JP2005086485A - 複数チャンネルの信号制御量設定装置およびそのプログラム - Google Patents

複数チャンネルの信号制御量設定装置およびそのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 複数チャンネルの中の任意のチャンネルの信号制御量を連動させるグループを一時的に設定することを容易にする複数チャンネルの信号制御量設定装置を提供する。
【解決手段】 テンポラリグループ一時設定部26は、テンポラリグループ設定操作子25により、テンポラリグループを一時的に設定する。チャンネル選択操作子24は、任意のチャンネルにテンポラリグループを一時的に割り当てる。チャンネル別音量レベル設定部22は、テンポラリグループを一時的に割り当てられている各チャンネルに対し、テンポラリグループの一時設定前における音量レベルの相互関係を保持しつつ、テンポラリグループ音量レベル割当部27により与えられるテンポラリグループとしての共通の音量レベルを設定する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、操作子の操作に応じて複数チャンネルの信号を制御するための信号制御量を各チャンネルに設定する技術に関するものである。例えば、複数の入力チャンネルの信号をミキシングして出力するオーディオ・ミキサー装置の音量レベルの設定に適用される。
オーディオ・ミキサー装置を用いて、ドラムセット,グランドピアノ等、あるいは、コーラス,ストリングス(弦楽奏団)等の楽音や音声を集音する場合は、複数本のマイクロフォンを立てて、複数の入力チャンネルの信号としてミキサーに入力する。
上述した複数のマイクロフォンからの楽音信号や音声信号は、各入力チャンネルのフェーダ操作子を操作することにより、複数の入力チャンネル相互の音量バランスをとるとともに、これらを一括したものとその他の楽器との間の音量バランスをとる必要もある。
しかし、複数本のマイクロフォンのセッティングで形成した音場感や音色を崩すことなく、この複数本のマイクロフォンからの楽音信号や音声信号を一括して同率で操作することは、実際上困難である。
そこで、相互に関連する入力チャンネルをグループとして組んでおき、グループマスターフェーダ、あるいは、グループ内のいずれかのフェーダを操作することにより、そのグループとしての音量レベルを連動させる機能を持つフェーダ装置が知られている(特許文献1参照)。
グループに組むべきフェーダ(入力チャンネル)が事前に決まっている場合は、上述したグループとしての音量レベルの連動機能は即効性がある。しかし、1つの楽器に立てられた複数のマイクロフォンのどの入力を用いるか、どの楽器とどの楽器とを互いに関連した音源とするか等、のミキシング計画が明確ではない段階では、グループを組む入力チャンネルを設定することが難しかった。
特許2630651号公報
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたもので、複数チャンネルの中の任意のチャンネルの信号制御量を連動させるグループを一時的に設定することを容易にする複数チャンネルの信号制御量設定装置および複数チャンネルの信号制御量設定用プログラムを提供することを目的とするものである。
本発明は、請求項1に記載の発明においては、操作子の操作に応じて複数チャンネルの信号を制御するための信号制御量を各チャンネルに設定する複数チャンネルの信号制御量設定装置であって、複数のチャンネル別操作子と、一時的グループ設定操作子と、複数のチャンネル選択操作子と、前記一時的グループ設定操作子により前記グループの一時的設定が指示されている期間において、前記チャンネル選択操作子により選択されたチャンネルに前記グループを一時的に割り当てることにより、一時的に前記グループを設定する一時的グループ設定手段と、該一時的グループ設定手段により前記グループを一時的に割り当てられている各チャンネルに対しグループとしての信号制御量を割り当てるグループ信号制御量割当手段と、前記グループ設定手段により前記グループを一時的に割り当てられている各チャンネルに対し、前記各チャンネル別操作子の操作量に応じた各チャンネル単独の信号制御量の相互関係を保持しつつ、前記グループ信号制御量割当手段により割り当てられた前記グループとしての信号制御量を設定する、チャンネル別信号制御量設定手段、を有するものである。
従って、一時的グループ設定操作子と複数のチャンネル選択操作子とにより、チャンネルの信号制御量を連動させるグループを一時的に設定することが容易になる。
上述したグループとしての信号制御量は、各チャンネル単独の信号制御量に対し、逆方向に制御する量であってもよい。例えば、信号制御量が音量レベルであるとき、グループとしての音量レベル(dB)を加算するか減算するかを、予め、チャンネル毎に設定しておく。
