JP2005086901A

JP2005086901A - 配線管理装置

Info

Publication number: JP2005086901A
Application number: JP2003315839A
Authority: JP
Inventors: Masuyuki Sago; 益幸佐合; Hidekazu Suzuki; 秀和鈴木; Kikuji Tanaka; 喜久治田中
Original assignee: Tokyo Communication Equipment Manufacturing Co Ltd
Current assignee: Tokyo Communication Equipment Manufacturing Co Ltd
Priority date: 2003-09-08
Filing date: 2003-09-08
Publication date: 2005-03-31

Abstract

【課題】メモリ付きコネクタプラグが挿入接続されるアダプタがパネルに配置された配線管理装置において、携帯型パソコンを用いないで配線管理情報を作業者に簡単に伝達すること。
【解決手段】パネル３にはメモリ付き光コネクタプラグ１が挿入接続される１２個の光アダプタ２が配置されている。メモリ付き光コネクタプラグ１のメモリ４には符号化された配線管理情報が予め記憶されている。パネル３にはリーダーライタ５と要求ボタン６と表示部８とが配置されている。要求ボタン６は光アダプタ２毎に配置されている。作業者が要求ボタン６を押すと、制御部９はリーダーライタ６を制御してメモリ４の管理情報を読出し、復号化処理を行い、更に表示部８を制御して管理情報を表示させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、外部から非接触で必要な情報の書込みと読出しができるメモリ付きコネクタプラグが挿入接続されるアダプタがパネルなどのコネクタ収容装置に配置された配線管理装置に関し、特に、配線管理情報の表示に関する。

従来の配線管理装置は、例えば特開平６−２５２９２３号公報（特許文献１）と、特開２０００−６９１０６号公報（特許文献２）に開示されている如く、配線作業現場に持ち込まれた携帯型パソコンを利用したものでる。作業者はパソコンを操作して配線管理情報をディスプレイに表示させ、配線作業を容易にし、配線ミスを防止し、配線状態の管理を容易にするというものである。配線管理情報は、前者の配線管理装置においてはFDの如き記憶媒体から携帯型パソコンに入力され、後者の配線管理装置においてはバーコードリーダーから携帯型パソコンに入力されている。

ところで、本出願人は特開２００３−２０７６８６号公報（特許文献３）に開示されているメモリ付き光コネクタを開発した。即ち、このメモリ付き光コネクタは、図５に示す如く、外部から非接触で必要な情報の書込みと読出しができるメモリ４が取り付けられたメモリ付き光コネクタプラグ１と、メモリ付き光コネクタプラグ１が挿入接続される光アダプタ２と、メモリ４に記憶された情報を読み出すリーダー５とから構成されたものである。メモリ４は、RFIDシステムとして製品化されているICカードやIC定期券に使用されている電磁誘導方式による非接触型集積回路を有するメモリである。メモリ４には予め配線固有のIDなどが記憶されている。

このような構成により、光コネクタプラグ１が光アダプタ２に挿入接続された場合、リーダー５を介してメモリ４に記憶されている配線管理情報が読み取られ、制御装置１２を介して携帯型パソコンに入力され、そのディスプレイに表示される。上記メモリ付き光コネクタは、配線管理情報を文字やバーコードで記録したラベル又はテープが光コネクタプラグに貼り付けられた光コネクタと比較すると、配線管理情報の読み取りが確実であること、読み取られた配線管理情報の取り扱いと処理がし易いことという特徴を有するものである。この特徴を活かして、上記メモリ付き光コネクタを用いた管理効率のよい配線管理装置を開発することが求められてきた。

しかしながら、携帯型パソコンの如き作業端末とする配線管理は、作業者にとって、携帯型パソコンの運搬や設置が煩わしいという問題があり、また携帯型パソコンへの配線管理情報の入力作業も面倒であるという問題もある。

特開平６−２５２９２３号公報特開２０００−６９１０６号公報特開２００３−２０７６８６号公報

本発明が解決しようとする第１の課題は、メモリ付きコネクタプラグが挿入接続されるアダプタがコネクタ収容装置に配置された配線管理装置において、携帯型パソコンを用いないで配線管理情報を作業者に簡単に伝達することである。
本発明が解決しようとする第2の課題は、メモリ付きコネクタプラグが挿入接続されるアダプタがコネクタ収容装置に配置された配線管理装置において、携帯型パソコンを用いないでメモリ付きコネクタプラの配線管理情報を作業者が簡単に更新できるようにすることである。

