JPH10133432A - 両面画像形成装置の給紙装置 - Google Patents

両面画像形成装置の給紙装置

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JPH10133432A
JPH10133432A JP8285739A JP28573996A JPH10133432A JP H10133432 A JPH10133432 A JP H10133432A JP 8285739 A JP8285739 A JP 8285739A JP 28573996 A JP28573996 A JP 28573996A JP H10133432 A JPH10133432 A JP H10133432A
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倫正 倉田
Hideo Taniguchi
秀男 谷口
Hideyuki Kamiura
秀行 神浦
Norio Mototani
則男 本谷
Daigo Nishioka
大吾 西岡
Keigo Hashimoto
啓吾 橋本
Hitoshi Nishida
均 西田
Nobuhiko Sakamoto
信彦 阪本
Tatsuya Senoo
達也 妹尾
Jiyouei Ochi
浄英 越智
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型の装置により用紙の第2面に画像を複写
するために用紙を反転して中間トレイに収容するもの
で、用紙の長さが短い場合に、長い場合よりも搬送速度
を遅くしている装置を提供する。 【解決手段】 中間トレイユニット12と、中間トレイ
ユニット12への入紙搬送路と、中間トレイユニット1
2からの排出搬送路と、プロセス部から中間トレイユニ
ット12に向かう搬送路に設けられた搬送ローラとを有
し、前記入紙搬送路と排出搬送路を中間トレイユニット
12の一方の端部に交差するように配置させ、前記搬送
ローラをプロセス部を通過する搬送速度よりも遅い速度
で搬送させると共に、短いサイズの用紙は長いサイズの
用紙よりも遅く搬送制御する手段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は両面画像形成装置に
おいて、片面画像形成済みの用紙を収容し再度送り出す
ための給紙装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえば電子写真等の複写方法に
より両面複写物を得ることは良く知られている。これは
感光体に静電潜像を形成した後現像し、トナー像を転写
用紙に転写し定着した後、第1の面に画像を形成済みの
用紙を中間トレーに収容し、再度感光体に静電潜像を形
成した後現像し、トナー像を代2の面に転写して定着す
る事によって、用紙の両方の面に画像を形成するもので
ある。
【0003】自動両面複写機においては、上記の通り両
面に画像を形成する際、第1の面に画像を形成済みの用
紙を必要枚数だけ中間トレイに収容し、次に第2面の画
像を感光体上に形成するとともに、中間トレイの用紙を
1枚ずつ給紙して第2面に画像を転写することにより、
両面の多数毎の画像形成を行う方法が知られている。こ
れをマルチ複写方法と呼ぶ。
【0004】また、必要に応じて、第1の面に1枚だけ
画像を形成し、中間トレイに収容し、ついで片面に画像
形成済の用紙を直ぐに再給紙して第2面に画像を形成す
る。これを繰り返して、多数枚の両面複写を得る方法も
知られている。これを逐次複写方法と呼ぶ。
【0005】前記マルチ複写方法による自動両面画像形
成装置では例えば、特開昭57―72537号公報のよ
うに両面複写を行うために、転写用紙を両面用紙受け1
8多数枚収容し、その際に一枚毎に収容面上面から押圧
して収容することにより、カールがある用紙が収容され
た場合に安定した給紙を行おうとするものである。
【0006】また、特開昭61―140425号公報に
おいては、両面複写トレイ装置のトレイ内に進入してき
た用紙の後端部のカールは後端押さえにて、また、先端
側のカールは先端カール押さえにてそれぞれ交互におさ
えることによって、それぞれのカールを矯正して後続の
