JP2005083107A - 嵌め殺し丸窓 - Google Patents

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【課題】 サッシ枠を構成する形材の端部同士の当接面間を毛細管現象により伝わって室外側から室内側に水が浸入するのを防止することができる嵌め殺し丸窓を提供する。
【解決手段】 環状のサッシ枠4と、該サッシ枠4内に室内側から組み込まれたパネル5と、前記サッシ枠4内に室内側から取付けられて前記パネル5を固定する押し縁6とを備え、前記サッシ枠4は1つの円形または2つの半円形に曲げ加工した形材13の端部同士を機械的に接合してなり、前記形材13の端部同士の接合面16に、該接合面16間を毛細管現象により伝わって室外側から室内側に浸入する水を途中でサッシ枠4の内周に沿わせて排水するための切欠部17を設けている。
【選択図】 図5

Description

本発明は、嵌め殺し丸窓に関する。
嵌め殺し丸窓は、環状のサッシ枠と、該サッシ枠内に組み込まれたパネルと、該パネルを固定する押し縁とから主に構成されている(例えば特開2003−184443号公報参照)。前記サッシ枠は、1つの円形または2つの半円形に曲げ加工した形材の端部同士を溶接により接合するか、或いは形材の端部同士をジョイント部材等により機械的に接合して構成されている。形材の端部同士を溶接により接合してなるサッシ枠を有する嵌め殺し丸窓においては、形材の端部同士の接合面間を毛細管現象により伝わって室外側から室内側に雨水等の水が浸入する恐れはないが、製造コストが高くなる。
特開2003−184443号公報
一方、形材の端部同士を機械的に接合してなるサッシ枠を有する嵌め殺し丸窓においては、製造コストを低く抑えることができるが、形材の端部同士の接合面間を毛細管現象により伝わって室外側から室内側に雨水等の水が浸入する恐れがあった。雨水等の水が室内側に浸入すると、建物の躯体が腐食する等の問題がある。なお、毛細管現象による水の浸入を防止するために、形材の端部同士の接合面間にシリコン材を充填する方法が考えられるが、接合面間のシリコン材の充填状態を目で確認し難いばかりでなく、充填したシリコン材が途中で切れる恐れもある。
本発明は、上記事情を考慮してなされたものであり、サッシ枠を構成する形材の端部同士の接合面間を毛細管現象により伝わって室外側から室内側に水が浸入するのを防止することができる嵌め殺し丸窓を提供することを目的とする。
本発明は、環状のサッシ枠と、該サッシ枠内に室内側から組み込まれたパネルと、前記サッシ枠内に室内側から取付けられて前記パネルを固定する押し縁とを備え、前記サッシ枠は1つの円形または2つの半円形に曲げ加工した形材の端部同士を機械的に接合してなり、前記形材の端部同士の接合面に、該接合面間を毛細管現象により伝わって室外側から室内側に浸入する水を途中でサッシ枠の内周に沿わせて排水するための切欠部を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、環状のサッシ枠と、該サッシ枠内に室内側から組み込まれたパネルと、前記サッシ枠内に室内側から取付けられて前記パネルを固定する押し縁とを備え、前記サッシ枠は1つの円形または2つの半円形に曲げ加工した形材の端部同士を機械的に接合してなり、前記形材の端部同士の接合面に、該接合面間を毛細管現象により伝わって室外側から室内側に浸入する水を途中でサッシ枠の内周に沿わせて排水するための切欠部を設けているため、サッシ枠を構成する形材の端部同士の接合面間を毛細管現象により伝わって室外側から室内側に水が浸入するのを防止することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を基に詳述する。図1は本発明の実施の形態である額縁納まりタイプの嵌め殺し丸窓を示す縦断面図、図2は同嵌め殺し丸窓の室外側斜視図、図3は同嵌め殺し丸窓の室内側斜視図、図4は図2のA−A矢視一部省略断面図、図5は同要部の一部省略斜視図である。図6は浸入した水の動きを説明するための図、図7は同要部の他の例を示す図、図8は押し縁のネジ止め時の動きを説明する説明図、図9はクロス納まりタイプの嵌め殺し丸窓を示す縦断面図である。