本発明は、請求項2に記載の発明においては、操作子の操作に応じて複数チャンネルの信号を制御するための信号制御量を各チャンネルに設定する複数チャンネルの信号制御量設定用プログラムであって、チャンネル別操作量入力ステップと、一時的グループ設定操作入力ステップと、チャンネル選択操作入力ステップと、前記一時的グループ設定操作入力ステップにより、前記グループの一時的設定が指示されている期間において、前記チャンネル選択操作入力ステップにより選択されたチャンネルに前記グループを一時的に割り当てることにより、一時的に前記グループを設定する一時的グループ設定ステップと、該一時的グループ設定ステップにより前記グループを一時的に割り当てられている各チャンネルに対しグループとしての信号制御量を割り当てる、グループ信号制御量割当ステップと、前記グループ設定手段により前記グループを一時的に割り当てられている各チャンネルに対し、前記各チャンネル別操作子の操作量に応じた各チャンネル単独の信号制御量の相互関係を保持しつつ、前記グループ信号制御量割当ステップにより割り当てられた前記グループとしての信号制御量を設定する、チャンネル別信号制御量設定ステップ、をコンピュータに実行させるものである。
従って、上述した請求項1に記載の複数チャンネルの信号制御量設定装置をコンピュータに実行させるプログラムの形態で実現することができる。
本発明は、複数のチャンネルをグループ化して各チャンネルの信号制御量を連動させて設定する際に、一時的にグループに組むべき入力チャンネルの組み合わせを行って試聴してみることが容易となる効果がある。
試聴の結果、音の調子がよければそのままの設定にし、改めて正式なグループを設定することもできる。また、試聴の結果がまずければ、元の設定状態に戻すこともできるから、便利である。
より具体的には、マイクセッティングなどで形成した音場感や音色を崩さずに、これらをグループとした全体の音量レベルを設定する際に、連動させる入力チャンネルの組み合わせを試すことが容易になる。
図1は、本発明の実施の形態のハードウェア構成を示す説明図である。
図1(a)において、1はCPU(Central Processing Unit)、2はROM/RAM(Read Only Memory/Random Access Memory)、3はバスである。CPU1は、ROM/RAM2に記憶された制御プログラムによって、コンソール4に設けられた表示器(液晶表示器、LCD)やフェーダ(FADER)等の入出力制御を行うとともに、ディジタル信号処理プロセッサ(DSP)5を制御する。
ディジタル信号処理プロセッサ(DSP)5は、アナログ入出力インターフェース6を通して入力される複数のオーディオ入力信号に対し、入力チャンネルへの割当(パッチ)、オンオフ等のスイッチング、音量レベル調整、ミキシングの入出力ルート切り替え、リバーブ,イコライザ,コンプレッサ等のエフェクトの付加、複数の出力チャンネルのオンオフ、複数の出力チャンネルの出力信号への割当(パッチ)等の信号処理を行った上でオーディオ信号を出力する機能を有している。
CPU1は、各機能を制御する信号制御量の設定値をDSP5に与える。
アナログ入出力インターフェース6は、オーディオ入力信号をA/D変換し、DSP5によりディジタル信号処理されたオーディオ信号をD/A変換する。
7はその他のオプション装置、例えば、コンソール4と同様な制御ができるパーソナルコンピュータとの接続インターフェース、シーンデータなどの制御パラメータの一括記録再生などができる外部記録装置などである。
図1(b)は、コンソール4の上に設けられるチャンネル別フェーダおよびその他の主な操作子の一例を示す説明図である。
図示の例では、フェーダ81〜8nという合計nチャンネルのチャンネル別フェーダが示されている。物理的に配置される個数は、上述したnチャンネルよりも少なくしてもよい。レイヤー切り替え操作子により、チャンネル群を切り替える。また、出力チャンネル用に切り替えることもできる。
1〜9nは、各フェーダ81〜8n上に設けられたチャンネル1〜nのチャンネルオンスイッチである。従来の装置では、ユーザが、例えば押圧する度に、各チャンネルの信号をオンオフするために使用されている。オフにされたときには、対応するチャンネルの信号をミュート(無音)状態にするミュート音量レベル(−∞dB)を与える。
ただし、この実施の形態では、操作が簡易な、この既存のスイッチを利用して、各チャンネルに一時的なグループ(テンポラリフェーダグループ、以下、単にテンポラリグループという)を割り当てるか否かを設定する。
8a1〜8anはフェーダノブ(摘み)であって、ユーザがスライド操作することによって音量レベルを設定する。このフェーダノブ8a1〜8anは、モータドライブにより、テンポラリグループが一時的に割り当てられている間、および、テンポラリグループが解消された際に、移動して音量レベルを自動設定する場合もある。
10はテンポラリフェーダグループスイッチ(TMP FDGRP SW)であって、複数チャンネルの中の任意のチャンネルにテンポラリグループを一時的に設定するよう指示する。このスイッチを押圧しているときだけ、テンポラリグループが設定されるようにすることができる。
このテンポラリグループは、従来のグループ(プリセットグループ)と共存させることができる。
11はリストアスイッチ(RESTORE SW)であって、テンポラリグループを解消したときに、全チャンネルのフェーダの音量レベルを、テンポラリグループを設定する直前の状態に戻すものである。
