JP2005082254A - 複合型給紙ユニット及びその複合型給紙ユニットを備えた画像形成装置 - Google Patents

複合型給紙ユニット及びその複合型給紙ユニットを備えた画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 給紙カセットを改良することによって、画像形成装置の設置スペースのコンパクト化及び用紙ジャムの発生頻度の低減化を図ることができる給紙カセット及びその給紙カセットを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】 給紙カセットとして機能する機構部6と、手差しトレイとして機能する機構部7とを一体にしてユニット化し、複合型給紙ユニット5を構成する。プリント部3に向かって延びる搬送路36,37の下側に手差し給紙機構部7を配置することを可能にして装置の設置スペースの縮小化を図る。また、給紙カセット機構部6から取り出された記録用紙Pを搬送する経路と、手差し給紙機構部7から取り出された記録用紙Pを搬送する経路とをユニット内で合流させ、各経路の長さを短くすることにより、用紙ジャムの発生可能箇所を少なくする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置に備えられる給紙ユニット及びその給紙ユニットを備えた画像形成装置に係る。特に、本発明は、画像形成装置の設置スペースのコンパクト化や用紙ジャムの発生頻度の低減化を図るための改良に関する。
従来より、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置や、これら複数の機能を兼ね備えた複合機にあっては、感光体ドラム等を備えた画像形成部(プリント部)へ給紙される記録用紙の収容部(載置部)として給紙カセット及び手差しトレイが備えられている。例えば給紙カセットに数百枚の記録用紙を収容しておき、この記録用紙に対して画像形成を行う場合には、給紙カセットから記録用紙が順次取り出されて画像形成部への給紙が行われる。一方、ユーザが手差しトレイに記録用紙(例えばハガキなど)を載置して画像形成動作を開始させた場合には、この手差しトレイ上の記録用紙が画像形成部へ給紙されることになる。
これら給紙カセット及び手差しトレイを備えた画像形成装置は例えば下記の特許文献1及び2に開示されている。これら特許文献に開示されているように、これまで、一般的には、給紙カセットが装置の最下部に備えられ、この給紙カセットの排紙側から画像形成部に亘って給紙経路が設けられている。また、手差しトレイは、画像形成装置の側壁に取り付けられており、この手差しトレイ上の記録用紙を取り出すための用紙呼び込み機構を介して上記給紙経路の途中部分に連通している。
図7は従来の一般的な複写機の内部構成の概略を示している。この図7では、aが給紙カセット、bが手差しトレイ、cが感光体ドラム等を備えた画像形成部であり、dが給紙カセットaから延びる給紙経路、eが手差しトレイb上の記録用紙を取り出すための用紙呼び込み機構である。
特開2001−138576号公報 特開2001−333249号公報
上述の如く、画像形成装置の最下部に給紙カセットaを、画像形成装置の側壁に手差しトレイbをそれぞれ備えさせる場合の給紙系のレイアウトとしては、図7からも判るように、給紙カセットaから画像形成部cに向かって延びる給紙経路dの側方(装置の側壁側)に、手差しトレイbに対応する用紙呼び込み機構eが配置され、更にその側方に手差しトレイbが配置されることになる。つまり、給紙経路dの側方には、上記用紙呼び込み機構e及び手差しトレイbが水平方向外側に向けて順に配置されることになり、これらの存在のために画像形成装置の設置スペースをコンパクト化するには限界があった。この図7に示す画像形成装置の場合には、手差しトレイb及び用紙呼び込み機構eを除けば、装置の設置スペースは図中の寸法Iで済むのに対し、実際には手差しトレイb及び用紙呼び込み機構eが存在しているために装置の設置スペースとしては寸法IIが必要である。
一方、近年では、装置の下部に給紙カセットを、上部に原稿読取部(スキャナ部)をそれぞれ配置し、これら給紙カセットと原稿読取部との間に画像形成部及び排紙部(排紙トレイ)を設けて、排紙トレイが装置の側方に突出しないようにすることで装置の設置スペースの縮小化を図るものが開発されつつある。
このようにレイアウトされた画像形成装置の概略構成を図8に示す。この図8においても、aが給紙カセット、bが手差しトレイ、cが画像形成部、dが給紙経路、eが用紙呼び込み機構である。このようにレイアウトされた画像形成装置においても装置側壁周辺部には上記用紙呼び込み機構e及び手差しトレイbが水平方向外側に向けて順に配置されることになるため、上述した場合と同様に、設置スペースのコンパクト化には限界があった。
特に、このようにレイアウトした場合、両面印刷を行う際に記録用紙を反転させるための反転搬送路(スイッチバック搬送路)fを、給紙経路dの側方に配置せねばならない。そして、上記用紙呼び込み機構e及び手差しトレイbが、この反転搬送路fよりも更に側方に配置されるレイアウトとなる場合には、その分、装置の設置スペースが大きくなってしまうため、上記レイアウト(排紙トレイが装置の側方に突出しないようにしたレイアウト)によって設置スペースの縮小化を図ったメリットを十分に活かすことができないのが実情であった。この図8においても、手差しトレイb及び用紙呼び込み機構eを除いた場合の必要設置スペースをIで示し、手差しトレイb及び用紙呼び込み機構eが存在しているために必要となる装置の設置スペースをIIで示している。
また、これまでの画像形成装置にあっては、給紙経路として、給紙カセットから給紙される記録用紙の搬送路と、手差しトレイから給紙される記録用紙の搬送路との合流位置が画像形成部の直上流側に設定されており、画像形成装置全体としての給紙経路の長さが長く、その分、装置本体内部の構成の複雑化や用紙ジャムの発生可能箇所が多くなり、用紙ジャムの発生頻度を低減することが困難であった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、給紙カセットを改良することによって、画像形成装置の設置スペースのコンパクト化及び用紙ジャムの発生頻度の低減化を図ることができる給紙カセット及びその給紙カセットを備えた画像形成装置を提供することにある。
