JP2005088246A - 印刷シートの印刷補助部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】構造が簡単であり、また印刷シートの貼り付けや引き剥がしが容易にできて取扱に便利な印刷シートの印刷補助部材を提供する。
【解決手段】印刷装置に装填され、搬送ローラによって搬送されるとともに、印刷ヘッドによって画像が印刷される所定サイズの印刷シート40に使用されるシート状の印刷補助部材であって、前記印刷シート40の接着及び剥離が可能な接着剤層を有し、該接着剤層を介して前記印刷シート40のシート搬送方向の片側端部の印刷面とは反対側の面に重ねて接着される接続部42と、この接続部42に続けて設けられ、前記印刷シート40の前記接続部42が接着される端部まで印刷を可能にすべく前記搬送ローラによる前記印刷シート40の搬送のために用いられる搬送補助部43とを備える。
【選択図】 図4

Description

本発明は、印刷シートに取り付けて印刷に使用する印刷補助部材であって、特に、空白領域を生じさせることなく印刷シートの全面に印刷を行うことができる印刷補助部材に関する。
従来より、デジタルカメラなどから画像を取り込んで印刷する印刷装置が知られている。特に近年では年毎に技術が進歩して極めて解像度の高い精細な画像を印刷できる印刷装置が実用化されている。
ところで、銀塩写真と遜色が無い程の画像を印刷できるようになると、近年銀塩写真ではほぼ定番となっている周囲に白地余白のない縁無し画像を、印刷装置の印刷画像でも印刷が可能となるような要望が多くなってきている。
ところが、一般に、プリンタで画像を印刷する場合、プリンタのタイプが熱転写形式あるいはインクジェット形式のいずれであっても、搬送しながら画像を印刷する所定サイズの用紙の搬送方向の一端側ではその端部まで容易に印刷でき、また搬送方向に直交する幅方向の両端も端部まで印刷することが可能であるが、用紙の搬送方向の他端部は搬送ローラで挟持・搬送するための掴み代として使用されるため印刷されない空白領域となる。
そこで、印刷シートを保持して印刷装置に挿入することで印刷シートに画像の空白領域を生じさせることなく印刷することができるようにした印刷補助部材が特開平9−300829号公報に記載されている。
この印刷補助部材は、基材上に印刷シートをはめ込むことが可能な凹部を形成し、この凹部の表面に印刷シートの貼着と剥離が可能な感圧接着剤層を設けて構成したものであり、凹部内に印刷シートを貼り付けて印刷装置に挿入することにより、印刷シートに空白領域のない印刷を可能にしている。
特開平9−300829号公報
従来の印刷補助部材は、基材上に印刷シートの全面をはめ込む凹部を形成するものであり、形状が大きくなり、また凹部を形成するためにある程度の厚さも必要とし、必ずしも構造が簡単ではない。
また、凹部内で印刷シートの裏面の全体を貼り付けるものであるため、印刷シートの貼り付けや引き剥がしに手間取ることがあるという問題がある。
本発明はこのような点に着目してなされたもので、構造が簡単であり、また印刷シートの貼り付けや引き剥がしが容易にできて取扱に便利な印刷シートの印刷補助部材を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、印刷装置に装填され、搬送手段によって搬送されるとともに、印刷手段によって画像が印刷される所定サイズの印刷シートとともに使用されるシート状の印刷補助部材であって、前記印刷シートの接着及び剥離が可能な接着剤層を有し、該接着剤層を介して前記印刷シートのシート搬送方向の片側端部の印刷面とは反対側の面に重ねて接着される接続部と、この接続部に続けて設けられ、前記印刷シートの前記接続部が接着される端部まで印刷を可能にすべく前記搬送手段による前記印刷シートの搬送のために用いられる搬送補助部とを備えることを特徴としている。
請求項2の発明は、前記接続部が、前記印刷手段の印刷時に搬送方向の後端側となる印刷シートの端部に接続され、前記搬送補助部の搬送方向の長さが、前記印刷手段の位置と前記印刷手段より搬送方向の上流側に位置して印刷シートを搬送する所定の搬送手段の位置との距離よりも大きいことを特徴としている。
請求項3の発明は、前記接続部が、前記印刷手段の印刷時に搬送方向の前端側となる印刷シートの端部に接続され、前記搬送補助部の搬送方向の長さが、前記印刷手段の位置と前記印刷手段より搬送方向の下流側に位置して印刷シートを搬送する所定の搬送手段の位置との距離よりも大きいことを特徴としている。