オペレータは、一時的にグループを組んで試聴してみたいときに、上述したテンポラリフェーダグループスイッチ10を押す。フェーダ81〜8nおよびチャンネルオンスイッチ91〜9nの現在の操作状態、あるいは、対応する各チャンネルの音量レベルの現在値が図1(a)に示したROM/RAM2に記憶される。
オペレータが、このテンポラリフェーダグループスイッチ10を押したまま、任意のチャンネルオンスイッチ91〜9nを押すと、対応するチャンネルにテンポラリグループが割り当てられる。
少なくとも2チャンネル以上の割当があった後(例えば、CH1〜CH3)、テンポラリフェーダグループスイッチ10の押下を維持した状態で、テンポラリグループに含まれる1つのチャンネル、例えばCH1のフェーダノブ8a1を操作すると、その操作量が、テンポラリグループに含まれる他のチャンネルのフェーダにも反映されるように、CH2,CH2のフェーダノブ8a2,8a3をモータドライブにより駆動する。
オペレータが、テンポラリフェーダグループスイッチ10の押圧を止めると、テンポラリグループが解除される。このとき、各チャンネルの音量レベルの現在値は、各フェーダ81〜8nの現在の操作状態に応じて決まる。
オペレータがリストアスイッチ11を押すと、各フェーダ81〜8nの音量レベルがテンポラリグループを設定してグループ連動動作をする直前の状態に復帰する。フェーダノブ8a1〜8anは、モータドライブにより移動して直前の状態に戻る。
上述したフェーダ81〜8nは、コンソール4上の表示器LCDに表示される仮想的なフェーダであってもよい。この場合は、GUI(Graphical User Interface)を用いて、コンソール4のパネル上に設けられたカーソルキーなどで操作される。
テンポラリフェーダグループスイッチ10は、コンソール4のパネル上に配置された、押しボタンスイッチ、タッチスイッチ等の典型的なスイッチでよい。これに代えて、足で操作をするペダル(フットスイッチ)、膝で操作するニーレバー等を用いると、手を使わずに操作できるので都合がよい。あるいは、オペレータの音声を検出してオンとなる音声スイッチでもよい。
押圧する度にオンオフが切り替わるトグルスイッチであってもよいが、抑えた状態でオンとなり、離した状態でオフとなるようなスイッチにすれば、一時的な設定に都合がよい。
チャンネルオンスイッチ91〜9nに代えて、フェーダノブ8a1〜8anにタッチスイッチを設け、これにオペレータが触れたことを検出することにより、テンポラリグループを割り当てるようにしてもよい。
なお、テンポラリグループが設定されている期間において、テンポラリグループに編入されたチャンネルのチャンネルオンスイッチ91〜9nは、その照光色が変わるようにするなど、何らかの表示機能を設けると、テンポラリグループを識別しやすくなる。
ここで、図2を参照し、テンポラリグループとしての音量レベルがどのように設定されるかについて説明する。
図2は、テンポラリグループが割り当てられた複数のチャンネル別フェーダの中の1つのフェーダの操作により、テンポラリグループの音量レベルを設定する説明図である。
図2(a)〜図2(c)は、図1(b)に示したチャンネル別フェーダ81〜8nを入力チャンネルCH1〜CH4について、簡略化して示す説明図である。
図2(d)に、フェーダ81〜8nの目盛8b1〜8bnの一例を示す。
音量レベルが、+10dBから−∞dBまで表示されている。−∞の目盛は、フェーダの下死点を表す。ディジタル信号処理を16ビットで行うとすれば、分解能は1/216となり、表示上は-∞dBであるが、実際の値は−96dBである。
図2(a)は、テンポラリグループが割り当てられる以前のフェーダを示す図である。
フェーダ81〜8nのフェーダノブ8a1〜8anの位置によって、各チャンネル単独の音量レベルが表示通りに、0dB,−20dB,−40dB,0dBに設定されている。
チャンネルCH1,CH2,CH3にテンポラリグループを割り当てる場合を説明する。
図2(b)は、テンポラリグループが割り当てられた後、オペレータが、例えばフェーダノブ8a1を動かして−10dBまで移動させたとする。
テンポラリグループとしての音量レベルは、図2(a)に示したテンポラリグループが設定される直前における各チャンネル単独の音量レベルを基準レベルとする。
図2(b)のとき、テンポラリグループとしての音量レベルは、−10dB(=−10dB−0dB)である。
テンポラリグループが割り当てられたその他のチャンネルCH2,CH3に対し、CH1と同量のテンポラリグループとしての音量レベルを与えるように、モータドライブによりフェーダノブ8a2,8a3を連動させると、図2(b)に示したように、−30dB,−50dBとなる。
図2(c)は、図2(b)の状態から、オペレータが、同じCH1のフェーダノブ8a1を動かして−70dBまで移動させたとする。このとき、直前の図2(b)のときを基準として、テンポラリグループとしての音量レベルの変化量は、−60dB(=−70dB−10dB)となる。
その他のチャンネルCH2,CH3に対し、CH1と同量のテンポラリグループとしての音量レベルの変化量を与えるように、モータドライブで連動させると、図2(c)に示したように、−90dB,−110dBとなる。