−発明の概要−
上記の目的を達成するために講じられた本発明の解決手段は、給紙カセットとして機能する機構部と、手差しトレイとして機能する機構部とを一体にしてユニット化し、複合型給紙ユニットを構成している。これにより、給紙カセットと手差しトレイとを略同一平面上に配置(例えば画像形成装置の最下部に併設)することを可能にし、給紙カセットから画像形成部に向かって延びる搬送路(給紙経路)の下側に手差しトレイを配置することを可能にしている。また、この複合型給紙ユニットによれば、給紙カセット機構部から取り出された記録媒体を搬送する経路と、手差し給紙機構部から取り出された記録媒体を搬送する経路とが同一ユニット内に存在しているため、これら経路をユニット内部で合流させることが可能になり、各経路の長さを短くすることができる。
−解決手段−
具体的に、本発明は、画像形成装置の画像形成部において画像形成を行うための記録媒体を収容可能な給紙カセット機構部と、ユーザによる記録媒体の載置が可能な手差し給紙機構部とが1つのユニットとしての複合型給紙ユニットを構成するものである。
この特定事項により、予め給紙カセット機構部に収容しておいた記録媒体に対して画像形成を行う場合には、この給紙カセット機構部から記録媒体が順次取り出されて画像形成部への給紙が行われ、この画像形成部において所定の画像形成動作が実行される。一方、ユーザが手差し給紙機構部に記録媒体(例えばハガキなど)を載置して画像形成動作を開始させた場合には、この手差し給紙機構部上の記録媒体が画像形成部へ給紙されて所定の画像形成動作が実行される。
本解決手段では、給紙カセット機構部と手差し給紙機構部とを一体化して複合型給紙ユニットを構成したことにより、これら給紙カセット機構部と手差し給紙機構部とを略同一平面上に配置することが可能になる。このため、例えば、複合型給紙ユニットを画像形成装置の最下部に配置させた場合には、画像形成部に向かって延びる搬送路の下側に手差し給紙機構部を位置させることが可能になる。従来では、搬送路と、手差しトレイと、この手差しトレイから記録媒体を取り出すための用紙呼び込み機構とが水平方向に配置されてしまうために装置の設置スペースが大きくなっていた(図7参照)。本解決手段によれば、搬送路と手差し給紙機構部とを上下方向で重なり合う位置に配置することが可能になり(図1参照)、その結果、画像形成装置の寸法を短くすることが可能になって設置スペースのコンパクト化を図ることができる。
また、給紙カセット機構部から取り出された記録媒体を排出する経路と、手差し給紙機構部から取り出された記録媒体を排出する経路との合流点を、画像形成部から離れた箇所(画像形成部の上流端よりもかなり上流側の位置であって、例えば複合型給紙ユニットの内部)に設定することが可能であるため、これら各経路の長さを短くすることができる。このため、画像形成装置全体としての搬送路の長さを短くすることが可能になり、用紙ジャムの発生可能箇所を少なくできて、用紙ジャムの発生頻度を低減することが可能になる。
各機構部から記録媒体を取り出すための機構として具体的には以下の構成が掲げられる。つまり、給紙カセット機構部及び手差し給紙機構部のそれぞれに、1枚の記録媒体のみを取り出すための用紙取り出し機構及び用紙捌き機構を備えさせた構成としている。
この特定事項により、給紙カセット機構部から記録媒体を取り出す場合には、この給紙カセット機構部に備えられた用紙取り出し機構(例えばピックアップローラ)及び用紙捌き機構(例えば捌きローラと捌き板とから成る)が駆動して、この給紙カセット機構部から1枚の記録媒体のみが取り出される。一方、手差し給紙機構部から記録媒体を取り出す場合には、この手差し給紙機構部に備えられた用紙取り出し機構及び用紙捌き機構が駆動して、この手差し給紙機構部から1枚の記録媒体のみが取り出される。このように、各給紙機構部それぞれに専用の記録媒体取り出しのための機構を備えさせることにより、それぞれにおける記録媒体の取り出し動作を安定的に且つ迅速に行うことができる。
複合型給紙ユニットの内部に備えられた給紙経路の具体構成として以下のものが掲げられる。つまり、給紙カセット機構部から取り出された記録媒体を搬送する第1経路と、手差し給紙機構部から取り出された記録媒体を搬送する第2経路と、これら経路同士を合流させた後に画像形成部に向かって延びる合流経路とを複合型給紙ユニットの内部に備えさせている。
この特定事項により、給紙カセット機構部及び手差し給紙機構部の何れの機構部から取り出された記録媒体も、複合型給紙ユニットの内部に設けられた上記合流経路を経た後、画像形成装置本体側に備えられた経路に導入されて画像形成部に達し、この画像形成部において画像形成が行われることになる。つまり、複合型給紙ユニットから画像形成部に向かう記録媒体の排出経路としては1本の経路のみであり、画像形成装置本体側には、給紙カセット用及び手差しトレイ用の2本の経路は必要なくなる。このため、画像形成装置全体としての搬送経路の長さを短くすることが可能になり、装置本体内部の構成の簡素化が図れるばかりでなく、用紙ジャムの発生可能箇所を少なくできて用紙ジャムの発生頻度を低減することが可能になる。
上記手差し給紙機構部の具体的構成について以下に述べる。先ず、手差し給紙機構部に、ユーザによって記録媒体が載置される手差しトレイを備えさせ、手差し給紙機構部の非使用時には、手差しトレイを複数段階に折り畳んでユニット側部に格納する構成としている。これにより、手差し給紙機構部の非使用時に、手差しトレイが装置側方に大きく張り出すことがなくなり、装置の見映えを良好にし、且つ手差しトレイ上に塵埃が堆積することに伴う不具合(塵埃が搬送経路に入り込んでしまって画像形成に支障を来したりすること)を防止できる。
また、手差しトレイが、格納状態では複合型給紙ユニット側壁を構成するようにしている一方、展開されて記録媒体の載置が可能となる状態では記録媒体搬送経路を開放するようにしている。つまり、この手差しトレイがユニット側壁を構成する部材としての機能を兼ね備えている。このため、部品点数の削減を図ることができる。また、手差しトレイの展開と同時に記録媒体搬送経路が開放され、手差しトレイの格納と同時に記録媒体搬送経路が閉鎖されるため、手差しトレイ使用開始時及び使用終了時の作業性が良好である。
