JP2005089292A - 堆肥攪拌装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 回転シャフトの軸方向所望位置の外周で攪拌翼の裏面側に、攪拌翼の回転によって堆肥内に縦方向に形成される縦穴の全部また一部を閉塞する閉塞具を設けて、高圧気体が縦穴を通過して堆肥の上方に逃げるのを防止し、高圧気体が堆肥内に拡散できるようにした。
【選択図】 図1
Description
2.回転パイプの外周に螺旋状の攪拌翼を取り付けた攪拌機を、堆積された堆肥内で回転させて堆肥を攪拌しながら、回転パイプの穴から堆肥の内部に空気を供給して堆肥を発酵させる堆肥発酵装置(特許文献2参照)。
3.本件出願の発明者が先に開発したもので、回転パイプに設けた螺旋状の回転翼から堆肥内に高圧空気を噴出して堆肥を切断して攪拌装置が堆肥内を移動し易くなるようにすると同時に、堆肥内に空気を供給して発酵を促進する堆肥攪拌装置(特許文献3参照)。
4.従来は、建家内の投入取出口の上方に配置したレールの高さを、奥側に配置したレールの高さよりも高くしたものがある(特許文献4参照)。
(1)煙突状の縦穴に流れ込む高圧気体の上昇が閉塞具により阻止されるので、縦穴に流れ込んだ高圧気体が堆肥内に拡散し易くなり、堆肥の発酵が確実に促進される。
(2)攪拌機を移動させる移動機構と、攪拌機の回転シャフトを回転させる回転駆動体を備えているので、攪拌機を回転させながら堆肥内を移動させて堆肥全体を攪拌し、堆肥全般に気体を供給することができ、堆積されている堆肥を上から下まで均等に発酵し易くすることができる。
(1)高圧気体による堆肥の攪拌や、ほぐしが確実になる。
(2)気体噴出口から噴出される高圧気体により堆肥が切断され、堆肥中の植物の茎なども切断されるため、これらが攪拌翼に絡み付きにくくなり、堆肥と攪拌翼との摩擦が減少して攪拌機の回転が円滑になり、小さな馬力の回転駆動体により攪拌機を回転させることができ、回転駆動体が小型、安価なもので間に合う。また、攪拌翼への堆肥の絡みつきに起因するトラブルも発生しない。
(3)堆肥が攪拌翼に付着してしまっても、それを気体噴出口から噴出される高圧気体で吹き飛ばすことができるため、確実な攪拌ができる。
(1)堆肥から発酵ガスが発生しても、発酵ガスの臭気が外部へ流出しにくくなり、脱臭効果がある。
(2)臭気吸引戻し装置で吸引された発酵ガスが堆肥に戻されるので、発酵ガスの熱によっても堆肥を発酵させることができ、堆肥の発酵を効果的に促進させることができ、特に冬期の発酵に有効であり、発酵時間の短縮及び堆肥の品質向上に有効である。
(1)堆肥室の出入り口側の高さスペースを広く確保することができ、ガイドレールが堆肥搬出入のために堆肥室に出入りする車両の邪魔にならず、車両が堆肥室内に出入りし易くなる。また、堆肥室内での作業がし易くなり、作業能率も向上し、堆肥室内を有効活用することもできる。
(2)堆肥室の出入り口が低い場合でも、出入り口側の横レールを出入り口よりも高い位置に配置して、出入り口を広く使用することができる。
(3)堆肥室の出入り口側が高くても奥側が低い場合は、横レールの設置位置を低い奥側に合わせて設置しなければならず、出入り口側の横レールも奥の横レールに合わせて低くしなければならなかったが、本発明によれば、出入り口側の横レールを奥の横レールよりも高く設置できるので、奥側の低い堆肥室であっても、出入り口側の横レールが車両の出入りや作業の邪魔にならず、大型の車両が出入りでき、堆肥室内で作業することもでき、堆肥室を有効活用することができる。
(4)堆肥室の出入り口側の横レールを奥の横レールより高くしても、前後レールを高い位置の横レールに吊り材で吊り下げるので、前後レールは高い位置の横レールよりは低くなる。このため、前後レールに取付ける攪拌機の回転シャフトを格別長くしなくとも、堆肥の底まで攪拌でき、回転シャフトを長くする場合の問題が発生しない。また、吊り材の長さを変えることにより、吊り下げる前後レールの高さを調節することもできる。
