JP2005081592A - 二重環縫い中綴じ製本方法及びその装置 - Google Patents

二重環縫い中綴じ製本方法及びその装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 一台の二重環縫綴手段を用いて糸消費量が少ない間欠綴じを確実かつ能率よく行えて、製本作業効率の向上及び製本コストの低減を実現できるようにする。
【解決手段】 二重環縫いミシンMの動作を停止して、刷本Fを折り目fに沿わせて非綴じ合わせ状態で連続移送させる第1ステップと、刷本Fが所定位置に達したとき、刷本移送装置Tを間欠駆動に切り換えるとともに、二重環縫いミシンMを動作開始して折り目の複数箇所に所定長さの二重環縫い目Sを形成して刷本Fを綴じ合わせる第2ステップとを有している。
【選択図】 図23

Description

本発明は、例えばカタログや会社案内、社内報、週刊誌、各種情報誌等の折り目付き用紙(折帳など)の複数枚を重ね合わせ、この重ね合わせ用紙をその折り目に沿った複数箇所で綴じ合わせて製本する中綴じ製本方法で、特に、折り目に二重環縫い目を形成して綴じ合わせる二重環縫い中綴じ製本方法及び中綴じ製本装置に関する。
従来より知られている中綴じ製本方法としては、重ね合わせ用紙の折り目に沿った数箇所をステップルと呼ばれる金属製綴針を用いて間欠的に綴じ合わせるのが一般的である。このような金属製綴針による中綴じ製本方法は、綴じ合わせ操作が非常に簡易で、製本コストの低廉化を図りやすい反面、綴針の発錆や腐食等により所定の綴じ合わせ状態を長期間保持することができないだけでなく、綴針で指等を負傷しやすく、さらに、カタログ等の綴物を廃棄したり、用紙を再生使用したりする際に、綴針と用紙とを分離あるいは分別処理する必要があるといった難点がある。
上記のような金属製綴針を用いる製本方法の難点を解消するものとして、従来、ミシンによる縫製技術を利用して、「JIS L0120ステッチ形式301」で示される縫い目を形成する本縫い形式、つまり、針糸(上糸)が下糸を収納するボビンケースの周囲を回ることで上糸と下糸とを絡み合わせる縫い形式で手帳やノート等の重ね合わせ用紙の折り目の長手方向一端部から他端部までの全長に亘り連続縫い目を形成して綴じ合わせる製本方法が提案されている。しかし、この本縫い形式による製本方法では、下糸の消費量が多いにもかかわらずボビンケース内に収納可能な下糸の長さには制限があるために、次々と連続して製本する場合、作業を度々中断して下糸を収納しているボビンケースを頻繁に交換することが必要となり、その段取り作業に多大な手数及び時間を費やして製本効率が非常に悪いという問題がある。
上記本縫い形式による縫製製本方法に代わるものとして、従来、針糸を挿通保持した状態で上下動して針糸ループを形成する針及びルーパ糸を挿通保持した状態で前記針を挟んだ前進位置と後退位置との間に亘り進退移動して前記針糸ループにルーパ糸を掛合させて二重環縫い目を形成するルーパを備えた二重環縫綴手段と、この二重環縫綴手段の駆動に同期連動して、すなわち、二重環縫綴手段と同一の駆動源を用いて複数枚の折り目付き重ね合わせ用紙をその折り目に沿わせて折り目長手方向の一端部から他端部に向けて直線的に移送する用紙移送手段とを備え、用紙移送手段により重ね合わせ用紙をその折り目に沿って連続的に移送しながら、その連続移送される重ね合わせ用紙の折り目全長に二重環縫綴手段により、「JIS L0120ステッチ形式401」で示される二重環縫い目を形成して綴じ合わせる二重環縫い製本装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、重ね合わせ用紙をその折り目の長手方向に対して直交する方向に移送し、その移送経路の途中両側に二台の中綴用縫製ミシンを対向配置して、重ね合わせ用紙が所定位置に達したとき、二台の縫製ミシンにより折り目長手方向の二箇所を同時に縫製(縫い目の形式は不明)することによって、重ね合わせ用紙をその折り目の長手方向の二箇所で間欠的に綴じ合わせる製本装置も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平10−297134号公報 特開2001−239769号公報