これらの図において、1は嵌め殺し丸窓で、この嵌め殺し丸窓1は、建物の躯体2の円形の開口部3に室外側から固定される環状のサッシ枠4と、このサッシ枠4内に室内側から組み込まれたパネル5と、前記サッシ枠4内に室内側から取付けられて前記パネル5を固定する押し縁6とを備えている。前記サッシ枠4の外周には該サッシ枠4を躯体2に固着具例えばネジ7で固定するための取付フィン8が設けられ、サッシ枠4の室外側端部には装飾用の外向き鍔部9が設けられている。また、サッシ枠4の内周にはパネル5の周縁部を室内側から当接させて固定するためのパネル固定フィン10と、押し縁6を固着具例えばネジ(ビス)11で固定するための押し縁固定フィン12とが設けられている。この押し縁固定フィン12はサッシ枠4の内周から立ち上がった立上り部12aと、この立上り部12aから室内側に延出された円筒状の延出部12bとからなり、この延出部の内周面に押し縁がネジ11で固定されている。図示例では、前記立上り部12aと前記取付フィン8とは室内外方向で略同じ位置とされているが、これに限定されるものではない。
前記サッシ枠4は、1つの円形または2つの半円形に曲げ加工した形材13の端部同士を機械的に接合してなる。図示例のサッシ枠4は、図2に示すように、2つの半円形に曲げ加工した上下の形材13の端部同士をジョイント部材14及び固着具例えばネジ(ビス)15により機械的に接合してなる。形材13は、金属製例えばアルミ製であり、曲げ加工機により半円形に曲げ加工されている。2つの形材13は、図2〜図5に示すように、端部同士を突き合わせ(当接ないし接合させ)、その接合箇所の外側に金属製例えばアルミ製の板状のジョイント部材14を端部相互に跨るように配置し、該ジョイント部材14を各端部にネジ15で固定することにより機械的に接合されている。
この場合、前記形材13の端部同士の接合面16には、該接合面16間を毛細管現象により伝わって室外側から室内側に浸入する水を途中でサッシ枠4の内周に沿わせて排水するための例えば略U字状ないし溝状の切欠部17が設けられている。図5に示すように接合面16間を毛細管現象により室外側から室内側に向って浸入して来る雨水等の水は、前記切欠部17の位置で毛細管現象が断ち切られることにより重力で矢印で示すように下方に流下し、切欠部17におけるサッシ枠4の外周面側がジョイント部材14で覆われているのに対してサッシ枠4の内周面側が開放されていることにより、サッシ枠4の内周面側に流れ出し、サッシ枠4の内周面を伝わって下方へ排水されることになる。
図4に示すように、前記形材13の外周面には形材13の端部同士の接合面16ないし接合箇所を外側から覆うように例えばブチルゴム製のテープ状シール材18が貼り付けられてジョイント部材14で押し付けられており、また、形材13の内周面には前記切欠部17を除いて接合面16ないし接合箇所を内側から覆うようにシリコン材19が設けられている。前記テープ状シール材18及びジョイント部材14は形材13の外周面における外向き鍔部9と取付フィン8との間に配置され、前記シリコン材19は形材13の内周面におけるパネル固定フィン10と押し縁固定フィン12の立上り部12aとの間に設けられている。
前記接合面16の位置はサッシ枠4の最下部以外であれば何れでも良い。サッシ枠4の最下部に接合面16があると、接合面16の途中に設けた切欠部17に水が溜り、この水が室内側の接合面16に再び毛細管現象で浸透し、室内側に浸入してしまう恐れがあるが、最下部以外であればこのようなことが起こりにくいからである。図示例ではサッシ枠4の左右両側位置に接合面16が配置されている。この場合、水を矢印で示すように重力で下方に排水するために接合面16の少なくとも下側に切欠部17が形成されていることが好ましい。例えば図6に示すように接合面16の上下両側に切欠部17を設けても良く、或いは図7に示すように接合面16の下側のみに切欠部17を設けても良い。