請求項4の発明は、前記接続部部分での接着剤層の接着力が、前記印刷シートの印刷装置内での搬送抵抗力より大きいことを特徴としている。
請求項5の発明は、前記接続部部分での接着剤層の接着力が、前記印刷シートの印刷装置内での搬送抵抗力よりも10ないし30%大きいことを特徴としている。
請求項6の発明は、前記接続部と前記搬送補助部との境界部分に前記印刷シートのシート搬送方向の端部を位置合せするための指標を備えることを特徴としている。
請求項7の発明は、前記搬送補助部に、印刷シートの取扱に関する情報が表記されていることを特徴としている。
請求項8の発明は、前記情報が、印刷シートの印刷面又は印刷面の反対面を表す情報であることを特徴としている。
請求項9の発明は、前記情報が、印刷装置への印刷シートの装填方向を表す情報であることを特徴としている。
請求項1ないし3の発明によれば、単に所定サイズの印刷シートの端部にシート状の印刷補助部材を貼り付けて印刷装置に装填するだけで縁無しの画像を印刷できる等、印刷シートの全面にわたって印刷を行うことが可能になり、このため従来のように、基材上に印刷シートの全面をはめ込む凹部を形成するものに比べ、形状や厚さを小さくして簡単な構造とすることができ、また凹部内にはめ込む場合に比べ、その接着及び剥離の作業を容易に能率よく行なうことができる。
更に、請求項4及び5の発明によれば、印刷シートの搬送中に不用意に印刷補助部材が剥がれるような不都合を防止して印刷補助部材付きの印刷シートを常時適正に搬送することができる。そして、特に、請求項5の発明によれば、印刷シートとの接着力が適切な値の範囲に設定されるため、接着力が弱すぎて印刷装置での搬送途中で接着部分が外れてしまったり、逆に接着力が強力すぎて剥離するときに印刷シートを傷めてしまうようなことはない。
請求項6の発明によれば、印刷シートに印刷補助部材を取り付ける際に、その印刷補助部材を指標に基づいて所定の位置に配置させることができ、この指標を基準にした印刷シートと印刷補助部材との接合により、印刷補助部材の接続部で所定の接着力が得られるとともに、搬送補助部においても印刷シートの全面印刷を行うための搬送補助機能を発揮することができる。
請求項7ないし9の発明によれば、印刷シートの取扱に関する情報を搬送補助部の表記に基づいて容易に得ることができる。すなわち、印刷シートの印刷面又はその反対面を表す情報表記に基づいて印刷補助部材の接続部に接着する側の印刷シートのシート面の方向を取り違えることを防止し、また印刷装置への印刷シートの装填方向の情報の表記に基づいて印刷シートの装填ミスを防止することができ、適切に印刷シートを取り扱うことができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は印刷シートに印刷を行う印刷装置の前面側から見た外観斜視図、図2はその印刷装置の背面側から見た外観斜視図である。
この印刷装置は、住所録を作成するとともに葉書などの文面を編集し、葉書の宛名印刷及び葉書の文面を印刷するワープロ機能を有し、またデジタルカメラで撮影した写真画像を取り込んで印刷する写真画像の印刷機能を有している。
図1において、印刷装置は箱型の装置本体1を備え、この装置本体1の前面2側には、ワープロとして使用する場合に文書データを入力するキーボード3を備えている。このキーボード3は装置本体1の前面パネル4の下部に回動可能に取り付けられており、ワープロとして使用する場合には図1のように前面パネル4の前側に倒して水平状態とし、使用しない場合には垂直向きに起し、前面パネル4に当接させて収納することができるようになっている。
キーボード3は、住所録や葉書の文面を入力するための文字・記号入力キーを備え、文面の編集、表示画面の制御、印刷などに必要とする各種の制御キーを備えている。
5は装置本体1の前面パネル4に設けた印刷シートの逃し穴であり、印刷動作時に印刷シートの一部が搬送の過程でこの逃し穴5から印刷装置外に突出する部分である。また、前記キーボード3は装置本体1の前面部に立てて収納可能にしているため、キーボード3にも逃し穴5に対応して同様の逃し穴6が設けられている。
装置本体1の上面7に位置する上面パネル8には、キーボード3から入力されたデータを表示し、各種の設定に必要なメニュー画面を表示し、またデジタルカメラから取り込んだ写真画像を表示するなどの他に、この装置で必要とする各種の情報を表示するための液晶表示部9が設けられている。この液晶表示部9はユーザが見やすいように正面側に向けてチルトする構成が採用されている。
