JP2005088591A - 離型剤、プラスチック成形およびそれら製品の製造方法 - Google Patents

離型剤、プラスチック成形およびそれら製品の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005088591A
JP2005088591A JP2004271515A JP2004271515A JP2005088591A JP 2005088591 A JP2005088591 A JP 2005088591A JP 2004271515 A JP2004271515 A JP 2004271515A JP 2004271515 A JP2004271515 A JP 2004271515A JP 2005088591 A JP2005088591 A JP 2005088591A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component
carbon atoms
acid
molding
hydrocarbon groups
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004271515A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005088591A5 (ja
Inventor
Peter Dr Haas
ペーター・ハース
Michael Schneider
ミヒャエル・シュナイダー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Covestro Deutschland AG
Original Assignee
Bayer MaterialScience AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=34177803&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2005088591(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Bayer MaterialScience AG filed Critical Bayer MaterialScience AG
Publication of JP2005088591A publication Critical patent/JP2005088591A/ja
Publication of JP2005088591A5 publication Critical patent/JP2005088591A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C33/00Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor
    • B29C33/56Coatings, e.g. enameled or galvanised; Releasing, lubricating or separating agents
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C33/00Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor
    • B29C33/56Coatings, e.g. enameled or galvanised; Releasing, lubricating or separating agents
    • B29C33/60Releasing, lubricating or separating agents
    • B29C33/62Releasing, lubricating or separating agents based on polymers or oligomers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C33/00Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor
    • B29C33/56Coatings, e.g. enameled or galvanised; Releasing, lubricating or separating agents
    • B29C33/60Releasing, lubricating or separating agents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/04Oxygen-containing compounds
    • C08K5/09Carboxylic acids; Metal salts thereof; Anhydrides thereof
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29KINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
    • B29K2075/00Use of PU, i.e. polyureas or polyurethanes or derivatives thereof, as moulding material

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Molding Of Porous Articles (AREA)

Abstract

【課題】 本発明はプラスチック成形品のエッジ部におけるアミン成分含量を成形品の力学的/物理学的性質に悪影響を与えないよう完全に低下する。
【解決手段】 炭化水素基のうち少なくとも1つが炭素原子8〜40個を含有する同一または異なる炭化水素基を有するカルボン酸、および炭化水素基のうち少なくとも1つが炭素原子8〜40個を含有する同一または異なる炭化水素基を有するカルボン酸およびポリカルボン酸のポリ無水物から選択された少なくとも1種の成分(X)の0〜100重量%を含有する表面用離型剤で金型を前処理し;反応成分、助剤物質および添加剤の成形品の形成に必要な量を、成分(X)25重量%以下を含む少なくとも1種のイソシアネート成分と共に前処理済みの金型へ導入し、次いで;成形品を形成し、かつ金型から成形品を除去することを包含するポリウレタンプラスチック成形品の製造方法において、該表面用離型剤が要すれば少なくとも1種の成分(X)を含有するポリウレタンプラスチック成形品の製造方法。
【選択図】 なし

