JP5352888B1 - 編み束ね大蒜とその編み束ね方法、および、編み束ね大蒜用大蒜の製造方法 - Google Patents

編み束ね大蒜とその編み束ね方法、および、編み束ね大蒜用大蒜の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 高温多湿を避け、風通しが良く涼しい環境下に、直置きしたり、積み重ねたりせずに、誰でも簡単に保管することができ、しかも店頭の展示や購入後の保管中も、室内などの装飾品としての機能をも兼ね備えて高い付加価値を付与できる新たな大蒜商品の出荷・販売・保管技術を提供する。
【解決手段】 大蒜2球根部分20以上の茎30や葉31などの部分を編み紐部3とした複数個の大蒜2,2,……を、互いの編み紐部3,3,……同士で所定形状のものとするよう一体に組合せ、結合した形状のものとするよう編み上げ、各大蒜2,2,……球根部分20,20,……が複数条、鈴生り状に配列するよう一体化し、そのまま吊して通気性を確保するよう保管できるだけでなく、室内装飾にも利用可能なまでに付加価値を高めたものとしてなる編み束ね大蒜1である。
【選択図】 図1

Description

この発明は、生大蒜の加工技術に関連するものであり、特に、収穫から加工、輸送、保管、展示、販売、提供する分野は勿論のこと、その製造、輸送、保管、展示、販売に必要となる設備、器具類を提供、販売する分野から、それら資材や機械装置、部品類に必要となる素材、例えば、木材、石材、各種繊維類、プラスチック、各種金属材料等を提供する分野、それらに組み込まれる電子部品やそれらを集積した制御関連機器の分野、各種計測器の分野、当該設備、器具を動かす動力機械の分野、そのエネルギーとなる電力やエネルギー源である電気、オイルの分野といった一般的に産業機械と総称されている分野、更には、それら設備、器具類を試験、研究したり、それらの展示、販売、輸出入に係わる分野、将又、それらの使用の結果やそれを造るための設備、器具類の運転に伴って発生するゴミ屑の回収、運搬などに係わる分野、それらゴミ屑を効率的に再利用するリサイクル分野などの外、現時点で想定できない新たな分野までと、関連しない技術分野はない程である。
(着目点)
青森県特産の大蒜は毎年、梅雨前の晴れた日に収穫し、3ないし4週間程乾燥させてから、土が付いている外皮を剥き、茎・葉・毛根を切除して所定個数毎か、所定重量毎かの何れかに分けて通気性の有る樹脂製ネット袋などに収容し、市場に供給するのが一般的であり、大蒜生産者の管理を離れた後も、大蒜の鮮度を保つには、店頭において展示・販売しているときは勿論のこと、購入者が家庭に持ち帰った後も、高温多湿を避け、風通しが良く、涼しい場所に保管するようにしなければならないが、樹脂製ネット袋に入れたままでは、直置き保管するにしても、そのまま吊り下げ保管するにしても、複数個の大蒜が積み重なった状態のままの保管となってしまい、全ての大蒜に充分な通気性を与えることができなかったり、接地部分や下積みとなった球根部分に不要な荷重を掛けて品質を低下させてしまったりするという問題が生じるばかりでなく、荷姿の点でも、樹脂製ネット袋に収容したままでは、仮令業務用や家庭用のものといえどもこれまで策がなさ過ぎ、まして土産品や贈答品などとして提供する場合、特に外的美感や付加価値という観点に欠けており、土産品や贈答品としての販促に繋がっていないと云わざるを得ないである。
(従来の技術)
こうした状況を反映し、その打開策となるような提案もこれまでに散見されない訳ではない。
例えば、下記の特許文献1(1)に提案されているものに代表されるように、大蒜を包装材料内に充填密封してなる大蒜包装体を高圧処理し、生成させた大蒜臭成分を溶媒にて除去するか、あるいは大蒜を予め溶媒と共に包装材料内に充填密封してなる溶媒入り大蒜包装体を高圧処理し、生成する大蒜臭成分を同包装体内の溶媒にて除去し、大蒜本来のうま味や外観、さらには大蒜特有の有効成分が保たれたままで大蒜臭が除去されているいわゆる無臭大蒜を容易に、しかも効率良く製造可能とした技術や、同特許文献1(2)に見られるような、茎・毛根付きの複数本の行者大蒜の球根部を、水を含ませたスポンジで巻き、該スポンジの外がわからアルミホイールで包み込み、球根部上部の茎の付け根付近にて輪ゴム止めした上、包装球根部および茎の全体をポリエチレン袋に収容し、保水によって収穫後の鮮度を長期間保てるようにした包装行者大蒜などが散見される。
