JP2963341B2 - アタッチメント付き複層ガラス - Google Patents

アタッチメント付き複層ガラス

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JP2963341B2 JP6156128A JP15612894A JP2963341B2 JP 2963341 B2 JP2963341 B2 JP 2963341B2 JP 6156128 A JP6156128 A JP 6156128A JP 15612894 A JP15612894 A JP 15612894A JP 2963341 B2 JP2963341 B2 JP 2963341B2
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雄司 宮明
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアタッチメント付き複層
ガラスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】省エネルギーや防音の観点から複層ガラ
スの使用率が高くなっているが、かかる複層ガラスのサ
ッシへの取付けは、グレージングチャンネルを巻く方法
と、バッカーを入れてシールを行う方法が一般的であ
る。図4及び図5は、前者のグレージングチャンネルに
よる場合を例示したもので、複層ガラス2の左右及び上
辺の周縁部にグレージングチャンネル9を巻き、上框6
及び左右の框8の取付け開口部に嵌合し、下辺はビード
10により下框7に取付けるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような取付け方法
では、複層ガラス周縁へのグレージングチャンネル巻き
と、コーナー部のカット及びその突き合せ等の作業が発
生し、非常に工数がかかっている。特に複層ガラスは通
常のガラスに較べて総厚が厚いために、組立て時におけ
るグレージングチャンネル巻きに非常に手間がかかる。
【0004】また、これらグレージングチャンネルやビ
ードは外気に触れる露呈部がどうしても多くなることか
ら、施工後に経年変化でグレージングチャンネル等が縮
んだり、ひび割れするために、取り替えが必要となる。
後者のシール方法は現場でのシール作業に一層手間がか
かるばかりでなく、施工後のシール切れも懸念される。
【0005】このように従来の複層ガラスの取付け構造
は、複層ガラスと障子サッシの間にグレージングチャン
ネル及びシール材が介在し、組立て施工に工数がかかる
とともに、施工後もメンテナンスが必要になるなどの欠
点がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の問題点を
解決するためになされたもので、グレージングチャンネ
ル及びシールの代替と、作業性及び品質の向上を達成さ
せるものである。具体的には、複層ガラスにグレージン
グチャンネル又はシール材の機能を集約し、複層ガラス
の組込みを簡単容易にするために、複層ガラスにグレー
ジング用のアタッチメント(以下単にアタッチメントと
いう)を付加する構造としたものである。
【0007】即ち、本発明は複層ガラスの周縁部を包囲
できる断面コ字状を呈するチャンネル状の補強材と、該
補強材の複層ガラスに相対する内側面に一体的に設けた
内部軟質材と、複層ガラス用サッシと係合する外側面の
一部に一体的に設けた外部軟質材と、からなる補強材を
主材とするグレージング用のアタッチメントを複層ガラ
スの周縁部に被着したアタッチメント付き複層ガラスで
る。
【0008】本発明において、補強材は金属あるいは合
成樹脂等が使用できるが、通常はアルミニウム、スチー
ル、ステンレス等の金属を用い、特に生産性、成形性、
耐腐蝕性を考慮すれば、アルミニウムが最も好ましい。
これらの補強材は、複層ガラスに適用された状態におい
て断面コ字状を有し、複層ガラスの周縁部を包囲する。
そして、金属補強材の場合には、内外軟質材を形成する
前あるいは形成後にコ字状チャンネルに折曲げ加工さ
れ、複層ガラスのエッジ部をこのコ字状開口部に嵌合す
ることにより、容易に複層ガラスに取付けできるように
なっている。一方合成樹脂補強材の場合には複層ガラス
の周縁部に被着する際に折曲げるようにしてもよい。
【0009】本発明において、上記補強材の内外側面に
一体的に設ける内部軟質材及び外部軟質材としては、塩
化ビニル樹脂やアクリル樹脂のショアA硬度60〜70
°程度のものが最も好ましい。選択された軟質材は、補
強材の複層ガラスに相対する内側面とサッシに係合する
外側面の一部に連続して一体的に形成される。この場
合、これら軟質材の形状は特に限定されないが、外部軟
質材はサッシに複層ガラスを堅固にかつ水密性が得られ
るように取付け固定し、特に外部に露呈する端縁部がで
きるだけ小さくなるように工夫するのがよい。
【0010】
【実施例】図1及び図2は本発明の一般的な実施態様を
示したもので、複層ガラスの周縁部にアルミニウム製の
補強材5を主材としたアタッチメント1を、前記複層ガ
ラスの各辺に嵌合装着し、サッシ框への取付け組立てを
容易にするものである。
【0011】コ字状の断面を有する補強材5の内側面に
は、例えば塩化ビニル樹脂製の内部軟質材4が、その長
手方向に連続して設けられている。この内部軟質材の主
たる機能は、補強材5がガラスに直接当らないようにす
ることにあり、通常はチャンネル状補強材5のガラスと
相対する内側面に、所定の間隔で長手方向に凸状片とし
て形成すればよい。こうして、複層ガラスのサッシ框の
取付け開口部からの抜けも防止できる。
【0012】一方、補強材5の外側面には同材質の外部
軟質材3が一体的に固着されている。この場合、外部軟
質材3の形態は特に限定されないが、このアタッチメン
ト付き複層ガラスを框あるいはサッシに嵌着したとき、
水密性が十分に得られるようにする必要がある。例示の
好ましい実施態様では、チャンネル状補強材5の外側面
にこの外部軟質材を一体的に形成し、更にその一部で補