また、装置本体1の上面パネル8には、装置の電源をオン・オフするための電源ボタン10が設けられており、更にキーボード3とは別に写真画像の印刷処理などに対応するキー操作部11が設けられている。そして、このキー操作部11には、液晶表示部9に表示されるカーソルを移動制御するためのカーソルキー12、表示画面上での種々の選択決定などを行うための決定キー13、印刷を指示するための印刷キー14が設けられている。
図2に示すように、装置本体1の背面15に設けられた背面パネル16の下半部には給紙口17及び排紙口18が設けられ、この給紙口17及び排紙口18に対応して給紙トレイ19及び排紙トレイ20が設けられる。給紙トレイ19はその一端部が装置本体1の背面15の下部に回動可能に取り付けられ、給紙口17及び排紙口18を開口させて装置本体1の背面15側に水平に展開する使用位置と、給紙口17及び排紙口18を塞いで装置本体1の背面15に当接して立てて収納する収納位置とに移動可能とされている。
給紙トレイ19はプリンタカバーを兼ね、この給紙トレイ19の片面側に前記排紙トレイ20がその給紙トレイ19と接離可能に対向するように設けられている。この排紙トレイ20は給紙トレイ19を給紙可能な使用位置に展開移動したときに排紙口18からの排紙を受ける使用位置に配置される。
また、装置本体1の背面パネル16には、複数種類のメモリカードが装着可能なカードスロット21a〜21dが設けられている。このカードスロット21a〜21dは、給紙トレイ19が使用位置に移動したときに、装置本体1の背面15側に露出し、メモリカードが装着されると、メモリカードの端子がカードスロット21a〜21d内のコネクタ端子に接続されて画像データが印刷装置側に読み出し可能となる。
この印刷装置では、メモリカードから読み出した複数の画像データに対応する画像が前記液晶表示部9の画面に縮小して表示され、操作者は所望の画像を選択し、それを印刷シートに印刷することができる。
図3(A)、(B)は印刷装置の内部の構成を示す説明図である。また、図4はこの印刷装置で印刷する所定サイズの印刷シートとその印刷シートに貼り付けて使用する印刷補助部材とを示している。
以下、図3によって印刷装置の内部構成を説明し、図4及び図5によって印刷シート及び印刷補助部材について説明する。
印刷装置の給紙トレイ19及び排紙トレイ20が使用位置に展開され、この状態で給紙トレイ19の上に印刷シートが装填される。この印刷シートとしては、ワープロ機能によって葉書を印刷する場合には葉書が使用され、またデジタルカメラの撮影画像を印刷する場合には専用の写真印刷用紙が使用される。
例えば、図4及び図5に示す印刷シート40はL判サイズ(89mm×127mm)の写真印刷用紙である。また、印刷補助部材41は印刷シート40に取り付けられてその印刷シート40とともに搬送されるもので、印刷シート40と同程度の張りをもつシート状をなす紙材であり、その横幅Hが印刷シート40の横幅Hとほぼ同じとなっている。
印刷補助部材41は、その一側部側が印刷シート40を繰り返し接着及び剥離可能な感圧接着剤の接着剤層を有する接続部42で、他側部側がその接続部42に続く搬送補助部43となっており、搬送補助部43と接着剤層42との境界部分には印刷シート40を張り合わせるときの基準となるラインの表記による指標44が施されている。
そして搬送補助部43の搬送方向の長さはM、接続部42の搬送方向の長さはSとなっており、搬送補助部43の搬送方向の長さMは後に述べる印刷装置における所定の距離Lより若干長い関係にある。
図3において、25は給紙トレイ19に重ねて収容された印刷シート40を最上部より1枚ずつ印刷装置に繰り出すためのピックアップローラであり、図示しない駆動モータにより反時計方向に回転駆動される。このピックアップローラ25の下側が前述の給紙口17で、上側が前述の排紙口18となっている。
給紙時にはピックアップローラ25の下部に配置された給紙レバー26が図示しない駆動機構により給紙トレイ19の底部の先端付近で印刷シート40の先端部を突き上げてピックアップローラ25に向けて押圧する。
また、27は印刷シート40を印刷装置内に向けて搬入するための第1の搬送路であり、この搬送路27の端部には印刷装置内での印刷シート40の搬送を行うための駆動ローラ28及び加圧ローラ29からなる一対の搬送ローラが配置され、搬送路27の途中には反射型の光センサからなる第1の紙センサ30が設けられている。
