JP2005089083A - 両面給紙装置および画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ジョギング動作の動作ロス及び時間ロスを少なくした両面給紙装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 転写紙2は、逆転コロ4、反転両面排出ローラ5及び搬送ローラ9により新たな画像形成処理のために搬送される。この搬送に際し、一対の誘導コロ7を有するジョガーフェンス8は、転写紙2の規定幅に対する幅方向の開閉が可動とされ、この転写紙2の位置を規制する。再給紙開始の所定の時間前に誘導コロ7を有するジョガーフェンス8を閉め、且つ再給紙開始の所定の時間後に誘導コロ7を有するジョガーフェンス8を開くことにより、転写紙2を揃える。
【選択図】図3
【解決手段】 転写紙2は、逆転コロ4、反転両面排出ローラ5及び搬送ローラ9により新たな画像形成処理のために搬送される。この搬送に際し、一対の誘導コロ7を有するジョガーフェンス8は、転写紙2の規定幅に対する幅方向の開閉が可動とされ、この転写紙2の位置を規制する。再給紙開始の所定の時間前に誘導コロ7を有するジョガーフェンス8を閉め、且つ再給紙開始の所定の時間後に誘導コロ7を有するジョガーフェンス8を開くことにより、転写紙2を揃える。
【選択図】図3
Description
本発明は、複写機等の両面給紙装および画像形成装置に係り、特に一方の面に画像が形成された転写紙を再給紙し、前記転写紙の他方の面に画像を形成する両面給紙装置および画像形成装置に関する。
従来、複写機等の画像形成装置に適用される両面給紙装置は、一旦片面に画像形成をした転写紙を反転して再度画像形成する処理を行うため、その幅方向の位置を正確に配置して画像形成処理手段に搬送する必要がある。このため、両面給紙装置には、転写紙の幅方向の位置規制を行うジョガーフェンスを設けるようにしている。
このジョガーフェンスは、その間隔を調整可能な1対の立壁を転写紙搬入時には転写紙幅より十分な余裕分を持つ幅まで開き、転写紙停止後に転写紙幅分まで閉めるというジョギング動作を行い、その後再転写処理のための再給紙を行うようにしている。
このジョガーフェンスは、その間隔を調整可能な1対の立壁を転写紙搬入時には転写紙幅より十分な余裕分を持つ幅まで開き、転写紙停止後に転写紙幅分まで閉めるというジョギング動作を行い、その後再転写処理のための再給紙を行うようにしている。
しかしながら、前記ジョガーフェンスを転写紙幅より十分な余裕分を持つ幅まで開き、転写紙停止後に転写紙幅までジョガーフェンスを閉めるジョギング動作は、紙詰まり防止のため、十分な余裕を持った距離を移動させるため、動作ロスひいては時間ロスが発生するという問題があった。
本発明は、ジョギング動作の動作ロス及び時間ロスを少なくした両面給紙装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、一方の面に画像が形成された転写紙を再給紙し、前記転写紙の他方の面に画像を形成する両面給紙装置において、前記転写紙の位置を規制する誘導コロを設ける共に前記転写紙の紙幅方向にその間隔を可変に構成された一対のジョガーフェンスと、前記ジョガーフェンスを前記転写紙の規定幅に対して広げる開動作と、前記規定幅に対して狭める閉動作とをさせる駆動手段と、前記駆動手段を制御して前記再給紙開始の第1の所定時間前に前記ジョガーフェンスの間隔を狭め、且つ再給紙開始の第2の所定時間後に前記ジョガーフェンスの間隔を広げる駆動制御手段とを備えた、両面給紙装置である。
請求項2の発明は、前記制御手段はジョガーフェンスの間隔を広げた後、さらに第3の所定時間後に前記ジョガーフェンスの間隔を狭める、請求項1記載の両面給紙装置である。
請求項3の発明は、前記制御手段の第3の所定時間は、給紙方向の前記転写紙の長さに応じて設定される、請求項1および2記載の両面給紙装置である。
請求項4の発明は、前記誘導コロは、ジョガーフェンスの再給紙側端部であって、転写紙搬入時のみに前記転写紙を案内し、転写紙搬出時には転写紙に接触しない位置に前記給紙ベルトから間隔を開けて配置されている請求項1ないし請求項3記載の両面給紙装置である。
請求項5の発明は、前記請求項1ないし請求項4の両面給紙装置を備えた、画像形成装置である。
請求項5の発明は、前記請求項1ないし請求項4の両面給紙装置を備えた、画像形成装置である。
本発明の両面給紙装置および画像形成装置によれば、ジョガーフェンスに誘導コロを設ける他開閉動を所定の間隔を持って行うようにしたから、再給紙において転写紙が位置規制され正しい向きで再給紙され、再給紙時にスキュー等の不具合の発生を防止し、ジョギング動作の動作ロス及び時間ロスを低減することができるという効果を奏する。