Description

本発明は離型剤、および有害物質を低含量で含むプラスチック成形、およびエッジ部(edge zone)および成形品表面上において望ましくない潜在的な有害物質の濃度を軽減するが、その他の力学的性質に悪影響を与えない特有の添加剤を用いるそれら製品の製造方法に関する。
高分子量の合成材料(ポリマー)、例えばプラスチック、合成樹脂、繊維およびエラストマーは、産業面で非常に重要な役割を果たす。プラスチックは、例えば低温成形および高温成形、特にローリング(rolling)、射出成形またはプレス成形によって加工される。「高温プレス成形プロセス(hot press molding process)」において、材料はペレット(pellets)またはグラニュール(granules)の形状でプレス中に導入し、加熱する。材料はプラスチックとなり、材料をプレスの中空スペース全体に正確に充填され、冷却した後はその形を保持する。フィルムは例えば溶液を処理することによってキャスト(cast)する。プラスチック成形品の製造は、反応混合物の反応、並びに最終ポリマーを粒子等の形態で加工することによって行うこともできる。例えば多くのポリウレタン、特にポリウレタンフォームの大部分は、一段法(one-stage)またはワンショット法(one-shot)で調製され、その場合使用している原料成分を所定のレシピに従って正確に定量および混合し、次いで形成された反応混合物を混合室から成形デバイスへと導入する。別の方法は、二段階法またはプレポリマー法であり、例えばエラストマーの調製に重要である。
プラスチック成形品の製造中、ポリマーの熱開裂によってモノマーが再形成することがある。多くのポリマーの場合、通常、非常に活性なモノマーは有害であると分類されている。さらに成形品は微量のその他の反応副産物または開裂生成物または添加剤、例えば触媒、安定剤、乳化剤、発泡剤も含有するが、これらは有害であり得る。
健康上の理由から、有害の可能性のある物質の濃度をできるだけ低く保つことが望まれる。このために多くの方法が提案されている。時間の浪費であり、製造コストが増加する成形の後処理による好ましくない物質の除去の他には、反応混合物またはポリマーに好ましくない物質を化学的に結合する物質を製造時に添加することが、他の何よりも推奨されている。
特許文献1(英国特開1−565−124号公報)には芳香族アミン、すなわちTDA(トルイレンジアミン、ジアミノトルエン)のいわゆるスキャベンジャー化合物をポリウレタンフォームの製造に各々の反応成分へ添加することが教示される。実施例では、高価な脂肪族ジイソシアネートの≧5重量%の添加だけが有効な結果をもたらしているが、脂肪族ジイソシアネート0.5〜8重量%の添加が効果的であると考えられる。しかしながら、相当量の脂肪族ポリイソシアネートの添加は、芳香族ポリイソシアネートをベースとしているポリウレタンフォームの力学的性質および物理的性質に悪影響を与える。
特許文献2(西独特開199−19−826号公報)、特許文献3(西独特開199−19−827号公報)、特許文献4(西独特開199−28−675号公報)、特許文献5(西独特開199−28−676号公報)、特許文献6(西独特開199−28−687号公報)、7(西独特開199−28−688号公報)、特許文献8(西独特開199−28−689号公報)には、可焼性のポリウレタンフォームの製造時に第1級芳香族アミン、例えばMDA(メチレンジフェニレンジアミン)またはTDAの中間体形成を軽減する種々の化学的化合物の分類から多くの低価格添加剤および助剤物質について公開している。文献では、助剤物質1〜6重量%の反応成分への添加についても公開している。
プラスチック製剤中の好ましくない物質に「スキャベンジャー」として作用する助剤物質の添加の欠点は、最終生成物の力学的性質、物理化学的性質に重大な変化を引き起こすことである。そのような変化は、製剤の組成物またはポリマー原料の新たなまたは更なる開発を必然的に伴う。このことはかなり多量の助剤物質が、好適でない物質を効果的に除去するために通常添加されなければならないので、なおさら要求される。
プラスチック成形品の製造において、プラスチック組成物と鋳型壁(mold wall)との間の接触部(contact zone)で相互作用を引き起こすため、このエッジ部(スキン)でのプラスチックの組成物は、内部領域(inner region)での組成物とは(ある場合には微量範囲であるが)異なる。例えば、芳香族ポリイソシアネートをベースにポリイソシアネート重付加生成物の調製直後に、ポリイソシアネートが、化学的にベースである芳香族アミンが発泡体に微量濃度で検出される。これらの芳香族アミンは、使用しているポリイソシアネートのイソシアネート基の加水分解によって二酸化炭素の放出を伴って中間的に形成されるものである。軟質成形ポリウレタンフォームにおける、エッジ部(スキン)中のこれらの芳香族アミン含量は、成形品の内部(コア)の含量よりも高い。
従って、プラスチック成形のエッジ部における好ましくない物質の濃度を低下させることは特に重要である。このことはまた、プラスチック成形品の表面が、特に日常の使用における物品の場合、加工する人およびその後の使用者と直接的な接触表面であるので必要である。
特許文献9(国際公開03/045656号公報)には、表面およびエッジ部での好ましくなく、特に潜在的に有害な物質の濃度は、好ましくない物質と対応する1種以上の添加剤が製造され、この場合に好ましくない物質に対する「スキャベンジャー」として作用する離型剤を、成形品の製造中に使用したら、効果的に減少され得ることが記載されている。
エッジ部中のアミン成分含量は、特許文献9に記載されている離型剤成分によって実際低下したが、まだ相当な量が残留している。
英国特開1−565−124号公報 西独特開199−19−826号公報 西独特開199−19−827号公報 西独特開199−28−675号公報 西独特開199−28−676号公報 西独特開199−28−687号公報 西独特開199−28−688号公報 西独特開199−28−689号公報 国際公開03/045656号公報
本発明は従って、特にプラスチック成形品のエッジ部におけるアミン成分含量を、成形品の力学的/物理学的性質に悪影響を与えないようできるだけ完全に低下する。
特有の添加物をポリウレタンの調製中のイソシアネート成分に添加、および/または成形品の製造中の離型剤または離型剤への添加剤としてそれらを使用することによって有害物質の濃度低下を達成することが可能になった。
本発明のこれらの利点およびその他の利点については、以下の「発明の詳細な説明」に記載する。
本発明を減縮の目的ではなく説明の目的のために説明する。実施例または明細書中の量、パーセント等を示す全ての数字は、実施例または別途示されている箇所を除き、全ての場合に用語「約(about)」によって修飾されているものと理解すべきである。
本発明は、炭化水素基のうち少なくとも1つが炭素原子8〜40個、好ましくは炭素原子12〜40個を含有する同一または異なる炭化水素基を有するカルボン酸、および炭化水素基のうち少なくとも1つが炭素原子8〜40個、好ましくは炭素原子12〜40個を含有する同一または異なる炭化水素基を有するカルボン酸およびポリカルボン酸のポリ無水物から選択された少なくとも1種の成分(X)の5〜100重量%、好ましくは10〜100重量%の表面用離型剤を提供する。
本発明はまた、エッジ部にカルボン酸アミドを含有するポリウレタンのプラスチック成形品も提供する。
本発明はまた、ポリウレタンからのプラスチック成形品の製造方法についても提供する。その場合:
a) 金型は炭化水素基の少なくとも1つが炭素原子8〜40個、より好ましくは炭素原子12〜40個を有する同一または異なる炭化水素基を有するカルボン酸の無水物、および炭化水素基の少なくとも1つの炭化水素基が炭素原子8〜40個、より好ましくは炭素原子12〜40個を有する同一または異なる炭化水素基を有するカルボン酸およびポリカルボン酸、好ましくはジカルボン酸の酸無水物から選択された少なくとも1種の成分(X)0〜100重量%を含む表面用離型剤で前処理し、
b) 反応成分および助剤物質および添加剤のプラスチック成形の形成に必要な量を、金型に注入し(但し、イソシアネート成分は、炭化水素基の少なくとも1つが炭素原子8〜40個、より好ましくは炭素原子12〜40個を有する同一または異なる炭化水素基を有するカルボン酸の無水物、および炭化水素基の少なくとも1つの炭化水素基が炭素原子8〜70個、より好ましくは炭素原子12〜40個を有する同一または異なる炭化水素基を有するカルボン酸およびポリカルボン酸、好ましくはジカルボン酸の酸無水物から選択された成分(X)の少なくとも1つの0〜25重量%、より好ましくは0〜10重量%、最も好ましくは1〜10重量%を含む。)成形品が形成され、および
c) 成形品は金型から除去され、
その場合表面用離型剤またはイソシアネート成分のどちらか、もしくは表面用離型剤とイソシアネート成分の両方が少なくとも1種の成分(X)を含有する。
成分(X)は、ポリウレタン成形品の製造において表面用離型剤または表面用離型剤の一部として、およびイソシアネート成分への添加剤として使用することができる。
カルボン酸の酸無水物は特にオレイン酸、リノレン酸、リシノール酸、トールオイル、ステアリン酸、パルミチン酸、大豆油脂肪酸、セロチン酸およびモンタン酸から誘導される。無水物の別の炭化水素基は、短い炭素鎖を有してもよく、例えば酢酸、ギ酸、プロピオン酸、安息香酸等から誘導される。リン、硫黄またはカルボニル酸を有する無水物も可能である。
プラスチックを成形品表面上(プレス成形、ロール成形等)で加工する際、最終生成物を破損なく表面から分離、または金型から除去できることは重要である。成形表面は従って個々の工程段階の間(金型の場合)または連続的(ロール成形の場合)に離型剤を用いてコーティングする。これは成形表面とプラスチック成形品との接着を防止する。
本発明によれば、中間的に望ましくなく生じる物質、例えば可焼性成形ポリウレタンフォームの場合、エッジ部において化学結合した芳香族アミンに関して「スキャベンジャー」として作用する1種以上の成分(X)を商業的に手に入れることができる離型剤に添加することができる。驚くべきことに、そのような離型剤はもともとの離型剤の作用(金型から確実に容易に離型する、つまり金型および気孔構造からプラスチック成形を破損することなく除去する)を保持しつつ、プラスチック成形のエッジ部において好ましくない物質の形成を効率的および実質上定量的に抑制することが解った。特に軟質成形ポリウレタンフォームの製造では、製造直後および貯蔵後の両方でコアに比べてスキンでの高濃度の芳香族アミンは、この方法で明らかに減少することができる。
セル構造は前記の添加剤(成分X)によって損傷を受けることがないので、それらの添加剤はポリオール成分および/またはイソシアネート成分中で使用することもできる。
その添加剤は、表面用離型剤を別に用いることなく、ポリウレタン重付加製品の調製に使用され得る。
本発明によって使用される添加剤は、対称構造または非対称構造を有し、例えば無水オレイン酸、無水ステアリン酸、無水ポリリシノール酸、アジピン酸−オレイン酸無水物、オレイン酸−酢酸無水物、アジピン酸−リシノール酸の酸無水物エステル、オレイルアセチル無水物、オレイルホルミル無水物、オレイルベンゾイル無水物、無水アセチルステアリン酸、酢酸モンタノイル無水物、酢酸−リシノール酸の無水酢酸エステル、ジカルボン酸、例えばアジピン酸、およびモノカルボン酸、例えばオレイン酸またはリシノール酸をベースにした無水エステル、またはマレイン酸−オレイン酸の無水物である。
少なくとも1種の長鎖カルボン酸およびカルボニル酸またはピロカルボニル酸(pyrocarbonic acid)をベースにした無水物、例えばジオレイルカーボネート、ジオレイルピロカーボネート、オレイルアセチルカーボネートおよびオレイルアセチルピロカーボネートもまた使用することができる。
ポリウレタンは、ポリイソシアネートおよび長鎖ポリエーテルポリオールから調製され、それらは塩基−触媒重付加またはDMC触媒(特許文献(欧州特開1−194−468号公報)参照)によって発泡剤、触媒、安定剤および要すればさらに助剤物質および添加剤と共に調製される。
