JP2005089455A - アミノ組成物の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ポリアミンとアルケニル基含有化合物との付加反応によるアミノ組成物の製造方法であって、性状の安定したアミノ組成物が得られる製造方法を提供する。
【解決手段】 強塩基性を呈する触媒の存在下にポリアミンとアルケニル基含有化合物との付加反応を行ってアミノ組成物を製造する方法において、まず前記触媒とポリアミンとの予備反応を行って反応混合物を得た後、該反応混合物にアルケニル基含有化合物を添加して付加反応をさせることを特徴とする、アミノ組成物の製造方法。
【選択図】 無

Description

本発明は、ポリアミンとアルケニル基含有化合物との付加反応によるアミノ組成物の製造方法に関するものである。本発明の方法により得られるアミノ組成物は、エポキシ樹脂やイソシアネート等との反応性を有し、エポキシ樹脂硬化剤およびウレタン樹脂の鎖延長剤の分野で好適に用いられる。
ポリアミンとアルケニル基含有化合物との付加反応により得られるアミノ組成物は、未反応ポリアミン含有量が比較的低く、低粘度である。例えば該アミノ組成物を含むエポキシ樹脂硬化剤を用いたエポキシ樹脂組成物は、良好なエポキシ樹脂硬化物性能を与えることができる。よって、該アミノ組成物は産業上有用な組成物である。
このようなアミノ組成物を、強塩基性を呈する触媒を用いたポリアミンとアルケニル基含有化合物との付加反応を利用して製造する方法そのものは、公知である(特許文献1参照。)。
この製造方法においては、触媒とポリアミンとを接触させて温度を上昇させた時点で速やかにアルケニル基含有化合物が添加され、付加反応が行われている。また、その反応終点の判断は、通常、未反応のアルケニル基含有化合物を定量し、該アルケニル基含有化合物が一定量以下になったことを確認することにより行われる。そして、反応時間は、未反応のアルケニル基含有化合物が1重量%以下になるまでの時間に設定される。
特開2002-161076号公報
しかしながら、上記の製造方法では、例えばアルケニル基含有化合物滴下終了後、未反応のアルケニル基含有化合物が1重量%以下になるまで30分を超えるなど、反応完結まで長時間を要し、かつ反応時間が大きくばらつく場合や、未反応のアルケニル基含有化合物が1重量%以下にならず反応が完結しない場合がある。そして、反応完結に長時間を要するために副生成物として好ましくないアルケニル基含有化合物の重合物が生成するなどの不具合が生じる。このような未反応アルケニル基含有化合物の残留やアルケニル基含有化合物の重合物の生成などの結果、得られるアミノ組成物の性状が安定しないという問題点があった。
本発明の目的は、ポリアミンとアルケニル基含有化合物との付加反応によるアミノ組成物の製造方法であって、性状の安定したアミノ組成物が得られる製造方法を提供することである。
本発明者らは、鋭意検討した結果、ポリアミンとアルケニル基含有化合物との付加反応において、あらかじめポリアミンと強塩基性を呈する触媒との反応をある程度まで進行させた後、アルケニル基含有化合物を添加して付加反応をさせることにより、前記したような問題点を解決しうることを見いだし、本発明に至ったものである。
すなわち、本発明は、下記(1)〜(12)で表されるアミノ組成物の製造方法を提供する。
(1) 強塩基性を呈する触媒の存在下にポリアミンとアルケニル基含有化合物との付加反応を行ってアミノ組成物を製造する方法において、まず前記触媒とポリアミンとの予備反応を行って反応混合物を得た後、該反応混合物にアルケニル基含有化合物を添加して付加反応をさせることを特徴とする、アミノ組成物の製造方法。
(2) 前記触媒とポリアミンとの予備反応を行って、前記触媒とポリアミンの反応中間体を含む反応混合物を得た後、該反応混合物にアルケニル基含有化合物を添加して付加反応させることを特徴とする、(1)記載のアミノ組成物の製造方法。
(3) 前記反応混合物中における反応中間体の濃度が、ポリアミン1モルに対し0.001モル以上となった後、該反応中間体を含む反応混合物にアルケニル基含有化合物を添加して付加反応させることを特徴とする、(2)記載のアミノ組成物の製造方法。
(4) 前記反応混合物のIRスペクトル分析を行って、予備反応前に1650〜1580cm−1の範囲に観察される吸収が、予備反応後に20〜25cm−1低い方向へ移動した位置で観察される場合の該吸収の吸収度から、反応中間体の濃度を算出することを特徴とする、(3)記載のアミノ組成物の製造方法。
(5) 前記触媒とポリアミンとの反応温度が10〜140℃であり、また反応時間が20〜360分であることを特徴とする、(1)〜(4)のいずれかに記載のアミノ組成物の製造方法。
(6) 前記反応混合物にアルケニル基含有化合物を添加する際、該化合物を分割または連続添加することを特徴とする、(1)〜(5)のいずれかに記載のアミノ組成物の製造方法。
(7) 前記反応混合物にアルケニル基含有化合物を添加する際、該化合物を3〜500分割して添加することを特徴とする(6)記載のアミノ組成物の製造方法。
(8) 前記反応混合物にアルケニル基含有化合物を添加する際、該化合物を10分〜20時間かけて連続添加することを特徴とする(6)記載のアミノ組成物の製造方法。
(9) ポリアミンが、式(1)で示されるポリアミンである(1)〜(8)のいずれかに記載のアミノ組成物の製造方法。
Figure 2005089455
(Aはフェニレン基またはシクロヘキシレン基を示す。)
(10) ポリアミンが、式(2)で示されるポリアミンである(1)〜(8)のいずれかに記載のアミノ組成物の製造方法。
Figure 2005089455
(n=1〜5)
(11) ポリアミンが、分子内の炭素数が9以上で、分子内のアミノ基数が2以上であり、かつ該アミノ基に由来する活性水素数が3以上の環状脂肪族ポリアミンである(1)〜(8)のいずれかに記載のアミノ組成物の製造方法。
