JP2005086016A - 磁気メモリ - Google Patents

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Abstract

【課題】 保磁力が大きく情報を安定して保持することができると共に、低い電流で記録を行うことができる磁気メモリを提供する。
【解決手段】 情報を磁性体の磁化状態により保持する記憶層1を少なくとも有する磁気記憶素子と、この磁気記憶素子に磁場を印加する配線3,4とを有し、磁性体2が記憶層1に対して偏在するように配置され、この磁性体2により記憶層1内に非対称な磁化分布を発生させることが可能な構成とされている磁気メモリを構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は不揮発性を有する磁気メモリに関する。
コンピュータ等の情報機器においては、ランダム・アクセス・メモリとして、動作が高速で、高密度のDRAMが広く使用されている。
しかし、DRAMは電源を切ると情報が消えてしまう揮発性メモリであるため、情報が消えない不揮発のメモリが望まれている。
そして、不揮発メモリの候補として、磁性体の磁化で情報を記録する磁気ランダム・アクセス・メモリ(MRAM)が注目され、開発が進められている(例えば非特許文献1参照)。
MRAMでは、磁性体の形状を長方形や楕円にすることにより発生する反磁界を用いて磁化を安定化し、記録を保持している。
今後、MRAMにおいても、記憶容量を増加したり、装置を小型化したりするために、高密度化を図る必要があり、これによりメモリセルを構成する磁気記憶素子のさらなる縮小化が求められる。
磁気記憶素子を縮小化すると、情報を長期間に渡って保持するために、磁気記憶素子の磁気異方性を大きくする必要がある。
しかし、磁気異方性を大きくすると、保磁力が増大して、記録に大きな電流が必要となるため、消費電力の増加や電流駆動回路の大型化が不可避となり、高密度メモリを実現する上で問題となる。
そこで、記録電流を低減する方法として、例えば磁気記憶素子に磁場を印加する導体配線の側面に軟磁性体を配置して、磁気記憶素子に磁場を収束させる方法が提案されている(例えば特許文献1参照。)。
日経エレクトロニクス 2001.2.12号(第164頁−171頁) 特開2002−246566号公報
しかしながら、上述の方法によっても、軟磁性体により増加できる磁場は2倍程度であるため、記録電流を半分程度にしか低減することができない。
上述した問題の解決のために、本発明においては、保磁力が大きく情報を安定して保持することができると共に、低い電流で記録を行うことができる磁気メモリを提供するものである。
本発明の磁気メモリは、情報を磁性体の磁化状態により保持する記憶層を少なくとも有する磁気記憶素子と、この磁気記憶素子に磁場を印加する配線とを有し、磁性体が記憶層に対して偏在するように配置され、この磁性体により記憶層内に非対称な磁化分布を発生させることが可能な構成とされているものである。
上述の本発明の磁気メモリの構成によれば、磁性体が記憶層に対して偏在するように配置され、この磁性体により記憶層内に非対称な磁化分布を発生させることが可能な構成とされていることから、磁性体により記憶層内に非対称な磁化分布(例えば、湾曲した磁化分布)を発生させて、記憶層の磁化困難軸方向の磁場がある場合と無い場合(磁化容易軸方向の磁場のみの場合を含む)の保磁力の差を大きくすることができる。
これにより、記憶層の磁化容易軸方向の磁場と磁化困難軸方向の磁場とを印加して、記憶層の保磁力を大幅に低減することが可能になり、容易に記憶層の磁化の向きを反転させて記憶層に記録を行うことができる。そして、記憶層の保磁力の低減により、記録を行う際に必要となる磁場を小さくしても記録を行うことが可能になる。
さらに、磁性体の磁気特性を(配線からの磁場や加熱等により)変化させることによって、記憶層の保磁力を変えることも可能である。
