JP2005088350A - 防滴機構を備えた小型携帯プリンタ - Google Patents

防滴機構を備えた小型携帯プリンタ Download PDF

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Abstract

【課題】 人が携帯するときに妨げとなるようなプリンタの外側に出張る部材を設けずに、プリンタに液体がかかっても回路基板等が損傷する恐れのない、防滴機能を備えた小型携帯プリンタを提供する。
【解決手段】 本発明の防滴機構を備えた小型携帯プリンタは、上面に用紙を外部へ排出する紙出口6と、底面に液体を外部へ排出する排液口7とが設けられ、その内部に下記の部材が設置されたプリンタケースと、用紙を紙送りする紙送り機構と、紙送りされる用紙に印刷を行う印刷ヘッド14と、プリンタの制御を行うための回路基板と、紙出口6の直下に配置され、印刷ヘッド14と紙送り機構が設置され、その底部に排液口7が配置された直下領域8と、直下領域8との間を防滴壁12で遮断され、回路基板が設置された防滴領域9と、が備えられ、紙出口6から直下領域8に入った液体は、防滴領域9に入ることなく、排液口7から外部へ排出されることを特徴とする。
【選択図】図2



Description

本発明は、人が携帯することのできる小型携帯プリンタの防滴機構に関する。
近年、電子機器の小形化、軽量化や通信手段の発達により、人が携帯することのできる小型携帯プリンタが普及している。この小型携帯プリンタは、例えば、レストランにおいて、顧客が食事をするテーブル席で支払い処理を行ってレシートを発行する場合や、レンタカーの返却現場において、支払い処理を行ってレシートを発行する場合等に利用することが可能であり、顧客の利便性が増し、業務の効率化にも貢献している。
しかし、レストランでこの小型携帯プリンタを使用する場合に、コップに入った水を誤ってプリンタの上にこぼしてしまう恐れがあり、また、レンタカー返却現場のような屋外のエリアでは、雨滴がプリンタにかかる恐れもある。
これに対処するため、プリンタケース自体を防滴構造にすることは可能であるが、印刷した用紙をプリンタの外部へ排出する紙出口は、液体が全く入らないように塞ぐことは困難である。従って、もし、この紙出口から水等の液体がプリンタの内部に入ると、内部に設置された回路基板がこの液体に濡れる恐れがあり、この場合、ショートして回路基板を損傷する恐れがある。
これを防止するため、液体がプリンタの内部へ入らないようにする機構が、特許文献1に提案されている。図10に示される実施例では、プリンタ101の紙出口の上部が、防滴カバー102で完全に覆われている。この防滴カバー102には膨らみ部分が設けられており、ある程度の分量の用紙が排出されても、そのまま蓄積できるようになっている。
また、図11に示される実施例では、頻繁に印刷した用紙を取り出す必要がある場合に対応するため、紙出口の直上は防滴カバー103で覆うが、横の方に用紙を取り出すための開口部104が設けられている。
特開平10−049498
図10に示される完全に紙出口を覆う防滴カバー102の場合には、印刷された用紙を取り出すためには、その都度、防滴カバー102を開ける必要があり、上述のような顧客の面前で素早くレシートを印刷して手渡す状況には適していない。特に、プリンタをベルトから下げて使用するような場合には、作業性が非常に悪くなる。
また、図11に示される横の方に開口部104を設けた防滴カバー103の場合には、従来のプリンタと同様に、この開口部104からプリンタの内部に液体が入る恐れがあり、液体によるプリンタ101の損傷に対する根本的な解決策にはならない。
更に、これらの防滴カバーは、通常のプリンタよりも外側に出張る形となるので、人が携帯するときにじゃまになる恐れがある。特に、両手を使えるように、この小型携帯プリンタをベルトからぶらさげて使用する場合には、他のものと引っかかり安全の問題も生じる。
