JP2005089126A - 折り装置 - Google Patents

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幸彦 岡
Yoshiaki Adachi
好昭 足立
Katsushi Tsutsui
克志 筒井
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  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

【課題】連続した長尺状のシート状部材をその内容物と共にシート状部材の流れ方向に沿って重なるように確実に折り畳むことができる折り装置を提供する。
【解決手段】連続した長尺状のシート状部材100を、シート状部材100の流れ方向に沿って重なるように折り畳むための折り装置10であり、シート状部材100の一方の端縁部102を、上方または下方に変位させて、一方の端縁部102をシート状部材100の内方に向かって折り畳むための折りガイド部材20と、折りガイド部材20の近傍に配置されて、シート状部材100の折り畳まれる内面側に当接して、一方の端縁部102をシート状部材100の内方に向かって折り畳む動作を補助するために回転可能に設けられる補助円盤24と、を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、連続した長尺状のシート状部材を、シート状部材の流れ方向に沿って重ねるように折り畳むための折り装置に関するものである。
ウェットティッシュや紙おむつ等の長尺状のシート状物を製造する際や、吸収性パッド等の製品を包装シートで包装する際には、連続した長尺状のシート状部材を用いる。このシート状部材は、シート状部材の流れ方向に沿って折り畳む場合には、ガイドを使用して折り畳む。従来、たとえばウェットティッシュの包装体を製造する場合には、折り板装置が使用されている(特許文献1)。
特開2001−286410号公報(第4頁ないし第5頁、図1)
この折り板装置は、所望の折り形状の積層ウェットティッシュペーパーを形成するのに用いられる。
しかし、連続した長尺状のシート状部材を流れ方向に沿って折り畳む場合には、シート状物が比較的厚い材料や剛度を有する材料で形成された場合や、シート状部材に固定されているシート状部材に比べて厚みの大きい内容物とシート状部材を同時に折り畳む場合等には、確実に折り畳む必要がある。従来の連続した長尺状のシート状部材を折り畳む装置では、このような内容物を含む連続した長尺状のシート状部材は、ガイド部材だけでは確実に折り畳むことができなかった。
そこで本発明は上記課題を解消し、連続した長尺状のシート状部材をその内容物と共にシート状部材の流れ方向に沿って重なるように確実に折り畳むことができる折り装置を提供することを目的としている。
第1の発明は、連続した長尺状のシート状部材を、前記シート状部材の流れ方向に沿って重なるように折り畳むための折り装置であり、前記シート状部材の一方の端縁部を、上方または下方に変位させて、前記一方の端縁部を前記シート状部材の内方に向かって折り畳むための折りガイド部材と、前記折りガイド部材の近傍に配置されて、前記シート状部材の折り畳まれる内面側に当接して、前記一方の端縁部を前記シート状部材の内方に向かって折り畳む動作を補助するために回転可能に設けられる補助円盤と、を有していることを特徴とする折り装置である。
上記構成によれば、折りガイド部材は、シート状部材の一方の端縁部を、上方または下方に変位させて、一方の端縁部をシート状部材の内方に向かって折り畳むための部材である。
補助円盤は、折りガイド部材の近傍に配置される。この補助円盤はシート状部材の折り畳まれる内面側に当接して、一方の端縁部をシート状部材の内方に向かって折り畳む動作を補助するために回転可能に設けられている。
これにより、折りガイド部材は、シート状部材の一方の端縁部を内方に向かって折り畳む。この際に、補助円盤は、シート状部材の折り畳まれる内面側に当接することで、一方の端縁部をシート状部材の内方に向かって折り畳む動作を回転しながら補助する。したがって、補助円盤はシート状部材の流れに沿って回転することから、シート状部材の流れの妨げにならずに、補助円盤により連続した長尺状のシート状部材や、シート状部材と一体とされたその内容物を傷めることなく、確実に折り畳んでいくことができる。
