JPH08217498A - アタッチメント付き複層ガラス - Google Patents
アタッチメント付き複層ガラスInfo
- Publication number
- JPH08217498A JPH08217498A JP7052034A JP5203495A JPH08217498A JP H08217498 A JPH08217498 A JP H08217498A JP 7052034 A JP7052034 A JP 7052034A JP 5203495 A JP5203495 A JP 5203495A JP H08217498 A JPH08217498 A JP H08217498A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass
- attachment
- double glazing
- soft
- plural layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Joining Of Glass To Other Materials (AREA)
- Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】サッシ框への複層ガラスの組み込みを簡単かつ
容易にすることができるアタッチメント付き複層ガラス
を提供すること。 【構成】深打ちした複層ガラスに、剛性補強材と内部軟
質当接部材と外部軟質係合部材とからなるアタッチメン
トを取り付けたアタッチメント付き複層ガラス。
容易にすることができるアタッチメント付き複層ガラス
を提供すること。 【構成】深打ちした複層ガラスに、剛性補強材と内部軟
質当接部材と外部軟質係合部材とからなるアタッチメン
トを取り付けたアタッチメント付き複層ガラス。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、アタッチメント付き複
層ガラスに関し、建築物の窓等に対する取り付けが容易
なアタッチメント付き複層ガラスに関する。
層ガラスに関し、建築物の窓等に対する取り付けが容易
なアタッチメント付き複層ガラスに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、省エネルギーや防音等の観点か
ら、建築物等の窓等には複層ガラスの使用率が高くなっ
ているが、かかる複層ガラスのサッシへの取り付けは、
グレージングチャンネルを巻く方法と、バッカーを入れ
てシールを行う方法が一般的である。
ら、建築物等の窓等には複層ガラスの使用率が高くなっ
ているが、かかる複層ガラスのサッシへの取り付けは、
グレージングチャンネルを巻く方法と、バッカーを入れ
てシールを行う方法が一般的である。
【０００３】図８および図９は、前者のグレージングチ
ャンネルを巻く方法を例示したもので、複層ガラスＡの
左右および上辺の周縁部にグレージングチャンネル１７
を巻き付け、グレージングチャンネル１７を巻いた部分
を上框１５および左右の框１６の取り付け開口部に嵌合
し、複層ガラスＡの下辺はビード１８により下框１１に
取り付けるものである。
ャンネルを巻く方法を例示したもので、複層ガラスＡの
左右および上辺の周縁部にグレージングチャンネル１７
を巻き付け、グレージングチャンネル１７を巻いた部分
を上框１５および左右の框１６の取り付け開口部に嵌合
し、複層ガラスＡの下辺はビード１８により下框１１に
取り付けるものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】このような取り付け方
法では、複層ガラス周縁部へのグレージングチャンネル
巻きと、コーナー部になるグレージングチャンネル部分
のカットおよびそれらの突き合わせ等の作業が発生し、
非常に多くの組立工数を要している。特に複層ガラスは
通常のガラスに較べて総厚が厚い為に、組立時における
グレージングチャンネル巻き、およびそのサッシ框への
取り付けには非常に手間がかかるという問題がある。
法では、複層ガラス周縁部へのグレージングチャンネル
巻きと、コーナー部になるグレージングチャンネル部分
のカットおよびそれらの突き合わせ等の作業が発生し、
非常に多くの組立工数を要している。特に複層ガラスは
通常のガラスに較べて総厚が厚い為に、組立時における
グレージングチャンネル巻き、およびそのサッシ框への
取り付けには非常に手間がかかるという問題がある。
【０００５】又、これらのグレージングチャンネルやビ
ードは外気に触れる露呈部が必然的に多くなることか