用紙がトレイ内の用紙にぶつかって紙詰まりを防止しよ
うとするものである。
【0007】ところが、こうした従来の技術において
は、用紙の第2面に画像を複写するために用紙を反転し
て中間トレイに収容する際に、用紙反転機構を用紙の転
写部の搬送方向と交差する方向に用紙を搬送していたた
めに装置が大型化していた。
【0008】具体的には、本コピーされた用紙が定着装
置(11)及び搬送方向の下流部に設けられた反転部
(101)により加熱作用あるいは、加圧作用を受け用
紙がカールする傾向を有しており、このような用紙を両
面トレイユニット(12)に収容するとこのカールの影
響により用紙が反ったり、あるいは円筒状に丸まったり
して収容不良を起こし、次コピーの際に給紙が正確に行
えないのが従来例であった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、上
記従来の問題を解決するためのものであって、小型の装
置により用紙の第2面に画像を複写するために用紙を反
転して中間トレイに収容するもので、用紙の長さが短い
場合に、長い場合よりも搬送速度を遅くしている装置を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の両面画像
形成装置の給紙装置によれば、中間トレイと、中間トレ
イへの入紙搬送路と、中間トレイからの排出搬送路と、
プロセス部から中間トレイに向かう搬送路に設けられた
搬送ローラとを有し、前記入紙搬送路と排出搬送路を中
間トレイの一方の端部に交差するように配置させ、前記
搬送ローラをプロセス部を通過する搬送速度よりも遅い
速度で搬送させると共に、短いサイズの用紙は長いサイ
ズの用紙よりも遅く搬送制御する手段を有することを特
徴とするものである。
【0011】請求項2記載の両面画像形成装置の給紙装
置によれば、中間トレイと、中間トレイへの入紙搬送路
と、中間トレイからの排出搬送路と、プロセス部から中
間トレイに向かう搬送路に設けられた搬送ローラとを有
し、前記入紙搬送路と排出搬送路を中間トレイの一方の
端部に交差するように配置させ、前記搬送ローラとプロ
セス部の間に矯正カール部を設け、用紙の入紙する際の
規制位置を用紙の搬送方向の初期長さより所定長さ再給
紙方向にて移動させて入紙時もしくは再給紙時の用紙を
規制することを特徴とするものである。
【0012】請求項3記載の両面画像形成装置の給紙装
置によれば、更に、搬送ローラをプロセス部を通過する
搬送速度よりも遅い速度で搬送させると共に、短いサイ
ズの用紙は長いサイズの用紙よりも遅く搬送制御手段を
有することを特徴とするものである。
【0013】請求項1記載の両面画像形成装置の給紙装
置によれば、定着装置(11)の搬送方向の下流部に設
けられた反転部(101)の反転ユニット(16a、1
6b)の搬送速度と、両面トレイユニットの入出紙ロー
ラー装置(17a、17c)の搬送速度の間に、用紙サ
イズにより異なった速度差をつけることにより、用紙を
用紙後端側から押すことになり、搬送経路の用紙たわみ
部(100)を利用し、反転部(101)によるカール
方向(画像形成された面が凸状)とは反対方向のカール
(画像形成された面が凹状)を発生させ、用紙カールを
補正させる。
【0014】以上の構成において、本発明ではさらに以
下の特徴的な作用を有する。つまり、用紙の長さが長い
ときは定着装置が用紙を搬送する第1速度(V1)より
も少し遅い第2速度(V2)にて両面ユニットに入る前
の搬送ローラを駆動することにより、定着装置と両面ユ
ニット前搬送ローラの間にて用紙は徐々にカールが形成
される。
【0015】また、用紙の長さが短いときは定着装置が
用紙を搬送する第1速度(V1)よりも遅く、長い用紙
を搬送する第2速度(V2)よりも更に遅い第3速度
(V3)にて両面ユニットに入る前の搬送ローラを駆動
することにより、定着装置と両面ユニット前搬送ローラ
の間にて短い用紙は長い用紙の場合よりも速く必要量の
カールが形成される。
【0016】このように用紙の長さが短い場合に、長い
場合よりも搬送速度を遅くしているので、用紙の長さが
変わっても、用紙の進行方向後端に形成されるカール量
を所定の量に設定する事ができる。
【0017】また、長い用紙の場合は用紙の先端部分に
