JPH05308869A - 鶏の飼育プラント - Google Patents

鶏の飼育プラント

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JPH05308869A
JPH05308869A JP14356592A JP14356592A JPH05308869A JP H05308869 A JPH05308869 A JP H05308869A JP 14356592 A JP14356592 A JP 14356592A JP 14356592 A JP14356592 A JP 14356592A JP H05308869 A JPH05308869 A JP H05308869A
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chickens
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高品質の鶏を飼育する。鶏糞処理を簡素化し
て、鶏糞を肥料として有効に使用する。 【構成】 飼育プラントは、鶏を飼育する飼育装置1
と、鶏糞を処理する鶏糞処理装置2と、処理した鶏糞を
飼育装置1に供給する鶏糞のリターン移送手段3とを有
する。飼育装置1は、飼育室5の床に配設された飼育コ
ンベア4を備える。鶏糞処理装置2は、鶏糞を加熱状態
で乾燥する乾燥手段6を備える。リターン移送手段3
は、鶏糞処理装置2で加熱乾燥された処理済糞を飼育装
置1の飼育コンベア4に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鶏の飼育プラントに関
し、とくに、多量の鶏を飼育するのに最適のプラントに
関する。
【0002】
【従来の技術】10万羽の鶏を飼う鶏舎は、1日に20
屯の鶏糞を発生する。発生する鶏糞量が、飼育できる鶏
数を制限している。飼育数が増加すると、周囲に悪臭公
害を飛散するからである。しかしながら、高品質の鶏肉
を生産するには、高度に管理された鶏舎で多量の鶏を飼
育する必要がある。このことを実現するために、鶏糞の
処理量を増加する技術の開発が切望されている。
【0003】とくに、ブロイラー用の鶏の飼育プラント
は、産卵用の鶏のプラントよりも難しい問題をかかえて
いる。それは、ブロイラー用の鶏は、土間で飼育するの
を原則とするからである。産卵用の鶏のように、鶏糞の
通過する格子状床の上でブロイラー用の鶏を飼育する
と、高品質のブロイラーを飼育できない。それは、格子
床が鶏の「胸たこ」の原因となるからである。したがっ
て、ブロイラー用の鶏は、土間の上で飼育することが大
切である。ただ、現実には、全ての鶏を土間で飼育する
ことは難しく、鉄板等の上で飼育しているのが実状であ
る。鉄板の上で鶏を直接に飼育することはできない。鉄
板の上には、木材を小さく切断したチップや木屑等の敷
物を置いて、その上で飼育する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】敷物を敷いて鶏を飼育
すると、鶏糞の処理はさらに難しくなる。それは、鶏糞
に木屑等が含まれるので、鶏糞処理が難しく、有機肥料
として使用できないからである。木屑等が混入した鶏糞
は、焼却して廃棄する必要がある。1日に20屯も発生
する鶏糞を焼却するとなると、膨大な熱エネルギーを必
要とする。とくに、鶏糞は60〜80%もの水分を含有
するので、焼却するために多量の熱エネルギーを消費す
る欠点がある。さらに、鶏糞を焼却すると、周囲に著し
い悪臭を放散して公害の原因となる。
【0005】木屑が混入した鶏糞は、混入物を完全に腐
敗させると肥料に使用できる。しかしながら、木屑やチ
ップを完全に腐敗させるには、少なくとも数十日は鶏糞
を特定の条件下に放置する必要がある。このため、現実
にはこのことを実現することは極めて困難である。とく
に、多量の鶏を飼育するプラントでは到底採用すること
ができない。
【0006】さらにまた、木屑等の敷物を置いてブロイ
ラー用の鶏を飼育するプラントは、単位面積当りに飼育
