JP2963387B2 - アタッチメント付き複層ガラス - Google Patents

アタッチメント付き複層ガラス

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JP2963387B2
JP2963387B2 JP8082630A JP8263096A JP2963387B2 JP 2963387 B2 JP2963387 B2 JP 2963387B2 JP 8082630 A JP8082630 A JP 8082630A JP 8263096 A JP8263096 A JP 8263096A JP 2963387 B2 JP2963387 B2 JP 2963387B2
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雄司 宮明
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアタッチメント付き
複層ガラスに関する。
【0002】
【従来の技術】省エネルギーや防音の観点から複層ガラ
スの使用率が高くなっているが、かかる複層ガラスのサ
ッシへの取付けは、グレージングチャンネルを巻く方法
と、バッカーを入れてシールを行う方法が一般的であ
る。図4および図5は、前者のグレージングチャンネル
による場合を例示したもので、複層ガラス2の左右およ
び上辺の周縁部にグレージングチャンネル9を巻き、上
框6および左右の框8の取付け開口部に嵌合し、下辺は
ビード10により下框7に取付けるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような取付け方法
では、複層ガラス周縁へのグレージングチャンネル巻き
と、コーナー部のカットおよびその突き合せ等の作業が
発生し、非常に工数がかかっている。特に複層ガラスは
通常のガラスに較べて総厚が厚いために、組立て時にお
けるグレージングチャンネル巻きに非常に手間がかか
る。
【0004】また、これらグレージングチャンネルやビ
ードは外気に触れる露呈部がどうしても多くなることか
ら、施工後に経年変化でグレージングチャンネル等が縮
んだり、ひび割れするために、取り替えが必要となる。
後者のシール方法は現場でのシール作業に一層手間がか
かるうえ、施工後のシール切れも懸念される。
【0005】このように従来の複層ガラスの取付け構造
は、複層ガラスと障子サッシの間にグレージングチャン
ネルおよびシール材が介在し、組立て施工に工数がかか
るとともに、施工後もメンテナンスが必要になるなどの
欠点がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の問題点を
解決するためになされたもので、グレージングチャンネ
ルおよびシールの代替と、作業性および品質の向上を達
成させるものである。具体的には、複層ガラスにグレー
ジングチャンネルまたはシール材の機能を集約し、複層
ガラスの組込みを簡単容易にするために、複層ガラスに
グレージング用のアタッチメント(以下単にアタッチメ
ントという)を付加する構造としたものである。
【0007】すなわち、本発明は、複層ガラスの周縁部
を包囲できる断面コ字状を呈するチャンネル状の補強材
と、複層ガラスに相対して当接するショアA硬度が60
〜70°の塩化ビニル樹脂またはショアA硬度が60〜
70°のアクリル樹脂からなる内側軟質部および複層ガ
ラスと複層ガラス用サッシとに当接して複層ガラスと複
層ガラス用サッシとの間をシールするショアA硬度が6
0〜70°の塩化ビニル樹脂またはショアA硬度が60
〜70°のアクリル樹脂からなる外側軟質部を有し、前
記補強材の解放端部をカバーするように補強材の複層ガ
ラスに相対する内面部およびサッシに係合する部分の一
部に設けられた軟質材とを備えたグレージング用のアタ
ッチメントであって、補強材を主材としたアタッチメン
トが複層ガラスの周縁部に被着されてなるアタッチメン
ト付き複層ガラスを提供する。
【0008】本発明において、補強材としては、金属ま
たは合成樹脂等が使用される。これらの補強材は、複層
ガラスに適用された状態において断面コ字状を有し、複
層ガラスの周縁部を包囲する。金属補強材の場合には、
内外軟質材の形成前または形成後にコ字状チャンネルに