ら、施工後に経年変化でグレージングチャンネル等が縮
んだり、ひび割れたりするために、グレージングチャン
ネルの取り替えが必要となり、その作業が非常に煩雑で
あるという問題がある。後者のシール方法は現場でのシ
ール作業に一層手間がかかるばかりでなく、施工後のシ
ール切れも懸念される。
ードは外気に触れる露呈部が必然的に多くなることか
ら、施工後に経年変化でグレージングチャンネル等が縮
んだり、ひび割れたりするために、グレージングチャン
ネルの取り替えが必要となり、その作業が非常に煩雑で
あるという問題がある。後者のシール方法は現場でのシ
ール作業に一層手間がかかるばかりでなく、施工後のシ
ール切れも懸念される。
【０００６】このように従来の複層ガラスの取り付け方
法では、複層ガラスとサッシ框の取り付け開口部との間
にグレージングチャンネルおよびスペーサを介在させる
必要があるために、その組立施工に多数の工数がかかる
とともに、施工後もメンテナンスが必要になる等の欠点
がある。従って本発明の目的は、上記問題点を解決し、
サッシ框への複層ガラスの組み込みを簡単かつ容易にす
ることができ、複層ガラスの品質と組み込み作業性を著
しく向上させることができるアタッチメント付き複層ガ
ラスを提供することである。
法では、複層ガラスとサッシ框の取り付け開口部との間
にグレージングチャンネルおよびスペーサを介在させる
必要があるために、その組立施工に多数の工数がかかる
とともに、施工後もメンテナンスが必要になる等の欠点
がある。従って本発明の目的は、上記問題点を解決し、
サッシ框への複層ガラスの組み込みを簡単かつ容易にす
ることができ、複層ガラスの品質と組み込み作業性を著
しく向上させることができるアタッチメント付き複層ガ
ラスを提供することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的は以下の本発明
によって達成される。すなわち、本発明は、少なくとも
２枚の板ガラスとそれらの間に配設されたスペーサとか
らなり、該スペーサが、上記板ガラスの間に空隙が形成
され、かつ上記板ガラスの周縁部に凹部が形成されるよ
うに、上記板ガラスの端面よりも内周側に配設されてな
る複層ガラスと、該複層ガラスの周縁部に取り付けられ
たアタッチメントとからなり、該アタッチメントが、上
記複層ガラスの各々の板ガラス周縁部の外側面側から複
層ガラスに嵌合される嵌合部と上記凹部に嵌入される嵌
入部とを有する剛性補強材と、該補強材の板ガラス面に
対向する面に設けられて内部軟質当接部材と、上記補強
材の外部面に設けられたサッシ框の取り付け開口部と係
合する外部軟質係合部材とからなることを特徴とするア
タッチメント付き複層ガラスである。
によって達成される。すなわち、本発明は、少なくとも
２枚の板ガラスとそれらの間に配設されたスペーサとか
らなり、該スペーサが、上記板ガラスの間に空隙が形成
され、かつ上記板ガラスの周縁部に凹部が形成されるよ
うに、上記板ガラスの端面よりも内周側に配設されてな
る複層ガラスと、該複層ガラスの周縁部に取り付けられ
たアタッチメントとからなり、該アタッチメントが、上
記複層ガラスの各々の板ガラス周縁部の外側面側から複
層ガラスに嵌合される嵌合部と上記凹部に嵌入される嵌
入部とを有する剛性補強材と、該補強材の板ガラス面に
対向する面に設けられて内部軟質当接部材と、上記補強
材の外部面に設けられたサッシ框の取り付け開口部と係
合する外部軟質係合部材とからなることを特徴とするア
タッチメント付き複層ガラスである。
【０００８】
【作用】本発明によれば、複層ガラスの組み込みに従来
使用されてきた、グレージングチャンネルまたはスペー
サの機能を集約した複層ガラス用アタッチメントを作製
し、このアタッチメントを利用することにより、サッシ
框の取り付け開口部への複層ガラスの組み込みを簡単か
つ容易にすることができ、複層ガラスの品質と組み込み
作業性を著しく向上させることができる。
使用されてきた、グレージングチャンネルまたはスペー
サの機能を集約した複層ガラス用アタッチメントを作製
し、このアタッチメントを利用することにより、サッシ
框の取り付け開口部への複層ガラスの組み込みを簡単か
つ容易にすることができ、複層ガラスの品質と組み込み
作業性を著しく向上させることができる。
【０００９】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明
する。本発明の第一の実施例のアタッチメント付き複層
ガラスは、その一部断面図である図３に示すように、複
層ガラスＡとそれに取り付けたアタッチメントＢ，Ｂ’