できる鶏の数が非常に制限される欠点もある。ちなみ
に、1平方メートル当りの飼育数は、10匹以下が好ま
しいとされている。飼育数が増加すると、糞が乾燥せず
に床が湿った状態となり、細菌が繁殖して病気の原因と
なる。このため、鶏、とくにブロイラー用の鶏は、飼育
面積が広く効率よく飼育できない欠点がある。
【0007】本発明は、現在の鶏飼育に切望されている
弊害を解決することを目的に開発されたものである。こ
の発明の重要な目的は、高品質の鶏を飼育できることに
加えて、鶏糞処理を簡素化でき、さらに、鶏糞を有効な
肥料としてリサイクルできるる鶏の飼育プラントを提供
するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の鶏の飼育プラ
ントは、前述の目的を達成するために、下記の構成を備
える。 (a) 飼育プラントは、鶏を飼育する飼育装置1と、
鶏糞を処理する鶏糞処理装置2と、処理した鶏糞を飼育
装置1に供給する鶏糞のリターン移送手段3とを有す
る。 (b) 飼育装置1は、飼育室5の床に配設された飼育
コンベア4を備える。 (c) 鶏糞処理装置2は、鶏糞を加熱状態で乾燥する
乾燥手段6を備える。さらに、好ましくは、鶏糞処理装
置2は、鶏糞に生石灰を添加する混合機7を備える。 (d) リターン移送手段3は、鶏糞処理装置2と飼育
装置1とに連結されており、鶏糞処理装置2で加熱乾燥
された処理済糞を飼育装置1の飼育コンベア4に供給す
るように構成されている。
【0009】
【作用】本発明の鶏の飼育プラントは、鶏糞をリサイク
ルして、高品質の鶏を飼育する。このことを実現するた
めに、鶏糞を有効に再利用している。すなわち、本発明
の鶏の飼育プラントは、下記のように鶏糞を循環して、
鶏を快適な環境で飼育し、また、高品質の有機肥料を製
造する。 鶏は飼育コンベア4の上に糞をする。 飼育コンベア4上の鶏糞は、鶏糞処理装置2に移送
される。 鶏糞処理装置2は、鶏糞を加熱して乾燥する。この
工程で、鶏糞は、加熱滅菌され、さらに、水分が除去さ
れて処理済糞となる。処理済糞の水分は、好ましくは3
0%以下、さらに好ましくは20%以下に調整される。 殺菌、乾燥された処理済糞の一部は、リターン移送
手段3でもって、飼育装置1の飼育コンベア4に供給さ
れ、飼育コンベア4の上に敷かれる。リターン移送手段
3で飼育装置1にリターンされない処理済糞は、有機肥
料として有効に使用される。 飼育コンベア4の上に供給された処理済糞は、鶏が
はいせつする糞の水分を吸着して、乾燥状態に保持す
る。処理済糞は、鶏からはいせつされる糞の水分を吸着
し、また、吸着した水分を気化する。 処理済糞の水分量が増加すると、飼育コンベア4か
ら鶏糞処理装置2に移送し、また、鶏糞処理装置2から
新しく処理済糞を搬入する。 本発明の鶏の飼育プラントは、〜の工程を繰り返し
て鶏を飼育し、また、有機肥料を生産する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想
を具体化するための飼育プラントを例示するものであっ
て、本発明の飼育プラントは、構成部品の材質、形状、
構造、配置を下記の構造に特定するものでない。本発明
の飼育プラントは、特許請求の範囲に於て、種々の変更
を加えることができる。更に、この明細書は、特許請求
の範囲を理解し易いように、実施例に示される部材に対
応する番号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題
を解決する為の手段の欄」に示される部材に付記してい
る。ただ特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部
材に特定するものでは決してない。
【0011】図1に示す鶏の飼育プラントは、鶏を飼育
する飼育装置1と、鶏糞を処理する鶏糞処理装置2と、
処理した鶏糞を飼育装置1に供給する鶏糞のリターン移
送手段3とを有する。
【0012】飼育装置1は、図2に示すように、飼育室
5の床に配設された飼育コンベア4を備える。飼育コン