第2の発明は、第1の発明の構成において、前記折りガイド部材は、前記シート状部材の前記一方の端縁部を上方または下方に変位させるための立ち上げ部を有しており、前記補助円盤は、前記立ち上げ部に対して前記シート状部材の前記流れ方向の下流側に配置されており、前記補助円盤の周囲縁は、前記シート状部材に対して傾斜して当接されていることを特徴とする。
上記構成によれば、折りガイド部材は、シート状部材の一方の端縁部を上方または下方に変位させるための立ち上げ部を有している。補助円盤は、この立ち上げ部に対してシート状部材の流れ方向の下流側に配置されている。補助円盤の周囲縁は、シート状部材に対して傾斜して当接されている。
これにより、折りガイド部材の立ち上げ部が、シート状部材の一方の端縁部を上方または下方に変位させた後に、補助円盤は、シート状部材およびその内容物に当接することでシート状部材と内容物を確実に折り畳むことができる。この際に、補助円盤の周囲縁は、シート状部材に対して傾斜して当接されていることから、折りガイド部材が配置されていても、補助円盤は折りガイド部材に妨げられずにシート状部材や、シート状部材と一体とされたその内容物に当接して、折りガイド部材によって立ち上がった状態のシート状部材を、折り畳まれる方向に変化させ、確実に折り畳むことができる。
第3の発明は、第1の発明または第2の発明の構成において、前記折りガイド部材は、折り畳まれた状態の前記シート状部材の幅を規定するための幅規定部材を有しており、前記補助円盤は、前記幅規定部材の前記流れ方向について始端部の近傍に配置されていることを特徴とする。
上記構成によれば、折りガイド部材は、折り畳み終えた状態のシート状部材の幅を規定するための幅規定部材を有している。補助円盤は、幅規定部材の流れ方向についての始端部の近傍に配置されている。
これにより、幅規定部材は、折り畳んだシート状部材と内容物の流れ方向に関する幅を確実に規定することができる。そして、補助円盤は、幅規定部材の流れ方向について始端部の近傍に配置されていることから、補助円盤がシート状部材をその内容物に当接して確実に折り畳むと共に、幅規定部材が折り畳んだシート状部材および内容物の幅を規定することができる。
第4の発明は、第3の発明の構成において、前記折りガイド部材は、前記シート状部材の前記流れ方向の下流側に沿って前記折りガイド部材の幅が増加するように斜めに傾斜して形成されていることを特徴とする。
上記構成によれば、折りガイド部材は、シート状部材の流れ方向の下流側に沿っており、折りガイド部材の幅が増加するように斜めに傾斜して形成されている。
これにより、折りガイド部材によりシート状部材の一方の端縁部が上方または下方に変位されるのであるが、折りガイド部材が斜めに傾斜しているので、その一方の端縁部は、上方または下方に徐々に流れ方向に沿って変位させていくことができる。このことから、シート状部材は、折りガイド部材によって立ち上げられると共に、折りガイド部材と補助円盤によって内方に折り込まれていき、さらに折りガイド部材の増加した幅の部分によって、シート状部材が流れていくにしたがって、一方の端縁部の上方または下方への変位をスムーズに行うことができる。
以上説明したように、本発明によれば、連続した長尺状のシート状部材をその内容物と共にシート状部材の流れ方向に沿って重なるように確実に折り畳むことができる。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
図1は、本発明の折り装置の好ましい実施形態を示す斜視図である。
図1に示す折り装置10は、連続した長尺状のシート状部材100を、その内容物120と共にシート状部材100の流れ方向Dに沿って重なるように折り畳むための装置である。
図2は、図1の折り装置10の平面図である。
図1と図2に示す折り装置10は、折りガイド部材20、補助円盤24、折り状態保持プレート28、幅規定部材30,31、コンベア40,41を有している。
図1と図2に示す折り装置10は、たとえば図3あるいは図4に示すような連続した長尺状のシート状部材100における一方の端縁部102を、シート状部材100の流れ方向Dに沿って、この場合は上方から重なるように折り畳むための装置である。
ここで、図3に示すシート状部材100の例と図4に示すシート状部材100の例について簡単に説明する。
図3に示す連続した長尺状のシート状部材100は、既にシート状部材100上に内容物120が配置されており、あらかじめ他方の端縁部101が折られた状態のものを、図3(B)のようにさらに一方の端縁部102を重ねて折り畳む場合の例を示している。