更に、手差しトレイが展開されて記録媒体の載置が可能となる状態では、この手差しトレイが複数段階に伸長可能な構成としている。つまり、載置される記録媒体の大きさに応じて手差しトレイを伸長させることができ、手差し給紙機構部に複数種類のサイズの記録媒体を適用することが可能になる。
加えて、手差しトレイに、載置される記録媒体における搬送方向に沿って延びる端縁に当接することによりその記録媒体の載置位置を規制するガイド部材を備えさせる。そして、このガイド部材を手差しトレイ上でスライド移動可能に支持している。これにより、記録媒体が給紙経路に向けて搬送される際の斜行を防止でき、記録媒体上の適切な位置に画像を形成することができて、画像形成装置の信頼性の向上を図ることができる。
また、用紙ジャム発生時の対策として以下の構成が採用される。つまり、手差し給紙機構部を、ユニット内の記録媒体搬送経路を開放するようにスライド移動自在に構成する。これにより、ユニット内の記録媒体搬送経路において記録媒体の停滞(用紙ジャム)が発生した場合に、手差し給紙機構部をスライド移動することにより記録媒体搬送経路を開放させて、停滞している記録媒体の取り出しを可能とする構成としている。
この特定事項によれば、複合型給紙ユニットの内部で記録媒体が停滞する用紙ジャムが発生した場合には、手差し給紙機構部をスライド移動(側方への引き出し動作)させるのみで、記録媒体搬送経路内に停滞している記録媒体(ジャム用紙)が装置外部に臨むことになり、容易にこのジャム用紙の除去作業を行うことができ、画像形成動作の復帰の迅速化を図ることができる。
尚、上記各解決手段のうち何れか一つの複合型給紙ユニットを備えた画像形成装置も本発明の技術的思想の範疇である。つまり、給紙カセット機構部または手差し給紙機構部の何れか一方から画像形成部に供給された記録媒体に対して画像形成を行うよう構成された画像形成装置である。
本発明では、給紙カセットとして機能する機構部と、手差しトレイとして機能する機構部とを一体にしてユニット化し、複合型給紙ユニットを構成している。これにより、画像形成装置の画像形成部に向かって延びる搬送路に対して手差し給紙機構部を上下方向で重なり合う位置に配置することが可能になり、その結果、画像形成装置の寸法を短くすることが可能になって設置スペースのコンパクト化を図ることができる。
また、この複合型給紙ユニットによれば、給紙カセット機構部から取り出された記録媒体を搬送する経路と、手差し給紙機構部から取り出された記録媒体を搬送する経路とをユニット内部で合流させることが可能であり、各経路の長さを短くすることができる。このため、装置全体としての記録媒体搬送経路の長さを短くすることが可能になり、用紙ジャムの発生可能箇所を少なくして、装置の画像形成動作を安定的に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。本形態では、コピー機能、プリント機能、ファクシミリ機能を兼ね備えた複合機に本発明を適用した場合について説明する。
−複合機の全体構成の説明−
図1は本形態に係る画像形成装置としての複合機1の内部構成の概略を示している。この図1のように、本複合機1は、スキャナ部2、画像形成部としてのプリント部3及び原稿自動給紙部4を備えている。以下、各部について説明する。
<スキャナ部2の説明>
スキャナ部2は、透明なガラス等で成る原稿台41上に載置された原稿の画像や原稿自動給紙部4により1枚ずつ給紙される原稿の画像を読み取って画像データを作成する部分である。このスキャナ部2は、露光光源21、複数の反射鏡22,23,24、結像レンズ25、光電変換素子(CCD:Charge Coupled Device)26を備えている。
上記露光光源21は、原稿自動給紙部4の原稿台41上に載置された原稿や原稿自動給紙部4を搬送される原稿に対して光を照射するものである。各反射鏡22,23,24は、図1に一点鎖線Aで光路を示すように、原稿からの反射光を一旦図中左方向に反射させた後、下方に反射させ、その後、結像レンズ25に向かうように図中右方向に反射させるようになっている。
原稿の画像読取動作として、上記原稿台41上に原稿が載置された場合(「シート固定方式」として使用する場合)には、露光光源21及び各反射鏡22,23,24が原稿台41に沿って水平方向に走査して、原稿全体の画像を読み取ることになる。一方、原稿自動給紙部4を搬送される原稿を読み取る場合(「シート移動方式」として使用する場合)には、露光光源21及び各反射鏡22,23,24が図1に示す位置に固定され、後述する原稿自動給紙部4の原稿読取部42を原稿が通過する際にその画像を読み取ることになる。
上記各反射鏡22,23,24で反射されて結像レンズ25を通過した光は光電変換素子26に導かれ、この光電変換素子26において反射光が電気信号(原稿画像データ)に変換されるようになっている。
<プリント部3の説明>
プリント部3は、画像形成系31と用紙搬送系32とを備えている。
画像形成系31は、レーザスキャニングユニット31a及びドラム型の像担持体としての感光体ドラム31bを備えている。レーザスキャニングユニット31aは、上記光電変換素子26において変換された原稿画像データに基づいたレーザ光を感光体ドラム31bの表面に照射するものである。感光体ドラム31bは、図1中に矢印で示す方向に回転し、レーザスキャニングユニット31aからのレーザ光が照射されることによってその表面に静電潜像が形成されるようになっている。
また、感光体ドラム31bの外周囲には、上記レーザスキャニングユニット31aの他に、現像装置(現像機構)31c、転写機構を構成する転写ユニット31d、クリーニング装置(クリーニング機構)31e、図示しない除電器、帯電ユニット31fが周方向に亘って順に配設されている。現像装置31cは、感光体ドラム31bの表面に形成された静電潜像をトナー(顕像化物質)により可視像に現像するものである。転写ユニット31dは、感光体ドラム31bの表面に形成されたトナー像を記録媒体としての記録用紙Pに転写するものである。クリーニング装置31eは、トナー転写後において感光体ドラム31bの表面に残留したトナーを除去するようになっている。除電器は、感光体ドラム31bの表面の残留電荷を除去するものである。帯電ユニット31fは、静電潜像が形成される前の感光体ドラム31bの表面を所定の電位に帯電させるようになっている。
