JP2005088449A - インクジェットヘッド - Google Patents

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純 永田
Tomohiko Koda
智彦 甲田
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Abstract

【課題】支持基板と圧電振動子との固着強度を強固にしたインクジェットヘッドを提供する。
【解決手段】圧電振動子9が圧電定数d33を有する積層型圧電素子23から構成され、その圧電振動子9を支える支持基板3が設けられて、前記圧電振動子9の支持基板側にダミー層18が形成され、そのダミー層24の底面18ならびにダミー層24の少なくとも一方の側面19が前記支持基板3に固着され、圧電振動子9の外部電極パターン15a,15bは導電性部材14により、前記支持基板3に形成された電極13a,13bと導通していることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、インクジェットプリンタに用いるインクジェットヘッドに係り、特にオンデマンド式のインクジェットヘッドに関するものである。
オンデマンド式インクジェットヘッドはインク吐出機構が簡素でコストも安いことから、様々な機構が開発されてきた。なかでもスティック状の圧電振動子によってインクチャンバーを加圧してインクを吐出させる方式は、圧電振動子の駆動制御によってインク量が調整でき、高精細な印刷ができるという特長を有する。
この方式における圧電振動子は、その分極方向に垂直に変位させるd31型と、平行に変位させるd33型がある。d33型は駆動電圧がd31型と比べて高いが、駆動時の電流値が小さく、また先端に駆動とは関係しないダミー層があるので、研磨により先端部の平坦化が容易である。
しかしd33型は、その形状、駆動方法の制限から、圧電振動子を支える支持基板の端面に接着しなければならず、このため接着面積が小さく、接着強度が弱い。下記特許文献1の図7から図17には、圧電振動子を支持基板の端面に接着し、溝入れ加工により個々の圧電振動子に分割する工程が記載されているが、100dpi相当のヘッドを想定した場合、各圧電振動子と支持基板との接着面積は1.5mm×0.1mm程度である。また、150dpiを想定すると、前記接着面積は1.5mm×0.07mm程度となってしまう。振動子の高さを1.5〜2.0mm程度とすると、アスペクト比(本例の場合、振動子の高さと幅の比)は15〜28.6であり、振動子の固定が非常に困難であることが予想できる。
このような課題を解決する一つとして、圧電振動子を櫛歯状に溝入れ加工する方法がある。この方法を採用したインクジェットヘッドはこれまでに数多く提案されており、例えば下記特許文献2〜7などがある。
特許第3206214号公報 特公平4−52213号公報 特公平7−57545号公報(特公平4−52213号の分割) 特許第2695418号公報 特許第2701309号公報 特許第2850762号公報 特許第3120339号公報
しかし、櫛歯形状の振動子を採用した場合、圧電振動子の外部電極を分割することができないため、前記特許文献5の第1図に示されているように予め分割された外部電極パターンを圧電振動子に形成するか、前記特許文献7に記載されているようにワイヤーボンダ―を使った接続を採用せざるを得ず、そのために生産性が低く、コスト高となるという問題があった。
本発明の目的は、このような従来技術の欠点を解消し、支持基板と圧電振動子との固着強度を強固にし、また圧電振動子と電極パターンとの導通を容易にとることができるインクジェットヘッドを提供することにある。
前記目的を達成するため本発明は、インク流路に連通するインク室と、そのインク室に連通する複数のノズルと、前記インク室の一部をなす振動板と、その振動板のインク室と対向した位置に設けられた圧電振動子を備え、その圧電振動子の分極方向に対して平行な伸縮によりインク室内圧を変化させて、前記ノズルよりインクを吐出させるインクジェットヘッドを対象とするものである。
そして前記圧電振動子は積層型圧電素子から構成され、その圧電振動子を支える支持基板が設けられて、前記圧電振動子の支持基板側にダミー層が形成され、そのダミー層の底面ならびにダミー層の少なくとも一方の側面が前記支持基板に固着され、その圧電振動子の外部電極パターンは導電性部材により、前記支持基板に形成された電極と導通していることを特徴とするものである。
