JP2005112477A - 給紙機構及びその給紙機構を備えた画像形成装置 - Google Patents

給紙機構及びその給紙機構を備えた画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 給紙カセットとして機能する機構部と手差しトレイとして機能する機構部とを一体にして構成された複合型給紙ユニットを複数段組み合わせて成る給紙機構に対し、何れの複合型給紙ユニットにおいても種々のサイズの記録用紙を手差し給紙可能にする給紙機構及びその給紙機構を備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】 給紙カセットとして機能する機構部6と、手差しトレイとして機能する機構部7とを一体にしてユニット化して複合型給紙ユニット5を構成する。複数の複合型給紙ユニット5を重ね合わせて給紙機構を構成する。各複合型給紙ユニット5の手差し給紙機構部7に備えられた手差しトレイ71を折り畳むことで伸縮可能にする。これにより、手差しトレイ71が複数種類の記録媒体に対応できるようにする。
【選択図】 図4

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置に備えられる給紙機構及びその給紙機構を備えた画像形成装置に係る。特に、本発明は、給紙カセットとして機能する機構部と、手差しトレイとして機能する機構部とを一体にして構成された複合型給紙ユニットが複数段組み合わされて成る給紙機構の改良に関する。
従来より、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置や、これら複数の機能を兼ね備えた複合機にあっては、感光体ドラム等を備えた画像形成部(プリント部)へ給紙される記録用紙の収容部(載置部)として給紙カセット及び手差しトレイが備えられている。例えば給紙カセットに数百枚の記録用紙を収容しておき、この記録用紙に対して画像形成を行う場合には、給紙カセットから記録用紙が順次取り出されて画像形成部への給紙が行われる。一方、ユーザが手差しトレイに記録用紙(例えばハガキなど)を載置して画像形成動作を開始させた場合には、この手差しトレイ上の記録用紙が画像形成部へ給紙されることになる。
これら給紙カセット及び手差しトレイを備えた画像形成装置は例えば下記の特許文献1及び2に開示されている。これら特許文献に開示されているように、これまで、一般的には、給紙カセットが装置の最下部に備えられ、この給紙カセットの排紙側から画像形成部に亘って給紙経路が設けられている。また、手差しトレイは、画像形成装置の側壁に取り付けられており、この手差しトレイ上の記録用紙を取り出すための用紙呼び込み機構を介して上記給紙経路の途中部分に連通している。
図9は従来の一般的な複写機の内部構成の概略を示している。この図9では、aが給紙カセット、bが手差しトレイ、cが感光体ドラム等を備えた画像形成部であり、dが給紙カセットaから延びる給紙経路、eが手差しトレイb上の記録用紙を取り出すための用紙呼び込み機構である。
特開2001−138576号公報 特開2001−333249号公報
上述の如く、画像形成装置の最下部に給紙カセットaを、画像形成装置の側壁に手差しトレイbをそれぞれ備えさせる場合の給紙系のレイアウトとしては、図9からも判るように、給紙カセットaから画像形成部cに向かって延びる給紙経路dの側方(装置の側壁側)に、手差しトレイbに対応する用紙呼び込み機構eが配置され、更にその側方に手差しトレイbが配置されることになる。つまり、給紙経路dの側方には、上記用紙呼び込み機構e及び手差しトレイbが水平方向外側に向けて順に配置されることになり、これらの存在のために画像形成装置の設置スペースをコンパクト化するには限界があった。この図9に示す画像形成装置の場合には、手差しトレイb及び用紙呼び込み機構eを除けば、装置の設置スペースは図中の寸法Iで済むのに対し、実際には手差しトレイb及び用紙呼び込み機構eが存在しているために装置の設置スペースとしては寸法IIが必要である。
一方、近年では、装置の下部に給紙カセットを、上部に原稿読取部(スキャナ部)をそれぞれ配置し、これら給紙カセットと原稿読取部との間に画像形成部及び排紙部(排紙トレイ)を設けて、排紙トレイが装置の側方に突出しないようにすることで装置の設置スペースの縮小化を図るものが開発されつつある。
このようにレイアウトされた画像形成装置の概略構成を図10に示す。この図10においても、aが給紙カセット、bが手差しトレイ、cが画像形成部、dが給紙経路、eが用紙呼び込み機構である。このようにレイアウトされた画像形成装置においても装置側壁周辺部には上記用紙呼び込み機構e及び手差しトレイbが水平方向外側に向けて順に配置されることになるため、上述した場合と同様に、設置スペースのコンパクト化には限界があった。
特に、このようにレイアウトした場合、両面印刷を行う際に記録用紙を反転させるための反転搬送路(スイッチバック搬送路)fを、給紙経路dの側方に配置せねばならない。そして、上記用紙呼び込み機構e及び手差しトレイbが、この反転搬送路fよりも更に側方に配置されるレイアウトとなる場合には、その分、装置の設置スペースが大きくなってしまうため、上記レイアウト(排紙トレイが装置の側方に突出しないようにしたレイアウト)によって設置スペースの縮小化を図ったメリットを十分に活かすことができないのが実情であった。この図10においても、手差しトレイb及び用紙呼び込み機構eを除いた場合の必要設置スペースをIで示し、手差しトレイb及び用紙呼び込み機構eが存在しているために必要となる装置の設置スペースをIIで示している。
また、これまでの画像形成装置にあっては、給紙経路として、給紙カセットから給紙される記録用紙の搬送路と、手差しトレイから給紙される記録用紙の搬送路との合流位置が画像形成部の直上流側に設定されており、画像形成装置全体としての給紙経路の長さが長く、その分、装置本体内部の構成の複雑化や用紙ジャムの発生可能箇所が多くなり、用紙ジャムの発生頻度を低減することが困難であった。
これらの点に鑑み、本発明の発明者らは、給紙カセットを改良することによって、画像形成装置の設置スペースのコンパクト化及び用紙ジャムの発生頻度の低減化を図ることを可能にする給紙ユニットについて既に提案している(特願2003−312975)。
具体的には、給紙カセットとして機能する機構部と、手差しトレイとして機能する機構部とを一体にしてユニット化し、これにより、給紙カセット機構部と手差し給紙機構部とを略同一平面上に配置(例えば画像形成装置の最下部に併設)すると共に、この両者間に共通の用紙搬送路を形成している。これにより、給紙カセットから画像形成部に向かって延びる搬送路(給紙経路)の下側に手差し給紙機構部を配置することを可能にする。また、給紙カセット機構部から取り出された記録媒体を搬送する経路と、手差し給紙機構部から取り出された記録媒体を搬送する経路とを同一ユニット内に存在させて、これら経路をユニット内部で合流させること(搬送経路の共通化)を可能にし、各経路の長さを短くすることで用紙ジャムの発生頻度を低減できるようにしている。
