JP2005084449A - 光書込装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 光書込装置により像担持体に照射する光ビームのスポット位置が温度変化によって変動する量を低減する。
【解決手段】 折返しミラー80bにより光ビームを折返して最終的に像担持体に照射することにより像担持体への書き込みを行う構成とする。折返しミラー80bを素子保持部材85により保持して、これらにより素子ユニット86を構成する。この素子ユニット86を内部が略密閉された筐体65の内部に保持し防塵する。素子保持部材85の線膨張係数を筐体65の線膨張係数よりも低くし、素子保持部材85と筐体65との結合部位を筐体65の位置決め部66bの近傍とする。これにより、折返しミラー80bを直接筐体に取り付けた場合に比べて、温度変化による折返しミラー80bの変位量が低減される。
【選択図】 図4



Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置及びこの画像形成装置に用いられる光書込装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置には、感光体などの像担持体上に静電潜像を書き込むための光書込装置が設けられている(例えば、特許文献1,2)。光書込装置は、光源から出射した光ビームを、走査レンズや折返しミラーなどで像担持体上に導きスポット照射する。これらのレーザ光源や走査レンズや折返しミラーなどの光学素子は、防塵のために内部が略密閉された筐体内に保持されている。
特開平6−148553号公報 特開平10−232360号公報
このような構造の光書込装置において、温度変化により筐体が膨張したり、収縮したり、あるいは、ねじれたりなどして変形した場合には、その変形により、筐体に直接保持されたレーザ光源、走査レンズ、折返しミラーなどの光学素子が変位してしまう。また、それらの光学素子の配置によっては、その筐体の変形よりも大きな変位が生じてしまう。このように、光学素子が変位してしまうことにより、光ビームの像担持面上のスポット位置が変動してしまうという問題がある。特に、折返しミラーが変位してしまうと、光ビームの像担持面上のスポット位置の変動が大きくなってしまう。
本発明の目的は、光書込装置により像担持体に照射する光ビームのスポット位置が温度変化によって変動する量を低減することである。
請求項1記載の発明は、像担持体に光ビームを照射して書き込みを行う過程で、折返しミラーにより光ビームを折り返す光書込装置において、位置決めされる位置決め部を有し内部が略密閉された筐体と、前記折返しミラーと当該折返しミラーを保持し前記筐体よりも線膨張係数が低い素子保持部材とを有し、この素子保持部材が前記筐体に結合されて前記筐体の内部に保持される素子ユニットと、を備え、前記素子保持部材と前記筐体との結合位置は、前記筐体の前記位置決め部の近傍である。
請求項2記載の発明は、像担持体に光ビームを照射して書き込みを行う過程で、折返しミラーにより光ビームを折り返す光書込装置において、内部が略密閉された筐体と、前記折返しミラーと当該折返しミラーを保持し前記筐体よりも線膨張係数が低い素子保持部材とを有し、この素子保持部材が前記筐体に結合されて前記筐体の内部に保持される素子ユニットと、を備え、前記素子保持部材が温度変化に伴う前記筐体の変形を抑える。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の光書込装置において、光源部と、走査レンズ部と、同期光学系と、ポリンゴンミラーとを備え、前記素子ユニットは、前記光源部、前記走査レンズ部、前記同期光学系又は前記回転多面鏡を有し、前記素子保持部材は、前記素子ユニットが備える前記光源部、前記走査レンズ部、前記同期光学系又は前記回転多面鏡を保持する。
請求項4記載の発明は、請求項1,2又は3記載の光書込装置において、前記筐体は、樹脂により形成され、前記素子保持部材は、金属により形成されている。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の光書込装置において、前記金属は、鉄を含んだ材料である。
請求項6記載の発明は、光書込装置により像担持体に光を照射して書き込んだ画像を現像して記録媒体に転写する画像形成装置において、前記光書込装置を請求項1,2,3,4又は5記載の光書込装置とした。
請求項7記載の発明は、請求項6記載の画像形成装置において、前記像担持体を保持する像担持体保持部材を備え、前記像担持体保持部材と前記素子保持部材とは、線膨張係数が略同じである。