一方、記憶層の磁化困難軸方向の磁場が無い場合には、記憶層の保磁力が高い状態となる。
また、本発明の磁気メモリにおいて、磁化の向きが固定された磁化固定層を有し、この磁化固定層を基準として記憶層との相対的な磁化方向を検出することにより記憶層に保存された情報が読み出される構成としたときには、磁化固定層の磁化の向きを記憶層の磁化の向きの基準として参照し、また記憶層と磁化固定層との間を流れる電流、例えばトンネル絶縁膜のトンネル電流の、電流量を検出することによって記憶層の磁化状態を検出することが可能になる。
また、本発明の磁気メモリにおいて、磁性体を加熱する加熱機構を有する構成としたときには、加熱機構により磁性体を加熱して、磁性体の磁気特性を変化させることができ、これにより磁性体から記憶層に及ぼす影響を変化させて、記憶層の保磁力を変化させることができる。
また、本発明の磁気メモリにおいて、記憶層の磁化容易軸の方向と、記憶層に磁場を印加する配線からの磁場の方向とが、鋭角をなすように配置されている構成としたときには、これらの方向が直角をなす構成よりも記憶層の保磁力の変化を増やすことが可能であり、磁化容易軸の方向と配線からの磁場の方向とのなす角度(鋭角)を適切に選定すれば、記憶層の保磁力の変化を大きく確保することができる。
上述の本発明によれば、磁性体からの影響により記憶層の保磁力を低減して、比較的小さな外部磁場の印加によって記憶層に情報の記録を行うことが可能になる。
これにより、容易に情報の記録を行うことが可能になる。
そして、配線に流す電流により発生した磁場を磁気記憶素子に印加して情報の記録を行う際に、必要となる電流を低減することができるため、磁気メモリの消費電流を低減することが可能になる。
また、記憶層の磁化困難軸方向の磁場が無いときには、記憶層の保磁力が高い状態となるため、記憶層に記録された情報を安定して保持することができる。
従って、本発明により、記録された情報を安定して保持すると共に、少ない記録電流で記録ができ、消費電力の少ない磁気メモリを実現することが可能になる。
本発明の一実施の形態として、磁気メモリを構成する1単位のメモリセルの概略構成図を図1に示す。図1Aは上面図を示し、図1Bは断面図を示している。
図1A及び図1Bに示すように、このメモリセル10は、情報が磁化の向きにより記録される記憶層1を有して磁気記憶素子が構成され、記憶層1の上方に第1の導体配線3が配置され、記憶層1の下方に第2の導体配線4が配置されて構成されている。
記憶層1は、平面形状が楕円形であることから形状異方性を有しており、これにより、楕円形の長軸方向が記憶層1の磁化容易軸方向になる。
第1の導体配線3は記憶層1の長軸方向に平行に延びており、第2の導体配線4は記憶層1の短軸方向に平行に延びている。
また、記憶層1と、それぞれ図示しないが、トンネル絶縁膜と、磁化の向きが固定された磁化固定層とを積層して成る磁気トンネル接合素子(MTJ)によって、磁気記憶素子を構成することができる。この場合、記憶層と磁化固定層(参照層とも称される)の相対的な磁化方向を検出することにより記憶層1に記録された情報の内容を検出することが可能になる。
本実施の形態では、特に、記憶層1の上方に、磁性体2が設けられている。この磁性体2は、平面形状が矩形状であり、長手方向が記憶層1の長軸方向に平行である。また、磁性体2の中心線が、記憶層1の中心線に対して図中右方向にずれており、これら記憶層1及び磁性体2の平面位置が異なっている。
磁気記憶素子の記憶層1及び磁化固定層は単層の磁性層でもよいし、異なる種類の磁性膜あるいは磁性膜と非磁性膜を積層した構成としてもよい。
磁性体2は、軟磁性体でもよいし、硬質磁性膜でもよいし、反強磁性体によって一方向に磁化が固定されている磁性体でもよい。また、磁性体2は、単層であっても積層膜であってもよい。