このため、記録用紙Pに画像を形成する際には、帯電ユニット31fによって感光体ドラム31bの表面が所定の電位に帯電され、レーザスキャニングユニット31aが原稿画像データに基づいたレーザ光を感光体ドラム31bの表面に照射する。その後、現像装置31cが感光体ドラム31bの表面にトナーによる可視像を現像し、転写ユニット31dによって、トナー像が記録用紙Pに転写される。更に、その後、感光体ドラム31bの表面に残留したトナーはクリーニング装置31eによって除去されると共に、感光体ドラム31bの表面の残留電荷が除電器によって除去される。これにより、記録用紙Pへの画像形成動作(印刷動作)の1サイクルが終了する。このサイクルが繰り返されることにより、複数枚の記録用紙Pに対して連続的に画像形成を行うことができるようになっている。
一方、用紙搬送系32は、後述する複合型給紙ユニット5に備えられた給紙カセット機構部6または手差し給紙機構部7の記録用紙Pを1枚ずつ搬送して上記画像形成系31による画像形成を行わせると共に、画像形成された記録用紙Pを用紙排出部としての排紙トレイ35へ排出するものである。
この用紙搬送系32は、主搬送路36と反転搬送路37とを備えている。主搬送路36は、一端が複合型給紙ユニット5の排出側に対向していると共に他端が排紙トレイ35に対向している。反転搬送路37は、一端が転写ユニット31dの配設位置よりも上流側(図中下側)で主搬送路36に繋がっていると共に、他端が転写ユニット31dの配設位置よりも下流側(図中上側)で主搬送路36に繋がっている。尚、本形態では、反転搬送路37の一部が複合型給紙ユニット5の内部を通過するようになっている。このため、この複合型給紙ユニット5の内部には、反転搬送路37を形成するためのガイド部材37bが備えられている。
そして、上記給紙カセット機構部6または手差し給紙機構部7の駆動により、何れかの機構部6,7から記録用紙Pを1枚ずつ間欠的にプリント部3に向けて給紙できるようになっている。
上記主搬送路36における転写ユニット31dの配設位置よりも上流側には、複合型給紙ユニット5に備えられたレジストローラ51が配設されている。このレジストローラ51は、感光体ドラム31b表面のトナー像と記録用紙Pとの位置合わせを行いながら記録用紙Pを搬送するものである。主搬送路36における転写ユニット31dの配設位置よりも下流側には、記録用紙Pに転写されたトナー像を加熱により定着させるための一対の定着ローラ39a,39bを備えた定着装置39が配設されている。更に、主搬送路36の下流端には、記録用紙Pを排紙トレイ35に排紙するための排出ローラ36eが配設されている。
主搬送路36に対する反転搬送路37の上流端の接続位置には分岐爪38が配設されている。この分岐爪38は、図1に実線で示す第1位置とこの第1位置から図中反時計回り方向に回動して反転搬送路37を開放する第2位置との間で水平軸回りに回動自在となっている。この分岐爪38が第1位置にあるときには記録用紙Pが排紙トレイ35に向けて搬送され、第2位置にあるときには記録用紙Pが反転搬送路37へ供給可能となっている。反転搬送路37には搬送ローラ37aが配設されており、記録用紙Pが反転搬送路37に供給された場合(所謂スイッチバック搬送により記録用紙Pが反転搬送路37に供給された場合)には、この搬送ローラ37aによって記録用紙Pが搬送され、レジストローラ51の上流側で記録用紙Pが反転されて再び転写ユニット31dに向かって主搬送路36を搬送されるようになっている。つまり、記録用紙Pの裏面に対して画像形成が行えるようになっている。
<原稿自動給紙部4の説明>
次に、原稿自動給紙部4について説明する。この原稿自動給紙部4は、所謂自動両面原稿搬送装置として構成されている。この原稿自動給紙部4は、シート移動式として使用可能であって、原稿載置部としての原稿トレイ43、中間トレイ44、原稿排出部としての原稿排紙トレイ45及び各トレイ43,44,45間で原稿を搬送する原稿搬送系46を備えている。
上記原稿搬送系46は、原稿トレイ43に載置された原稿を、原稿読取部42を経て中間トレイ44または原稿排紙トレイ45へ搬送するための主搬送路47と、中間トレイ44上の原稿を主搬送路47に供給するための副搬送路48とを備えている。
主搬送路47の上流端(原稿トレイ43の排出側に対向する部分)には原稿ピックアップローラ47a及び捌きローラ47bが配設されている。捌きローラ47bの下側には捌き板47cが配設されており、原稿ピックアップローラ47aの回転に伴って原稿トレイ43上の原稿のうちの1枚がこの捌きローラ47bと捌き板47cとの間を通過して主搬送路47に給紙されるようになっている。主搬送路47と副搬送路48との合流部分(図中B部分)よりも下流側にはPSローラ47e,47eが配設されている。このPSローラ47e,47eは、原稿の先端とスキャナ部2の画像読取タイミングとを調整して原稿を原稿読取部42に供給するものである。つまり、このPSローラ47e,47eは原稿が供給された状態でその原稿の搬送を一旦停止し、上記タイミングを調整して原稿を原稿読取部42に供給するようになっている。
原稿読取部42は、プラテンガラス42aと原稿押え板42bとを備え、PSローラ47e,47eから供給された原稿がプラテンガラス42aと原稿押え板42bとの間を通過する際に、上記露光光源21からの光がプラテンガラス42aを通過して原稿に照射されるようになっている。この際、上記スキャナ部2による原稿画像データの取得が行われる。上記原稿押え板42bの背面(上面)には図示しないコイルスプリングによる付勢力が付与されている。これにより、原稿押え板42bがプラテンガラス42aに対して所定の押圧力をもって接触しており、原稿が原稿読取部42を通過する際にプラテンガラス42aから浮き上がることを阻止している。
プラテンガラス42aの下流側には、搬送ローラ47f及び原稿排紙ローラ47gが備えられている。プラテンガラス42a上を通過した原稿が搬送ローラ47f及び原稿排紙ローラ47gを経て中間トレイ44または原稿排紙トレイ45へ排紙される構成となっている。