ここで、CH3の−110dBは、下死点の実値−96dBを下回るので、フェーダノブ8a3は下死点の位置に止まる。ただし、計算用の音量レベルとしては−110dBを記憶しておく。
その後、オペレータが、CH1のフェーダノブ8a1を、+14dB以上動かすと、CH3の音量レベルは、−110dB+14dB=−96dBを超えることになるから、フェーダノブ8a3は、初めて下死点から上方へと動き出す。
このように、フェーダノブ8a3が連動操作で動作下限を超えた場合、あるいは、動作上限を超えた場合は、その超えた分が元に戻った後に、フェーダノブ8a3が再駆動されるとともに、実際に設定される音量レベルの実値の変更が行われる。連動している期間中、計算用の音量レベルのフェーダ間のレベル差(dB)は不変である。
なお、テンポラリグループが設定されている期間において、オペレータが、フェーダ81〜8nのうち、複数のフェーダノブを操作した場合には、2番目以降のフェーダノブの操作を無効にしてもよいし、テンポラリグループの解消をして、2番目以降のフェーダノブの操作を有効にして、そのチャンネルの音量レベルを設定する操作としてもよい。
図3は、本発明の実施の形態の機能構成を示す説明図である。
図中、21はチャンネル別音量レベル制御部であり、複数チャンネルの各入力信号の音量レベルを制御し、複数チャンネルの出力信号として出力する。図1に示したDSP5により実現される。
22はチャンネル別音量レベル設定部であり、後述するチャンネル別フェーダ23等の操作に応じて複数チャンネルの信号の音量レベルを各チャンネルに設定し、チャンネル別音量レベル制御部21に出力する。図1に示したCPU1により実現される。
23はチャンネル別フェーダである。図1(b)のフェーダ81〜8nに対応する。
24はチャンネル選択操作子であり、図1(b)のチャンネルオンスイッチ91〜9nに対応する。
25はテンポラリグループを一時的に設定する指示をするテンポラリグループ設定操作子であって、図1(b)のテンポラリフェーダグループスイッチ10に対応する。
26はテンポラリグループ設定部であり、テンポラリグループ設定操作子25により、テンポラリグループの一時設定が指示なされている期間において、テンポラリグループを一時的に設定する。
上述したチャンネル選択操作子24としては、例えば、従来、各チャンネルの信号をオンにするかオフ(ミュート)にするかを設定するために用いられる操作子を流用して用いることができる。このチャンネル選択操作子24は、テンポラリグループが一時的に設定されている期間においては、複数チャンネルの中の任意のチャンネルにテンポラリグループを一時的に割り当てる操作子として機能する。
上述したチャンネル別フェーダ23は、通常は、ユーザにより操作された操作量をチャンネル別音量レベル設定部22に出力することにより、その操作量に応じて複数チャンネルそれぞれの単独の音量レベルを設定する。
27はグループ音量レベル割当部であって、テンポラリグループが設定されている期間において、テンポラリグループが一時的に割り当てられている各チャンネルに対し、テンポラリグループとしての音量レベルを割り当てる。
ここで、テンポラリグループが一時的に割り当てられたチャンネルのフェーダのうち、任意の1つのフェーダの操作を検出し、この検出されたフェーダをテンポラリグループマスターとし、このテンポラリグループマスターにより、テンポラリグループとしての音量レベルを設定する。
例えば、テンポラリグループが設定される直前における、テンポラリグループマスターとされたフェーダの操作量に対応する音量レベルを基準値とする、テンポラリグループが設定されている期間における操作量に対応する音量レベルを、テンポラリグループとしての音量レベルとする。この音量レベルを、テンポラリグループが割り当てられた各チャンネルに割り当てて、チャンネル別音量レベル設定部22に出力する。
テンポラリグループ音量レベル割当部27は、また、テンポラリグループが割り当てられたチャンネル別フェーダ23のうち、テンポラリグループマスターとされなかった、その他のフェーダのフェーダノブの位置を、モータドライブにより、テンポラリグループとしての音量レベルを反映させた位置になるように移動させる。
上述したテンポラリグループ一時設定部26、テンポラリグループ音量レベル割当部27の機能は、図1のCPU1により実現される。
チャンネル別音量レベル設定部22は、各チャンネルに対し、テンポラリグループが一時設定される前においては、各チャンネル別フェーダ23の操作量およびチャンネル選択操作子24のチャンネルオン操作に応じた音量レベルを設定していた。
これに対し、テンポラリグループが一時設定されている期間において、チャンネル別音量レベル設定部22は、テンポラリグループを一時的に割り当てられている各チャンネルに対し、テンポラリグループが一時設定される前の音量レベルの相互関係を保持しつつ、テンポラリグループ音量レベル割当部27により与えられるテンポラリグループとしての共通の音量レベルを設定する。その結果、テンポラリグループを一時的に割り当てられている各チャンネルの音量レベルを一時的に連動させる。
一方、テンポラリグループの割り当てられていないチャンネルに対しては、テンポラリグループが一時設定される前と同様の設定をする。