そして、記憶層1の中心線と磁性体2の中心線とがずれていることにより、磁性体2からの磁場により、記憶層1に非対称な磁化分布が形成される。
ここで、図1のメモリセル10における磁化状態を、模式的に図2A及び図2Bに示す。
図2A及び図2Bにおいて、いずれも磁性体2の磁化M2の向きが図中上向きで同じになっている。また、磁性体2は外部磁場によって容易に磁化方向が変わらない硬質磁性膜か反強磁性体によって磁化が固定されたものとした。
まず、図2Aに示す状態は、記憶層1の磁化M1の向きの平均が、磁性体2の磁化M2の向き(上向き)と略平行である場合を示している。この場合、記憶層1の磁化M1の向き(磁化ベクトル)は、平均して上向きであるが、磁性体2からの磁場の作用が記憶層1の右半分では強く、左半分では弱くなっているため、磁化ベクトルが湾曲して、右側が凸の湾曲となっている。
また、図2Bに示す状態は、記憶層1の磁化M1の向きの平均が、磁性体2の磁化M2の向き(上向き)と略反平行(略下向き)である場合を示している。この場合、記憶層1の磁化M1の向き(磁化ベクトル)は、平均して下向きであるが、磁性体2からの磁場の作用が記憶層1の右半分では強く、左半分では弱くなっているため、磁化ベクトルが湾曲して、左側が凸の湾曲となっている。
このように記憶層1の磁化M1が湾曲することにより、記憶層1の長軸方向即ち磁化容易軸方向(図2中上下方向)の保磁力は大きくなる。これにより、記憶層1に記録された情報を安定して保持することが可能になる。
そして、さらに、記憶層1の磁化困難軸方向(図2中左右方向)に磁場を印加することにより、比較的小さい磁場で記憶層1の磁化M1の湾曲がなくなって、磁化容易軸方向(図2中上下方向)の保磁力が大きく減少する。これにより、比較的小さい電流で記憶層1に情報を記録することが可能になる。
このように記憶層1の磁化困難軸方向に磁場を印加するには、例えば記憶層1の磁化容易軸方向に延びる第1の導体配線3に電流を流せばよい。
磁性体2を軟磁性体とした場合には、第1の導体配線3に電流を流して発生する磁場が、主として磁性体2を飽和するように作用する。そして、磁性体2から記憶層1に、記憶層1の磁化困難軸方向の磁場が印加される。第2の導体配線4に電流を流して発生する磁場は、主として記憶層1にその磁化容易軸方向の磁場を印加するように作用する。
なお、磁性体2を軟磁性体とした場合には、記憶層1の磁化状態(磁化M1の平均の向きが上向きか下向きか)によらず、いずれも図2Bのように磁性体2とは反対の左側が凸の湾曲となる。
この磁性体2を軟磁性体とした場合も、磁化の湾曲により記憶層1の磁化容易軸方向の保磁力を大きくすることができると共に、記憶層1の磁化困難軸方向に磁場を印加すれば保磁力を低減することができる特性を有する。
上述の本実施の形態の構成によれば、記憶層1の中心線と磁性体2の中心線とがずれていることにより、記憶層1の磁化M1を湾曲させることができる。
これにより、記憶層1の磁化容易軸方向の保磁力を大きくして、記憶層1に記録された情報を安定して保持することができる。また、記憶層1の磁化困難軸方向の磁場を印加すれば、磁化容易軸方向の保磁力が大幅に低減されるため、比較的小さい記録電流で記憶層1に情報を記録することができる。
次に、本発明の他の実施の形態として、磁気メモリを構成する1単位のメモリセルの概略構成図を図3に示す。図3Aは上面図を示し、図3Bは断面図を示している。
本実施の形態では、記憶層11上に、非磁性層12を介して磁性体13が積層されて、一体となった磁気記憶素子14が構成されている。
そして、磁気記憶素子14の図中左半分は、磁性体13及び非磁性層12の上部が除去された部分5となっている。一方、磁気記憶素子14の図中右半分は、磁性体13が残っている部分6となっている。
即ち、磁性体13の形状(楕円形の半分)が、磁気記憶素子14の形状(楕円形)の一部を除去した形状となっている。