前記パネル5は、例えばガラスであり、円板状に形成されている。図示例ではパネル5として断熱性の高い複層ガラスが用いられている。パネル5をサッシ枠4内に室内側から取付けるために、前記パネル固定フィン10の内径はパネル5の外径よりも小さく、後述の係止部42を含む押し縁固定フィン12の内径はパネル5の外径よりも大きく設定されている。サッシ枠4内の下部におけるパネル固定フィン10と押し縁固定フィン12の立上り部12aとの間にはパネル5を載置するスぺーサ20が配置されている。パネル固定フィン10の室内面内周縁部にはパネル5との間をシールする軟質樹脂製の室外側パッキン(先付けビード)21が粘着材により取付けられており、該室外側パッキン21の外周にはパネル固定フィン10とパネル5との間をシールする乾式の止水材22が設けられ、二重シール構造とされている。パネル5の室内外のシール構造は、コーキングレス、すなわち湿式シール材を使用しない乾式シール構造とされ、施工性の向上及び工期の短縮が図られている。
前記押し縁6は、環状に形成されていると共に、サッシ枠4内に容易に脱着できるように周方向に複数例えば上下2つに分割されている。押し縁6は、図示例では断熱タイプとして合成樹脂製の形材からなっているが、非断熱タイプ(普及型)として金属性例えばアルミ製の形材からなっていても良い(図示省略)。押し縁6は、断熱タイプと非断熱タイプの何れかを選択できるようになっている。押し縁6の室外面内周縁部にはパネル5との間をシールする軟質樹脂製の室内側パッキン23が装着され、押し縁6の室外面内周縁部には室内側パッキン23を係止するための係止部24が突設されている。
前記パネル5の室内面下縁部と室内側パッキン23との間には、パネル5の室内面等に生じて下方に流下した結露水をサッシ枠4内(パネル固定フィン10と押し縁固定フィン12の立上り部12aとの間の空間部)の下部に排水する隙間を生じさせるための例えば横断面略8字状で先端が尖った棒状の結露排水部材25が差し込まれて取付けられている。また、サッシ枠4のパネル固定フィン10の最下部には、前記切欠部17から排水され或いは前記結露排水部材25から排水されてサッシ枠4内の下部に集まった水を室外に排水するための排水弁26が設けられている。具体的には前記パネル固定フィン10の最下部にはサッシ枠4内と室外とを連通する排水孔27が設けられ、この排水孔27に排水弁26が取付けられている。この排水弁26は、略筒状の本体と、この本体内に設けられた止水弁(逆止弁)とからなり、室外側からの風圧で止水弁が閉じられることにより排水の逆流が防止されるようになっている。
前記押し縁6は、サッシ枠4の内周、具体的には押し縁固定フィン12の延出部12bの内周面に固着具例えばネジ(ビス)11で締め付け固定されている。ネジ11は押し縁固定フィン12の延出部12bに対して略垂直に捩じ込まれる。サッシ枠4の内周、具体的には押し縁固定フィン12の延出部12bの内周面には、図8に示すように、押し縁6を位置決め係止する係止部42と、前記ネジ11による締め付け力を利用して押し縁6を前記係止部42側に付勢するための傾斜部29とが設けられている。前記係止部42は前記立上り部12aの延長上に設けられている。押し縁6の室外面周縁部には前記係止部42との間をシールするためのテープ状シール材28が貼着されている。押し縁6には前記傾斜部29と対応する傾斜部30が設けられていることが好ましい。前記ネジ11による締め付け固定時に傾斜部29によって押し縁6がパネル5側に付勢されることにより、押し縁6が係止部42にテープ状シール材28を介してタイトに押付けられて位置決めされることになり、押し縁6の取付精度の向上が図れると共に押し縁6とサッシ枠4との間の気密性及び水密性(止水性)の向上が図れる。