はカール矯正を弱く、用紙の後端部には集中してカール
矯正部分を強く形成することができる。
【0018】請求項2記載の両面画像形成装置の給紙装
置によれば、両面トレイユニット12には、搬入された
用紙の載置位置を揃えるための後端板20が設けられて
いる。後端板20は、用紙の搬入前は,用紙搬入方向に
向かって遠ざかるよう位置し、用紙搬入後は、用紙先端
規制位置から搬送方向の用紙長さと一致する位置に移動
する。このことにより両面トレイユニット12内にスタ
ックされる用紙の載置位置を揃えている。
【0019】しかし,両面トレイユニット12に搬入さ
れた用紙にカールが生じていた場合、前記のように用紙
搬入後、用紙先端規制位置から搬送方向の用紙長さと一
致する位置に移動するとカールにより実質的には用紙は
搬送方向の用紙長さより短くなっており、用紙の載置位
置を十分揃えるようにはならない(第7図参照)。
【0020】この問題を解決するため、用紙カールによ
って搬送方向長さの短くなる寸法を予め測定しておき、
短くなる分だけ,前記の搬送方向の用紙長さと一致する
位置から再給紙の方向へずれた位置へ後端板20を移動
するように設定する(第8図参照)。このことにより用
紙の載置位置を十分に揃えることが可能になる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態の両
面画像形成装置の給紙装置について図面を参照しながら
説明する。図1は、本発明の一実施の形態の両面複写機
の全体構成を示す図である。
【0022】図1に示すように原稿台ガラス1に第1の
原稿を置き、この第1の原稿に対応する静電潜像を感光
体ドラム2上に形成する。この静電潜像を現像装置3に
より現像しトナー像を形成する。一方転写用紙4は用紙
トレイ5からカセット給紙搬送路7を経て搬送されPS
ローラ8で搬送方向が矯正されされる。その後搬送が開
始され、感光体ドラム2の回転と同期してトナー像に接
する。ついで転写チャジャー9によりトナー像を転写用
紙に転写しサクションベルト10によって用紙を吸引搬
送して定着装置11に送り込みトナー像の定着を行う。
このようにして片面画像の形成が終了した転写用紙4は
両面トレイユニット12内に必要枚数堆積される。
【0023】転写用紙4が両面トレイユニット12内に
搬入される毎に、後端板20が搬送方向に移動する。転
写用紙4が両面トレイユニット12内に搬入される直前
には後端板20は図1の中位置Bに位置しており、転写
用紙4が両面トレイユニット12内に搬入されると、後
端板20は位置Aの位置に移動する。このことにより堆
積した転写用紙4の端部を揃える。
【0024】次に裏面に画像を形成するために、原稿台
ガラス上に第2の原稿を置き前述と同じ方法で感光体ド
ラム上にトナー像を形成する。
【0025】第2面用の転写用紙は両面トレイユニット
12から給紙される。用紙押さえプレート19によって
転写用紙4は両面トレイユニット内の給送ローラ23に
押しつけられ,給送ローラ23により両面トレイユニッ
ト12から1枚ずつ排出され、再給紙路26を通過後、
再度感光体ドラム2の表面に形成された画像を転写さ
れ、定着装置11を通過して、排紙トレイ6に排紙され
る。
【0026】(実施の形態1)以下に本発明の特徴的な
動作について図2に基づき説明する。
【0027】定着ローラー11a、11bで加熱された
用紙は定着装置11の搬送方向の下流部に設けられた、
カール除去ローラであるデカラローラ16a、16b
(デカラ=de−curller)を通過する際、画像
形成された面が凸状になる方向にカールしてしまう。
【0028】そこで、デカラローラ16a、16bの搬
送速度をV0(一定)とし、用紙サイズA(搬送方向の長
さ:L1)の用紙4Aをデカラローラ16a、16bと
両面トレイユニット12の入出紙ローラー装置17a、
17cの間を搬送する際に、両面トレイユニットの入出
紙ローラー装置17a、17cの搬送速度をV1<V0
となる速度V1で搬送することにより、デカラローラ1
6a、16bと入出紙ローラー装置17a、17cとの
間の搬送経路の用紙たわみ部100に、反転部101の
カール方向とは反対方向(画像形成面が凹状)のカール
を発生させることができる(図3参照)。
【0029】この、用紙たわみ部100に形成された反
