JP2000281471A - 堆肥発酵装置 - Google Patents

堆肥発酵装置

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JP2000281471A
JP2000281471A JP8516099A JP8516099A JP2000281471A JP 2000281471 A JP2000281471 A JP 2000281471A JP 8516099 A JP8516099 A JP 8516099A JP 8516099 A JP8516099 A JP 8516099A JP 2000281471 A JP2000281471 A JP 2000281471A
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JP
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compost
auger
stirring
processing tank
stirring auger
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JP8516099A
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Michio Sakimoto
道男 崎元
Tatsuma Mori
達摩 森
Tadaaki Mori
忠明 森
Shigekazu Tono
重和 東野
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MORI PLANT KK
Osaka Prefecture
Yanmar Co Ltd
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MORI PLANT KK
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
Osaka Prefecture
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/40Bio-organic fraction processing; Production of fertilisers from the organic fraction of waste or refuse

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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Treatment Of Sludge (AREA)
  • Fertilizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 設備コスト及び処理コストの低減など
を図る。 【解決手段】 堆肥原料(4)を投入させる処理槽
(1)に撹拌オーガ(24)の下端側を突入させ、横移
動させるトロリー(19)に撹拌オーガ(24)の上端
側を取付けると共に、撹拌オーガ(24)のオーガ軸
(25)に噴口(55)を設け、前記噴口(55)から
空気を噴出させ乍ら堆肥原料(4)を撹拌するように構
成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は牛または豚または鶏
の糞などを発酵させて堆肥を形成する堆肥発酵装置に関
する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、家畜糞などを入
れる処理槽の底部に送風して堆肥化の好気条件を確保し
ているから、処理経費が高く低コスト化が望まれてい
る。
【0003】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、堆肥
原料を投入させる処理槽に撹拌オーガの下端側を突入さ
せ、横移動させるトロリーに撹拌オーガの上端側を取付
けると共に、撹拌オーガのオーガ軸に噴口を設け、前記
噴口から空気を噴出させ乍ら堆肥原料を撹拌するように
構成したもので、撹拌オーガを回転させ乍ら横移動さ
せ、堆肥原料を上昇させ乍ら撹拌し得、堆肥原料の均一
撹拌及び通気性維持を容易に行い得ると共に、噴口から
の空気噴出によって堆肥化の好気条件を容易に確保し
得、設備コスト及び処理コストの低減などを容易に図り
得るものである。