ベア4は、この上で鶏を飼育できるように、水平に設け
られている。飼育コンベア4は、効率よく鶏を飼育する
ために、上段と下段の両方のベルト上面を区画された鶏
の飼育室5としている。図2に示す飼育装置1は、上下
4段に飼育コンベア4を配設して、鶏の飼育段数を8段
としている。
【0013】図3と図4とは飼育コンベア4の平面と側
面とを示している。これ等の図に示す飼育コンベア4
は、床板8と、この床板8をベルト状に連結して駆動す
るチェーン9とを備えている。
【0014】床板8は、片側(図において左側)を中心
として水平の姿勢から垂直に傾動する。床板8の断面形
状は、図5に示すように、両端を筒状に折曲して補強リ
ブとしている。この形状の床板8は、両端のリブに補強
されて、充分な折曲強度を実現する。床板8の左端の筒
には回転軸10を挿入している。回転軸10は、両端を
チェーン9の連結片11の内側に固定している。この構
造の床板8は、回転軸10に回転自在に挿入されてい
る。ただ、図示しないが、回転軸10を床板8に固定
し、これを回転自在にチェーン9の連結片11に連結す
ることも可能である。
【0015】隔壁12を開放しない状態で、飼育コンベ
ア4をゆっくりと移動すると、鶏を移動させずに、飼育
コンベア4に付着する糞を移送できる。このことを実現
するには、例えば、飼育コンベア4をゆっくりと移動し
て、1日に1往復させ、糞除去室に移動してきた飼育コ
ンベア4を連続して洗浄し、熱風消毒する。この状態で
は、飼育コンベア4を毎日洗浄できる。飼育コンベア4
を2日に1往復させると、2日に1回洗浄、熱風消毒で
きる。
【0016】飼育コンベア4は、床板8の下面を支持し
て水平の姿勢に保持する。床板8の下面を支持しない
と、自重で垂直に傾動する。床板8の下面を支持するた
めに、飼育コンベア4の下方には水平ガイド13を配設
している。水平ガイド13は、この上に床板8を載せて
摺動させることによって、床板8を水平の姿勢に保持す
る。水平ガイド13は、床板8を水平に保持する部分、
いいかえると、飼育コンベア4の両端を除く部分に設け
られている。床板8が水平ガイド13の降下部分を移動
すると、床板8は自重で垂直に垂れ下がり、上に載せた
鶏糞を下段に落下させる。
【0017】図2において、飼育コンベア4の両端部分
には、付着する糞を綺麗に除去する糞の除去手段14を
配設している。糞の除去手段14は、飼育コンベア4に
付着する糞をこすり取る回転ブラシ15と、洗浄液を噴
射する洗浄ノズル16と、洗浄ノズル16に加圧液を供
給する洗浄液ポンプ17と、飼育コンベア4に熱風を吹
き付けて洗浄液を乾燥して消毒する熱風乾燥消毒手段1
9を備えている。
【0018】回転ブラシ15は、鶏を下段に落下させた
飼育コンベア4から糞を除去する。回転ブラシ15は、
ブラシの先端が飼育コンベア4に接触するように、飼育
コンベア4がかけられたスプロケットの回転軸10と平
行に、回転自在に設けられている。回転ベルトの端部は
モーター(図示せず)に連結されており、モーターで回
転される。
【0019】洗浄ノズル16は、回転ブラシ15で糞が
除去された飼育コンベア4に洗浄液を噴射して奇麗に洗
浄する。洗浄ノズル16は、飼育コンベア4の両面に洗
浄液を噴射する。したがって、洗浄ノズル16は、飼育
コンベア4の外側に洗浄液を噴射するものと、内側に洗
浄液を噴射するものの両方が、飼育コンベア4に向けて
固定されている。洗浄液は、飼育コンベア4の糞を奇麗
に流失し、さらに、これを殺菌する液体が使用される。
【0020】洗浄液ポンプ17は、洗浄液を加圧して洗
浄ノズル16に供給する。洗浄液ポンプ17の吐出側
は、各洗浄ノズル16に連結され、全ての洗浄ノズル1
6から洗浄液を噴射させる。
【0021】飼育コンベア4は減速モーター21でゆっ
くりと駆動される。減速モーター21は、飼育コンベア
4のチェーン9をかけたスプロケット20を駆動する。
したがって、スプロケット20の軸には、駆動チェーン
を介して減速モーター21を連結している。最下段の飼
育コンベア4の下方には、飼育装置1から鶏糞を排出す