(1)堆肥室の出入り口側も奥の方も高さスペースを広く確保することができ、横レールが堆肥搬出入のために堆肥室に出入りする車両の邪魔にならず、車両が堆肥室内に出入りし易くなる。また、堆肥室内で堆肥の移動作業や堆積作業をする車両の邪魔にならず、堆肥室内での作業がし易くなり、作業能率も向上し、堆肥室内を有効活用することもできる。
(2)堆肥室の出入り口が低い場合でも、出入り口側の横レールを出入り口よりも高い位置に配置して、出入り口を広く使用することができ、堆肥室内を広く使用することもできる。
(3)堆肥室の出入り口が高くても、奥側が低い場合は、横レールの設置位置を低い奥側に合わせて設置しなければならないため、従来は出入り口側の横レールも奥の横レールに合わせて低くしなければならなかったが、本発明によれば、出入り口側の横レールを奥の横レールよりも高く設置できるので、奥の低い堆肥室であっても、出入り口側の横レールが車両の出入りや作業の邪魔にならず、大型の車両が出入りでき、内部で作業することもでき、堆肥室を有効活用することができる。
(4)両横レール共に作業車の車高よりも高くしたので、堆肥室の出入り口側から車両が出入りできるのは勿論のこと、堆肥室の反対側にも出入り口を設けて、その出入り口からも車両が出入りすることができる。
(5)両横レールを高くしても、前後レールは吊り材で吊り下げるので、前後レールの位置は横レールよりも低くなる。このため、前後レールに取付ける攪拌機の回転シャフトを格別長くしなくとも、堆肥の底まで攪拌でき、回転シャフトを長くする場合の問題が発生しない。また、吊り材の長さを変えることにより、吊り下げる前後レールの高さを調節することもできる。
(1)堆肥室の出入り口側の横レールを、奥の横レールよりも高くして、奥の横レールと段違いに設けたので、堆肥室の出入り口側の高さスペースを広く確保することができ、横レールが堆肥搬出入のために堆肥室に出入りする車両の邪魔にならず、車両が堆肥室内に出入りし易くなる。また、堆肥室内で堆肥の移動作業や堆積作業をする車両の邪魔にならず、堆肥室内での作業がし易くなり、作業能率も向上し、堆肥室内を有効活用することもできる。
(2)堆肥室の出入り口が低い場合でも、出入り口側の横レールを出入り口よりも高い位置に配置して、出入り口を広く使用することができる。
(3)堆肥室の出入り口側が高くても奥側が低い場合は、横レールの設置位置を低い奥側に合わせて設置しなければならず、出入り口側の横レールも奥の横レールに合わせて低くしなければならなかったが、本発明によれば、出入り口側の横レールを奥の横レールよりも高く設置できるので、奥の低い堆肥室であっても、出入り口側の横レールが車両の出入りや作業の邪魔にならず、大型の車両が出入りでき、堆肥室内で作業することもでき、堆肥室を有効活用することができる。
(4)堆肥室の出入り口側の横レールを奥の横レールより高くしても、前後レールを高い位置の横レールに吊り下げるので、前後レールは高い位置の横レールよりは低くなる。このため、前後レールに取付ける攪拌機の回転シャフトを格別長くしなくとも、堆肥の底まで攪拌でき、回転シャフトを長くする場合の問題が発生しない。また、吊り材の長さを変えることにより、吊り下げる前後レールの高さを調節することもできる。
(5)攪拌機が堆肥室内で前後左右に移動可能であるため、堆肥室内の堆肥全体を攪拌して堆肥全般に空気と熱とを供給でき、堆積されている堆肥を上から下まで均等に発酵させることができる。
出入口側の横レールを出入り口側の高さよりも高くしたので、堆肥室に、出入り口と略同じ高さの作業車を入れて作業して、堆肥室内に堆肥を高く堆積することができ、堆肥室を有効活用できる。
前後レールを、堆肥室の出入り口を避けて待機可能としたため、自動車が出入り口から出入りする場合に前後レールが邪魔にならず、出入りが容易になる。
