JP2005089962A - ひのきシートの造花 - Google Patents

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田 比 早 子 池
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Abstract

【課題】 ひのきを製材する際の廃棄物であるひのきシートの、芳香性、殺菌、防カビ作用、美観等の長所を生かして芳香を発散する美しい造花を得る。
【解決手段】 ひのきの木質部をスライスして得られた厚さ10〜200μmの柔軟で強靱なひのきシートから、湿潤状態で花弁を裁断し、ひのきシートを縦方向に裂いた糸状の小片を、まとめて根元をワイヤーで縛って花芯とし、この花芯を中心に、小さい花弁から大きい花弁へと複数の花弁が巻き付けられて根元が結紮されているひのきシートの造花。
【選択図】 図1

Description

本発明は木材としてのひのきを製材する際に発生するシート状物(別称かんな屑)を原料として製造した造花に関する。
ひのきは、従来から豊かな光沢を有する高級木材であり、特に新しいひのきは特有の芳香を有するためひのき風呂は未だに愛用されている。
一方ひのきの製材にあたり、大量のかんな屑が発生するが、近時、製材工程も機械化され、幅も広く長さも長く、且つ均等な幅及び長さ及び厚さを有するひのきの木部からなるシートが得られるようになった。しかしながら、ひのきの木部から得られたシートには特定の用途がなく、稀に寿司屋等の飲食店で風雅なお品書き用の紙代用品として使用される程度であり、ほとんど全部が焼却処理されていた。
ひのきはシート状になってもひのき特有の芳香を依然として有し、殺菌作用や防カビ作用を有し、繊維方向には高強度を有し、新しい木材は薄いクリーム色を基調とし、局所的に芯部の赤味を有する部位が交じり、全体として美しい素材である。このような好ましい素材の長所を生かした利用価値のある製品は未だ開発されていなかった。一方、近時、日本においては、ひのきを消費することも森林活性化の観点から必要になってきた。
本発明は上記課題を解決することを目的とし、その構成は、ひのきの木質部をスライスして得られた厚さ10〜200μmのひのきシートを、湿潤状態で花弁を裁断し、ひのきシートを縦方向に裂いた糸状の小片を、まとめて根元をワイヤーで縛って花芯とし、この花芯を中心に、小さい花弁から大きい花弁へと複数の花弁が巻き付けられて根元が結紮されていることを特徴とする。
すなわち本発明はひのきのシートが強靱で、湿潤時柔軟で任意の形状に癖を付け易く、この癖が乾燥時も維持される点に着眼し、ひのきのシートを繊維を折らない方向に裁断して花弁とし、湿潤状態でひのきシートを縦方向に裂いた糸状の小片を、まとめて根元をワイヤーで縛って花芯とし、この花芯を中心に小さい花弁から大きい花弁へと複数の花弁が巻き付けられた造花を製造するものである。得られた造花は淡黄色で、木目が入って美しく、ひのきの芳香を発し、霧吹き等で湿潤すると更に強い芳香を発する。
本発明により、殺菌作用、防カビ作用を有し、特有の芳香を有するひのきのシートを原料として、特有の効果を有する美しい造花を製造することができ、本発明ひのき製品は使用後には焼却も、土に戻すことも可能であり、地球に優しい商品である。
ひのきのシートはひのきを製材するときに発生する。元来は副産物であるが、特にひのきのシートの需要が増大すれば木部全体をシートにすることも可能であり、充分な原料を供給することができる。ひのきシートは水で濡らした状態で柔軟性及び芳香が増し強度が増大する。この状態で加工することにより任意の製品を製造できるが、厚過ぎては加工が困難であり、加工方法により好ましい厚さは異なるが、濡らして2つ折りして繊維が折れない程度の厚みのかんな屑状であればよく、一般に10〜200μmである。
ひのきロープを製造するには、ひのきシートを繊維の配列方向に対して垂直な方向にシワを寄せればよく、これも湿潤状態で容易に行われる。一般に、幅3〜13cm、長さ2〜3m以上のきシートが得られる。シートの長さ方向端部を重ねて一緒にシワを寄せることにより無限に長いロープを得ることができる。このロープを用いて織物を作ることができる。この場合、全てをひのきロープで構成する必要はなく、織り地の場合、縦糸、緯糸の何れか一方に他の素材を用いることもできる。他の素材としては、柔らかい製品を製造する場合には、綿、麻、絹、藁、ポリエステル、ナイロン、ポリプロピレン、キュプラ、ステーブルファイバー等、天然、合成、半合成の繊維からなる糸やロープを使用することができる。例えば、縦糸として縦長の繊維を使用し、ひのきロープを筵状に織り込むと、表面にはシワを寄せたひのきシートのみが見える厚みのあるマットが得られる。