図3(A)に示す連続した長尺状のシート状部材100は、図3(A)と図3(C)のようにあらかじめ他方の端縁部101が、シート状部材100の内方に向かってあらかじめ折り畳まれている。
その後、図3(B)に示すように、図1と図2の折り装置10を用いて、一方の端縁部102がやはりシート状部材100を内方に向かって図3(C)に示すように折り畳み方向Eに沿って折り畳まれる。これによって、図3(B)に示すようにシート状部材100は、3つに折り畳まれる。
図4の別の例では、連続した長尺状のシート状部材100は、内容物120は配置されておらず、一定の厚みを有するものとされており、図4(A)の状態から図4(B)に示すように2つ折りに折り畳まれる。すなわち、シート状部材100の一方の端縁部102が折り畳み方向Eに折り畳まれることにより、2つ折りに折り畳まれる。
図3と図4に示す各シート状部材100の折り畳み方式は、いずれの場合も図1と図2に示す折り装置10により行うことができる。そこで、図3に示すシート状部材100が3つに折り畳まれる折り畳み方式について、代表して説明する。
まず、図1と図2に示す折り装置10の各構成要素について、順次説明する。
折り装置10のコンベア40とコンベア41は、直列状に配列されている。コンベア40は、連続した長尺状のシート状部材100を流れ方向Dに搬送してくる。コンベア41は、コンベア41により搬送されるシート状部材100をさらに流れ方向Dに沿って搬送する。コンベア40,41は、各々図示しないモータにより作動されるエンドレス状の移送手段である。
コンベア40,41は、図示されない構成によってコンベア40,41の中心側に向かって空気を吸引することにより、連続した長尺状のシート状部材100を吸着するよう吸引しながら安定的に流れ方向Dに搬送することができる。
図1と図2に示すロール26について説明する。
ロール26は、コンベア40の終端部40Aとコンベア41の始端部41Aの付近であって、コンベア40とコンベア41の上方位置に配置されている。
このロール26は、図1,図2,図5に示すように、円柱状の部材である。ロール26の一方の端部27には、折りリブ29が全周にわたってしかも半径方向に突出するようにして形成されている。
この折りリブ29は、図7に例示するように、図1のコンベア40により流れ方向D(図7の紙面垂直方向)に搬送されてくるシート状部材100に対して、折り畳みのきっかけとなる立ち上げを行い、内面の折り部分50をあらかじめ形成するものである。シート状部材100は、内容物120を有している。この内容物120は、シート状部材100の内面側に固定されている。内容物120の厚みはシート状部材100の厚みに比べて大きい。折りリブ29は、この内容物120とシート状部材100の所定の位置に対して折り畳まれる内側を圧迫する。これにより、シート状部材100と内容物120の一方の端縁部102が、図7のG方向に持ち上がるように、折り部分50を強制的にかつシート状部材100と内容物120に対して流れ方向Dに沿って連続的に形成することができる。
このロール26の回転中心軸CLは、シート状部材100の下側に配置されたコンベア40の回転軸CL1と平行であって、かつコンベア40とは逆回転とされている。
図1と図5に示すように、ロール26は、サポート軸53により片持ち式で回転可能に支持されている。サポート軸53は、連結部54を介してロール26の他方の端部55を回転可能に連結している。この他方の端部55は、折りリブ29が形成されている端部とは反対の部分である。
このようにして、ロール26の折リブ29は、図7に示すように、あらかじめシート状部材100およびその内容物120に対して回転しながら内面の折り部分50を形成して、シート状部材100の一方の端縁部102をあらかじめG方向に連続して立ち上げることができる。
次に、図1と図2に示す折りガイド部材20と幅規定部材30と、折り状態保持プレート28と幅規定部材31について説明する。
折りガイド部材20と折り状態保持プレート28は、ほぼ平行になるように、流れ方向Dに沿って配列されている。折りガイド部材20と折り状態保持プレート28は、流れ方向Dについてロール26の後ろ側に配置されている。
一方の幅規定部材30は、図2に破線で示すように、折りガイド部材20の下側に配置されている。同様にして、もう1つの幅規定部材31は、折り状態保持プレート28の下側にやはり破線で示すように配置されている。