とからなる。上記複層ガラスＡは、その一部断面図であ
る図１に示すように、少なくとも２枚の板ガラス１，
１’とそれらの間に配設されたスペーサ２とからなり、
該スペーサ２が、上記板ガラス１，１’の間に空隙３が
形成され、かつ上記板ガラス１，１’の周縁部に凹部４
が形成されるように、上記板ガラス１，１’の端面より
も内周側に配設されて構成されている。すなわち、スペ
ーサを深打ちして構成された複層ガラスである。尚、本
発明において、板ガラスとは、通常の単板ガラスの他、
合せガラス、熱線反射性能等の各種機能コーティングが
施されたガラス板、熱処理あるいは化学処理された強化
ガラス等の種々の板ガラスを用いることができる。
する。本発明の第一の実施例のアタッチメント付き複層
ガラスは、その一部断面図である図３に示すように、複
層ガラスＡとそれに取り付けたアタッチメントＢ，Ｂ’
とからなる。上記複層ガラスＡは、その一部断面図であ
る図１に示すように、少なくとも２枚の板ガラス１，
１’とそれらの間に配設されたスペーサ２とからなり、
該スペーサ２が、上記板ガラス１，１’の間に空隙３が
形成され、かつ上記板ガラス１，１’の周縁部に凹部４
が形成されるように、上記板ガラス１，１’の端面より
も内周側に配設されて構成されている。すなわち、スペ
ーサを深打ちして構成された複層ガラスである。尚、本
発明において、板ガラスとは、通常の単板ガラスの他、
合せガラス、熱線反射性能等の各種機能コーティングが
施されたガラス板、熱処理あるいは化学処理された強化
ガラス等の種々の板ガラスを用いることができる。
【００１０】又、上記アタッチメントＢとＢ’とは対称
形であり、アタッチメントＢは、その一部断面図である
図２に示すように、前記複層ガラスＡの各々の板ガラス
１，１’の周縁部の外側面側から複層ガラスＡに嵌合さ
れる嵌合部５と前記複層ガラスＡの凹部４に嵌入される
嵌入部６とを有する剛性補強材７と、該補強材７の板ガ
ラス面に対向する面に設けられて内部軟質当接部材８
と、上記補強材７の外部面に設けられたサッシ框の取り
付け開口部と係合する外部軟質係合部材９とから構成さ
れている。
形であり、アタッチメントＢは、その一部断面図である
図２に示すように、前記複層ガラスＡの各々の板ガラス
１，１’の周縁部の外側面側から複層ガラスＡに嵌合さ
れる嵌合部５と前記複層ガラスＡの凹部４に嵌入される
嵌入部６とを有する剛性補強材７と、該補強材７の板ガ
ラス面に対向する面に設けられて内部軟質当接部材８
と、上記補強材７の外部面に設けられたサッシ框の取り
付け開口部と係合する外部軟質係合部材９とから構成さ
れている。
【００１１】図３は、上記アタッチメントＢの２個Ｂ，
Ｂ’を、複層ガラスＡを構成している２枚の板ガラスの
それぞれの周縁部に取り付けた状態を示している。この
例のアタッチメントＢ，Ｂ’は、前述のように、アルミ
ニウム製の断面Ｕ字形状の補強材を主材としており、該
補強材の板ガラス面に対向する側には、軟質塩化ビニル
樹脂製の内部軟質当接部材が、補強材の長手方向に所定
の間隔を置いて又は連続的に一体的に設けられ、アタッ
チメントＢを複層ガラスＡを構成する板ガラスの周縁部
に嵌込んだ際に補強材が複層ガラスに直接当たらないよ
うする。なお、この実施例では、板ガラスの周縁部に嵌
合する左右一対のアタッチメントＢ，Ｂ’はそれぞれ独
立しているので、スペーサ２の幅が変化する、すなわち
複層ガラスＡの総厚が変化しても同じサイズのアタッチ
メントで十分に対応することが出来る。
Ｂ’を、複層ガラスＡを構成している２枚の板ガラスの
それぞれの周縁部に取り付けた状態を示している。この
例のアタッチメントＢ，Ｂ’は、前述のように、アルミ
ニウム製の断面Ｕ字形状の補強材を主材としており、該
補強材の板ガラス面に対向する側には、軟質塩化ビニル
樹脂製の内部軟質当接部材が、補強材の長手方向に所定
の間隔を置いて又は連続的に一体的に設けられ、アタッ
チメントＢを複層ガラスＡを構成する板ガラスの周縁部
に嵌込んだ際に補強材が複層ガラスに直接当たらないよ
うする。なお、この実施例では、板ガラスの周縁部に嵌
合する左右一対のアタッチメントＢ，Ｂ’はそれぞれ独
立しているので、スペーサ２の幅が変化する、すなわち
複層ガラスＡの総厚が変化しても同じサイズのアタッチ
メントで十分に対応することが出来る。
【００１２】又、本発明の第二の実施例のアタッチメン
ト付き複層ガラスは、その一部断面図である図５に示す
ように、図１に示した複層ガラスＡに別の構成のアタッ
チメントＣを取り付けたものである。この実施例におけ
るアタッチメントＣは、図４にその一部断面を示すよう