(12) ポリアミンが、ポリオキシアルキレンポリアミンである(1)〜(8)のいずれかに記載のアミノ組成物の製造方法。
(13) アルケニル基含有化合物が、炭素数が2〜10のものである(1)〜(12)のいずれかに記載のアミノ組成物の製造方法。
本発明のポリアミンとアルケニル基含有化合物との付加反応によるアミノ組成物の製造において、あらかじめ強塩基性を呈する触媒とポリアミンを反応させ、反応中間体を生成してから、アルケニル基含有化合物を付加反応させることにより、性状の安定したアミノ組成物が得られる。
本発明におけるアミノ組成物の製造方法は、強塩基性を呈する触媒の存在下にポリアミンとアルケニル基含有化合物との付加反応を行ってアミノ組成物を製造する方法であって、まず前記触媒とポリアミンとの予備反応を行って反応混合物を得た後、該反応混合物にアルケニル基含有化合物を添加して付加反応をさせることを特徴とするものである。
本発明で使用されるポリアミンは、例えば、式(1)で示されるポリアミン、式(2)で示されるポリアミン、分子内の炭素数が9以上で分子内のアミノ基数が2以上であり且つ該アミノ基に由来する活性水素数が3以上である環状脂肪族ポリアミン、ポリオキシアルキレンポリアミンなどが挙げられる。
Figure 2005089455
(Aはフェニレン基またはシクロヘキシレン基を示す。)
Figure 2005089455
(n=1〜5)
本発明で使用される式(1)で示されるポリアミンとしては、例えば、オルソキシリレンジアミン、メタキシリレンジアミン、パラキシリレンジアミン、1,2−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、1,4−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、などが挙げられる。
本発明で使用される式(2)で示されるポリアミンとしては、例えば、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレンヘキサミン、などが挙げられる。
本発明で使用される、分子内の炭素数が9以上で分子内のアミノ基数が2以上であり、かつ該アミノ基に由来する活性水素数が3以上である環状脂肪族ポリアミンとしては、例えば、メンセンジアミン、イソホロンジアミン、ジアミノジシクロヘキシルメタン、ビス(4−アミノ−3−メチルシクロヘキシル)メタン、N−アミノメチルピペラジン、ノルボルナンジアミン、ビス(アミノメチル)トリシクロデカンなどが挙げられる。
本発明で使用されるポリオキシアルキレンポリアミンとしては、例えば、ポリオキシエチレンジアミン、ポリオキシプロピレンジアミン、ポリオキシテトラメチレンジアミン、ポリ(オキシエチレン−オキシプロピレン)ジアミン等のポリオキシアルキレンジアミン、あるいはポリオキシエチレントリアミン、ポリオキシプロピレントリアミンなどが挙げられる。
本発明で使用されるアルケニル基含有化合物としては、アルケニル基を有するあらゆる化合物(不飽和炭化水素化合物)が挙げられるが、炭素数が2〜10であるものが好ましい。例えば、エチレン、プロピレン、ブテン、ブタジエン、ペンテン、ヘキセン、ヘプテン、オクテン、ノネン、デセン、イソブチレン、2−ペンテン、3−メチル−1−ブテン、2−メチル−2−ブテン、2,3−ジメチル−2−ブテン、シクロヘキセン、シクロヘキサジエン、スチレン、ジビニルベンゼン、などが挙げられる。
本発明において、アミノ組成物を合成する際には、強塩基性を呈する触媒を使用する。強塩基性を呈する触媒としては、好ましくはアルカリ金属系触媒であり、具体的には例えば、アルカリ金属、アルカリ金属アミド、アルキル化アルカリ金属などが挙げられる。
アルカリ金属としては、例えば、金属リチウム、金属ナトリウム、金属カリウム、などが挙げられ、アルカリ金属アミドとしては、例えば、リチウムアミド、リチウムジイソピルアミド、ナトリウムアミド、などが挙げられ、アルキル化アルカリ金属としては、メチルリチウム、ブチルリチウムなどが挙げられ、その他の強塩基性を呈する触媒としては、リチウムメチラート、リチウムエチラート、ナトリウムエチラート、ナトリウムメチラート、カリウムメチラートなどが挙げられる。このうち、より好ましいものはアルカリ金属アミドであり、特に好ましくはリチウムアミドである。
本発明における性状の安定したアミノ組成物の製造方法は、まず強塩基性を呈する触媒とポリアミンとの予備反応を行って反応混合物を得た後、該反応混合物にアルケニル基含有化合物を添加して付加反応をさせる方法である。
より好ましくは、まず強塩基性を呈する触媒とポリアミンを予備反応させて該触媒とポリアミンとからなる反応中間体を一定量以上生成させてから、アルケニル基含有化合物を添加して付加反応させる。
このように、あらかじめ強塩基性を呈する触媒とポリアミンを反応させて反応中間体を生成させてからアルケニル基含有化合物を添加する方法を採用することによって、ポリアミンの活性水素の反応性を十分に高めてからアルケニル基含有化合物と接触させることができるので、ポリアミンとアルケニル基含有化合物との付加反応がスムーズに進行するようになる。
本発明において、強塩基性を呈する触媒とポリアミンがある程度反応し、ポリアミンの活性水素の反応性が十分に高められたかどうかの判断基準は特に限定されるものではないが、好ましくは、予備反応後の反応混合物中において、予備反応前のポリアミン1モルに対して反応中間体が0.001モル以上生成したかどうかで判断することができる。すなわち、反応中間体の0.001モル以上の生成があった時、強塩基性を呈する触媒とポリアミンが十分反応したと判断することができる。
すなわち、本発明のさらに好ましい方法は、強塩基性を呈する触媒とポリアミンとの予備反応により得られる反応混合物中における反応中間体の濃度が、ポリアミン1モルに対し0.001モル以上となった後、該反応中間体を含む反応混合物にアルケニル基含有化合物を添加して付加反応させるというものである。