【0004】また、オーガ軸の噴口から酸性体を噴出さ
せるように構成したもので、悪臭を発生する堆肥原料中
のアンモニアが配性体と中和反応して堆肥中に残存し、
脱臭が行われ、高価な脱臭装置が不要になると共に、ア
ンモニアの中和生成物が堆肥中に残って肥料成分とな
り、悪臭の防止並びに堆肥の効力増強などを容易に図り
得るものである。
【0005】また、複数の処理槽を順次低くなるように
連設させ、高位置の処理槽の出口に低位置の処理槽の入
口を連結させたもので、高位置の処理槽に堆肥原料を投
入させ、撹拌オーガの堆肥原料撹拌によって低位置側の
処理槽に堆肥原料を送出させ得、各処理槽間の堆肥原料
移動設備を不要にすると共に、低位置側の処理槽の堆肥
熟度が高くなり、最高位置の処理槽に堆肥原料を連続し
て投入し得、最低位置の処理槽から完熟堆肥を連続して
送出し得、堆肥発酵日数の確保並びに施設の小規模化な
どを容易に図り得るものである。
【0006】また、撹拌オーガの羽根外周をノコギリ刃
形に形成したもので、横移動時の撹拌オーガの堆肥原料
切り崩し機能を向上し得、撹拌オーガの横移動抵抗を低
減し得、撹拌オーガの堆肥原料撹拌能率の向上並びに撹
拌オーガ取付構造の簡略化などを容易に図り得るもので
ある。
【0007】また、撹拌オーガの羽根に突起を設けたも
ので、横移動時の撹拌オーガの堆肥原料切り崩し機能を
向上し得、撹拌オーガの横移動抵抗を低減し得、撹拌オ
ーガの堆肥原料撹拌能率の向上並びに撹拌オーガ取付構
造の簡略化などを容易に図り得るものである。
【0008】また、撹拌オーガを自転させ乍ら縦軸回り
に公転させるように構成したもので、横移動時の撹拌オ
ーガの堆肥原料切り崩し機能を向上し得、撹拌オーガの
横移動抵抗を低減し得、撹拌オーガの堆肥原料撹拌能率
の向上を容易に図り得るものである。
【0009】また、家畜糞などの堆肥原料と区別される
家畜尿排水を噴口から噴出させるように構成したもの
で、畜舎から排出される家畜尿排水の処理を家畜糞の堆
肥化と同時に行い得、排水処理作業の簡略化及び省力化
などを容易に図り得るものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を図面に基づ
いて詳述する。図1は全体の正面図、図2は同平面図で
あり、2列6基の処理槽(1)を隣接させて配置させ、
高位置及び中位置及び低位置に1列3基の処理槽(1)
を段差を設けて順次低くなるように連設させ、高位置の
処理槽(1)の入口(2)に原料投入機(3)を連結さ
せ、家畜糞などの堆肥原料(4)を前記投入機(3)に
よって入口(2)から処理槽(1)内部に投入させると
共に、高位置処理槽(1)の出口(5)を中位置の処理
槽(1)の入口(6)に連結させ、中位置の処理槽
(1)の出口(7)を低位置の処理槽(1)の入口
(8)に連結させ、低位置の処理槽(1)の出口(9)
に計量袋詰機(10)を配設させ、出口(9)から送出
される堆肥を袋(11)に詰めて取出すように構成して
いる。
【0011】また、前記処理槽(1)底部に通気孔を有
する底板(12)を設け、底板(12)下方に空間(1
3)を形成し、送風機(14)によって空間(13)に
外部空気を送給し、底板(12)上方に外部空気を送り
込むように構成している。
【0012】さらに、図3乃至図5に示す如く、同一設
置高さの左右の処理槽(1)を側壁の兼用によって一体
的に連設させ、各処理槽(1)の上面側部に一対のY軸
レール(15)を対向させて固定させ、各処理槽(1)
上面を横断させるX軸レール(16)両端部の台車(1
7)を移動自在に各Y軸レール(15)に取付け、転動
させる転輪(18)を介してトロリー(19)をX軸レ
ール(16)に移動自在に取付け、略直交する方向に延
設させる各レール(15)(16)を介してトロリー
(19)を装設させ、各レール(15)(16)の案内
によって各処理槽(1)上面開口部でトロリー(19)
を縦横に水平方向に移動させるように構成している。
【0013】さらに、図6、図7に示す如く、前記トロ
リー(19)にX軸(20)を介してトロリーフレーム
(21)を吊下げ、トロリーフレーム(21)をX軸レ
ール(16)と直交する方向に揺動自在に取付けると共
に、トロリーフレーム(21)にY軸(22)を介して
オーガフレーム(23)を吊下げ、オーガフレーム(2
3)をX軸レール(16)方向に揺動自在に取付ける。
また、処理槽(1)内部の堆肥原料(4)を撹拌する撹
拌オーガ(24)の中空パイプ形オーガ軸(25)上端
