JPH0362290A - 携帯可能電子装置システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］・ （産業上の利用分野） 本発明は、たとえば無線方式による非接触形の携帯可能
電子装置を用いて外部装置との間で非接触な情報交換を
行なう携帯可能電子装置システムに関する。

（従来の技術） 近年、新たな携帯可能なデータ記憶媒体として、消去可
能な不揮発性メモリ（メモリ部）および、これらを制御
するＣＰＵなどの制御素子（制御手段）を有するＩＣ（
集積回路）チップを内蔵した、いわゆるＩＣカード（携
帯可能電子装置）が開発されている。

この種のＩＣカードは、内蔵する制御素子によって内蔵
するメモリをアクセスし、外部装置からの要求に応じて
必要なデータの入出力（情報交換）などを選択的に行な
う。この場合、通常、ＩＣカードを外部装置に挿入セッ
トし、ｌＣカードのコンタクト部を外部装置内のコンタ
クト部と電気的に接触させることにより、情報交換を行
なうようになっている。

さらに、最近では、カード内に無線通信手段を内蔵する
ことにより、外部装置と離れた位置において、その外部
装置との間で無線通信により情報交換可能な非接触形の
ＩＣカードが開発され、注目されている。

（発明が解決しようとする課題） しかし、このような従来の非接触形のＩＣカードシステ
ムでは、非接触形のＩＣカードとの情報交換が正しくで
きたか否かの確認ができない。

また、非接触形のＩＣカード内のメモリに情報を書込む
場合、正しく書込みができたか否かの確認ができないと
いう問題があった。

そこで、本発明は、非接触形の携帯可能電子装置と外部
装置との情報交換の結果を正確に確認可能な携帯可能電
子装置システムを提供することを目的とする。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 本発明は、データを記憶するメモリ部と、外部と非接触
で通信可能な通信手段と、これらを制御する制御手段と
を有する非接触形の携帯可能電子装置と、この携帯可能
電子装置の前記通信手段との間で非接触な通信を行なう
ことにより、前記携帯可能電子装置との間で情報交換を
行なう外部装置とからなる携帯可能電子装置システムで
あって、前記外部装置は、前記携帯可能電子装置との間
の情報交換が完結しないとき、その旨を報知する報知手
段を具備している。

（作用） 非接触形の携帯可能電子装置から情報交換終了の信号が
こない場合、外部装置は情報交換未完である旨を報知す
ることにより、非接触形の携帯可能電子装置と外部装置
との情報交換が完結していないことを外部装置側で正確
に確認することができる。

（実施例） 以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明す
る。

第１図は、本発明に係るＩＣカードシステムの構成図を
示すものである。すなわち、ＩＣカード（携帯可能電子
装置）１０は、後述する外部装置２０の送受信部２１と
非接触な無線通信を行なう送受信部（通信手段）１１、
ＥＥＦＲＯＭなどのメモリ部１２、これらを制御するＣ
ＰＵ　（制御手段）１３、ＣＰＵ１３の動作プログラム
などを記憶するプログラムメモリ１４などによって構成
されている。

外部装置２０は、ＩＣカード１ｏの送受信部１１と非接
触な無線通信を行なう送受信部２１、データ入力用のキ
ーボード２２、各種情報などを表示する表示部２３、情
報交換未完などを報知する警報器２４、各種データを記
憶する記憶装置２５、これらを制御する制御部２６など
によって構成されている。

次に、このような構成において動作を説明する。

第２図は、外部装置２０がＩＣカード１ｏから情報を読
出す場合の情報交換シーケンス例を示している。まず、
外部装置２ｏからＩＣカード１ｏに対してカード内情報
の読出要求を与える。これを受けたＩＣカード１０のＣ
ＰＵ１３は、読出対象情報をメモリ部１２から読出し、
その情報を送受信部１１を介して外部装置２０へ送信す
る。このとき、送信される読出情報は、たとえば第３図
に示すようなフォーマットで構成されており、データの
最後に終了コードが付加されている。

したがって、外部装置２０の制御部２６は、上記終了コ
ードを受信した場合には、読出情報を正常に受信したこ
とを示す正常終了コードをＩＣカード１０へ送信する。

また、たとえば情報交換の途中でＩＣカード１０を外部
装置２０との情報交換可能範囲外に移動させた場合には
、外部装置２０は上記終了コードを受信できないため、
外部装置２ｏの制御部２６は、情報交換が正常に終了し
ないものとみなし、表示部２３にその旨を表示するとと
もに、警報器２４を動作させることにより、カード所持
者などに注意を喚起する。

