JP2005082949A - 紙用改質剤およびこれを用いた紙の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 サイズ度や紙力の著しい低下を防止しつつ紙を低密度化すると同時に、厚さ、白色度、不透明度、柔軟性などを同時に向上させることにより様々な付加価値の付与された紙を製造することができ、さらに取り扱い方法が簡便な紙用改質剤およびこれを用いた紙の製造方法を提供することである。
【解決手段】 重量平均分子量500〜10,000のポリアルキレンイミンの活性水素に炭素数2〜4のアルキレンオキサイドを付加させて得られた化合物に、さらに炭素数12〜24の高級脂肪酸および/または炭素数12〜24の高級脂肪酸のエステル化合物を反応させて得られる反応生成物を含有する。
【選択図】 なし
【解決手段】 重量平均分子量500〜10,000のポリアルキレンイミンの活性水素に炭素数2〜4のアルキレンオキサイドを付加させて得られた化合物に、さらに炭素数12〜24の高級脂肪酸および/または炭素数12〜24の高級脂肪酸のエステル化合物を反応させて得られる反応生成物を含有する。
【選択図】 なし
Description
本発明は、紙用改質剤およびこれを用いた紙の製造方法に関する。
近年、紙は多種多様な用途で使用されており、様々な用途に応じた特徴を有する紙の開発が進んでおり、従来の製造方法では得られない付加価値を紙に与える研究が行われている。このような紙として、例えばボリューム感、軽量感、ソフトタッチ感、ウェット感、クッション性、柔軟性、高白色不透明性を付与した紙などが挙げられる。また、今日では森林保護などの環境問題の観点から、資源の有効利用、再利用の重要性が高まってきており、紙の原料であるヴァージンパルプの有効利用や古紙のリサイクル利用が求められている。そこで、最近では紙の用途に応じて使用する原料パルプを選別したり、ソフトカレンダー処理をしたりすることで紙を低密度化または軽量化して原料パルプの必要量を減らす試みがなされているが、紙の低密度化はある種の添加剤を使用することでも発現させることができる。このような紙用添加剤として、例えば以下のような様々な化合物の使用が提案されている。
例えば、特定の多価アルコールと特定の脂肪酸のエステル化合物からなる紙用嵩高剤(特許文献1)、カチオン性化合物、アミン、アミンの酸塩および両性化合物から選ばれた少なくとも1種の化合物を含有する紙用嵩高剤(特許文献2)、特定の物性を有したオルガノシロキサン、グリセリルエーテル、アミド、アミン、アミン酸塩、4級アンモニウム塩、イミダゾール、多価アルコールと脂肪酸のエステルなどの化合物からなる抄紙用紙質向上剤(特許文献3)、特定の高級脂肪酸と特定のアミンとを反応させて得られる縮合物またはその塩からなる古紙再生用添加剤(特許文献4)、特定の高級アルコールに特定のアルキレンオキサイドを付加した化合物からなる嵩高剤(特許文献5)などが提案されている。
しかしながら、上記の特許文献1〜5に開示されている従来の紙用添加剤では紙の密度が十分に低下しているとはいえず、さらにサイズ度や紙力を著しく低下させてしまうという大きな欠点があった。特に、サイズ度や紙力の低下が起こりやすい脱墨パルプを含有する古紙再生紙では、いまだ満足とはいえない。また、上記実施例1〜4の化合物はそのほとんどが常温で固体であるために、実際に使用するには溶解装置や特殊な投入装置が必要となってしまい、作業の煩雑さや設備投資の必要性、エネルギーコストの面で不利である。さらに、上記特許文献1〜4では、分散剤、乳化剤等を用いて分散液や乳化液とすることもできると記載されているが、そのためには乳化設備が必要であり、製剤化に手間がかかるうえ高濃度化が難しいため製造コスト、輸送コストの面で不利であり、使用する乳化剤によってはサイズどの低下や過剰発泡問題などの弊害が起こる恐れがある。上記特許文献5の化合物は常温で液体であるが、付加しているアルキレンオキサイドによっては著しく発泡する恐れがあり、サイズ度が著しく低下するという大きな欠点がある。