長鎖ポリエーテル−ポリオールに加えて、ヒドロキシル基(ポリオール)を含有する別の化合物(ポリオール)とポリエーテルポリオールは、ポリウレタンの調製のためのポリオール配合で使用してもよい。これらのポリオールは、自体公知であり、例えば非特許文献(Gum, Riese & Ulrich (eds.):「反応ポリマー」“Reaction Polymers”, Hanser Verlag, Munich 1992年、66−96ページ)および非特許文献(G. Oertel (eds.):「クンストストッフハンドブッフ、7巻、ポリウレタン」“Kunststoffhandbuch, volume 7, Polyurethane”, Hanser Verlg, Munich 1993年、57−75ページ)で詳細が記載されている。好適なポリオールの例については特許文献(米国特開3−652−639号公報、米国特開4−421−872号公報、および米国特開4−310−632号公報)に公開されている。
好ましく使用されるポリオールは、ポリエーテル−ポリオール(特にポリ(オキシアルキレン)−ポリオール))およびポリエステル−ポリオールである。
ポリエーテルポリオールは公知の方法、好ましくは活性水素原子、例えばアルコールまたはアミンを含有する多官能性開始化合物に、アルキレンオキシドを塩基−触媒重付加を行うことによって調製される。その例は:エチレングリコール、ジエチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、ヘキサメチレングリコール、ビスフェノールA、トリメチロールプロパン、グリセロール、ペンタエリスリトール、ソルビトール、スクロース、分解済みデンプン(degraded starch)、水、メチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、ブチルアミン、アニリン、ベンジルアミン、o−トルイジン、p−トルイジン、α、β−ナフチルアミン、アンモニア、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、1,4−ブチレンジアミン、1,2−、1,3−、1,4−、1,5−、および/または1,6−ヘキサメチレンジアミン、o−、m−およびp−フェニレンジアミン、2,4−および2,6−トルイレンジアミン、2,2’−、2,4−および4,4’−ジアミノジフェニルメタンおよびジエチレンジアミンが挙げられる。
使用されるアルキレンオキシドは、好ましくはエチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシドおよびそれらの混合物である。アルコキシル化によるポリマー鎖の増成(build-up)は、単量体のエポキシドを用いてのみ行うことができるが、2種または3種の異なる単量体のエポキシドを用いてランダムまたはブロック的(block-wise)に増成することもできる。
そのようなポリエーテルポリオールの調製方法は、非特許文献(G. Oertel (eds.):「クンストストッフハンドブッフ、7巻、ポリウレタン」“Kunststoffhandbuch, volume 7, Polyurethane”, Hanser Verlg, Munich 1993年、57−75ページ)および特許文献(米国特開1−922−451号公報、米国特開2−674−619号公報、米国特開1−922−459号公報、米国特開3−190−927号公報、米国特開3−346−557号公報)に記載されている。
そのようなポリエーテル−ポリオールは、充填剤−含有ポリオール、例えばポリマーポリオール(スチレン/アクリロニトリル共重合体)またはポリウレア分散ポリオール等を共に用いて軟質ポリウレタンフォームの製造のために使用することができる。
ポリエステル−ポリオールの調製方法もまたよく知られており、それらは前述の非特許文献“Kunststoffhandbuch, volume 7, Polyurethane”, Hanser Verlg, Munich 1993年、57−75ページ)に記載されている。ポリエステル−ポリオールは通常、多官能性カルボン酸またはそれらの誘導体、例えば酸クロリドまたは酸無水物と多官能性ヒドロキシル化合物の重縮合によって調製される。
使用することができる多官能性カルボン酸の例は:アジピン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、シュウ酸、コハク酸、グルタル酸、アゼライン酸、セバシン酸、フマル酸またはマレイン酸が挙げられる。
使用できる多官能性ヒドロキシル化合物の例は:エチレングリコール、ジエチレングリコール、テトラエチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,12−ドデカンジオール、ネオペンチルグリコール、トリメチロールプロパン、トリエチロールプロパンまたはグリセロールが挙げられる。
ポリエステル−ポリオールの調製は、さらに開始剤としてジオールおよび/またはトリオールを用いてラクトン(例えばカプロラクトン)の開環裂重合によって行うこともできる。
架橋剤成分を、さらに本発明によるポリウレタンの製剤に加えることができる。ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、グリセロール、トリメチロールプロパン(TMP)、それらの架橋剤成分のOH数<1,000のエチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシドまたは数平均分子量≦1,000を有するグリコールとの付加物をそのような架橋剤として使用することもできる。トリエタノールアミン、グリセロール、TMPまたはそれらの低級エチレンオキシド(lower EO)および/または低級プロピレンオキシド付加物が特に好ましい。
既に知られている助剤物質、添加剤および/または難燃剤はさらに要すれば添加することができる。本文中の助剤物質は、特に当業者によく知られている触媒または安定剤を意味するものとして理解されるべきである。メラミンは、例えば難燃剤として使用することができる。
必要に応じて添加される触媒は当業者でよく知られている。非制限的な例は、第三アミン、例えばトリエチルアミン、トリブチルアミン、N−メチルモルホリン、N−エチル−モルホリン、N,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミン、ペンタメチルジエチレントリアミンおよびそれ以上の同族体(特許文献(西独特開26−24−527号公報、西独特開26−24−528号公報参照)、1,4−ジアザビジクロ[2,2,2]オクタン、N−メチル−N’−ジメチルアミノエチルピペラジン、ビス(ジメチルアミノアルキル)−ピペラジン(特許文献(西独特開26−36−787号公報)参照)、N,N−ジメチルベンジル−アミン、N,N−ジメチルシクロヘキシルアミン、N,N−ジエチルベンジルアミン、ビス(N,N−ジエチルアミノエチル)アジピン酸塩、N,N,N’,N’−テトラメチル−1,3−ブタンジアミン、N,N−ジメチル―β―フェニル−エチル−アミン、1,2−ジメチルイミダゾール、2−メチルイミダゾール、単環式および二環式アミジン(特許文献(西独特開17−20−633号公報)参照)、ビス(ジアルキルアミノ)アルキルエーテル(特許文献(米国特開3−330−782号公報、西独特開10−30−558号公報、西独特開18−04−361号公報、および西独特開26−18−280号公報、並びに西独特開25−23−633号公報および西独特開27−32−292号公報に記載されているアミド基(好ましくはホルムアミド基)を含有する第三アミンが挙げられる。触媒になりうるのは、マンニッヒ塩基(Mannich bases)、具体的には第二アミン、例えばジメチルアミン、アルデヒド、好ましくはホルムアルデヒド、またはケトン類、例えばアセトン、メチルエチルケトンまたはシクロヘキサノン、およびフェノール類、例えばフェノール、ノニルフェノールまたはビスフェノールである。イソシアネート基に対して活性である水素原子を含有し、かつ触媒として用いられ得る第三アミンは、例えばトリエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン、N−メチル−ジエタノールアミン、N−エチル−ジエタノールアミン、N,N−ジメチルエタノールアミン、それらのアルキレンオキシド、(例えばプロピレンオキシドおよび/またはエチレンオキシド)との反応生成物、並びに特許文献(西独特開27−32−292号公報)に記載されている第二−第三アミンが挙げられる。炭素−シリコン結合を有するシラーアミン(Sila-amines)、例えば特許文献(西独特開12−29−290号公報)に記載されているもの、具体的には2,2,4−トリメチル−2−シラモルリンおよび1,3−ジエチル−アミノメチルテトラメチルジシロキサンもまた、触媒になりうる。窒素含有塩基、例えばテトラアルキルアンモニウムヒドロキシド、およびさらにアルカリ金属ヒドロキシド、例えば水酸化ナトリウム、アルカリ金属フェノレート、例えばナトリウムフェノレート、またはアルカリ金属アルコラート、例えばナトリウムメチラートもまた触媒として可能性がある。ヘキサヒドロトリアジンもまた触媒として使用できる(特許文献(西独特開17−69−043号公報)参照)。NCO基とZerewitinoff-活性水素原子との反応は、ラクタムおよびアザラクタム(azalactams)によって大きく促進され、その場合ラクタムと酸性水素(acid hydrogen)を有する化合物の会合物が最初に形成される。そのような会合物とそれらの触媒作用については、特許文献(西独特開20−62−286号公報、西独特開20−62−289号公報、西独特開21−17−576号公報、西独特開21−29−198号公報、西独特開23−30−175号公報、西独特開23−30−211号公報)で公開されている。有機金属化合物、特に有機スズ化合物は本発明の触媒として使用することができる。有力な有機スズ化合物は、硫黄含有化合物、例えばジ−n−オクチル−スズ−メルカプチド(特許文献(西独特開17−69−367号公報、西独特開3−645−927号公報参照)に加えて、好ましくはカルボン酸のスズ(II)塩、例えばスズ(II)アセテート、スズ(II)オクチル酸、スズ(II)エチルヘキサノエートおよびスズ(II)ラウレート(laurate)、およびスズ(IV)化合物、例えばジブチルスズオキシド、ジブチルスズジクロリド、ジブチルスズジアセテート、ジブチルスズジラウレート、ジブチルスズマレエートまたはジオクチルスズジアセテートが挙げられる。以上全ての触媒は、もちろん混合物として使用することができる。有機金属化合物とアミジン、アミノピリジンまたはヒドラジノピリジンとの組合せ(特許文献(西独特開24−34−185号公報、西独特開26−01−082号公報、西独特開26−03−834号公報参照)は、この点で特に興味深い。いわゆるポリマー触媒(polymeric catalysts)(例えば特許文献(西独特開42−18−840号公報)参照)も、触媒として使用することができる。これらの触媒は、三官能性またはそれ以上の官能性を有し、(数平均)分子量92〜1,000を有する。アルコールと分子内カルボン酸無水物とのアルカリ金属塩フォームにおける反応生成物である。反応生成物は(統計量平均で)ヒドロキシル基が少なくとも2、好ましくは2〜5およびカルボン酸塩基が少なくとも0.5、好ましくは1.0〜4であり、カルボン酸塩基の対イオンはアルカリ金属カチオンである。カルボン酸塩含量からわかるように、開始成分の「反応生成物」は、真の反応生成物と過剰量のアルコールとの混合物であり得る。反応生成物の調製に好適な多価アルコールは、例えばグリセロール、トリメチロールプロパン、ソルビトール、ペンタエリスリトール、そのような多価アルコールの混合物、(数平均)分子量92〜1,000であるアルコールまたはそのようなアルコールの混合物のアルコキシル化物、プロピレンオキシド、および/またはエチレンオキシドの好適な順序または混合状態であり得る。プロピレンオキシドがアルコキシル化に独占的に使用されることが好ましい。反応生成物の調製に好適な分子内無水カルボン酸は、例えば無水マレイン酸、無水フタル酸、無水ヘキサヒドロフタル酸、無水スクシニル酸、無水ピロメリット酸またはそのような無水物の所要の混合物が挙げられる。無水マレイン酸は、特に好ましく使用される。さらに使用される代表的な触媒および触媒作用の方法の詳細については、非特許文献(Vieweg and Hoechtlen (eds.):Kunststoff-Handbuch, volume VII, Carl-Hanser-Verlag, Munich 1966年、96−102ページ)に記載されている。