さらに、図示しないが、図1の実施の形態と同様に、導体配線が設けられてメモリセルが構成される。
本実施の形態によれば、磁性体13が右半分だけ残っていることにより、磁性体13の中心と記憶層11の中心とがずれているため、図2に示したと同様に、記憶層11を非対称でかつ湾曲した磁化状態とすることができる。
従って、図1の実施の形態と同様に、記憶層11の磁化容易軸方向の保磁力を大きくして、記憶層11に記録された情報を安定して保持することができる。また、記憶層11の磁化困難軸方向の磁場を印加すれば、磁化容易軸方向の保磁力が大幅に低減されるため、比較的小さい記録電流で記憶層11に情報を記録することができる。
本実施の形態では、特に、記憶層11と磁性体13を積層して一体化した磁気記憶素子14を構成していることにより、磁性体13と記憶層11を接近させることができる。
これにより、磁性体13を薄い磁性膜で構成しても、大きな効果が得られる。
また、図1に示した構成を変形して、磁性層1の磁化困難軸方向に磁場を印加するための第1の導体配線3に磁性膜を付着して、第1の導体配線3の中心を記憶層1の中心からずらすことによっても同様の効果が得られる。
上述のように、第1の導体配線3に磁性膜を付着した形態の断面図を、図4A及び図4Bに示す。
図4Aは、第1の導体配線3の下面即ち記憶層1に対向する側の面に磁性膜15を付着した場合である。この場合には、第1の導体配線3の中心を、記憶層1の中心から右にずらして配置している。
図4Bは、第1の導体配線3の側面(左面)に磁性膜15を付着した場合である。この場合には、第1の導体配線3の中心を記憶層1の中心と同じ平面位置としており、このように同じ平面位置としても、磁性膜15が第1の導体配線3の左面だけに形成されているため、図4Aの場合と同様の効果が得られる。
なお、第1の導体配線3の両側面に、厚さ或いはパターンの相異なる磁性膜を形成しても、図4Bの場合と同様の効果が得られる。
これらの構成とした場合には、磁性膜15により、図1及び図2に示した実施の形態と同様に、記憶層1に湾曲した非対称な磁化状態を発生させることができる。
さらに、磁性膜15を軟磁性体とした場合には、第1の導体配線3からの磁場によって磁性膜15が飽和し、記憶層1の磁化分布の湾曲効果が無くなって保磁力が減少するため、少ない電流で大きな保磁力低減効果が得られる。
ところで、記憶層の保磁力は、外部磁場以外にも、非対称な磁化状態を記憶層に形成するための磁性体(図4では磁性膜15)の磁化を変化させることによっても制御が可能である。そこで、温度による磁性体の磁化変化を用いて、記憶層の保磁力を変化させることができる。
例えば、図4A及び図4Bに示す形態において、第1の導体配線3に電流を流すことにより、第1の導体配線3に付着する磁性膜15に直接電流を流して磁性膜15を加熱することができ、これにより磁性膜15の磁気特性を変化させて記憶層1の保磁力を制御することが可能となる。
また、例えば、非対称な磁化状態を記憶層に形成する磁性体を配線と兼用する構成として、この配線を兼ねる磁性体に電流を流すことにより、磁性体の磁気特性を変化させて記憶層の保磁力を制御することも可能である。その場合を次に示す。
本発明のさらに他の実施の形態として、磁気メモリを構成する1単位のメモリセルの概略構成図を図5に示す。図5Aは上面図を示し、図5Bは斜視図を示している。
本実施の形態のメモリセル20では、特に、記憶層1に対して中心線をずらして配置された磁性体16が配線を兼ねており、磁性体16の両端部に導体配線17が接続されて、この導体配線17を通じて磁性体16に直接電流を流すことができる構成となっている。
その他の構成(記憶層1及び第2の導体配線4)は、図1に示した実施の形態と同様であるので、同一符号を付して重複説明を省略する。