ところで、一般的な画像形成装置にあっては、図9にも示しているように、複数種類の記録用紙を使用可能とするために各種サイズの記録用紙を収容した複数の給紙カセットが複数段備えられている。
そして、給紙カセット機構部と手差し給紙機構部とをユニット化した上記複合型給紙ユニットを複数段組み合わせて給紙機構を構成した場合、ユーザが何れの複合型給紙ユニットから手差し給紙を行っても手差しトレイ上から記録用紙が落下しないように、この手差しトレイの長さが十分に確保できるようにしておくことが必要である。例えば、比較的長尺の手差しトレイを各手差し給紙機構部に対して着脱自在にしておくことも考えられるが、これではユーザの作業性の悪化を招いてしまう。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、給紙カセットとして機能する機構部と手差しトレイとして機能する機構部とを一体にして構成された複合型給紙ユニットを複数段組み合わせて成る給紙機構に対し、何れの複合型給紙ユニットにおいても種々のサイズの記録用紙を手差し給紙可能にする給紙機構及びその給紙機構を備えた画像形成装置を提供することにある。
−発明の概要−
上記の目的を達成するために講じられた本発明の解決手段は、給紙カセット機構部と手差し給紙機構部とをユニット化して構成された複合型給紙ユニットが複数段重ね合わされて成る給紙機構に対し、個々の複合型給紙ユニットの手差し給紙機構部に備えられた手差しトレイを折り畳むことで伸縮可能にしている。これにより、各手差しトレイが複数種類の記録媒体に対応できるようにしている。
−解決手段−
具体的に、本発明は、画像形成装置の画像形成部において画像形成を行うための記録媒体を収容可能な給紙カセット機構部と、ユーザによる記録媒体の載置が可能な手差し給紙機構部とが1つのユニットとして構成された複合型給紙ユニットを複数備え、これら複合型給紙ユニットが複数段重ね合わされて構成される給紙機構を前提としている。この給紙機構に対し、各複合型給紙ユニットの手差し給紙機構部に、ユーザによって記録媒体が載置される手差しトレイをそれぞれ備えさせ、各手差しトレイを、非使用時に全長が短くなるように折り畳んでユニット側部に格納する構成としている。
この特定事項により、手差し給紙によって画像形成動作を行う場合には、給紙機構を構成している複数の複合型給紙ユニットのうちの何れかが選択され、その複合型給紙ユニットに備えられている手差し給紙機構部の手差しトレイが展開され、記録媒体の載置が可能となる長さまで伸長されて記録媒体の載置が行われる。また、この手差しトレイをユニット側部に格納する際には、その全長が短くなるように折り畳まれた状態でユニット側部に沿うように格納されることになる。従って、この格納状態での手差しトレイの全長を短くしながらも、その使用時(記録媒体が載置される際)には、その記録媒体が落下しない程度まで全長を延ばすことができる。この機能を全ての複合型給紙ユニットが備えており、ユーザは何れのサイズの記録媒体であっても任意の複合型給紙ユニットを使用して手差し給紙を行うことが可能である。
より具体的な構成としては以下のものが掲げられる。つまり、各手差しトレイが、ユニット側部に格納された状態から展開されることにより、ユーザによる記録媒体の載置を可能にすると共に、手差し給紙機構部の記録媒体搬送経路を開放する構成としている。これによれば、手差しトレイの展開と同時に記録媒体搬送経路が開放され、手差しトレイの格納と同時に記録媒体搬送経路が閉鎖される。このため、手差しトレイ使用開始時及び使用終了時の作業性が良好である。
また、各手差しトレイが、ユニット側部に格納された状態において複合型給紙ユニット側壁の一部を構成する機能と、この格納状態から展開されることにより記録媒体の載置を可能にする記録媒体載置台を構成する機能とを兼用するようにしている。このように手差しトレイがユニット側壁を構成する部材としての機能を兼ね備えているため、画像形成装置全体としての部品点数の削減を図ることができる。
また、各手差しトレイに、ユニット側部に格納された状態から展開された状態においてトレイ全長を伸長可能にする補助トレイを備えさせている。この場合、補助トレイによるトレイ全長の伸長動作はユーザによる手動操作により行われる。この解決手段によれば、載置される記録媒体の大きさに応じて手差しトレイ全長を変化させることを容易に実現でき、手差し給紙機構部に複数種類のサイズの記録媒体を適用することが可能になる。
更に、各手差しトレイがユニット側部に格納された状態から展開される動作を、ユーザによる手動操作または自動展開機構による自動動作により行う構成としている。ユーザの手動操作によって手差しトレイを展開させる場合にはユーザの意思によって使用する複合型給紙ユニットを選択することができ、自動動作によって手差しトレイを展開させる場合にはユーザによる手差しトレイの開閉操作が不要になるため装置の使い勝手が向上する。
尚、上記各解決手段のうち何れか一つの給紙機構を備えた画像形成装置も本発明の技術的思想の範疇である。つまり、何れか一つの複合型給紙ユニットにおける給紙カセット機構部または手差し給紙機構部から取り出されて画像形成部に供給された記録媒体に対して画像形成を行うよう構成された画像形成装置である。
本発明では、給紙カセット機構部と手差し給紙機構部とをユニット化して構成された複合型給紙ユニットが複数段重ね合わされて成る給紙機構に対し、個々の複合型給紙ユニットの手差し給紙機構部に備えられた手差しトレイを折り畳むことで伸縮可能にしている。このため、ユーザは何れのサイズの記録媒体であっても任意の複合型給紙ユニットを使用して手差し給紙を行うことが可能になり、この種の複合型給紙ユニットを複数段組み合わせる場合の実用性の向上を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。本形態では、コピー機能、プリント機能、ファクシミリ機能を兼ね備えた複合機に本発明を適用した場合について説明する。
−複合機の全体構成の説明−
図1は本形態に係る画像形成装置としての複合機1の内部構成の概略を示している。また、図2は本発明の特徴部分である複合型給紙ユニット5,5,…が複数段重ね合わされた場合のそれぞれの内部構成の概略を示している。図1に示すように、本複合機1は、スキャナ部2、画像形成部としてのプリント部3及び原稿自動給紙部4を備えている。以下、各部について説明する。
<スキャナ部2の説明>
スキャナ部2は、透明なガラス等で成る原稿台41上に載置された原稿の画像や原稿自動給紙部4により1枚ずつ給紙される原稿の画像を読み取って画像データを作成する部分である。このスキャナ部2は、露光光源21、複数の反射鏡22,23,24、結像レンズ25、光電変換素子(CCD:Charge Coupled Device)26を備えている。
上記露光光源21は、原稿自動給紙部4の原稿台41上に載置された原稿や原稿自動給紙部4を搬送される原稿に対して光を照射するものである。各反射鏡22,23,24は、図1に一点鎖線Aで光路を示すように、原稿からの反射光を一旦図中左方向に反射させた後、下方に反射させ、その後、結像レンズ25に向かうように図中右方向に反射させるようになっている。