触媒は、好ましくはイソシアネートと反応する少なくとも2つの水素原子を有する化合物の総量をベースとして、約0.001〜10重量%で使用する。
さらに必要に応じて用いる添加物は、界面活性添加剤、例えば乳化剤および整泡剤として使用する。可能な乳化剤は、例えばキャスター(castor)オイルスルホネートのナトリウム塩または脂肪酸とアミンとの塩、例えばオレイン酸ジエチルアミンまたはステアリン酸ジエタノールアミンが挙げられる。スルホン酸、例えばドデシルベンゼンスルホン酸またはジナフチルメタンジスルホン酸、または脂肪酸、例えばリシノール酸または多価脂肪酸のアルカリ金属またはアンモニウム塩は界面活性添加剤としてともに使用することができる。
使用する整泡剤(foam stabilizers)は、とりわけポリエーテル−シロキサン、特に水溶性のものが代表的である。それらの化合物は一般的に合成、エチレンオキシドおよびプロピレンオキシドのコポリマーをポリジメチルシロキサン基に結合するように形成される。そのような整泡剤については特許文献(米国特開2−834−748号公報、米国特開2−917−480号公報、米国特開3−629−308号公報)に記載されている。特許文献(西独特開25−58−523号公報)によれば、アロファネート基を介して数回分岐したポリシロキサン/ポリオキシアルキレンコポリマーが特に興味深い。
さらに可能な添加剤は、反応抑制剤、例えば酸−反応性物質、例えば塩化水素酸または有機酸ハライド、およびさらに当業者に公知のセル調整剤(cell regulators)、例えばパラフィンまたは脂肪アルコールまたはジメチルポリシロキサン、並びに顔料または染料、公知の難燃剤、例えばトリクロロエチルホスフェート、トリクレシルホスフェートまたはアンモニウムホスフェートおよびポリホスフェート、さらに老化および風化影響安定剤、可塑剤および耐カビ性および制菌性活性物質並びに充填剤、例えば硫酸バリウム、多孔質珪藻土、カーボンブラックまたは調製チョーク(prepared chalk)が挙げられる。
本発明で必要に応じて共使用される界面活性添加剤および整泡剤並びにセル調整剤、反応抑制剤、安定剤、難燃物質、可塑剤、染料および充填剤並びに耐カビ性制菌性活性物質のさらなる例およびそれらの本発明の使用方法および作用の詳細については非特許文献(Vieweg and Hoechtlen (eds.):Kunststoff-Handbuch, volume VII, Carl-Hanser-Verlag, Munich 1966年、103−113ページ)に記載されている。
ポリウレタンフォームの生成においてよく知られている発泡剤は、必要に応じて使用される発泡剤成分として好適である。可能な有機発泡剤は、例えばアセトン、エチルアセトン、ハロゲン置換アルカン、例えばメチレンクロリド、クロロホルム、エチレンクロリド、ビニリデンクロリド、モノフルオロトリクロロエタン、クロロジフルオロメタンおよびジクロロジフルオロメタン、さらにブタン、ヘキサン、ヘプタンまたはジエチルエーテルが挙げられ、可能な無機発泡剤は、例えば空気、COまたはNOが挙げられる。発泡作用は室温以上の温度で分解してガス(例えば窒素)を放出する化合物、例えばアゾ化合物、例えばアゾジカルボキシアミドまたはアゾイソブチル酸ニトリルを添加することによっても達成される。水素−含有フルオロアルカン(HCFC)および低級アルカン、例えばブタン、ペンタン、イソペンタン、シクロペンタン、ヘキサンおよびイソヘキサン、要すればそのお互いの混合物および/または水を加えた混合物は、発泡剤として特に好ましく使用される。発泡剤の例およびそれらの使用の詳細については、非特許文献(Vieweg and Hoechtlen (eds.):Kunststoff-Handbuch, volume VII, Carl-Hanser-Verlag, Munich 1966年、108ページ以下参照、453ページ以下参照および507ページ以下参照)に記載されている。好ましくはしかしながら水またはCOは単独の発泡剤として使用する。
可能なポリイソシアネートは例えば非特許文献(Justus Liebigs Annalen der Chemie 562(1949年)75ページ)に記載されている如き脂肪族、脂環式、芳香脂肪族、芳香族およびヘテロ環イソシアネート、好ましくはジイソシアネートまたはポリイソシアネートであり、例えば式Q(NCO)(式中nは2〜4、より好ましくは2の整数を示し、Qは炭素原子2〜18、より好ましくは6〜12個を含有する脂肪族炭化水素基、炭素原子4〜15、より好ましくは5〜10個を含有する脂環式炭化水素基、炭素原子6〜15、より好ましくは6〜13個を含有する芳香族炭化水素基、または炭素原子8〜15、より好ましくは8〜13個を含有する芳香脂肪族炭化水素基を示す。)で表される。容易に入手できるポリイソシアネートは、例えば1,6−ヘキサメチレン−ジイソシアネート、イソホロン−ジイソシアネート(IPDI)、4,4’−ジシクロヘキサメチレンメタン−ジイソシアネート(H12−MDI)、ズロール−ジイソシアネート、1,4−ジ−(イソシアネートメチル)シクロヘキサン、1,3−ビス−(イソシアネート−1−メチルエチル)−ベンゼン(「TMXDI」)、2,4−および2,6−トルイレン−ジイソシアネートおよび所要のそれら異性体の混合物(「TDI」、例えばDESMODUR T80、バイエルAG)、ポリフェニル−ポリメチレンポリイソシアネート、例えばアニリン−ホルムアルデヒド縮合およびその後のホスゲン化によって調製されるもの(「crude MDI」、例えばDESMODUR 44V20L、バイエルAG)およびカルボジイミド基、ウレタン基、アロファネート基、イソシアヌレート基、ウレア基またはビウレット基を含有するポリイソシアネート(「変性ポリイソシアネート」)、特に2,4−および/または2,6−トルイレン−ジイソシアネートまたは4,4’−および/または2,4’−ジフェニルメタン−ジイソシアネートまたは1,6−ヘキサメチレン−ジイソシアネートおよび/またはイソホロン−ジイソシアネートから誘導される変性ポリイソシアネートが挙げられる。有機ジイソシアネートおよびポリイソシアネートは独立してまたはそれらの混合物のフォームにおいて使用することができる。TMXDIおよび脂環式ジイソシアネートが特に好ましく、特にIPDI、1,4−ジ−(イソシアネートメチル)シクロヘキサンおよびH12−MDI(例えばDESMODURW、バイエルAG)が好ましい。
離型剤は、互いに隣接した2つの表面(例えば成形品と金型)の粘着力を減少する処理添加剤であり、すなわち表面の「粘着(sticking)」を、2表面間に容易に分離されるフィルムを形成する離型剤によって抑制する。離型剤は分散体(乳化物または懸濁物)、スプレー、ペースト、パウダーおよびパーマネント焼付離型剤フィルムの形で使用される。プラスチック加工および成形発泡体の製造に関して、シリコーン(オイル、水中油オイルオイルエマルジョン、油脂、樹脂)、ワックス(実質上天然、または官能基を有するかあるいは有さない合成パラフィンの合成)、金属石けん、金属油脂および金属ポリマーも使用する。加工の観点から最も良い離型剤を選択するために、ポリウレタンシステムの基本的知識が必要であるだけでなく、成形材料のタイプ、それら界面の性質および成形寸法もまた重要である。
好ましい離型剤は商業的に容易に手に入れることができる。例えばACMOS Chemie GmbH & Co.(例えばACMOS 180−52)、RATEC International GmbH(例えばPURA 1448H)、GORAPUR(例えばGORAPUR RT 835C、GORAPUR LK 149、GORAPUR LK 888、GORAPUR LH 525、GORAPUR LH 157A、GORAPUR RT 2130B、GORAPUR RT 1126B)、Marbo イタリア S.A.(例えばMARBO WR 95101/A)およびProductos Concentrol S.A.(例えばCONCENTROL WB33A)が挙げられる。
もし、含量10重量%〜100重量%以下、より好ましくは15重量%〜90重量%、最も好ましくは50重量%〜90重量%で無水物構造を有する本発明による成分(X)の少なくとも1種を含有する離型剤がポリウレタン成形の調製において使用されるなら、成形品のエッジ部は用いられるポリイソシアネートに化学的に基づく芳香族アミンの濃度はほとんど検出されない。これらの成分(X)は、芳香族ポリイソシアネートがイソシアネート成分として用いられる可焼性成形ポリウレタンフォーム成分の製造に特に有効であることが証明された。
プラスチック成形、好ましくは反応性プラスチックの成形、特にポリウレタン、特に好ましくは変性ポリウレタンフォーム、特に軟質変性ポリウレタンフォームおよびフォーム全部の製造方法は、特に好ましくは:
a)金型を本発明による離型剤で前処理し、
b)成形品の形成のための所望のプラスチック成分を、前処理成形へ導入し、成形品を形成し、次いで
c)形成された成形品を取り出す、
ように行われる。
プラスチック成形の成形品のための好適な金型については、当業者によく知られている。一般的に、金型は金属、例えばスチール(例えばブラックプレート)、精密鋳造アロイまたはアルミニウム(例えばシートアルミニウムまたは鋳造アルミニウム)、またはプラスチック(例えばエポキシ樹脂または繊維強化ポリエステル)から製造される。成形は使用されるプラスチックや製造される成形品に基づいてオープンまたはクローズ、加熱または非加熱の金型で製造することができる。
金型は本発明による離型剤を用いて、当業者によく知られている方法、例えば圧縮空気(compressed air)で解放金型(open mold)に噴霧(spraying)することによって、またはブラシ、スポンジまたは布を用いてブラッシングすることによって処理する。離型剤の量は均一に塗布することより重要でない。
成形品の形成に必要なプラスチック組成物は、前処理された金型へ導入され、成形品が形成される。これは当業者によく知られている方法で行われる。フォーム、例えばポリウレタンフォーム、ポリスチレンフォーム(EPS)、スチレンコポリマーフォーム、ポリイソシアヌレエートフォーム、ポリカルボジイミドフォーム、PVCフォーム、ポリカーボネートフォーム、ポリオレフィンフォーム、ポリメタクリルイミドフォーム、ポリアミドフォーム、ABSフォームおよびフェノールおよびウレア樹脂フォーム(UFフォーム)の製造には、とりわけ射出成形、反応射出成形(RIMまたはRRIM)およびブロー成形またはフィルムブロー成形が好ましい。
本発明を以下の実施例によりさらに詳細に説明するが、それらに限定されるべきではない。
軟質成形ポリウレタンフォームの成形品の表面上の芳香族アミン濃度を測定するために、スキン部(厚さ1mmのエッジレイヤー)を、所定の貯蔵時間後(暗所および空気接触下)に、製造した新しい成形品から分離し、TDAの検出方法であるISOPA I.I.I.(ISOPA I.I.I.は11397,「軟質フォームのトルエンジアミン含量の測定のためのロバスト法(robust method)」(robust method for the determination of toluenediamine content of flexible foams)参照)およびMDAの検出方法であるISOPA I.I.I.(ISOPA I.I.I.は11399「軟質ポリウレタンフォームのトルエンジアミン含量の測定のためのロバスト法」(robust method for the determination of toluenediamine content of flexible polyurethane foams))で分析した。実施例中に言及したTDAおよびMDA含量は成形フォーム成分のエッジレイヤーに対応する絶対量(ppm)に対応する。
標準配合AA
MDIをベースにした軟質成形ポリウレタンフォームの製造:
ポリオール混合物(A成分)を以下に記載した開始物質から調製した:
50重量部:ヒドロキシル価(OHN)35mgKOH/g、平均官能価2.6および第一級水酸基75%でエチレンオキシド(EO)/プロピレンオキシド(PO)比14/86であるポリエーテルポリオール。
50重量部:ヒドロキシル価(OHN)28mgKOH/g、平均官能価2.4および第一級水酸基80%でエチレンオキシド(EO)/プロピレンオキシド(PO)比14/86であるポリエーテルポリオール。