強材5の開放端部をカバーし、外部軟質材のリップでガ
ラスをシールできるようになっている。
【0013】アタッチメント付き複層ガラスは、かかる
アタッチメント1を複層ガラス2の周縁部に被着するこ
とにより得ることができる。この被着は複層ガラスを框
あるいはサッシに取付けるのに先がけてその場で行って
もよいが、通常は予め別工程で複層ガラスに取付けてお
く。
【0014】即ちアタッチメント1を複層ガラス2の周
辺寸法に合せて切断し、次いでこのアタッチメントの開
口部に複層ガラスの縁端部を嵌合する。このアタッチメ
ントは、内部軟質材4と外部軟質材3のリップとガラス
との適当なフリクションにより、複層ガラスの周縁部に
固定される。
【0015】図2は図1のアタッチメント付き複層ガラ
スを框等に取付けた時の下框7における状態を示したも
のである。下框7の取付け開口部の底部にブロック8を
敷設して複層ガラスの下端を支承するとともに、アタッ
チメントの両側から外部軟質材3を介して下框で強固に
挟持する。なお、図中の11は下框内に侵入した雨水を
抜き取るためにブロック8に設けた孔である。
【0016】また、外部軟質材が別の好ましい形態を呈
するアタッチメント付き複層ガラスを、図6に示す。こ
の例では、外部軟質材3はサッシ框の取付け開口部の先
端縁17への係止部13を有している。この係止部13
がサッシ框の上端縁17に係止されることによって、ア
タッチメント付き複層ガラスの端面は框の取付け開口部
内の所定の位置に固定することができる。こうして、複
層ガラス2とアタッチメント等に外力が加わった場合で
も、複層ガラスが框の取付け開口部内の奥までもぐりこ
んでしまうこともなく、複層ガラスがサッシ内でずれる
ことも防止できる。これは、上框や框等のようにブロッ
クが框の取付け開口部内にない場合に特に有効である。
【0017】なお、補強材5には、図6に示すように排
水用孔20が補強材5の長手方向に点在するように設け
られることが好ましい。これは、アタッチメント付き複
層ガラスが下框に取付けられる場合に有効であり、雨水
等の水分が複層ガラスと内部軟質材との間や複層ガラス
とアタッチメントとの間等から侵入したときに、複層ガ
ラスの端面が長時間水分にさらされることを防止できる
からである。また、内部軟質材4について、図6に示す
ように複層ガラス2のスペーサと接触しないように補強
材5に設けられることは、上記の雨水等による複層ガラ
スの劣化や複層ガラスの曇り防止に効果的である。
【0018】図3は本発明の他の実施例を示したもの
で、アタッチメント1は例えば複層ガラスの厚さに対応
する折り溝を設けることにより普段は全体的に平らであ
るが、容易に折り曲げできる硬質の合成樹脂により補強
材5を形成し、この補強材の折曲後における内外側面
に、内部軟質材4及び外部軟質材3をそれぞれ設け、更
に内側面の選択された領域に、両面接着テープ12ある
いは接着材層を設けてなる。
【0019】そして、アタッチメント付き複層ガラス
は、かかるアタッチメントを複層ガラスの縁端部に押し
当てた状態で両側から補強材を折り曲げ、両面接着テー
プによりガラス面に接着するものである。
【0020】
【発明の効果】本発明は以上説明したように複層ガラス
の周縁部にアタッチメントが被着されているので、その
ままサッシ框に取付けることができ、従来のグレージン
グチャンネル工法あるいはシール工法に比べて、サッシ
框とガラスの組立作業性が大幅に短縮される。
【0021】また、軟質材がアタッチメントに固着一体
になっているので、軟質材の収縮が防止され、組立後の
品質が安定するばかりでなく、角部の隙間ができないよ
うにできる。
【0022】更に、サッシ框の上面でアタッチメントの
軟質材を止めており、外部に露出する軟質材の面積を従
来法に比べて少くすることができるので、太陽光の影響
による収縮、ヒビ割れを防止あるいは軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るアタッチメント付き複層
ガラスの部分断面図
【図2】図1の複層ガラスをサッシ框に取付けたときの
断面図
【図3】本発明の他の実施例を示す斜視図
【図4】従来法の断面図
【図5】従来法の展開図
【図6】本発明の別の実施例に係るアタッチメント付き
複層ガラスをサッシ框に取付けたときの断面図
【符号の説明】
1:アタッチメント 2:複層ガラス 3:外部軟質材 4:内部軟質材 5:補強材 13:係止部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複層ガラスの周縁部を包囲できる断面コ字
    状を呈するチャンネル状の補強材と、該補強材の複層ガ
    ラスに相対する内側面に一体的に設けた内部軟質材と、
    複層ガラス用サッシと係合する外側面の一部に一体的に
    設けた外部軟質材と、からなる補強材を主材とするグレ
    ージング用のアタッチメントを複層ガラスの周縁部に被
    着したアタッチメント付き複層ガラス。
  2. 【請求項2】前記外部軟質材には、複層ガラス用サッシ
    の取付け開口部の先端縁に係止される係止部が備えられ
    ている請求項1記載のアタッチメント付き複層ガラス。
  3. 【請求項3】前記内部軟質材及び外部軟質材は、ショア
    A硬度が60〜70°の塩化ビニル樹脂またはショアA
    硬度が60〜70°のアクリル樹脂からなる請求項1ま
    たは2に記載のアタッチメント付き複層ガラス。
JP6156128A 1993-07-07 1994-07-07 アタッチメント付き複層ガラス Expired - Lifetime JP2963341B2 (ja)

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JP5035751B2 (ja) * 2007-12-25 2012-09-26 旭硝子株式会社 グレージングチャンネルの評価装置及びその方法
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