請求項8記載の発明は、請求項6又は7記載の画像形成装置において、現像した画像を前記記録媒体に転写するための転写ベルトと、この転写ベルトを保持するベルト保持部材と、を備え、前記ベルト保持部材と前記素子保持部材とは、線膨張係数が略同じである。
本発明によれば、光書込装置により像担持体に照射する光ビームのスポット位置が温度変化によって変動する量を低減することができる。
本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施の形態は、画像形成装置として電子写真方式のカラープリンタへの適用例である。ここで、図1は本実施の形態のカラープリンタを概略的に示す縦断側面図である。
図1に示すように、カラープリンタ1の本体ケース2内部の略中央部には、4つの作像部3(3Y、3C、3M、3K)と、光ビームを出射する光書込装置4と、転写ベルトである中間転写ベルト5とが配置されている。各作像部3はそれぞれ異なる色の画像(トナー像)を形成する部分であり、これらの作像部3及びその作像部3の構成部品等に関する本明細書及び図面の記載において、Y、C、M、Kの添え字は、各々イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの色を示している。本体ケース2は、像担持体保持部材及びベルト保持部材であり金属である鉄製のフレームと、このフレームに取り付けられた樹脂製のカバーとから構成されており、作像部3、光書込装置4、中間転写ベルト5は、そのフレームに取り付けられている。
4つの作像部3Y、3C、3M、3Kは、使用するトナーの色が異なるために形成される画像の色が異なるものであり、基本的な構造は同じである。各作像部3は、矢印方向へ回転駆動される像担持体である感光体6(6Y、6C、6M、6K)、感光体6の周囲に配置された帯電部7、現像部8、クリーニング部9等により構成されている。
感光体6は、円筒状に形成され、駆動源(図示せず)により回転駆動される。感光体6の外周面部には感光層が設けられており、感光体6の表面である外周面6aは被走査面とされている。光書込装置4から出射された光ビームが感光体6の外周面6aにスポット照射されることにより、感光体6の外周面6aには画像情報に応じた静電潜像が書き込まれる。
帯電部7は、感光体6の外周面6aを一様に帯電するもので、感光体6に対して非接触方式のものが採用されている。
現像部8は、感光体6へのトナーの供給を行い、供給されたトナーが感光体6の外周面6aに書き込まれた静電潜像に付着することにより感光体6上の静電潜像がトナー像として顕像化させるもので、感光体6に対して非接触方式のものが採用されている。
クリーニング部9は、感光体6の外周面6aに付着している残留トナーをクリーニングするもので、感光体6の外周面6aにブラシを接触させるブラシ接触方式のものが採用されている。
中間転写ベルト5は、樹脂フィルム又はゴムを基体として形成されたループ状のベルトで、感光体6上に形成されたトナー像が転写される。この中間転写ベルト5は、ローラ11、12、13により支持されて矢印方向へ回転駆動される。これらのローラ11,12,13が本体ケース2のフレームに取り付けられており、これにより、中間転写ベルト5は、ローラ11,12,13を介して本体ケース2のフレームに取り付けられている。したがって、ローラ11,12,13は、本体ケース2のフレームとともに、転写ベルトである中間転写ベルト5を保持するベルト保持部材とされる。ここで、これらのローラ11,12,13の線膨張係数は、本体ケース2の線膨張係数と同じである。中間転写ベルト5の内周面側(ループの内側)には、各感光体6上のトナー像を中間転写ベルト5上に転写させるために中間転写ベルト5を感光体6に押圧する4個の転写ローラ14が配置されている。中間転写ベルト5の外周面6a側(ループの外側)には、中間転写ベルト5の外周面6aに付着した残留トナーや紙粉等をクリーニングするクリーニング部15が配置されている。
本体ケース2内における4個の作像部3及び光書込装置4の下方には、記録媒体(用紙)が積層保持される給紙カセット16が配置されている。給紙カセット16内に積層保持されている記録媒体は、最上位のものから順に分離給紙される。
本体ケース2内には、給紙カセット16内から分離給紙された記録媒体が搬送される搬送経路17が形成されている。この搬送経路17上には、給紙ローラ18a、レジストローラ18b、転写ローラ19、定着部20、排紙ローラ21等が配置されている。