本発明は前述のような構成になっており、圧電振動子の支持基板側ダミー層の底面ならびに側面が支持基板に固着されているから、支持基板と圧電振動子の固着強度を高めることができる。また、圧電振動子の外部電極パターンと支持基板の電極との導通が容易になる。
次に本発明に係るインクジェットヘッドを実施するための最良の形態を図とともに説明する.図1は本実施形態に係るインクジェットヘッドの斜視図、図2はそのインクジェットヘッドの分解斜視図、図3はそのインクジェットヘッドにおける駆動部の斜視図、図4はその駆動部の拡大断面図、図5は駆動部の作製工程を示す斜視図である。
インクジェットヘッド1は、図2に示すように大きく分けて駆動部100と流路部101とから構成されている。
流路部101は、ノズル10を有するオリフィスプレート5、インク室11を有するチャンバプレート6、振動板12を有するダイアフラムプレート7、流路を補強するための補強プレート2などから構成されている。
駆動部100は、インク室11に対応したダミー層8と、圧電振動子9と、支持基板3などから構成され、圧電振動子9は支持基板3の端部に接着されている。
このインクジェットヘッドは、インク流路に連通するインク室11と、そのインク室11に連通する複数のノズル10と、前記インク室11の一部をなす振動板12と、その振動板12のインク室11と対向した位置に設けられた圧電振動子9を備え、その圧電振動子9の分極方向に対して平行な伸縮によりインク室内圧を変化させて、前記ノズル10よりインクを吐出させる機構になっている。
支持基板3は、例えばアルミナやジルコニアなどの電気絶縁性のセラミックからなっている。圧電振動子9は、図3に示すように圧電定数d33を有する積層型圧電素子23に溝入れ加工して得られたものである。
加工の様子が図5に示されており、先端部にダミー層8を有する積層型圧電素子23を所定の間隔をおいてブレード26で溝入れ加工を施す。100dpiヘッドを作製する場合、加工ピッチは0.254mm、各圧電振動子9の幅は0.1mmとし、150dpiヘッドを作製する場合、加工ピッチは0.169mm、各圧電振動子9の幅は0.06mmとした。なお、溝入れ深さはいずれの場合も図4に示した寸法aとした。ここで寸法aは、外部電極15aが個々に分離される長さとする。
図4に示すように支持基板3の端面の片側に凸部16を形成し、圧電振動子9の支持基
板3側におけるダミー層24の底面18と側面19の両方を接着面とし、エポキシ系などの接着剤19で接着固定ている。これにより支持基板3と圧電振動子9との接着を強固にすることができる。
さらに寸法aまで切り溝を入れることにより、各圧電振動子9が支持基板3の端面から個別に突出した形になり、圧電振動子9の基部と支持基板3の端部とで形成されるコーナ部に例えば半田や導電性接着剤などの導電性部材14を付着する。このことにより図4に示すように、支持基板3の上面に形成された個別電極13aと圧電振動子9の上面に形成された外部電極パターン15aが導電性部材14を介して電気的に接続され、また支持基板3の下面に形成された共通電極13bと圧電振動子9の下面に形成された外部電極パターン15bが導電性部材14を介して電気的に接続され、個別電極13aと共通電極13bとの導通手段25を容易に形成することができる。またこの導電性部材14の付着により、支持基板3と圧電振動子9との固着強度がさらに高まる。
本実施形態では圧電振動子9を櫛歯形状としているが、切り溝深さをbとして、短冊状
の圧電振動子動子9を差し込んで固着する構造でも何ら問題はなく、ダミー層24における底面18と側面19の双方を接着することによる接着強度の向上効果を十分に発揮することができる。
ダミー層24の厚さは支持基板3側を寸法c、ダミー層8側を寸法dとすると、寸法c
は支持基板3との接着を強固にするため、また、櫛歯形状を容易に形成するために厚みを持たせる必要があり、寸法dは圧電振動子9の先端での応力を緩和するためになるべく薄くする必要がある。従って寸法c>寸法dの関係になる。
図6は、第1の変形例に係るインクジェットヘッドの拡大断面である。この例では、共
通電極13b側のダミー層24の側面19も接着している。このことにより支持基板3と圧電振動子9との接着強度をさらに向上させることができる。従ってこの場合、支持基板3の端面に長手方向に延びた溝を形成し、その溝に積層型圧電素子23を挿入して接着固定し、その後に積層型圧電素子23に溝入れ加工を施すことになる。