しかし、前者特許文献1(1)に示されているような大蒜の加工技術などは、大蒜を包装材料内に密封包装してしまうものであり、畑から収穫した生大蒜の鮮度や風味をそのまま保存しようとするものではなく、また、特許文献1(2)のように、吸水可能な包装によって10日ないし20間に亘って鮮度を保てるようにしたものは、製造後の保管、輸送、店頭における展示・販売、購入後の保管などに際し、水分を多く含んだ球根部分に圧力が加わらないよう注意して直置きしたり重ねたりして保管しなければならず、保管状態に留意しながら水分を補給すれば、さらに20日ないし40日間ほど鮮度を保つことが可能とは云うものの、40日を超えて長期保存するのは困難であり、例えば、自宅で消費する目的で購入した消費者は、鮮度保持を保証された期間内に家庭内で消費できる程度の数を想定して購入限せざるを得ないという致命的な欠点があった。
(1)特開平6−153847号公報 (2)実用新案登録第3145428号公報
(問題意識)
大蒜の一大生産地にあって永年大蒜の生産、販売に従事して来た者の一人としては、従前までに提案のある各種大蒜の加工、出荷および販売に関連する技術が、大蒜の無臭化に関連した包装技術や、保水機能を付与して鮮度保持期間を延長しようとする包装技術など、何れも大蒜を密閉状に包装してしまうものであり、大蒜球根部分の色や形を直接見たり、手で触れて球根部分の出来を確かめたりするなど、消費者が希望する品質の確認ができないという点に問題がある上、こうした包装商品としての大蒜では、他の商品同様に商品名や広告入り表示などによる普通の装飾宣伝は可能となるものの、その他食品類との差別化が難しく、特に特産品や土産品の専門店や大型ショッピング施設などで取り扱う場合には、スーパーマーケットなどにおいて通常販売している日常食品としての大蒜とは明確な差別化がなされ、様々な特産品や土産品が存在する中にあっても消費者の注目を集める得るよう、これまでのように単に棚に置いて陳列するのでなく、顧客からの注目を浴び易い高所に展示することができ、しかも他の野菜や果物類などと全く異なる装飾性を付与した新しい商品化技術の開発が是非とも必要ではないのかと考えるに至った。
(発明の目的)
そこで、この発明は、高温多湿を避け、風通しが良くて涼しい環境下に、直置き保管したり、積み重ね保管したりせずに、誰でもが理想的な状態での保管ができ、しかも店頭での展示の際や購入後における保管中も、室内などの装飾品としても違和感無く展示または保管できるようにする新たな付加価値を高めた大蒜商品の出荷・販売・保管技術の開発はできないものかとの判断から、逸速くその開発、研究に着手し、長期に渡る試行錯誤と幾多の試作、実験とを繰り返してきた結果、今回、遂に新規な構造の編み束ね大蒜と、その新規な編み束ね方法、および、新規な編み束ね大蒜用大蒜の製造方法を実現化することに成功したものであり、以下では、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構成を詳述することとする。
(発明の構成)
図面に示すこの発明を代表する実施例からも明確に理解されるように、この発明の編み束ね大蒜は、基本的に次のような構成から成り立っている。
即ち、大蒜球根部分以上の茎および/または葉の部分を編み紐部とした複数個の大蒜を、互いの編み紐部同士で所定形状のものとするよう一体に組合せ、結合した形状のものとするよう編み上げ、各大蒜球根部分が複数条、鈴生り状に配列するよう一体化してなるものとした構成を要旨とする編み束ね大蒜である。
この基本的な構成からなる編み束ね大蒜は、その表現を変えて示すならば、大蒜球根部分以上の茎および/または葉の部分を編み紐部とした複数個の大蒜を、互いの編み紐部同士で縄状、綱状、三つ編み状以上の複数編み状の中の少なくとも何れか1つの形に編み上げ、1本の綱状とするか、同綱状としたものの両端同士を連結した環状とするか、中途部適所に一端か、または両端を夫々連結した吊り環状、メガネ状、∞状、またはそれらの組合せ、結合した形状のものとするよう編み上げ、各大蒜球根部分が複数条、鈴生り状に配列するよう一体化してなるものとした構成からなる編み束ね大蒜となる。
(関連する発明1)
上記した編み束ね大蒜に関連し、この発明には、その編み束ね方法も包含している。
即ち、仮想同一緯線上に左右各1個の大蒜球根部分を隣接状に配し、それら左右各1個の大蒜球根部分間中央であって、上下何れか少なくとも一方となる位置に1個の大蒜球根部分を組み合せるよう配して、少なくとも合計3個の大蒜球根部分を有する最下位球根束ね行単位とするよう、編み紐部とした互いの茎および/または葉の部分同士を編み上げると共に、該最下位球根束ね行単位の上方に隣接する別の仮想緯線上に左右各1個の大蒜球根部分を配し、左右各1個の大蒜球根部分間中央であって、上下何れか少なくとも一方となる位置に1個の大蒜球根部分を組み合せるよう配して、少なくとも合計3個の大蒜球根部分を有する上位球根束ね行単位とするよう、編み紐部とした各茎および/または各葉の部分を、当該最下位球根束ね行単位の各編み紐部に夫々沿わせて編み込むようにして一体化した上、該上位球根束ね行単位の上方に隣接する別の仮想緯線上に、同様に少なくとも合計3個の大蒜球根部分を有する上位球根束ね行単位を設けるよう、編み紐部とした各茎および/または各葉の部分を、当該最下位球根束ね行単位、および、その上方に隣接する当該上位球根束ね行単位の各編み紐部に夫々沿わせて編み込むようにして一体化し、当該最下位球根束ね行単位以上に、複数段の上位球根束ね行単位を連ねて設け、各左右および中央の大蒜球根部分が、夫々の仮想経線上に複数条、鈴生り状に配列するよう一体化し、最上位球根束ね行単位より上方に誘導した各茎および/または各葉の部分を環状に編み上げ、吊下用環部として編み束ね大蒜とするようにした、この発明の基本をなす前記何れか記載の編み束ね大蒜の編み束ね方法である。