レジストローラ18bは、所定のタイミングで間欠的に回転駆動されるローラである。このレジストローラ18bが間欠的に回転駆動されることにより、レジストローラ18bの位置まで搬送されて停止していた記録媒体が、中間転写ベルト5と転写ローラ19とにより挟まれる転写位置へ送り込まれ、この転写位置において中間転写ベルト5上のトナー像が記録媒体に転写される。ここに、中間転写ベルト5と転写ローラ19とにより転写部が構成されている。
定着部20は、記録媒体上に転写されたトナー像を熱と圧力とを加えて記録媒体に定着させる部分である。定着部20内を通過する過程においてトナー像が定着された記録媒体は、排紙ローラ21により本体ケース2の上面部に形成されている排紙トレイ22上に排紙される。
次に、光書込装置4について詳しく説明する。図2は光書込装置4を示す水平断面図、図3は光書込装置4を示す縦断側面図、図4は素子ユニット86の取り付け構造を示す斜視図である。なお、図4では一部の部材を省略している。
図2及び図3に示すように、光書込装置4は、所謂対向走査方式のものであり、光ビームを発振する光源部である4つのレーザ光源ユニット(LDユニット)61(61Y、61C、61M、61K)と、各レーザ光源ユニット61からの光ビームを対称な2方向に振り分けて偏向走査する光偏向器62と、偏向走査した光ビームを感光体6上で所望の大きさに結像させる例えばfθレンズから構成される走査レンズ部である結像光学系63と、光ビームの走査開始タイミングを検知する同期光学系64、光ビームを折り返して感光体6に導くための折返しミラー80(80a,80b)などを備えている。
レーザ光源ユニット61は、半導体レーザ70と、半導体レーザ70から射出された発散光を略平行化するコリメートレンズ(図示せず)と、半導体レーザ駆動回路基板とが保持部材71により保持されて構成されている。
光偏向器62は、2段の回転多面鏡72、この回転多面鏡72を回転させる多面鏡モータ73、回転多面鏡72を覆う防音ガラス74などから構成されている。
同期光学系64は、結像レンズ75と、光電素子76を持つ電気回路基板77と、それらを保持する保持部材(図示せず)から構成されている。
この光書込装置4では、図示しない原稿読取装置(スキャナー)あるいは画像データ出力装置(パーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ、ファクシミリの受信部等)から入力される色分解された画像データを光源駆動用の信号に変換し、それに従い各レーザ光源ユニット61内の半導体レーザ70を駆動して光ビームを出射する。各レーザ光源ユニット61から出射された光ビームは、面倒れ補正用のアパーチャ78及びシリンダレンズ79、折返しミラー80a(但し、レーザ光源ユニット61Y,61Kから出射された光ビームに関してのみ)を介して光偏向器62に至り、多面鏡モータ73で等速回転されている回転多面鏡72で対称な2方向に偏向走査される。
光偏向器62の回転多面鏡72で2ビームずつ2方向に偏向走査された光ビームは、結像光学系63をそれぞれ通過し、折返しミラー80bにより折り返されて、防塵部材69を介して各色用の感光体6の被走査面上にスポット照射され静電潜像を書き込む。このとき、4つの光ビームの感光体6に対する照射角度は、ほぼ同一である。
一方、書込み開始のタイミングを決定するための同期光学系64は、結像光学系63を通過した光ビームを同期検知用ミラー81で折り返して受光し、走査開始の同期信号を出力する。ここで、同期検知の本来の意味は、走査光のタイミングを取ることであるので、同期光学系64は、通常走査に先立って光ビームを受光するように設置されていれば良いが、更に、1走査の速度(あるいは時間)の変動を検知するために、走査後端にも検知手段を設置しても良い。図2には、そのような走査の前後で同期を取るような構成を示した。
この光書込装置4の各部の取付構造を説明する。光書込装置4の光学素子である、レーザ光源ユニット61、光偏向器62、結像光学系63、同期光学系64、折返しミラー80(80a,80b)、アパーチャ78、シリンダレンズ79等は、上面開口の筐体状の素子保持部材85に取り付けられている。素子保持部材85は、本体ケース2のフレームと同じ金属である鉄製であり、素子保持部材85と本体ケース2のフレームとの線膨張係数は同じである。そして、この素子保持部材85と、素子保持部材85が保持している上記の光学素子とにより素子ユニット86が構成されている。