幅規定部材30と幅規定部材31は、平行に配列されたほぼ長方形状の部材である。この幅規定部材30と幅規定部材31は、3つ折りになったシート状部材100の幅Wを規定するためのものである。
折りガイド部材20は、幅規定部材30の上側に位置しており、折りガイド部材20は上側プレートとも呼び、幅規定部材30は下側プレートとも呼ぶ。折り状態保持プレート28は、幅規定部材31の上側に位置しており、折り状態保持プレート28は上側プレートとも呼び、幅規定部材31は下側プレートとも呼ぶ。
折りガイド部材20は、ロール26の折りリブ29側に位置し、折り状態保持プレート28はロール26の下端部55側に位置している。
折り状態保持プレート28は、シート状部材100の他方の端縁部101のすでに折り畳んである状態を押さえて保持するためのプレートである。これによって、折り状態保持プレート28は、他方の端縁部101の折り状態が戻ってしまうのを確実に防ぐことができる。
これに対して、折りガイド部材20は、ロール26の折りリブ29によって立ち上げられたシート状部材100の一方の端縁部102を流れ方向Dに沿ってスムーズに折り畳んでいくための部材である。
図1と図2に示す折りガイド部材20は、立ち上げ部61と、傾斜案内部63を有している。図2に示すように、立ち上げ部61は、後端部64に比べてF方向に関する幅が小さくなっている。このF方向は、流れ方向Dと直交する方向である。
折りガイド部材20には、立ち上げ部61から後端部64までにかけて、傾斜案内部63は、そのF方向に関する幅方向が徐々に広がるように傾斜して形成されている。立ち上げ部61は、ロール26の折りリブ29の近傍に配置されている。立ち上げ部61は、ロール26の回転中心軸CL付近に位置しており、折りリブ29のすぐ横にある。
傾斜案内部63は、すでに折りリブ29により立ち上がりつつあるシート状部材100の一方の端縁部102をさらに確実に流れ方向Dに沿って案内しながら、シート状部材100とその内容物120をスムーズに3つ折りにして折り畳む機能を有している。
図1に示すように、折りガイド部材20は長孔20Aを有している。この長孔20Aは、F方向に形成されていて、操作部20Bを緩めることにより、折りガイド部材20はF方向に位置調整して再び固定することができる。
同様にして図1と図5に示すように、折り状態保持プレート28も長孔28Aを有している。操作部28Bを操作することにより、折り状態保持プレート28はF方向に位置調整して固定することができる。図2に示すように折り状態保持プレート28は、長方形状の部材である。
これによって、シート状部材100のサイズに応じて、折りガイド部材20と折り状態保持プレート28の位置調整ができる。
なお、ロール26よりも上流に位置するコンベア40側においても、上流側折り状態保持プレート150が形成されており、同様にあらかじめ折り畳まれた他方の端縁部101が折られた状態を維持して搬送することができるよう構成されている。
次に、図1,図5および図6を参照して、補助円盤24およびその周辺部分について説明する。
補助円盤24は、たとえば金属製の薄い円盤である。図5の補助円盤24は、軸131の端部に回転可能に固定されている。軸131の他端部はホルダ132に固定されている。このホルダ132は、軸133を介して別のホルダ134に固定されている。
軸131は、ホルダ132の締め付けを緩めることにより、軸133に関してH方向に回転して位置決めできるようになっている。この時、補助円盤24の回転方向Hは、ロール26と同じ方向とされており、コンベア41とは逆方向とされている。
補助円盤24の周囲縁24Rは、図8に示すようにコンベア41で搬送されているシート状部材100および内容物120に対して角度θだけ傾斜して保持されている。この角度θは、たとえば30°であるが、これに限らずH方向に角度を変えることができる。
図2と図6および図8に示すように、補助円盤24は、折りガイド部材20の立ち上げ部61よりも流れ方向Dに関して後ろ側に配置されている。補助円盤24は、幅規定部材30,31の流れ方向Dについての始端側の近傍に配置されている。そして補助円盤24の最も下に位置する周囲縁24Rは、シート状部材100と内容物120の内面である内面の折り部分50に対して突き当てることにより、一方の端縁部102側をさらにG1方向に立ち上げる機能を有している。このように立ち上がった一方の端縁部102は、図2に示す折りガイド部材20の傾斜案内部63により案内されることにより、シート状部材100と内容物120が3つ折り状態で折り畳むことができる。