したがって、本発明の課題は、サイズ度や紙力の著しい低下を防止しつつ紙を低密度化すると同時に、厚さ、白色度、不透明度、柔軟性などを同時に向上させることにより様々な付加価値の付与された紙を製造することができ、さらに取り扱い方法が簡便な紙用改質剤およびこれを用いた紙の製造方法を提供することである。
本発明者は上記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、ポリアルキレンイミンに特定のアルキレンオキサイドを付加させたものにさらに特定の高級脂肪酸および/または高級脂肪酸のエステル化合物を反応させて得られる反応生成物を含有する紙用改質剤をパルプに添加すると、従来の紙用添加剤よりもサイズ度や紙力の著しい低下を防止しつつ紙を低密度化することができ、さらに高白色度、高不透明度、柔軟性、ボリューム感、軽量感等の付加価値を紙に同時に付加することができるという新たな事実を見出し、本発明を完成するに至った。また、本発明の紙用改質剤は常温で液体であり、発泡性が小さいため取り扱いが容易であるという従来の紙用改質剤にない特徴を有する。
すなわち、本発明の紙用改質剤は、重量平均分子量500〜10,000のポリアルキレンイミンの活性水素に炭素数2〜4のアルキレンオキサイドを付加させて得られた化合物に、さらに炭素数12〜24の高級脂肪酸および/または炭素数12〜24の高級脂肪酸のエステル化合物を反応させて得られる反応生成物を含有することを特徴とする。前記ポリアルキレンイミンとしては、重量平均分子量500〜10,000のポリエチレンイミンが好適に使用される。
また、本発明の紙用形質剤を用いた紙の製造方法は、上記した紙用改質剤をパルプに対して0.01〜10重量%添加して抄紙を行うことを特徴とする。
本発明の紙用改質剤をパルプに添加して抄紙を行うことで、サイズ度、紙力の著しい低下を防止しつつ、厚さ、比容積、白色度、不透明度、テーパー剛度を同時に向上させることにより、少ない原料パルプ使用量で付加価値が付与された紙を製造することができるという効果がある。また、発泡性が小さく、形態が液体であるため、取り扱いが容易であり作業性が改善されるという効果がある。
以下、本発明の紙用改質剤およびこれを用いた紙の製造方法について詳細に説明する。
本発明にかかる紙用改質剤は、重量平均分子量500〜10,000のポリアルキレンイミンの活性水素に炭素数2〜4のアルキレンオキサイドを付加させて得られた化合物(以下、ポリアルキレンイミンのアルキレンオキサイド付加物という)に、さらに炭素数12〜24の高級脂肪酸および/または炭素数12〜24の高級脂肪酸のエステル化合物を反応させて得られる反応生成物を含有したものである。
ポリアルキレンイミンとしては、炭素数2〜4のアルキレンイミンの開環重合体が挙げられ、好ましくはエチレンイミンを開環重合して得られる重量平均分子量500〜10,000のポリエチレンイミンを使用するのがよい。
通常、ポリエチレンイミンは、抄紙工程では、歩留り向上剤、濾水性向上剤、紙力増強剤、染料定着剤などとして使用されるものであり、カチオン性を示す水溶性高分子化合物であるためパルプ繊維への定着性を有しており、本発明の紙用改質剤としての効果の発現に寄与しているものと考えられる。また、ポリアルキレンイミンには直鎖状と分岐状のものがあり、特にどちらかに制限はされないが、好ましくは分岐状のものを使用するのがよい。樹枝状に分岐した高分子化合物はデンドリマーと呼ばれ、直鎖状のものに比べて結晶化が起こりにくく、電荷が局在化するなどの特有の特徴を示す。この分岐状ポリアルキレンイミンの分岐度は、1級アミン、2級アミンおよび3級アミンの存在比で表すことができるが、特に制限されるものではなく、任意のものを使用することができ、分岐度の異なる2種以上のものを混合して使用してもよい。
ポリアルキレンイミンの重合度は、重量平均分子量で500〜10,000、好ましくは500〜5,000の範囲であるのがよい。重量平均分子量がこの範囲を逸脱すると、最終反応生成物の粘度が高くなり流動性を失うなど、紙用改質剤としての特徴や十分な性能を発揮しなくなる。ポリエチレンイミンとしては、市販のものを使用してもよく、その代表例としては、(株)日本触媒製の商品名「エポミンSP−018」(重量平均分子量1800、代表的分岐度が、1級アミン35%、2級アミン35%、3級アミン30%)や、(株)BASF社製の商品名「Lupaso1G35」(代表的分岐度が、1級アミン38%、2級アミン36%、3級アミン26%)等が挙げられる。