本実施の形態の構成によれば、磁性体16の両端部に導体配線17が接続されて、この導体配線17を通じて磁性体16に直接電流を流すことができる構成となっていることにより、磁性体16に電流を流すことにより、磁性体16の磁気特性を変化させて、記憶層1への作用を変化させることができ、これにより記憶層1の保磁力を制御することが可能になる。
ここで、図5に示すメモリセルの構成において、磁性体16の磁気特性を変化させたときの記憶層1のアステロイド曲線を、図6に示す。図6中、Hhardは記憶層1の磁化困難軸方向の磁場を示し、Heasyは記憶層1の磁化容易軸方向の磁場を示し、アステロイド曲線は磁化が反転する境界を示している。また、曲線Aは磁性体16の磁化が大きいときのアステロイド曲線であり、曲線Bは磁性体16の磁化が小さいときのアステロイド曲線である。
図6より、例えば、磁性体16を加熱して、その磁化を減少させることにより、記憶層1の保磁力を減少させることができることがわかる。
特に、図6中直線Cで示すような磁場を印加すれば、磁性体16の特性変化に対して最も記憶層1の保磁力の変化が大きくなり、効率的に記録電流を低下させることができる。この直線Cで示す磁場を実現するためには、磁性体16を加熱する際に流す電流によって発生する磁場を利用してもよいし、記憶層1の磁化容易軸の方向と導体配線17により磁性体16に発生する磁場の方向との間に適当な角度(鋭角)を持たせて配置してもよい。
なお、記憶層1の磁化容易軸方向は、図5に示すように形状異方性によって付与してもよいし、その他、例えば磁場中熱処理等によって付与してもよい。
なお、本発明では、上述した各実施の形態のように、記憶層の中心と磁性体の中心とがずれていることが特性改善に有効である。
従って、記憶層及び磁性体の形状が反転対称や鏡面対称、並びに回転対称である場合には、それぞれの対称軸または対称点が重ならないように配置すればよく、記憶層及び磁性体の形状が対称性がない場合には、それぞれの形状の重心点が重ならないように配置すればよい。
例えば、磁性体の厚さが一定ではなく、断続的又は連続的に変化する構成とした場合には、厚い側に磁性体の重心点がずれるため、記憶層の真上に磁性体を配置しても重心点が重ならないようにすることができる。
また、本発明では、記憶層に対して磁性体が偏在して配置されていて、これにより記憶層に非対称な磁化分布を発生させることが可能であれば、効果を有する。このため、上述の記憶層の中心と磁性体の中心とがずれている構成以外の構成も考えられる。
例えば、記憶層に非対称な磁化分布を発生する磁性体を、磁気特性の異なる2つの磁性体で構成することが考えられる。このような構成としては、2つの磁性体を横に並べて(接続しても離してもよい)配置した構成や、導体配線の一方の側面と他方の側面にそれぞれの磁性体を配置した構成等がある。
上述の各実施の形態に示したメモリセルの構成を用いて、例えばマトリクス状に交差するそれぞれ複数本の第1の配線及び第2の配線の交点付近に、記憶層を含む磁気記憶素子を配置することにより、MRAM等の磁気メモリ(磁気記憶装置)を構成することができる。
これにより、記録された情報を安定して保持することができると共に、記録電流を小さくすることができ、消費電流の少ない磁気メモリ(磁気記憶装置)を実現することができる。
(実施例)
ここで、本発明の磁気メモリの構成において、具体的に記憶層及び磁性体の寸法や磁化量を設定して、特性がどのようになるか検討を行った。
まず、図7Aに平面図を示し、図7Bに断面図を示すように、平面形状が楕円形状の記憶層21の下に、平面形状が正方形状の磁性体22を、記憶層21から30nm離して配置した構成をモデルとして採用した。このモデルは、図1に示した実施の形態に類似したモデルである。
記憶層21は、長軸の長さを240nm、短軸の長さを200nm、厚さを5nm、飽和磁化量Msを800emu/cm、材料の異方性磁場Hkを10Oeとした。磁性体22は、一辺の長さを400nm、飽和磁化量Msを800emu/cm、材料の異方性磁場Hkを1kOeとして、図7Aに上向き矢印で示すように一方向に磁化された状態とした。磁性体22の異方性磁場Hkが1kOeあり、比較的大きくなっている。