に、図２に示した左右のアタッチメントＢ，Ｂ’を対向
させて一体化した構造を有している。この実施例では、
第一の実施例における一対の補強材７が図面上底部ａと
中央頂部ｂとで連結して中空部１０を形成している形状
を有しているが、この中空部は必須ではなく、左右の一
対の補強材７が任意の方法で結合一体化していればよ
い。
ト付き複層ガラスは、その一部断面図である図５に示す
ように、図１に示した複層ガラスＡに別の構成のアタッ
チメントＣを取り付けたものである。この実施例におけ
るアタッチメントＣは、図４にその一部断面を示すよう
に、図２に示した左右のアタッチメントＢ，Ｂ’を対向
させて一体化した構造を有している。この実施例では、
第一の実施例における一対の補強材７が図面上底部ａと
中央頂部ｂとで連結して中空部１０を形成している形状
を有しているが、この中空部は必須ではなく、左右の一
対の補強材７が任意の方法で結合一体化していればよ
い。
【００１３】この例におけるアタッチメントＣは、アル
ミニウム製の断面Ｅ字形状の補強材７を主材としてお
り、該補強材７の板ガラス面に対向する側には、第一の
実施例と同様に、軟質塩化ビニル樹脂製の内部軟質当接
部材８が、補強材７の長手方向に所定の間隔を置いて又
は連続的に一体的に設けられ、アタッチメントＣを複層
ガラスＡを構成する板ガラスの周縁部に嵌込んだ際に、
補強材７が複層ガラスに直接当たらないようにするとと
もに、その弾性によって複層ガラスの総厚のある程度の
寸法誤差に対応できるようになっている。
ミニウム製の断面Ｅ字形状の補強材７を主材としてお
り、該補強材７の板ガラス面に対向する側には、第一の
実施例と同様に、軟質塩化ビニル樹脂製の内部軟質当接
部材８が、補強材７の長手方向に所定の間隔を置いて又
は連続的に一体的に設けられ、アタッチメントＣを複層
ガラスＡを構成する板ガラスの周縁部に嵌込んだ際に、
補強材７が複層ガラスに直接当たらないようにするとと
もに、その弾性によって複層ガラスの総厚のある程度の
寸法誤差に対応できるようになっている。
【００１４】更に図２〜図５には、補強材７の外部に設
けた外部軟質係合部材９が説明されている。この外部軟
質係合部材９は、補強材７の側面の長手方向を被覆する
形状で、その下部は、図７および図８に示すように、サ
ッシの下框１１の取り付け開口部にアタッチメント付き
複層ガラスがスムースに嵌込めるように薄くなってお
り、一方、その上部はＴ字形状の係止部１３になってい
て、補強材の上端を覆い、かつその内側端面が複層ガラ
スＡ面に当接してガラスを水密的にシールし得るように
なっている。
けた外部軟質係合部材９が説明されている。この外部軟
質係合部材９は、補強材７の側面の長手方向を被覆する
形状で、その下部は、図７および図８に示すように、サ
ッシの下框１１の取り付け開口部にアタッチメント付き
複層ガラスがスムースに嵌込めるように薄くなってお
り、一方、その上部はＴ字形状の係止部１３になってい
て、補強材の上端を覆い、かつその内側端面が複層ガラ
スＡ面に当接してガラスを水密的にシールし得るように
なっている。
【００１５】更に、断面Ｔ字形状の外側端部は、サッシ
框の取り付け開口部上端１４によって係止され、サッシ
框の取り付け開口部上端１４の内側に突起した凸部と嵌
合して、アタッチメント付き複層ガラスがサッシ框の取
り付け開口部にずれなく固定される形状になっている。
なお、以上の外部軟質係合部材の形状は本発明のアタッ
チメント付き複層ガラスにおける１例であり、サッシ框
の取り付け開口部の構造および形状に従って、複層ガラ
スの固定と水密性が十分に得られる形状であればどのよ
うな形状であってもよい。
框の取り付け開口部上端１４によって係止され、サッシ
框の取り付け開口部上端１４の内側に突起した凸部と嵌
合して、アタッチメント付き複層ガラスがサッシ框の取
り付け開口部にずれなく固定される形状になっている。
なお、以上の外部軟質係合部材の形状は本発明のアタッ
チメント付き複層ガラスにおける１例であり、サッシ框
の取り付け開口部の構造および形状に従って、複層ガラ
スの固定と水密性が十分に得られる形状であればどのよ
うな形状であってもよい。
【００１６】図６および図７は、図３および図４のアタ
ッチメント付き複層ガラスＡを、サッシ框の取り付け開
口部に取付けた時の下框１１における状態を示したもの
である。複層ガラスＡは、アタッチメントＢ，Ｂ’また
はＣの両側から外部軟質係合部材９を介してサッシ框の
取り付け開口部で強固に挟持されている。又、前記の通
り外部軟質係合部材９はサッシ框の上端１４への係止部