3.45重量部:水
0.26重量部:発泡触媒(DABCO BL11、エアプロダクト(Air Products))
0.35重量部:ゲル触媒(DABCO 33LV、エアプロダクト)
0.53重量部:ジエタノールアミン(DEOA)
0.3重量部:シリコーン安定剤(TEGOSTAB B 8715LF、DegussaGoldschmidt AG)
1.5重量部:ヒドロキシル価(OHN)37mgKOH/g、平均官能価2.9および第一級水酸基80%でエチレンオキシド(EO)/プロピレンオキシド(PO)比72/28であるポリエーテルポリオール。
このA成分を25℃でpMDI18重量%と2,4’−MDI/4,4’−MDI比2.3:1の混合物82重量%との混合物(NCO含量32.5重量%;B成分)と混合した。成形品の製造のために、混合物を60℃に温度コントロールし、かつ離型剤(ACMOS 180−52、ACMOS Chemie GmbH & Co.)で処理した9.5リットルの金型に導入し、そこで発泡した。混合物の量は得られる成形品が成形密度55kg/mを有するようにした。指数80(配合AA)を有する成形品の製造のために、A成分/B成分の重量比は100:45であった。金型はリッド(lid)で蓋をし、フォーム圧力に対抗するプレスまたはクランプ(clamp)へと導入し金型を閉じたままにする。5分後、リッドを取り、フォームが連続気泡になるまで(open-celled)、すなわち収縮フリー(shrink-free)になるまで力学的圧縮により発泡させた。
成形品のスキン部のMDA含量:
Figure 2005088591
成形品の力学的性質(7日後の測定):
Figure 2005088591
CLD 4/40:圧縮加重たわみ、DIN EN ISO 3386−1−98に従った、第4周期(4th cycle)での40%変形。CS:変形50%または75%での圧縮永久歪(DIN EN ISO 1856)。DIN EN ISO 1798に従った引張応力、破断点伸び。
実施例1A−C
軟質成形フォーム成分を、標準的配合AAと同様に製造した。商業的に手に入る離型剤の代わりに、金型は表中に記載したACMOS 180−52の重量%と表中に記載した本発明による添加物の重量%との混合物を用いて常套の方法で前処理を行った。結果は以下の表に示す。
成形品のスキン部のMDA含量:
Figure 2005088591
AMS1:アミンスキャベンジャー1
AMS5:アミンスキャベンジャー5
貯蔵時間24時間
成形品の力学的性質(7日後に測定):
Figure 2005088591
CLD 4/40:圧縮加重たわみ、DIN EN ISO 3386−1−98に従った、第4周期(4th cycle)での40%変形。CS:変形50%または75%での圧縮永久歪(DIN EN ISO 1856)。DIN EN ISO 1798に従った引張応力、破断点伸び。
実施例1D
アミンスキャベンジャー2(AMS2)1重量%を、標準的配合AAのイソシアネート成分に添加し、商業的に手に入れることができるAcmos(登録商標)180−52を離型剤として使用して、混合物を発泡した。指数80(標準的AA)の成形品の製造のために、A成分/B成分は100:45.4である。結果を以下の表にまとめる。
成形品のスキン部のMDA含量:
Figure 2005088591
AMS2:アミンスキャベンジャー2、
a)貯蔵時間24時間
標準的配合BB
TDIをベースにした軟質成形ポリウレタンフォームの製造:
ポリオール混合物(A成分)は以下の開始物質から調製した:
70重量部:ヒドロキシル価(OHN)29mgKOH/g、平均官能価3.4および第一級水酸基85%でエチレンオキシド(EO)/プロピレンオキシド(PO)比18/82であるポリエーテルポリオール。
30重量部:ヒドロキシル価(OHN)20mgKOH/g、平均官能価2.7および第一級水酸基85%でエチレンオキシド(EO)/プロピレンオキシド(PO)比20/80であるポリオール。
3.0重量部:水
0.12重量部:発泡触媒(DABCO BL11、エアプロダクト)
0.28重量部:ゲル触媒(DABCO 33LV、エアプロダクト)
0.8重量部:ジエタノールアミン(DEOA)
0.8重量部:シリコーン安定剤(TEGOSTAB B 8719LF、DegussaGoldschmidt AG)
このA成分をNCO含量48.3重量%TDI(B成分:DESMODUR T80、バイエルAG)と25℃の温度で混合した。成形品の製造のために、混合物を60℃に温度コントロールし、かつ離型剤(ACMOS180−52、ACMOS Chemie−GmbH & Co)で処理した9.5リットルの金型に導入し、そこで発泡させた。混合物の量は得られる成形品が成形密度43kg/mを有するようにした。指数80(標準的BB)を有する成形品の製造のために、A成分/B成分の比は100:27であった。金型はリッド(lid)で蓋をし、フォーム圧力に対抗するプレスまたはクランプ(clamp)へと導入し金型を閉じたままにする。6分後、リッドを取り、フォームが連続気泡になるまで(open-celled)、すなわち収縮フリー(shrink-free)になるまで力学的圧縮により発泡させた。
成形品のスキン部のTDA含量:
Figure 2005088591
成形品の力学的性質(7日後に測定):
Figure 2005088591
CLD 4/40:圧縮加重たわみ、DIN EN ISO 3386−1−98に従った、第4周期(4th cycle)で40%変形。CS:変形50%または75%での圧縮永久歪(DIN EN ISO 1856)。DIN EN ISO 1798に従った引張応力、破断点伸び。
実施例2A−G
軟質成形フォーム成分を標準配合BBと同様の配合で製造した。商業的に手に入れることができる離型剤の代わりに、金型をACMOS 180−52と種々の濃度の本発明による添加剤との混合物を用いて、常套の方法で前処理を行った。結果を以下の表にまとめる。
成形品のスキン部のTDA含量:
Figure 2005088591
10重量%のアミンスキャベンジャー2(AMS2)をさらに標準的配合BBのイソシアネート成分へ添加し、成分を実施例2と同様に成分2Bによる離型剤を使用して製造した。
成形品のエッジ部におけるTDA含量(貯蔵時間24時間):
Figure 2005088591
離型剤および/またはイソシアネートにおけるアミンスキャベンジャーの使用のために、アミン含量は検出限界より低かった。エッジ部のアミン含量の測定は、フォームを製造して約2時間後に検出限界より低い値を示した。
アミンスキャベンジャー(AMS)各々1重量%または10重量%を、標準配合BBのイソシアネート成分に添加し、離型剤として商業的に手に入れることができるAcmos(登録商標)180−52を用いて、混合物を発泡した。指数80(標準的BB)を有する成形品の製造のために、A成分/B成分の比は100:29.6である。結果は以下の表にまとめる。
成形品のエッジ部におけるTDA含量(貯蔵時間24時間)
Figure 2005088591
AMS2:アミンスキャベンジャー2
AMS3:アミンスキャベンジャー3
AMS4:アミンスキャベンジャー4
AMS6:アミンスキャベンジャー6
標準的配合CC
TDI/MDIをベースにした軟質形成ポリウレタンフォームの製造:
ポリオール混合物(A成分)を以下に記載する開始物質から調製した:
55重量部:ヒドロキシル価(OHN)28mgKOH/g、平均官能価2.4および第一級水酸基85%でエチレンオキシド(EO)/プロピレンオキシド(PO)比18/82であるポリオール。
45重量部:ヒドロキシル価(OHN)29mgKOH/g、平均官能価2.6および第一級水酸基85%および充填剤含量(重合スチレン/アクリロニトリルの比が2:3)20重量%でエチレンオキシド(EO)/プロピレンオキシド(PO)比18/82を含有するポリオール。
3.6重量部:水
0.1重量部:発泡触媒(DABCO BL11、エアプロダクト(Air Products))
0.35重量部:ゲル触媒(DABCO 33LV、エアプロダクト)
1.0重量部:シリコーン安定剤(TEGOSTAB B 8719LF、DegussaGoldschmidt AG)
1.0重量部:ヒドロキシル価(OHN)37mgKOH/g、平均官能価2.9および第一級水酸基80%でエチレンオキシド(EO)/プロピレンオキシド(PO)比72/28であるポリエーテルポリオール。
このA成分を、TDI(DESMODUR T80、バイエルAG)および重合MDI(DESMODUR 44V20L、バイエルAG)の4:1混合物(B成分、混合物のNCO含量44.8重量%)に25℃の温度で混合した。成形品の製造のために、混合物を60℃に温度コントロールし、かつ離型剤(ACMOS 180−52、ACMOS Chemie GmbH & Co.)で処理した9.5リットルの金型に導入し、そこで発泡した。混合物の量は得られる成形品が成形密度47kg/mを有するようにした。指数80(標準的CC)を有する成形品の製造のために、A成分/B成分の重量比は100:32.1であった。金型はリッド(lid)で蓋をし、フォーム圧力に対抗するプレスまたはクランプ(clamp)へと導入し金型を閉じたままにする。5分後、リッドを取り、フォームが連続気泡になるまで(open-celled)、すなわち収縮フリー(shrink-free)になるまで力学的圧縮により発泡させた。
成形品のスキン部のTDAおよびMDA含量:
Figure 2005088591
成形品の力学的性質(7日後に測定):
Figure 2005088591
CLD 4/40:圧縮加重たわみ、DIN EN ISO 3386−1−98に従った、第4周期(4th cycle)の40%変形。CS:変形50%または75%での圧縮永久歪(DIN EN ISO 1856)。DIN EN ISO 1798に従った引張応力、破断点伸び。
実施例3
軟質フォーム成分は標準配合CCと同様に製造した。10重量%のアミンスキャベンジャー2(AMS2)を標準配合CCのイソシアネート成分に添加し、その混合物を発泡させた。指数80(標準的CC)の成形品の製造のため、A成分/B成分の重量比は、100:35.3である。結果を以下の表にまとめる。
成形品のエッジ部のTDAおよびMDA含量:
Figure 2005088591
成形品の力学的性質(7日後に測定):
Figure 2005088591
本発明によるアミンスキャベンジャー(AMS)の調製:
AMS1(アセチルステアレート)
アセチルクロリド118gを5,000ml、ジメチルアセトアミド中459gのナトリウムステアレート459gの懸濁液に60℃で滴下した。混合物を100℃で3時間加熱し、20℃まで冷却し、形成された塩化ナトリウムクロリドフォームから吸引濾過する。濾過物は110℃の真空条件下で濃縮した。収率:アセチルステアレート400gであり、完全に鹸化後の酸価は330mgKOH/gであった。
AMS2(無水オレイン酸)
オレイン酸565gおよび無水酢酸405gを3時間、還流条件下で加熱し、混合物を濃縮し、175℃の下部温度に到達した。混合物を濃縮し、150℃で0.5mbarで乾燥した。収率:無水オレイン酸546gであり、完全鹸化後の酸価は195mgKOH/gであった。
AMS3
オレイン酸565g、アジピン酸146gおよび無水酢酸408gを3時間、還流条件下で加熱し、混合物を濃縮し、180℃の下部温度に到達した。混合物を濃縮し、150℃で0.5barで乾燥した。収率:670g、溶解点60−65℃、完全鹸化後の酸価は322mgKOH/gである。
AMS4
リシノール酸723g、および無水酢酸1,000gを3時間、還流条件下で加熱し、170℃以下で濃縮し、生成物を最後に0.5mbarの真空下で処理した。収率:754g、鹸化後の酸価は112mgKOH/gであった。
AMS5
リシノール酸745g、アジピン酸146gおよび無水酢酸1,020gを3時間、140℃還流条件下で加熱し、150℃以下の温度で濃縮した。最後に生成物を0.5barで乾燥した。収率:900g、溶解点70℃、鹸化後の酸価は221mgKOH/gであった。
AMS6
無水フタル酸
本発明は説明の目的のために前述に詳細に記載されているが、そのような詳細は、単にその説明の目的のためであり、特許請求の範囲による限定を除いて、本発明の精神と範囲を逸脱しない限り、当業者によって変更をなし得るものと理解するべきである。