そして、記憶層21の中心線と、磁性体22の中心線との平面距離dを、0(中心線の平面位置が一致する場合)、50nm、100nmと変えて、それぞれの平面距離dにおける、記憶層21の磁化容易軸方向の磁場Heasyと磁化困難軸方向の磁場Hhardとによるアステロイド曲線を、マイクロマグネティック計算により求めた。結果を図8に示す。
図8より、記憶層21及び磁性体22の中心線の平面距離dが大きくなるに従い、アステロイドで磁化容易軸方向Heasyの保磁力の低下が起こりはじめる磁化困難軸方向の磁場Hhardの値が大きくなっていくことがわかる。
記憶層21の保磁力低下が起こりやすいと、外部磁場の影響を受けて動作が不安定になり、一方記憶層21の保磁力低下が起こりにくいと、動作電流が大きくなるので、磁性層21の保磁力の低下が起こりはじめる磁化困難軸方向の磁場が適当な大きさの磁場となるように、記憶層21及び磁性体22の寸法や磁気特性を調整するのが好ましい。
なお、図8では、磁性体22が一方向に磁化されているため、その影響により、原点から磁化容易軸方向の磁場Heasyの正の側に、アステロイド曲線がシフトしている。これを解消するためには、例えば記憶層21に磁化固定層(参照層)を設けて、磁化固定層からの磁場や、記憶層21と磁化固定層との相互作用を利用する方法がある。
次に、図9Aに平面図を示し、図9Bに断面図を示すように、記憶層11の上に非磁性層12を介して磁性体13を形成し、磁性体13の一部を除去した磁気記憶素子14の構成をモデルとして採用した。このモデルは、図3に示した実施の形態に類似したモデルである。
記憶層11は、厚さを5nm、飽和磁化量Msを800emu/cmとした。
非磁性層12は、厚さを10nmとした。
磁気記憶素子14は、平面形状が直径150nmの円形状とした。
そして、磁性体13は、厚さを1nm、飽和磁化量Msを800emu/cmとして、軟磁性体により形成し、円形状の磁気記憶素子14の半分の半円形だけ残したパターンとした。
そして、記憶層11の磁化容易軸方向の磁場Heasyと磁化困難軸方向の磁場Hhardとによるアステロイド曲線を、マイクロマグネティック計算により求めた。結果を図10に示す。図10では、磁化困難軸方向の磁場Hhardが正である部分だけ示している。図示しない部分も同様の曲線となる。
次に、図11Aに平面図を示し、図11Bに断面図を示すように、平面形状が長方形状の記憶層23の上に、平面形状が長方形状の磁性体24を、記憶層23から10nm離して配置した構成をモデルとして採用した。このモデルは、図1に示した実施の形態に類似したモデルである。
記憶層23は、長辺の長さを240nm、短辺の長さを180nm、厚さを5nm、飽和磁化量Msを800emu/cmとした。磁性体24は、長辺の長さを270nm、短辺の長さを240nm、厚さを1nm、飽和磁化量Msを800emu/cmとして、軟磁性体により形成した。記憶層23及び磁性体24は、同じ長さ240nmの辺で重なるようにして、重なった部分の幅を90nmとした。
そして、記憶層23の磁化容易軸方向の磁場Heasyと磁化困難軸方向の磁場Hhardとによるアステロイド曲線を、マイクロマグネティック計算により求めた。結果を図12に示す。図12でも、磁化困難軸方向の磁場Hhardが正である部分だけ示しており、図示しない部分も同様の曲線となる。
図10及び図12より、いずれの場合でも比較的小さなHhardの磁場で保磁力を大きく減少させることができ、記録電流の低下に有効であることがわかる。
次に、導体配線の下に磁性膜をつけた場合の計算を行ってみた。