(1)堆肥室の出入り口側も奥の方も高さスペースを広く確保することができ、横レールが堆肥搬出入のために堆肥室に出入りする車両の邪魔にならず、車両が堆肥室内に出入りし易くなる。また、堆肥室内で堆肥の移動作業や堆積作業をする車両の邪魔にならず、堆肥室内での作業がし易くなり、作業能率も向上し、堆肥室内を有効活用することもできる。
(2)堆肥室の出入り口が低い場合でも、出入り口側の横レールを出入り口よりも高い位置に配置して、出入り口を広く使用することができ、堆肥室内を広く使用することもできる。
(3)堆肥室の出入り口が高くても、奥側が低い場合は、横レールの設置位置を低い奥側に合わせて設置しなければならないため、従来は出入り口側の横レールも奥のVレールに合わせて低くしなければならなかったが、本発明によれば、出入り口側のVレールを奥の横レールよりも高く設置できるので、奥の低い堆肥室であっても、出入り口側の横レールが車両の出入りや作業の邪魔にならず、大型の車両が出針でき、内部で作業することもでき、堆肥室を有効活用することができる。
(4)両横レールを作業車の車高よりも高くしたので、堆肥室の出入り口側から車両が出入りできるのは勿論のこと、堆肥室の反対側にも出入り口を設けて、その出入り口からも車両が出入りすることができる。
(5)両横レールを高くしても、前後レールは吊り材で吊り下げるので、前後レールの位置は横レールよりも低くなる。このため、前後レールに取付ける攪拌機の回転シャフトを格別長くしなくとも、堆肥の底まで攪拌でき、回転シャフトを長くする場合の問題が発生しない。また、吊り材の長さを変えることにより、吊り下げる前後レールの高さを調節することもできる。
(1)一枚の螺旋状のものの場合は、その攪拌翼により攪拌される堆肥が下方から上方に掻き上げられ、堆肥の攪拌が容易になり、発酵も促進される。
(2)一枚の螺旋板をその長手方向に切断した形状或いはそれと似た形状の捩れ板を、回転シャフトの軸方向に離して且つ下方の捩れ板の上端部と上方の捩れ板の下端部とをオーバーラップさせて取付けて、断続する螺旋状に形成されたものの場合は、その攪拌翼により攪拌される堆肥が下方から上方に掻き上げられるが、掻き上げられる堆肥が隣接する上下の捩れ板の間の隙間からこぼれ落ちるので、堆肥が上方まで連続して掻き上げられことが無く、掻き上げられ堆肥がシャフトに絡まったり、詰まったりすることが無く、スムースな攪拌が可能となる。この攪拌翼の場合もその回転により堆肥内に回転ンシャフトに沿って縦向きの隙間ができるが、攪拌翼の裏面に閉塞具を取付けて臭気の上昇を阻止することができる。
本発明の堆肥攪拌装置の実施形態を図面を参照して説明する。この堆肥攪拌装置は図1、図2に示すように攪拌機10の回転シャフト1が堆肥室内の堆肥50内に縦向きに差し込まれ、その回転シャフト1が堆肥50内で回転されて堆肥50を攪拌し、攪拌機10が前後レール22に沿って前後移動し、また、横レール21に沿って横移動して、室内の堆肥50全般を攪拌できるようにしてある。
本発明の堆肥攪拌装置の第2の実施形態を図12に基づいて説明する。図12に示す堆肥攪拌装置は回転シャフト1の上部にガス上昇抑制具53を設けたものである。このガス上昇抑制具53は堆肥50の上面のうち攪拌翼2に相当する位置の上方部分を覆って、縦穴51を通って外部(大気)へ流出する発酵ガスを抑制するためのものである。このガス上昇抑制具53は円盤であり、その外径は攪拌翼の回転により回転シャフトの外周に形成される縦穴51の直径よりも大きくして、堆肥50の上面から縦穴51に被さるようにしてある。ガス上昇抑制具53の形状や大きさはそれ以外であってもよい。回転シャフト1のうちガス上昇抑制具53よりも上方の外周には押しばね54を被せて、常時、押しばね54によりガス上昇抑制具53を堆肥50の上面に押し付けるようにしてある。押しばね54は堆肥50の堆積高が高くなって(嵩張って)ガス上昇抑制具53が押し上げられると圧縮されるようにしてある。これにより、ガス上昇抑制具53は堆肥50の堆積高に応じて自動的に昇降して、常に堆肥50の上面に押し付けられるようにしてある。
