JP4721992B2 - 縁枠付き複層ガラスユニット - Google Patents

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本発明は、見付け幅を小さくできるとともに、複層ガラスの剛性付与に寄与し得る縁枠付き複層ガラスユニットに関する。
近年、一般住宅や低層ビル等では、騒音対策や結露対策のために、複層ガラスを採用したサッシが多く使用されるようになってきた。複層ガラスを框によって支持する方法としては、框の内方面側に形成された凹部に複層ガラスを呑み込ませるとともに、グレージングチャンネル又はシール材によって固定する方法が一般的である。
シール材によって複層ガラスを固定する場合には、下記特許文献1に示されるように、サッシ50の溝51にセッティングブロック52を置き、その上に、スペーサ53を介して一定の間隔を置いて平行に配置してなる複層ガラス54を載せ、溝51の左壁と複層ガラス54との間にバックアップ材55及びシーリング材56、複層ガラス54と溝51の右壁との間にバックアップ材55及びシーリング材56を充填するようにしている(図4参照)。
特開2001−248363号公報
従来のサッシ構造は、室外側から障子の框が見えるのが当然であったが、近年は居住者のデザイン志向の高まりによって、極力框を見せないようにすることによりデザイン性を与えたものが好まれる傾向にある。
しかしながら、前記特許文献1記載の複層ガラスの支持構造の場合は、セッティングブロック52をサッシ50の溝底面に載置する分だけ、溝が深くなり、その結果サッシ50の見付け寸法が大きくなってしまう問題があった。
そこで本発明の主たる課題は、複層ガラスを框枠によってシール固定するに当たり、框の見付け寸法を極力小さくした縁枠付き複層ガラスを提供することにある。
前記課題を解決するために請求項1に係る本発明として、上框、下框及び左右縦框からなる框枠と、この框枠によって支持されるとともに、室外側ガラスと室内側ガラスとが周方向に沿って配設されたスペーサを介し所定幅の空間が形成された状態で組み合わされた複層ガラスとからなる縁枠付き複層ガラスユニットにおいて、
前記縦枠は、中空部と、この中空部の外周側壁面位置より室外側に突出する見込みフランジと、この見込みフランジの先端から内方側に延出する第1見付けフランジとを有する形材であり、前記中空部の室外側壁面と、前記見込みフランジと、前記第1見付けフランジとによって断面コ字状のガラス嵌合溝が構成され、
前記複層ガラスの端面を前記ガラス嵌合溝の底部に実質的に接触させた状態で設置し、複層ガラスを跨ぐ室内面側及び室外面側の溝空間内にシール材を充填し、かつ横断面及び縦断面において、前記中空部の内側見込み面の位置と前記第1見付けフランジの先端位置とが同一の面に位置していることを特徴とする縁枠付き複層ガラスユニットが提供される。
上記請求項1記載の発明においては、複層ガラスの端面を前記ガラス嵌合溝の底部に実質的に接触させた状態で設置し、複層ガラスを跨ぐ室内面側及び室外面側の溝空間内に接着剤を充填することにより、ガラスと框枠との固定を図るようにしたものであり、セッティングブロックを無くしたことにより、框の見付け寸法を極力小さくすることができる。また、複層ガラスは框枠と一体とされることによって剛性が大きくなるとともに、框内での移動が無く、框はガラスと一体的に移動するため、地震等によってガラスに掛かる外力は框枠全体に伝えられ、一体の挙動を示すようになる。更に、予め複層ガラスと框枠とを一体化したことで、現地での施工が容易となる。
請求項2に係る本発明として、前記複層ガラスを跨ぐ室内面側及び室外面側の溝空間幅を3〜9mmとし、接着剤として、シリコーン系、ブチルゴム系又は合成ゴム系シール材を充填する請求項1記載の縁枠付き複層ガラスユニットが提供される。
以上詳説のとおり本発明によれば、複層ガラスを框枠によってシール固定するに当たり、框の見付け寸法を極力小さくすることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
図1は本発明に係る縁枠付き複層ガラスユニット1を使用した開閉窓の縦断面図、図2はその横断面図である。図3は縁枠付き複層ガラス1を示す横断面図及び縦断面図である。
縁枠付き複層ガラスユニット1は、上框2、下框3及び左右縦框4,5からなる框枠Kと、この框枠Kによって支持されるとともに、室外側ガラスGと室内側ガラスGとが周方向に沿って配設されたスペーサ6を介し所定幅の空間Aが形成された状態で組み合わされたもので、前記各框2〜5の内面側には複層ガラスGを嵌合させるための溝を有し、前記複層ガラスGの端面を前記溝の底部に実質的に接触させた状態で設置し、複層ガラスGを跨ぐ室内面側及び室外面側の溝空間内にシール材8を充填した構造となっている。
以下、更に具体的に詳述する。
前記複層ガラスGは、詳細には図3に示されるように、室外側ガラスGと室内側ガラスGとが周方向に沿って配設されたスペーサ6を介し所定幅の空間Aが形成された状態で組み合わされたもので、前記室外側ガラスGと室内側ガラスGとの間であって、前記スペーサ6の外周側にはシール材7が充填されている。前記スペーサ6としては一般的に、合成ゼオライト等の乾燥材が充填された部材が用いられる。また、シール材7としては、ホットメルトブチルなどのシール材が使用され、外面は図示例ではガラスG、Gの端部と面一とされる。
框枠Kの内、上框2及び下框3は、図3(B)に示されるように、ビスポケットが形成された中空部2a、3aと、中空部2a、3aの外周側壁面位置より室外側に突出する見込みフランジ2b、3bと、この見込みフランジ2b、3bの先端から内方側に延出する第1見付けフランジ2c、3cと、前記見込みフランジ2b、3bの先端から外方側に延出する第2見付けフランジ2d、3dとからなる形材であり、前記中空部2a、3aの室外側壁面と、見込みフランジ2b、3bと、第1見付けフランジ2c、3cとによって断面コ字状のガラス嵌合溝Mが構成されている。
一方、左右縦框4,5も同様に、図3(A)に示されるように、中空部4a、5aと、中空部4a、5aの外周側壁面位置より室外側に突出する見込みフランジ4b、5bと、この見込みフランジ4b、5bの先端から内方側に延出する第1見付けフランジ4c、5cと、前記見込みフランジ4b、5bの先端から外方側に延出する第2見付けフランジ4d、5dとからなる形材であり、前記中空部4a、5aの室外側壁面と、見込みフランジ4b、5bと、第1見付けフランジ4c、5cとによって断面コ字状のガラス嵌合溝Mが構成されている。
前記上框2、下框3と左右縦框4,5との接合は、左右縦框4,5側から上框2、下框3のビスポケットに螺入させたビスによって成されるが、上框2、下框3の端面を左右縦框4,5の側面に突き合わせる接合方式よりは、接合する框の端面を45°方向に切断し、突き合わせるオオトメ接合が好適である。オオトメ接合とすることで、突合わせ部の形状が単純化され、仕上がりが美麗となる。
前記框枠Kによって前記複層ガラスGを支持するには、前記複層ガラスGの端面を前記ガラス嵌合溝Mの底部に実質的に接触させた状態で設置し、複層ガラスGを跨ぐ室内面側及び室外面側の溝空間内にシール材8を充填する。ここで、前記複層ガラスGを跨ぐ室内面側及び室外面側の溝空間幅は3〜9mm、好ましくは4〜6mmとし、流動性を有する硬化性のシール材8を充填することにより固定を図る。ここで、「実質的に接触させた状態」とは、基本はガラス端面の全面をガラス嵌合溝Mの底部に接触させることを前提とするが、ガラスの製作精度により一部に非接触の部分があっても許容する意味である。
前記シール材8としては、シリコーン系、ポリウレタン系、アクリル系、ブチルゴム系、合成ゴム系等種々のものが存在するが、硬化時間が短く、耐水性が良好であるとともに、金属との接着性に優れたシリコーン系、ブチルゴム系及び合成ゴム系シール材が好適である。
前記縁枠付き複層ガラスユニット1は窓枠9に対して、図1及び図2に示されるように、蝶番10によって開閉自在に取り付けられる。取付け状態で分かるように、第2見付けフランジ2d〜5dが窓枠9の室外側面に設けられたレインバリヤ11と接触することにより、気水密性が確保されるようになっている。
〔他の形態例〕
(1)上記形態例では、突出し窓の例で本発明に係る縁枠付き複層ガラスユニット1について述べたが、窓型式は任意である。すなわち、内倒し窓、外倒し窓、辷り出し窓、嵌め殺し窓等、任意の窓に対して適用可能である。
本発明に係る縁枠付き複層ガラスユニット1を使用した開閉窓の縦断面図である。 その横断面図である。 縁枠付き複層ガラス1を示す、(A)は横断面図、(B)は縦断面図である。 従来の複層ガラスの支持構造を示す要部断面図である。
符号の説明
1…縁枠付き複層ガラスユニット、2…上框、3…下框、4・5…縦框、6…スペーサ、7・8…シール材、9…窓枠、10…蝶番、11…レインバリヤ、G…複層ガラス、G…室外側ガラス、G…室内側ガラス、M…ガラス嵌合溝