上述の第１の課題を解決するために、メモリ付きコネクタプラグが挿入接続されるアダプタが配置されたコネクタ収容装置を具備する配線管理装置において、前記コネクタ収容装置に前記メモリ用のリーダーライタと、前記配線管理情報を表示する表示部と、要求ボタンと、前記リーダーと前記表示部を制御する制御部とを配置して構成した。

上述の第2の課題を解決するために、メモリ付きコネクタプラグが挿入接続されるアダプタが配置されたコネクタ収容装置を具備する配線管理装置において、前記コネクタ収容装置に前記メモリ用のリーダーライタと、前記配線管理情報を表示する表示部と、要求ボタンと、配線管理情報の更新データを入力するコマンドキーと、前記リーダーライタと前記表示部を制御する制御部とを配置して構成した。

本発明により、作業者は携帯型パソコンを持ち込むことなく、配線作業現場で簡単且つ確実に配線管理情報を入手することができるようになり、配線作業の効率化が図られた。
また、本発明により、作業者は携帯型パソコンを持ち込むことなく、メモリ付きコネクタプラグの配線管理情報の更新を簡単に行うことが可能になった。

本発明に係る配線管理装置は、非接触で配線管理情報を読出し又は書込み可能なメモリを備えたメモリ付きコネクタプラグが挿入接続されるアダプタと、前記配線管理情報を前記メモリから読み出すリーダーと、前記配線管理情報を表示する表示部と、要求ボタンとを同一のコネクタ収容装置に配置して構成した。

本発明の一実施例の配線管理装置は、図１、図２及び図３に示す如く、外部から非接触で配線管理情報を読出し又は書込み可能なメモリ４を備えたメモリ付き光コネクタプラグ１が挿入接続される１２個の光アダプタ２と、前記配線管理情報をメモリ４から読み出すリーダーライタ５と、要求ボタン６と、コマンド入力キー７と、前記配線管理情報を表示する表示部８と、リーダーライタ５と表示部８を制御する制御部９と、通信部１０とを含んで構成されている。要求ボタン６は表示要求と更新要求のためのボタンである。

１２個の光アダプタ２は、６個ずつ上下２段に配置されパネル３に取り付けられている。パネル３には、更に、リーダーライタ５、１２個の要求ボタン６、コマンド入力キー７、表示部８、制御部９、通信部１０が取り付けられている。リーダーライタ５は、それぞれの光アダプタ２の下側に近接して配置されている。また、要求ボタン６は、それぞれの光アダプタ２の上側に近接して配置されている。

図１に３個だけ示してある光コネクタプラグ１はいずれも、図２に示す如く、メモリ付き光コネクタプラグである。即ち、光コネクタプラグ１の下側にはメモリ４が固着されている。メモリ４は、外部から非接触で配線管理情報の書込みと読出しができるメモリである。配線管理情報とは、配線固有の管理番号、配線媒体の種別、配線経路、配線重要度、配線管理履歴などであり、これらは符号化情報としてメモリ４に予め記憶されている。

上述の如く構成された本発明の一実施例の配線管理装置の動作を図４のフローチャートを参照しながら、以下に説明する。

メモリ付き光コネクタプラグ１のメモリ４に記憶されている内容を見たい場合には、作業者は当該メモリ付き光コネクタプラグ１が挿入接続されている光アダプタ２に対応した要求ボタン６を押す。要求ボタン６が押されると（１０１）、制御部９は当該要求ボタン６に対応したリーダーライタ５を制御し、当該メモリ付き光コネクタプラグ１のメモリ４に記憶されている配線管理情報を含む符号化データを読出し、制御部９に入力する（１０２）。続いて、制御部９は読み出した配線管理情報の復号化処理を行い（１０３）、表示部８を制御し、配線管理情報を表示部８に表示させる（１０４）。ステップ１０４の後は、動作の流れはステップ１０１に戻る。このようにして、作業者は必要とするメモリ付き光コネクタプラグ１に対応した要求ボタン６を押すだけで、その配線管理情報を簡単に入手することができる。

作業現場と外部の管理センターとの連絡はパネル３に配置された通信部１０を介して行われる。コマンド入力キー７は前記連絡のための情報入力手段、或いはリーダーライタ５を介してメモリ４の記憶内容を変更或いは更新するための入力手段である。