なお、搬送ローラ28,29の右側には前述した図1に示す逃し穴5が配置され、印刷装置内に搬入された印刷シート40の先端がその搬送の途中に一旦前記逃し穴5を通して印刷装置外に突出するようになっている。
また、31は第1の搬送路27を経て搬入された印刷シート40がその搬送方向を反転したときに、その印刷シート40を印刷装置外に搬出案内する第2の搬送路であり、この搬送路31の途中にはインクジェット方式の印刷機構が配置されている。
この印刷機構は、ガイドレール32に沿って印刷シート40の搬送方向と直交する方向に移動可能なキャリッジ33を備え、このキャリッジ33には、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)の各色インクを吐出するそれぞれのノズルを有する印刷ヘッド34が搭載されている。
ここで、図3(B)に示す印刷ヘッド34による印刷位置と搬送ローラ28,29が印刷シート40を挟持するグリップ位置との距離Lは、前述の印刷補助部材41における搬送補助部43の長さMより小さく設定されている。
キャリッジ33には第2の搬送路31に臨んで第2の紙センサ35が設けられる。36は余分なインクを吸収するインク受け部である。
また、排紙口18に臨むように第2の搬送路31の端部には、印刷後の印刷シート40を排出するためにピックアップローラ25に当接して転動する従動ローラ37が設けられている。この従動ローラ37は印刷シート40の印刷面と反対面に接触するピックアップローラ25に対向して印刷シート40の印刷面に点接する。
なお、印刷動作時にピックアップローラ25は駆動モータにより反時計方向に駆動され、駆動ローラ28は駆動モータにより時計方向及び反時計方向に駆動される。
次に、印刷装置を用いて印刷シート40に画像を印刷する際の手順及び動作について説明する。
まず、印刷シート40の長手方向(搬送方向)の片側端部には印刷補助部材41の接続部42をその表面の接着剤層を介して接着する。この印刷補助部材41の接続部42は印刷シート40の印刷面の反対側の面に、印刷シート40の端縁と印刷補助部材41の指標44とが一致するように位置を合わせて接着する。これにより、印刷補助部材41のMの長さの搬送補助部材43が印刷シート40の一端側の端縁から突出する状態となる。
このように、各印刷シート40に印刷補助部材41を取り付けた後に、その各印刷シート40を印刷装置の給紙トレイ19の上に必要枚数積層して収容する。この際、各印刷シート40は印刷面が上を向き、搬送補助部材43が印刷装置の給紙口17に向くようにセットする。なお、印刷補助部材41は印刷シート40に予め取り付けておいてもよい。
次に、印刷開始の指示を入力する。この入力に応じて、図3(A)に示すように、ピックアップローラ25が反時計方向に駆動され、給紙レバー26と協働して印刷補助部材41付きの1枚の印刷シート40が第1の搬送路27に向けて給紙される。
ピックアップローラ25によって第1の搬送路27に搬送された印刷シート40は搬送ローラ28,29に受け継がれ、搬送ローラ28,29によってその後端近部が搬送ローラ28,29の位置に達するまで更に搬送される。
印刷シート40が第1の搬送路27に搬送される過程で第1の紙センサ30が印刷シート40を検知し、印刷シート40の後端が第1の紙センサ30の位置を通過してから所定の距離だけ搬送されてその後端が第1の搬送路27の端部から脱するタイミングに合わせて駆動ローラ28の時計方向の回転が停止する。
次に、図3(B)に示すように、駆動ローラ28が反時計方向に回転し、この駆動ローラ28の反時計方向の回転で印刷シート40は搬入時とは逆に後端側を先端として第2の搬送路31に搬入され、排紙口18に向けて搬送される。
第2の搬送路31における搬送中に印刷シート40の先端側が第2の紙センサ35によって検知されときに、その検知に基づいてキャリッジ33がガイドレール32に沿って移動するとともに、印刷ヘッド34が駆動され、印刷シート40に対する印刷が行われる。
この印刷では、印刷シート40に対して搬送方向及びそれに直交する方向ともに画像印刷領域から僅かにはみ出すようにして画像の印刷が行われる。
印刷シート40の後部側に画像が印刷される過程のときには、その印刷シート40に取り付けられている印刷補助部材41の搬送補助部43が搬送ローラ28,29で挟持され、この挟持により印刷シート40が給紙口18に向けて搬送される。
ここで、搬送補助部43の搬送方向の長さMが、印刷ヘッド34による印刷位置と、その上流側の搬送ローラ28,29が搬送補助部43を挟持するグリップ位置との距離Lよりも大きく設定されているため、搬送補助部43を搬送ローラ28,29でグリップしている状態のもとで、印刷シート40の後端まで画像を印刷することができる。