原稿排紙ローラ47gと中間トレイ44との間には中間トレイ揺動板44aが配設されている。この中間トレイ揺動板44aは、中間トレイ44側の端部が揺動中心とされて、図中実線で示すポジション1とこのポジション1から上方へ跳ね上げられたポジション2との間で揺動可能となっている。中間トレイ揺動板44aがポジション2にある場合には原稿排紙ローラ47gから排紙された原稿は原稿排紙トレイ45へ回収される。一方、中間トレイ揺動板44aがポジション1にある場合には原稿排紙ローラ47gから排紙された原稿は中間トレイ44へ排出されるようになっている。この中間トレイ44への排紙時には、原稿の端縁が原稿排紙ローラ47g,47g間に挟持された状態となっており、この状態から原稿排紙ローラ47gが逆回転することによって原稿が副搬送路48に供給され、この副搬送路48を経て再び主搬送路47に送り出されるようになっている。この原稿排紙ローラ47gの逆回転動作は、主搬送路47への原稿の送り出しと画像読取タイミングとを調整して行われる。これにより、原稿の裏面の画像が原稿読取部42によって読み取られるようになっている。
−複合機の基本動作説明−
以上の如く構成された複合機1の動作として、先ず、本複合機1が、プリンタとして機能する場合には、パーソナルコンピュータ等のホスト装置から送信された印刷データ(イメージデータやテキストデータ)を受信し、この受信した印刷データ(プリントデータ)を図示しないバッファ(メモリ)に一旦格納していく。このバッファへのプリントデータの格納と共に、バッファからのプリントデータの読み出しを順次行って、この読み出したプリントデータに基づき、上述したプリント部3の画像形成動作により記録用紙Pに画像形成が行われる。
また、本複合機1がスキャナとして機能する場合には、上記スキャナ部2によって読み取った原稿のスキャン画像データをバッファに一旦格納していく。このバッファへのスキャン画像データの格納と共に、バッファからホスト装置へのスキャン画像データの送信を順次行って、このホスト装置のディスプレイ等に画像表示する。尚、本複合機1がファクシミリとして機能する場合には、このスキャン画像データの送信先が一般公衆回線となる。
更に、本複合機1がコピー機として機能する場合には、上記スキャナ機能によって読み取った原稿画像データに基づきプリント部3の画像形成動作によって記録用紙Pに画像形成が行われることになる。
−複合型給紙ユニット5の説明−
次に、本形態の特徴部分である上記複合型給紙ユニット5について説明する。図2は、本複合機1に備えられた複合型給紙ユニット5の給紙カセット機構部6及び手差し給紙機構部7の一部を省略した斜視図である。また、図3は、この複合型給紙ユニット5の内部の概略構成を模式的に示す図である。
これら各図に示すように、複合型給紙ユニット5は、本ユニット5の筐体を成すユニットケーシング52の内部に上記給紙カセット機構部6及び手差し給紙機構部7が収容されて構成されている。そして、給紙カセット機構部6は、多数枚(例えば500枚)の記録用紙が収容可能な給紙カセット61を備えている一方、手差し給紙機構部7は、ユーザによる手差し動作によって1枚または数枚の記録用紙の載置が可能な手差しトレイ71を備えている。つまり、この給紙カセット61と手差しトレイ71とがユニットケーシング52の内部に収容されユニット化されて本複合型給紙ユニット5が構成されている。以下、各機構部6,7について説明する。
<給紙カセット機構部6の説明>
給紙カセット機構部6は、図2及び図3に示すように、上方が開放された容器状に構成された上記給紙カセット61を備えており、この給紙カセット61の内部に、金属製の用紙収納板としての回動板62が回動自在に支持されている。そして、この給紙カセット61は、上記ユニットケーシング52に対して複合機1の前面側(図1における手前側)に引き出し自在となっており、この給紙カセット61が引き出された状態で、この給紙カセット61に対して記録用紙の補給作業が行えるようになっている。
上記回動板62は、給紙カセット61の幅方向(図3の紙面に直交する方向)に延びる回動軸を中心に上下に回動自在に支持されており、その下面には上方への回動力が与えられたリフトプレート63が当接されている。つまり、この回動板62はリフトプレート63からの付勢力によって上方への付勢力を常時受けている。尚、このリフトプレート63に代えてコイルスプリングを備えさせ、このコイルスプリングからの付勢力によって回動板62に上方への付勢力を与えるようにしてもよい。
また、給紙カセット61の内部における一端部(図3における右側端部)には、記録用紙Pの先端縁に当接してこの記録用紙Pを整合するための図示しない用紙先端揃え爪が備えられ、この用紙先端揃え爪によって記録用紙Pの先端角部が上方から押さえ込まれている。このため、給紙カセット61内に記録用紙Pが装填される際には、リフトプレート63の付勢力によって回動板62が上方へ回動し、その回動位置は記録用紙Pの先端角部が用紙先端揃え爪に当接する位置に規制される。この状態で給紙カセット61がユニットケーシング52に差し込まれることにより、給紙カセット機構部6に多数枚の記録用紙がセットされたことになる。
また、上記給紙カセット61の内部には、記録用紙Pの給紙方向後端縁位置を位置決めする用紙後端ガイド部材64が記録用紙Pの給紙方向に沿ってスライド移動自在に設けられている。一方、記録用紙Pの給紙方向に直交する側の両端縁位置を位置決めするための用紙側端ガイド部材65,65もスライド移動自在に設けられている。尚、本形態に係る複合型給紙ユニット5は用紙幅方向センタ基準で記録用紙Pを収容するものである。このため、各用紙側端ガイド部材65,65は、互いに同期して近接する方向及び離間する方向にスライドするよう図示しないスライド機構によって支持されている。
給紙カセット機構部6の用紙排出側には、用紙取り出し機構を構成するピックアップローラ66、用紙捌き機構67がそれぞれ設けられている。
上記用紙捌き機構67は、捌きローラ67aと捌き板67bとを備えている。捌き板67bは、その上面(記録用紙Pとの接触面)における記録用紙Pとの摩擦力が、記録用紙P,P同士の間の摩擦力より大きくなるように設定されている。また、捌きローラ67aでは、この捌きローラ67aと記録用紙Pとの摩擦力が、捌き板67bの上面と記録用紙Pとの摩擦力や、記録用紙P,P同士の間の摩擦力よりも大きくなるように設定されている。そのため、給紙カセット61から複数枚の記録用紙P,P,…が取り出されて用紙捌き機構67まで送られてきたとしても、捌きローラ67aによって、これら複数の記録用紙P,P,…を分離し、最も上側の一枚の記録用紙Pのみを搬送経路に送り出すことができるようになっている。