従って、本発明の目的は、人が携帯するときに妨げとなるようなプリンタの外側に出張る部材を設けずに、プリンタに液体がかかっても回路基板等が損傷する恐れのない小型携帯プリンタを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の防滴機構を備えた小型携帯プリンタの第1の実施態様は、人が携帯可能な小形のプリンタであって、上面に用紙を排出する紙出口と、底面に液体を排出する排液口とが設けられ、その内部に下記の部材が設置されたプリンタケースと、用紙を紙送りする紙送り機構と、紙送りされる用紙に印刷を行う印刷ヘッドと、プリンタの制御を行うための回路基板と、紙出口の直下に配置され、印刷ヘッドと紙送り機構が設置され、その底部に排液口が配置された直下領域と、直下領域との間を防滴壁で遮断され、回路基板が設置された防滴領域と、が備えられ、紙出口から直下領域に入った液体は、防滴領域に入ることなく、排液口から外部へ排出されることを特徴とする。
この実施態様では、プリンタの外側に人が携帯するときに邪魔となる部材を取り付けることなく、仮にプリンタの上に液体が落ちても、その液体により回路基板等が損傷を防止することができる。
本発明の防滴機構を備えた小型携帯プリンタの他の実施態様は、直下領域の底部に、液体が排液口へ流れるようするためのスロープが備えられたことを特徴とする。
この実施態様では、プリンタ内部に入った液体が内部に溜まることなく、速やかに排液口からプリンタの外部へ排出することができる。
本発明の防滴機構を備えた小型携帯プリンタの他の実施態様は、直下領域に、更に、用紙を切断する切断機構が設置されたことを特徴とする。
本発明の防滴機構を備えた小型携帯プリンタの他の実施態様は、直下領域内に設置された紙送り機構、サーマルヘッド、又は、切断機構に防滴処理が施されたことを特徴とする。
本実施態様では、液体が入る直下領域に設置される部材は、すべて防滴処理を行うことが可能であり、この処理によって液体に濡れたとしても、損傷したりする恐れがない。
本発明の防滴機構を備えた小型携帯プリンタの他の実施態様は、用紙が感熱紙であり、印刷ヘッドがサーマルヘッドであることを特徴とする。
本発明の防滴機構を備えた小型携帯プリンタの他の実施態様は、排液口に、液体がプリンタの外部から内部に入ることを防止する逆流防止機構が備えられたことを特徴とする。
本実施態様によれば、仮にプリンタの底面を上向きにおいた状態で、上から液体をこぼしたとしても、排液口からプリンタ内部へ液体が入る恐れがない。
本発明の防滴機構を備えた小型携帯プリンタでは、人が携帯するときに妨げとなるような部材をプリンタの外側に付けずに、用紙の紙出口からプリンタの内部に入った液体によって、回路基板等の防滴処理の困難な部材が損傷することを防止することができる。また、用紙を取り出すときに、カバーを開ける等の余分な作業をいっさい行う必要がない。
以下、図面を参照しながら、本発明の防滴機構を備えた小型携帯プリンタの最良の形態を詳細に説明する。
(小型携帯プリンタ全体構造の説明)
図1は、本発明の防滴機構を備えた小型携帯プリンタの実施形態の全体の外形を示す斜視図である。プリンタ1は、外部を上ケース2aと下ケース2bで覆われ、上ケース2aには、開閉蓋3が開閉可能な状態で装着されている。この開閉蓋3が取り付けられた面をプリンタ1の上面と称し、その反対面(図1で見えていない面)を底面と称する。図1(a)は、開閉蓋3が閉じられた状態を示し、図1(b)は、開閉蓋3が開かれた状態を示す。図面で示されるように、プリンタ1の外部には、携帯時に支障をきたす恐れのある余分な部材がいっさい取り付けられていない。
開閉蓋3を開けると、収納部4が露出し、印刷媒体であるロール紙5の装填、取り出し、交換が行えるようになっている。この実施形態では、印刷媒体として感熱紙が用いられている。また、開閉蓋3の先端部には、ロール紙5から引き出された用紙を紙送りするプラテンローラ31が備えられている。プラテンローラ31の一端にはローラ歯車31aが取り付けられており、開閉蓋3が閉じられた場合には、プリンタ1の本体側に設置された紙送り機構の輪列と噛み合うようになっている。従って、紙送り機構の紙送りモータが回転すると、この駆動力がプラテンローラ31に伝達されて回転し、用紙5aを紙送りする。また、プラテンローラ31は、開閉蓋3を閉じた状態では、サーマルヘッド14と対向する位置にあり、サーマルヘッド14による印刷時には、プラテンの機能も果たす。