(関連する発明2)
上記した編み束ね大蒜とその編み束ね方法に関連し、この発明には、それらに利用する編み束ね大蒜用大蒜の製造方法も包含している。
即ち、生大蒜を茎・葉付きにて収穫し、所定条件下にて乾燥させた後、土が付いている上皮を剥いた上、球根部分以上の適所で茎の芯(トウ)を切除し、球根部分がわに残した茎の芯(トウ)に適宜柔軟化処理を施し、球根部分以上の茎・葉にて複数個同士を編み上げ、複数条、鈴生り状に配列・一体化可能となるようにした、この発明の基本をなす前記何れか記載の編み束ね大蒜と、その編み束ね方法に用いる編み束ね大蒜用大蒜の製造方法である。
この編み束ね大蒜用大蒜の製造方法を、表現を変えて示すと、生大蒜を茎・葉付きにて収穫し、所定条件下にて乾燥させた後、土が付いている上皮を剥いた上、大蒜球根部分を除く茎・葉に柔軟化処理を施してから、球根部分から10cm程度の所より茎の芯(トウ)を切除し、球根部分がわに残した茎の芯(トウ)に適宜加圧して再柔軟化処理を施し、球根部分以上の茎・葉にて複数個同士を編み上げ、複数条、鈴生り状に配列・一体化可能となるようにした、この発明の基本をなす前記何れか記載の編み束ね大蒜と、その編み束ね方法に用いる編み束ね大蒜用大蒜の製造方法となる。
より具体的には、生大蒜を茎・葉付きにて収穫し、温風機にて3〜4週間程度乾燥させた後、土が付いている上皮を剥いた上、大蒜球根部分を除く茎・葉に濡れた布を巻き、重石をして柔軟化処理を施してから、球根部分から10cm程度の所より茎の芯(トウ)を切除し、球根部分がわに残した茎の芯(トウ)を叩いて再柔軟化処理を施し、球根部分以上の茎・葉にて複数個同士を編み上げ、複数条、鈴生り状に配列・一体化可能となるようにした、この発明の基本をなす前記何れか記載の編み束ね大蒜と、その編み束ね方法に用いる編み束ね大蒜用大蒜の製造方法ということができる。
以上のとおり、この発明の編み束ね大蒜によれば、従前までの大蒜商品とは一線を画する上記したとおりの固有の特徴ある構成から、大蒜球根部分が複数条、且つ鈴生り状に整然と配列して美感を高めるよう一体化してなり、店舗内の什器上部や壁面フックなどの涼しく風通しの良い適所に吊し、各大蒜球根部分の通気性を確保すると共に、各大蒜球根部分を吊した状態に保持して通常の棚保管中に加わるような様々な外力から保護することができるものとした上、複数個の大蒜球根部分が鈴生りに配列する装飾性に秀れた外観によって室内装飾品という全く新しい利用価値を付与するものとなり、しかも圃場から収穫した大蒜の茎および/または葉の部分を編み紐部として利用し、それ以外の包装袋や紐などの工業製品(包装資材)類を基本的に一切使用せずに生産可能であるから、収穫から消費までの全課程におけるゴミの発生量を最小限度に留め置くことができるという利点があり、従前までの樹脂製ネット袋などに収容した荷姿で市場に流通していた一般的な大蒜商品に比較して、顧客の購買意欲を格段に高めることができるという極めて秀れた特徴が得られるものである。
加えて、複数個の大蒜を、その球根部分以上の茎および/または葉の部分を編み紐部とし、互いの編み紐部同士で縄状、綱状、三つ編み状以上の複数編み状の中の少なくとも何れか1つの形に編み上げ、1本の綱状とするか、同綱状としたものの両端同士を連結した環状とするか、中途部適所に一端か、または両端を夫々連結した吊り環状、メガネ状、∞状、またはそれらの組合せ、結合した形状のものとするよう編み上げてなるものとした編み束ね大蒜は、その全体形状を様々な特徴有る立体形のものとすることができ、伝統的な縄綯いや竹細工、ロープワークなどの様々な技術を応用するなど、工夫次第で多様な商品展開が可能であり、壁掛け型のものだけでなく、置物としての商品化も可能になるという大きな効果を発揮するものとなる。
そして、合計3個以上の大蒜球根部分を組み合せてなる最下位球根束ね行単位上に、同様の上位球根束ね行単位を複数段積層状に配し、さらに、最上位球根束ね行単位より上方に誘導した各編み紐部を環状に編み上げ、吊下用環部としてなるものとした編み束ね大蒜は、大蒜それ自体の茎および/または葉の部分を利用した吊下用環部によって室内壁のフックなどに簡便に吊り下げることができ、しかも積層状に配列した各球根束ね行単位の大蒜球根部分が、上下間縦列状の複数条、鈴生り状に整然と配列したものとなり、独特の美感を得て、商品価値を一段と高めたものとすることができる。