るための排出コンベア22を連結している。
【0022】図2に示す鶏の飼育装置1は、隔壁12で
飼育コンベア4の上方に、複数に区画された飼育室5を
設けている。隔壁12は、垂直面内で回動できるように
取り付けられる。隔壁12は、垂直の姿勢で飼育コンベ
ア4の上方を複数の飼育室5に区画する。隔壁12を垂
直の姿勢に保持して飼育コンベア4を駆動すると、鶏を
移送することなく、鶏糞のみを移送できる。生育した鶏
を排出するときは、隔壁12を水平に回動する。水平に
回動した隔壁12は、飼育コンベア4を区画せず、鶏を
飼育コンベア4と一緒に移動できる状態とする。
【0023】この隔壁12は、上端縁に沿って回動軸
(図示せず)を固定している。回動軸の両端は、軸受け
を介して家屋に取り付けられている。さらに、図示しな
いが回動軸には、隔壁12を90度回動させるシリンダ
ー(図示せず)を連結している。
【0024】排出コンベア22から鶏糞が送られてくる
鶏糞処理装置2は、鶏糞を加熱状態で乾燥する。したが
って、鶏糞処理装置2は、図6〜図8に示すように、混
合機7と、乾燥手段6である加熱室25およびバーナー
26と、鶏糞を移送する乾燥コンベア23とを備えてい
る。
【0025】混合機7は、飼育装置1から排出コンベア
22で送り込まれてくる鶏糞に生石灰を添加して攪拌す
る。混合機7は、円筒ケースの底板に排出口を開口し、
底板の上方には攪拌羽根を設けている。攪拌羽根は、底
板の中心を貫通する回転軸に固定され、回転軸は、モー
ターに連結されて回転される。
【0026】混合機7の上部は、排出コンベア22を介
して飼育装置1に連結されている。排出コンベア22は
飼育装置1の底部に配設されて、飼育装置1の鶏糞を混
合機7に移送する。混合機の排出口は、スクリューコン
ベアを介して乾燥コンベア23に連結されている。さら
に、混合機7の上部には、図1に示すように、生石灰の
供給手段24を連結している。生石灰の供給手段24
は、筒内でコイルを回転して移送する。コイルを減速モ
ーターで回転して、ホッパーの生石灰を混合機7に供給
する。混合機7に供給する生石灰の添加量は、鶏糞に対
して3〜10重量%の範囲に調整される。生石灰を鶏糞
に対して5重量%添加すると、生石灰の発生熱で、鶏糞
の水分を約5重量%蒸発できる。生石灰の添加量を多く
すると、鶏糞の加熱温度を高くして発酵、乾燥時間を短
縮できる。
【0027】混合機7には、生石灰に加えて、リン酸を
添加することもできる。リン酸は、混合機7で発生する
アンモニアガスと反応して燐安を生成する。リン酸を添
加すると混合機7で発生するアンモニアガスを少なくで
きる。リン酸の添加量は、鶏糞100gに対し、0.1
〜2.5gの範囲に調整される。
【0028】加熱室25は、送り込まれた鶏糞を加熱し
て乾燥する。この工程において、鶏糞は発酵される。熱
が外部に逃げるのを阻止するために、加熱室の壁は断熱
処理されている。加熱室25は、壁を貫通してバーナー
26を設けている。バーナー26は加熱室の内部温度を
30℃以上に加熱する。室内温度を高温に保持すると、
鶏糞の高温発酵を助長誘導できる。このため、鶏糞は短
時間で乾燥されて有機質肥料となる。加熱室25には、
多量の鶏糞を効率よく乾燥できるように、内部に複数段
の乾燥棚27を設けている。
【0029】乾燥コンベア23は、飼育装置の飼育コン
ベアと同じように、鶏糞を端に移送させると、下段に落
下させる構造となっている。乾燥コンベア23は、落下
し、あるいは、混合機7から供給される鶏糞を一定の厚
さに均すために上方にオーガー28を配設している。
【0030】リターン移送手段3は、乾燥した鶏糞を飼
育装置1に供給する。したがって、リターン移送手段3
は、鶏糞処理装置2と飼育装置1とに連結されている。
鶏糞処理装置2から送り出される処理済糞は、一部をリ
ターン移送手段3で飼育装置1に供給し、残りを肥料と
して出荷する。リターン移送手段3が最初に飼育装置1
に供給する処理済糞の量は、飼育コンベア4上に数cm
の処理済糞を敷く量に調整する。飼育コンベア4の処理