以下本発明を実施するための最良の形態を図1ないし図5に示す実施例に基づいて説明する。
図1は実施例に係る両面給紙装置の転写紙搬入時の状態を示す両面給紙装置の断面図、図2は実施例に係る両面給紙装置の転写紙搬出時の状態を示す両面給紙装置の断面図、図3は実施例に係る両面給紙装置を示す平面図である。
本実施例の両面給紙装置は、転写紙2を反転両面ユニットへ搬送する反転両面搬入ローラ1と、反転たたきコロ3と、逆転コロ4と、反転両面排出ローラ5と、分岐爪6と、転写紙2の幅方向を規制する誘導コロ7を有するジョガーフェンス8と、搬送ローラ9と、反転両面排出コロ10と、反転両面搬入コロ11と、搬送ベルト12とを有して構成される。
本例において、反転両面搬入ローラ1は、反転両面搬入コロ11と共に片面の画像形成処理が完了した転写紙2を反転両面ユニットに搬送する。反転たたきコロ3は、揺動アーム13の先端部にゴム製の回転コロ14が設けられ、他方の先端部が軸受15で軸支され、回転コロ14が軸受15を中心に揺動運動し、転写紙2を転送ベルト12に押し付ける。
逆転コロ4は、反転両面排出ローラ5へ誘導するためのものであり、反転両面排出ローラ5は、搬送ベルト12を駆動して片面の画像形成が完了した転写紙2を、他方の面への画像形成のために、分岐爪6を介して所定の順序でフィードする。
ジョガーフェンス8はその給排紙側端部に誘導コロ7を備え、2本一対で構成され、転写紙2の幅方向の位置を規制する。
本例では、ジョガーフェンス8の誘導コロ7は糸巻き型であり、図1および図2に示すように、転写紙搬入時のみに前記転写紙2を案内し(図1)、転写紙搬出時には転写紙に接触しない位置(図2)に前記給紙ベルト12から間隔dを開けて配置されている。
このジョガーフェンス8は駆動手段20に内蔵された移動モータにより、転写紙幅位置から僅かな寸法Dだけジョギング動作を行う。
また、駆動手段20は、シークエンサー等の駆動制御手段30でその駆動タイミングが制御されている。
また、搬送ローラ9は、転写紙2を画像形成のために搬送ベルト12を順次搬送するものであり、転写紙2は、搬送ベルト12により新たな画像形成処理のために搬送される。
次に、本実施例に係る画像形成装置の動作を説明する。図1の状態において、反転両面搬入ローラ1から排紙された一方の表面へ画像形成済の転写紙2は、反転両面装置に搬送される。転写紙2の幅方向は、誘導コロ7を有するジョガーフェンス8が転写紙2の規定幅より僅かな分だけジョギング動作をすることにより揃えられる(図3)。次に一方の表面へ画像形成済の転写紙2は時計方向に回転する逆転コロ4により反転部へ搬送される(図2)。
この反転転送装置の駆動制御手段30の駆動制御について図4および図5に基づき説明する。図4はジョガーフェンスの動作例を示すタイミング図である。図5はジョガーフェンスの動作例を示すタイミング図である。ここで、図に示す「再給紙クラッチ」ONは、転写紙2の逆転コロ4と反転たたきコロ3とによる転写紙2の反転開始を意味する。また、「ジョガーフェンス」開閉は、規定幅より僅かな分の方向への移動(開)と、規定幅方向への移動(閉)とを示す。
図4は、本例に係る両面給紙装置の作動タイミングの第1の例を示している。本例では、再給紙の一定時間A[ms]前に誘導コロ7を有するジョガーフェンス8を閉め、再給紙された転写紙2が搬送ローラ9にくわえこまれる一定時間B[ms]後に誘導コロ7を有するジョガーフェンス8を開く。なお一定時間Aおよび一定時間Bは実際の画像形成装置の作動状態により定める量であり、可変とする。
また図5は本例に係る両面給紙装置の作動タイミングの第2の例を示している。この例では、再給紙された転写紙2が搬送ローラ9にくわえこまれる一定時間B[ms]後、つまり転写紙2の給紙方向が確定後に誘導コロ7を有するジョガーフェンス8を開き、再給紙のタイミングの一定時間C[ms]後に誘導コロ7を有するジョガーフェンス8を閉める。なお、一定時間C[ms]の時間長さは、転写紙2の用紙長さに応じて可変とする。
以上説明したように、本実施例によれば以下の効果を奏する。
再給紙の間だけ誘導コロを有するジョガーフェンスを閉じるため、再給紙時にスキュー等の不具合の発生を防ぐことができ、ジョギング動作の動作ロス及び時間ロスを低減することができる。
また、再給紙のタイミングに合わせて、一定時間でジョギング動作を行うため簡単な制御で、再給紙のスキュー等の不具合を防ぐことができる。
さらに、給紙のタイミングと転写紙の用紙長さに応じてジョギング動作を行うため、比較的簡単な制御で、再給紙時のスキュー等の不具合を防ぐことができる。