本発明の堆肥攪拌装置の第3の実施形態を図13に基づいて説明する。図13に示す堆肥攪拌装置は攪拌翼2のうち回転シャフト1の軸方向上方部分の上部攪拌翼2aの外径を下方の攪拌翼2の外径よりも小さくし、しかも、下方から上方に次第に小さくしたものである。このように、上部攪拌翼2aの外径を下方の攪拌翼2の外径よりも小さくすることにより、攪拌翼2の回転により回転シャフトの外周に形成される縦穴51の径を小さくして、堆肥50の上部(上層)50aの攪拌量を少なくし、堆肥50から発生する臭気の量が少なくなるようにしてある。図13では上部攪拌翼2aの外径が下方から上方に次第に小さくしてあるが、上部攪拌翼2aは攪拌翼2の外径よりも小さければ、下部から上部まで同じ外径とすることもできる。
本発明の堆肥攪拌装置の第4の実施形態を図14に基づいて説明する。図14に示す堆肥攪拌装置は、回転シャフト1の軸方向上方部分を攪拌翼2のない無翼部1aとし、その無翼部1aに回転シャフト1と別体に形成された補助攪拌翼2b(図14に鎖線で示す)を脱着可能としたものである。補助攪拌翼2bは攪拌翼2と同じ螺旋形状とし、それを回転シャフト1の無翼部1aにビス止めとか他の固定手段で脱着可能に固定することができる。ちなみに堆肥50の堆積高さが低いときは補助攪拌翼2bを取付けずにおけば、下方の攪拌翼2で堆肥50の内部だけが攪拌されて、堆肥50の上部50aが攪拌されないため、発酵ガスの臭気が外部に流出しにくくなる。堆肥の堆積高さが高くなったときは、無翼部1aに補助攪拌翼2bを取付けて、堆肥の高くなった部分をも攪拌することができるようにする。
本発明の堆肥攪拌装置の第5の実施形態を図15、図16に基づいて説明する。これらの図に示す堆肥攪拌装置は、気体噴出口3に供給される高圧気体を高温化する加熱装置20(図16)を備えており、また、堆肥50の上方にそれから発生した発酵ガスを吸引して堆肥50内に戻す発酵ガス吸引戻し装置60(図16)を備えている。
本発明の堆肥攪拌装置の第6の実施形態を図17〜図19基づいて説明する。この堆肥攪拌装置は、前記各種実施形態の堆肥攪拌装置において、攪拌機10のレールに特徴を有するものである。この実施形態は、図20のように堆肥室の屋根Aが傾斜して、堆肥室の出入り口B側が低く、奥側Cが高くなっている場合に実施するのに有効なものである。
本発明の気体噴出口3には誘引タイプのノズル、例えば、フローゲインノズル(虹技株式会社取扱い製品)をねじ込みや溶接などで取付けたり、気体噴出口3そのものを誘引タイプのノズルと同じ構造にすることもできる。フローゲインノズルは図3(b)に示すようにノズル21aの根元側周面21bに噴出口が形成されており、その噴出口から気体が噴出されるとノズル21aの周囲の気体(二次空気)が誘引されて(巻き込まれて)、噴出口から噴出される気体と共にノズル21aの先端側に噴出されるようにしたものである。ノズル21aは根元側に設けられている回転体21cを回転させると噴出口からの気体の噴射量を調節することができるようにしてある。噴出量の調節に便利なようにメモリ21dも表示されている。ノズル21aを使用することにより、二次空気が巻き込まれる分だけ気体の流量が多くなり、30〜50%の流量増が得られるため、堆肥の粉砕効率が向上する。また、大幅な省エネ効果が得られるためコンプレッサを小型化することも可能となる。