Claims (2)

  1. 上框、下框及び左右縦框からなる框枠と、この框枠によって支持されるとともに、室外側ガラスと室内側ガラスとが周方向に沿って配設されたスペーサを介し所定幅の空間が形成された状態で組み合わされた複層ガラスとからなる縁枠付き複層ガラスユニットにおいて、
    前記縦枠は、中空部と、この中空部の外周側壁面位置より室外側に突出する見込みフランジと、この見込みフランジの先端から内方側に延出する第1見付けフランジとを有する形材であり、前記中空部の室外側壁面と、前記見込みフランジと、前記第1見付けフランジとによって断面コ字状のガラス嵌合溝が構成され、
    前記複層ガラスの端面を前記ガラス嵌合溝の底部に実質的に接触させた状態で設置し、複層ガラスを跨ぐ室内面側及び室外面側の溝空間内にシール材を充填し、かつ横断面及び縦断面において、前記中空部の内側見込み面の位置と前記第1見付けフランジの先端位置とが同一の面に位置していることを特徴とする縁枠付き複層ガラスユニット。
  2. 前記複層ガラスを跨ぐ室内面側及び室外面側の溝空間幅を3〜9mmとし、接着剤として、シリコーン系、ブチルゴム系又は合成ゴム系シール材を充填する請求項1記載の縁枠付き複層ガラスユニット。
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