しかし、特許文献1に開示されているような二重環縫い製本装置による製本方法の場合は、折り目の全長に亘って二重環縫い目を連続形成するものであるから、針糸、ルーパ糸ともに消費量が多く、それだけ製本コストがアップする上に、綴じ合わせ後には隣接する重ね合わせ用紙間に二重環付きの縫い糸部分(空環部)が連続して形成されており、手間のかかる事後処理が必要不可欠であり、製本作業効率が悪く、製本コストを益々アップするという問題がある。
また、特許文献2に開示されているような二台の縫製ミシンを用いて折り目長手方向の二箇所を同時に縫製する製本装置による製本方法の場合は、折り目の長手方向の二箇所を同時に縫製して間欠的に綴じ合わせるものであるから、上記の二重環縫い製本方法に比して、糸の消費量の節減が図れるとともに、空環部が形成されずそれの処理工程も不要であることから、製本作業効率のアップが図れるものの、二台の縫製ミシンを使用するので装置全体が非常に大型化して大きな設置スペースを要するのみならず、設備コストも非常に高くつき、それが製本コストに反映することになり、カタログや会社案内等の簡易綴物の製本には不向きである。さらに、縫い目形式として二重環縫い目を採用する場合は、その縫い目の弱点である縫い終わり端からの糸解けは避けられない、あるいは、糸解け防止のためにシールテープ貼りなどの事後処理が必要といった問題がある。
本発明は上記実情に鑑みてなされたもので、一台の二重環縫綴手段を用いて糸消費量が少ない間欠綴じを確実かつ能率よく行えて、製本作業効率の向上及び製本コストの低減を実現できる二重環縫い中綴じ製本方法及びその装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために開発した本発明に係る二重環縫い中綴じ製本方法は、針糸を挿通保持した状態で上下動して針糸ループを形成する針、ルーパ糸を挿通保持した状態で前記針を挟んだ前進位置と後退位置との間に亘り進退移動して前記針糸ループにルーパ糸を掛合させて二重環縫い目を形成するルーパ及び用紙押え金を備えた二重環縫綴手段と、この二重環縫綴手段とは別の駆動源を有し、複数枚の折り目付き重ね合わせ用紙をその折り目に沿わせて折り目長手方向の一端部から他端部に向けて直線的に移送する用紙移送手段と、前記重ね合わせ用紙の移送を案内する水平案内面とを備え、重ね合わせ用紙を用紙移送手段により水平案内面に案内させて移送しながら、その折り目に二重環縫い目を形成して綴じ合わせる二重環縫い中綴じ製本方法であって、前記二重環縫綴手段を動作停止させるとともに、前記用紙移送手段を連続駆動させて重ね合わせ用紙を非綴じ合わせ状態で連続移送する第1ステップと、その連続移送により重ね合わせ用紙がその折り目長手方向の少なくとも両端部近くを含む複数の設定位置にまで達したとき、前記用紙移送手段を間欠駆動に切換えるとともに、前記二重環縫綴手段を動作開始させて折り目の複数箇所に所定長さの二重環縫い目を形成して綴じ合わせる第2ステップと、からなることを特徴とするものである。
また、上記と同一の目的を達成するために開発した本発明に係る二重環縫い中綴じ製本装置は、針糸を挿通保持した状態で上下動して針糸ループを形成する針、ルーパ糸を挿通保持した状態で前記針を挟んだ前進位置と後退位置との間に亘り進退移動して前記針糸ループにルーパ糸を掛合させて二重環縫い目を形成するルーパ及び用紙押え金を備えた二重環縫綴手段と、この二重環縫綴手段とは別の駆動源を有し、複数枚の折り目付き重ね合わせ用紙をその折り目に沿わせて折り目長手方向の一端部から他端部に向けて直線的に移送する用紙移送手段と、前記重ね合わせ用紙の移送を案内する水平案内面とを備え、重ね合わせ用紙を用紙移送手段により水平