原稿の画像読取動作として、上記原稿台41上に原稿が載置された場合(「シート固定方式」として使用する場合)には、露光光源21及び各反射鏡22,23,24が原稿台41に沿って水平方向に走査して、原稿全体の画像を読み取ることになる。一方、原稿自動給紙部4を搬送される原稿を読み取る場合(「シート移動方式」として使用する場合)には、露光光源21及び各反射鏡22,23,24が図1に示す位置に固定され、後述する原稿自動給紙部4の原稿読取部42を原稿が通過する際にその画像を読み取ることになる。
上記各反射鏡22,23,24で反射されて結像レンズ25を通過した光は光電変換素子26に導かれ、この光電変換素子26において反射光が電気信号(原稿画像データ)に変換されるようになっている。
<プリント部3の説明>
プリント部3は、画像形成系31と用紙搬送系32とを備えている。
画像形成系31は、レーザスキャニングユニット31a及びドラム型の像担持体としての感光体ドラム31bを備えている。レーザスキャニングユニット31aは、上記光電変換素子26において変換された原稿画像データに基づいたレーザ光を感光体ドラム31bの表面に照射するものである。感光体ドラム31bは、図1中に矢印で示す方向に回転し、レーザスキャニングユニット31aからのレーザ光が照射されることによってその表面に静電潜像が形成されるようになっている。
また、感光体ドラム31bの外周囲には、上記レーザスキャニングユニット31aの他に、現像装置(現像機構)31c、転写機構を構成する転写ユニット31d、クリーニング装置(クリーニング機構)31e、図示しない除電器、帯電ユニット31fが周方向に亘って順に配設されている。現像装置31cは、感光体ドラム31bの表面に形成された静電潜像をトナー(顕像化物質)により可視像に現像するものである。転写ユニット31dは、感光体ドラム31bの表面に形成されたトナー像を記録媒体としての記録用紙Pに転写するものである。クリーニング装置31eは、トナー転写後において感光体ドラム31bの表面に残留したトナーを除去するようになっている。除電器は、感光体ドラム31bの表面の残留電荷を除去するものである。帯電ユニット31fは、静電潜像が形成される前の感光体ドラム31bの表面を所定の電位に帯電させるようになっている。
このため、記録用紙Pに画像を形成する際には、帯電ユニット31fによって感光体ドラム31bの表面が所定の電位に帯電され、レーザスキャニングユニット31aが原稿画像データに基づいたレーザ光を感光体ドラム31bの表面に照射する。その後、現像装置31cが感光体ドラム31bの表面にトナーによる可視像を現像し、転写ユニット31dによって、トナー像が記録用紙Pに転写される。更に、その後、感光体ドラム31bの表面に残留したトナーはクリーニング装置31eによって除去されると共に、感光体ドラム31bの表面の残留電荷が除電器によって除去される。これにより、記録用紙Pへの画像形成動作(印刷動作)の1サイクルが終了する。このサイクルが繰り返されることにより、複数枚の記録用紙Pに対して連続的に画像形成を行うことができるようになっている。
一方、用紙搬送系32は、後述する複数の複合型給紙ユニット5,5,…に備えられた給紙カセット機構部6または手差し給紙機構部7のうちの何れかから記録用紙Pを1枚ずつ搬送して上記画像形成系31による画像形成を行わせると共に、画像形成された記録用紙Pを用紙排出部としての排紙トレイ35へ排出するものである。
この用紙搬送系32は、主搬送路36と反転搬送路37とを備えている。主搬送路36は、一端が、最上段の複合型給紙ユニット5の排出側に対向していると共に他端が排紙トレイ35に対向している。反転搬送路37は、一端が転写ユニット31dの配設位置よりも上流側(図中下側)で主搬送路36に繋がっていると共に、他端が転写ユニット31dの配設位置よりも下流側(図中上側)で主搬送路36に繋がっている。尚、本形態では、反転搬送路37の一部が最上段の複合型給紙ユニット5の内部を通過するようになっている。このため、複合型給紙ユニット5の内部には、反転搬送路37を形成するためのガイド部材37bが備えられている。
そして、上記給紙カセット機構部6または手差し給紙機構部7の駆動に伴って、何れかの機構部6,7から記録用紙Pを1枚ずつ間欠的にプリント部3に向けて給紙できるようになっている。
上記主搬送路36における転写ユニット31dの配設位置よりも上流側には、複合型給紙ユニット5に備えられたレジストローラ51が配設されている。このレジストローラ51は、感光体ドラム31b表面のトナー像と記録用紙Pとの位置合わせを行いながら記録用紙Pを搬送するものである。主搬送路36における転写ユニット31dの配設位置よりも下流側には、記録用紙Pに転写されたトナー像を加熱により定着させるための一対の定着ローラ39a,39bを備えた定着装置39が配設されている。更に、主搬送路36の下流端には、記録用紙Pを排紙トレイ35に排紙するための排出ローラ36eが配設されている。
主搬送路36に対する反転搬送路37の上流端の接続位置には分岐爪38が配設されている。この分岐爪38は、図1に実線で示す第1位置とこの第1位置から図中反時計回り方向に回動して反転搬送路37を開放する第2位置との間で水平軸回りに回動自在となっている。この分岐爪38が第1位置にあるときには記録用紙Pが排紙トレイ35に向けて搬送され、第2位置にあるときには記録用紙Pが反転搬送路37へ供給可能となっている。反転搬送路37には搬送ローラ37aが配設されており、記録用紙Pが反転搬送路37に供給された場合(所謂スイッチバック搬送により記録用紙Pが反転搬送路37に供給された場合)には、この搬送ローラ37aによって記録用紙Pが搬送され、レジストローラ51の上流側で記録用紙Pが反転されて再び転写ユニット31dに向かって主搬送路36を搬送されるようになっている。つまり、記録用紙Pの裏面に対して画像形成が行えるようになっている。
<原稿自動給紙部4の説明>
次に、原稿自動給紙部4について説明する。この原稿自動給紙部4は、所謂自動両面原稿搬送装置として構成されている。この原稿自動給紙部4は、シート移動式として使用可能であって、原稿載置部としての原稿トレイ43、中間トレイ44、原稿排出部としての原稿排紙トレイ45及び各トレイ43,44,45間で原稿を搬送する原稿搬送系46を備えている。
上記原稿搬送系46は、原稿トレイ43に載置された原稿を、原稿読取部42を経て中間トレイ44または原稿排紙トレイ45へ搬送するための主搬送路47と、中間トレイ44上の原稿を主搬送路47に供給するための副搬送路48とを備えている。