また、開閉蓋3と上ケース2aの間には、紙出口6が設けられており、プラテンローラ31で紙送りされた用紙は、この紙出口6から上ケース2aの外部へ排出される。
次に、図2と図3を用いて、プリンタ1の内部の構造を説明する。図2は、図1(a)の矢印Aの方向から見た断面図であり、図3は、図1(a)の矢印Bの方向から見た断面図である。プリンタ1は、外側を上ケース2aと下ケース2bで覆われており、プリンタ1の主要部材はメカフレーム11に搭載されている。
図2において矢印Cの方向をプリンタ1の前側と称し、矢印Dの方向を後側と称する。プリンタ1は前後方向において、大きく3つの領域に分けられる。プリンタ1の中央に位置する矢印E(図2参照。)で示される領域を、直下領域8と称する。この直下領域8の上部には、用紙5aを上ケース2aの外部へ排出する出口である紙出口6が設けられ、底部には、直下領域8に入った液体を下ケース2bの外へ排出する排液口7が設けられている。
また、この直下領域8の前側には、ロール紙5を収納する収納部4が設けられている。直下領域8と収納部4との間は、仕切り壁8aによって仕切られているが、上部には用紙5aが収納部4から直下領域8に入る空間が設けられている。
一方、直下領域8の後側には、防滴領域9が備えられている。直下領域8と防滴領域9の間は、防滴壁12によって完全に仕切られており、直下領域8に入った液体は、防滴領域9へは全く入らないような構造になっている。
詳細の構造は後述するが、直下領域8には、プラテンローラ31を回転させる紙送り機構30と、用紙5aに印刷を行うサーマルヘッド14と、用紙5aを切断する切断機構40が設置されている。
図3に示されるように、直下領域8内のメカフレーム11の上に、横置きされた紙送りモータ32と、この紙送りモータ32に連結された輪列34が設置され、紙送り機構30を構成している。開閉蓋3が閉じられた状態では、プラテンローラ31のローラ歯車31aと輪列34が連結されて、紙送りモータ32の動力をプラテンローラ31に伝達するようになっている。
また、メカフレーム11の上には、縦置きされた切断用モータ43と、この切断モータ43に連結された輪列44が設置されている。この輪列44の最終段にはカムが取り付けられ、このカムが可動刃41と連結されている。これらの、切断用モータ43、輪列44、可動刃41、固定刃42(図示されていない。)等によって切断機構40が構成される。
また、サーマルヘッド14は、ヘッドフレームを介してメカフレーム11に取り付けられている。
なお、これらの紙送り機構30、サーマルヘッド14、切断機構40の各構成部材は、液体に濡れても問題が生じないように防滴処理が施されている。
一方、防滴領域9内のメカフレーム11上には、紙送り機構30、サーマルヘッド14、切断機構40を初めとするプリンタの各機器を制御するためのメイン基板21、サブ基板22、スイッチ基板23、無線基板24等の回路基板が設置されている。また、バッテリ収納部25にはバッテリが収納されている。これらの部材自体に防滴処理を施すことは、非常に困難であるため、防滴領域9内に液体が侵入しないような防滴構造を採っている。
(印刷時の各構成部材の動き)
次に、図2と図3を用いて、用紙に印刷を行う場合におけるプリンタ各機器の動きについて説明する。
印刷を行う準備段階として、用紙5aをプリンタ1にセットする必要がある。まず、収納部4を覆う開閉蓋3を開けて、ロール紙5を収納部4に収める。そして、ロール紙5から用紙5aを引き出して、搬送路16に沿わせるようにしてサーマルヘッド14の横を通過させ、更に先端部を上ケース2aの上方へ出しておく。この状態で、開閉蓋3を閉じると、用紙5aがサーマルヘッド14とプラテンローラ31に挟まれた状態となり、用紙5aの先端部が紙出口6を通過して、上ケース2aの外部へ出た状態となる。図2は、この状態を示している。