より具体的には、各チャンネルにおいて、予め設定されていた各チャンネル単独の音量レベルと、テンポラリグループとしての音量レベルとを乗算(dBでは加算)した音量レベルを、各チャンネルの信号を制御する音量レベルのゲインとして、チャンネル別音量レベル制御部21に出力する。
ここで、チャンネル別音量レベル設定部22において、チャンネル毎に音量レベルをまとめて設定した上で、チャンネル別音量レベル制御部21に出力するという必要は必ずしもない。
例えば、各チャンネルについて、予め設定されていた各チャンネル単独の音量レベルと、テンポラリグループとしての音量レベルを、個別にチャンネル別音量レベル制御部21に出力してもよい。このような場合でも、チャンネル別音量レベル制御部21が、これらを乗算(dB加算)してまとめた結果の音量レベルを入力した場合と同じ信号処理を行うことができる。
チャンネル別音量レベル設定部22に対し、チャンネル別音量レベル一時記憶部28を設けてもよい。
これを設けた場合、チャンネル別音量レベル設定部22には、テンポラリグループが設定されるとき、チャンネル別音量レベル一時記憶部28に、各チャンネルの音量レベルを、記憶させる。
テンポラリグループ設定操作子25が、テンポラリグループの解除を指示すれば、テンポラリグループ設定部26は、テンポラリグループを解消する。
解消後に、図1(b)のリストアスイッチ11に対応する復元操作子29を操作すれば、チャンネル別音量レベル設定部22は、チャンネル別音量レベル一時記憶部28から、テンポラリグループが設定される直前における各チャンネルの音量レベルを読み出すことにより、テンポラリグループが設定される以前の状態を復元する。
その際、チャンネル別音量レベル設定部22は、チャンネル別フェーダ23のフェーダノブの位置についても以前の状態に復帰させるように、モータドライブを制御する。位置を復帰させる際は、例えば、復帰動作量(現在レベルと復帰位置レベルとの差)に応じて、復帰速度を制御してもよい。
上述したテンポラリグループの設定をして、試聴の結果、設定状態がよかったときのために、テンポラリグループ設定部26に記憶された、テンポラリグループの割り当てられたチャンネルを、図示しない、従来のグループ設定部に設定できるようにするとよい。なお、従来のグループ設定部では、複数種類のグループが記憶できる。
上述した説明では、テンポラリグループに割り当てられたチャンネルの、チャンネル別フェーダ23の任意の1つをテンポラリグループマスターとして、テンポラリグループとしての音量レベルを設定していた。テンポラリグループに割り当てられたその他のチャンネルのフェーダノブの位置は、モータドライブにより、テンポラリグループとしての音量レベルを反映させた位置になるように移動させていた。
しかし、テンポラリグループ内の各チャンネルの音量レベルを連動させればよく、フェーダノブ自体がモータドライブで動くかどうかは機器の仕様による。
また、上述したテンポラリグループマスターは、チャンネル別フェーダ23とは別の独立したものとして設けてもよい。その操作量をテンポラリグループ音量レベル割当部27に出力することにより、テンポラリグループとしての音量レベルを設定する。
このようなテンポラリグループマスターは、フェーダ型でもよいし、その他、コンソール4上の他の操作子(ジョグダイヤル、INC/DECキースイッチ、テンキーなど)でもよい。コンソール4上のLCDに表示される仮想的な操作子として設けてもよい。
また、テンポラリグループマスターは、MIDI(Musical Instrument Digital Interface)、USB(Universal Serial Bus)、IEEE-1394、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)など各種の通信プロトコルを用いたネットワークにつながれた外部装置側にあって、テンポラリグループとしての音量レベルを与えるようにしてもよい。
テンポラリグループマスターを、チャンネル別フェーダ23とは別の独立したものとした場合は、特に、チャンネル別フェーダをモータドライブさせる必要はない。
フェーダノブの位置によって、テンポラリグループが割り当てられた複数のチャンネル相互の間の音量バランスを、テンポラリグループの設定期間中においても知ることができる。
一方、テンポラリグループの設定期間において、チャンネル別フェーダ23のフェーダノブをテンポラリグループとしての音量レベルに連動してモータドライブさせた場合は、チャンネル別音量レベル制御部21が実際に制御する音量レベルをフェーダノブの位置で知ることができる。
図示しない機能切り替えスイッチにより、テンポラリグループの設定期間中において、フェーダノブをテンポラリグループとしての音量レベルに連動させるか否かを決定するようにしてもよい。
図4は、テンポラリグループとプリセットグループとの優先関係を示す説明図である。
ここで、プリセットグループとは、従来のフェーダグループ機能により、予め組まれているグループである。このグループ機能が有効になるように設定されている場合について説明する。
図示の例では、チャンネルCH3,CH4,CH5にプリセットグループが割り当てられ、チャンネルCH1,CH2,CH3にテンポラリグループが一時的に割り当てらる場合を説明する。