上記捌きローラ67a及びピックアップローラ66の回転軸にはプーリ67c,66aがそれぞれ備えられており、これらプーリ67c,66a同士の間にはベルト68が掛け渡されている。そして、図示しない駆動モータの駆動力は捌きローラ67aに伝達されるようになっており、この捌きローラ67aに伝達されたモータ駆動力がベルト68を介してピックアップローラ66に伝達されるようになっている。また、これら捌きローラ67a及びピックアップローラ66の回転軸は同一の支持プレート(図3では図示省略)に支持されていて、上記モータの駆動力が捌きローラ67aに伝達されるに伴って、この支持プレートが、捌きローラ67aの回転軸を中心に回動(図3における反時計回り方向に回動)して、ピックアップローラ66が給紙カセット61内の記録用紙Pの上面に当接するようになっている(図3は、この回動後の状態を示している)。つまり、上記モータの駆動に伴って、ピックアップローラ66が給紙カセット61内の記録用紙Pに当接して、この給紙カセット61から記録用紙Pを取り出し、用紙捌き機構67によって記録用紙Pが捌かれて1枚の記録用紙Pのみが給紙カセット61から用紙搬送路に送り出される構成となっている。
<手差し給紙機構部7の説明>
手差し給紙機構部7は、図2及び図3に示すように、上記ユニットケーシング52に対して複合機1の側方(図1における右側)に引き出し自在な上記手差しトレイ71が備えられている。この手差しトレイ71は、図3に示すように、ユニットケーシング52に形成された溝52aに沿って移動可能に支持されたトレイベース72と、このトレイベース72に対して水平方向に延びる回動軸により回動自在に支持された手差しトレイ本体73とを備えている。
更に、この手差しトレイ本体73は、トレイベース72に対して水平方向に延びる回動軸により回動自在に支持された第1トレイ74と、この第1トレイ74の先端部(図3に示す格納状態では上端部)に対して回動自在に支持された第2トレイ75とを備えている。
これにより、本手差し給紙機構部7からの給紙を行う場合には、第1トレイ74をトレイベース72に対して装置側方に回動させると共に、第2トレイ75を第1トレイ74に対して装置側方に回動させる。これにより、図4に示すように第1トレイ74及び第2トレイ75の各内面が面一状に上方を向き、第1トレイ74から第2トレイ75に亘って記録用紙Pの載置(手差し)が可能となる。尚、上記第1トレイ74には、図3に示す格納状態において装置外面側に位置する把持部74aが設けられており、この把持部74aをユーザが把持して、装置側方に第1トレイ74を倒すことにより、この第1トレイ74が開放状態となるようになっている。
また、上記手差しトレイ71には、載置される記録用紙Pの幅方向の各端縁(載置される記録用紙Pにおける搬送方向に沿って延びる端縁)に当接することによりその記録用紙Pの載置位置を規制する一対のガイド部材79,79(図2では図示省略)が備えられており、このガイド部材79,79が手差しトレイ71上でスライド移動可能に支持されている。この手差しトレイ71上においても記録用紙Pは幅方向センタ基準で載置される。このため、各ガイド部材79,79は、互いに同期して近接する方向及び離間する方向にスライドするよう図示しないスライド機構によって支持されている。
また、本形態における手差し給紙機構部7は、第1トレイ74の開放動作を自動で行えるようにもなっている。具体的には、第1トレイ74の内側面(図4に示す開放状態における上面)の先端部には小型の金属片74bが取り付けられている一方、ユニットケーシング52の側面であって、第1トレイ74の格納状態において上記金属片74bに対向する位置には電磁マグネット52bが備えられている。この電磁マグネット52bは、直流電源が接続され、通電状態では電磁石となり、上記金属片74bを電磁吸着することによって第1トレイ74の格納状態を維持するようになっている。一方、ユーザが複合機1の操作パネルを操作する等して手差し給紙機構部7からの給紙が要求された場合には、電磁マグネット52bが非通電状態となり、上記金属片74bの電磁吸着状態が解除されて、第1トレイ74はその自重によって格納状態から開放状態に回動するようになっている。
また、上記手差しトレイ71の下端部には第2の把持部71aが形成されている。この把持部71aは、図3に示す第1トレイ74の格納状態において、上方に凹陥する凹部で形成されており、この把持部71aにユーザが手を挿入して手差しトレイ71を装置側方(図3における右側)へ引き出すことにより手差し給紙機構部7の全体が引き出されて複合型給紙ユニット5の内部が外部に開放されるようになっている(図5参照)。この開放状態については後述する。
本手差し給紙機構部7の用紙排出側には、用紙取り出し機構を構成する用紙呼び込みローラ76、用紙捌き機構77がそれぞれ設けられている。
上記用紙捌き機構77は、捌きローラ77aと捌き板77bとを備えている。これらの構成は、上述した給紙カセット機構部6に備えられた用紙捌き機構67と同様であるのでここでの説明は省略する。
そして、上記捌きローラ77a及び用紙呼び込みローラ76の回転軸にはプーリ77c,76aがそれぞれ備えられており、これらプーリ77c,76a同士の間にはベルト78が掛け渡されている。そして、図示しない駆動モータの駆動力は捌きローラ77aに伝達されるようになっており、この捌きローラ77aに伝達されたモータ駆動力がベルト78を介して用紙呼び込みローラ76に伝達されるようになっている。また、これら捌きローラ77a及び用紙呼び込みローラ76の回転軸は同一の支持プレート(図示省略)に支持されていて、上記モータの駆動力が捌きローラ77aに伝達されるに伴って、この支持プレートが、捌きローラ77aの回転軸を中心に回動して、用紙呼び込みローラ76を手差しトレイ71上の記録用紙Pの上面に当接するようになっている。つまり、上記モータの駆動に伴って、用紙呼び込みローラ76が手差しトレイ71上の記録用紙Pに当接して、この手差しトレイ71から記録用紙Pを取り出し、用紙捌き機構77によって記録用紙Pが捌かれて1枚の記録用紙Pのみが手差しトレイ71から用紙搬送路に送り出される構成となっている。