炭素数2〜4のアルキレンオキサイドは特に限定されないが、例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド等が挙げられ、好ましくはエチレンオキサイド、プロピレンオキサイドを使用するのがよい。また、前記アルキレンオキサイドは単独でも複数でもよく、付加形態はブロックでもランダムでもよい。前記アルキレンオキサイドの付加量は、ポリアルキレン中の活性水素1モルに対して1〜20モル、好ましくは1〜15モル、より好ましくは1〜10モルの範囲であるのがよい。アルキレンオキサイドの付加モル数が上記範囲を逸脱すると、サイズ度の低下が著しく大きくなるなど、本発明の紙用改質剤として十分な性能を発揮しない。
前記アルキレンオキサイドの反応方法、反応条件は特に制限されず、公知の方法で行うことができる。例えば、触媒としては水酸化カリウム、水酸化ナトリウムのようなアルカリ触媒の存在下で、温度条件としては100〜220℃、好ましくは120〜200℃で前記アルキレンオキサイドの付加反応を行う方法が挙げられる。
前記高級脂肪酸としては、炭素数12〜24の飽和または不飽和の高級脂肪酸であって、直鎖状または分岐状であってもよく、単独でもこれらを複数使用してもよい。このような高級脂肪酸としては、具体的にはラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、パルミトレイン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレイン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、アラキン酸、ベヘン酸、エルカ酸などが挙げられる。このうち特に好ましいのはミリスチン酸、パルミチン酸、パルミトレイン酸、オレイン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、アラキン酸、ベヘン酸、エルカ酸であり、より好ましくは、パルミチン酸、パルミトレイン酸、オレイン酸、ステアリン酸である。
前記高級脂肪酸のエステル化合物としては、前記高級脂肪酸の酸無水物、低級アルコールエステル、グリセリドが挙げられる。前記高級脂肪酸の低級アルコールエステルとしては、炭素数2〜4のアルコールエステルが挙げられ、具体的には、例えばメチルエステル、エチルエステル、n−プロピルエステル、イソプロピルエステル、n−ブチルエステル等が挙げられる。前記グリセリドとしては、前記高級脂肪酸のモノグリセリド、ジグリセリド、トリグリセリドが挙げられ、ジグリセリドおよびトリグリセリドの場合、エステル結合した高級脂肪酸の種類は1種または2種以上を用いてもよい。また、前記トリグリセリドとしては、油脂が好適に使用される。このような油脂としては、植物油脂や動物油脂があり、例えばやし油、パーム油、パーム核油、硬化パーム油、カカオバター、とうもろこし油、綿実油、オリーブ油、大豆油、べにばな油、なたね油、米ぬか油、ごま油、ピーナッツ油、からし油、ひまし油、硬化ひまし油などの植物油脂、牛脂、牛脂硬化油、豚脂、羊脂、いわし油、鯨油などの動物油脂が挙げられる。これらの前記高級脂肪酸の酸無水物、低級アルコールエステル、グリセリドのうち単独または2種以上を用いてもよい。
また、上記に具体例を示した高級脂肪酸と高級脂肪酸のエステル化合物は、単独またはこれらの2種以上の混合物であってもよい。例えば、油脂を加水分解して得られる工業用高級脂肪酸を未精製で用いる場合には、高級脂肪酸、モノグリセリド、ジグリセリド、トリグリセリドを含む混合物となる。経済性を考慮した場合には、高級脂肪酸または油脂を用いるのが好ましい。また、最終反応生成物が液体となるには、上記高級脂肪酸が飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸を適切な割合で混合していることが好ましい。脂肪酸の不飽和度は、例えばヨウ素価で表される。本発明の紙用改質剤に好適な高級脂肪酸のヨウ素価の範囲は0〜180、好ましくは10〜160、より好ましくは20〜140であるのがよい。