反応中間体の生成は、IRスペクトルにより確認することができる。すなわち、まず強塩基性を呈する触媒とポリアミンとの予備反応を行って反応混合物を得た後、前記反応混合物のIRスペクトル分析を行って、予備反応前のポリアミンについて1650〜1580cm−1の範囲に観察される吸収が、予備反応後に20〜25cm−1低い方向へ移動した位置で観察される場合の該吸収の吸収度から、反応中間体の濃度を算出することができる。
ここで、予備反応前のポリアミンについて1650〜1580cm−1の範囲に観察される吸収とは、該ポリアミンのN−H変角振動(はさみ)に由来する吸収と考えられ、用いるポリアミンの種類により上記範囲内で若干異なる位置に観測される。そして、ポリアミンが強塩基性を呈する触媒と反応して錯化合物である反応中間体を生成するにつれて、この範囲に現れる吸収は20〜25cm−1低い方向へ移動(シフト)し、反応中間体生成後は1630〜1555cm−1の範囲で観察されるようになる。この新たな吸収の吸収度は、予備反応が進行し、反応混合物中における反応中間体の濃度が増加するにつれて、強くなる。したがって、この新たに観測されるようになる吸収の吸収度を測定し、通常の方法であらかじめ検量線を作成しておくことにより、反応混合物中における反応中間体の濃度を求めることができる。
例えば、強塩基性を呈する触媒としてリチウムアミドを用い、ポリアミンとしてメタキシリレンジアミンを用いた場合、メタキシリレンジアミンで確認された3363、3264cm−1(N−H逆対称伸縮振動、対称伸縮振動)、および1606cm−1(N−H変角振動(はさみ))が、予備反応の進行につれて、それぞれ3342、3258cm−1(N−H逆対称伸縮振動、対称伸縮振動)、1581cm−1(N−H変角振動(はさみ))へと変化(シフト)する。このことによってより反応中間体が生成されたことが確認できる。
そしてこの場合、反応中間体の生成量については、反応中間体のIRスペクトルで1581cm−1(N−H変角振動(はさみ))の吸収に着目することにより確認することができる。すなわち、1581cm−1の吸収は反応中間体の生成量に比例して強くなるので、1581cm−1(N−H変角振動(はさみ))の吸収についてあらかじめ検量線を作成しておくことにより、反応中間体の生成量を定量することができる。ポリアミン1モルに対して、反応中間体の生成量が0.001モル以上であると反応はスムーズに進行する。
なお、ポリアミンとして1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサンを用いた場合は、予備反応前に1600cm−1(N−H変角振動(はさみ))で観察される吸収が、予備反応が進行し反応中間体が生成されるにつれて、1575cm−1(N−H変角振動(はさみ))へと変化する。
ポリアミンとしてノルボルナンジアミンを用いた場合は、予備反応前に1600cm−1(N−H変角振動(はさみ))で観察される吸収が、反応中間体の生成につれて、1575cm−1(N−H変角振動(はさみ))へと変化する。
ポリアミンとしてイソホロンジアミンを用いた場合は、予備反応前に1598cm−1(N−H変角振動(はさみ))で観察される吸収が、反応中間体の生成につれて、1573cm−1(N−H変角振動(はさみ))へと変化する。
同様に、ジエチレントリアミンの場合は1597cm−1の吸収が1572cm−1へと変化し、トリエチレンテトラミンの場合は1596cm−1の吸収が1572cm−1へと変化し、ポリオキシプロピレンジアミンの場合は1591cm−1の吸収が1568cm−1へと変化し、ポリオキシプロピレントリアミンの場合は1591cm−1の吸収が1568cm−1へと変化し、ポリオキシエチレンジアミンの場合は1600cm−1の吸収が1575cm−1へと変化する。
なお、ここでいう反応中間体の構造は必ずしも特定されるものではないが、ポリアミン1モルに対し強塩基性を呈する触媒1モル又は2モルが結合した錯化合物と考えられる。すなわち、本発明における強塩基性を呈する触媒の存在下におけるポリアミンとアルケニル基含有化合物の付加反応は、以下の反応式で表される反応機構により進行するものと考えられる。
A + M → A・M
A・M + S → A・M−S
A・M−S + A → A・M + A−S
ここで、Aはポリアミン、Mは強塩基性を呈する触媒、Sはアルケニル基含有化合物、A・Mは強塩基性を呈する触媒とポリアミンとの予備反応により得られる反応中間体である錯化合物、A−Sはポリアミンとアルケニル基含有化合物との付加反応物である。
強塩基性を呈する触媒の存在下におけるポリアミンとアルケニル基含有化合物の付加反応の反応機構そのものについては、Bulletin of the Chemical Society of Japan, Vol. 46, 1242-1246(1973), 又は、Bulletin of the Chemical Society of Japan, Vol. 46, 3825-3828(1973), 等により知られている。
強塩基性を呈する触媒とポリアミンとの反応において、触媒の使用量は、原料中0.05〜5重量%であり、好ましくは0.1〜3重量%である。触媒の使用量が、0.05重量%より少ないと、ポリアミンとアルケニル基含有化合物の付加反応速度が極端に遅く、5重量%より大きくしても反応速度はほとんど変わらないため経済的に好ましくない。
強塩基性を呈する触媒とポリアミンとの反応において、反応温度は10〜140℃であり、好ましくは50〜120℃である。反応温度が10℃未満だと、強塩基性を呈する触媒とポリアミンとの反応が進行せず好ましくない。また反応温度が140℃を超えても、反応速度はほとんど変わらないため、経済的に好ましくない。