<給紙経路>
次に、上述の如く構成された給紙カセット機構部6及び手差し給紙機構部7によって取り出された記録用紙Pを主搬送路36に向けて送り出すための給紙経路(複合型給紙ユニット5内部の経路)について説明する。
この給紙経路は、第1〜第3のガイド部材81,82,83により構成されている。第1ガイド部材81は、上記給紙カセット機構部6の捌きローラ67aの直下流側から鉛直上方へ向けて湾曲するプレートにより構成されている。一方、第2ガイド部材82は、上記手差し給紙機構部7の捌きローラ77aの直下流側から鉛直上方へ向けて湾曲するプレートにより構成されている。そして、第3ガイド部材83は、上記第1ガイド部材81と第2ガイド部材82との間に位置しており、第1ガイド部材81の下側部分に対向する第1湾曲面83a及び第2ガイド部材82の下側部分に対向する第2湾曲面83bを備えている。
以上の構成により、第1ガイド部材81と第3ガイド部材83の第1湾曲面83aとの間で、給紙カセット機構部6から取り出された記録用紙Pの搬送方向を上方へ向ける第1経路84が形成されている一方、第2ガイド部材82と第3ガイド部材83の第2湾曲面83bとの間で、手差し給紙機構部7から取り出された記録用紙Pの搬送方向を上方へ向ける第2経路85が形成されている。そして、上記第1ガイド部材81と第2ガイド部材82との間で鉛直上方に延びる合流経路86が形成されており、上記第1経路84と第2経路85とはその下流側端同士が接続されて合流経路86に合流するようになっている。つまり、給紙カセット機構部6及び手差し給紙機構部7から取り出された記録用紙Pは何れも、複合型給紙ユニット5の内部に設けられた上記合流経路86を経た後、主搬送路36に導入されてプリント部3に達し、このプリント部3において所定の画像形成動作が行われるようになっている。従って、複合型給紙ユニット5からプリント部3に向かう記録用紙Pの排出経路としては1本の経路(主搬送路36)のみであり、複合機1の本体側には、給紙カセット用及び手差しトレイ用の2本の経路は必要なくなる。このため、複合機1全体としての搬送経路の長さを短くすることが可能になり、複合機1内部の構成の簡素化が図れるばかりでなく、用紙ジャムの発生可能箇所を少なくできて用紙ジャムの発生頻度を低減することが可能になる。
また、上記第1ガイド部材81及び第3ガイド部材83は上記ユニットケーシング52に支持されているのに対し、第2ガイド部材82は上記手差し給紙機構部7に一体的に設けられている。つまり、図5に示す手差し給紙機構部7の引き出し時には、この第2ガイド部材82も手差し給紙機構部7と共にユニットケーシング52から引き出されることになる。このため、第1ガイド部材81との間で構成していた合流経路86や、第3ガイド部材83との間で構成していた第2経路85が開放されることになり、これら経路において用紙ジャムが発生した場合の用紙除去作業を容易に行うことができるようになっている。図5においてジャム状態にある記録用紙Pのうち、実線で示す状態が給紙カセット機構部6から送り出された記録用紙Pがジャムした状態を示しており、一点鎖線で示す状態が手差し給紙機構部7から送り出された記録用紙Pがジャムした状態を示している。
また、上記第2ガイド部材82には図示しない揺動機構が備えられており、図3や図4に示すように手差し給紙機構部7が引き出されていない状態では、第2ガイド部材82が鉛直方向に延びて、上記各経路を形成するようになっている一方、図5に示すように手差し給紙機構部7が引き出された状態では、第2ガイド部材82が手差しトレイ71側に倒れ込み、これによってジャム用紙を除去する際にユーザの手が挿入可能となる空間を拡大するようになっている(図5ではユーザの手の挿入方向を矢印で示している)。
<給紙動作>
次に、上述の如く構成された複合型給紙ユニット5による給紙動作について図6のフローチャートに沿って説明する。
先ず、STEP1において、ユーザが複合機1の操作パネルを操作する(または接続しているホスト装置を操作する)等によって印字要求がなされた場合には、STEP2において、手差し給紙機構部7の手差しトレイ71は格納状態であるか否か、つまり、手差し給紙機構部7は複合型給紙ユニット5の側壁に閉じられているか否かを判定する。手差しトレイ71が格納状態でない場合、つまり、手差しトレイ71が開放状態となっている場合には、STEP3に移って装置の表示部(表示パネル)に、手差しトレイ71を格納状態とする(手差し給紙機構部7を閉じる)旨の告知を行う。そして、STEP4において手差しトレイ71の格納(手差し給紙機構部7が閉じられたこと)が検出された場合には、STEP5に移る。
ユーザが印字条件の入力を行い(STEP5)、ここで印字用紙(画像形成に使用する記録用紙Pの種類)が選択された場合にはSTEP6においてYES判定されてSTEP7に移る。ここでは、選択された印字条件の給紙元は手差し給紙機構部7であるか否かを判定する。この判定がYESである場合には、STEP8に移って上記電磁マグネット52bをOFFして手差し給紙機構部7の手差しトレイ71を開放させる(複合型給紙ユニット5の側壁から倒す:図4における矢印α)。そして、必要に応じて補助板としての第2トレイ75の回動(開放)操作(図4における矢印β)が行われた後(STEP9)、手差しトレイ71上に記録用紙Pを載置して(STEP10)、STEP14に移る。
一方、上記STEP7でNO判定された場合には、選択された印字条件の給紙元が給紙カセット機構部6であると判断し(STEP11)、STEP12において、給紙カセット機構部6の給紙カセット61には、必要なサイズの記録用紙P(上記印字条件に適合した記録用紙P)が収容されているか否かを判定する。この判定がYESである場合にはSTEP14に移る一方、この判定がNOである場合には、STEP13において、ユーザは、印字条件に適合した記録用紙Pの収容動作を行い、その後、STEP14に移る。この印字条件に適合した記録用紙Pが収容されているか否かの判定としては、給紙カセット61に用紙サイズセンサを備えさせ、収容されている記録用紙Pの種類(大きさや向き)をこのセンサによって検出して表示パネルに表示しておき、ユーザがそれを確認することにより判断したり、複合機1が認識している給紙カセット61に収容されている記録用紙Pの種類と上記印字条件の記録用紙Pの種類とが異なっている場合にユーザに警告を行って印字条件に適合した記録用紙Pの収容動作を促すことなどが掲げられる。