案内面に案内させて移送しながら、二重環縫綴手段により重ね合わせ用紙の折り目に二重環縫い目を形成して綴じ合わせる二重環縫い中綴じ製本装置であって、前記二重環縫綴手段を動作停止するとともに、前記用紙移送手段を連続駆動して重ね合わせ用紙を非綴じ合わせ状態に連続移送する第1作用状態と、その第1作用状態で連続移送される重ね合わせ用紙がその折り目長手方向の少なくとも両端部近くを含む複数の設定位置にまで達したとき、前記用紙移送手段を間欠駆動に切換えるとともに、前記二重環縫綴手段を動作開始させて折り目の複数箇所に所定長さの二重環縫い目を形成する綴じ合わせる第2作用状態とに選択的に切り換えるべく前記二重環縫綴手段及び用紙移送手段の駆動・停止を制御する駆動制御手段が具備されていることを特徴とするものである。
上記のような特徴を有する本発明によれば、別々の駆動源を有する二重環縫綴手段及び用紙移送装置を個別的に駆動・停止させて第1ステップ又は第1作用状態と第2ステップ又は第2作用状態とに選択的に切り換え制御することによって、重ね合わせ用紙をその折り目に沿わせて該折り目長手方向の一端部から他端部に向けて直線的に、かつ、中断なく連続的に移送しつつ、折り目長手方向の少なくとも両端部近くを含む複数箇所に二重環縫い目を形成して重ね合わせ用紙を間欠的に綴じ合わせることができる。このように一台の二重環縫綴手段のみを用いて間欠綴じを確実かつ能率よく行えるために、設備全体の小型化、省スペース化及び低コスト化を図ることができるのみならず、針糸、ルーパ糸ともにその糸消費量の節減を図ることができ、全体として製本コストの低減及び製本作業効率の向上を実現し、カタログや会社案内等の簡易綴物の製本に極めて有効に適用できるという効果を奏する。
本発明に係る二重環縫い中綴じ製本方法及びその装置において、請求項2及び請求項6に記載のように、二重環縫い目の形成終了と同時に、重ね合わせ用紙からルーパに連なるルーパ糸ループを捕捉させ、この状態で二重環縫綴手段を1針分駆動させてルーパ糸ループを切断した後、ルーパに係合保持されている針糸ループを捕捉し切断する、いわゆる、縫い目ほつれ防止機能を持たせることによって、間欠的に形成された二重環縫い目がその縫い終わり端のルーパ糸から解けることを防止でき、したがって、そのような解け防止のために表紙側にシールテープを貼るなどの事後処理が不要となり、製本効率の一層の向上及び製本コストの一層の低減を図ることができる。
また、本発明に係る二重環縫い中綴じ製本方法及びその装置において、請求項3及び請求項7に記載のように、針糸ループの切断工程で切断されて針から重ね合わせ用紙の下方に垂れ下がっている針糸を挟持し、その挟持した針糸を次の連続移送開始に伴って用紙押え金に設けたメスによって切断することにより、重ね合わせ用紙の見開き側に露出状態に残存する針糸端部を製本動作中に適当な長さに自動的にトリミングして外観仕上がりのよい綴物を得ることができる。
さらに、本発明に係る二重環縫い中綴じ製本方法及びその装置において、請求項4及び請求項8に記載のように、ルーパ糸切断工程で切断されて二重環縫い目の縫い始め端の表紙側に残存しているルーパ糸を前記連続移送時に前記水平案内面に設けた切断器により切断することによって、重ね合わせ用紙の表紙側に露出状態に残存するルーパ糸端部を製本動作中に短く自動的にトリミングすることができ、製本動作終了後に手作業で切断しトリミングする手間を省くことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面にもとづいて説明する。
図1は本発明に係る二重環縫い中綴じ製本装置の主要部の外観斜視図であり、この二重環縫い中綴じ製本装置は、大別すると、最終的に図24及び図25に示すような二重環縫い目Sを形成する二重環縫綴手段としての二重環縫いミシンMと、図26に示すように、折り目fを有する複数枚の用紙を重ね合わせてなる重ね合わせ用紙(以下、刷本という)Fをその折り目fに沿わせて折り目長手方向の一端部から他端部に向けて直線的に移送する刷本移送装置Tと、前記刷本Fを水平姿勢に載せ付けて二重環縫いミシンMに対して該刷本Fの移送を摺接案内する水平案内面1aを有する固定ガイド板1と、前記二重環縫いミシンMを駆動回転するミシンモータ2(図22参照)と、このミシンモータ2とは別に設けられて前記刷本移送装置Tを駆動するパルスモータ3とを具備している。