１３を有しており、この係止部１３がサッシ框の上端１
４に係止されることによって、アタッチメント付き複層
ガラスＡの下端面を、サッシ框内の所定の位置に設けた
セッティングブロック１２上に固定することができる。
ッチメント付き複層ガラスＡを、サッシ框の取り付け開
口部に取付けた時の下框１１における状態を示したもの
である。複層ガラスＡは、アタッチメントＢ，Ｂ’また
はＣの両側から外部軟質係合部材９を介してサッシ框の
取り付け開口部で強固に挟持されている。又、前記の通
り外部軟質係合部材９はサッシ框の上端１４への係止部
１３を有しており、この係止部１３がサッシ框の上端１
４に係止されることによって、アタッチメント付き複層
ガラスＡの下端面を、サッシ框内の所定の位置に設けた
セッティングブロック１２上に固定することができる。
【００１７】こうして、複層ガラスＡとアタッチメント
Ｂ，Ｂ’またはＣ等に外力が加わった場合でも、複層ガ
ラスＡがサッシ内の奥までも潜り込んでしまうこともな
く、複層ガラスＡがサッシ框内でずれることも防止でき
る。尚、補強材７とスペーサ２との当接面にも軟質部材
（図７）を設けることは、雨水等による複層ガラスの劣
化や複層ガラスの曇り防止にも効果的である。
Ｂ，Ｂ’またはＣ等に外力が加わった場合でも、複層ガ
ラスＡがサッシ内の奥までも潜り込んでしまうこともな
く、複層ガラスＡがサッシ框内でずれることも防止でき
る。尚、補強材７とスペーサ２との当接面にも軟質部材
（図７）を設けることは、雨水等による複層ガラスの劣
化や複層ガラスの曇り防止にも効果的である。
【００１８】以上の如き本発明のアタッチメント付き複
層ガラスには、図４に示すように補強材７の外底面に、
複数枚のシート状基材２０ａ，ｂ，ｃ・・・からなる積
層シート材２０をその長手方向に剥離自在に添設するこ
とも好ましい。この積層シート材２０を使用することに
よって、複層ガラスＡの装着対象部材であるサッシ下框
１１のガラス溝の深さ寸法とセッティングブロック１２
の高さとにより定まる呑み込み寸法に適合するように、
積層シート材２０のシート状基材を必要な分だけ予め剥
離した後、積層シート材２０の側をセッティングブロッ
ク１２上に載置させながら複層ガラスＡをサッシ下框１
１の側に安定的に装着することができる。尚、この積層
シート材の添設は、図３に示した実施例のアタッチメン
ト付き複層ガラスにも応用できることは当然である、
層ガラスには、図４に示すように補強材７の外底面に、
複数枚のシート状基材２０ａ，ｂ，ｃ・・・からなる積
層シート材２０をその長手方向に剥離自在に添設するこ
とも好ましい。この積層シート材２０を使用することに
よって、複層ガラスＡの装着対象部材であるサッシ下框
１１のガラス溝の深さ寸法とセッティングブロック１２
の高さとにより定まる呑み込み寸法に適合するように、
積層シート材２０のシート状基材を必要な分だけ予め剥
離した後、積層シート材２０の側をセッティングブロッ
ク１２上に載置させながら複層ガラスＡをサッシ下框１
１の側に安定的に装着することができる。尚、この積層
シート材の添設は、図３に示した実施例のアタッチメン
ト付き複層ガラスにも応用できることは当然である、
【００１９】本発明のアタッチメント付き複層ガラス
は、上記のアタッチメントＢ，Ｂ’またはＣを複層ガラ
スＡを構成する板ガラスの周縁部に被着することにより
得られる。このアタッチメントＢ，Ｂ’またはＣは、内
部軟質当接部材８と外部軟質係合部材９のリップとガラ
スとの適当なフリックションにより、複層ガラスの周縁
部に固定される。この被着は複層ガラスをサッシ框の取
り付け開口部に取付けるのに先がけて、その場で行って
もよいが、通常は予め別工程で複層ガラスに取付けてお
く。すなわち、アタッチメントＢ，Ｂ’またはＣを複層
ガラスＡの周辺寸法に合わせて切断し、次いでこのアタ
ッチメントＢ，Ｂ’またはＣの断面Ｕ字形状嵌合部５
（図２）あるいはＥ字形状嵌合部５（図４）に複層ガラ
スを構成する板ガラスの周縁部を嵌合することにより本
発明のアタッチメント付き複層ガラスが得られる。
は、上記のアタッチメントＢ，Ｂ’またはＣを複層ガラ
スＡを構成する板ガラスの周縁部に被着することにより
得られる。このアタッチメントＢ，Ｂ’またはＣは、内
部軟質当接部材８と外部軟質係合部材９のリップとガラ
スとの適当なフリックションにより、複層ガラスの周縁
部に固定される。この被着は複層ガラスをサッシ框の取
り付け開口部に取付けるのに先がけて、その場で行って
もよいが、通常は予め別工程で複層ガラスに取付けてお
く。すなわち、アタッチメントＢ，Ｂ’またはＣを複層