図7は、第2の変形例に係るインクジェットヘッドの拡大断面である。これまでの例で
は圧電素子23の個別電極13a側の外部電極15aを形成する際、形成寸法を寸法a以下に制限する必要があったが、この例では面取り部20を形成することによって、外部電極15aの不要な部分を除去するので、圧電素子23の作製工程の簡素化が図れる。また面取り部20を形成した分だけ接着剤22の装填量を増すことができる。
図8は、第3の変形例に係るインクジェットヘッドの拡大断面である。この例では前記面取り部20の代わりに一段低くなった切欠部21を形成して接着固定している。この切欠部21は、ダイサー加工によって容易に形成することができる。この切欠部20を形成した分だけ接着剤22の装填量を増すことができる。
図9ならびに図10は、第4ならびに第5の変形例に係るインクジェットヘッドの断面
図である。これらの図において102は個別電極、103は半田や導電性接着剤などからなる導電性部材、104は積層型圧電振動子、105は共通電極、106は支持基板、107は活性部、108は不活性部、109は接着層、110a,110bは外部電極パターン、200は圧電振動子である。
圧電定数d31を有する圧電振動子200を使用した場合、これらの図に示すように不
活性部108の底面および側面の一部を支持基板106に接着し、外部電極パターン110a,110bをそれぞれ圧電振動子200の端面から側面まで延長することにより、圧電定数d33を有する圧電振動子を使用した場合と同様に駆動部を作製することができる。図9の変形例では接着剤109がL字型に設けられ、図10の変形例では接着剤109がU字型に設けられている。
本発明の実施形態に係るインクジェットヘッドの斜視図である。 そのインクジェットヘッドの分解斜視図である。 そのインクジェットヘッドにおける駆動部の斜視図である。 その駆動部の拡大断面図である。 駆動部の作製工程を示す斜視図である。 第1の変形例に係るインクジェットヘッド駆動部の拡大断面図である。 第2の変形例に係るインクジェットヘッド駆動部の拡大断面図である。 第3の変形例に係るインクジェットヘッド駆動部の拡大断面図である。 第4の変形例に係るインクジェットヘッド駆動部の拡大断面図である。 第5の変形例に係るインクジェットヘッド駆動部の拡大断面図である。
符号の説明
1:インクジェットヘッド、2:補強プレート、3:支持基板、5:オリフィスプレート、6:チャンバープレート、7:ダイアフラムプレート、8:ダミー層、9:圧電振動子、10:ノズル、11:インク室、12:振動板、13a:個別電極、13b:共通電極、14:導電性部材、15a、15b:外部電極、16:凸部、17:内部電極、18:ダミー層の底面、19:ダミー層の側面、20:面取り部、21:切欠部、22:接着剤、23:積層型圧電素子、24:ダミー層、25:導通手段、26:ブレード、100:駆動部、101:流路、102:個別電極、103:導電性部材、104:圧電振動子、105:共通電極、106:支持基板、107:活性部、108:不活性部、109:接着剤、110a,110b:外部電極パターン、200:圧電振動子。

Claims (3)

  1. インク流路に連通するインク室と、そのインク室に連通する複数のノズルと、前記インク室の一部をなす振動板と、その振動板のインク室と対向した位置に設けられた圧電振動子を備え、その圧電振動子の分極方向に対して平行な伸縮によりインク室内圧を変化させて、前記ノズルよりインクを吐出させるインクジェットヘッドにおいて、
    前記圧電振動子は積層型圧電素子から構成され、その圧電振動子を支える支持基板が設けられて、前記圧電振動子の支持基板側にダミー層が形成され、そのダミー層の底面ならびにダミー層の少なくとも一方の側面が前記支持基板に固着され、
    その圧電振動子の外部電極パターンは導電性部材により、前記支持基板に形成された電極と導通していることを特徴とするインクジェットヘッド。
  2. 請求項1記載のインクジェットヘッドにおいて、前記ダミー層の側面に面取り部が形成され、その面取り部が前記支持基板に固着されていることを特徴とするインクジェットヘッド。
  3. 請求項1記載のインクジェットヘッドにおいて、前記ダミー層の側面に切欠部が形成され、その切欠部が前記支持基板に固着されていることを特徴とするインクジェットヘッド。

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