テンポラリグループはプリセットグループと独立して設定できるものとすると、例えば、図4(a)に示すチャンネルCH3については、両方のグループが割り当てられる場合がある。そうすると、このような場合に、グループとしての音量レベルをどのように割り当てればよいかが問題になる。
従って、例えば、図4(b)〜図4(d)に示す、3通りの優先基準が考えられる。
いずれかの優先基準を用いるように予め決めておくか、オペレータがいずれかの優先モードを選択できるようにしてもよい。
図4(b)においては、テンポラリグループを優先させるモードである。チャンネルCH3はテンポラリグループとして連動動作する。テンポラリグループ設定期間中においては、プリセットグループとしては連動動作しない。
図4(c)においては、プリセットグループが優先されるモードである。チャンネルCH3はプリセットグループとして連動動作し、テンポラリグループとしては連動動作しない。
図4(d)においては、優先なしのモードである。プリセットグループとテンポラリグループとは、両者に共通するCH3の存在により、一体化されて、CH1,CH2,CH3,CH4,CH5が1つのグループとして連動動作する。
図5は、本発明の実施の形態の動作の一具体例を示すメインプログラムのフローチャートである。図1に示したCPU1が処理プログラムを実行することにより、フローチャートの各処理ステップを実行する。
電源投入により起動し、S31においてシステムが初期化される。S32以降においてシステム制御が行われる。その中で、図示しないメニュー選択画面を表示し、ユーザに処理メニューを選択させ、S33のテンポラリ・フェーダ・グルーピング処理が選択されると、図6,図7に示す処理が実行される。一連のシステム制御処理が終了すると、再び処理を戻してシステム制御を繰り返す。
図6は、図5に示したテンポラリ・フェーダ・グルーピング処理の詳細を示す第1のフローチャートである。
S41において、テンポラリフェーダグループスイッチ(TMP FDGRP SW)10にオンイベントがあるか否かを判定する。オンイベントがあればS42に処理を進め、なければS44に処理を進める。
S42において、各チャンネル1〜nに対し、フェーダ81〜8nの状態を表すデータ(FDR MEM1〜FDR MEMn)として、フェーダノブ8a1〜8anの現在位置を表すデータとチャンネルオンスイッチ(CH SW1〜CH SWn)91〜9nの現在状態を表すデータとを格納する。
ここで、現在位置のデータは、実質的に音量レベルの値(dB)を表す。
S43において、全チャンネル1〜nについて、テンポラリグループ登録フラグ(TMP MEM1〜TMP MEMn)としてフラグOを設定する。テンポラリグループ登録フラグ(TMP MEM1〜TMP MEMn)は、テンポラリグループが割り当てられているときに1の値をとり、割り当てられていないときに0の値をとる。
S44において、テンポラリフェーダグループスイッチ(TMP FDGRP SW)10がオン状態を維持しているときには、S45に処理を進め、オン状態を維持していないときにはS46に処理を進める。
S45においては、チャンネルオンスイッチ(CH SW1〜CH SWn)91〜9nのうち、あるチャンネルiに、オンイベントがあるか否かを判定し、オンイベントがあるときはS47に処理を進め、なければS50に処理を進める。
S47において、テンポラリグループ登録フラグ(TMP MEMi)が0であるか否かを判定し、0であればS48に処理を進めて、このテンポラリグループ登録フラグ(TMP MEMi)の値を反転させて1にする。また、テンポラリグループ登録フラグ(TMP MEMi)が0でなければ、S50に処理を進め、このテンポラリグループ登録フラグ(TMP MEMi)の値を反転させて0にする。
S50においては、S46,S48,S49からの処理を受けて、全てのチャンネル1〜nのフェーダを走査するように、i=nになるまでS51に処理を進め、iの値を更新した上で、S45に処理を戻す。
一方、S44において、テンポラリフェーダグループスイッチ(TMP FDGRP SW)10がオン状態を維持していないときには、S46に処理を進め、全てのチャンネルについて、テンポラリグループ登録フラグ(TMP MEM1〜TMP MEMn)をOにする。
S50またはS46の処理を終えると、図7に示したフローチャートに処理を進める。
上述したS44〜S51のステップにより、図3に示したテンポラリグループ一時設定部26の機能が実現される。
図7は、図6に示したテンポラリ・フェーダ・グルーピング処理の詳細を示す第1のフローチャートに続く、第2のフローチャートである。
S61において、いずれかのチャンネルiに、フェーダ(FADER1〜FADERn)の操作イベントがあったか否かを判定し、あればS62に処理を進め、なければS63に処理を進める。
S62において、操作イベントのあったチャンネル(これをCHxとする)のテンポラリグループ登録フラグ(TMP MEMx)が1であるか否かを判定する。1であれば、このチャンネルはテンポラリグループを割り当てられていたものであるから、このチャンネルのフェーダをテンポラリマスターフェーダとして動作させるために、S64に処理を進める。1でなければ、S63に処理を進める。