部をオーガフレーム(23)に回転自在に軸支させ、処
理槽(1)内部に略垂直に吊下げる撹拌オーガ(24)
を前後左右水平方向に揺動自在に取付けると共に、電動
オーガモータ(26)をオーガフレーム(23)に固定
させ、プーリ(27)(28)及びベルト(29)によ
ってモータ(26)をオーガ軸(25)に連結させ、モ
ータ(26)によってオーガ(24)を回転させ、オー
ガ(24)によって堆肥原料(4)を上昇移動させ乍ら
撹拌させる。また、オーガ軸(25)上端に接続させる
耐圧ホース(30)と、前記モータ(26)の電源ケー
ブル(31)を、天井レール(32)に移動自在に設け
るフック(33)によって張設させている。
【0014】さらに、図8、図9に示す如く、前記Y軸
レール(15)と平行にスプロケット(34)(35)
を介してY軸方向ロードチェン(36)を張設させ、2
本のY軸レール(15)間に軸支させる入力軸(37)
上にスプロケット(34)を固定させると共に、スプロ
ケット(38)(39)及びチェン(40)を介して電
動走行モータ(41)に入力軸(37)を連結させ、X
軸レール(16)両端の台車(17)を各ロードチェン
(36)に固定させ、モータ(41)の正逆転によって
各ロードチェン(36)を同期駆動させ、Y軸レール
(15)延長方向にX軸レール(16)を水平移動させ
る。また、X軸レール(16)の一端部にギヤボックス
(42)を固定させ、電磁ソレノイド(43)によって
切換える正逆転切換ギヤ(44)と、前記Y軸方向ロー
ドチェン(36)に噛合させるスプロケット(45)
と、前記トロリー(19)に両端を固定させるX軸方向
ロードチェン(46)中間を張設させるスプロケット
(47)を、ギヤボックス(42)に設け、各スプロケ
ット(45)(47)を介して走行モータ(41)動力
をX軸方向ロードチェン(46)に伝え、X軸レール
(16)延長方向にトロリー(19)を水平移動させ
る。
【0015】さらに、Y軸レール(15)の案内による
X軸レール(16)の移動終端をY軸方向センサ(4
8)によって検出し、電磁ソレノイド(43)制御によ
り正逆転切換ギヤ(44)を自動的に正逆転切換し、か
つ走行モータ(41)を自動的に正逆転切換し、Y軸レ
ール(15)両端間でX軸レール(16)を往復移動さ
せ乍ら、X軸レール(16)一側から他側にトロリー
(19)を移動させ、撹拌オーガ(24)を処理槽
(1)内で自転させ乍ら蛇行移動させ、堆肥原料(4)
を上昇撹拌させる。また、トロリー(19)がX軸レー
ル(16)端部に到達し、X軸レール(16)の案内に
よるトロリー(19)の移動終端をX軸方向センサ(4
9)によって検出したとき、Y軸方向センサ(48)に
よる電磁ソレノイド(43)の正逆転切換ギヤ(44)
切換動作を自動的に逆方向に変換し、X軸レール(1
6)両端間でトロリー(19)を自動的に往復移動させ
る。また、図6、図7のように、X軸(20)回りの撹
拌オーガ(24)の揺動をX方向負荷センサ(50)に
よって検出し、Y軸(22)回りの撹拌オーガ(24)
の揺動をY方向負荷センサ(51)によって検出し、撹
拌オーガ(24)の移動抵抗が大きくなって移動方向と
反対方向に一定角度以上揺動したとき、走行モータ(4
1)を各センサ(50)(51)によって自動的に停止
させることにより、撹拌オーガ(24)の自転によって
略同一場所で堆肥原料(4)が上方に持上げられ乍ら撹
拌され、オーガ(24)移動抵抗が減少してオーガ(2
4)の後退角度が小さくなることにより、走行モータ
(41)が自動的に再作動し、撹拌オーガ(24)を略
一定移動抵抗以下で再移動させる。
【0016】さらに、図10に示す如く、撹拌オーガ
(24)の羽根(52)外周をノコギリ刃形に形成し、
カッター形の突起(53)を羽根(52)に固定させ、
ノコギリ刃形羽根(52)外周並びにカッター形突起
(53)によって横方向の堆肥原料を切り崩し、撹拌オ
ーガ(24)移動抵抗を減少させると共に、前記の中空
パイプ形オーガ軸(25)上端を耐圧ホース(30)を
介してコンプレッサ(54)に接続させ、コンプレッサ
(54)によって高圧にした空気をオーガ軸(25)中
空に送給させ、オーガ軸(25)下端部の噴口(55)
から底板(12)上面部の堆肥原料(4)に高圧空気を
噴出させる。また、コンプレッサ(54)の出口バルブ
を自動的に一定時間毎に開閉させて高圧空気を間欠的に
噴出させるもので、略垂直な撹拌オーガ(24)の堆肥
原料(4)撹拌により、底板(12)上面部の堆肥原料