第４図は、外部装置２０からＩＣカード１ｏに情報を書
込む場合の情報交換シーケンス例を示している。まず、
外部装置２０からＩＣカード１０に対して情報の書込み
要求を与える。これを受けたＩＣカード１０のＣＰＵ１
３は、送られてきた書込み情報をメモリ部１２に書込み
、書込み終了後、その書込んだ情報を送受信部１１を介
して外部装置２０へ送信する。これを受けた外部装置２
０の制御部２６は、たとえばＩＣカード１０に送信した
書込み情報と照合することにより、書込みが正常に行な
われたか否かを判断し、正常に行なわれていれば、正常
終了コードを送受信部２１を介してＩＣカード１０へ送
信する。

この場合、外部装＠２０からの書込み要求に対して、情
報を正常にメモリ部１２に書込んだ場合、あるいは外部
装Ｗ１２０から正常終了コードを受信したとき、ＩＣカ
ード１０のＣＰＵ１３は、第５図に示すようにメモリ部
１２に書込み情報とともに書込み終了コードを書込んで
おく。これにより、後日、メモリ部１２の内容を読出す
ことにより、情報交換が正しく行なわれたか否かが確認
できる。

また、外部装置２０は、ＩＣカード１０からの書込み情
報を受信できなかった場合には、情報交換未完として表
示部２３にその旨を表示するとともに、警報器２４を動
作させることができる。

さらに、ＩＣカード１０ｂ１ら外部装置２０に対して書
込み終了コードを送信するようにしておけば、外部装置
２０は、ＩＣカード１０からの書込み終了コードを受信
できなかった場合には、情報交換未完として表示部２３
にその旨を表示するとともに、警報器２４を動作させる
ことができる。

このように、外部装置２０側において、ＩＣカード１０
からの情報交換終了コードを受信できなかった場合、情
報交換未完の表示および警報を行ない、またＩＣカード
ｌｏ側におい、て、外部装置２０からの情報交換終了コ
ードを受信できた場合、メモリ部１２に情報交換が完結
したことを意味する終了コードを書込むことにより、Ｉ
Ｃカード１０と外部装置２０との情報交換が完結してい
るか否かを、外部装置２０側あるいはＩＣカード１０側
において正確に確認できる。

［発明の効果］ 以上詳述したように本発明によれば、非接触形の携帯可
能電子装置と外部装置との情報交換の結果を正確に確認
可能な携帯可能電子装置システムを提供できる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を説明するためのもので、第１図
はｔＣカードシステムの概略構成図、第２図は外部装置
がＩＣカードから情報を読出す場合の情報交換シーケン
ス例を示す図、第３図は読出情報のフォーマット例を示
す構成図、第４図は外部装置からＩＣカードに情報を書
込む場合の情報交換シーケンス例を示す図、第５図はメ
モリ部の構成例を示す図である。 １０・・・・・・ＩＣカード（携帯可能電子装置）、１
１・・・・・・送受信部（通信手段）、１２・・・・・
・メモリ部、１３・・・・・・ＣＰＵ　（制御手段）、
２０・・・・・・外部装置、２１・・・・・・送受信部
、２３・・・・・・表示部、２４・・・・・・警報器、
２６・・・・・・制御部。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）データを記憶するメモリ部と、外部と非接触で通
   信可能な通信手段と、これらを制御する制御手段とを有
   する非接触形の携帯可能電子装置と、 この携帯可能電子装置の前記通信手段との間で非接触な
   通信を行なうことにより、前記携帯可能電子装置との間
   で情報交換を行なう外部装置とからなる携帯可能電子装
   置システムであって、前記外部装置は、前記携帯可能電
   子装置との間の情報交換が完結しないとき、その旨を報
   知する報知手段を具備したことを特徴とする携帯可能電
   子装置システム。
2. （２）前記携帯可能電子装置は、前記外部装置との間の
   情報交換が完結したとき、その旨を意味する特定情報を
   前記メモリ部に記憶することを特徴とする請求項１記載
   の携帯可能電子装置。