前記ポリアルキレンイミンのアルキレンオキサイド付加物に、前記高級脂肪酸および/または高級脂肪酸のエステル化合物を反応させる方法としては、例えば公知のエステル化反応の方法および反応条件を用いることできる。具体例としては、ポリアルキレンイミンのアルキレンオキサイド付加物の活性水素1モルに対し、高級脂肪酸および/または高級脂肪酸のエステル化合物を0.1〜1モル、好ましくは0.4〜1モル、より好ましくは0.7〜1モル混合し、アルカリ触媒または酸触媒を用いて、もしくは無触媒で、窒素雰囲気下、反応温度130〜250、好ましくは140〜220℃で、生成する水を系外に留去しながら1〜10時間、好ましくは4〜8時間反応させる。また、この反応は、トルエン、キシレンなどの炭化水素、エーテル類、ケトン類などの溶媒を用いて行ってもよい。
前記ポリアルキレンイミンのアルキレンオキサイド付加物に、前記高級脂肪酸および/または高級脂肪酸のエステル化合物を反応させて得られる反応生成物は、例えば下記一般式(1)で表されるような化合物である。
{式中、R1は炭素数2〜4のアルキレン基を表し、m、nはm+nが1以上となるような0以上の整数であり、R2、R3、R4、R5、R6は水素、炭素数12〜24のアシル基、または基−(AO)xR7(式中、R7は水素、炭素数12〜24のアシル基を表す。AOは炭素数2〜4のアルキレンオキサイド基を表し、xは1〜20の整数である。)を表し、それぞれ同一でも異なる基であってもよいが、R2、R3、R4、R5、R6のうち、少なくとも一つは基−(AO)xR7であるものとする。}前記アルキレンオキサイド基は、1種のみであっても2種以上を用いてもよく、2種以上の場合の付加順序および付加形態は特に制限されない。また、上記反応生成物(1)の重量平均分子量の範囲は500〜10,000程度であるのが適当である。
本発明では、上記のようにして得られた反応生成物をそのまま紙用改質剤として使用することが特徴であるが、場合によっては水または有機溶媒の溶液、乳化液または分散液として調整したものを使用してもよい。その際、有機溶媒、乳化剤、分散剤としては公知のものをそれぞれ1種以上使用してもよい。
このような有機溶剤としては、例えばメタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、グリセリン、エチレングリコール、プロピレングリコール、メチルセロソルブ、ブチルセロソルブなどの低級アルコール類や鉱物油、動植物油などが挙げられる。乳化剤および分散剤としては、例えばポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル、脂肪酸エチレンオキシド付加物、脂肪酸プロピレンオキシド付加物などの非イオン界面活性剤、脂肪酸塩、アルキルスルホン酸塩、ポリアクリル酸塩などの陰イオン界面活性剤、カチオン化デンプン、アルキルアミン塩、カチオン化ポリアクリルアミドなどの陽イオン界面活性剤などが挙げられる。これらの乳化剤または分散剤の添加量は、紙用改質剤の全重量に対して0.01〜100重量%、好ましくは0.1〜50重量%であるのがよい。
また、これらの溶液または乳化液、分散液には、抄紙工程において通常用いられている添加剤が含まれていてもよい。このような添加剤としては、例えば、澱粉またはその変性物、ポリアクリルアミドなどの紙力増強剤、ポリエチレンイミンなどの歩留り向上剤や濾水性向上剤、ラテックス、アクリル樹脂、尿素樹脂などの合成樹脂、クレー、タルク、炭酸カルシウムなどの無機填料、消泡剤、抑泡剤、防腐剤、耐水耐油化剤、脂肪酸塩、パラフィンワックス、尿素などが挙げられる。