図13に斜視図を示すように、平面形状が楕円形状の記憶層31と、記憶層31の上に配置され、記憶層31の磁化容易軸と平行に電流が流れる第1の導体配線33と、記憶層31の下に配置され、記憶層31の磁化困難軸と平行に電流が流れる第2の導体配線34とを有し、第1の導体配線33をワードラインWLとして、第2の導体配線34をビットラインBLとして、第1の導体配線33の下面に磁性膜32が形成された構成をモデルとして採用した。このモデルは、図4に示した形態に類似したモデルである。
記憶層31は、長軸の長さを240nm、短軸の長さを200nm、厚さを6nm、飽和磁化量Msを600emu/cmとした。磁性膜32は、厚さを1nm、飽和磁化量Msを800emu/cmとした。また、第1の導体配線33及び磁性膜33の幅は、記憶層31の短軸の長さと同じく200nmとした。また、磁性膜32と記憶層31との間隔D1を40nmとし、第2の導体配線34(BL)と記憶層31との間隔D2を100nmとした。
そして、記憶層31の中心線と、第1の導体配線33(WL)及び磁性膜32の中心線とについて、図14Aに示すように中心線の平面位置が一致する場合と、図14Bに示すように中心線の平面位置がずれている場合と、それぞれの場合における、第1の導体配線33(WL)の電流と第2の導体配線34(BL)の電流とによるアステロイド曲線を求めた。結果をそれぞれ図14A及び図14Bに示す。
図14Aより、記憶層31と磁性膜32の中心線の平面位置が一致している場合には、WLの電流がゼロ付近で曲線に乱れが現れる。
これに対して、図14Bより、中心線をずらした場合には、図14Aに現れていたような乱れは観測されなくなり、第1の導体配線33(WL)の電流がゼロ付近で最も保磁力が大きくなり磁化が反転しにくくなる。
次に、磁気メモリを実際に作製して、本発明の効果を確かめてみた。
作製した磁気メモリの平面構造を図15Aに示し、断面構造を図15Bに示す。
図15Aに示すように、平面形状が楕円形状の磁気記憶素子25に対して、磁気記憶素子25の長軸方向に平行になるように、平面形状が長方形状の磁性体26を配置して、磁性体26の両端に導体配線27を接続した。
また、図15Bに示すように、磁気記憶素子25及び磁性体26は共通の基板28上に形成した。
磁気記憶素子25は、図15Bに示すように、基板上に、膜厚10nmのTa膜を介して、膜厚20nmのPtMn膜から成る反強磁性層44が形成され、その上に膜厚2nmのCoFe膜と、非磁性膜として膜厚0.8nmのRu膜と、膜厚2nmのCoFe膜との3層を積層させた構造の磁化固定層(参照層)43が形成され、その上に膜厚1nmのAl−O膜から成るトンネル絶縁層42が形成され、その上に膜厚10nmのNiFe膜と、非磁性膜として膜厚10nmのRu膜と、膜厚5nmのNiFe膜との3層を積層させた構造の記憶層41が形成され、さらにその上に膜厚10nmのTa膜が形成されて、構成されている。
磁性体26は、図15Bに示すように、基板上に、膜厚5nmのTa膜を介して、その上に膜厚10nmのNiFeCu膜と、非磁性膜として膜厚5nmのTa膜と、膜厚10nmのNiFeCu膜との3層を積層させた構造の軟磁性体層45が形成され、さらにその上に膜厚5nmのTa膜が形成されて、構成されている。
磁化固定層(参照層)43は、反強磁性層44により磁化の向きが固定され、記憶層41に対して、記憶の内容の基準となるものである。
そして、磁化固定層(参照層)43の磁化の向きと、記憶層41の磁化の向きの相対的な方向により、トンネル絶縁層42を流れるトンネル電流の抵抗値が異なる。
従って、磁気記憶素子25では、素子の膜厚方向に電流を流し、トンネル絶縁層42にトンネル電流を流すことにより、記憶層41の磁化の向きを検知することができる。
そして、この構成の磁気メモリに対して、導体配線27から磁性体26に電流を流しながら、外部磁場を磁気記憶素子25に印加して、磁気記憶素子25の抵抗変化により(記憶層41の)保磁力を求めた。