前記したいずれの実施形態の場合も攪拌翼2は一枚の螺旋状であるが、本発明の攪拌翼2はそれ以外のものでもよい。例えば、一枚の螺旋状の攪拌翼をその長手方向に任意の長さで切断した形状とか、それと似た形状の捩れた板(捩れ板)55(図10、図11)を、図11のように回転シャフト1の軸方向に任意間隔で或いは一定間隔で、且つ、隣接する上の捩れ板55の中心側部55aと、下の捩れ板55の中心側部55aとをオーバーラップさせて回転シャフト1に取り付けて、上下の捩れ板55を断続した螺旋状としたものでもよい。回転シャフトの外周にその周方向に90度ずつ或いはそれよりも細かい角度か、粗い任意の角度で位置をずらして取付けて、4枚或いはそれよりも多い数か少ない数の捩れ板55で回転シャフト1の外周を一周する螺旋状になるようにしてある。しかも、上下の捩れ板55の中心側部55aをオーバーラップさせて回転シャフト1の外周に取付けることにより、一枚の螺旋状の攪拌翼と同様に、堆肥を下から上まで連続的に攪拌することができるようにしてある。
図2に示す前後レール22は2本一対であるが、前後レール22は図22に示すように幅の広い1本のレールにしたり、図23に示すように出入り口側端を二又22a、22b、奥側端を二又22a、22bにしたり、種々の形状とすることができる。いずれの形状の場合も、前後レール22には攪拌機10を取付ける。
1a 無翼部
2 攪拌翼
2a 上部攪拌翼
2b 補助攪拌翼
3 気体噴出口
4 気体通路
5 切断刃
6 移動機構
7 回転駆動体
10 攪拌機
12 気体供給装置
13 気体室
20 加熱装置
20a ヒータ
21 横レール
22 前後レール
23 横移動機構
25 前後移動機構
31 吸引器
35 合流器
40 堆肥室の出入り口
41 堆肥室の奥
45 出入り口側端部
46 奥側端部
47 吊り材
50 堆肥
51 縦穴
52 閉塞具
53 ガス上昇抑制具
55 捩れ板
55a 捩れ板の中心側部
Claims (15)
- 堆肥(50)内に縦向きに差し込まれる回転シャフト(1)の外周の軸方向に螺旋状の攪拌翼(2)が取付けられた攪拌機(10)と、気体通路(4)に高圧気体を送る気体供給装置(12)と、攪拌機(10)を堆肥(50)内で回転させる回転駆動体(7)と、攪拌機(10)を堆肥(50)内で横移動させる横移動機構(23)と、攪拌機(10)を堆肥(50)内で前後移動させる前後移動機構(25)を備え、前記回転シャフト(1)の軸方向所望位置の外周で攪拌翼(2)の裏面側に、攪拌翼(2)の回転によって堆肥(50)内に回転シャフト(1)に沿って縦方向に形成される縦穴(51)の全部また一部を閉塞する閉塞具(52)が設けられたことを特徴とする堆肥攪拌装置。
- 堆肥(50)内に縦向きに差し込まれる回転シャフト(1)の外周の軸方向に螺旋状の攪拌翼(2)が取付けられた攪拌機(10)と、気体通路(4)に高圧気体を送る気体供給装置(12)と、攪拌機(10)を堆肥(50)内で回転させる回転駆動体(7)と、攪拌機(10)を堆肥(50)内で横移動させる横移動機構(23)と、攪拌機(10)を堆肥(50)内で前後移動させる前後移動機構(25)を備え、前記回転シャフト(1)の上部に、堆肥(50)の上面のうち攪拌翼(2)の上方部分を覆って、堆肥(50)から発生した発酵ガスの外部への上昇を抑制するガス上昇抑制具(53)を設け、ガス上昇抑制具(53)は堆肥(50)の嵩に応じて自動的に昇降可能であることを特徴とする堆肥攪拌装置。
- 堆肥(50)内に縦向きに差し込まれる回転シャフト(1)の外周の軸方向に螺旋状の攪拌翼(2)が取付けられた攪拌機(10)と、気体通路(4)に高圧気体を送る気体供給装置(12)と、攪拌機(10)を堆肥(50)内で回転させる回転駆動体(7)と、攪拌機(10)を堆肥(50)内で横移動させる横移動機構(23)と、攪拌機(10)を堆肥(50)内で前後移動させる前後移動機構(25)を備え、攪拌翼(2)のうち回転シャフト(1)の軸方向上方部分の上部攪拌翼(2a)の外形が下方の攪拌翼(2)よりも小さいことを特徴とする堆肥攪拌装置。