紙の製造にあたっては、上述した紙用改質剤をパルプに対して0.01〜10重量%、好ましくは0.05〜10重量%、より好ましくは0.1〜10重量%添加して抄紙を行う。前記紙用改質剤の添加場所としては特に限定されないが、パルプスラリーと均一に混合できる場所が好ましい。原料パルプとしては、化学パルプ、機械パルプ、古紙パルプなどを単独または2種以上混合して使用することができる。
また、上記抄紙工程では、本発明の紙用改質剤の他、必要に応じて他の添加剤、例えばカオリン、クレー、タルク、炭酸カルシウムなどの填料、ポリアクリルアミド、カチオン化澱粉、植物グァムなどの紙力増強剤、アルキルケテンダイマー、アルケニルコハク酸無水物、変性ロジンなどのサイズ剤、歩留り向上剤、濾水性向上剤、硫酸バンド等の定着剤などを添加してもよい。これらの添加剤は、単独でも2種以上を用いてもよい。
本発明の紙用改質剤を用いた紙の製造方法により製造される紙としては、特に制限されるものではなく、例えば新聞紙、コート紙、ダンボール原紙、ライナー、白板紙、石膏ボード原紙、コピー用紙、インクジェット用紙、キャストコート紙、クラフト紙、ティッシュペーパーやトイレットペーパーなどの家庭紙、感圧紙、感熱紙、合成繊維紙、不織布、濾紙等が挙げられる。
以下、実施例および比較例を挙げて本発明を詳細に説明するが、本発明は以下の実施例のみに限定されるものではない。
重量平均分子量600のポリエチレンイミン((株)日本触媒製、商品名「エポミンSP−006」)180.0g、触媒として水酸化カリウム1.5gをオートクレーブに仕込み、減圧脱気後、窒素雰囲気下で130℃に昇温し、プロピレンオキサイド(以下、POという)248.6gを徐々に加え、ポリエチレンイミンPO1モル付加物を得た。次に、攪拌機、冷却管、温度計および窒素導入管を備えた容量が200ミリリットルの4つ口フラスコに、得られたポリエチレンイミンPO1モル付加物30.0g、牛脂脂肪酸(牛脂を加水分解することによって得られる工業用脂肪酸、ヨウ素価47)74.0g、触媒としてパラトルエンスルホン酸ナトリウム0.5gを仕込み、窒素雰囲気下、180〜200℃で水を系外へ除去しながら4時間反応を行うことによって反応混合物(紙用改質剤)を得た。
重量平均分子量600のポリエチレンイミン((株)日本触媒製、商品名「エポミンSP−006」)120.0g、触媒として水酸化カリウム1.5gをオートクレーブに仕込み、減圧脱気後、窒素雰囲気下で120℃に昇温し、エチレンオキサイド(以下、EOとする)377.1gを徐々に加え、ポリエチレンイミンEO3モル付加物を得た。次に、攪拌機、冷却管、温度計および窒素導入管を備えた容量が200ミリリットルの4つ口フラスコに、得られたポリエチレンイミンEO3モル付加物30.0g、牛脂脂肪酸(牛脂を加水分解することによって得られる工業用脂肪酸、ヨウ素価47)37.2g、触媒としてパラトルエンスルホン酸ナトリウム0.3gを仕込み、窒素雰囲気下、180〜200℃で水を系外へ除去しながら4時間反応を行うことによって反応混合物(紙用改質剤)を得た。
重量平均分子量1800のポリエチレンイミン((株)日本触媒製、商品名「エポミンSP−018」)120.0g、触媒として水酸化カリウム1.5gをオートクレーブに仕込み、減圧脱気後、窒素雰囲気下で120℃に昇温し、EO377.1gを徐々に加え、ポリエチレンイミンEO3モル付加物を得た。次に、攪拌機、冷却管、温度計および窒素導入管を備えた容量が200ミリリットルの4つ口フラスコに、得られたポリエチレンイミンEO3モル付加物30.0g、オレイン酸42.2g、触媒としてパラトルエンスルホン酸ナトリウム0.4gを仕込み、窒素雰囲気下、180〜200℃で水を系外へ除去しながら4時間反応を行うことによって反応混合物(紙用改質剤)を得た。
攪拌機、冷却管、温度計および窒素導入管を備えた容量が200ミリリットルの4つ口フラスコに、実施例3と同様にして得られたポリエチレンイミンEO3モル付加物41.9g、オレイン酸42.2g、触媒としてパラトルエンスルホン酸ナトリウム0.4gを仕込み、窒素雰囲気下、180〜200℃で水を系外へ除去しながら4時間反応を行うことによって反応混合物(紙用改質剤)を得た。