そして、STEP14で印字処理が実行され、所望の機構部から給紙が行われ、その記録用紙Pに対してプリント部3において画像形成が行われた後に排紙トレイ35への排紙動作が行われることになる。
この1枚の記録用紙Pに対する印字動作が行われた後、次印字(次の印字情報)があるか否かをSTEP15で判定し、次の印字情報が無くなるまで、STEP14,15の動作を繰り返す。そして、次の印字情報が無くなると、STEP16において、次印字JOBがあるか否かを判定し、次印字JOBがある場合には、STEP2に戻り、次印字JOBが無くなるまで上記動作を繰り返す。
−実施形態の効果−
以上説明してきたように、本形態では、給紙カセット機構部6と手差し給紙機構部7とを一体にして複合型給紙ユニット5を構成している。このため、複合機1のプリント部3に向かって延びる主搬送路36及び反転搬送路37に対して手差し給紙機構部7を上下方向で重なり合う位置に配置することが可能になり、その結果、複合機1の寸法を短くすることが可能になって設置スペースのコンパクト化を図ることができる。
また、この複合型給紙ユニット5によれば、給紙カセット機構部6から取り出された記録用紙Pを搬送する経路と、手差し給紙機構部7から取り出された記録用紙Pを搬送する経路とをユニット5内部で合流させることが可能であり、各経路の長さを短くすることができる。このため、装置全体としての用紙搬送経路の長さを短くすることが可能になり、用紙ジャムの発生可能箇所を少なくして、装置の画像形成動作を安定的に行うことができる。
−その他の実施例−
上述した各実施形態では、複写機、プリンタ及びファクシミリ装置としての機能を兼ね備えた多機能型の画像形成装置(複合機)1に、本発明を適用した場合について説明した。本発明は、これに限らず、何れか一つの機能のみを備えた画像形成装置やその他の画像形成装置に対しても適用可能である。
また、手差し給紙機構部7の手差しトレイ71は折り畳み式であって2段階に長さ調整できるものであったが、本発明はこれに限らず、引き出し式に構成されて長さ調整できるものであったり、3段階以上に長さ調整可能なものであってもよい。
実施形態に係る複合機の内部構成の概略を示す図である。 複合型給紙ユニットの一部を省略した斜視図である。 複合型給紙ユニットの内部の概略構成を模式的に示す図である。 手差しトレイの開放状態を示す図3相当図である。 用紙ジャム発生時における手差し給紙機構部の引き出し状態を示す図3相当図である。 複合型給紙ユニットの給紙動作を説明するためのフローチャート図である。 従来の一般的な複写機の内部構成の概略を示す図である。 従来の他の複写機の内部構成の概略を示す図である。
符号の説明
1 複合機(画像形成装置)
3 プリント部(画像形成部)
5 複合型給紙ユニット
6 給紙カセット機構部
66 ピックアップローラ(用紙取り出し機構)
67 用紙捌き機構
7 手差し給紙機構部
71 手差しトレイ
76 用紙呼び込みローラ(用紙取り出し機構)
77 用紙捌き機構
79 ガイド部材
84 第1経路
85 第2経路
86 合流経路
P 記録用紙(記録媒体)

Claims (9)

  1. 画像形成装置の画像形成部において画像形成を行うための記録媒体を収容可能な給紙カセット機構部と、ユーザによる記録媒体の載置が可能な手差し給紙機構部とが1つのユニットとして構成されて成ることを特徴とする複合型給紙ユニット。
  2. 請求項1記載の複合型給紙ユニットにおいて、
    給紙カセット機構部及び手差し給紙機構部のそれぞれには、1枚の記録媒体のみを取り出すための用紙取り出し機構及び用紙捌き機構が備えられていることを特徴とする複合型給紙ユニット。
  3. 請求項1または2記載の複合型給紙ユニットにおいて、
    給紙カセット機構部から取り出された記録媒体を搬送する第1経路と、手差し給紙機構部から取り出された記録媒体を搬送する第2経路と、これら経路同士を合流させた後に画像形成部に向かって延びる合流経路とを内部に備えている特徴とする複合型給紙ユニット。
  4. 請求項1、2または3記載の複合型給紙ユニットにおいて、
    手差し給紙機構部にはユーザによって記録媒体が載置される手差しトレイが備えられており、この手差しトレイは非使用時には複数段階に折り畳まれることによってユニット側部に格納される構成となっていることを特徴とする複合型給紙ユニット。
  5. 請求項4記載の複合型給紙ユニットにおいて、
    手差しトレイは、格納状態では複合型給紙ユニット側壁を構成している一方、展開されて記録媒体の載置が可能となる状態では記録媒体搬送経路を開放するようになっていることを特徴とする複合型給紙ユニット。
  6. 請求項4または5記載の複合型給紙ユニットにおいて、
    手差しトレイは、展開されて記録媒体の載置が可能となる状態において、複数段階に伸長可能な構成とされていることを特徴とする複合型給紙ユニット。
  7. 請求項4、5または6記載の複合型給紙ユニットにおいて、
    手差しトレイは、載置される記録媒体における搬送方向に沿って延びる端縁に当接することによりその記録媒体の載置位置を規制するガイド部材を備えており、このガイド部材が手差しトレイ上でスライド移動可能に支持されていることを特徴とする複合型給紙ユニット。
  8. 請求項1〜7のうち何れか一つに記載の複合型給紙ユニットにおいて、
    手差し給紙機構部は、ユニット内の記録媒体搬送経路を開放するようにスライド移動自在に構成されており、ユニット内の記録媒体搬送経路において記録媒体の停滞が発生した場合には、手差し給紙機構部をスライド移動することにより記録媒体搬送経路が開放され、停滞している記録媒体の取り出しが可能な構成となっていることを特徴とする複合型給紙ユニット。
  9. 請求項1〜8のうち何れか一つに記載の複合型給紙ユニットを備えた画像形成装置であって、
    給紙カセット機構部または手差し給紙機構部の何れか一方から画像形成部に供給された記録媒体に対して画像形成を行うよう構成されて成ることを特徴とする画像形成装置。
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