ガラスＡの周辺寸法に合わせて切断し、次いでこのアタ
ッチメントＢ，Ｂ’またはＣの断面Ｕ字形状嵌合部５
（図２）あるいはＥ字形状嵌合部５（図４）に複層ガラ
スを構成する板ガラスの周縁部を嵌合することにより本
発明のアタッチメント付き複層ガラスが得られる。
【００２０】本発明における前記補強材は、金属あるい
は合成樹脂等から構成し得るが、通常はアルミニウム、
スチール、ステンレススチール等の金属を用い、特に生
産性、成形性、耐腐蝕性等を考慮すれば、アルミニウム
が最も好ましい。又、本発明における前記内外の軟質部
材は、補強材が金属製である場合には、該補強材を断面
Ｕ字形状あるいはＥ字形状に折り曲げ加工する前に補強
材の所望箇所に設けてもよいし、補強材の折り曲げ加工
前に各軟質部材を設け、その後に補強材を各軟質部材と
ともに折り曲げ加工してもよい。この場合の折り曲げ加
工は、複層ガラスの形状および総厚に従って、得られる
アタッチメントが複層ガラスを構成している板ガラスの
周縁部と容易にかつ精度良く嵌合し得る形状になるよう
に行う。一方、補強材が剛性のある合成樹脂製である場
合には、その板ガラス当接面に内部軟質当接部材を設
け、外部面にサッシ框の取り付け開口部と係合するため
の外部軟質係合部材を設けた後に、これを複層ガラスを
構成している板ガラスの周縁部に被着する際に折曲げる
ようにしてもよい。
は合成樹脂等から構成し得るが、通常はアルミニウム、
スチール、ステンレススチール等の金属を用い、特に生
産性、成形性、耐腐蝕性等を考慮すれば、アルミニウム
が最も好ましい。又、本発明における前記内外の軟質部
材は、補強材が金属製である場合には、該補強材を断面
Ｕ字形状あるいはＥ字形状に折り曲げ加工する前に補強
材の所望箇所に設けてもよいし、補強材の折り曲げ加工
前に各軟質部材を設け、その後に補強材を各軟質部材と
ともに折り曲げ加工してもよい。この場合の折り曲げ加
工は、複層ガラスの形状および総厚に従って、得られる
アタッチメントが複層ガラスを構成している板ガラスの
周縁部と容易にかつ精度良く嵌合し得る形状になるよう
に行う。一方、補強材が剛性のある合成樹脂製である場
合には、その板ガラス当接面に内部軟質当接部材を設
け、外部面にサッシ框の取り付け開口部と係合するため
の外部軟質係合部材を設けた後に、これを複層ガラスを
構成している板ガラスの周縁部に被着する際に折曲げる
ようにしてもよい。
【００２１】上記補強材の内外部面に一体的に設ける内
部軟質当接部材および外部軟質係合部材は、複層ガラス
および／またはサッシ框は製造ロットや製造箇所により
多少の寸法誤差が生じるが、この寸法誤差を吸収して複
層ガラスとサッシ框とを一体的かつ水密的に結合させる
作用を有する。このような軟質部材としては、ショアＡ
硬度６０〜７０°程度の軟質塩化ビニル系樹脂やアクリ
ル系樹脂が最も好ましい。
部軟質当接部材および外部軟質係合部材は、複層ガラス
および／またはサッシ框は製造ロットや製造箇所により
多少の寸法誤差が生じるが、この寸法誤差を吸収して複
層ガラスとサッシ框とを一体的かつ水密的に結合させる
作用を有する。このような軟質部材としては、ショアＡ
硬度６０〜７０°程度の軟質塩化ビニル系樹脂やアクリ
ル系樹脂が最も好ましい。
【００２２】選択された軟質部材は、補強材の複層ガラ
スを構成する板ガラス面に対向する内側面と、サッシ框
の取り付け開口部に係合する外部面の一部あるいは全面
に連続して一体的に形成される。この場合、これら軟質
部材の形状は特に限定されないが、外部軟質係合部材は
前記サッシ框の取り付け開口部に複層ガラスを堅固にか
つ水密性が得られるように取り付け固定し、特に外部に
露呈する端縁部ができるだけ小さくなるようにその形状
を工夫するのがよい。
スを構成する板ガラス面に対向する内側面と、サッシ框
の取り付け開口部に係合する外部面の一部あるいは全面
に連続して一体的に形成される。この場合、これら軟質
部材の形状は特に限定されないが、外部軟質係合部材は
前記サッシ框の取り付け開口部に複層ガラスを堅固にか
つ水密性が得られるように取り付け固定し、特に外部に
露呈する端縁部ができるだけ小さくなるようにその形状
を工夫するのがよい。
【００２３】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の複層ガラ
ス用アタッチメントは、複層ガラスの周縁部に簡便かつ
容易に被着することができるので、そのままサッシ框に
取り付けることができ、従来のグレージングチャンネル
工法あるいはシール工法に比べて、サッシ框とガラスの
組立作業性が大幅に向上する。又、軟質部材が剛性補強