重量平均分子量1800のポリエチレンイミン((株)日本触媒製、商品名「エポミンSP−018」)120.0g、触媒として水酸化カリウム1.5gをオートクレーブに仕込み、減圧脱気後、窒素雰囲気下で120℃に昇温し、EO377.1gを徐々に加え、120〜130℃で2時間熟成後、PO165.7gを徐々に加え、ポリエチレンイミンEO3モルPO1モルブロック付加物を得た。次に、攪拌機、冷却管、温度計および窒素導入管を備えた容量が200ミリリットルの4つ口フラスコに、得られたポリエチレンイミンEO3モルPO1モルブロック付加物30.0g、ステアリン酸31.2g、触媒としてパラトルエンスルホン酸ナトリウム0.3gを仕込み、窒素雰囲気下、180〜200℃で水を系外へ除去しながら4時間反応を行うことによって反応混合物(紙用改質剤)を得た。
重量平均分子量1800のポリエチレンイミン((株)日本触媒製、商品名「エポミンSP−018」)90.0g、触媒として水酸化カリウム2.5gをオートクレーブに仕込み、減圧脱気後、窒素雰囲気下で120℃に昇温し、EO660.0gを徐々に加え、ポリエチレンイミンEO7モル付加物を得た。次に、攪拌機、冷却管、温度計および窒素導入管を備えた容量が200ミリリットルの4つ口フラスコに、得られたポリエチレンイミンEO7モル付加物30.0g、オレイン酸22.0g、触媒としてパラトルエンスルホン酸ナトリウム0.3gを仕込み、窒素雰囲気下、180〜200℃で水を系外へ除去しながら4時間反応を行うことによって反応混合物(紙用改質剤)を得た。
攪拌機、冷却管、温度計および窒素導入管を備えた容量が200ミリリットルの4つ口フラスコに、実施例6と同様にして得られたポリエチレンイミンEO7モル付加物30.0g、植物性脂肪酸(植物油脂由来の脂肪酸、ヨウ素価50)21.8g、触媒としてパラトルエンスルホン酸ナトリウム0.4gを仕込み、窒素雰囲気下、180〜200℃で水を系外へ除去しながら4時間反応を行うことによって反応混合物(紙用改質剤)を得た。
重量平均分子量1800のポリエチレンイミン((株)日本触媒製、商品名「エポミンSP−018」)90.0g、触媒として水酸化カリウム1.5gをオートクレーブに仕込み、減圧脱気後、窒素雰囲気下で120℃に昇温し、EO660.0gとPO124.3gの混合物を徐々に加え、ポリエチレンイミンEO6モルPO1モルランダム付加物を得た。次に、攪拌機、冷却管、温度計および窒素導入管を備えた容量が200ミリリットルの4つ口フラスコに、得られたポリエチレンイミンEO6モルPO1モルランダム付加物30.0g、ステアリン酸21.1g、触媒としてパラトルエンスルホン酸ナトリウム0.3gを仕込み、窒素雰囲気下、180〜200℃で水を系外へ除去しながら4時間反応を行うことによって反応混合物(紙用改質剤)を得た。
<紙の製造>
KP(クラフトパルプ)、TMP(サーモメカニカルパルプ)、DIP(古紙パルプ)を使用した通常の市販新聞巻取紙を実験室用パルパーで離解して得られたパルプスラリーを原料パルプとし、上記実施例1〜8で得られた紙用改質剤をパルプに対して0.5重量%、硫酸バンドをパルプに対して2.0重量%添加し、抄紙器にて抄紙を行って湿紙を得た。次に、得られた湿紙をプレス器にて圧力3kg/cm2で2分間プレスし、さらにドラムドライヤーを使用して105℃で2分間乾燥することによって紙を作製した。
KP(クラフトパルプ)、TMP(サーモメカニカルパルプ)、DIP(古紙パルプ)を使用した通常の市販新聞巻取紙を実験室用パルパーで離解して得られたパルプスラリーを原料パルプとし、上記実施例1〜8で得られた紙用改質剤をパルプに対して0.5重量%、硫酸バンドをパルプに対して2.0重量%添加し、抄紙器にて抄紙を行って湿紙を得た。次に、得られた湿紙をプレス器にて圧力3kg/cm2で2分間プレスし、さらにドラムドライヤーを使用して105℃で2分間乾燥することによって紙を作製した。
[比較例1]
添加物として実施例で得た紙用改質剤に代えて、重量平均分子量1800のポリエチレンイミン((株)日本触媒製、商品名「エポミンSP−018」)を使用した以外は、前記と同様にして紙を作製した。