(4)は上方に速やかに上昇し、発酵が進行するのに従
って処理槽(1)内部の堆肥原料(4)全体が均質化す
ると共に、高圧空気を連続的に噴出させるのに比べ、時
間当りの高圧空気噴出量を同一にした場合、高圧空気を
間欠噴出させることにより、堆肥原料(4)の発酵温度
の立ち上がりが遅れるが、最高温度到達後の温度降下が
緩やかになり、発酵に必要な高温維持時間が長くなる。
また、高圧空気の噴出によって噴口(55)が詰るのを
防ぐと共に、オーガ軸(25)下端部に単一の噴口(5
5)を形成することにより、底板(12)上面近くで噴
口(55)から噴出された空気が、撹拌によって上方移
動する堆肥原料(4)内部を通過して広範囲に拡散され
る。
【0017】また、前記コンプレッサ(54)からオー
ガ軸(25)に送給させる高圧空気に酢酸などの酸性体
を混入させ、高圧空気と共に酸性体を噴口(55)から
噴出させ、堆肥原料(4)に含まれているアンモニアを
前記酸性体と反応させて中和生成物を形成し、アンモニ
ア肥料として前記中和生成物を堆肥原料(4)中に残存
させ、悪臭となるアンモニアが処理槽(1)外方に放散
するのを防ぐと共に、畜舎から排出される家畜尿排水を
コンプレッサ(54)からの高圧空気と前記酸性体とに
混入させて噴口(55)から堆肥原料(4)中に噴出さ
せ、家畜尿などの排水を堆肥原料(4)内部で酸性体に
よって中和させ、堆肥化作業によって家畜尿排水処理を
行う。
【0018】上記から明らかなように、堆肥原料(4)
を投入させる処理槽(1)に撹拌オーガ(24)の下端
側を突入させ、横移動させるトロリー(19)に撹拌オ
ーガ(24)の上端側を取付けると共に、撹拌オーガ
(24)のオーガ軸(25)に噴口(55)を設け、前
記噴口(55)から空気を噴出させ乍ら堆肥原料(4)
を撹拌するもので、撹拌オーガ(24)を回転させ乍ら
横移動させ、堆肥原料(4)を上昇させ乍ら撹拌し、堆
肥原料(4)の均一撹拌及び通気性維持を行うと共に、
噴口(55)からの空気噴出によって堆肥化の好気条件
を確保し、設備コスト及び処理コストの低減などを図
る。また、オーガ軸(25)の噴口(55)から酸性体
を噴出させ、悪臭を発生する堆肥原料(4)中のアンモ
ニアが配性体と中和反応して堆肥中に残存し、脱臭が行
われ、高価な脱臭装置が不要になると共に、アンモニア
の中和生成物が堆肥中に残って肥料成分となり、悪臭の
防止並びに堆肥の効力増強などを図る。また、家畜糞な
どの堆肥原料(4)と区別される家畜尿排水を噴口(5
5)から噴出させ、畜舎から排出される家畜尿排水の処
理を家畜糞の堆肥化と同時に行い、排水処理作業の簡略
化及び省力化などを図る。
【0019】また、複数の処理槽(11)を順次低くな
るように連設させ、高位置の処理槽(1)の出口(5)
(7)に低位置の処理槽(1)の入口(6)(8)を連
結させ、高位置の処理槽(1)に堆肥原料を投入させ、
撹拌オーガ(24)の堆肥原料(4)撹拌によって低位
置側の処理槽(1)に堆肥原料(4)を送出させ、各処
理槽(1)間の堆肥原料(4)移動設備を不要にすると
共に、低位置側の処理槽(1)の堆肥熟度が高くなり、
最高位置の処理槽(1)に堆肥原料(4)を連続して投
入し、最低位置の処理槽(1)から完熟堆肥を連続して
送出し、堆肥発酵日数の確保並びに施設の小規模化など
を図る。
【0020】また、撹拌オーガ(24)の羽根(52)
外周をノコギリ刃形に形成すると共に、撹拌オーガ(2
4)の羽根(52)に突起(53)を設け、横移動時の
撹拌オーガ(24)の堆肥原料(4)切り崩し機能を向
上し、撹拌オーガ(24)の横移動抵抗を低減し、撹拌
オーガ(24)の堆肥原料(4)撹拌能率の向上並びに
撹拌オーガ(24)取付構造の簡略化などを図る。
【0021】さらに、図11、図12に示す如く、オー
ガフレーム(23)に中空パイプ形の縦軸(56)の上
端側を固定させ、縦軸(56)の下端側にロータリケー
ス(57)を回転自在に軸支させ、オーガモータ(2
6)をロータリケース(57)にギヤ(58)を介して
連結させると共に、ロータリケース(57)に2本の撹
拌オーガ(24)の各オーガ軸(25)上端部を回転自
在に軸支させ、縦軸(56)に固定させるサンギヤ(5
9)と、オーガ軸(25)に固定させる遊星ギヤ(6
0)をアイドルギヤ(61)によって連結させ、ロータ
リケース(57)の回転によって2本の撹拌オーガ(2
4)を自転させ乍ら公転させる。また、コンプレッサ
(54)によって耐圧ホース(30)から送給する高圧
空気と酸性体及び家畜尿排水を、縦軸(56)中空部及