転部101のカール方向とは反対方向のカールは、用紙
が入出紙ローラー装置17a、17cにかみ込まれたと
きに紙が両ローラーの速度差により用紙の搬送時間(も
しくは長さ)に比例して、たわみ量は、大きくなる。
又、このたわみは、用紙の搬送に伴い用紙後端部に伝搬
することにより、補正を行うことができる。用紙後端部
のカールは、用紙が中間トレイに送り込まれたとき、た
わみ部と速度差を設けない場合に比べて、中間トレイ内
での凹方向カールの程度が大幅に軽減される。
【0030】また、用紙サイズB(搬送方向の長さ:L
2(ただしL2<L1))の用紙4Bをデカラローラ16
a、16bと両面トレイユニット12の入出紙ローラー
装置17a、17cとの間を搬送する際には、両面トレ
イユニット12の入出紙ローラー装置17a、17cの
搬送速度をV2>V1となる速度V2で搬送することに
より、用紙サイズAでデカラローラ16a、16bと両
面トレイユニット12の入出紙ローラー装置17a、1
7cとの間の搬送経路の用紙たわみ部100に発生させ
た反転部101のカール方向(画像形成された面が凸
状)とは反対方向(画像形成された面が凹状)のカール
量と、同量のカール量を用紙サイズBでも発生させるこ
とができる(図4参照)。
【0031】図2は、本発明における両面トレイユニッ
ト周辺の構成を示す図である。図3は、実施の形態1に
おいて転写用紙4Aでの動作を示す図である。図4は、
実施の形態1において転写用紙4Bでの動作を示す図で
ある。
【0032】速度差によるカール矯正について、定着ロ
ーラ11a、11bで加熱された用紙は、定着ローラ1
1a、11bから剥離される際に画像形成された面側が
凸になる方向にカールし、更に、定着装置11から中間
トレイユニット12に搬送される途中の反転した搬送路
により、そのカールは更に助長される。
【0033】このため、定着装置11と中間トレイ12
間の反転搬送路中に、2つのカール矯正手段を配置し、
2段階でカールの矯正をている。この反転搬送路の定着
装置11側に配置された第1のカール矯正手段は、デカ
ールローラ対16である。デカールローラ対16は、金
属シャフトの周囲に比較的軟質のゴム材の層を形成した
軟質ローラ16aと、金属製シャフトをローラ上に形成
した硬質ローラ16bとから構成されいる。反転搬送路
の凸側に配置された硬質ローラ16bは、搬送路の反対
側に配置された軟質ローラ16aに圧接されて、凸側に
カールしようとする用紙に対して、反対側に撓ませるた
めのニップ部を形成している。また、第2のカール矯正
手段は、デカールローラ対16、用紙たわみ部100、
入紙ローラ対17により構成されている。
【0034】この第2のカール矯正手段に関して、以下
に詳述する。
【0035】第2のカール矯正手段は、デカールローラ
対16の用紙搬送速度V0より入紙ローラ対17の用紙
搬送速度V1を遅くして、デカールローラ対16と入紙
ローラ対17の間の搬送路に設けた用紙たわみ部100
で用紙を画像形成面の反対側に撓ませてカールの矯正を
行うものである。
【0036】デカールローラ対16と入紙ローラ対17
の搬送速度差のために、用紙のデカールローラ対16と
入紙ローラ対17の間の長さは、デカールローラ対16
と入紙ローラ対17の間の搬送路長よりも、用紙の先端
が入紙ローラ対17にかみ込んだ時点から、徐々に長く
なる。これにより、用紙たわみ部100に、用紙のたわ
みが形成される。このたわみは、用紙が搬送される時間
に比例して大になる。
【0037】デカールローラ対16の搬送速度をV0、
入紙ローラ対17の搬送速度をV1、デカールローラ対
16と入紙ローラ対17の間の搬送路長をL0、デカー
ルローラ対16と入紙ローラ対17の間の用紙長さから
L0を引いた長さをΔL、用紙の先端が入紙ローラ対1
7に到達した時点から用紙の後端がデカールローラ対1
7から送り出されるまでの時間をtC、搬送方向の用紙
自体の長さをLPとすると、 ΔL=(V0−V1)tC tC=(LP−L0)/V0 と表せられる。
【0038】この2式から、 V1/V0=(LP−L0−ΔL)/(LP−L0) となる。
【0039】例えば、 用紙たわみ部100に形成する
撓みの最大の大きさを、高さΔH=20mm、搬送方向