素子ユニット86は、内部が略密閉された筐体65の内部に保持されている。この筐体65により、素子ユニット86は防塵される。筐体65は、上面開口の筐体本体66と、この筐体本体66の上面を閉じるカバー67とから構成されている。筐体本体66及びカバー67は、樹脂製であり、これらの線膨張係数は、素子保持部材85の線膨張係数よりも高い。つまり、素子保持部材85の線膨張係数は筐体65の線膨張係数よりも低い。カバー67には、光ビームが通過する開口68が設けられており、これらの開口68には防塵部材69が取り付けられている。この防塵部材69は平板ガラスである。図4に示すように、筐体65は、筐体本体66の一つの側壁66aの両端部に形成された2つの位置決め部66bが本体ケース2のフレームに位置決めされて本体ケース2に取り付けられる。
図4に示すように、筐体65に対する素子ユニット86の取り付けは、ネジ87によるネジ止めにより行われ、素子保持部材85と筐体65との結合部位は、筐体65の位置決め部66bの近傍である。具体的には、筐体65側には、筐体本体66の位置決め部66bが形成された側壁66aの両端部にネジ87の挿入可能な2つの貫通孔66cが形成されている。これらの貫通孔66cは、各位置決め部66bの近傍にそれぞれ配置されている。一方、素子ユニット86側には、筐体本体66の側壁66aに対向する素子保持部材85の側壁85aの両端部に、貫通孔66cに対向する2つの雌ネジ部85bが形成されている。そして、貫通孔66cを貫通させたネジ87を雌ネジ部85bに螺合させることにより、素子ユニット86が筐体65に取り付けられる(図2参照)。この状態では、素子ユニット86の上部、下部、4方の側部のうち筐体65に当接しているのは、側壁85aが構成する一つの側部だけであり、他の部位と筐体65との間には、間隔があけられている。
このような構成において、光書込装置4により各感光体6に形成された各潜像は、各現像部8のY,M,C,Kの各色のトナーで現像されて顕像化され、その顕像化されたY,M,C,Kの各色のトナー画像は、転写部により転写材に転写される。そして、4色の画像が転写された転写材は定着部20に搬送され、定着部20で画像が定着された後、排紙ローラ21により排紙トレイ22上に排出される。
また、光書込装置4が備える各光学素子は、筐体65により防塵されており、性能が保たれる。
光書込装置4において温度変化があった場合には、筐体65がその温度変化により、膨張、収縮、ねじれるように変形することがあるが、本実施の形態では、素子保持部材85と筐体65との結合部位が、筐体65の位置決め部66bの近傍であるので、素子保持部材85における筐体65の変形の影響がほとんど作用しない。また、素子保持部材85の線膨張係数が筐体65の線膨張係数よりも低いことから、素子保持部材85は、筐体65よりも温度変化による変形量が小さくなる。これらから、素子保持部材85は、筐体65よりも温度変化の影響を受けないので、従来の光書込装置に比べて、光学素子である、レーザ光源ユニット61、光偏向器62の回転多面鏡72、結像光学系63、同期光学系64、折返しミラー80(80a,80b)、アパーチャ78、シリンダレンズ79等の温度変化に伴う位置ずれ量が低減される。これにより、感光体6に照射する光ビームのスポット位置の温度変化によって変動する量が、従来よりも低減される。ここで、折返しミラー80(80a,80b)の位置ずれは、光ビームのスポット位置ずれに大きく影響するので、折返しミラー80(80a,80b)の位置ずれが低減されることが、感光体6に照射する光ビームのスポット位置の位置ずれの低減に大きく貢献する。
また、素子保持部材85の線膨張係数が筐体65の線膨張係数よりも低いので、折返しミラー80(80a,80b)などの素子保持部材85が保持している光学素子間の相対位置のずれが、それらを筐体に直接取り付けた従来のものに比べ低減される。
また、素子保持部材85の線膨張係数は、筐体65の線膨張係数よりも低いので、素子保持部材85は、筐体65よりも温度変化による変形がしにくい。そして、本実施の形態では、素子保持部材85が筐体65に対して2箇所で結合されているので、それらの2箇所の結合部の間の筐体65の変形が素子保持部材85により抑えられる。つまり、素子保持部材85が筐体65に対する補強部材として機能する。さらに、この場合、素子保持部材85が樹脂製の筐体65よりも高剛性の金属の鉄製であるので、さらに筐体65の変形を抑えることができる。これらにより、感光体6に照射する光ビームのスポット位置の温度変化によって変動する量が、従来よりも低減される。なお、筐体65の変形を抑える構成としては、これに限るものではなく、例えば、素子保持部材85の側部を全て筐体65に結合させる構成や、素子保持部材85の対向する一対の側部を筐体65に結合させる構成などを例示することができる。