なお、テンポラリ・フェーダ・グルーピング処理中において、テンポラリグループが割り当てられていないチャンネルのフェーダの動作、プリセットグループが割り当てられたチャンネルのフェーダの動作、に関する処理ステップについて説明を省略した。
S64において、CHx以外の全てのチャンネルについて、そのテンポラリグループ登録フラグ(TMP MEMj)が1であるか否かを判定する。そうであれば、S65に処理を進め、そうでなければS65をスキップしてS66に処理を進める。
S65において、操作されたチャンネルCHxのフェーダの移動量(現在位置の差分)MVxと同量だけ、このチャンネルCHjのフェーダノブのあるべき位置データを変更し、モータドライブによってフェーダノブを移動させる。
S66において、操作されたチャンネルxを除く、全てのチャンネル1〜nを走査するように、j=nになるまでS67に処理を進め、jの値を更新(チャンネルxを除く)した上で、S64に処理を戻す。
以上のS61〜S67の処理ステップにより、テンポラリグループが割り当てられたチャンネルについて、図3に示したグループ音量レベル割当部27およびチャンネル別音量レベル設定部22の機能が実現される。
S63において、リストアスイッチ(RESTORE SW)11のオンイベントがあるか否かを判定し、あればS68に処理を進め、なければ図5に示したメインのフローチャートに戻る。
S68において、テンポラリフェーダグループスイッチ(TMP FDGRP SW)10のオフイベントがあるか否かを判定し、あればS69に処理を進め、なければメインのフローチャートに戻る。
S69においては、図6のS42において、フェーダ81〜8nの状態を表すデータ(FDR MEM1〜FDR MEMn)として格納したフェーダノブ8a1〜8anの現在位置を表すデータおよびチャンネルオンスイッチ(CH SW1〜CH SWn)91〜9nの現在状態を表すデータを読み出して、テンポラリグループが設定される前の状態に復帰させて、メインのフローチャートに戻る。
上述したS63,S68,S69の処理ステップ、および、図6に示したS41,S42の処理ステップにより、図3に示したチャンネル別音量レベル設定部22による復元機能が実現される。ただし、この復元機能を持たせることはテンポラリグループの設定動作に必須のものではない。
上述した説明では、テンポラリグループにまとめられた各チャンネルのグループ音量レベルは、テンポラリグループマスターの操作に完全に連動して追従するように設定されることを前提としていた。
しかし、他のグループ音量レベル設定方法として、グループ化による追従の速度、追従の時間応答性を設定できるようにしてもよい。例えば、テンポラリグループマスターの操作量は、グループ音量レベルの目標値を与えるものとする。チャンネル別音量レベルとしては、この目標値に予め設定された到達時間で到達するグループ音量レベルを設定し、チャンネル別音量レベル制御部に出力する。その際、チャンネル毎に上述した到達時間を異なる値に設定できるようにしてもよい。
また、さらに他のグループ音量レベルの設定方法として、グループ音量レベルは、各チャンネルの単独の音量レベルに対し、dBとして加算される代わりに減算されるようにしてもよい。予め、チャンネル毎に、加算されるか減算されるかを設定してもよい。この場合、グループ内の複数のチャンネルについて、互いにフェードイン、フェードアウトされてクロスフェードする音量レベルの設定ができる。その際、上述した他のグループ音量レベル設定方法を組み合わせれば、上述した到達時間の設定によりクロスフェード制御を自動的に行うことができる。
上述した説明では、入力チャンネルについて、音量レベルをグループ化したものであった。同様に出力チャンネルについて、グループ化することができる。
また、音量レベル以外の信号処理量をグループ化して制御することもできる。
その一例として、音量レベルの分配比ともいえる音像定位(パンニング)がある。
2チャンネルステレオあるいは5.1チャンネルサラウンドなどの複数出力チャンネルへの分配比を設定するパンニングについて、関連する入力チャンネル間(グループ内)の定位(分配比)を保ったままで、関連する入力チャンネル全体(グループ)の、他の入力チャンネルやグループ等に対する定位(分配比)を調整して音像定位を移動させることもできる。
例えば、2チャンネルステレオの場合、単独の入力チャンネルに対する左右への分配比と、関連する入力チャンネルのグループとしての分配比とを乗算することにより、各入力チャンネルに対する全体としての分配比が決定される。
また、その他の例として、イコライザ,コンプレッサ等のエフェクトの信号制御量をグループ化して制御することもできる。
上述した図1に示したオーディオ・ミキサー装置において、ディジタル信号処理プロセッサDSP5により、オーディオ入力信号に対し音量レベル制御等の信号処理を行ってオーディオ信号を出力していた。CPU1は、このディジタル信号処理プロセッサDSP5に対して音量レベル等の信号制御量を設定していた。
ここで、ディジタル信号処理プロセッサDSP5を、外付けのディジタル信号処理ユニットに配置するハードウェア構成にしてもよい。