Claims (4)

  1. 炭化水素基のうち少なくとも1つが炭素原子8〜40個を含有する同一または異なる炭化水素基を有するカルボン酸、および
    炭化水素基のうち少なくとも1つが炭素原子8〜40個を含有する同一または異なる炭化水素基を有するカルボン酸およびポリカルボン酸のポリ無水物
    から選択された少なくとも1種の成分(X)の0〜100重量%を含有する表面用離型剤で金型を前処理し;
    反応成分、助剤物質および添加剤の成形品の形成に必要な量を、成分(X)25重量%以下を含む少なくとも1種のイソシアネート成分と共に前処理済みの金型へ導入し、次いで;
    成形品を形成し、かつ金型から成形品を除去することを包含するポリウレタンプラスチック成形品の製造方法において、該表面用離型剤が要すれば少なくとも1種の成分(X)を含有するポリウレタンプラスチック成形品の製造方法。
  2. 炭化水素基のうち少なくとも1つが炭素原子8〜40個を含有する同一または異なる炭化水素基を有するカルボン酸、および
    炭化水素基のうち少なくとも1つが炭素原子8〜40個を含有する同一または異なる炭化水素基を有するカルボン酸およびポリカルボン酸のポリ無水物
    から選択された表面用離型剤。
  3. 炭化水素基のうち少なくとも1つが炭素原子12〜40個を含有する同一または異なる炭化水素基を有するカルボン酸、および
    炭化水素基のうち少なくとも1つが炭素原子12〜40個を含有する同一または異なる炭化水素基を有するカルボン酸およびポリカルボン酸のポリ無水物
    から選択された表面用離型剤。
  4. 炭化水素基のうち少なくとも1つが炭素原子8〜40個を含有する同一または異なる炭化水素基を有するカルボン酸、および
    炭化水素基のうち少なくとも1つが炭素原子8〜40個を含有する同一または異なる炭化水素基を有するカルボン酸およびポリカルボン酸のポリ無水物
    から選択された少なくとも1種の成分(X)を表面用離型剤およびイソシアネート成分に対する添加剤として包含することを改良とするポリウレタン成形品の製造方法。
JP2004271515A 2003-09-18 2004-09-17 離型剤、プラスチック成形およびそれら製品の製造方法 Pending JP2005088591A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE10343099A DE10343099B3 (de) 2003-09-18 2003-09-18 Verfahren zur Herstellung schadstoffarmer Kunststoffformteile und Verwendung von Carbonsäureanhydriden dafür