前記押し縁6の外周側(図示例では外周)には、額縁31の室外側縁部を固定するための額縁アングル部材32が着脱自在に設けられている。すなわち、図1に示すように躯体2の開口部3に例えば合成樹脂製の薄板状の額縁31を取付ける額縁納まり、または図9に示すように躯体2の開口部3に押し縁6の内周面と略同じ程度か或いは若干内径の大きい内周壁33aを有する開口枠33を設け、内壁材39の壁面から開口枠33の内周壁33aまでクロス材(壁紙や壁布)を巻き込むように貼り付け施工するクロス納まりの何れかを選択できるように、前記額縁アングル部材32が押し縁6の外周側に着脱可能になっている。額縁31は金属製例えばステンレス製であってもよい。額縁納まりを選択する場合には押し縁6の外周側に額縁アングル部材32を取付け、クロス納まりを選択する場合には押し縁6の外周側に額縁アングル部材32は取付けない。このため、クロス納まりの場合、額縁アングル部材32がないので、押し縁6を半径方向内方に移動させて容易に取外すことができる。
また、このように額縁アングル部材32を半径方向内方に移動可能とするために、上下に分割された押し縁6の端部間には隙間Sが設けられ、端部間には端部間の隙間Sを埋めて端部間をつなぐための合成樹脂製の押し縁つなぎ部材(キャップともいう)34が配置され、該押し縁つなぎ部材34は押し縁固定フィン12の延出部12bの内周面に対して固着具例えばネジ35により着脱自在に取付けられている。押し縁つなぎ部材34は、額縁納まりの場合、額縁アングル部材32の端部間をつなぐアングルつなぎ部34aを一体的に有しているが、クロス納まりの場合、アングルつなぎ部34aを有していない。
押し縁6の外周側に額縁アングル部材32を着脱自在に且つ容易に取付けるために、両者の何れか一方例えば押し縁6の外周側には横断面略C字状の係合受部36が形成され、他方例えば額縁アングル部材32には係合受部36に係合する横断面略T字状の係合部37が形成されている。額縁アングル部材32は可撓性を有する例えば半硬質樹脂製の長尺板状ないし帯状に形成されており、上下に分割された各押し縁6の外周の長さと略同じ長さに形成されている。額縁アングル部材32はその係合部37を係合受部36に一端からスライドさせて嵌める(係合させる)ことにより押し縁6の外周に沿って曲面状に湾曲されながら取付けられる。額縁アングル部材32は押し縁6の室内面よりも室内側に所定の幅で延出されており、この室内側に延出した額縁アングル部材32の裏面(裏側)に額縁31の室外側縁部が挿入され、額縁アングル部材32は額縁31の室外側縁部を挟んでネジ38により躯体2に固定される。
記額縁31は躯体2の開口部3に室内側から装着されるように円筒状に形成され、その室内端には内壁材39の開口周縁部に当接されて釘40等で固定される鍔部31aが一体的に設けられている。額縁31は取付けし易いように例えば上下に2分割されており、取付後にその端部同士の接合部が隙間隠しシール(図示省略)等によって接合される。なお、押し縁6の室内面内周縁部にはクロス納まりの場合の開口枠33の上限を規制する鍔部41が形成されていることが好ましい。
次に以上の構成からなる嵌め殺し丸窓1の施工方法及び作用を述べる。サッシ枠4は建物の躯体2の開口部3の大きさに合わせて工場で製作及び組み立てがなされる。このサッシ枠4を建物の躯体2に固定し、サッシ枠4内に室内側からパネル5を組み込み、押し縁6を取付ける。額縁納まりの場合、あらかじめ押し縁6に額縁アングル部材32を取付けておく。押し縁6を取付けたなら、押し縁6の端部間に押し縁つなぎ部材34を取付け、押し縁6とパネル5の隙間に室内側パッキン21を押し込んで装着する。次に、躯体2の開口部3に室内側から額縁31を取付ければ良い。