びロータリケース(57)閉塞空間を介してオーガ軸
(25)に差込み、下方の噴口(55)から噴出させ
る。上記のように、撹拌オーガ(24)を自転させ乍ら
縦軸(56)回りに公転させ、横移動時の撹拌オーガ
(24)の堆肥原料(4)切り崩し機能を向上し、撹拌
オーガ(24)の横移動抵抗を低減し、撹拌オーガ(2
4)の堆肥原料(4)撹拌能率の向上を図る。
【0022】本実施例は上記の如く構成するもので、牛
または豚または鶏などの家畜舎から家畜糞を取出して投
入機(3)に搬入し、家畜糞を堆肥原料(4)として高
位置の処理槽(1)に連続的に投入させる。処理槽
(1)内の堆肥原料(4)が撹拌オーガ(24)の撹拌
によって均一に均らされて出口(5)高さに留まると、
中位置の処理槽(1)に入口(6)から落下し、同様に
低位置の処理槽(1)に落下して堆肥化される。また、
堆肥原料(4)中のアンモニアは、高圧空気と共に噴出
される酸性体と反応して中和生成物となり、アンモニア
の放散による悪臭の発生が防げると共に、畜舎から排出
される家畜尿排水を高位置及び中位置の処理槽(1)の
堆肥原料(4)中に噴出させ、前記排水に酸性体を反応
させて中和し、家畜尿排水を処理する。また、送風機
(14)の送風によって処理槽(1)内部の温度または
湿度などを調節する。
【0023】さらに、図13に示す如く、堆肥原料
(4)を入れる発酵槽(62)の開口上縁にレール(6
3)を延設させ、切返しコンベア(64)を取付けた電
動走行車(65)をレール(63)上に載せ、コンベア
(64)の前進によって堆肥原料(4)を連続的に切返
して発酵させると共に、走行車(65)に噴口(55)
を設け、電源ケーブル(31)と耐圧ホース(30)を
走行車(65)に接続させ、天井レール(32)のフッ
ク(33)を介して前記ホース(30)及びケーブル
(31)を張設させ、酢酸などの酸性体を耐圧ホース
(30)から供給して噴口(55)から堆肥原料(4)
に噴出させ、堆肥原料(4)中のアンモニアと酸性体を
反応させて中和させ、堆肥化時の悪臭発生を防ぐと共
に、前記ケーブル(31)にホース(30)を沿わせる
ことによってホース(30)の敷設構造の簡略化及び低
コスト化を行える。
【0024】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、堆肥原料(4)を投入させる処理槽(1)に撹拌オ
ーガ(24)の下端側を突入させ、横移動させるトロリ
ー(19)に撹拌オーガ(24)の上端側を取付けると
共に、撹拌オーガ(24)のオーガ軸(25)に噴口
(55)を設け、前記噴口(55)から空気を噴出させ
乍ら堆肥原料(4)を撹拌するように構成したもので、
撹拌オーガ(24)を回転させ乍ら横移動させ、堆肥原
料(4)を上昇させ乍ら撹拌でき、堆肥原料(4)の均
一撹拌及び通気性維持を容易に行うことができると共
に、噴口(55)からの空気噴出によって堆肥化の好気
条件を容易に確保でき、設備コスト及び処理コストの低
減などを容易に図ることができるものである。
【0025】また、オーガ軸(25)の噴口(55)か
ら酸性体を噴出させるように構成したもので、悪臭を発
生する堆肥原料(4)中のアンモニアが配性体と中和反
応して堆肥中に残存し、脱臭が行われ、高価な脱臭装置
が不要になると共に、アンモニアの中和生成物が堆肥中
に残って肥料成分となり、悪臭の防止並びに堆肥の効力
増強などを容易に図ることができるものである。
【0026】また、複数の処理槽(1)を順次低くなる
ように連設させ、高位置の処理槽(1)の出口(5)
(7)に低位置の処理槽(1)の入口(6)(8)を連
結させたもので、高位置の処理槽(1)に堆肥原料を投
入させ、撹拌オーガ(24)の堆肥原料(4)撹拌によ
って低位置側の処理槽(1)に堆肥原料(4)を送出さ
せることができ、各処理槽(1)間の堆肥原料(4)移
動設備を不要にすると共に、低位置側の処理槽(1)の
堆肥熟度が高くなり、最高位置の処理槽(1)に堆肥原
料(4)を連続して投入でき、最低位置の処理槽(1)
から完熟堆肥を連続して送出でき、堆肥発酵日数の確保
並びに施設の小規模化などを容易に図ることができるも
のである。
【0027】また、撹拌オーガ(24)の羽根(52)
外周をノコギリ刃形に形成したもので、横移動時の撹拌
オーガ(24)の堆肥原料(4)切り崩し機能を向上で
き、撹拌オーガ(24)の横移動抵抗を低減でき、撹拌
オーガ(24)の堆肥原料(4)撹拌能率の向上並びに