前記二重環縫いミシンMは、基本的に周知の構成を有するものであり、その要部の構成について簡単に説明すると、図2〜図5に示すとおり、先端部に設けられている目孔4aに針糸5を挿通保持した状態でミシンアーム部6より上下動して刷本Fの下方部にて針糸ループ5Lを形成する針4と、先端部に設けられている目孔7aにルーパ糸8を挿通保持した状態で前記刷本Fを貫通した針4の先端部を挟んだ前進位置と後退位置との間に亘り進退揺動移動して前記針糸ループ5Lにルーパ糸8を掛合させて二重環縫い目Sを形成するルーパ7と、前記ミシンアーム部6に上下動自在に支持された押え棒9の下端部に固定された刷本押え金10(図16〜図19参照)と、刷本Fからルーパ7に連なるルーパ糸ループ8Lを引掛けて捕捉し、この状態での二重環縫いミシンMの1針分の駆動後にルーパ糸ループ8Lを切断するルーパ糸ループ捕捉切断器11と、この切断器11によるルーパ糸ループ8Lの切断後にルーパ7に係合保持されている針糸ループ5Lを引掛けて捕捉し切断する針糸ループ捕捉切断器12とを有している。また、この二重環縫いミシンMには、針4が上死点位置及び下死点位置に到達したことを検出する針上位置検出器51及び針下位置検出器52や前記刷本押え金10を上下動させるための押え上げレバー53(図22参照)等が設けられているが、これらは周知であるため、それらの具体的な構成は図示省略する。
前記ルーパ糸ループ捕捉切断器11は、フック部13aを先端部に形成したメスフック13とこのメスフック13と協働してルーパ糸ループ8Lを切断する受けメス14とメスフック13を受けメス14の下面に押し付ける押えバネ15とからなり、また、前記針糸ループ捕捉切断器12は、ルーパ7の揺動移動経路に近接する作用位置と離間した待機位置との間を往復進退運動して針糸ループ5Lを引掛け捕捉するフック部16aを先端部に形成したメスフック16とその往復進退運動路上に設けられてメスフック16が引掛け捕捉した針糸ループ5Lを切断する受けメス17とメスフック16を受けメス17に弾圧する押えバネ18とからなる。
前記刷本移送装置Tは、図1及び図6(a),(b)〜図15(a),(b)に示すように、固定ガイド板1の水平案内面1aと面一になる状態でその上面が水平に掛設された左右一対の下送りベルト19とこの下送りベルト19に上方部に対応して配置されシリンダ21を介して上下移動自在に構成された上送りベルト20とからなり、これら上,下送りベルト19,20は前記パルスモータ3により同期駆動されるように構成されており、このパルスモータ3にはパルスエンコーダ28が直結されている。この刷本移送装置Tにおける左右両側の上,下送りベルト19,20間の中間部で前記固定ガイド板1の上方位置には、水平案内面1aに形成の略V字状の溝1b内に折り目fの表紙側を嵌まり込ませて水平案内面1a上にセットされた刷本Fの折り目fの見開き側に嵌合して該刷本Fの移送を左右振れのないようにガイドする列状のガイドローラ23がシリンダ24及びスライドガイド機構25を介して昇降自在に設けられている。また、前記刷本移送装置Tにおける上,下送りベルト19,20の送り方向中間部の左右外側位置には、刷本Fを固定ガイド板1の水平案内面1a上に載せ付けて送り方向にスライドさせたとき、その刷本Fの先端に当接する刷本端ストッパーガイド26がシリンダ27を介して昇降自在に設けられている。