印刷が終了すると、印刷シート40はピックアップローラ25と従動ローラ37によって排紙口18を介して印刷装置外の排紙トレイ20上に排出される。排出された印刷シート40からは印刷補助部材41を剥し取る。これにより縁無しの印刷画像が得られる。印刷補助部材41の接続部42の感圧接着剤層は、繰り返し接着及び剥離が可能であるため、繰り返し使用することができる。
このように、本実施形態においては、単に印刷シート40の片側端部にシート状の印刷補助部材41を貼り付けるだけでよく、このため従来のように、基材上に印刷シートの全面をはめ込む凹部を形成するものに比べ、形状や厚さを小さくして簡単な構造とすることができ、また凹部内にはめ込む場合に比べ、その接着及び剥離の作業を容易に能率よく行なうことができる。
印刷補助部材41が貼り付けられた印刷シート40が印刷装置内で搬送されるときの搬送抵抗力Fは、この実施の形態に係る印刷装置においては、例えば、100g程度である。したがって、印刷補助部材41の接続部42と印刷シート40とのせん断方向(シート面に沿う方向)の接着力はその搬送抵抗力Fを上回る大きさに設定する。
接続部42の長さSは例えば15mm、横幅Hは89mmであり、接続部42が印刷シート40に貼り付けられる接着部分の総面積は15×89=1335mmとなる。したがって、その接着部分の単位面積当りの接着力は、100/1335=0.07g/mmを上回る大きさとし、そのような接着力を得られる感圧接着剤を使用する。
好ましくは、10〜30%を上回る大きさ、すなわち0.077〜0.091g/mmの接着力で印刷補助部材41の接続部42を印刷シート40の端部に貼り付ける。これにより印刷シート40の搬送中に不用意に印刷補助部材41が剥がれるような不都合を防止して印刷補助部材41付きの印刷シート40を常時適正に搬送することができる。また、この接着力の範囲であれば接着力が強力すぎて剥離するときに印刷シートを傷めてしまうようなことはない。
ところで、印刷シート40はその表面の印刷面を上に向けて給紙トレイ19の上に収容する必要がある。そこで図6に示す実施形態においては、印刷補助部材41における搬送補助部43の表面にその情報として『印刷面側』の表記が施されている。
この構成によれば、印刷補助部材41の接続部42を印刷シート40の印刷面の反対側の面に貼り付けることにより、前記『印刷面側』の表記が印刷シート40の印刷面側に表れ、したがって印刷シート40の印刷面を明確に認識でき、印刷面を下に向けて給紙トレイ19に収容するような誤りを防止することができる。
また、印刷補助部材41における搬送補助部43の裏面にその情報として『非印刷面側』の表記を施して、印刷面を下に向けて印刷シート40を給紙トレイ19に収容するような誤りを防止することも可能である。
更に、印刷シート40は、印刷補助部材41を取り付けた側の端部を先端側として給紙トレイ19に装填する必要がある。そこで図7に示す実施形態においては、印刷補助部材41における搬送補助部43の表面にその情報として『矢印』のマークが表記されている。
この構成によれば、印刷シート40を給紙トレイ19に装填する際に、その矢印のマークに基づいて印刷シート40の正しい向きを認識で、したがって印刷シート40の向きを間違って給紙トレイ19に収容するような誤りを防止することができる。
図1ないし図3に示す印刷装置では、印刷ヘッド34の駆動時に印刷シート40の搬送方向の後端に設けた印刷補助部材41を印刷ヘッド34の上流側に位置する搬送ローラ28,29によって挟持することで、空白領域のない印刷を可能にするものであったが、図8に示す印刷装置は、印刷ヘッド70の駆動時に印刷シート40の搬送方向の前端に設けた印刷補助部材41を印刷ヘッド70の下流側に位置する搬送ローラ71,72によって挟持することで、空白領域のない印刷を可能にするものである。
図8の印刷装置の構成及び動作について説明すると、搬送路73を間にしてサーマルヘッドからなる印刷ヘッド70とプラテンローラ75とが互いに対向して配置され、その下流側に一対の搬送ローラ71,72が配置されている。
ここで、印刷ヘッド70による印刷位置と搬送ローラ71,72による印刷シート40のグリップ位置との距離Lは、印刷補助部材41における搬送補助部43の搬送方向の長さMより小さい関係にある。