主搬送路47の上流端(原稿トレイ43の排出側に対向する部分)には原稿ピックアップローラ47a及び捌きローラ47bが配設されている。捌きローラ47bの下側には捌き板47cが配設されており、原稿ピックアップローラ47aの回転に伴って原稿トレイ43上の原稿のうちの1枚がこの捌きローラ47bと捌き板47cとの間を通過して主搬送路47に給紙されるようになっている。主搬送路47と副搬送路48との合流部分(図中B部分)よりも下流側にはPSローラ47e,47eが配設されている。このPSローラ47e,47eは、原稿の先端とスキャナ部2の画像読取タイミングとを調整して原稿を原稿読取部42に供給するものである。つまり、このPSローラ47e,47eは原稿が供給された状態でその原稿の搬送を一旦停止し、上記タイミングを調整して原稿を原稿読取部42に供給するようになっている。
原稿読取部42は、プラテンガラス42aと原稿押え板42bとを備え、PSローラ47e,47eから供給された原稿がプラテンガラス42aと原稿押え板42bとの間を通過する際に、上記露光光源21からの光がプラテンガラス42aを通過して原稿に照射されるようになっている。この際、上記スキャナ部2による原稿画像データの取得が行われる。上記原稿押え板42bの背面(上面)には図示しないコイルスプリングによる付勢力が付与されている。これにより、原稿押え板42bがプラテンガラス42aに対して所定の押圧力をもって接触しており、原稿が原稿読取部42を通過する際にプラテンガラス42aから浮き上がることを阻止している。
プラテンガラス42aの下流側には、搬送ローラ47f及び原稿排紙ローラ47gが備えられている。プラテンガラス42a上を通過した原稿が搬送ローラ47f及び原稿排紙ローラ47gを経て中間トレイ44または原稿排紙トレイ45へ排紙される構成となっている。
原稿排紙ローラ47gと中間トレイ44との間には中間トレイ揺動板44aが配設されている。この中間トレイ揺動板44aは、中間トレイ44側の端部が揺動中心とされて、図中実線で示すポジション1とこのポジション1から上方へ跳ね上げられたポジション2との間で揺動可能となっている。中間トレイ揺動板44aがポジション2にある場合には原稿排紙ローラ47gから排紙された原稿は原稿排紙トレイ45へ回収される。一方、中間トレイ揺動板44aがポジション1にある場合には原稿排紙ローラ47gから排紙された原稿は中間トレイ44へ排出されるようになっている。この中間トレイ44への排紙時には、原稿の端縁が原稿排紙ローラ47g,47g間に挟持された状態となっており、この状態から原稿排紙ローラ47gが逆回転することによって原稿が副搬送路48に供給され、この副搬送路48を経て再び主搬送路47に送り出されるようになっている。この原稿排紙ローラ47gの逆回転動作は、主搬送路47への原稿の送り出しと画像読取タイミングとを調整して行われる。これにより、原稿の裏面の画像が原稿読取部42によって読み取られるようになっている。
−複合機の基本動作説明−
以上の如く構成された複合機1の動作として、先ず、本複合機1が、プリンタとして機能する場合には、パーソナルコンピュータ等のホスト装置から送信された印刷データ(イメージデータやテキストデータ)を受信し、この受信した印刷データ(プリントデータ)を図示しないバッファ(メモリ)に一旦格納していく。このバッファへのプリントデータの格納と共に、バッファからのプリントデータの読み出しを順次行って、この読み出したプリントデータに基づき、上述したプリント部3の画像形成動作により記録用紙Pに画像形成が行われる。
また、本複合機1がスキャナとして機能する場合には、上記スキャナ部2によって読み取った原稿のスキャン画像データをバッファに一旦格納していく。このバッファへのスキャン画像データの格納と共に、バッファからホスト装置へのスキャン画像データの送信を順次行って、このホスト装置のディスプレイ等に画像表示する。尚、本複合機1がファクシミリとして機能する場合には、このスキャン画像データの送信先が一般公衆回線となる。
更に、本複合機1がコピー機として機能する場合には、上記スキャナ機能によって読み取った原稿画像データに基づきプリント部3の画像形成動作によって記録用紙Pに画像形成が行われることになる。
−複合型給紙ユニット5の説明−
次に、本形態の特徴部分である上記複合型給紙ユニット5について説明する。図1及び図2に示すように、本複合機1には、複数の複合型給紙ユニット5,5,…が重ね合わされて成る給紙機構が備えられている。各複合型給紙ユニット5,5,…の構成は共に同一であるため、ここでは、一つの複合型給紙ユニット5を代表して説明する。
図3は、複合型給紙ユニット5の給紙カセット機構部6及び手差し給紙機構部7の一部を省略した斜視図である。また、図4は、この複合型給紙ユニット5の内部の概略構成を模式的に示す図である。
これら各図に示すように、複合型給紙ユニット5は、本ユニット5の筐体を成すユニットケーシング52Aの内部に上記給紙カセット機構部6及び手差し給紙機構部7が収容されて構成されている。そして、給紙カセット機構部6は、多数枚(例えば500枚)の記録用紙Pが収容可能な給紙カセット61を備えている一方、手差し給紙機構部7は、ユーザによる手差し動作によって1枚または数枚の記録用紙の載置が可能な手差しトレイ71を備えている。つまり、この給紙カセット61と手差しトレイ71とがユニットケーシング52Aの内部に収容されユニット化されて本複合型給紙ユニット5が構成されている。尚、上記ユニットケーシング52Aは、底板52cと、天板52dと、上記手差し給紙機構部7の配設箇所を除く三方に設けられた側板52eとを有した箱形に構成されている。以下、各機構部6,7について説明する。
<給紙カセット機構部6の説明>
給紙カセット機構部6は、図3及び図4に示すように、上方が開放された容器状に構成された上記給紙カセット61を備えており、この給紙カセット61の内部に、金属製の用紙収納板としての回動板62が回動自在に支持されている。そして、この給紙カセット61は、上記ユニットケーシング52Aに対して複合機1の前面側(図1における手前側)に引き出し自在となっており、この給紙カセット61が引き出された状態で、この給紙カセット61に対して記録用紙の補給作業が行えるようになっている。
上記回動板62は、給紙カセット61の幅方向(図4の紙面に直交する方向)に延びる回動軸を中心に上下に回動自在に支持されており、その下面には上方への回動力が与えられたリフトプレート63が当接されている。つまり、この回動板62はリフトプレート63からの付勢力によって上方への付勢力を常時受けている。尚、このリフトプレート63に代えてコイルスプリングを備えさせ、このコイルスプリングからの付勢力によって回動板62に上方への付勢力を与えるようにしてもよい。
また、給紙カセット61の内部における一端部(図4における右側端部)には、記録用紙Pの先端縁に当接してこの記録用紙Pを整合するための図示しない用紙先端揃え爪が備えられ、この用紙先端揃え爪によって記録用紙Pの先端角部が上方から押さえ込まれている。このため、給紙カセット61内に記録用紙Pが装填される際には、リフトプレート63の付勢力によって回動板62が上方へ回動し、その回動位置は記録用紙Pの先端角部が用紙先端揃え爪に当接する位置に規制される。この状態で給紙カセット61がユニットケーシング52Aに差し込まれることにより、給紙カセット機構部6に多数枚の記録用紙がセットされたことになる。