また、前記二重環縫いミシンMにおける針糸ループ捕捉切断器12により切断されて図5に示すように、針4の目孔4aから刷本Fの下方へ垂れ下がっている針糸部分5aを適当長さに切断する針糸トリミング装置29及び前記ルーパ糸ループ捕捉切断器11により切断されて図4に示すように、二重環縫い目Sの縫い始め端の表紙側に残存しているルーパ糸部分8bを切断するルーパ糸トリミング装置(切断器)30が設けられている。このうち、針糸トリミング装置29は、図12(b)、図13(b)及び図16〜図19に示すように、針4から刷本押え金10に形成の貫通孔10aを経て刷本Fの下方に垂れ下がっている針糸部分5aを針4の左側から右側に向けて吹き飛ばすエア式針糸払い31とこれにより吹き飛ばされた針糸部分5aを吸引するノズル32とこの吸引ノズル32内部に設けられて吸引した針糸を挟持する針糸つかみ33と次の刷本Fの移送開始に伴う針糸部分5aの貫通孔10aに沿った引張り移動により該針糸部分5aを前記刷本押え金10の上で切断するようにこの刷本押え金10に固定されたメス34とから構成されている。
一方、前記ルーパ糸トリミング装置30は、図20及び図21に示すように、刷本移送装置Tにおける左右の上,下送りベルト19,20間の中間部で前記固定ガイド板1の水平案内面1aに形成の略V字状の溝1bの終端部に設けられるものであって、二重環縫い目Sの縫い始め端の表紙側に残存しているルーパ糸部分8bを吸い込む糸吸込口35aを有するエア吸引ボックス35と前記糸吸込口35a周辺のボックス35内面に固定された固定メス36とこの固定メス36に対して連続的に接離するように回転駆動される可動メス37とからなり、刷本Fの連続移送時にその刷本移送装置Tに同期して可動メス37を回転させることにより糸吸込口35aからボックス35内に吸い込んだルーパ糸部分8aを短く切断するように構成されている。
以上の他に、刷本Fが固定ガイド板1の水平案内面1a上に載せ付けられてその端部が所定の位置まで押し込みスライドされた否かを検出する光電管利用の刷本端検出センサー38やスタートスイッチ39等が設けられており、これらセンサー38,スタートスイッチ39並びに上記した各可動要素は、図22に示すように、インターフェイス40を介して、中綴じ刷本動作プログラムや各種の入力設定値を記憶するRAM42、ROM43及びCPU41を備えた駆動制御手段44に接続されている。
次に、上記のように構成された二重環縫い中綴じ製本装置による中綴じ製本動作手順について、図23のタイムチャートなどを参照しながら説明する。
(1)図6(a),(b)に示すスタンバイ状態で、刷本Fをその見開き側を上にして固定ガイド板1の水平案内面1a上に載せ付けるとともに、その先端がガイドローラ23に少し重なる程度の位置まで押し込む。
(2)この状態で、スタートスイッチ39の第1回目の押し操作を行うと、シリンダ24を介してガイドローラ23が下降して、図7(a),(b)に示すように、刷本Fの折り目fの表面部側に当接する。
(3)続いて、刷本Fを図8(a),(b)に示すように、その先端がストッパーガイド26に当たるまで押し込む。このとき、ガイドローラ23の作用によって、刷本Fの折り目fの表紙側が前記水平案内面1aに形成の略V字状の溝1b内に押し込み案内されて以後の移送が折り目fに沿って直線的になるように調整される。
(4)ついで、スタートスイッチ39の第2回目の押し操作を行うと、図9(a),(b)に示すように、シリンダ21を介して刷本移送装置Tにおける上送りベルト20が降下するとともに、シリンダ27を介してストッパーガイド26が上昇する。
(5)ここで、再びスタートスイッチ39の第3回目の押し操作を行うと、図23に示されるタイムチャートに従って各部材が制御され、先ずパルスモータ3を介して上,下送りベルト20,19が予め設定されている時間T1に亘り同期駆動されて刷本Fが図10(a),(b)に示す縫製開始位置まで連続移送される。
以上の(1)〜(5)で述べたような第一回目の第1ステップ動作(第1作用状態)によって、刷本Fの折り目fの長手方向一端部側には、図27に示すように、設定長さL1の非綴じ合わせ領域が作成される。