メモリ４の記憶内容の更新は、例えば図５に示すフローチャートに従って、作業者はメモリ付き光コネクタプラグ１が挿入接続されている光アダプタ２に対応した要求ボタン６を押して、配線管理情報を更新したいメモリ付き光コネクタプラグ１を選択する。この場合の押しボタンの操作は、例えば、表示要求の際の操作時間よりも長い長押し操作である。要求ボタン６の長押しがなされると（２０１）、制御部９は表示部8に配線管理情報の種類を表示する（２０２）。作業者は、コマンド入力キー７を操作して配線管理情報の種類を選択し（２０３）、更にコマンド入力キー７を操作して更新データを入力する（２０４）。すると、制御部９は入力された更新データの符号化処理を行い（２０５）、リーダーライタ５を介して選択された光コネクタプラグ１のメモリ４に符号化された更新データを記憶させる（２０６）。ステップ２０６の後は、動作の流れはステップ２０１に戻る。このようにして、作業者は選択した光コネクタプラグ１のメモリ１の記憶内容を簡単に更新することができる。

なお、光メモリ付きコネクタプラグ１のメモリ４の内容の表示は、図４に示す如く要求ボタン６を操作して行う表示だけでなく、光メモリ付きコネクタプラグ１が光プラグ２に挿入接続したときには自動的に開始し所定時間後に自動的に終了するようにすることもできる。

以上、本発明をメモリ付き光コネクタプラグと光アダプタを用いた配線管理装置の実施例について詳細に説明したが、本発明は電気信号線用のメモリ付きコネクタプラグとアダプタを用いた配線管理装置に適用できることは勿論である。また、コネクタ収容装置は、実施例におけるパネルでなく基板であってもよい。

本発明に係る配線管理装置は、例えば本出願人が市販しているメモリ付光コネクタを用いて構成できるので、製造販売される可能性は確実である。

本発明の一実施例の配線管理装置の斜視図である。メモリ付き光コネクタプラグの一実施例の斜視図である。本発明の一実施例の配線管理装置のブロック構成図である。本発明の一実施例の配線管理装置の表示動作の一例を示すフローチャートである。本発明の一実施例の配線管理装置の更新動作の一例を示すフローチャートである。従来の配線管理装置を示す図である。

符号の説明

１メモリ付き光コネクタプラグ
２光アダプタ
３パネル
４メモリ
５リーダーライタ
６要求ボタン
７コマンド入力キー
８表示部
９制御部
１０通信部
１１携帯型パソコン
１２制御装置

Claims

符号化された配線管理情報が記憶されたメモリを備えたメモリ付きコネクタプラグが挿入接続されるアダプタと、前記メモリ用のリーダーライタと、表示部と、要求ボタンと、制御部とが同一のコネクタ収容装置に配置されて構成された配線管理装置であって、前記制御部は前記表示要求ボタンで表示指定されたメモリ付きコネクタプラグの配線管理情報を前記リーダーに読み出させて前記表示部に表示させることを特徴とする配線管理装置。
前記制御部は前記メモリから読み出した符号化された配線管理情報を復号化処理して前記表示部に表示させるものであることを特徴とする請求項１の配線管理装置。
配線管理情報が記憶されたメモリを備えたメモリ付きコネクタプラグが挿入接続されるアダプタと、前記メモリ用のリーダーライタと、表示部と、要求ボタンと、配線管理情報の更新データを入力するコマンド入力キーと、制御部とが同一のコネクタ収容装置に配置されて構成された配線管理装置であって、前記制御部は前記コマンド入力キーから入力された更新データを前記リーダーライタを介して前記要求ボタンで更新指定されたメモリ付きコネクタプラグのメモリに書き込ませることを特徴とする配線管理装置。
前記更新要求ボタンが操作されたときに、前記制御部は前記表示部に配線管理情報の種類を表示させることを特徴とする請求項３の配線管理装置。
前記制御部は前記コマンド入力キーから入力された更新データを符号化処理し前記リーダーライタを介して前記メモリに書き込むことを特徴とする請求項３の配線管理装置。
前記要求ボタンは前記アダプタ毎に配置されたものであることを特徴とする請求項１又は３の配線管理装置。
前記コネクタプラグは光コネクタプラグであり、且つ前記アダプタは光アダプタであることを特徴とする請求項１から６のいずれかの配線管理装置。
前記コネクタプラグは電気信号線用コネクタプラグであり、且つ前記アダプタは電気信号線用アダプタであることを特徴とする請求項１から６のいずれかの配線管理装置。