図8(B)に示すように、補助円盤24の周囲縁24Rの最も下に位置する部分24Aは、折りガイド部材20の傾斜案内部63における対応する部分63Aとほぼ垂直方向Zについて同じ位置に位置するように位置決めされているのが好ましいが、折り畳む対象物となるシート状部材100や内容物120の厚さや大きさに応じて、傾斜案内部63の対応する端部63Aよりも内側に入り込んでもよく、また、対応する端部63Aから離間する位置に配置されてもよい。
次に、上述した折り装置10により、連続した長尺状のシート状部材100とその内容物120が3つ折りに折り畳まれる動作について説明する。
図3(A)ないし(C)に示すように、あらかじめ連続した長尺状のシート状部材100は、他方の端縁部101がすでに内方に向かって折り畳まれている。このようにあらかじめ2つに折り畳まれた連続した長尺状のシート状部材100が、一方の端縁部102をさらに折り曲げることにより、3つ折りに折り畳まれる様子について、代表して説明する。
しかし、図4に示すように、連続した長尺状のシート状部材100を2つ折りにする場合や、図示しない下方向に折り畳む際においても同様な動作である。
連続した長尺状のシート状部材100は、図3(C)に示すような2つ折りの状態で、図1のコンベア41により流れ方向Dに送られてくる。この場合であっても、図1に示すように上流側折り状態保持プレート150がコンベア40の上に配置されているので、図3に示すシート状部材100の他方の端縁部101の折った状態が上流側折り状態保持プレート150により保持され、元に戻ってしまうことがない。
シート状部材100がロール26に達すると、ロール26の折りリブ29が、図7に示すようにシート状部材100と内容物120の内面の折り部分50に対して強制的に折りをつける。これによって一方の端縁部102がG方向に立ち上がる。
図1のコンベア41がコンベア40側からのシート状部材100を受け取ると、コンベア41はシート状部材100を流れ方向Dに搬送していく。
この際に、図2に示すようにシート状部材100の一方の端縁部102が立ち上げ部61により、ロール26の折りリブ29とほぼ同時に立ち上げられる。そして図8に示すように補助円盤24が一方の端縁部102を立ち上げた状態から矢印G1の方向に内方に折り畳まれ始めることを補助する。これによって、一方の端縁部102は確実に立ち上がり、シート状部材100と内容物120の内面側に折り畳む方向に向けることができる。
図7に示す折りリブ29と図8に示す立ち上げ部61および補助円盤24を用いることにより、薄いシート状部材100のみならずこのシート状部材100に対して固定された比較的厚みのある内容物120をも、確実に立ち上げて、内方に折り畳み始めることができる。
立ち上げられた一方の端縁部102は、図2に示す折りガイド部材20の傾斜案内部63により徐々に内方に折り畳まれていき、そして図2に示すように3つ折りのシート状部材100を形成することができる。この時、図2に示すように、3つ折りされたシート状部材100の幅Wは、幅規定部材30,31の間の幅で規定される。
折りガイド部材20は、シート状部材100の一方の端縁部102を内方に向かって折り畳む。この際に、補助円盤24は、シート状部材100の折り畳まれる内面側に当接することで、一方の端縁部102をシート状部材100の内方に向かって折り畳む動作を、回転しながら補助する。
したがって、補助円盤24はシート状部材100の流れに沿って回転することから、シート状部材100の流れの妨げにならずに、補助円盤24により連続した長尺状のシート状部材100とその内容物120を確実に折り畳んでいくことができる。
図2の折りガイド部材20の立ち上げ部61が、シート状部材100の一方の端縁部102を上方または下方に変位させた後に、補助円盤24は、シート状部材100およびその内容物120を確実に折り畳むことができる。この際に補助円盤24の周囲縁24Rは、シート状部材100に対して傾斜して当接されていることから、折りガイド部材20が配置されていても、補助円盤24は折りガイド部材20に妨げられずにシート状部材100およびその内容物120を立ち上げられた状態から内方に向かうよう変形させて、確実に折り畳むことができる。