の幅ΔB=15mmにしたい場合、この撓みの大きさで
あれば、ΔL=12mm程度あればよい。いま、V0=
133mm/s、L0=60mmとし、A4サイズ(2
10mm×297mm)用紙の横送りとB5サイズ(1
82mm×257mm)用紙の横送りを比較すると、A
4サイズ用紙の横送りの場合、V0=122.4mm/
s、B5サイズ用紙の横送りの場合、V0=112mm
/sとなる。これは、最大撓み量を同じにした場合であ
るが、用紙サイズ、用紙の目(目の方向によりカールの
程度が異なる)、用紙の厚さ等により適宜変更してもよ
い。
【0040】図5と図6は上記速度差によるカール矯正
の説明の図である。
【0041】(実施の形態2)図7は、請求項2の作用
での後端板20の動作を示す図である。
【0042】図8は、請求項2の作用及び実施例2での
後端板20の動作を示す図である。図8を基に以下に説
明する。
【0043】用紙カールによって搬送方向長さの短くな
る寸法を予め測定しておき、短くなる分だけ,搬送方向
の用紙長さと一致する位置から再給紙の方向へずれた位
置へ後端板20を移動するように設定する。このことに
より用紙の載置位置を十分に揃えることが可能になる。
【0044】図8において、改善前の後端板20の位置
20bから,後端板20を再給紙の方向にずれた20a
の位置で転写用紙4の端部を揃える。
【0045】その他、本発明は上記しかつ図面に示した
実施の形態のみに限定されるものではなく、要旨を逸脱
しない範囲内で適宜変形して実施できることは勿論であ
る。
【0046】
【発明の効果】請求項1記載の両面画像形成装置の給紙
装置によれば、用紙の長さが短い場合に、長い場合より
も搬送速度を遅くしているので、以下のような効果を生
じる。
【0047】(1)用紙の進行方向後端に形成されるカ
ール量を所定の量に設定する事ができる。よって中間ト
レイへの入紙方向と再給紙方向を逆方向とする場合に、
また、長い用紙の場合は用紙の先端部分にはカール矯正
を弱く、用紙の後端部には集中してカール矯正部分を強
く形成することができる。
【0048】(2)紙のサイズ関係なく両面ユニットに
入紙する直前の後端部に再給紙するときに必要なカール
矯正部分を必要量確保できる。よって、用紙の再給紙方
向の先端部分に集中的にカール矯正部を設けることがで
きるので長い紙の用紙全体がカール矯正部の矯正力によ
って大きく撓みすぎることがない。
【0049】(3)用紙を搬送する時間が短くても、速
度差が大きいために長い用紙に比べて短時間で必要量の
撓み量を得ることができる。よって用紙サイズが短くて
も用紙の後端に所定の撓みを形成させることができる。
【0050】以上のように用紙の長さに関わらずに、用
紙の再給紙方向の先端部に集中して撓み矯正を適正にで
きるので再給紙が安定する。
【0051】請求項2記載の両面画像形成装置の給紙装
置によれば、用紙カールによって搬送方向長さが実質的
に短くなっても、搬送方向の用紙長さと一致する位置か
ら用紙先端規制位置の方向へずれた位置へ後端板20を
移動するように設定することにより,用紙の載置位置を
十分に揃えることが可能になる。
【0052】請求項3記載の両面画像形成装置の給紙装
置によれば、用紙サイズに応じて、長い用紙の場合より
も短い用紙の方をより遅く制御しているので、紙のサイ
ズ関係なく両面ユニットに入紙する直前の後端部に再給
紙するときに必要なカール矯正部分を必要量確保できる
ため、後端板20を搬送方向の用紙長さと一致する位置
から用紙先端規制位置の方向へ大きくずらす必要が無
く、用紙のカールが十分矯正できたときと,できないと
きで後端板20の位置が著しく不適当となるいった事態
が生じることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における両面複写機の全体の構成を示す
図である。
【図2】本発明における両面トレイユニット周辺の構成
を示す図である。
【図3】実施の形態1において転写用紙4Aでの動作を
示す図である。
【図4】実施の形態1において転写用紙4Bでの動作を
示す図である。
【図5】実施の形態1におけるカール矯正の説明の図で
ある。
【図6】実施の形態1におけるカール矯正の説明の図で
ある。