折曲げ加工され、複層ガラスのエッジ部をこのコ字状開
口部に嵌合することにより、容易に複層ガラスに取付け
できるようになっている。合成樹脂補強材の場合には複
層ガラスの周縁部に被着する際に折曲げるようにしても
よい。
【0009】本発明において、上記補強材に一体的に設
ける内側軟質部および外側軟質部を有する軟質材は、塩
化ビニル樹脂やアクリル樹脂のショアA硬度60〜70
°のものである。選択された軟質材は、補強材の複層ガ
ラスに相対する内面部およびサッシに係合する部分の一
部に連続して一体的に形成される。この場合、軟質材の
形状は特に限定されないが、外軟質部はサッシに複層
ガラスを堅固にかつ水密性が得られるように取付け固定
し、特に外部に露呈する端縁部ができるだけ小さくなる
ように工夫するのがよい。
【0010】
【発明の実施の形態】図1および図2は本発明の一般的
な実施態様を示したもので、複層ガラスの周縁部に、内
側軟質部4と外側軟質部3とからなる軟質材50が一体
化された補強材5を主材としたアタッチメント1を、前
記複層ガラスの各辺に嵌合装着し、サッシ框への取付け
組立てを容易にするものである。
【0011】コ字状の断面を有する補強材5の内側面に
は、例えば塩化ビニル樹脂製の内側軟質部4が、その長
手方向に連続して設けられている。この内側軟質部の主
たる機能は、補強材5がガラスに直接当らないようにす
ることにあり、通常はチャンネル状補強材5のガラスと
相対する内側面に、所定の間隔で長手方向に凸状片とし
て形成すればよい。こうして、複層ガラスのサッシ框の
取付け開口部からの抜けも防止できる。
【0012】さらに、補強材5には同材質の外側軟質部
3が一体的に固着されている。この場合、外側軟質部3
の形態は特に限定されないが、このアタッチメント付き
複層ガラスを框またはサッシに嵌着したとき、水密性が
充分に得られるようにする必要がある。例示の好ましい
実施態様では、チャンネル状補強材5の外側面にこの外
側軟質部を一体的に形成し、さらにその一部で補強材5
の開放端部をカバーし、外側軟質部のリップでガラスを
シールできるようになっている。
【0013】アタッチメント付き複層ガラスは、かかる
アタッチメント1を複層ガラス2の周縁部に被着するこ
とにより得ることができる。この被着は複層ガラスを框
またはサッシに取付けるのに先がけてその場で行っても
よいが、通常は予め別工程で複層ガラスに取付けてお
く。
【0014】すなわちアタッチメント1を複層ガラス2
の周辺寸法に合せて切断し、次いでこのアタッチメント
の開口部に複層ガラスの縁端部を嵌合する。このアタッ
チメントは、内側軟質部4と外側軟質部3のリップとガ
ラスとの適当なフリクションにより、複層ガラスの周縁
部に固定される。
【0015】図2は図1のアタッチメント付き複層ガラ
スを框等に取付けた時の下框7における状態を示す。下
框7の取付け開口部の底部にブロック8を敷設して複層
ガラスの下端を支承するとともに、アタッチメントの両
側から外側軟質部3を介して下框で強固に挟持する。こ
うして、図示のとおり外側軟質部3によってサッシの下
框7と複層ガラスとの間をシールする。なお、図中の1
1は下框内に侵入した雨水を抜き取るためにブロック8
に設けた孔である。
【0016】また、外側軟質部が別の好ましい形態を呈
するアタッチメント付き複層ガラスを、図6に示す。こ
の例では、外側軟質部3はサッシ框の取付け開口部の先
端縁17への係止部13を有する。この係止部13がサ
ッシ框の上端縁17に係止されることによって、アタッ
チメント付き複層ガラスの端面は框の取付け開口部内の
所定の位置に固定できる。こうして、複層ガラス2とア
タッチメント等に外力が加わった場合でも、複層ガラス
が框の取付け開口部内の奥までもぐりこんでしまうこと
もなく、複層ガラスがサッシ内でずれることも防止でき
る。これは、上框や框等のようにブロックが框の取付け
開口部内にない場合に特に有効である。
【0017】なお、補強材5には、図6に示すように排
水用孔20が補強材5の長手方向に点在するように設け
られることが好ましい。これは、アタッチメント付き複
層ガラスが下框に取付けられる場合に有効であり、雨水
等の水分が複層ガラスと内側軟質部との間や複層ガラス
とアタッチメントとの間等から侵入したときに、複層ガ
