが準備されているか否かが判定され(S33)、すでに準備されている場合はS27に戻り、上述のようにカウンタMA1の計数値Cに応じてヒートローラ16の温度が設定され画像形成される。また、次に形成すべき画像の画像データが準備されていない場合は、ファンモータ24停止用タイマSが始動され(S34)、STARTに戻る。
画像形成装置10によれば、ファンモータ24が停止しているか否かによってカウンタMA1の計数値Cをリセットするか否かが判定されるので、感光体ドラム11が停止しているか否かによってカウンタMA1の計数値Cをリセットするか否かを決定している従来の画像形成装置と比較して、画像形成装置10内の実際の温度状況に、より即した温度制御が可能となる。
また、間欠画像形成が繰り返し行われた場合でも、感光体ドラム11は停止しているがファンモータ24はまだ動作中である場合、カウンタMA1の計数値Cはリセットされないので、画像形成装置10内の温度が十分に低減されていないにもかかわらず、ヒートローラ16の温度が高温に設定されるという事態を防止できる。
さらに、ファンモータ24の停止時には画像形成装置10内はトナー像の記録用紙15への定着に必要な温度に達していない状態であると考えられ、カウンタMA1の計数値Cがリセットされ、リセットされた計数値Cに基づいてヒートローラ16の温度が設定されるので、温度低下による記録用紙15への定着不良を防ぐことができる。
また、図2に示す処理手順と図3に示す処理手順とを併用することにより、いっそう効果的に画像形成装置10内の熱だまりを防止できるとともに、定着不良を防ぐことができる。
なお、感光体ドラム11が停止してからファンモータ24が停止するまでの時間は、パーソナルコンピュータ50によって任意に設定できるようにすることができる。
また、記録用紙15は、画像形成装置10の外部に設けられる給紙トレイ19に貯留される場合に限定されず、画像形成装置10の内部に設けられる給紙カセット等に貯留されていてもよい。
この発明は、例えばレーザープリンタエンジン、レーザープリンタエンジンを搭載したマルチファンクション機、およびファクシミリ等に適用することができる。
この発明の実施形態に係る画像形成装置の概略の構成を示すブロック図である。 図1に示す画像形成装置の制御部の処理手順の一部を示すフローチャートである。 図1に示す画像形成装置の制御部の他の処理手順の一部を示すフローチャートである。
符号の説明
10 画像形成装置
11 感光体ドラム
15 記録用紙
16 ヒートローラ
18 ヒータ
21 サーミスタ
24 ファンモータ
30 制御部
31 CPU
MA1 カウンタ

Claims (7)

  1. 画像形成部における電子写真方式の画像形成動作によって形成すべき画像の潜像を保持する潜像保持手段と、
    加熱手段を含み、前記潜像が顕像化されて記録媒体に転写されたトナー像を前記記録媒体に定着させるヒートローラと、
    前記ヒートローラの温度を検出する検出手段と、
    本画像形成装置内の温度を低減させる温度低減手段と、
    1つの前記記録媒体を前記画像形成部内に引き込む毎にカウントアップするカウンタと、
    前記カウンタの計数値に応じて前記加熱手段を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、画像形成動作の待機時に入手される情報に応じて前記カウンタの計数値をリセットすることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記待機時に入手される情報は、前記潜像保持手段の停止時における前記検出手段の検出温度であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記待機時に入手される情報は、前記ヒートローラの温度を制御する直前における前記検出手段の検出温度であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記待機時に入手される情報は、前記温度低減手段が停止しているか否かに関する情報であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、連続して形成すべき画像のうちの2つ目以降の画像についての画像形成時に前記カウンタの計数値のみに基づいて前記加熱手段を制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、前記カウンタの計数値に応じて前記加熱手段を制御するとともに、画像形成動作の待機時における前記検出手段の検出温度に応じて前記加熱手段を制御することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 電子写真方式の画像形成動作時に1つの記録媒体を引き込む毎にカウントアップする計数値に応じてヒートローラの温度を制御し、前記記録媒体に転写されたトナー像を前記ヒートローラによって前記記録媒体に定着させる画像形成方法であって、
    画像形成動作の待機時に入手される情報に応じて前記計数値をリセットすることを特徴とする画像形成方法。
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