この発明の編み束ね大蒜用大蒜の製造方法によれば、茎・葉付きにて収穫後、乾燥させた大蒜の土が付いている上皮を剥いた上、球根部分以上の適所で茎の芯(トウ)を切除し、球根部分がわに残した茎の芯(トウ)に適宜柔軟化処理を施すようにしたから、編み束ね大蒜の製造工程にて編み紐部として利用する大蒜の茎・葉部分を大幅に柔軟化して編み上げの作業を容易且つ効率的なものとすることができる上、編み紐部の耐久強度を高めて製造中の折れや破断などを解消して美しい編み目を造ることができるという特徴が得られる。
さらに、この発明の編み束ね大蒜用大蒜の製造方法は、茎・葉付きにて収穫後、乾燥させた大蒜の土が付いている上皮を剥いた上、球根部分を除く茎・葉に柔軟化処理を施してから、球根部分から10cm程度の所より茎の芯(トウ)を切除し、球根部分がわに残した茎の芯(トウ)に適宜加圧して再柔軟化処理を施すようにしたことにより、編み紐部とする大蒜の茎・葉部分に大きな負担を与えずに、より高い柔軟性を得ることができ、編み上げの作業効率を一段と向上できる上、編み束ね大蒜完成後の編み紐部の色や艶および耐久強度をより高品質なものに仕上げることができる。
加えて、この発明の編み束ね大蒜用大蒜の製造方法は、生大蒜を茎・葉付きにて収穫し、温風機にて3〜4週間程度乾燥させた後、土が付いている上皮を剥いた上、大蒜球根部分を除く茎・葉に濡れた布を巻き、重石をして柔軟化処理を施してから、球根部分から10cm程度の所より茎の芯(トウ)を切除し、球根部分がわに残した茎の芯(トウ)を叩いて再柔軟化処理を施すようにすることにより、球根部分を市場出荷するのに最適な状態に乾燥させることができると共に、初期の柔軟化処理にて、編み紐部とする大蒜の茎・葉部分に水分を含ませて加圧することによって繊維を傷めずに柔軟性を高めたものとした上、編み上げ作業の障害となる茎の芯(トウ)の主要部分を切除してから、再柔軟化処理にて、球根部分がわに残存した茎の芯(トウ)を柔軟化させることができるから、球根部分に残した葉部分と茎の芯(トウ)との硬さの異なる双方の繊維を夫々、損傷することなく均質に柔軟化し、硬い茎の芯(トウ)が、葉部分を破いたり折ったりして外観を損ねてしまうようなトラブルを解消し、充分な耐久強度を残したまま柔らかくして編み紐部の編み上げ作業性を格段に高め、より外的美感に秀れた高品質の編み束ね大蒜を製造可能とすることができるという大きな効果を奏することになる。
上記したとおりの構成からなるこの発明の実施に際し、その最良もしくは望ましい形態について説明を加えることにする。
編み束ね大蒜用大蒜は、この発明の編み束ね大蒜の一部であって、且つその複数個の集合により、この発明の編み束ね大蒜の全体をなすという機能を担うものであり、圃場より収穫した大蒜に、適宜加工・処理を施して編み束ねの作業に適した状態に加工してなるものであり、より具体的には、大蒜球根部分以上の茎および/または葉の部分を編み紐部とし得るよう適宜可能してなるものであって、さらに具体的には、例えば、後述する実施例に示すように、生大蒜を茎・葉付きにて収穫し、温風機にて3〜4週間程度乾燥させた後、土が付いている上皮を剥いた上、大蒜球根部分を除く茎・葉に濡れた布を巻き、重石をして柔軟化処理を施してから、球根部分から10cm程度の所より茎の芯(トウ)を切除し、球根部分がわに残した茎の芯(トウ)を叩いて再柔軟化処理を施し、球根部分以上の茎・葉にて複数個同士を編み上げ、複数条、鈴生り状に配列・一体化可能となるようにしてなるものとすることができる。
編み紐部は、編み束ね大蒜用大蒜の球根部分の複数個同士を鈴生り状に集合状とするよう編み束ね可能とする機能を担い、編み束ね大蒜用大蒜の球根部分を除く茎および/または葉の部分を適宜柔軟化加工して、編み上げ強度を損ねることなく編み束ね加工し易い柔軟な紐状に処理してなるものであり、球根部分に一体のままのものとしなければならず、必要に応じて、後述する実施例に示すように、大蒜球根部分を除く茎・葉に濡れた布を巻き、重石をして柔軟化処理を施してから、球根部分から10cm程度の所より茎の芯(トウ)を切除し、球根部分がわに残した茎の芯(トウ)を叩いて再柔軟化処理を施し、球根部分以上の茎・葉にて複数個同士を編み上げ、複数条、鈴生り状に配列・一体化可能となるように処理してなるものとすることができる。
編み束ね大蒜の編み束ね方法は、この発明の編み束ね大蒜の製造技術であり、圃場から収穫した大蒜を乾燥させるために、複数個の大蒜の茎や葉の上端がわ同士を結び合わせ、二股に分けて水平な棹やフックなどに吊り下げ可能とする一般に広く行われているような単なる結び合わせとは全く異なり、複数個の大蒜の1個ずつを鈴生り状に配列、配置させるよう丁寧に編み束ね、各大蒜の球根部分に不要な圧力が加わらず、通気性を確保した状態に吊り下げて保管可能とするという目的に留まらず、吊り下げた保管状態にて装飾性を発揮し得るものとするよう製造可能とする技術であるということができ、より具体的には、大蒜球根部分以上の茎および/または葉の部分を編み紐部とした複数個の大蒜を、互いの編み紐部同士で所定形状のものとするよう一体に組合せ、結合した形状のものとするよう編み上げ、各大蒜球根部分が複数条、鈴生り状に配列するよう一体化し、編み束ね大蒜とするようにした技術である。