材に固着一体化されているので、軟質部材の収縮が防止
され、組立後の複層ガラスの品質が安定するばかりでな
く、複層ガラスの角部に隙間が生じることがない。
ス用アタッチメントは、複層ガラスの周縁部に簡便かつ
容易に被着することができるので、そのままサッシ框に
取り付けることができ、従来のグレージングチャンネル
工法あるいはシール工法に比べて、サッシ框とガラスの
組立作業性が大幅に向上する。又、軟質部材が剛性補強
材に固着一体化されているので、軟質部材の収縮が防止
され、組立後の複層ガラスの品質が安定するばかりでな
く、複層ガラスの角部に隙間が生じることがない。
【図１】本発明において使用する複層ガラスの部分断面
図。
図。
【図２】本発明における１例のアタッチメントの部分断
面図。
面図。
【図３】本発明の１例の複層ガラスの部分断面図。
【図４】本発明における他の例のアタッチメントの断面
図。
図。
【図５】本発明の１例の複層ガラスの部分断面図。
【図６】図３の複層ガラスをサッシ框に取付けたときの
部分断面図。
部分断面図。
【図７】図５の複層ガラスをサッシ框に取付けたときの
部分断面図。
部分断面図。
【図８】従来法を説明する断面図
【図９】従来法を説明する展開図
Ａ……複層ガラス Ｂ，Ｂ’，Ｃ……アタッチメント １，１’……板ガラス ２……スペーサ ３……空隙 ４……凹部 ５……嵌合部 ６……嵌入部 ７……補強材 ８……内部軟質当接部材 ９……外部軟質係合部材 １０……中空部 １１……下框 １２……セッティングブロック １３……係止部 １４……取り付け開口部上端
Claims (2)
- 【請求項１】少なくとも２枚の板ガラスとそれらの間に
配設されたスペーサとからなり、該スペーサが、上記板
ガラスの間に空隙が形成され、かつ上記板ガラスの周縁
部に凹部が形成されるように、上記板ガラスの端面より
も内周側に配設されてなる複層ガラスと、該複層ガラス
の周縁部に取り付けられたアタッチメントとからなり、
該アタッチメントが、上記複層ガラスの各々の板ガラス
周縁部の外側面側から複層ガラスに嵌合される嵌合部と
上記凹部に嵌入される嵌入部とを有する剛性補強材と、
該補強材の板ガラス面に対向する面に設けられて内部軟
質当接部材と、上記補強材の外部面に設けられたサッシ
框の取り付け開口部と係合する外部軟質係合部材とから
なることを特徴とするアタッチメント付き複層ガラス。 - 【請求項２】軟質部材が、ショアＡ硬度６０〜７０°の
軟質塩化ビニル系樹脂またはアクリル系樹脂である請求
項１に記載の複層ガラス用アタッチメント。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7052034A JPH08217498A (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | アタッチメント付き複層ガラス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7052034A JPH08217498A (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | アタッチメント付き複層ガラス |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08217498A true JPH08217498A (ja) | 1996-08-27 |
Family
ID=12903541
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7052034A Pending JPH08217498A (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | アタッチメント付き複層ガラス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08217498A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012207458A (ja) * | 2011-03-30 | 2012-10-25 | Sankyotateyama Inc | 複層ガラス、障子及びサッシ |
| JP2015086659A (ja) * | 2013-11-01 | 2015-05-07 | 株式会社Ｌｉｘｉｌ | 多層ガラスパネル |
-
1995