ここで、ボタン操作や無線による指令により印刷開始指令が出されると、紙送りモータ32の駆動力によってプラテンローラ31が回転し、用紙5aを上方へ紙送りする。そして、サーマルヘッド14とプラテンローラ31に挟まれる位置で用紙5aに印刷が行われ、印刷された用紙5aは更に上方へ紙送りされ、紙出口6から上ケース2aの外部へ排出される。所定の印刷が終わると切断指令が出され、切断用モータ43の駆動力によって、可動刃41が動いて用紙5aを切断し、一連の印刷作業は終了する。
(紙送り機構の説明)
次に、紙送り機構30の構造を、上ケース2aと下ケース2bを取り除いた状態のプリンタ1を示した斜視図である図5と、紙送り機構と切断機構の詳細を示した断面図である図6を用いて説明する。
図6に示されるように、横置きされた紙送りモータ32の駆動軸には、モータ歯車33が取り付けられ、平車34aと34bで構成される輪列34に連結されている。そして、開閉蓋3が閉じられた場合には、上側の平歯車34bとプラテンローラ31に取り付けられたローラ歯車31aが噛み合うように配置されている。従って、印刷開始指令、又は紙送り指令が出されて、紙送りモータ33の駆動軸が回転すると、輪列34によって所定の回転速度に減速された後、プラテンローラ31を回転させて、用紙5aの紙送りを行うようになっている。
(切断機構の説明)
切断機構の構造は、図6に示されるように、縦置きされた切断用モータ43の駆動軸にはモータ歯車が取り付けられ、複数の平歯車で構成された輪列44に連結されている。輪列44の最終段の回転軸には、カム45が取り付けられている。また、図5に示されるように、カム45の上部に取り付けられたシャフト46が、可動刃41の穴部に挿入されている。
切断指令が出されると、切断用モータ43が回転し、輪列44で所定の回転速度に減速された後、カム45が回転する。そして、図5に示されるように、カム45が矢印Fの方向に回転すると、待避位置(図5に示される位置)にあった可動刃41が、シャフト46により押され、矢印Gの方向へ回転する。可動刃41が固定刃42と重なり合う時点で、はさみの原理で用紙5aを切断する。カム45が更に回転を続けると、可動刃41は逆向きの矢印Hの方向に回転し、カム45が1回転した時点で、可動刃41は元の待避位置に戻って停止する。
(防滴機構の説明)
次に、本発明に係る防滴機構について説明を行う。図2に示されるように、仮にプリンタ1の上方から液体がこぼれた場合、紙出口6から直下の直下領域8にその液体が入る恐れがある。しかし、防滴壁12によって、防滴領域9とは完全に遮断されているので、防滴領域9へこの液体が入る恐れはない。この防滴領域9には、防滴処理等が困難な電子部品やプリント基板を有するメイン基板21、サブ基板22、スイッチ基板23、無線基板24が設置され、また、バッテリ収納25にはバッテリが収納されている。しかし、上述のように液体が侵入する余地が全く無いので、どのような状況でプリンタ1を使用してもこれらの基板が損傷するような問題は生じない。
また、直下領域8には、紙送り機構30、サーマルヘッド14、切断機構40が設置されているが、紙送りモータ32、サーマルヘッド14、切断用モータ43等の部品は、防滴処理がなされているので、液体に濡れても問題はない。また、平歯車、軸受等の機械部材は、液体に濡れても同様に問題はない。
また、直下領域8と前側の収納部4とは、仕切壁8aによって仕切られており、原則として、紙出口6から直下領域8内に入った液体は、直下領域8以外へ流れることはない。実際には、用紙5aが収納部4から直下領域8へ入る部分に用紙5aが通過する空間が開いているが、その大きさは限定されており、収納部4側へ液体が入る量は非常に限られている。また、仮に収納部4内に液体が入っても、収納部4には液体に濡れて損傷を起こすような部材はいっさい設置されていないので問題はない。
更に、直下領域8には、中に液体が入っても溜ることがないように、プリンタ1の外部へ排出する排液口7が底部に設けられている。図2に示されるように、この排液口7は、メカフレーム11側に突起した形状の排液口7aが備えられ、下ケース2b側にはへこみのある形状の排液口7bが備えられており、これらが嵌合して位置決めがなされるようになっている。