- 堆肥(50)内に縦向きに差し込まれる回転シャフト(1)の外周の軸方向に螺旋状の攪拌翼(2)が取付けられた攪拌機(10)と、気体通路(4)に高圧気体を送る気体供給装置(12)と、攪拌機(10)を堆肥(50)内で回転させる回転駆動体(7)と、攪拌機(10)を堆肥(50)内で横移動させる横移動機構(23)と、攪拌機(10)を堆肥(50)内で前後移動させる前後移動機構(25)を備え、回転シャフト(1)の軸方向上方部分を攪拌翼(2)を設けない無翼部(1a)とし、その無翼部(1a)に回転シャフト(1)と別体に形成された補助攪拌翼(2b)を脱着可能としたことを特徴とする堆肥攪拌装置。
- 堆肥(50)内に縦向きに差し込まれる回転シャフト(1)の外周の軸方向に螺旋状の攪拌翼(2)が取付けられた攪拌機(10)と、気体通路(4)に高圧気体を送る気体供給装置(12)と、攪拌機(10)を堆肥(50)内で回転させる回転駆動体(7)と、攪拌機(10)を堆肥(50)内で横移動させる横移動機構(23)と、攪拌機(10)を堆肥(50)内で前後移動させる前後移動機構(25)を備え、回転シャフト(1)の軸方向上方部分に補助攪拌翼(2b)を設け、補助攪拌翼(2b)を回転シャフト(1)の軸方向に移動可能として補助攪拌翼(2b)の固定位置を可変可能としたことを特徴とする堆肥攪拌装置。
- 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の堆肥攪拌装置において、攪拌翼(2)に堆肥切断用の高圧気体を噴出する気体噴出口(3)と堆肥(50)を切断する切断刃(5)とが形成され、回転シャフト(1)に気体噴出口(3)へ高圧気体を供給する気体通路(4)が設けられたことを特徴とする堆肥攪拌装置。
- 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の堆肥攪拌装置において、気体噴出口(3)に高温高圧気体を供給可能な気体供給装置(12)又は気体供給装置(12)から供給される高圧気体を加熱して高温高圧気体にする加熱装置(20)を備えたことを特徴とする堆肥攪拌装置
- 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の堆肥攪拌装置において、堆肥(50)の上方に、堆肥(50)から発生した発酵ガスを吸引して堆肥(50)内に戻す発酵ガス吸引戻し装置(60)を備えたことを特徴とする堆肥攪拌装置。
- 請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の堆肥攪拌装置において、攪拌機(10)の横移動を案内する一対の横レール(21)と、前後移動を案内する前後レール(22)を備え、一方の横レール(21)は堆肥室(R)の出入り口側に横方向に、他方の横レール(21)は堆肥室(R)の奥側に横方向に設けられ、出入り口側の横レール(21)は堆肥室(R)の奥の横レール(21)よりも高く且つ少なくとも作業車の車高よりも高くして、一対の横レール(21)を段違いの平行に設け、前後レール(22)の出入り口側端部(45)が堆肥室(R)の出入り口側の横レール(21)に吊り材(47)により吊り下げられ、前後レール(22)の奥側端部(46)が堆肥室(R)の奥側の横レール(21)に係止されたことを特徴とする堆肥攪拌装置。
- 請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の堆肥攪拌装置において、攪拌機(10)の横移動を案内する一対の横レール(21)と、前後移動を案内する前後レール(22)を備え、一方の横レール(21)は堆肥室(R)の出入り口側に横方向に、他方の横レール(21)は堆肥室(R)の奥側に横方向に設けられ、これら一対の横レール(21)が共に作業車の車高よりも高い位置に配置され、前後レール(22)の出入り口側端部(45)が堆肥室(R)の出入り口側の横レール(21)に、前後レール(22)の奥側端部(46)が堆肥室(R)の奥側の横レール(21)に夫々吊り材(47)により吊り下げられたことを特徴とする堆肥攪拌装置。