【図7】請求項2の作用での後端板20の動作を示す図
である。
【図8】請求項2の作用及び実施の形態2での後端板2
0の動作を示す図である。
【符号の説明】
1:原稿台ガラス 2:感光体ドラム 3:現像装置 4:転写用紙 5:用紙トレイ 6:排紙トレイ 7:合流搬送経路 8:PSローラ 9:転写チャージャー 10:サクションベルト 11:定着装置 11−a:定着上ローラ 11−b:定着下ローラ 12:両面トレイユニット(中間トレイユニット) 13:反転ゲート 16−a,b:デカラローラ(カール除去ローラ) 17:入出紙ローラ装置 17−a:入出紙ローラ 17−b:従動ローラ 17−c:入紙ローラ 19:用紙押さえプレート 20:後端板 23:給紙PG 26:再給紙路 29:搬送ローラ 100:用紙たわみ部 101:反転部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西岡 大吾 広島県福山市幕山台8−22−6 (72)発明者 橋本 啓吾 広島県府中市元町374−3 (72)発明者 西田 均 広島県深安郡神辺町川南3122−4 (72)発明者 阪本 信彦 広島県御調郡向島町5552−39 (72)発明者 妹尾 達也 広島県福山市駅家町坊寺518−6 (72)発明者 越智 浄英 広島県深安郡神辺町川南780−1

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロセス部によって用紙の一方の面に画
    像を形成し、一方の面に画像が形成された用紙を中間ト
    レイに収容し、前記中間トレイから再度前記プロセス部
    に用紙を搬送して用紙の他方の面に画像形成する両面画
    像形成装置に適合した両面画像形成用の中間給紙装置で
    あって、 中間トレイと、中間トレイへの入紙搬送路と、中間トレ
    イからの排出搬送路と、 プロセス部から中間トレイに向かう搬送路に設けられた
    搬送ローラとを有し、前記入紙搬送路と排出搬送路を中
    間トレイの一方の端部に交差するように配置させ、 前記搬送ローラをプロセス部を通過する搬送速度よりも
    遅い速度で搬送させると共に、 短いサイズの用紙は長いサイズの用紙よりも遅く搬送制
    御手段を有することを特徴とする両面画像形成装置の給
    紙装置。
  2. 【請求項2】 プロセス部によって用紙の一方の面に画
    像を形成し、一方の面に画像が形成された用紙を中間ト
    レイに収容し、前記中間トレイから再度前記プロセス部
    に用紙を搬送して用紙の他方の面に画像形成する両面画
    像形成装置に適合した両面画像形成用の中間給紙装置で
    あって、 中間トレイと、中間トレイへの入紙搬送路と、中間トレ
    イからの排出搬送路と、 プロセス部から中間トレイに
    向かう搬送路に設けられた搬送ローラとを有し、 前記
    入紙搬送路と排出搬送路を中間トレイの一方の端部に交
    差するように配置させ、 前記搬送ローラとプロセス部の間に矯正カール部を設
    け、 用紙の入紙する際の規制位置を用紙の搬送方向の初期長
    さより所定長さ再給紙方向にて移動させて入紙時もしく
    は再給紙時の用紙を規制することを特徴とする両面画像
    形成用の給紙装置。
  3. 【請求項3】 請求項2の中間給紙装置において、 搬送ローラをプロセス部を通過する搬送速度よりも遅い
    速度で搬送させると共に、 短いサイズの用紙は長いサイズの用紙よりも遅く搬送制
    御手段を有することを特徴とする両面画像形成装置の給
    紙装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007271881A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Toshiba Corp 画像形成装置、シート搬送制御方法
JP2016012015A (ja) * 2014-06-27 2016-01-21 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

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