(6)次に、時間T1経過後に、押え上げレバー53が非動作となり、刷本押え金10が固定ガイド板1の水平案内面1a近傍に降下する。そして、ミシンモータ2を回転させて二重環縫いミシンMによる縫製をスタートさせると、針4が上下に動き、パルスエンコーダ28より所定の間隔でパルス信号が出される。この時、刷本押え金10は公知の駆動機構により上下動する。針下位置検出器52による針4の下位置検出後に出されるパルスエンコーダ28のパルス信号が所定の個数に達すると、パルスモータ3によって上下送りベルト20,19が予め設定入力されている1針当たりの運針距離分づつ間欠駆動されて刷本Fが間欠的に移送される。これにより針4が刷本Fに貫通していない時に刷本Fが間欠的に移送されることとなる。この間欠移送に伴って、針4に挿通保持された針糸5及びルーパ7に挿通保持されたルーパ糸8により、刷本Fの折り目fの所定長さLに亘る範囲に「JIS L0120ステッチ形式401」で示される二重環縫い目Sを形成する第一回目の第2ステップ動作(第2作用状態)となる。そして、この第一回目の第2ステップ動作による二重環縫い目Sの形成終了時には、図11(a),(b)に示すように、針4は上昇位置に、かつ、ルーパ7は前進位置にあって、針4から刷本Fに連なる針糸ループ5Lはルーパ7に係合保持され、かつ、ルーパ糸8はルーパ7の目孔7aから刷本Fに連なっており、この状態で、図2〜図5に示すとおり、先ずルーパ糸ループ捕捉切断器11が動作して刷本Fからルーパ7に連なるルーパ糸ループ8Lは捕捉され(図3)、かかる状態で二重環縫いミシンMが1針分駆動されてルーパ糸ループ8Lが切断され(図4)、それから針糸ループ捕捉切断器12が動作してルーパ7に係合保持されている針糸ループ5Lが捕捉され切断される(図5)といった、いわゆる、縫い目ほつれ防止機能が働く。これによって、所定長さLに形成された二重環縫い目Sは図24及び図25に示すような形態となり、その縫い終わり端のルーパ糸部分8aからの解けが防止される。
(7)上記第一回目の第2ステップ動作による解け止め二重環縫い目Sの形成が完了すると、ミシンモータ2は回転停止され、この状態での押え上げレバー53による刷本押え金10の上昇操作に伴い上,下送りベルト20,19が予め設定されている時間T2に亘り同期駆動されて図12(a),(b)に示すように、刷本Fを次の縫製箇所までの所定長さL2に亘り非綴じ合わせ状態で連続移送、つまり、空移送する二回目の第1ステップ動作(第1作用状態)に切り換えられる。この連続移送開始時において、針糸ループ捕捉切断器12により切断されて針4の目孔4aから刷本Fの下方へ垂れ下がっている針糸部分5aは、エア式針糸払い31により針4の左側から右側に吹き飛ばされて吸引ノズル32内に吸引され、このノズル32内でその先端部が針糸つかみ33によって捕まれているとともに、ルーパ糸ループ捕捉切断器11により切断されてルーパ7側に残ったルーパ糸8は刷本Fの移送に伴い二重環縫い目Sの縫い終わり端から外れながら固定ガイド1の水平案内面1a上に引き出される。
(8)そして、吸引ノズル32内で針糸つかみ33によってその先端部が掴まれている針糸部分5aは、刷本Fの移送に伴い、図17〜図19に示すように、その基部が刷本Fに縫い付けられるとともに、針糸トリミング装置29のメス34によって刷本押え金10上で切断される。同時に、二重環縫い目Sの縫い始め端の表紙側に残存しているルーパ糸部分8aは、刷本移送装置Tに同期して図20及び図21に示すように動作するルーパ糸トリミング装置30における可動メス37の回転によって、短く切断される。