また、上記給紙カセット61の内部には、記録用紙Pの給紙方向後端縁位置を位置決めする用紙後端ガイド部材64が固定されている。一方、記録用紙Pの給紙方向に直交する側の両端縁位置を位置決めするための用紙側端ガイド部材65,65も固定されている。尚、本形態に係る複合型給紙ユニット5は用紙幅方向センタ基準で記録用紙Pを収容するものである。このため、各用紙側端ガイド部材65,65は、給紙カセット61の幅方向(図4の奥行き方向)の中心に対して互いに等しい距離の位置にそれぞれ取り付けられている。この距離は、収容される記録用紙Pのサイズによって決定される。
給紙カセット機構部6の用紙排出側には、用紙取り出し機構を構成するピックアップローラ66、用紙捌き機構67がそれぞれ設けられている。
上記用紙捌き機構67は、捌きローラ67aと捌き板67bとを備えている。捌き板67bは、その上面(記録用紙Pとの接触面)における記録用紙Pとの摩擦力が、記録用紙P,P同士の間の摩擦力より大きくなるように設定されている。また、捌きローラ67aは、この捌きローラ67aと記録用紙Pとの摩擦力が、捌き板67bの上面と記録用紙Pとの摩擦力や、記録用紙P,P同士の間の摩擦力よりも大きくなるように設定されている。そのため、給紙カセット61から複数枚の記録用紙P,P,…が取り出されて用紙捌き機構67まで送られてきたとしても、捌きローラ67aによって、これら複数の記録用紙P,P,…を分離し、最も上側の一枚の記録用紙Pのみを後述する給紙経路に送り出すことができるようになっている。
上記捌きローラ67a及びピックアップローラ66の回転軸にはプーリ67c,66aがそれぞれ備えられており、これらプーリ67c,66a同士の間にはベルト68が掛け渡されている。そして、図示しない駆動モータの駆動力は捌きローラ67aに伝達されるようになっており、この捌きローラ67aに伝達されたモータ駆動力がベルト68を介してピックアップローラ66に伝達されるようになっている。また、これら捌きローラ67a及びピックアップローラ66の回転軸は同一の支持プレート(図4では図示省略)に支持されていて、上記モータの駆動力が捌きローラ67aに伝達されるに伴って、この支持プレートが、捌きローラ67aの回転軸を中心に回動(図4における反時計回り方向に回動)して、ピックアップローラ66が給紙カセット61内の記録用紙Pの上面に当接するようになっている(図4は、この回動後の状態を示している)。つまり、上記モータの駆動に伴って、ピックアップローラ66が給紙カセット61内の記録用紙Pに当接して、この給紙カセット61から記録用紙Pを取り出し、用紙捌き機構67によって記録用紙Pが捌かれて1枚の記録用紙Pのみが給紙カセット61から給紙経路に送り出される構成となっている。
<手差し給紙機構部7の説明>
手差し給紙機構部7は、図3及び図4に示すように上記手差しトレイ71が備えられている。この手差しトレイ71は、図4に示すように、ユニットケーシング52Aに支持されたトレイベース72と、このトレイベース72に対して水平方向に延びる回動軸により回動自在に支持された手差しトレイ本体73とを備えている。
更に、この手差しトレイ本体73は、トレイベース72に対して水平方向に延びる回動軸により回動自在に支持された第1トレイ74と、この第1トレイ74の先端部(図3に示す格納状態では上端部)に対して回動自在に支持された第2トレイ75と、第2トレイ75の内部に収容されてこの第2トレイ75から引き出し可能な第3トレイ75Aとを備えている。つまり、この手差しトレイ71は、非使用時には全長が短くなるように折り畳まれてユニットケーシング52Aの側部に格納され、使用時には展開されて全長が可変となる構成となっている。
これにより、本手差し給紙機構部7からの給紙を行う場合、先ず、比較的小サイズの記録用紙P(例えばB5サイズ用紙)である場合には、第1トレイ74をトレイベース72に対して装置側方に回動させる(図5の矢印α参照)。これにより、図5に示すように第1トレイ74の内面が上方を向き、この第1トレイ74に記録用紙Pの載置(手差し)が可能となる。また、この動作に伴い、手差し給紙機構部7の記録媒体搬送経路である後述の手差し側経路89が外部に開放(記録用紙Pの導入が可能な状態)されることになる。
また、もう少し大きなサイズの記録用紙P(例えばA4サイズ用紙)である場合には、第1トレイ74をトレイベース72に対して装置側方に回動させると共に、第2トレイ75を第1トレイ74に対して装置側方に回動させる(図6の矢印α,β参照)。これにより、図6に示すように第1トレイ74及び第2トレイ75の各内面が面一状に上方を向き、第1トレイ74から第2トレイ75に亘って記録用紙Pの載置(手差し)が可能となる。
更に大サイズの記録用紙P(例えばA3サイズ用紙)である場合には、第1トレイ74をトレイベース72に対して装置側方に回動させ、第2トレイ75を第1トレイ74に対して装置側方に回動させ、更に、第3トレイ75Aを第2トレイ75から引き出す(図6の矢印α,β,γ参照)。これにより、図7に示すように第1トレイ74から第3トレイ75Aに亘って面一状に上方を向き、これらトレイ74,75,75A上に記録用紙Pの載置(手差し)が可能となる。
尚、上記第1トレイ74には、図4に示す格納状態において装置外面側に位置する展開用把持部74aが設けられており、この把持部74aをユーザが把持して、装置側方に第1トレイ74を倒すことにより、この第1トレイ74が開放(展開)状態となるようになっている。
この把持部74aは、第1トレイ74の外側面の中央部に形成された小突起で形成されており、この把持部74aにユーザが指を引っ掛けて第1トレイ74を下側に回動させることにより、第1トレイ74のみが展開(回動)されることになる(図5の矢印α参照)。
また、上記手差しトレイ71には、載置される記録用紙Pの幅方向の各端縁(載置される記録用紙Pにおける搬送方向に沿って延びる端縁)に当接することによりその記録用紙Pの載置位置を規制する一対のガイド部材79,79(図3では図示省略)が備えられており、このガイド部材79,79が手差しトレイ71上でスライド移動可能に支持されている。この手差しトレイ71上においても記録用紙Pは幅方向センタ基準で載置される。このため、各ガイド部材79,79は、互いに同期して近接する方向及び離間する方向にスライドするよう図示しないスライド機構によって支持されている。尚、この各ガイド部材79,79としては、手差しトレイ71上に固定されるものであってもよい。つまり、各手差しトレイ71のそれぞれに載置可能な記録用紙Pのサイズは1種類のものに固定されるようにしてもよい。