これにより得られた、磁性体26に流した電流iに対する磁気記憶素子25の保磁力Hcの変化を、図16に示す。
図16より、3mA程度と比較的低い電流によって、記憶層の保磁力を大きく変化させることができ、本発明が有効であることが確認できる。
なお、記憶層の磁化状態の検出(読み出し)を行うための構成としては、前述した記憶層にトンネル絶縁層を介して磁化固定層を積層した磁気トンネル接合素子(MTJ)の他にも、例えば巨大磁気抵抗効果素子(GMR素子)やホール素子等を用いることが考えられる。
本発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でその他様々な構成が取り得る。
A、B 本発明の一実施の形態のメモリセルの概略構成図である。 A、B 図1のメモリセルにおける磁化状態を模式的に示す図である。 A、B 本発明の他の実施の形態のメモリセルの概略構成図である。 A、B 図1のメモリセルの構成を変形した形態の断面図である。 A、B 本発明のさらに他の実施の形態のメモリセルの概略構成図である。 図5のメモリセルの磁性体の磁気特性を変化させたときの記憶層のアステロイド曲線である。 A、B 本発明の磁気メモリの一形態のモデルを示す図である。 図7のモデルによるアステロイド曲線の計算結果である。 A、B 本発明の磁気メモリの一形態のモデルを示す図である。 図9のモデルによるアステロイド曲線の計算結果である。 A、B 本発明の磁気メモリの一形態のモデルを示す図である。 図11のモデルによるアステロイド曲線の計算結果である。 A、B 本発明の磁気メモリの一形態のモデルを示す図である。 図13のモデルによるアステロイド曲線の計算結果である。 A、B 作製した磁気メモリの構造を示す図である。 図15の磁性体に流した電流に対する保磁力の変化を示す図である。
符号の説明
1,11,41 記憶層、2,13,16,26 磁性体、3 第1の導体配線、4 第2の導体配線、10,20 メモリセル、12 非磁性層、14,25 磁気記憶素子、15 磁性膜、17,27 導体配線

Claims (7)

  1. 情報を磁性体の磁化状態により保持する記憶層を少なくとも有する磁気記憶素子と、
    前記磁気記憶素子に磁場を印加する配線とを有し、
    磁性体が前記記憶層に対して偏在するように配置され、
    前記磁性体により、前記記憶層内に非対称な磁化分布を発生させることが可能な構成とされている
    ことを特徴とする磁気メモリ。
  2. 磁化の向きが固定された磁化固定層を有し、前記磁化固定層を基準として前記記憶層との相対的な磁化方向を検出することにより、前記記憶層に保存された情報が読み出されることを特徴とする請求項1に記載の磁気メモリ。
  3. 前記記憶層と前記磁性体とが非磁性層を介して積層されて前記磁気記憶素子が構成され、前記磁性体の形状が、前記磁気記憶素子の形状の一部を除去した形状であることを特徴とする請求項1に記載の磁気メモリ。
  4. 前記磁性体を加熱する加熱機構を有することを特徴とする請求項1に記載の磁気メモリ。
  5. 前記記憶層の磁化容易軸の方向と、前記記憶層に磁場を印加する配線からの磁場の方向とが、鋭角をなすように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の磁気メモリ。
  6. 前記配線として、選択されたメモリセルの前記記憶層に磁場を印加する第1の配線及び第2の配線を有し、前記第1の配線により発生する磁場が主として前記磁性体を飽和するように作用し、前記第2の配線により発生する磁場は主として前記記憶層に磁場を印加するように作用することを特徴とする請求項1に記載の磁気メモリ。
  7. 前記磁性体が、前記第1の配線に接して形成されていることを特徴とする請求項6に記載の磁気メモリ。
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