また、像担持体保持部材である本体ケース2のフレームと素子保持部材85との線膨張係数が略同じであることにより、温度変化が有った場合には、本体ケース2のフレームに保持された感光体6と、素子保持部材85に保持された各光学素子とは、同方向に変動するので、それらの間の相対的な位置変動が小さくなり、光ビームの感光体6上のスポット位置の変動が低減される。また、各色間のずれも低減される。
また、転写ベルトである中間転写ベルト5を保持するベルト保持部材である本体ケース2のフレーム及びローラ11,12,と、素子保持部材85との線膨張係数が略同じであることにより、温度変化が有った場合には、素子保持部材85に保持された光学素子と中間転写ベルト5とは、同方向に変動するので、それらの間の相対的な位置変動が小さくなり、光ビームの感光体6上のスポット位置の変動を低減できる。また、各色間のずれも低減される。
なお、本実施の形態では、転写ベルトとして中間転写ベルト5を使用する画像形成装置の例を説明したが、これに限るものではなく、画像形成装置としては、転写ベルトとして直接転写ベルトを使用するものであっても良い。
本発明の一実施の形態のカラープリンタを概略的に示す縦断側面図である。 光書込装置を示す水平断面図である。 光書込装置を示す縦断側面図である。 素子ユニットの取り付け構造を示す斜視図である。
符号の説明
1 カラープリンタ(画像形成装置)
4 光書込装置
5 中間転写ベルト(転写ベルト)
6 感光体(像担持体)
11,12,13 ローラ(ベルト保持部材)
65 筐体
61 レーザ光源ユニット(光源部)
63 結像光学系(走査レンズ部)
64 同期光学系
66b 位置決め部
72 回転多面鏡
80(80a,80b) 折返しミラー
85 素子保持部材
86 素子ユニット


Claims (8)

  1. 像担持体に光ビームを照射して書き込みを行う過程で、折返しミラーにより光ビームを折り返す光書込装置において、
    位置決めされる位置決め部を有し内部が略密閉された筐体と、
    前記折返しミラーと当該折返しミラーを保持し前記筐体よりも線膨張係数が低い素子保持部材とを有し、この素子保持部材が前記筐体に結合されて前記筐体の内部に保持される素子ユニットと、
    を備え、
    前記素子保持部材と前記筐体との結合位置は、前記筐体の前記位置決め部の近傍である、ことを特徴とする光書込装置。
  2. 像担持体に光ビームを照射して書き込みを行う過程で、折返しミラーにより光ビームを折り返す光書込装置において、
    内部が略密閉された筐体と、
    前記折返しミラーと当該折返しミラーを保持し前記筐体よりも線膨張係数が低い素子保持部材とを有し、この素子保持部材が前記筐体に結合されて前記筐体の内部に保持される素子ユニットと、
    を備え、
    前記素子保持部材が温度変化に伴う前記筐体の変形を抑える、ことを特徴とする光書込装置。
  3. 光源部と、走査レンズ部と、同期光学系と、回転多面鏡とを備え、
    前記素子ユニットは、前記光源部、前記走査レンズ部、前記同期光学系又は前記回転多面鏡を有し、
    前記素子保持部材は、前記素子ユニットが備える前記光源部、前記走査レンズ部、前記同期光学系又は前記回転多面鏡を保持する、ことを特徴とする請求項1又は2記載の光書込装置。
  4. 前記筐体は、樹脂により形成され、
    前記素子保持部材は、金属により形成されている、ことを特徴とする請求項1,2又は3記載の光書込装置。
  5. 前記金属は、鉄を含んだ材料である、ことを特徴とする請求項4記載の光書込装置。
  6. 光書込装置により像担持体に光を照射して書き込んだ画像を現像して記録媒体に転写する画像形成装置において、
    前記光書込装置を請求項1,2,3,4又は5記載の光書込装置としたことを特徴とする画像形成装置。
  7. 前記像担持体を保持する像担持体保持部材を備え、
    前記像担持体保持部材と前記素子保持部材とは、線膨張係数が略同じである、ことを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  8. 現像した画像を前記記録媒体に転写するための転写ベルトと、
    この転写ベルトを保持するベルト保持部材と、
    を備え、
    前記ベルト保持部材と前記素子保持部材とは、線膨張係数が略同じである、ことを特徴とする請求項6又は7記載の画像形成装置。

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