強塩基性を呈する触媒とポリアミンとの反応において、反応時間は20〜360分、好ましくは30〜120分で行なう。反応時間が20分より短いと、強塩基性を呈する触媒とポリアミンとの反応が十分でなく、好ましくない。また360分より長くしても、反応速度はほとんど変わらないため、経済的に好ましくない。
強塩基性を呈する触媒とポリアミンを反応させた後、アルケニル基含有化合物の付加反応は、通常、50〜150℃の温度で行い、好ましくは80〜100℃で行う。50℃より低い場合は、ポリアミンとアルケニル基含有化合物の付加反応速度が遅く、好ましくない。また逆に150℃より高い場合は、副生成物としてアルケニル基含有化合物の重合物が生成しやすくなるので好ましくない。
強塩基性を呈する触媒とポリアミンを反応させた後、アルケニル基含有化合物は分割または連続添加し、付加反応させることが好ましい。強塩基性を呈する触媒、ポリアミン、およびアルケニル基含有化合物を一括添加して付加反応させると、急激な発熱が発生したり、アルケニル基含有化合物の重合物が生成したりするので好ましくない。アルケニル基含有化合物の分割添加は、アルケニル基含有化合物の重合物が生成しない範囲で、いくつに分割してもよいが、3〜500分割、さらに好ましくは10〜200分割にすることが望ましい。3分割未満であると、アルケニル基含有化合物の重合が生成する。また、500分割より多く分割しても、反応はほとんど変わらないため、経済的に好ましくない。分割添加する方法は、一般的な方法で良く、特に限定されない。またアルケニル基含有化合物を連続添加する場合は、滴下漏斗を使用してアルケニル基含有化合物を添加して付加反応させる方法、送液ポンプを使用してアルケニル基含有化合物を添加して付加反応させる方法など、一般に良く知られた方法で可能であり、特に限定されない。分割添加、連続添加、いずれの添加方法においても、添加時間はアルケニル基含有化合物の付加反応による発熱を制御できる範囲内であれば特に限定されないが、10分〜20時間、好ましくは30分〜10時間である。添加時間が10分未満であると、急激な発熱があり、反応の制御が困難となる。また、20時間より長くしても、反応にはほとんど影響せず、経済的に好ましくない。特に分割添加を行なう場合の添加時間は、分割数が少ない場合は長くすることが望ましく、分割数が多い場合には短くてもよい。
得られるアミノ組成物は、アルケニル基含有化合物添加終了後、30〜120分間、反応温度を保つことで、未反応アルケニル基含有化合物が1重量%以下であり、性状の安定したアミノ組成物が得られる。本発明の方法によれば、アルケニル基含有化合物添加終了後の未反応アルケニル化合物の残存量が少なくなり、そのために添加終了後の反応を長時間行なっても(例えば添加終了後30分超の長時間反応させても)、好ましくない副生成物としてのアルケニル基含有化合物の重合物は生成しにくい。
反応終了後に得られる反応液中には、反応により生成したアミノ組成物と強塩基性を呈する触媒が含まれる。強塩基性を呈する触媒は、塩酸、塩化水素ガス、酢酸などの酸、メタノール、エタノール等のアルコール、あるいは水等を加えて除去容易な塩に変えてからろ過することが可能である。例えば触媒にアルカリ金属アミドを用いた場合には、水を加えることによって、アルカリ金属アミドが水酸化物となり、ろ過が容易となる。
本発明で得られるアミノ組成物は、ポリアミンとアルケニル基含有化合物との付加反応により得られるものであって、下記のアミノ化合物群から選ばれる1種以上のアミノ化合物(の混合物)である。すなわち、アミノ化合物群とは、ポリアミン1分子にアルケニル基含有化合物1モルが付加した1付加物、ポリアミン1分子にアルケニル基含有化合物2モルが付加した2付加物、ポリアミン1分子にアルケニル基含有化合物3モルが付加した3付加物、ポリアミン1分子にアルケニル基含有化合物4モルが付加した4付加物等、ポリアミン1分子中のアミノ基の活性水素1つからポリアミン1分子中のアミノ基の全活性水素がアルケニル基と反応した付加物までを含む化合物である。本発明のアミノ組成物に含まれるアミノ化合物は、かかるアミノ化合物群から選ばれるものである。
また、本発明で得られるアミノ組成物は、上述したポリアミンとアルケニル基含有化合物との付加反応により得られるものであるから、通常は上記のアミノ化合物群から選択されるアミノ化合物の他に、未反応のポリアミン等を含む混合物となる。
以上のとおり、本発明では、ポリアミンとアルケニル基含有化合物との付加反応によるアミノ組成物の製造方法において、あらかじめ強塩基性を呈する触媒とポリアミンを反応させてから、アルケニル基含有化合物を付加反応させることにより、性状の安定したアミノ組成物の製造方法を提供できる。
以下に、本発明を実施例によって具体的に説明するが、本発明はこれによって限定されるものではない。
<実施例1>
撹拌装置、温度計、窒素導入管、滴下漏斗、冷却管を備えた2リットルフラスコに、活性水素当量が34のメタキシリレンジアミン(三菱ガス化学(株)製、MXDA(分子量136.2))817.2g(6.0モル)とリチウムアミド(メルク社製、試薬)2.9g(0.13モル)を仕込み、窒素気流下、撹拌しながら15分間で80℃に昇温した。その後80℃で30分撹拌したのち、80℃に保ちながら、スチレン(和光純薬工業(株)製、試薬特級)625.2g(6.0モル)を2時間かけて連続滴下した。また、スチレン滴下直前に反応溶液の一部を採取し、IRにて測定を行ったところ、1581cm−1の吸収から計算される反応中間体はMXDA1モルに対して0.001モル以上であった。滴下終了後、80℃で30分保った。その後、仕込んだリチウムアミドの10倍モル量の蒸留水23.4g(1.3モル)を添加して撹拌した。フラスコ内液中の沈殿物をろ過で分離後、減圧蒸留で水を留去し、アミノ組成物A 1381.7gを得た。未反応スチレン量は、0.2重量%であり、未反応MXDAは、15.8重量%であった。また、1付加物が46.4重量%、2付加物が33.9重量%、3付加物が3.9重量%であった。