ここで、図4は、直下領域8の底部の左右方向の形状を示す断面図である。直下領域8の底部は、図2に示されるように、排液口7を最下部とする前後方向のスロープ17aと、図4に示されるように、排液口7を最下部とする左右方向のスロープスロープ17bが設けられており、浸入した液体が溜まることなく、速やかに排液口7に達するような構造となっている。図4に示される実施形態では、紙送りモータ32があるためスロープ17bはプリンタ1の右端まで伸びていないが、スペースが有る場合には、スロープ17bは端部まで伸ばされる。
次に、図7と図8に、主要な構成部材を中に浮かせた形で示した斜視図を示す。図7はプリンタ1を上面から見て前側を上にした場合に右側から見た斜視図であり、図8は、左側から見た斜視図である。
これらの図からわかるように、下ケース2bの上にはメインフレーム10が設置され、更にメカフレーム11が設置されている。そして、主要な部材は、このメカフレーム11上に設置される。また、防滴壁12は、切断用モータ43の形状に合わせて成型されている。防滴壁11の下側はメカフレームと接続され、上側は上ケース2aと接続されて、防滴領域に液体が入らないようになっている。
また、サーマルヘッド14はヘッドフレーム15によってメカフレーム11と接続され、切断機構40の可動刃41、固定刃42は、メカ上フレーム13によって、メカフレーム11に接続される。
(排液口の逆流防止機構)
次に、図9に紙出口7についての他の実施形態を示す。通常は、プリンタ1は紙出口6のある上面を上向きにして使用するので、プリンタ1の底面にある排液口7が開いていても、この排液口7からプリンタ1の内部に液体が入る恐れはない。しかし、もしプリンタ1の底面を上側に向けた状態で、上から液体をこぼすような事態が生ずると、排液口7から逆に液体がプリンタ内部に入る恐れがある。
この実施形態では、この事態に対処するため、プリンタ1の底面が下向きの状態では、排液口7が開いており、逆に、底面部が上向きとなる状態では、排液口7が閉じられる機構を有している。図9(a)は、底面が下向きの場合を示している。メカフレーム11には、回転ヒンジ51が設けられ、ゲート50が回転可能な状態で取り付けられている。ゲート50は、重力により下側にぶら下がった状態になるが、メカフレーム11に設けられた突起52によって、垂直よりは若干角度を持った状態に保持される。
この場合、排液口7が開かれた状態なので、プリンタ1に入った水は、矢印に示されるように、プリンタ1の外部に排出される。
ここで、プリンタ1の天地が逆向きにされて底面が上側に来ると、ゲート50は、若干斜めの位置に保持されているので、重力によって回転する。そして、図9(b)に示されるように、メカフレーム11に設けられた受座53によって、水平の位置に保持される。排液口7は、ゲート50によって閉じられた状態になっているので、仮に上側から液体をこぼしても、矢印に示されるように、液体がプリンタ1内に入ることが防ぐことができる。
この逆流防止機構は重力を用いているが、バネの付勢力やアクチュエータの力により開閉させることも可能である。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、印刷媒体として感熱紙を用いたサーマルタイプのプリンタを用いた実施形態を説明したが、インクジェットタイプを初めとするその他タイプのプリンタも本発明の実施形態に含まれる。また、ロール紙を用いないタイプのプリンタも本発明の実施形態に含まれる。
また、上述の実施形態では、紙送りするためのローラがプラテンを兼ねたプラテンローラの実施形態について説明したが、紙送りローラとは別に、独立したプラテンを有するプリンタも本発明の実施形態に含まれる。
また、上述の実施形態では、自動切断が可能な切断機構が備えられているが、このような切断機構を有さず、手動のカッタを備えたプリンタも本発明の実施形態に含まれる。