なお、上述の実施例は本発明の好適な実施の一例であるが、これに限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施が可能である。
1 反転両面搬入ローラ
2 転写紙
3 反転たたきコロ
4 逆転コロ
5 反転両面排出ローラ
6 分岐爪
7 誘導コロ
8 ジョガーフェンス
9 搬送ローラ
10 反転両面搬出コロ
11 反転両面搬送コロ
13 揺動アーム
14 回転コロ
15 軸受
20 駆動手段
30 駆動制御手段
2 転写紙
3 反転たたきコロ
4 逆転コロ
5 反転両面排出ローラ
6 分岐爪
7 誘導コロ
8 ジョガーフェンス
9 搬送ローラ
10 反転両面搬出コロ
11 反転両面搬送コロ
13 揺動アーム
14 回転コロ
15 軸受
20 駆動手段
30 駆動制御手段
Claims (5)
- 一方の面に画像が形成された転写紙を再給紙し、前記転写紙の他方の面に画像を形成する両面給紙装置において、往復道する給紙ベルト上に配置され、前記転写紙の位置を規制する誘導コロを設ける共に前記転写紙の紙幅方向にその間隔を可変に構成された一対のジョガーフェンスと、前記ジョガーフェンスを前記転写紙の規定幅に対して広げる開動作と、前記規定幅に対して狭める閉動作とをさせる駆動手段と、前記駆動手段を制御して前記再給紙開始の第1の所定時間前に前記ジョガーフェンスを開動作し、且つ再給紙開始の第2の所定時間後に前記ジョガーフェンスを閉動作する駆動制御手段とを備えたことを特徴とする両面給紙装置。
- 前記制御手段はジョガーフェンスを開動作させた後、さらに第3の所定時間後に前記ジョガーフェンスを閉動作させることを特徴とする請求項1記載の両面給紙装置。
- 前記制御手段の第3の所定時間は、給紙方向の前記転写紙の長さに応じて設定されることを特徴とする請求項1および2記載の両面給紙装置。
- 前記誘導コロは、ジョガーフェンスの再給紙側端部であって、転写紙搬入時のみに前記転写紙を案内し、転写紙搬出時には転写紙に接触しない位置に前記給紙ベルトから間隔を開けて配置されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3記載の両面給紙装置。
- 前記請求項1ないし請求項4の両面給紙装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003324237A JP2005089083A (ja) | 2003-09-17 | 2003-09-17 | 両面給紙装置および画像形成装置 |
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Publications (1)
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ID=34455039
Family Applications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009113299A1 (ja) * | 2008-03-14 | 2009-09-17 | 日本金銭機械株式会社 | 紙葉類整合搬送装置 |
JP2015100957A (ja) * | 2013-11-22 | 2015-06-04 | サトーホールディングス株式会社 | プリンタの搬送装置 |
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2003
- 2003-09-17 JP JP2003324237A patent/JP2005089083A/ja active Pending
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WO2009113299A1 (ja) * | 2008-03-14 | 2009-09-17 | 日本金銭機械株式会社 | 紙葉類整合搬送装置 |
JP2009220943A (ja) * | 2008-03-14 | 2009-10-01 | Japan Cash Machine Co Ltd | 紙葉類整合搬送装置 |
US8382100B2 (en) | 2008-03-14 | 2013-02-26 | Japan Cash Machine Co., Ltd. | Device for concentrically transporting documents through passageway |
JP2015100957A (ja) * | 2013-11-22 | 2015-06-04 | サトーホールディングス株式会社 | プリンタの搬送装置 |
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