この編み束ね大蒜の編み束ね方法は、大蒜球根部分以上の茎および/または葉の部分を編み紐部とした複数個の大蒜を、互いの編み紐部同士で縄状、綱状、三つ編み状以上の複数編み状の中の少なくとも何れか1つの形に編み上げ、1本の綱状とするか、該綱状としたものの両端同士を連結した環状とするか、中途部適所に一端か、または両端を夫々連結した吊り環状、メガネ状、∞状、またはそれらの組合せ、結合した形状のものとするよう編み上げ、各大蒜球根部分が複数条、鈴生り状に配列するよう一体化し、編み束ね大蒜となるようにした技術であるということができるもので、さらに、具体的に示すならば次のとおりとなる。
後述する実施例にも示してあるとおり、仮想同一緯線上に左右各1個の大蒜球根部分を隣接状に配し、それら左右各1個の大蒜球根部分間中央であって、上下何れか少なくとも一方となる位置に1個の大蒜球根部分を組み合せるよう配して、少なくとも合計3個の大蒜球根部分を有する最下位球根束ね行単位とするよう、編み紐部とした互いの茎および/または葉の部分同士を編み上げると共に、該最下位球根束ね行単位の上方に隣接する別の仮想緯線上に左右各1個の大蒜球根部分を配し、左右各1個の大蒜球根部分間中央であって、上下何れか少なくとも一方となる位置に1個の大蒜球根部分を組み合せるよう配して、少なくとも合計3個の大蒜球根部分を有する上位球根束ね行単位とするよう、編み紐部とした各茎および/または各葉の部分を、当該最下位球根束ね行単位の各編み紐部に夫々沿わせて編み込むようにして一体化した上、該上位球根束ね行単位の上方に隣接する別の仮想緯線上に、同様に少なくとも合計3個の大蒜球根部分を有する上位球根束ね行単位を設けるよう、編み紐部とした各茎および/または各葉の部分を、当該最下位球根束ね行単位、および、その上方に隣接する当該上位球根束ね行単位の各編み紐部に夫々沿わせて編み込むようにして一体化し、当該最下位球根束ね行単位以上に、複数段の上位球根束ね行単位を連ねて設け、各左右および中央の大蒜球根部分が、夫々の仮想経線上に複数条、鈴生り状に配列するよう一体化し、最上位球根束ね行単位より上方に誘導した各茎および/または各葉の部分を環状に編み上げ、吊下用環部として編み束ね大蒜とするようにした技術であるということができる。
仮想緯線は、複数個の編み束ね大蒜用大蒜の球根部分を水平に配置、配列するための基準となる仮想線であり、最下位の仮想緯線上およびその付近に球根部分を配列した1群を最下位球根束ね行単位、該最下位球根束ね行単位より上位の階層状に配した各仮想緯線上およびその付近に球根部分を配列した各階層毎の1群を夫々上位球根束ね行単位、さらに、最上位の仮想緯線上およびその付近に球根部分を配列した1群を最上位球根束ね行単位と夫々定義し、この発明の編み束ね大蒜の編み上げ手順およびその編み束ね構造を明確に説明するのを目的として想定したものであって、この発明の編み束ね大蒜に必ずしも不可欠なものではない。
吊下用環部は、壁のフックや水平に支持した棹などに、この発明の編み束ね大蒜を吊り下げ可能とする機能を担い、編み紐部である茎および/または葉を環状に編み上げたものとすべきであるが、他の素材や収穫作業にて大蒜から切除した茎や葉などを利用してなる別部品として製造した環状部品やフック部品などを装着したものとすることができる外、編み束ね大蒜それ自体をO字状(環状)やA,B,C,D,E,F,G,J,α,∞,P,Q,R,S,転倒U,転倒V字状、および、その外の文字や記号を模した形、または、それらの組合せなど、様々な形状の吊り下げ可能な形状をなしたものとすることが可能である。
また、この発明の編み束ね大蒜は、大蒜球根部分以上の茎および/または葉の部分を編み紐部とした複数個の大蒜を、互いの編み紐部同士で所定形状のものとするよう一体に組合せ、結合した形状のものとするよう編み上げ、各大蒜球根部分が複数条、鈴生り状に配列するよう一体化してなるものとしなければならず、大蒜球根部分以上の茎および/または葉の部分を編み紐部とした複数個の大蒜を、互いの編み紐部同士で縄状、綱状、三つ編み状以上の複数編み状の中の少なくとも何れか1つの形に編み上げ、1本の綱状か、綱状としたものの両端同士を連結した環状か、中途部適所に一端か、または両端を夫々連結した吊り環状、メガネ状、∞状、またはそれらの組合せ、結合形状のものとするよう編み上げたものとすることができるが、複数の大蒜の編み紐部同士を竹細工のように、綱代編み、ござ目編み、片締め編み、もろこし編み(無地編み)、捩り編み、くし目編み、六つ目編み、麻の葉編み、亀甲(鉄線)編み、石畳編み、その他の編み目模様とするよう編み上げて平面状、曲面状、線状またはそれらの組合せなどの各種形状のものとし、その表面、裏面、または、表裏面双方に各大蒜球根部分が露出するよう配置するようにしてなるものとすることが可能である。