<実施例2>
実施例1と同様のフラスコにMXDA 681.0g(5.0モル)とリチウムアミド3.3g(0.14モル)を仕込み、窒素気流下、撹拌しながら15分間で80℃に昇温した。その後、80℃で30分撹拌したのち、80℃に保ちながら、スチレン651.3g(6.25モル)を2.5時間かけて連続滴下した。また、スチレン滴下直前に反応溶液の一部を採取し、IRにて測定を行ったところ、1581cm−1の吸収から計算される反応中間体はMXDA1モルに対して0.001モル以上であった。滴下終了後、80℃で30分保った。その後、仕込んだリチウムアミドの10倍モル量の蒸留水25.2g(1.4モル)を添加して撹拌した。フラスコ内液中の沈殿物をろ過で分離後、減圧蒸留で水を留去し、アミノ組成物B 1271.2gを得た。未反応スチレン量は、0.2重量%であり、未反応MXDAは、8.1重量%であった。また、1付加物が39.5重量%、2付加物が44.2重量%、3付加物が7.9重量%、4付加物が0.3重量%であった。
<実施例3>
実施例1と同様のフラスコに1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン(三菱ガス化学(株)製、1,3−BAC(分子量142.2))853.2g(6.0モル)とリチウムアミド3.0g(0.13モル)を仕込み、窒素気流下、撹拌しながら15分間で80℃に昇温した。その後、80℃で120分撹拌したのち、80℃に保ちながら、スチレン625.2g(6.0モル)を2時間かけて連続滴下した。また、スチレン滴下直前に反応溶液の一部を採取し、IRにて測定を行ったところ、1575cm−1の吸収から計算される反応中間体は1,3−BAC1モルに対して0.001モル以上であった。滴下終了後、80℃で60分保った。その後、仕込んだリチウムアミドの10倍モル量の蒸留水23.4g(1.3モル)を添加して撹拌した。フラスコ内液中の沈殿物をろ過で分離後、減圧蒸留で水を留去し、アミノ組成物C 1409.7gを得た。未反応スチレン量は、0.2重量%であり、未反応1,3−BACは、15.1重量%であった。また、1付加物が54.2重量%、2付加物が28.7重量%、3付加物が2.1重量%であった。
<実施例4>
実施例1と同様のフラスコに1,3−BAC 711.0g(5.0モル)とリチウムアミド3.4g(0.15モル)を仕込み、窒素気流下、撹拌しながら15分間で80℃に昇温した。その後、80℃で120分撹拌したのち、80℃に保ちながら、スチレン651.3g(6.25モル)を2.5時間かけて連続滴下した。また、スチレン滴下直前に反応溶液の一部を採取し、IRにて測定を行ったところ、1575cm−1の吸収から計算される反応中間体は1,3−BAC1モルに対して0.001モル以上であった。滴下終了後、80℃で60分保った。その後、仕込んだリチウムアミドの10倍モル量の蒸留水27.0g(1.5モル)を添加して撹拌した。フラスコ内液中の沈殿物をろ過で分離後、減圧蒸留で水を留去し、アミノ組成物D 1307.1gを得た。未反応スチレン量は、0.2重量%であり、未反応1,3−BACは、8.3重量%であった。
<実施例5>
実施例1と同様のフラスコに、ジエチレントリアミン(関東化学(株)社製、試薬特級、DETA)412.7g(4.0モル)とリチウムアミド2.5g(0.11モル)を仕込み、窒素気流下、撹拌しながら15分間で80℃に昇温した。その後、80℃で30分撹拌したのち、80℃に保ちながら、スチレン651.3g(6.25モル)を2時間かけて連続滴下した。また、スチレン滴下直前に反応溶液の一部を採取し、IRにて測定を行ったところ、1572cm−1の吸収から計算される反応中間体はDETA1モルに対して0.001モル以上であった。滴下終了後、80℃で30分保った。その後、仕込んだリチウムアミドの10倍モル量の蒸留水19.8g(1.1モル)を添加して撹拌した。フラスコ内液中の沈殿物をろ過で分離後、減圧蒸留で水を留去し、アミノ組成物E 777.1gを得た。未反応スチレン量は、0.2重量%であり、未反応DETAは、16.3重量%であった。また、1付加物が37.3重量%、2付加物が37.2重量%、3付加物が9.2重量%であった。
<実施例6>
実施例1と同様のフラスコに、トリエチレンテトラミン(関東化学(株)社製、試薬特級、TETA)584.8g(4.0モル)とリチウムアミド3.0g(0.13モル)を仕込み、窒素気流下、撹拌しながら15分間で80℃に昇温した。その後、80℃で30分撹拌したのち、80℃に保ちながら、スチレン651.3g(6.25モル)を2.5時間かけて連続滴下した。また、スチレン滴下直前に反応溶液の一部を採取し、IRにて測定を行ったところ、1572cm−1の吸収から計算される反応中間体はTETA1モルに対して0.001モル以上であった。滴下終了後、80℃で30分保った。その後、仕込んだリチウムアミドの10倍モル量の蒸留水23.4g(1.3モル)を添加して1時間撹拌した。フラスコ内液中の沈殿物をろ過で分離後、減圧蒸留で水を留去し、アミノ組成物F 991.2gを得た。未反応スチレン量は、0.4重量%であった。
<実施例7>
実施例1と同様のフラスコに、イソホロンジアミン(デグッサ社製、IPDA)681.2g(4.0モル)とリチウムアミド3.3g(0.14モル)を仕込み、窒素気流下、撹拌しながら15分間で80℃に昇温した。その後、80℃で120分撹拌したのち、80℃に保ちながら、スチレン416.8g(4.0モル)を2.5時間かけて連続滴下した。また、スチレン滴下直前に反応溶液の一部を採取し、IRにて測定を行ったところ、1573cm−1の吸収から計算される反応中間体はIPDA1モルに対して0.001モル以上であった。滴下終了後、80℃で120分保った。その後、仕込んだリチウムアミドの10倍モル量の蒸留水25.2g(1.4モル)を添加して撹拌した。フラスコ内液中の沈殿物をろ過で分離後、減圧蒸留で水を留去し、アミノ組成物G 1033.6gを得た。未反応スチレン量は、0.7重量%であり、未反応IPDAは、14.6重量%であった。また、1付加物が51.7重量%、2付加物が33.7重量%であった。