添加物として実施例で得た紙用改質剤に代えて、重量平均分子量1800のポリエチレンイミン((株)日本触媒製、商品名「エポミンSP−018」)を使用した以外は、前記と同様にして紙を作製した。
[比較例2]
添加物として実施例で得た紙用改質剤に代えて、実施例3で得られたポリエチレンイミンEO3モル付加物を使用した以外は、前記と同様にして紙を作製した。
添加物として実施例で得た紙用改質剤に代えて、実施例3で得られたポリエチレンイミンEO3モル付加物を使用した以外は、前記と同様にして紙を作製した。
[比較例3]
添加物として実施例で得た紙用改質剤に代えて、ステアリン酸ナトリウム塩を使用した以外は、前記と同様にして紙を作製した。
添加物として実施例で得た紙用改質剤に代えて、ステアリン酸ナトリウム塩を使用した以外は、前記と同様にして紙を作製した。
[比較例4]
攪拌機、冷却管、温度計および窒素導入管を備えた容量が200ミリリットルの4つ口フラスコに、ジエタノールアミン21.0gと、ステアリン酸54.0gとを仕込み、窒素雰囲気下、200〜220℃で撹拌し、水を系外へ除去しながら3時間反応を行うことによって反応混合物(ジエタノールアミンステアリン酸ジエステルモノアミド)を得た。紙用改質剤に代えて、こうして得られたジエタノールアミンステアリン酸ジエステルモノアミドを使用した以外は、前記と同様にして紙を作製した。
攪拌機、冷却管、温度計および窒素導入管を備えた容量が200ミリリットルの4つ口フラスコに、ジエタノールアミン21.0gと、ステアリン酸54.0gとを仕込み、窒素雰囲気下、200〜220℃で撹拌し、水を系外へ除去しながら3時間反応を行うことによって反応混合物(ジエタノールアミンステアリン酸ジエステルモノアミド)を得た。紙用改質剤に代えて、こうして得られたジエタノールアミンステアリン酸ジエステルモノアミドを使用した以外は、前記と同様にして紙を作製した。
[比較例5]
添加物として、公知の方法によって合成されたステアリルアルコールEO5モルPO15モルのランダム付加物を使用した以外は、前記と同様にして紙を作製した。
添加物として、公知の方法によって合成されたステアリルアルコールEO5モルPO15モルのランダム付加物を使用した以外は、前記と同様にして紙を作製した。
[比較例6]
添加物を添加しなかった以外は、前記と同様にして紙を作製した。
表1に上記した実施例1〜8に使用した紙用改質剤および比較例1〜6に使用した添加剤の一覧を示した。
添加物を添加しなかった以外は、前記と同様にして紙を作製した。
表1に上記した実施例1〜8に使用した紙用改質剤および比較例1〜6に使用した添加剤の一覧を示した。
<評価>
上記実施例1〜8および比較例1〜6で得られた紙について、秤量、厚さ、比容積、膨張率、白色度、不透明度、吸水度、比引裂強度、テーバー剛度、発泡性、形態についてそれぞれ評価した。結果を表2に示した。なお、秤量、厚さ、白色度、不透明度、テーパー剛度はJISに定める方法を用いて測定した。比容積は秤量と厚さの値を用いて算出し、膨張率は下式により算出した。吸水度は作製した紙の表面にマイクロピペットで精製水10マイクロリットルを静かに滴下し、水滴が紙中に完全に吸収するまでの秒数を測定したものであり、値が大きいほどサイズ度(耐水性)が大きいことを示す。比引裂強度はJIS P 8116(エルメンドルフ形引裂試験機法)に基づき測定された引裂強度を秤量で除して100倍した値である。比引裂強度はブランク(ブランク)対して90%以上の値に維持されていれば、紙の製造誤差を考慮すると品質的に問題ないといえる。
A:紙用改質剤を添加して作製した紙(実施例1〜8、比較例1〜5)の比容積
B:紙用改質剤を添加しない紙(比較例6)の比容積