この発明の編み束ね大蒜用大蒜の製造方法は、圃場より収穫した大蒜を、この発明の編み束ね大蒜の素材として利用可能とする技術にあり、より具体的には、生大蒜を茎・葉付きにて収穫し、所定条件下にて乾燥させた後、土が付いている上皮を剥いた上、球根部分以上の適所で茎の芯(トウ)を切除し、球根部分がわに残した茎の芯(トウ)に適宜柔軟化処理を施し、球根部分以上の茎・葉にて複数個同士を編み上げ、複数条、鈴生り状に配列・一体化可能となるようにすべきであり、さらに具体的には、生大蒜を茎・葉付きにて収穫し、所定条件下にて乾燥させた後、土が付いている上皮を剥いた上、大蒜球根部分を除く茎・葉に柔軟化処理を施してから、球根部分から10cm程度の所より茎の芯(トウ)を切除し、球根部分がわに残した茎の芯(トウ)に適宜加圧して再柔軟化処理を施し、球根部分以上の茎・葉にて複数個同士を編み上げ、複数条、鈴生り状に配列・一体化可能となるようにしたものとするのが良く、後述する実施例に示すように、生大蒜を茎・葉付きにて収穫し、温風機にて3〜4週間程度乾燥させた後、土が付いている上皮を剥いた上、大蒜球根部分を除く茎・葉に濡れた布を巻き、重石をして柔軟化処理を施してから、球根部分から10cm程度の所より茎の芯(トウ)を切除し、球根部分がわに残した茎の芯(トウ)を叩いて再柔軟化処理を施し、球根部分以上の茎・葉にて複数個同士を編み上げ、複数条、鈴生り状に配列・一体化可能となるようにすることが可能である。
以下では、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構造について詳述することとする。
図面は、この発明の編み束ね大蒜とその編み束ね方法、および、編み束ね大蒜用大蒜の製造方法の技術的思想を具現化した代表的な幾つかの実施例を示すものである。
編み束ね大蒜の利用状態を示す正面図である。 編み束ね大蒜を示す正面図である。 編み束ね大蒜を示す側面図である。 編み束ね大蒜を示す背面図である。 製造過程にある編み束ね大蒜用大蒜を示す正面図である。 編み束ね大蒜用大蒜を示す正面図である。 編み束ねるよう配した大蒜を示す正面図である。 編み束ねる大蒜を示す正面図である。 他の形状に編み束ねるよう配した大蒜を示す正面図である。 他の形状に編み束ねる大蒜を示す正面図である。 編み束ね大蒜用大蒜の製造方法を示すフローチャートである。
図1ないし図11に示す事例は、大蒜2球根部分20以上の茎30や葉31などの部分を編み紐部3とした複数個の大蒜2,2,……を、互いの編み紐部3,3,……同士で所定形状のものとするよう一体に組合せ、結合した形状のものとするよう編み上げ、各大蒜2,2,……球根部分20,20,……が複数条、鈴生り状に配列するよう一体化してなるものとした、この発明の編み束ね大蒜における代表的な一実施例を示すものである。
以下では、この発明の編み束ね大蒜用大蒜の製造方法、および、それによって得た編み束ね大蒜用大蒜を利用した編み束ね大蒜の編み束ね方法の一例に従い順次、編み束ね大蒜1の構造を示して行くこととする。
図5、図6および図11の各図からも明確に把握できるとおり、この発明の編み束ね大蒜1用大蒜2は、圃場にて生大蒜2を茎30・葉31付きのまま収穫(A)し、球根部分20を下にするよう乾燥ネットに入れ(B)て乾燥室内に収容し、温風機にて3〜4週間程度かけて乾燥(C)させた後、土が付いている上皮を剥いた(D)上、球根部分20下部の毛根21を、図5中の一点鎖線Mに示すよう切除し、大蒜2球根部分20を除く茎30・葉31に濡れた布を巻き、重石をして柔軟化処理(E)を施してから、茎の芯(トウ)30の球根部分20から10cm(図5中の寸法線N)程度の所まで、縦に(図5中の切り目線P)縦に切り目を入れ(F)、該球根部分20から10cm(図5中の寸法線N)程度の所より茎の芯(トウ)30を切除し(G)、球根部分20がわに残した茎の芯(トウ)30を叩いて再柔軟化処理を施し(H)、球根部分20以上の茎30・葉31にて複数個同士を編み上げ、複数条、鈴生り状に配列・一体化可能となるよう加工する。