織り地の場合も、平織に限定されるものでなく綾織、繻子織り等とし、縦糸または緯糸の一方に配色のよい繊維素材を用いると、種々の美観、感触のひのきマットが得られる。編み地の場合もひのきロープと他の繊維素材を合わせて編み込むと用途に応じて種々の美観及び感触を有するマットが得られる。
又、特定の形状の製品を製造する場合には、形状を維持し得る剛性を要し、藤づるのようなつる性植物の茎、竹ひご、銅線、ステンレス線等の金属ワイヤーなどを使用する。
本発明ひのきマットは小型のものはタワシとして使用すると、カビが生えず衛生的である。やや大きい場合は浴場やキッチンの足拭きマットとしても使用できる。特に濡れがちの場所では何度も乾かして使用でき、カビが生えるおそれがない。この場合、薄手のマットは2つ折り、4つ折りにして使用でき、乾燥する場合は広げるので早く乾燥する。或いは浴槽に落とし蓋のようにして使用すると入浴するために浴槽の蓋を取った時、浴室全体にひのきの香りが充満する。その他、簡易座布団、ゴザ、ピクニック用シート、夏のシ−ツとして種々の利用法がある。
更に、パン篭のように食品を収納し、しかも冷蔵庫に入れない竹や藤の篭はカビの発生が問題となっていた。篭類は保形性が要求されるため、竹や金属のような剛性の素材で上縁、下縁及び数本の側縁用縦材で形状を維持する必要がある。この場合には必要な部位のみを竹ひご、金属ワイヤー等の剛性材料で形成し、他の部位をひのきのロープを織物状、筵状或いは編物状に絡ますことができる。更にひのきのシートを用いて剛性部材の部位に巻き付けて外部に露出している部位をことごとくひのきにすることもできる。
ひのきシートの小片を湿らせた状態で細かく縦方向に裂いた。糸状の小片をまとめて根元を細いワイヤーで縛り、先端に花粉として乾燥すると白くなる糊を付して花芯1とした。次いで湿らせたひのきシートに型紙をあてて大小の花弁2を切取った。この際、花弁2の広がり方向とひのきシートの繊維の方向を一致させる。花芯1を中心に小さい花弁2から順次根元に巻付け、形を整えて根元をしっかりと縛って造花を製造した。別に、薄い緑色に染色した葉3をあしらった。
この造花は局所的にわずかに赤味を帯びた薄いクリーム色を基調とした、そのままで美しい造花であり、花弁の先端は自然に丸まり、軽く霧をかけるとひのきの芳香を強く発散した。
ひのきシートから作成した造花の斜視図である。
符号の説明
1 花芯
2 花弁
3 葉

Claims (2)

  1. ひのきの木質部をスライスして得られた厚さ10〜200μmのひのきシートを、湿潤状態で花芯及び花弁を裁断し、花芯を中心に複数の花弁が巻き付けられて根元が結紮されていることを特徴とするひのきシートの造花。
  2. ひのきシートを縦方向に裂いた糸状の小片を、まとめて根元をワイヤーで縛って花芯とし、該花芯を中心に小さい花弁から大きい花弁が巻き付けられて根元が結紮されていることを特徴とする請求項1記載のひのきシートの造花。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014131537A (ja) * 2013-01-07 2014-07-17 Eiichi Mochizuki
JP2016052727A (ja) * 2014-09-03 2016-04-14 金子 美枝 経木を用いた装飾品
JP2019044299A (ja) * 2017-09-03 2019-03-22 相原木材株式会社 木材シートを用いて形成した装飾品、及びその製造方法
KR102004715B1 (ko) * 2018-10-16 2019-08-14 국립자연휴양림관리소장 나무로 이루어지는 다양한 모양의 나무꽃잎으로 친환경 장식용 꽃을 제조하는 방법과 이를 이용한 친환경 장식용 꽃

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