また、本形態における手差し給紙機構部7は、第1トレイ74の開放動作を自動で行えるように自動展開機構が備えられている。具体的には、第1トレイ74の内側面(図5に示す開放状態における上面)の先端部には小型の金属片74bが取り付けられている一方、ユニットケーシング52Aまたは複合機本体側の側面であって、第1トレイ74の格納状態において上記金属片74bに対向する位置には電磁マグネット52bが備えられている。この電磁マグネット52bは、直流電源が接続され、通電状態では電磁石となり、上記金属片74bを電磁吸着することによって第1トレイ74の格納状態を維持するようになっている。一方、ユーザが複合機1の操作パネルを操作する等して手差し給紙機構部7からの給紙が要求された場合には、電磁マグネット52bが非通電状態となり、上記金属片74bの電磁吸着状態が解除されて、第1トレイ74はその自重によって格納状態から開放状態に回動するようになっている。
本手差し給紙機構部7の用紙排出側には、用紙取り出し機構を構成する用紙呼び込みローラ76、用紙捌き機構77がそれぞれ設けられている。
上記用紙捌き機構77は、捌きローラ77aと捌き板77bとを備えている。これらの構成は、上述した給紙カセット機構部6に備えられた用紙捌き機構67と同様であるのでここでの説明は省略する。
そして、上記捌きローラ77a及び用紙呼び込みローラ76の回転軸にはプーリ77c,76aがそれぞれ備えられており、これらプーリ77c,76a同士の間にはベルト78が掛け渡されている。そして、図示しない駆動モータの駆動力は捌きローラ77aに伝達されるようになっており、この捌きローラ77aに伝達されたモータ駆動力がベルト78を介して用紙呼び込みローラ76に伝達されるようになっている。また、これら捌きローラ77a及び用紙呼び込みローラ76の回転軸は同一の支持プレート(図示省略)に支持されていて、上記モータの駆動力が捌きローラ77aに伝達されるに伴って、この支持プレートが、捌きローラ77aの回転軸を中心に回動して、用紙呼び込みローラ76を手差しトレイ71上の記録用紙Pの上面に当接させるようになっている。つまり、上記モータの駆動に伴って、用紙呼び込みローラ76が手差しトレイ71上の記録用紙Pに当接して、この手差しトレイ71から記録用紙Pを取り出し、用紙捌き機構77によって記録用紙Pが捌かれて1枚の記録用紙Pのみが手差しトレイ71から給紙経路に送り出される構成となっている。
<給紙経路>
次に、上述の如く構成された給紙カセット機構部6及び手差し給紙機構部7によって取り出された記録用紙Pを主搬送路36に向けて送り出すための給紙経路(複合型給紙ユニット5内部の経路)について説明する。
この給紙経路は、第1〜第6のガイド部材81〜86により構成されている。第1ガイド部材81及び第2ガイド部材82は、上記給紙カセット機構部6と手差し給紙機構部7との間で水平方向に所定間隔を存して鉛直方向に延びるように配設されている。具体的には、第1ガイド部材81が給紙カセット機構部6側に、第2ガイド部材82が手差し給紙機構部7側にそれぞれ配設され、各ガイド部材81,82の下端付近がユニットケーシング52Aの底板52cに取り付けられ、各ガイド部材81,82の上端付近がユニットケーシング52Aの天板52dに取り付けられている。これにより、この両者81,82の間で鉛直方向に延びるメイン経路87が形成されており、このメイン経路87の下端(上流側端)はユニットケーシング52Aの底板52cから外部に開放され、メイン経路87の上端(下流側端)はユニットケーシング52Aの天板52dから外部に開放されている。
また、上記第1ガイド部材81及び第2ガイド部材82には、水平軸回り(収容されている記録用紙Pの幅方向に延びる水平軸回り)に回転自在に支持された搬送ローラ81a,82aがそれぞれ配設され、これら搬送ローラ81a,82aの外周面同士が接触している。これら搬送ローラ81a,82aのうちの一方には図示しないモータからの駆動力が伝達されるようになっており(回転方向を図4中に矢印で示す)、これにより、メイン経路87内を搬送される記録用紙Pをこれら搬送ローラ81a,82aにより挟持搬送できるようにしている。尚、上記第1ガイド部材81及び第2ガイド部材82の上下各端部には、上側及び下側に同様の複合型給紙ユニット5を重ね合わせた場合の互いの位置決めを行う係止用段部81c,82c,81d,82dが備えられている。
第3ガイド部材83は、上記給紙カセット機構部6の捌き板67bに連続して形成されており、上記メイン経路87に向かって上方へ湾曲するプレートにより構成されている。一方、第4ガイド部材84は、上記第3ガイド部材83の上面に対して所定間隔を存した位置に配設され、メイン経路87に向かって上方へ湾曲するプレートにより構成されている。そして、これら第3ガイド部材83及び第4ガイド部材84の端部は、第1ガイド部材81に形成された開口81bの縁部に接続されている。これにより、第3ガイド部材83と第4ガイド部材84との間で、給紙カセット機構部6から取り出された記録用紙Pをメイン経路87に送り出すためのカセット側経路88が形成されている。
第5ガイド部材85は、上記手差し給紙機構部7の捌き板77bに連続して形成されており、上記メイン経路87に向かって上方へ湾曲するプレートにより構成されている。一方、第6ガイド部材86は、上記第5ガイド部材85の上面に対して所定間隔を存した位置に配設され、メイン経路87に向かって上方へ湾曲するプレートにより構成されている。そして、これら第5ガイド部材85及び第6ガイド部材86の端部は、第2ガイド部材82に形成された開口82bの縁部に接続されている。これにより、第5ガイド部材85と第6ガイド部材86との間で、手差し給紙機構部7から取り出された記録用紙Pをメイン経路87に送り出すための手差し側経路89が形成されている。
以上の如く給紙経路が形成されているため、給紙カセット機構部6及び手差し給紙機構部7から取り出された記録用紙Pは何れも、複合型給紙ユニット5の内部に設けられた上記メイン経路87を経た後、主搬送路36に導入されてプリント部3に達し、このプリント部3において所定の画像形成動作が行われるようになっている。従って、複合型給紙ユニット5の排出側からプリント部3に向かう記録用紙Pの排出経路としては1本の経路(主搬送路36)のみであり、複合機1の本体側には、給紙カセット用及び手差しトレイ用の2本の経路は必要なくなる。このため、複合機1全体としての搬送経路の長さを短くすることが可能になり、複合機1内部の構成の簡素化が図れるばかりでなく、用紙ジャムの発生可能箇所を少なくできて用紙ジャムの発生頻度を低減することが可能になる。
本実施形態では、図2に示すように、複合機1の下部に複数の複合型給紙ユニット5,5,…が重ね合わされて配設されている。このように、各複合型給紙ユニット5,5,…が重ね合わされた状態では、それぞれに備えられているメイン経路87が鉛直方向で一直線上に連通した状態となる。
従って、最上部(記録用紙Pの搬送方向の最下流側)に位置する複合型給紙ユニット51から記録用紙Pを取り出す場合には、この複合型給紙ユニット51の給紙カセット機構部6または手差し給紙機構部7から取り出された記録用紙Pが、本複合型給紙ユニット51内のメイン経路87を経て主搬送路36へ送り出される(図4〜図7において実線で示す矢印参照)。