図7および図8に示すように、この発明の編み束ね方法によって複数個の編み束ね大蒜1用大蒜2,2,……を編み上げることにより、例えば、図1ないし図4に示す、この発明の編み束ね大蒜1を製造することが可能であり、先ず、仮想同一緯線L上に左右各1個の大蒜2,2球根部分20,20を隣接状に配し、それら左右各1個の大蒜2,2球根部分20,20間中央であって、下方となる位置に1個の大蒜2球根部分20を組み合せるよう配して、合計3個の大蒜2,2,2球根部分20,20,20を有する最下位球根束ね行単位4とするよう、図8に示すよう、編み紐部3,3,3とした互いの茎30,30,30および葉31,31,31の部分同士を三つ編み状に編み上げ、次に、該最下位球根束ね行単位4の上方に隣接する別の仮想緯線L(図2中に示す)上に左右各1個の大蒜2,2球根部分20,20を配し、左右各1個の大蒜2,2球根部分20,20間中央であって、下方となる位置に1個の大蒜2球根部分20を組み合せるよう配して、合計3個の大蒜2,2,2球根部分20,20,20を有する上位球根束ね行単位5とするよう、編み紐部3,3,……とした各茎30,30,……および各葉31,31,……の部分を、当該最下位球根束ね行単位4の各編み紐部3,3,……に夫々沿わせて編み込むようにして一体化した上、該上位球根束ね行単位5の上方に隣接する別の仮想緯線L(図2中に示す)上に、同様に合計3個の大蒜2,2,2球根部分20,20,20を有する上位球根束ね行単位5を設けるよう、編み紐部3,3,……とした各茎30,30,……および各葉31,31,……の部分を、当該最下位球根束ね行単位4、および、その上方に隣接する当該上位球根束ね行単位5の各編み紐部3,3,……に夫々沿わせて編み込むようにして一体化し、当該最下位球根束ね行単位4以上に、複数段の上位球根束ね行単位5,5,……を連ねて設け、各左右および中央の大蒜2,2,2球根部分20,20,20が、夫々の仮想経線L上に複数条、鈴生り状に配列するよう一体化して行く。
最上位球根束ね行単位6は、最も上端に配した上位球根束ね行単位5の上に、別の仮想緯線L(図2中に示す)上に左右各1個の大蒜2,2球根部分20,20を配し、左右各1個の大蒜2,2球根部分20,20間中央であって、その上下方となる位置夫々に各1個(上下合計2個)の大蒜2、2球根部分20、20を組み合せるよう配して、合計4個の大蒜2,2,2、2球根部分20,20,20、20を有するものとしてなり、さらに、該最上位球根束ね行単位6より上方に誘導した各茎30,30,……および各葉31,31,……からなる各編み紐部3,3,……を環状に編み上げ、吊下用環部7として編み束ね大蒜1とする。
図9および図10に示すように、最下位球根束ね行単位4は、左右各1個の大蒜2,2球根部分20,20間の中央下方に配置させる1個の大蒜2球根部分20の編み紐部3の付け根付近背面がわに、左右何れか一方の大蒜2球根部分20の編み紐部3を巻掛けるようにして、中央配置の大蒜2球根部分20が、後方(背面がわ)に倒れ込んでしまうのを阻止して、前方下方向きの姿勢を保持可能とするよう編み上げるようにすることが可能である。
(実施例1の作用)
以上のとおりの構成からなるこの発明の編み束ね大蒜1は、図1ないし図4に示すように、上下に整然と配列した各球根束ね行単位4,5,5,……,6が、大きさや形の揃った品質の高い各大蒜2,2,……球根部分20,20,……と相俟って高い装飾性を与えたものとすることができ、上部の吊下用環部7を室内壁のフックなどに吊下すれば、特徴的な店頭陳列や室内装飾に有効なものとなり、店頭に吊り下げて陳列することで消費者の注目を大いに集めるものとなり、購入後は、例えば、台所などの風通しが良く涼しい場所の壁に吊して保管し、図1中に示すように、調理の段階にて必要な分量の球根部分20のみを切り取って調理するという利用法が可能になるという特徴的な利点がある。
加えて、図10に示すように、最下位球根束ね行単位4の中央下がわに配する大蒜2球根部分20の編み紐部3の付け根付近背面がわに、左右何れか一方の大蒜2球根部分20の編み紐部3を巻掛けるようにして編み上げてなるものは、図3に示す編み束ね大蒜1のように、最下位球根束ね行単位4中央下がわの球根部分20を下向き前方に傾斜した姿勢に保持可能なものとなり、直上配置の上位球根束ね行単位5中央下がわの球根部分20との間に隙間を生ずることなく、図1および図2に示すように、均質で美しい縦列配置のものに仕上げることができる。
(結 び)
叙述の如く、この発明の編み束ね大蒜とその編み束ね方法、および、編み束ね大蒜用大蒜の製造方法は、その新規な構成によって所期の目的を遍く達成可能とするものであり、しかも製造も容易で、従前からの大蒜包装技術に比較して格段に外的美感および商品価値を高めることができる上、大蒜の茎や葉などの有効利用によって基本的に包装資材を一切不要とし、軽量且つ経済的に製品化可能であり、生産から流通、消費の各段階に生ずるゴミを大幅に減量化して自然環境に優しい商品とすることができるから、従前までは外の野菜類との差別化が困難なため、消費の拡大に苦慮してきた大蒜栽培農家はもとより、特産品の需要を高めようと昼夜を問わず努力を続ける流通・販売業界、および、土産品や贈答品としても好まれる新たな大蒜商品の提供を待望する消費者においても高く評価され、広範に渡って利用、普及していくものになると予想される。