また、ディジタル信号処理プロセッサDSP5を用いることなく、CPU1がディジタル信号処理プロセッサDSP5の機能を兼ねることもできる。その一例として、パーソナルコンピュータにミキサー機能を持たせることができる。
オーディオ入力信号としては、単にマイクロフォンで集音した生の楽音信号に限らず、オーディオ・ファイルから再生されたもの、あるいは、楽曲データファイルを入力する音源で生成される波形データであってもよい。そのミキシング出力もスピーカから放音される場合に限らず、ディジタル・オーディオ・データとして録音されたり、オーディオ・ファイル形式で記録されたりしてもよい。
本発明の実施の形態のハードウェア構成を示す説明図である。 図1に示したチャンネル別のフェーダフェーダ81〜8nの操作によるテンポラリグループの音量レベル設定の説明図である。 本発明の実施の形態の機能構成を示す説明図である。 テンポラリグループとプリセットグループとの優先関係を示す説明図である。 本発明の実施の形態の動作の一具体例を示すメインプログラムのフローチャートである。 図5に示したテンポラリ・フェーダ・グルーピング処理の詳細を示す第1のフローチャートである。 図6に示したテンポラリ・フェーダ・グルーピング処理の詳細を示す第1のフローチャートに続く、第2のフローチャートである。
符号の説明
1〜8n…フェーダ、8a1〜8an…フェーダノブ、8b1〜8bn…フェーダ目盛、91〜9n…チャンネルオンスイッチ、10…テンポラリフェーダグループスイッチ、11…リストアスイッチ、21…チャンネル別音量レベル制御部、22…チャンネル別音量レベル設定部、23…チャンネル別フェーダ、24…チャンネル選択操作子、25…テンポラリグループ設定操作子、26…テンポラリグループ設定部、27…グループ音量レベル割当部、28…チャンネル別音量レベル一時記憶部、29…復元操作子

Claims (2)

  1. 操作子の操作に応じて複数チャンネルの信号を制御するための信号制御量を各チャンネルに設定する複数チャンネルの信号制御量設定装置であって、
    操作量に応じて前記複数チャンネルそれぞれの単独の信号制御量を設定する複数のチャンネル別操作子と、
    前記複数チャンネルの中の任意のチャンネルにグループを一時的に設定するよう指示するための一時的グループ設定操作子と、
    前記複数チャンネルに対応して設けられ、それぞれのチャンネルを選択する複数のチャンネル選択操作子と、
    前記一時的グループ設定操作子により前記グループの一時的設定が指示されている期間において、前記チャンネル選択操作子により選択されたチャンネルに前記グループを一時的に割り当てることにより、一時的に前記グループを設定する一時的グループ設定手段と、
    該一時的グループ設定手段により前記グループを一時的に割り当てられている各チャンネルに対しグループとしての信号制御量を割り当てるグループ信号制御量割当手段と、
    前記グループ設定手段により前記グループを一時的に割り当てられている各チャンネルに対し、前記各チャンネル別操作子の操作量に応じた各チャンネル単独の信号制御量の相互関係を保持しつつ、前記グループ信号制御量割当手段により割り当てられた前記グループとしての信号制御量を設定する、チャンネル別信号制御量設定手段、
    を有することを特徴とする複数チャンネルの信号制御量設定装置。
  2. 操作子の操作に応じて複数チャンネルの信号を制御するための信号制御量を各チャンネルに設定する複数チャンネルの信号制御量設定用プログラムであって、
    前記複数チャンネルそれぞれの単独の信号制御量を設定する複数のチャンネル別操作子の操作量を入力するチャンネル別操作量入力ステップと、
    前記複数チャンネルの中の任意のチャンネルにグループを一時的に設定するための一時的グループ設定操作子の指示を入力する一時的グループ設定操作入力ステップと、
    前記複数チャンネルに対応して設けられそれぞれのチャンネルを選択する複数のチャンネル選択操作子の操作を入力するチャンネル選択操作入力ステップと、
    前記一時的グループ設定操作入力ステップにより、前記グループの一時的設定が指示されている期間において、前記チャンネル選択操作入力ステップにより選択されたチャンネルに前記グループを一時的に割り当てることにより、一時的に前記グループを設定する一時的グループ設定ステップと、
    該一時的グループ設定ステップにより前記グループを一時的に割り当てられている各チャンネルに対しグループとしての信号制御量を割り当てるグループ信号制御量割当ステップと、
    前記グループ設定手段により前記グループを一時的に割り当てられている各チャンネルに対し、前記各チャンネル別操作子の操作量に応じた各チャンネル単独の信号制御量の相互関係を保持しつつ、前記グループ信号制御量割当ステップにより割り当てられた前記グループとしての信号制御量を設定する、チャンネル別信号制御量設定ステップ、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする複数チャンネルの制御量設定用プログラム。
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