- 1995-02-17 JP JP7052034A patent/JPH08217498A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012207458A (ja) * | 2011-03-30 | 2012-10-25 | Sankyotateyama Inc | 複層ガラス、障子及びサッシ |
| JP2015086659A (ja) * | 2013-11-01 | 2015-05-07 | 株式会社Ｌｉｘｉｌ | 多層ガラスパネル |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7681369B2 (en) | Double pane window construction | |
| US8683775B1 (en) | Spacer system for installing vacuum insulated glass (VIG) window unit in window frame designed to accommodate thicker IG window unit | |
| EP3705675A1 (en) | Spacer system for installing vacuum insulated glass (vig) window unit in window frame designed to accommodate thicker ig window unit | |
| KR20010034439A (ko) | 다중-시트 글레이징 장치 및 그 제조 방법 | |
| JP2000064732A (ja) | ガラスパネル保持部材 | |
| JPH08217498A (ja) | アタッチメント付き複層ガラス | |
| US20100132279A1 (en) | Skylight with multi-layer polymeric panel | |
| JP2963387B2 (ja) | アタッチメント付き複層ガラス | |
| JPH08218741A (ja) | 複層ガラス用アタッチメントおよびアタッチメント付き複層ガラス | |
| US4339901A (en) | System for improving heat insulating characteristics of a building wall structure | |
| JP2000064731A (ja) | ガラスパネル保持部材 | |
| JP7292143B2 (ja) | 窓及び窓の組立方法 | |
| JPH0771170A (ja) | アタッチメント付き複層ガラス | |
| JP2001182449A (ja) | グレチャン及びグレチャン付き複層ガラス | |
| JP2538539B2 (ja) | 引違い障子の装着方法 | |
| JP2003161077A (ja) | 複層ガラス窓、ガラス窓の複層化方法、及び前記方法に使用する複層用板 | |
| JP4268324B2 (ja) | 窓ガラスの支持装置およびその組立方法 | |
| JP2675492B2 (ja) | 可動ルーバーの複層パネル板保持具 | |
| JP5133480B2 (ja) | 改装サッシ | |
| JPH11264280A (ja) | アタッチメント付き複層ガラス | |
| JP6654131B2 (ja) | 多層ガラス | |
| JPH10259685A (ja) | アタッチメント付き複層ガラス | |
| JP3741583B2 (ja) | 樹脂スペーサーを用いた複層ガラスの製造方法 | |
| HU205192B (en) | Opening closing structure particularly door or window which has root-frame and wing-frame | |
| JPH0960158A (ja) | 板ガラスの支持構造 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040401 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041228 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050228 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050329 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050927 |