一方、最上部から2番目(記録用紙Pの搬送方向の最下流側から2番目)に位置する複合型給紙ユニット52から記録用紙Pを取り出す場合には、この複合型給紙ユニット52の給紙カセット機構部6または手差し給紙機構部7から取り出された記録用紙Pが、本複合型給紙ユニット52内のメイン経路87及び複合型給紙ユニット51内のメイン経路87を経て主搬送路36へ送り出される(図4〜図7に破線で示す矢印は、この複合型給紙ユニット51内での用紙搬送方向を示している)。
同様に、最上部から3番目(記録用紙Pの搬送方向の最下流側から3番目)に位置する複合型給紙ユニット53から記録用紙Pを取り出す場合には、取り出された記録用紙Pが、本複合型給紙ユニット53内のメイン経路87、複合型給紙ユニット52,51内のメイン経路87を順に経て主搬送路36へ送り出される。
このようにして、搬送方向の下流側に位置している複合型給紙ユニット内のメイン経路87を通過することで、何れの複合型給紙ユニット51〜54から記録用紙Pを取り出す場合にも、円滑に主搬送路36へ送り出されることになる。
尚、上述した如く、各複合型給紙ユニット5の給紙カセット機構部6に備えられている用紙後端ガイド部材64及び用紙側端ガイド部材65,65は給紙カセット61の底部に取り付けられ(固定され)ている。このため、各複合型給紙ユニット5の給紙カセット機構部6のそれぞれに収容可能な記録用紙Pのサイズは1種類のものに固定される。つまり、それぞれの給紙カセット機構部6が特定のサイズの記録用紙Pのための専用のものとして設定されている。一例を掲げると、図2における最上段の複合型給紙ユニット51はB5サイズ用紙、2段目の複合型給紙ユニット52はA4サイズ用紙、3段目の複合型給紙ユニット53はB4サイズ用紙、最下段の複合型給紙ユニット54はA3サイズ用紙をそれぞれ収容するものとしている。本発明は、これに限るものではない。
一方、上述した如く、各複合型給紙ユニット5の手差し給紙機構部7に備えられているガイド部材79,79は手差しトレイ71上でスライド移動可能に支持されている。このため、各複合型給紙ユニット5の手差し給紙機構部7のそれぞれに載置可能な記録用紙Pのサイズは1種類のものには限定されず、種々のサイズの記録用紙Pが載置可能である。従って、ユーザは、用紙サイズに拘わらず任意の手差し給紙機構部7を使用して、給紙動作を行うことが可能である。例えば、最上段の複合型給紙ユニット51が使用しやすい場合には、記録用紙Pのサイズに拘わりなく、この複合型給紙ユニット51の手差し給紙機構部7が使用できる。また、この最上段の複合型給紙ユニット51に既に他の記録用紙Pが載置されている場合には、他の複合型給紙ユニットを使用することが可能である。つまり、既に載置されている記録用紙Pを取り除く作業を必要とすることなしに他の複合型給紙ユニットを使用して給紙動作を行うことが可能である。また、あるサイズ(例えばA4サイズ)の記録用紙Pを収容しておくべき給紙カセット61の用紙残り枚数が「0」や数枚であった場合(例えば上述の如く各用紙が収容されている場合に、2段目の複合型給紙ユニット52のA4サイズ用紙残り枚数が「0」であった場合)に、任意の手差し給紙機構部7を使用して、そのサイズ用紙の必要枚数分の画像形成を行うこともできる。つまり、給紙カセット61への用紙補充作業(給紙カセット61の引き出し、用紙装填、給紙カセット61の押し込みといった作業)を必要とすることなく、迅速に必要枚数の記録用紙Pに対する画像形成動作を完了させることができる。
また、本形態に係る各複合型給紙ユニット51〜54のうち、最上段に位置している複合型給紙ユニット51の手差しトレイ71の長さ(格納状態での鉛直方向長さ)が他の手差しトレイ71よりも長く設定されている。他の複合型給紙ユニット52〜54の手差しトレイ71の長さ(格納状態での鉛直方向長さ)はユニットケーシング52Aの高さ寸法に略一致しており、格納状態ではユニットケーシング52Aの側面を構成する。一方、最上段に位置している複合型給紙ユニット51の手差しトレイ71の格納状態では、この手差しトレイ71がユニットケーシング52Aの側面を構成していると共に、手差しトレイ71の上端部分はユニットケーシング52Aの上端よりも上方に延び、複合機ケーシングの側面に形成された凹部11に収容されるようになっている。
<給紙動作>
次に、上述の如く構成された複合型給紙ユニット5による給紙動作について図8のフローチャートに沿って説明する。
先ず、STEP1において、ユーザが複合機1の操作パネルを操作する(または接続しているホスト装置を操作する)等によって印字要求がなされた場合には、STEP2において、全ての手差し給紙機構部7の手差しトレイ71は格納状態であるか否か、つまり、手差し給紙機構部7は複合型給紙ユニット5の側壁に閉じられているか否かを判定する。手差しトレイ71が格納状態でない場合、つまり、何れかの手差しトレイ71が開放状態となっている場合には、STEP3に移って装置の表示部(表示パネル)に、手差しトレイ71を格納状態とする(手差し給紙機構部7を閉じる)旨の告知を行う。そして、STEP4において手差しトレイ71の格納(手差し給紙機構部7が閉じられたこと)が検出された場合には、STEP5に移る。
ユーザが印字条件の入力を行い(STEP5)、ここで印字用紙(画像形成に使用する記録用紙Pの種類)が選択された場合にはSTEP6においてYES判定されてSTEP7に移る。ここでは、選択された印字条件の給紙元は手差し給紙機構部7であるか否かを判定する。この判定がYESである場合には、STEP8に移って上記電磁マグネット52bをOFFして特定の(一つの)手差し給紙機構部7の手差しトレイ71を開放させる(複合型給紙ユニット5の側壁から倒す:図4における矢印α)。そして、必要に応じて補助板としての第2トレイ75の回動(開放)操作(図6における矢印β)や第3トレイ75Aの引き出し操作(図7における矢印γ)が行われた後(STEP9)、手差しトレイ71上に記録用紙Pを載置して(STEP10)、STEP14に移る。
一方、上記STEP7でNO判定された場合には、選択された印字条件の給紙元が給紙カセット機構部6であると判断し(STEP11)、STEP12において、給紙カセット機構部6の給紙カセット61として、必要なサイズの記録用紙P(上記印字条件に適合した記録用紙P)を収容したものが存在しているか否かを判定する。この判定がYESである場合にはSTEP14に移る一方、この判定がNOである場合には、STEP13において、ユーザは、印字条件に適合した記録用紙Pの収容動作を行い、その後、STEP14に移る。この印字条件に適合した記録用紙Pが収容されているか否かの判定としては、給紙カセット61に用紙サイズセンサを備えさせ、収容されている記録用紙Pの種類(大きさや向き)をこのセンサによって検出して表示パネルに表示しておき、ユーザがそれを確認することにより判断したり、複合機1が認識している給紙カセット61に収容されている記録用紙Pの種類と上記印字条件の記録用紙Pの種類とが異なっている場合にユーザに警告を行って印字条件に適合した記録用紙Pの収容動作を促すことなどが掲げられる。
そして、STEP14で印字処理が実行され、所望の機構部から給紙が行われ、その記録用紙Pに対してプリント部3において画像形成が行われた後に排紙トレイ35への排紙動作が行われることになる。