また、印刷ヘッド70に対してY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)の各色インクが面順次に繰り返し配置されたインクリボン76が供給される。印刷ヘッド70の駆動時に印刷シート40は搬送ローラ71,72によって搬送され、1色のインクの印刷が終わると、印刷シート40は搬送ローラ71,72によって印刷開始位置まで逆送りされ、この動作を繰り返すことにより印刷シート40上に各色インクが重ね印刷される。
このように、本発明の印刷補助部材41は、図1ないし図3の印刷装置に限らず図8に示す印刷装置にも適用することができる。
本発明の一実施形態に係る印刷補助部材付きの印刷シートに印刷を行う印刷装置の正面側から見た外観斜視図。 その印刷装置の背面側から見た外観斜視図。 その印刷装置の内部構成を示す説明図。 本発明の一実施形態に係る印刷補助部材と印刷シートとを示す斜視図。 その印刷補助部材の平面図。 本発明の他の実施形態に係る印刷補助部材の平面図。 本発明の更に他の実施形態に係る印刷補助部材の平面図。 本発明の印刷補助部材付きの印刷シートに印刷を行う他の印刷装置の内部構成を示す説明図。
符号の説明
1…装置本体
19,19a,19b…給紙トレイ
20…排紙トレイ
25…ピックアップローラ
26…給紙レバー
27…搬送路
28…駆動ローラ
29…加圧ローラ
30…紙センサ
31…搬送路
32…ガイドレール
33…キャリッジ
34…印刷ヘッド
35…紙センサ
37…従動ローラ
40,41a〜40g…印刷シート
41…印刷補助部材
42…接続部
43…搬送補助部

Claims (9)

  1. 印刷装置に装填され、搬送手段によって搬送されるとともに、印刷手段によって画像が印刷される所定サイズの印刷シートとともに使用されるシート状の印刷補助部材であって、
    前記印刷シートの接着及び剥離が可能な接着剤層を有し、該接着剤層を介して前記印刷シートのシート搬送方向の片側端部の印刷面とは反対側の面に重ねて接着される接続部と、
    この接続部に続けて設けられ、前記印刷シートの前記接続部が接着される端部まで印刷を可能にすべく前記搬送手段による前記印刷シートの搬送のために用いられる搬送補助部と、
    を備えることを特徴とする印刷シートの印刷補助部材。
  2. 前記接続部は、前記印刷手段の印刷時に搬送方向の後端側となる印刷シートの端部に接続され、前記搬送補助部の搬送方向の長さは、前記印刷手段の位置と前記印刷手段より搬送方向の上流側に位置して印刷シートを搬送する所定の搬送手段の位置との距離よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の印刷シートの印刷補助部材。
  3. 前記接続部は、前記印刷手段の印刷時に搬送方向の前端側となる印刷シートの端部に接続され、前記搬送補助部の搬送方向の長さは、前記印刷手段の位置と前記印刷手段より搬送方向の下流側に位置して印刷シートを搬送する所定の搬送手段の位置との距離よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の印刷シートの印刷補助部材。
  4. 前記接続部部分での接着剤層の接着力は、前記印刷シートの印刷装置内での搬送抵抗力より大きいことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の印刷シートの印刷補助部材。
  5. 前記接続部部分での接着剤層の接着力は、前記印刷シートの印刷装置内での搬送抵抗力よりも10ないし30%大きいことを特徴とする請求項4に記載の印刷シートの印刷補助部材。
  6. 前記接続部と前記搬送補助部との境界部分に前記印刷シートのシート搬送方向の端部を位置合せするための指標を備えることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の印刷シートの印刷補助部材。
  7. 前記搬送補助部には、印刷シートの取扱に関する情報が表記されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の印刷シートの印刷補助部材。
  8. 前記情報は、印刷シートの印刷面又は印刷面の反対面を表す情報であることを特徴とする請求項7記載の印刷シートの印刷補助部材。
  9. 前記情報は、印刷装置への印刷シートの装填方向を表す情報であることを特徴とする請求項7記載の印刷シートの印刷補助部材。
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