<実施例8>
実施例1と同様のフラスコに、ノルボルナンジアミン(三井化学(株)製、NBDA)617.2g(4.0モル)とリチウムアミド3.1g(0.14モル)を仕込み、窒素気流下、撹拌しながら15分間で80℃に昇温した。その後、80℃で120分撹拌したのち、80℃に保ちながら、スチレン416.8g(4.0モル)を2.5時間かけて連続滴下した。また、スチレン滴下直前に反応溶液の一部を採取し、IRにて測定を行ったところ、1575cm−1の吸収から計算される反応中間体はNBDA1モルに対して0.001モル以上であった。滴下終了後、80℃で120分保った。その後、仕込んだリチウムアミドの10倍モル量の蒸留水25.2g(1.4モル)を添加して撹拌した。フラスコ内液中の沈殿物をろ過で分離後、減圧蒸留で水を留去し、アミノ組成物H 971.2gを得た。未反応スチレン量は、0.7重量%であり、未反応NBDAは、15.5重量%であった。
<実施例9>
実施例1と同様のフラスコに、ポリオキシプロピレンジアミン(ハンツマン・コーポレーション社製、ジェファーミンD−230(分子量230))460.0g(2.0モル)とリチウムアミド21.3g(0.93モル)を仕込み、窒素気流下、撹拌しながら15分間で100℃に昇温した。その後、100℃で120分撹拌したのち、100℃に保ちながら、スチレン208.4g(2.0モル)を4時間かけて連続滴下した。また、スチレン滴下直前に反応溶液の一部を採取し、IRにて測定を行ったところ、1568cm−1の吸収から計算される反応中間体はジェファーミンD−230 1モルに対して0.001モル以上であった。滴下終了後、100℃で120分保った。その後、仕込んだリチウムアミドの10倍モル量の蒸留水167.7g(9.3モル)を添加して撹拌した。フラスコ内液中の沈殿物をろ過で分離後、減圧蒸留で水を留去し、アミノ組成物I 635.1gを得た。未反応スチレン量は、0.9重量%であり、未反応ジェファーミンD−230は、14.4重量%であった。
<実施例10>
実施例1と同様のフラスコに、ポリオキシエチレンジアミン(ハンツマン・コーポレーション社製、ジェファーミンEDR−148(分子量148))296.0g(2.0モル)とリチウムアミド1.5g(0.065モル)を仕込み、窒素気流下、撹拌しながら15分間で100℃に昇温した。100℃で30分撹拌したのち、100℃に保ちながら、スチレン208.4g(2.0モル)を2時間かけて連続滴下した。また、スチレン滴下直前に反応溶液の一部を採取し、IRにて測定を行ったところ、1575cm−1の吸収から計算される反応中間体はジェファーミンD−148 1モルに対して0.001モル以上であった。滴下終了後、100℃で30分保った。その後、仕込んだリチウムアミドの10倍モル量の蒸留水11.7g(0.65モル)を添加して撹拌した。フラスコ内液中の沈殿物をろ過で分離後、減圧蒸留で水を留去し、アミノ組成物J 479.1gを得た。未反応スチレン量は、0.2重量%であった。
<実施例11>
実施例1と同様のフラスコに、ポリオキシプロピレントリアミン(ハンツマン・コーポレーション社製、ジェファーミンT−403(分子量403))806.0g(2.0モル)とリチウムアミド35.0g(1.5モル)を仕込み、窒素気流下、撹拌しながら15分間で100℃に昇温した。その後、100℃で120分撹拌したのち、100℃に保ちながら、スチレン312.6g(3.0モル)を6時間かけて連続滴下した。また、スチレン滴下直前に反応溶液の一部を採取し、IRにて測定を行ったところ、1568cm−1の吸収から計算される反応中間体はジェファーミンT−403 1モルに対して0.001モル以上であった。滴下終了後、100℃で120分保った。その後、仕込んだリチウムアミドの10倍モル量の水270.0g(15.0モル)を添加して撹拌した。フラスコ内液中の沈殿物をろ過で分離後、減圧蒸留で水を留去し、アミノ組成物K 1052.2gを得た。未反応スチレン量は、0.9重量%であった。
<比較例1>
実施例1と同様のフラスコに、MXDA 817.2g(6.0モル)とリチウムアミド2.9g(0.13モル)を仕込み、窒素気流下、撹拌しながら15分間で80℃に昇温した。80℃到達直後からスチレン625.2g(6.0モル)を2時間かけて連続滴下した。また、スチレン滴下直前に反応溶液の一部を採取し、IRにて測定を行ったところ、1581cm−1の吸収から計算される反応中間体はMXDA 1モルに対して0.001モル未満であった。滴下終了後、80℃で60分保った。その後、仕込んだリチウムアミドの10倍モル量の蒸留水23.4g(1.3モル)を添加して撹拌した。フラスコ内液中の沈殿物をろ過で分離後、減圧蒸留で水を留去し、アミノ組成物L 1379.6gを得た。未反応スチレン量は、5.0重量%であった。
<比較例2>
実施例1と同様のフラスコにMXDA 681.0g(5.0モル)とリチウムアミド3.3g(0.14モル)を仕込み、窒素気流下、撹拌しながら15分間で80℃に昇温した。80℃到達直後からスチレン651.3g(6.25モル)を2.5時間かけて連続滴下した。また、スチレン滴下直前に反応溶液の一部を採取し、IRにて測定を行ったところ、1581cm−1の吸収から計算される反応中間体はMXDA 1モルに対して0.001モル未満であった。滴下終了後、80℃で60分保った。その後、仕込んだリチウムアミドの10倍モル量の蒸留水25.2g(1.4モル)を添加して撹拌した。フラスコ内液中の沈殿物をろ過で分離後、減圧蒸留で水を留去し、アミノ組成物M 1270.9gを得た。未反応スチレン量は、5.1重量%であった。
<比較例3>