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005088591A true JP2005088591A (ja) 2005-04-07
JP2005088591A5 JP2005088591A5 (ja) 2011-05-26

Family

ID=34177803

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004271515A Pending JP2005088591A (ja) 2003-09-18 2004-09-17 離型剤、プラスチック成形およびそれら製品の製造方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US20050062203A1 (ja)
EP (1) EP1516711B1 (ja)
JP (1) JP2005088591A (ja)
KR (1) KR20050028836A (ja)
DE (1) DE10343099B3 (ja)
ES (1) ES2611982T3 (ja)
MX (1) MXPA04008943A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019536880A (ja) * 2016-12-05 2019-12-19 コベストロ、ドイチュラント、アクチエンゲゼルシャフトCovestro Deutschland Ag 有機酸無水物および/または有機酸塩化物を含有するtdi系軟質ポリウレタンフォームの製造方法

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7425829B2 (en) * 2003-10-14 2008-09-16 Merlin Technology, Inc. Tracking positions of personnel, vehicles, and inanimate objects
DE102004062539A1 (de) * 2004-12-24 2006-07-20 Bayer Materialscience Ag Verstärkte Polyurethanharnstoffelastomere und deren Verwendung
DE102008001695A1 (de) * 2008-05-09 2009-11-12 Evonik Röhm Gmbh Poly(meth)acrylimide mit verbesserten optischen und Farbeigenschaften, insbesondere bei thermischer Belastung
DE102009058101A1 (de) * 2009-12-12 2011-06-16 Bayer Materialscience Ag Verwendung von Schichtaufbauten in Windkraftanlagen
GB2489420B (en) * 2011-03-25 2013-02-13 Renolit Cramlington Ltd Flexible laminate film
DE102011050311A1 (de) * 2011-05-12 2012-11-15 Bio-Circle Surface Technology GmbH Verfahren zur Herstellung eines beschichteten Plattenelementes aus Holzwerkstoff mit einem Kantenstreifen sowie eine Substanz für das Verfahren.
JP6894434B2 (ja) * 2015-12-28 2021-06-30 ローム アンド ハース カンパニーRohm And Haas Company 熱い金属面からのポリマーの剥離を向上するための方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04220457A (ja) * 1990-03-09 1992-08-11 Mobay Corp 内部離型剤を用いた成形品の製法
WO2003012818A1 (en) * 2001-01-09 2003-02-13 Vitesse Semiconductor Corporation Fiber optic signal detector with two switchable input channels
WO2003045656A1 (de) * 2001-11-28 2003-06-05 Bayer Materialscience Ag Trennmittel und verfahren zur herstellung von kunststofformteilen