クロス納まりの場合は、押し縁6を取付ける前または取付けた後に、躯体2の開口部3に室内側から開口枠33を取付け、内壁材39の壁面及び開口枠33の内周壁33aにクロス材を貼り付け施工すれば良い。額縁納まりにおいて、押し縁6やパネル5の交換等のメンテナンスを行う場合には、先ず額縁アングル部材32を固定しているネジ38を取外し、押し縁つなぎ部材34を取外し、押し縁6を取外せば良い。クロス納まりにおいて、押し縁6の交換等のメンテナンスを行う場合には、押し縁つなぎ部材34を取外し、押し縁6を取外せば良い。なお、図9の図示例では、開口枠33の内径よりもパネル5の外径の方が大きいためパネル5の交換は困難であるが、パネル5の交換が可能な仕様とする場合は開口枠33の内径をパネル5の外径よりも大きく設計すれば良い。
前記嵌め殺し丸窓1によれば、環状のサッシ枠4と、該サッシ枠4内に室内側から組み込まれたパネル5と、前記サッシ枠4内に室内側から取付けられて前記パネル5を固定する押し縁6とを備え、前記サッシ枠4は1つの円形または2つの半円形に曲げ加工した形材13の端部同士を機械的に接合してなり、前記形材13の端部同士の接合面16に、該接合面16間を毛細管現象により伝わって室外側から室内側に浸入する水を途中でサッシ枠4の内周に沿わせて排水するための切欠部17を設けているため、サッシ枠4を構成する形材13の端部同士の接合面16間を毛細管現象により伝わって室外側から室内側に水が浸入するのを防止することができ、水の浸入による躯体2の腐食を防止することができる。
また、前記押し縁6の外周側には額縁31の室外側縁部を固定するための額縁アングル部材32が着脱自在に設けられているため、額縁納まりとクロス納まりの何れにも対応することができると共に、額縁アングル部材32が開口枠33の表面に露出することがなく、しかも額縁アングル部材32が押し縁6の外周側から取外せて押し縁6の取外しが可能となり、クロス納まりの場合の意匠性の向上及びメンテナンス性の向上が図れる。前記押し縁6は周方向に複数に分割されてそれぞれサッシ枠4の内周に固着具例えばネジ11で締め付け固定され、サッシ枠4の内周には押し縁6を係止する係止部42と、前記ネジ11による締め付け力を利用して押し縁6を前記係止部42側に付勢するための傾斜部29とが設けられているため、押し縁6を係止部42にタイトに押付けて位置決めすることができ、施工精度の向上が図れる。
以上、本発明の実施の形態ないし実施例を図面により詳述してきたが、本発明は前記実施の形態ないし実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の設計変更等が可能である。
本発明の実施の形態である額縁納まりタイプの嵌め殺し丸窓を示す縦断面図である。 同嵌め殺し丸窓の室外側斜視図である。 同嵌め殺し丸窓の室内側斜視図である。 図2のA−A矢視一部省略断面図である。 同要部の一部省略斜視図である。 浸入した水の動きを説明するための図である。 同要部の他の例を示す図である。 押し縁のネジ止め時の動きを説明する説明図である。 クロス納まりタイプの嵌め殺し丸窓を示す縦断面図である。
符号の説明
1 嵌め殺し丸窓
4 サッシ枠
5 パネル
6 押し縁
11 ネジ(固着具)
13 形材
16 接合面
17 切欠部

Claims (1)

  1. 環状のサッシ枠と、該サッシ枠内に室内側から組み込まれたパネルと、サッシ枠内に室内側から取付けられてパネルを固定する押し縁とを備え、前記サッシ枠は1つの円形または2つの半円形に曲げ加工した形材の端部同士を機械的に接合してなり、前記形材の端部同士の接合面に、該接合面間を毛細管現象により伝わって室外側から室内側に浸入する水を途中でサッシ枠の内周に沿わせて排水するための切欠部を設けたことを特徴とする嵌め殺し丸窓。
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