撹拌オーガ(24)取付構造の簡略化などを容易に図る
ことができるものである。
【0028】また、撹拌オーガ(24)の羽根(52)
に突起(53)を設けたもので、横移動時の撹拌オーガ
(24)の堆肥原料(4)切り崩し機能を向上でき、撹
拌オーガ(24)の横移動抵抗を低減でき、撹拌オーガ
(24)の堆肥原料(4)撹拌能率の向上並びに撹拌オ
ーガ(24)取付構造の簡略化などを容易に図ることが
できるものである。
【0029】また、撹拌オーガ(24)を自転させ乍ら
縦軸(56)回りに公転させるように構成したもので、
横移動時の撹拌オーガ(24)の堆肥原料(4)切り崩
し機能を向上でき、撹拌オーガ(24)の横移動抵抗を
低減でき、撹拌オーガ(24)の堆肥原料(4)撹拌能
率の向上を容易に図ることができるものである。
【0030】また、家畜糞などの堆肥原料(4)と区別
される家畜尿排水を噴口(55)から噴出させるように
構成したもので、畜舎から排出される家畜尿排水の処理
を家畜糞の堆肥化と同時に行うことができ、排水処理作
業の簡略化及び省力化などを容易に図ることができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の正面図。
【図2】同平面図。
【図3】拡大側面図。
【図4】拡大正面図。
【図5】拡大平面図。
【図6】トロリー部の拡大正面図。
【図7】同部の拡大側面図。
【図8】撹拌オーガ移動説明図。
【図9】駆動説明図。
【図10】撹拌オーガ拡大説明図。
【図11】変形例を示すトロリー部側面図。
【図12】前図の部分平面図。
【図13】変形例を示す全体正面
【符号の説明】
(1) 処理槽 (4) 堆肥原料 (5)(7) 出口 (6)(8) 入口 (19) トロリー (24) 撹拌オーガ (25) オーガ軸 (52) 羽根 (53) 突起 (55) 噴口 (56) 縦軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 崎元 道男 大阪府羽曳野市尺度442番地 大阪府立農 林技術センター内 (72)発明者 森 達摩 大阪府羽曳野市尺度442番地 大阪府立農 林技術センター内 (72)発明者 森 忠明 大阪市阿倍野区昭和町2丁目3番3号 株 式会社モリプラント内 (72)発明者 東野 重和 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農機 株式会社内 Fターム(参考) 4D004 AA02 BA04 CA15 CA19 CA34 CA48 CB03 CB05 CB24 CB26 CB42 CC02 CC12 4D059 AA01 BA03 BA44 BJ04 BJ14 BJ15 BJ16 BK03 CC01 DB08 4H061 AA03 CC36 EE03 EE27 GG06 GG15 GG16 GG43 GG49 GG67 GG68 GG70 HH42

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 堆肥原料を投入させる処理槽に撹拌オー
    ガの下端側を突入させ、横移動させるトロリーに撹拌オ
    ーガの上端側を取付けると共に、撹拌オーガのオーガ軸
    に噴口を設け、前記噴口から空気を噴出させ乍ら堆肥原
    料を撹拌するように構成したことを特徴とする堆肥発酵
    装置。
  2. 【請求項2】 オーガ軸の噴口から酸性体を噴出させる
    ように構成したことを特徴とする請求項1に記載の堆肥
    発酵装置。
  3. 【請求項3】 複数の処理槽を順次低くなるように連設
    させ、高位置の処理槽の出口に低位置の処理槽の入口を
    連結させたことを特徴とする請求項1に記載の堆肥発酵
    装置。
  4. 【請求項4】 撹拌オーガの羽根外周をノコギリ刃形に
    形成したことを特徴とする請求項1に記載の堆肥発酵装
    置。
  5. 【請求項5】 撹拌オーガの羽根に突起を設けたことを
    特徴とする請求項1に記載の堆肥発酵装置。
  6. 【請求項6】 撹拌オーガを自転させ乍ら縦軸回りに公
    転させるように構成したことを特徴とする請求項1に記
    載の堆肥発酵装置。
  7. 【請求項7】 家畜糞などの堆肥原料と区別される家畜
    尿排水を噴口から噴出させるように構成したことを特徴
    とする請求項2に記載の堆肥発酵装置。
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