上記実施例1〜8および比較例1〜6で得られた紙について、秤量、厚さ、比容積、膨張率、白色度、不透明度、吸水度、比引裂強度、テーバー剛度、発泡性、形態についてそれぞれ評価した。結果を表2に示した。なお、秤量、厚さ、白色度、不透明度、テーパー剛度はJISに定める方法を用いて測定した。比容積は秤量と厚さの値を用いて算出し、膨張率は下式により算出した。吸水度は作製した紙の表面にマイクロピペットで精製水10マイクロリットルを静かに滴下し、水滴が紙中に完全に吸収するまでの秒数を測定したものであり、値が大きいほどサイズ度(耐水性)が大きいことを示す。比引裂強度はJIS P 8116(エルメンドルフ形引裂試験機法)に基づき測定された引裂強度を秤量で除して100倍した値である。比引裂強度はブランク(ブランク)対して90%以上の値に維持されていれば、紙の製造誤差を考慮すると品質的に問題ないといえる。
B:紙用改質剤を添加しない紙(比較例6)の比容積
テーバー剛度は、値が小さいほど柔軟性が高いことを示す。発泡性は、実施例1〜8の紙用改質剤と比較例1〜5の添加剤のそれぞれ1重量%イオン交換水溶液を100ミリリットルメスシリンダーに50ミリリットル入れて密栓し、十分に振とうした直後の泡の最大容積を測定したものである。形態は、実施例1〜8の紙用改質剤と比較例1〜5の添加剤の20℃と35℃における形態をそれぞれ評価したものである。
表2から、本発明の紙用改質剤を添加した実施例1〜8は、ブランク(比較例6)や比較例1〜3に比べて、厚さ、比容積、膨張率、白色度、不透明度、テーバー剛度が向上していることが分かる。また、比較例4は、厚さ、比容積、膨張率、白色度、不透明度、テーバー剛度については実施例1〜8と同程度に向上しているが、比較例4は発泡性が大きく形態が固体であるという欠点があり、発泡性が小さく形態が液体である実施例1〜8の方が容易に取り扱うことができるので有利である。比較例5は、厚さ、比容積、膨張率、白色度については実施例1〜8と同程度に向上しているが、サイズ度が著しく低下するという欠点があるため、要求される紙質によってはサイズ度の低下が小さい実施例1〜8の方が有利である。以上のように、実施例1〜8の紙用改質剤を使用することにより、様々な付加価値を紙に付与することができ、さらに原料パルプ使用量の削減や作業性の向上ができることから経済的に有利であることが分かる。
Claims (3)
- 重量平均分子量500〜10,000のポリアルキレンイミンの活性水素に炭素数2〜4のアルキレンオキサイドを付加させて得られた化合物に、さらに炭素数12〜24の高級脂肪酸および/または炭素数12〜24の高級脂肪酸のエステル化合物を反応させて得られる反応生成物を含有することを特徴とする紙用改質剤。
- 前記ポリアルキレンイミンが、重量平均分子量500〜10,000のポリエチレンイミンである請求項1記載の紙用改質剤。
- 請求項1または2記載の紙用改質剤をパルプに対して0.01〜10重量%添加して抄紙を行うことを特徴とする紙の製造方法。
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JP2003319639A JP2005082949A (ja) | 2003-09-11 | 2003-09-11 | 紙用改質剤およびこれを用いた紙の製造方法 |
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JP2007031927A (ja) * | 2005-06-24 | 2007-02-08 | Nippon Paper Industries Co Ltd | 新聞インキ対応微塗工紙 |
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JP2013538773A (ja) * | 2010-07-20 | 2013-10-17 | オムヤ・デイベロツプメント・アー・ゲー | 表面処理炭酸カルシウム材料の調製方法および水性媒体中の有機材料の制御におけるこれらの使用 |
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2003
- 2003-09-11 JP JP2003319639A patent/JP2005082949A/ja active Pending
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