実施例1と同様のフラスコに1,3−BAC 853.2g(6.0モル)とリチウムアミド3.0g(0.13モル)を仕込み、窒素気流下、撹拌しながら15分間で80℃に昇温した。80℃到達直後からスチレン625.2g(6.0モル)を2時間かけて連続滴下した。また、スチレン滴下直前に反応溶液の一部を採取し、IRにて測定を行ったところ、1575cm−1の吸収から計算される反応中間体は1,3−BAC 1モルに対して0.001モル未満であった。滴下終了後、80℃で120分保った。その後、仕込んだリチウムアミドの10倍モル量の蒸留水23.4g(1.3モル)を添加して撹拌した。フラスコ内液中の沈殿物をろ過で分離後、減圧蒸留で水を留去し、アミノ組成物N 1409.3gを得た。未反応スチレン量は、5.2重量%であった。またアミノ組成物Nをメタノール100重量部に対して10重量部で混合すると、白色沈殿を生成することから、好ましくない副生成物であるスチレン重合物の生成が確認された。
<比較例4>
実施例1と同様のフラスコに1,3−BAC 711.0g(5.0モル)とリチウムアミド3.4g(0.15モル)を仕込み、窒素気流下、撹拌しながら15分間で80℃に昇温した。80℃到達直後からスチレン651.3g(6.25モル)を2.5時間かけて連続滴下した。また、スチレン滴下直前に反応溶液の一部を採取し、IRにて測定を行ったところ、1575cm−1の吸収から計算される反応中間体は1,3−BAC 1モルに対して0.001モル未満であった。滴下終了後、80℃で120分保った。その後、仕込んだリチウムアミドの10倍モル量の蒸留水27.0g(1.5モル)を添加して撹拌した。フラスコ内液中の沈殿物をろ過で分離後、減圧蒸留で水を留去し、アミノ組成物O 1305.8gを得た。未反応スチレン量は、5.2重量%であった。またアミノ組成物O をメタノール100重量部に対して10重量部で混合すると、白色沈殿を生成することから、好ましくない副生成物であるスチレン重合物の生成が確認された。
<比較例5>
実施例1と同様のフラスコに、DETA 412.7g(4.0モル)とリチウムアミド2.5g(0.11モル)を仕込み、窒素気流下、撹拌しながら15分間で80℃に昇温した。反応液の一部を採取し、80℃到達直後からスチレン651.3g(6.25モル)を2.5時間かけて連続滴下した。また、スチレン滴下直前に反応溶液の一部を採取し、IRにて測定を行ったところ、1572cm−1の吸収から計算される反応中間体はDETA 1モルに対して0.001モル未満であった。滴下終了後、80℃で30分保った。その後、仕込んだリチウムアミドの10倍モル量の蒸留水19.8g(1.1モル)を添加して撹拌した。フラスコ内液中の沈殿物をろ過で分離後、減圧蒸留で水を留去し、アミノ組成物P 777.0gを得た。未反応スチレン量は、5.1重量%であった。
<比較例6>
実施例1と同様のフラスコに、TETA 584.8g(4.0モル)とリチウムアミド3.0g(0.13モル)を仕込み、窒素気流下、撹拌しながら15分間で80℃に昇温した。80℃到達直後からスチレン651.3g(6.25モル)を2.5時間かけて連続滴下した。また、スチレン滴下直前に反応溶液の一部を採取し、IRにて測定を行ったところ、1572cm−1の吸収から計算される反応中間体はTETA 1モルに対して0.001モル未満であった。滴下終了後、80℃で0.5時間保った。その後、仕込んだリチウムアミドの10倍モル量の蒸留水23.4g(1.3モル)を添加して撹拌した。フラスコ内液中の沈殿物をろ過で分離後、減圧蒸留で水を留去し、アミノ組成物Q 990gを得た。未反応スチレン量は、5.4重量%であった。
<比較例7>
実施例1と同様のフラスコに、IPDA 681.2g(4.0モル)とリチウムアミド3.3g(0.14モル)を仕込み、窒素気流下、撹拌しながら15分間で80℃に昇温した。80℃到達直後からスチレン416.8g(4.0モル)を2.5時間かけて連続滴下した。また、スチレン滴下直前に反応溶液の一部を採取し、IRにて測定を行ったところ、1573cm−1の吸収から計算される反応中間体はIPDA 1モルに対して0.001モル未満であった。滴下終了後、80℃で120分保った。その後、仕込んだリチウムアミドの10倍モル量の蒸留水25.2g(1.4モル)を添加して撹拌した。フラスコ内液中の沈殿物をろ過で分離後、減圧蒸留で水を留去し、アミノ組成物R 1032.7gを得た。未反応スチレン量は、10.8重量%であった。またアミノ組成物Rをメタノール100重量部に対して10重量部で混合すると、白色沈殿を生成することから、好ましくない副生成物であるスチレン重合物の生成が確認された。
<比較例8>
実施例1と同様のフラスコに、NBDA 617.2g(4.0モル)とリチウムアミド3.1g(0.14モル)を仕込み、窒素気流下、撹拌しながら15分間で80℃に昇温した。80℃到達直後からスチレン416.8g(4.0モル)を2.5時間かけて連続滴下した。また、スチレン滴下直前に反応溶液の一部を採取し、IRにて測定を行ったところ、1575cm−1の吸収から計算される反応中間体はNBDA 1モルに対して0.001モル未満であった。滴下終了後、80℃で120分保った。その後、仕込んだリチウムアミドの10倍モル量の蒸留水25.2g(1.4モル)を添加して撹拌した。フラスコ内液中の沈殿物をろ過で分離後、減圧蒸留で水を留去し、アミノ組成物S 969.3gを得た。未反応スチレン量は、10.9重量%であった。またアミノ組成物Sをメタノール100重量部に対して10重量部で混合すると、白色沈殿を生成することから、好ましくない副生成物であるスチレン重合物の生成が確認された。
<比較例9>