1 編み束ね大蒜
2 大蒜(編み束ね大蒜用大蒜)
20 同 球根部分
3 編み紐部
30 同 茎(芯(トウ))
31 同 葉
L 仮想緯線
4 最下位球根束ね行単位
5 上位球根束ね行単位
6 最上位球根束ね行単位
7 吊下用環部
A 大蒜の収穫工程
B 球根部分を乾燥ネットに入れる工程
C 温風機にて3ないし4週間程度乾燥する工程
D 土が付いている上皮を剥く工程
E 柔軟化処理工程
F 球根部分から10cmの所に縦の切り目を入れる工程
G 茎の芯(トウ)を斜めに切り取る工程
H 再柔軟化処理工程
M 毛根切除線
N 茎の芯(トウ)の切除位置寸法
P 茎の芯(トウ)への縦の切り目線

Claims (6)

  1. 大蒜球根部分以上の茎および/または葉の部分を編み紐部とした複数個の大蒜を、互いの編み紐部同士で所定形状のものとするよう一体に組合せ、結合した形状のものとするよう編み上げ、各大蒜球根部分が複数条、鈴生り状に配列するよう一体化してなるものとしたことを特徴とする編み束ね大蒜。
  2. 大蒜球根部分以上の茎および/または葉の部分を編み紐部とした複数個の大蒜を、互いの編み紐部同士で縄状、綱状、三つ編み状以上の複数編み状の中の少なくとも何れか1つの形に編み上げ、1本の綱状とするか、同綱状としたものの両端同士を連結した環状とするか、あるいは中途部適所に一端または両端を夫々連結して吊り環状、メガネ状、∞状、またはそれらの組合せ、結合した形状のものとするよう編み上げ、各大蒜球根部分が複数条、鈴生り状に配列するよう一体化してなるものとしたことを特徴とする編み束ね大蒜。
  3. 仮想同一緯線上に左右各1個の大蒜球根部分を隣接状に配し、それら左右各1個の大蒜球根部分間中央であって、上下何れか少なくとも一方となる位置に1個の大蒜球根部分を組み合せるよう配して、少なくとも合計3個の大蒜球根部分を有する最下位球根束ね行単位とするよう、編み紐部とした互いの茎および/または葉の部分同士を編み上げると共に、該最下位球根束ね行単位の上方に隣接する別の仮想緯線上に左右各1個の大蒜球根部分を配し、左右各1個の大蒜球根部分間中央であって、上下何れか少なくとも一方となる位置に1個の大蒜球根部分を組み合せるよう配して、少なくとも合計3個の大蒜球根部分を有する上位球根束ね行単位とするよう、編み紐部とした各茎および/または各葉の部分を、当該最下位球根束ね行単位の各編み紐部に夫々沿わせて編み込むようにして一体化した上、該上位球根束ね行単位の上方に隣接する別の仮想緯線上に、同様に少なくとも合計3個の大蒜球根部分を有する上位球根束ね行単位を設けるよう、編み紐部とした各茎および/または各葉の部分を、当該最下位球根束ね行単位、および、その上方に隣接する当該上位球根束ね行単位の各編み紐部に夫々沿わせて編み込むようにして一体化し、当該最下位球根束ね行単位以上に、複数段の上位球根束ね行単位を連ねて設け、各左右および中央の大蒜球根部分が、夫々の仮想経線上に複数条、鈴生り状に配列するよう一体化し、最上位球根束ね行単位より上方に誘導した各茎および/または各葉の部分を環状に編み上げ、吊下用環部として編み束ね大蒜とするようにした、請求項1または2何れか一項記載の編み束ね大蒜の編み束ね方法。
  4. 生大蒜を茎・葉付きにて収穫し、所定条件下にて乾燥させた後、土が付いている上皮を剥いた上、球根部分以上の適所で茎の芯(トウ)を切除し、球根部分がわに残した茎の芯(トウ)に適宜柔軟化処理を施し、球根部分以上の茎・葉にて複数個同士を編み上げ、複数条、鈴生り状に配列・一体化可能となるようにした、請求項1ないし3何れか一項記載の編み束ね大蒜用大蒜の製造方法。
  5. 生大蒜を茎・葉付きにて収穫し、所定条件下にて乾燥させた後、土が付いている上皮を剥いた上、大蒜球根部分を除く茎・葉に柔軟化処理を施してから、球根部分から10cm程度の所より茎の芯(トウ)を切除し、球根部分がわに残した茎の芯(トウ)に適宜加圧して再柔軟化処理を施し、球根部分以上の茎・葉にて複数個同士を編み上げ、複数条、鈴生り状に配列・一体化可能となるようにした、請求項1ないし3何れか一項記載の編み束ね大蒜用大蒜の製造方法。
  6. 生大蒜を茎・葉付きにて収穫し、温風機にて3〜4週間程度乾燥させた後、土が付いている上皮を剥いた上、大蒜球根部分を除く茎・葉に濡れた布を巻き、重石をして柔軟化処理を施してから、球根部分から10cm程度の所より茎の芯(トウ)を切除し、球根部分がわに残した茎の芯(トウ)を叩いて再柔軟化処理を施し、球根部分以上の茎・葉にて複数個同士を編み上げ、複数条、鈴生り状に配列・一体化可能となるようにした、請求項1ないし3何れか一項記載の編み束ね大蒜用大蒜の製造方法。
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