ラスの端面が長時間水分にさらされることを防止できる
からである。また、内側軟質部4について、図6に示す
ように補強材5のコ字状の断面の内側底面のうち、複層
ガラスのガラス部分に相当する位置に内側軟質部4を設
け、補強材5と複層ガラス2のスペーサとが接触しない
ように補強材5とスペーサとの間に空隙を設けること
は、上記の雨水等による複層ガラスの劣化や複層ガラス
の曇り防止に効果的である。
【0018】図3は本発明の他の実施例を示したもの
で、アタッチメント1は例えば複層ガラスの厚さに対応
する折り溝を設けることにより普段は全体的に平らであ
るが、容易に折り曲げできる硬質の合成樹脂により補強
材5を形成し、この補強材の折曲後における内外側面
に、内側軟質部4および外側軟質部3をそれぞれ設け、
さらに内側面の選択された領域に、両面接着テープ12
あるいは接着材層を設けてなる。
【0019】そして、アタッチメント付き複層ガラス
は、かかるアタッチメントを複層ガラスの縁端部に押し
当てた状態で両側から補強材を折り曲げ、両面接着テー
プによりガラス面に接着するものである。
【0020】
【発明の効果】本発明は以上説明したように複層ガラス
の周縁部にアタッチメントが被着されているので、その
ままサッシ框に取付けることができ、従来のグレージン
グチャンネル工法またはシール工法に比べて、サッシ框
とガラスの組立作業性が大幅に短縮される。
【0021】また、軟質材がアタッチメントに固着一体
になっているので、軟質材の収縮が防止され、組立後の
品質が安定するばかりでなく、角部の隙間ができないよ
うにできる。
【0022】さらに、サッシ框の上面でアタッチメント
の軟質材を止めており、外部に露出する軟質材の面積を
従来法に比べて少なくできるので、太陽光の影響による
収縮、ヒビ割れを防止または軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るアタッチメント付き複層
ガラスの部分断面図
【図2】図1の複層ガラスをサッシ框に取付けたときの
断面図
【図3】本発明の他の実施例を示す斜視図
【図4】従来法の断面図
【図5】従来法の展開図
【図6】本発明の別の実施例に係るアタッチメント付き
複層ガラスをサッシ框に取付けたときの断面図
【符号の説明】
1:アタッチメント 2:複層ガラス 3:外側軟質部 4:内側軟質部 5:補強材 13:係止部 50:軟質材

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複層ガラスの周縁部を包囲できる断面コ字
    状を呈するチャンネル状の補強材と、複層ガラスに相対
    して当接するショアA硬度が60〜70°の塩化ビニル
    樹脂またはショアA硬度が60〜70°のアクリル樹脂
    からなる内側軟質部および複層ガラスと複層ガラス用サ
    ッシとに当接して複層ガラスと複層ガラス用サッシとの
    間をシールするショアA硬度が60〜70°の塩化ビニ
    ル樹脂またはショアA硬度が60〜70°のアクリル樹
    脂からなる外側軟質部を有し、前記補強材の解放端部を
    カバーするように補強材の複層ガラスに相対する内面部
    およびサッシに係合する部分の一部に設けられた軟質材
    とを備えたグレージング用のアタッチメントであって、
    補強材を主材としたアタッチメントが複層ガラスの周縁
    部に被着されてなるアタッチメント付き複層ガラス。
  2. 【請求項2】前記外側軟質には、複層ガラス用サッシ
    の取付け開口部の先端縁に係止される係止部が備えられ
    ている請求項1記載のアタッチメント付き複層ガラス。
  3. 【請求項3】前記補強材に、その長手方向に点在するよ
    うに配水用孔が設けられている請求項1または2記載の
    アタッチメント付き複層ガラス。
  4. 【請求項4】前記補強材の内側底面のうち複層ガラスの
    ガラス部分に相当する位置に、補強材と複層ガラスのス
    ペーサとが接触しないように軟質材を設け、補強材とス
    ペーサとの間に空隙が形成されている請求項1、2また
    は3記載のアタッチメント付き複層ガラス。
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