- 堆肥(50)内に縦向きに差し込まれる回転シャフト(1)の外周に攪拌翼(2)が取付けられた攪拌機(10)と、攪拌機(10)を堆肥(50)内で回転させる回転駆動体(7)と、攪拌機(10)を堆肥(50)内で横移動させる横移動機構(23)と、攪拌機(10)を堆肥(50)内で前後移動させる前後移動機構(25)と、攪拌機(10)の横移動を案内する一対の横レール(21)と、攪拌機(10)の前後移動を案内する前後レール(22)を備え、一対の横レール(21)の一方は堆肥室(R)の出入り口側に横方向に設けられ、他方は堆肥室(R)の奥側に横方向に設けられ、出入り口側の横レール(21)は奥側の横レール(21)よりも高く且つ作業車の車高よりも高い位置に設けられ、前後レール(22)はその出入り口側端部(45)を出入り口側の高い横レール(21)に吊り材(47)により吊り下げ、奥側端部(46)を低い横レール(21)に係止し或いは吊り下げ、その前後レール(22)に攪拌機(10)が搭載され、攪拌機(10)を前記前後移動機構(25)により前後レール(22)に沿って前後移動させることにより、堆肥(50)内に差込まれた攪拌機(10)を前後移動自在とし、前後レール(22)を前記横移動機構(23)により一対の横レール(21)に沿って横に往復移動させることにより、堆肥(50)内に差込まれた攪拌機(10)を横に往復移動自在として、攪拌機(10)により堆肥室内の堆肥(50)を攪拌可能としたことを特徴とする堆肥攪拌装置。
- 請求項11記載の堆肥攪拌装置において、出入り口側の横レール(21)を奥側の横レール(21)よりも高い位置であり且つ出入り口の高さよりも高い位置に配置して、一対の横レール(21)を段違いに設けたことを特徴とする堆肥攪拌装置。
- 請求項11又は請求項12記載の堆肥攪拌装置において、横移動する前後レール(22)を、堆肥室(R)の出入り口を避けて待機可能としたことを特徴とする堆肥攪拌装置。
- 堆肥(50)内に縦向きに差し込まれる回転シャフト(1)の外周に攪拌翼(2)が取付けられた攪拌機(10)と、攪拌機(10)を堆肥(50)内で回転させる回転駆動体(7)と、攪拌機(10)を堆肥(50)内で横移動させる横移動機構(23)と、攪拌機(10)を堆肥(50)内で前後移動させる前後移動機構(25)と、攪拌機(10)の横移動を案内する一対の横レール(21)と、攪拌機(10)の前後移動を案内する前後レール(22)を備え、一方の横レール(21)は堆肥室(R)の出入り口側に横方向に、他方の横レール(21)は堆肥室(R)の奥側に横方向に設けられ、両横レール(21)が共に作業車の車高よりも高い位置に配置され、前後レール(22)はその出入り口側端部(45)が出入り口側の横レール(21)に、奥側端部(46)が奥側の横レール(21)に夫々吊り具(47)で吊り下げられ、その前後レール(22)に攪拌機(10)を搭載し、この攪拌機(10)を前記前後移動機構(25)により前後レール(22)に沿って前後移動させることにより、堆肥(50)内に差込まれた攪拌機(10)を前後移動自在とし、前後レール(22)を前記横移動機構(23)により一対の横レール(21)に沿って横に往復移動させることにより、堆肥(50)内に差込まれた攪拌機(10)を横に往復移動自在とし、これら移動により堆肥(50)を攪拌可能としたことを特徴とする堆肥攪拌装置。
- 請求項1乃至請求項14のいずれかに記載の堆肥攪拌装置において、回転シャフト(1)に設けられた攪拌翼(2)が一枚の螺旋状のものであるか、又は、一枚の螺旋板をその長手方向に切断した形状或いはそれと似た形状の捩れ板(55)を、回転シャフト(1)の軸方向に離して且つ下方の捩れ板(55)の中心側部(55a)と上方の捩れ板(55)の中心側部(55a)とをオーバーラップさせて取付けて、断続する螺旋状に形成されたものであることを特徴とする堆肥攪拌装置。
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