実施例1と同様のフラスコに、ジェファーミンD−230 460.0g(2.0モル)とリチウムアミド21.3g(0.93モル)を仕込み、窒素気流下、撹拌しながら15分間で100℃に昇温した。100℃到達直後からスチレン208.4g(2.0モル)を4時間かけて連続滴下した。また、スチレン滴下直前に反応溶液の一部を採取し、IRにて測定を行ったところ、1568cm−1の吸収から計算される反応中間体はジェファーミンD−230 1モルに対して0.001モル未満であった。滴下終了後、100℃で2時間保った。その後、仕込んだリチウムアミドの10倍モル量の蒸留水167.7g(9.3モル)を添加して撹拌した。フラスコ内液中の沈殿物をろ過で分離後、減圧蒸留で水を留去し、アミノ組成物T 635.0gを得た。未反応スチレン量は、37.7重量%であった。またアミノ組成物Tをメタノール100重量部に対して10重量部で混合すると、白色沈殿を生成することから、好ましくない副生成物であるスチレン重合物の生成が確認された。
<比較例10>
実施例1と同様のフラスコに、ジェファーミンEDR−148 296.0g(2.0モル)とリチウムアミド1.5g(0.065モル)を仕込み、窒素気流下、撹拌しながら15分間で100℃に昇温した。100℃到達直後からスチレン208.4g(2.0モル)を4時間かけて連続滴下した。また、スチレン滴下直前に反応溶液の一部を採取し、IRにて測定を行ったところ、1575cm−1の吸収から計算される反応中間体はジェファーミンEDR−148 1モルに対して0.001モル未満であった。滴下終了後、100℃で30分保った。その後、仕込んだリチウムアミドの10倍モル量の蒸留水11.7g(0.65モル)を添加して撹拌した。フラスコ内液中の沈殿物をろ過で分離後、減圧蒸留で水を留去し、アミノ組成物U 478.8gを得た。未反応スチレン量は、5.9重量%であった。
<比較例11>
実施例1と同様のフラスコに、ジェファーミンT−403 806.0g(2.0モル)とリチウムアミド35.0g(1.5モル)を仕込み、窒素気流下、撹拌しながら15分間で100℃に昇温した。100℃到達直後からスチレン312.6g(3.0モル)を6時間かけて連続滴下した。また、スチレン滴下直前に反応溶液の一部を採取し、IRにて測定を行ったところ、1568cm−1の吸収から計算される反応中間体はジェファーミンT−403 1モルに対して0.001モル未満であった。滴下終了後、100℃で120分保った。その後、仕込んだリチウムアミドの10倍モル量の水270.0g(15.0モル)を添加して撹拌した。フラスコ内液中の沈殿物をろ過で分離後、減圧蒸留で水を留去し、アミノ組成物V 1051.5gを得た。未反応スチレン量は、39.8重量%であった。またアミノ組成物Vをメタノール100重量部に対して10重量部で混合すると、白色沈殿を生成することから、好ましくない副生成物であるスチレン重合物も含んでいた。

Claims (13)

  1. 強塩基性を呈する触媒の存在下にポリアミンとアルケニル基含有化合物との付加反応を行ってアミノ組成物を製造する方法において、まず前記触媒とポリアミンとの予備反応を行って反応混合物を得た後、該反応混合物にアルケニル基含有化合物を添加して付加反応をさせることを特徴とする、アミノ組成物の製造方法。
  2. 前記触媒とポリアミンとの予備反応を行って、前記触媒とポリアミンの反応中間体を含む反応混合物を得た後、該反応混合物にアルケニル基含有化合物を添加して付加反応させることを特徴とする、請求項1記載のアミノ組成物の製造方法。
  3. 前記反応混合物中における反応中間体の濃度が、ポリアミン1モルに対し0.001モル以上となった後、該反応中間体を含む反応混合物にアルケニル基含有化合物を添加して付加反応させることを特徴とする、請求項2記載のアミノ組成物の製造方法。
  4. 前記反応混合物のIRスペクトル分析を行って、予備反応前に1650〜1580cm−1の範囲に観察される吸収が、予備反応後に20〜25cm−1低い方向へ移動した位置で観察される場合の該吸収の吸収度から、反応中間体の濃度を算出することを特徴とする、請求項3記載のアミノ組成物の製造方法。
  5. 前記触媒とポリアミンとの反応温度が10〜140℃であり、また反応時間が20〜360分であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載のアミノ組成物の製造方法。
  6. 前記反応混合物にアルケニル基含有化合物を添加する際、該化合物を分割または連続添加することを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載のアミノ組成物の製造方法。
  7. 前記反応混合物にアルケニル基含有化合物を添加する際、該化合物を3〜500分割して添加することを特徴とする請求項6記載のアミノ組成物の製造方法。
  8. 前記反応混合物にアルケニル基含有化合物を添加する際、該化合物を10分〜20時間かけて連続添加することを特徴とする請求項6記載のアミノ組成物の製造方法。
  9. ポリアミンが、式(1)で示されるポリアミンである請求項1〜8のいずれかに記載のアミノ組成物の製造方法。
    Figure 2005089455
    (Aはフェニレン基またはシクロヘキシレン基を示す。)
  10. ポリアミンが、式(2)で示されるポリアミンである請求項1〜8のいずれかに記載のアミノ組成物の製造方法。
    Figure 2005089455
    (n=1〜5)
  11. ポリアミンが、分子内の炭素数が9以上で、分子内のアミノ基数が2以上であり、かつ該アミノ基に由来する活性水素数が3以上の環状脂肪族ポリアミンである請求項1〜8のいずれかに記載のアミノ組成物の製造方法。
  12. ポリアミンが、ポリオキシアルキレンポリアミンである請求項1〜8のいずれかに記載のアミノ組成物の製造方法。
  13. アルケニル基含有化合物が、炭素数が2〜10のものである請求項1〜12のいずれかに記載のアミノ組成物の製造方法。
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