図2の幅規定部材30,31は、折り畳んだシート状部材100と内容物120の流れ方向Dに関する幅Wを確実に規定することができる。そして、補助円盤24は、幅規定部材の流れ方向について始端部の近傍に配置されていることから、補助円盤がシート状部材をその内容物を確実に折り畳んだ後に、幅規定部材が折り畳んだシート状部材および内容物の幅を規定することができる。
本発明の実施形態では、折りガイド部材によりシート状部材の一方の端縁部が上方に変位して曲げるようにしているが、これに限らず、一方の端縁部が下方に変位して曲げるようにしてもよい。
折りガイド部材20によりシート状部材の一方の端縁部が上方または下方に変位されるのであるが、下流に進むに従って広幅となるよう、折りガイド部材が斜めに傾斜しているので、その一方の端縁部102は、上方または下方に徐々に流れ方向に沿って変位させていくことができる。このことから、一方の端縁部102の上方または下方への変位をスムーズに行うことができる。
本発明の実施形態で使用している連続した長尺状のシート状部材100およびその内容物120は、たとえば次のような具体的な例のものである。シート状部材単独や、内容物を覆うための包装等のシート状部材で構成される製品としては、吸収性製品の一例である、ウェットティッシュペーパー、ドライティッシュペーパー、使い捨てのティッシュペーパー、ペット用のシーツ、マスク、紙おむつ、生理用ナプキン、おりものシート、吸収性パッドの他に包装用の袋等の他の分野の製品であってもよく、例えば金属板の変形等も含んでおり、特に分野を限定するものではない。
いずれにしても、比較的薄いシート状部材に対して比較的厚みがあって硬い内容物を積層した構造のものであっても、本発明の折り装置10は容易にかつ確実に、しかもシート状部材の流れる速度を遅くすることなく維持しつつ容易にかつ確実に折り畳むことができる。
本発明は、上記実施形態に限定されず、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で種々の変更を行うことができる。
上記実施形態の各構成は、その一部を省略したり、上記とは異なるように任意に組み合わせることができる。
本発明の折り装置の好ましい実施形態を示す斜視図。 図1の折り装置の平面図。 本発明の折り装置により折り畳まれる2つ折りにされたシート状部材の一例を示す図。 本発明の折り装置により折り畳まれる別のシート状部材を示す図。 折り装置の中央部分を拡大して示す図。 折り装置の補助円盤の付近を示す斜視図。 ロールの折りリブにより内面の折り部分を折っている状態を示す図。 折りガイド部材と補助円盤によりシート状部材と内容物の一方の端縁部を立ち上げている様子を示す図。
符号の説明
10・・・折り装置、20・・・折りガイド部材、24・・・補助円盤、26・・・ロール、29・・・折りリブ、100・・・連続した長尺状のシート状部材、102・・・一方の端縁部、120・・・内容物

Claims (4)

  1. 連続した長尺状のシート状部材を、前記シート状部材の流れ方向に沿って重なるように折り畳むための折り装置であり、
    前記シート状部材の一方の端縁部を、上方または下方に変位させて、前記一方の端縁部を前記シート状部材の内方に向かって折り畳むための折りガイド部材と、
    前記折りガイド部材の近傍に配置されて、前記シート状部材の折り畳まれる内面側に当接して、前記一方の端縁部を前記シート状部材の内方に向かって折り畳む動作を補助するために回転可能に設けられる補助円盤と、を有していることを特徴とする折り装置。
  2. 前記折りガイド部材は、前記シート状部材の前記一方の端縁部を上方または下方に変位させるための立ち上げ部を有しており、
    前記補助円盤は、前記立ち上げ部に対して前記シート状部材の前記流れ方向の下流側に配置されており、
    前記補助円盤の周囲縁は、前記シート状部材に対して傾斜して当接されていることを特徴とする請求項1に記載の折り装置。
  3. 前記折りガイド部材は、折り畳まれた状態の前記シート状部材の幅を規定するための幅規定部材を有しており、
    前記補助円盤は、前記幅規定部材の前記流れ方向について始端部の近傍に配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の折り装置。
  4. 前記折りガイド部材は、前記シート状部材の前記流れ方向の下流側に沿って前記折りガイド部材の幅が増加するように斜めに傾斜して形成されていることを特徴とする請求項3に記載の折り装置。

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