本発明の防滴機構を備えた小型携帯プリンタの実施形態の全体の外形を示す斜視図 図1の矢印Aから見たプリンタの断面図。 図1の矢印Bから見たプリンタの断面図。 直下領域の底部の左右のスロープの形状を示す断面図。 上ケースと下ケースを取り除いた状態のプリンタの構造を示した斜視図。 紙送り機構と切断機構の詳細構造を示した断面図。 本発明の防滴機構を備えた小型携帯プリンタの主要部材の構造を示すために、部材を宙に浮かせたプリンタの右側から見た斜視図。 本発明の防滴機構を備えた小型携帯プリンタの主要部材の構造を示すために、部材を宙に浮かせたプリンタの左側から見た斜視図。 本発明の防滴機構を備えた小型携帯プリンタの排液口についての他の実施形態を示す図。 従来の防滴カバー(密封型)を備えたプリンタの概要を示す斜視図。 従来の防滴カバー(開口があるタイプ)を備えたプリンタの概要を示す斜視図。
符号の説明
1 プリンタ 2a 上ケース
2b 下ケース 3 開閉蓋
4 収納部 5 ロール紙
5a 用紙 6 紙出口
7 排液口 7a 排液口(メカフレーム側)
7b 排液口(下フレーム側) 8 直下領域
8a 仕切り壁 9 防滴領域
10 メインフレーム 11 メカフレーム
12 防滴壁 13 メカ上フレーム
14 サーマルヘッド 15 ヘッドフレーム
16 搬送路 17a スロープ
17b スロープ 21 メイン基板
22 サブ基板 23 スイッチ基板
24 無線基板 25 バッテリ収納部
30 紙送り装置 31 プラテンローラ
31a ローラ歯車 32 紙送りモータ
33 モータ歯車 34 輪列
34a 平歯車 34b 平歯車
40 切断機構 41 可動刃
42 固定刃 43 切断用モータ
44 輪列 45 カム
46 シャフト 50 ゲート
51 回転ヒンジ 52 突起
53 受座
101 プリンタ 102 防滴カバー
103 防滴カバー 104 開口部

Claims (6)

  1. 人が携帯可能な小形のプリンタであって、
    上面に用紙を排出する紙出口と、底面に液体を排出する排液口とが設けられ、その内部に下記の部材が設置されたプリンタケースと、
    前記用紙を紙送りする紙送り機構と、
    紙送りされる前記用紙に印刷を行う印刷ヘッドと、
    前記プリンタの制御を行うための回路基板と、
    前記紙出口の直下に配置され、前記印刷ヘッドと前記紙送り機構が設置され、その底部に前記排液口が配置された直下領域と、
    前記直下領域との間を防滴壁で遮断され、前記回路基板が設置された防滴領域と、
    が備えられ、
    前記紙出口から前記直下領域に入った液体は、前記防滴領域に入ることなく、前記排液口から外部へ排出されることを特徴とする防滴機構を備えた小型携帯プリンタ。
  2. 前記直下領域の底部に、前記液体が前記排液口へ流れるようするためのスロープが備えられたことを特徴とする請求項1に記載の防滴機構を備えた小形携帯プリンタ。
  3. 前記直下領域に、更に、前記用紙を切断する切断機構が設置されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の防滴機構を備えた小形携帯プリンタ。
  4. 前記直下領域内に設置された前記紙送り機構、前記サーマルヘッド、又は、前記切断機構に防滴処理が施されたことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の防滴機構を備えた小形携帯プリンタ。
  5. 前記用紙が感熱紙であり、前記印刷ヘッドがサーマルヘッドであることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の防滴機構を備えた小形携帯プリンタ。
  6. 前記排液口に、液体が前記プリンタケースの外部から内部に入ることを防止する逆流防止機構が備えられたことを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の防滴機構を備えた小形携帯プリンタ。
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