済糞の厚さが薄くなると、飼育コンベア4に供給する処
理済糞の割合を多くして、肥料として取り出す処理済糞
の割合を少なくする。反対に、飼育コンベア4の処理済
糞が厚くなると、肥料として取り出す処理済糞の割合を
多くする。リターン移送手段3には、処理済糞を移送で
きるすべてのもの、例えば、ベルトコンベア等が使用さ
れる。
【0031】
【発明の効果】本発明の鶏の飼育プラントは、鶏糞を処
理して飼育装置の飼育コンベアに供給している。このた
め、飼育装置から回収された鶏糞にチップや木屑が含ま
れず、これを発酵、乾燥させて良質の有機肥料として使
用できる。従来のチップや木屑を含む鶏糞のように、焼
却して廃棄する必要がなく、有効に再利用できる特長が
ある。
【0032】また、処理済糞を飼育コンベアの上に敷い
て鶏を飼育する装置は、土間飼と同じように胸たこがで
きるのを防止できる。また、鶏糞に含まれるカルシウム
等を鶏が食べるので、高品質の鶏を飼育できる特長があ
る。
【0033】さらにまた、本発明の鶏の飼育プラント
は、単位面積当りの飼育数を多くして、病気の発生を防
止できる特長がある。それは、飼育コンベアに乾燥した
処理済糞を敷くので、鶏からでた水分率の高い鶏糞が速
やかに乾燥されるからである。すなわち、飼育コンベア
に鶏糞が落下すると、その表面に処理済糞が付着し、付
着した処理済糞が水分を吸収して強制的に乾燥させる。
このため、鶏から多量の鶏糞が排出されても、床を乾燥
状態に保持して、細菌の繁殖を防止することができる。
また、飼育コンベアに供給するのが処理済糞であるため
に、多量に供給してもコストが高くならず、床を効率よ
く乾燥状態に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す鶏の飼育プラントの概
略断面図
【図2】鶏の飼育装置の一例を示す断面図
【図3】図2に示す飼育装置に設けられる飼育コンベア
の側面図
【図4】図2に示す飼育装置に設けられる飼育コンベア
の平面図
【図5】図2に示す飼育装置に設けられる飼育コンベア
の断面図
【図6】鶏糞処理装置の一例を示す垂直断面図
【図7】図6に示す鶏糞処理装置の水平断面図
【図8】図6に示す鶏糞処理装置の垂直断面図
【符号の説明】
1…飼育装置 15…回
転ブラシ 2…鶏糞処理装置 16…洗
浄ノズル 3…リターン移送手段 17…洗
浄液ポンプ 4…飼育コンベア 19…熱
風乾燥消毒手段 5…飼育室 20…ス
プロケット 6…乾燥手段 21…減
速モーター 7…混合機 22…排
出コンベア 8…床板 23…乾
燥コンベア 9…チェーン 24…生
石灰の供給手段 10…回転軸 25…
加熱室 11…連結片 26…
バーナー 12…隔壁 27…
乾燥棚 13…水平ガイド 28…
オーガー 14…糞の除去手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の構成を有する鶏の飼育プラント。 (a) 飼育プラントは、鶏の飼育装置と、鶏糞処理装
    置と、鶏糞のリターン移送手段とを備える。 (b) 飼育装置は、飼育室の床に配設された飼育コン
    ベアを備える。 (c) 鶏糞処理装置は、鶏糞を加熱状態で乾燥する乾
    燥手段を備える。 (d) リターン移送手段は、鶏糞処理装置と飼育装置
    とに連結されており、鶏糞処理装置で加熱乾燥された処
    理済糞を飼育装置の飼育コンベアに供給するように構成
    されている。
JP14356592A 1992-05-07 1992-05-07 鶏の飼育プラント Expired - Lifetime JPH074124B2 (ja)

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JPH074124B2 JPH074124B2 (ja) 1995-01-25

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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