この1枚の記録用紙Pに対する印字動作が行われた後、次印字(次の印字情報)があるか否かをSTEP15で判定し、次の印字情報が無くなるまで、STEP14,15の動作を繰り返す。そして、次の印字情報が無くなると、STEP16において、次印字JOBがあるか否かを判定し、次印字JOBがある場合には、STEP2に戻り、次印字JOBが無くなるまで上記動作を繰り返す。
−実施形態の効果−
以上説明してきたように、本形態では、手差しトレイ71が3段階に伸縮可能な構成となっているため、手差しトレイ71が格納された状態での手差しトレイ全長を短くしながらも、その使用時(記録用紙Pが載置される際の手差しトレイ71の展開時)には、その記録用紙Pが落下しない程度まで手差しトレイ全長を延ばすことができる。この機能を全ての複合型給紙ユニット5の手差し給紙機構部7が備えているため、ユーザは何れのサイズの記録用紙Pであっても任意の複合型給紙ユニット5を使用して手差し給紙を行うことが可能である。
また、給紙カセット機構部6と手差し給紙機構部7とを一体にして複合型給紙ユニット5を構成しているため、複合機1のプリント部3に向かって延びる主搬送路36及び反転搬送路37に対して手差し給紙機構部7を上下方向で重なり合う位置に配置することが可能になり、その結果、複合機1の寸法を短くすることが可能になって設置スペースのコンパクト化を図ることができる。
また、この複合型給紙ユニット5によれば、給紙カセット機構部6から取り出された記録用紙Pを搬送する経路と、手差し給紙機構部7から取り出された記録用紙Pを搬送する経路とをユニット5内部で合流させることが可能であり、各経路の長さを短くすることができる。このため、装置全体としての用紙搬送経路の長さを短くすることが可能になり、用紙ジャムの発生可能箇所を少なくして、装置の画像形成動作を安定的に行うことができる。
−その他の実施例−
上述した各実施形態では、複写機、プリンタ及びファクシミリ装置としての機能を兼ね備えた多機能型の画像形成装置(複合機)1に、本発明を適用した場合について説明した。本発明は、これに限らず、何れか一つの機能のみを備えた画像形成装置やその他の画像形成装置に対しても適用可能である。
また、手差し給紙機構部7の手差しトレイ71は、3段階に長さ調整できるものであったが、本発明はこれに限らず、2段階に長さ調整可能なものであったり、4段階以上に長さ調整可能なものであってもよい。この手差しトレイ71の段数の選択は、複合型給紙ユニット5の高さ寸法と使用可能性のある記録用紙Pのサイズによって決定まる。例えば、複合型給紙ユニット5の高さ寸法が150mm程度であって使用可能性のある記録用紙PのサイズがA4サイズ以下である場合には、2段階調整(上記第1トレイ74と第2トレイ75のみを備えさせるもの)でよい。何故なら、第1トレイ74及び第2トレイ75共に、複合型給紙ユニット5の上端から突出させることなしにそれぞれ130〜145mm程度の長さ寸法を確保することが可能であるからである。また、複合型給紙ユニット5の高さ寸法が150mm程度であっても使用可能性のある記録用紙PのサイズがA3サイズである場合には、3段階調整(上記第1、第2、第3トレイ74〜75Aを備えさせるもの)が必要である。更に、使用可能性のある記録用紙PのサイズがA4サイズ以下であったとしても複合型給紙ユニット5の高さ寸法が80mm程度である場合には3段階調整(上記第1、第2、第3トレイ74〜75Aを備えさせるもの)が必要である。
実施形態に係る複合機の内部構成の概略を示す図である。 複合型給紙ユニットが複数段重ね合わされた場合のそれぞれの内部構成の概略を示す図である。 複合型給紙ユニットの一部を省略した斜視図である。 複合型給紙ユニットの内部の概略構成を模式的に示す図である。 第1トレイが装置側方へ回動された状態を示す図4相当図である。 第1トレイ及び第2トレイが装置側方へ回動された状態を示す図4相当図である。 第1トレイ及び第2トレイが装置側方へ回動され、且つ第3トレイが第2トレイから引き出された状態を示す図4相当図である。 複合型給紙ユニットの給紙動作を説明するためのフローチャート図である。 従来の一般的な複写機の内部構成の概略を示す図である。 従来の他の複写機の内部構成の概略を示す図である。
符号の説明
1 複合機(画像形成装置)
3 プリント部(画像形成部)
5 複合型給紙ユニット
52b 電磁マグネット(自動展開機構)
6 給紙カセット機構部
7 手差し給紙機構部
71 手差しトレイ
P 記録用紙(記録媒体)

Claims (7)

  1. 画像形成装置の画像形成部において画像形成を行うための記録媒体を収容可能な給紙カセット機構部と、ユーザによる記録媒体の載置が可能な手差し給紙機構部とが1つのユニットとして構成された複合型給紙ユニットを複数備え、これら複合型給紙ユニットが複数段重ね合わされて構成される給紙機構において、
    上記各複合型給紙ユニットの手差し給紙機構部には、ユーザによって記録媒体が載置される手差しトレイがそれぞれ備えられており、各手差しトレイは、非使用時には全長が短くなるように折り畳まれてユニット側部に格納される構成となっていることを特徴とする給紙機構。
  2. 請求項1記載の給紙機構において、
    各手差しトレイは、ユニット側部に格納された状態から展開されることにより、ユーザによる記録媒体の載置を可能にすると共に、手差し給紙機構部の記録媒体搬送経路を開放するよう構成されていることを特徴とする給紙機構。
  3. 請求項1または2記載の給紙機構において、
    各手差しトレイは、ユニット側部に格納された状態において複合型給紙ユニット側壁の一部を構成する機能と、この格納状態から展開されることにより記録媒体の載置を可能にする記録媒体載置台を構成する機能とを兼用するようになっていることを特徴とする給紙機構。
  4. 請求項1〜3のうち何れか一つに記載の給紙機構において、
    各手差しトレイは、ユニット側部に格納された状態から展開された状態においてトレイ全長を伸長可能にする補助トレイを備えていることを特徴とする給紙機構。
  5. 請求項1〜4のうち何れか一つに記載の給紙機構において、
    各手差しトレイがユニット側部に格納された状態から展開される動作は、ユーザによる手動操作または自動展開機構による自動動作により行われることを特徴とする給紙機構。
  6. 請求項4記載の給紙機構において、
    各手差しトレイに備えられた補助トレイによるトレイ全長の伸長動作は、ユーザによる手動操作により行われることを特徴とする給紙機構。
  7. 請求項1〜6のうち何れか一つに記載の給紙機構を備える画像形成装置であって、
    何れか一つの複合型給紙ユニットにおける給紙カセット機構部または手差し給紙機構部から取り出されて画像形成部に供給された記録媒体に対して画像形成を行うよう構成されて成ることを特徴とする画像形成装置。
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