Family Cites Families (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1922459A (en) * 1933-08-15 Their production
US2674619A (en) * 1953-10-19 1954-04-06 Wyandotte Chemicals Corp Polyoxyalkylene compounds
BE536296A (ja) * 1954-03-22
IT535373A (ja) * 1954-06-10
DE1030558B (de) * 1956-07-21 1958-05-22 Bayer Ag Verfahren zur Herstellung von Urethangruppen enthaltenden Schaumstoffen
US3190927A (en) * 1960-04-13 1965-06-22 Wyandotte Chemicals Corp Process for oxyalkylating solid polyols
US3330782A (en) * 1963-11-12 1967-07-11 Union Carbide Corp Beta-(n, n-dimethylamino)alkyl ethers as catalysts for isocyanate reactions
US3346557A (en) * 1965-06-04 1967-10-10 Wyandotte Chemicals Corp Process for oxyalkylating solid polyols
US3629308A (en) * 1966-07-25 1971-12-21 Union Carbide Corp Siloxane-oxyalkylene block copolymers
DE1720633A1 (de) * 1967-03-15 1971-07-01 Bayer Ag Verfahren zur Herstellung von Polyurethanen
GB1204100A (en) * 1968-05-15 1970-09-03 Bayer Ag Process for the production of foam plastics which contain urethane groups
DE1804361A1 (de) * 1968-10-22 1970-05-14 Bayer Ag Aminoaether als Aktivatoren zur Herstellung von Polyurethanen
DE2062289C2 (de) * 1970-12-17 1982-12-30 Bayer Ag, 5090 Leverkusen Verwendung von extrem niederviskosen Addukten aus Lactamen mit Wasser bzw. Oximen
DE2117576A1 (de) * 1971-04-10 1972-10-19 Bayer Diisocyanat-Polyadditionsprodukte
DE2434185A1 (de) * 1974-07-16 1976-02-05 Bayer Ag Verfahren zur herstellung von amidin-metall-komplexen
DE2523633C2 (de) * 1975-05-28 1982-12-16 Bayer Ag, 5090 Leverkusen Verfahren zur Herstellung von Polyurethanschaumstoffen und Katalysatoren zur Durchführung des Verfahrens
DE2601082A1 (de) * 1976-01-14 1977-07-21 Bayer Ag Katalysatoren fuer isocyanat-polyadditionsreaktionen
US4150212A (en) * 1976-01-14 1979-04-17 Bayer Aktiengesellschaft Catalytic process for polyurethane elastomers and foams
DE2624527A1 (de) * 1976-06-01 1977-12-22 Bayer Ag Verfahren zur herstellung von polyurethanen
US4111861A (en) * 1976-09-24 1978-09-05 Union Carbide Corporation Method of molding polyurethanes having mold release properties
DE2732292A1 (de) * 1977-07-16 1979-02-01 Bayer Ag Verfahren zur herstellung von polyurethankunststoffen
DE3219040A1 (de) * 1982-05-19 1983-11-24 Bayer Ag, 5090 Leverkusen Verfahren zur herstellung eines urethan- und/oder isocyanuratgruppen aufweisenden zellfoermigen kunststoff-verbundteils
DE3535711A1 (de) 1985-10-05 1987-04-09 Basf Ag Verfahren zur herstellung von zelligen oder kompakten polyurethan-polyharnstoff-formkoerpern mit verbesserten entformungseigenschaften sowie innere formtrennmittel und deren verwendung fuer das polyisocyanat-polyadditionsverfahren
DE3631842A1 (de) * 1986-09-19 1988-03-24 Basf Ag Innere formtrennmittel, deren verwendung zur herstellung von formkoerpern nach dem polyisocyanat-polyadditionsverfahren und verfahren zur herstellung der formkoerper
DE3904810A1 (de) * 1989-02-17 1990-08-23 Basf Ag Verfahren zur herstellung von elastischen, im wesentlichen kompakten polyurethan-formkoerpern mit verbesserten entformungseigenschaften
DE4218840A1 (de) * 1992-06-09 1993-12-16 Bayer Ag Verfahren zur Herstellung von Verbundkörpern
DE19651994A1 (de) * 1996-12-13 1998-06-18 Basf Ag Verfahren zur Herstellung von selbsttrennenden, kompakten oder zelligen, gegebenenfalls Verstärkungsmittel enthaltenden Formkörpern aus Polyisocyanat-Polyadditionsprodukten und innere Formtrennmittel hierfür
DE19928676A1 (de) * 1999-06-23 2000-12-28 Basf Ag Polyisocyanat-Polyadditionsprodukte

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04220457A (ja) * 1990-03-09 1992-08-11 Mobay Corp 内部離型剤を用いた成形品の製法
WO2003012818A1 (en) * 2001-01-09 2003-02-13 Vitesse Semiconductor Corporation Fiber optic signal detector with two switchable input channels
WO2003045656A1 (de) * 2001-11-28 2003-06-05 Bayer Materialscience Ag Trennmittel und verfahren zur herstellung von kunststofformteilen
JP2005515082A (ja) * 2001-11-28 2005-05-26 バイエル・マテリアルサイエンス・アクチェンゲゼルシャフト 離型剤およびプラスチック成形部品の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019536880A (ja) * 2016-12-05 2019-12-19 コベストロ、ドイチュラント、アクチエンゲゼルシャフトCovestro Deutschland Ag 有機酸無水物および/または有機酸塩化物を含有するtdi系軟質ポリウレタンフォームの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20050062203A1 (en) 2005-03-24
ES2611982T3 (es) 2017-05-11
DE10343099B3 (de) 2005-06-09
KR20050028836A (ko) 2005-03-23
MXPA04008943A (es) 2005-05-24
EP1516711A2 (de) 2005-03-23
EP1516711A3 (de) 2005-05-25
EP1516711B1 (de) 2016-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6858655B1 (en) High-resilient polyurethane foams produced from polyether polyols
EP1951777B1 (en) Method of molding rigid polyurethane foams with enhanced thermal conductivity
US6737471B2 (en) Polyurethane elastomers which exhibit improved stability to hydrolysis
US20150076400A1 (en) Process for the production of high air flow polyether foams and the foams produced by this process
US8299171B2 (en) Low-emission polyurethane backing layer, spray polyurethane system for producing such a backing layer, and use of such a backing layer
JPS58103521A (ja) 弾性成形物品の製法
EP3713980B1 (en) Flexible polyurethane foams
US20040220290A1 (en) Flexible moldings of foamed polyurethane and their use
US7094811B2 (en) Energy absorbing flexible foams produced in part with a double metal cyanide catalyzed polyol
JP6892853B2 (ja) 強化された圧縮硬度を有する軟質ポリエステルウレタンフォームの製造方法
JP2005088591A (ja) 離型剤、プラスチック成形およびそれら製品の製造方法
CN110023365B (zh) 丙烯酸酯和丙烯酰胺用于减少聚氨酯泡沫体的排放的用途
CN117580883A (zh) 使用再生多元醇的pu泡沫生产
CN117580885A (zh) 使用再生多元醇的pu泡沫生产
US20220213255A1 (en) Amine-initiated polyols as non-emissive catalysts in hr foam
JP4010174B2 (ja) 軟質ポリウレタンフォームの製造方法
EP0410240A2 (en) Process for the preparation of polyurea-polyurethane elastomers and elastomers obtained by said process
KR19990037090A (ko) 비우렛 개질 폴리이소시아네이트 기재의 반경질 폴리우레탄 발포재, 상기 반경질 폴리우레탄 발포재를 사용한 복합 구조물,및 그의 제조 방법
EP4032926A1 (en) Processes for making molded flexible foams and flexible foams produced thereby
EP4227339A1 (en) Polyol composition
EP4032925A1 (en) Processes for making molded flexible foams and flexible foams produced thereby

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070913

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070913

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100924

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101012

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110112

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110117

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110214

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110217

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110311

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110316

A524 Written submission of copy of amendment under section 19 (pct)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A524

Effective date: 20110408

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110412

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110621

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110908

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120403