(9)次に、押え上げレバー53を非動作にしミシンモータ2を回転させて二重環縫いミシンMによる縫製をスタートさせると、上記(6)と同様に、上,下送りベルト20,19は予め設定入力されている1針当たりの運針距離分づつ間欠駆動されて刷本Fが間欠的に移送され、この間欠移送に伴って、刷本Fの折り目fの所定長さLに亘る範囲に「JIS L0120ステッチ形式401」で、かつ、縫い目ほつれ防止機能によりその縫い終わり端のルーパ糸部分8aからの解けが防止された所定長さLの二重環縫い目Sを形成する二回目の第2ステップ動作(第2作用状態)となり、この二回目の第2ステップ動作による二重環縫い目Sの形成終了時には、図11(a),(b)と同様に、針4は上昇位置に、かつ、ルーパ7は前進位置にあって、針4から刷本Fに連なる針糸ループ5Lはルーパ7に係合保持され、かつ、ルーパ糸8はルーパ7の目孔7aから刷本Fに連なっている。
(10)そして、上記二回目の第2ステップ動作による解け止め二重環縫い目Sの形成が完了すると、ミシンモータ2は回転停止され、この状態での押え上げレバー53による刷本押え金10の再上昇操作に伴い上,下送りベルト20,19が予め設定されている時間T3に亘り同期駆動されて図13(a),(b)に示すように、刷本Fをその折り目長手方向の他端部にまで連続移送する三回目の第1ステップ動作(第1作用状態)に切り換えられる。このような二回目の第2ステップ動作による二重環縫い目Sの形成終了後の刷本Fの連続移送時にも図14(a),(b)に示すとおり、上記(7)及び(8)と同様に、針糸5aを適当長さに切断する針糸トリミング並びにルーパ糸8bを短く切断するルーパ糸トリミングが行われる。
以上の(6)〜(10)で述べたような第一回目の第2ステップ動作(第2作用状態)とそれに続く二回目の第1ステップ動作(第1作用状態)と第二回目の第2ステップ動作(第1作用状態)並びに第三回目の第1ステップ動作(第2作用状態)とによって、刷本Fの折り目fの長手方向一端部側の設定長さL1に亘る非綴じ合わせ領域に続けて、所定長さLの二重環縫い目S、設定長さL2に亘る非綴じ合わせ領域、所定長さLの二重環縫い目S、及び、刷本Fの折り目fの長手方向他端部側の設定長さL1に亘る非綴じ合わせ領域が作成され、これによって、図27に示すように、折り目fの長手方向の両端部近くの二箇所にそれぞれ所定長さLの二重環縫い目Sが形成された間欠中綴じ形式の刷本Fを完成する。
(11)最後に、図15(a),(b)に示すように、シリンダ21及び24を介して刷本移送装置Tにおける上送りベルト20及びガイドローラ23が上昇されるとともに、シリンダ27を介してストッパーガイド26が下降され、かつ、吸引ノズル32内に吸引された針糸部分5aの先端部は針糸つかみ33によって掴まれることになり、この状態で間欠中綴じが完成した刷本Fを取り除くことにより、図6(a),(b)に示すスタンバイ状態が得られる。
なお、上記実施の形態では、刷本Fを、その折り目f長手方向の両端部近くの二箇所で間欠中綴じするもの場合について説明したが、ブロック構成図のI/O40の操作手段を接続し、該操作手段で既存設定値を変更することにより、折り目f長手方向の両端部近くと中央部との計三箇所で間欠中綴じしても、四箇所以上で間欠中綴じしてもよい。
本発明に係る二重環縫い中綴じ製本装置の主要部の外観斜視図である。 同上装置における二重環縫いミシンによる二重環縫い目の縫い終わり時の第1動作を示す要部の斜視図である。 同上二重環縫い目の縫い終わり時の第2動作を示す要部の斜視図である。 同上二重環縫い目の縫い終わり時の第3動作を示す要部の斜視図である。 同上二重環縫い目の縫い終わり時の第4動作を示す要部の斜視図である。 同上二重環縫い中綴じ製本装置による中綴じ製本動作手順の第1動作状態を示し、(a)は概略平面図、(b)は概略縦断正面図である。 同上二重環縫い中綴じ製本装置による中綴じ製本動作手順の第2動作状態を示し、(a)は概略平面図、(b)は概略縦断正面図である。 同上二重環縫い中綴じ製本装置による中綴じ製本動作手順の第3動作状態を示し、(a)は概略平面図、(b)は概略縦断正面図である。 同上二重環縫い中綴じ製本装置による中綴じ製本動作手順の第4動作状態を示し、(a)は概略平面図、(b)は概略縦断正面図である。 同上二重環縫い中綴じ製本装置による中綴じ製本動作手順の第5動作状態を示し、(a)は概略平面図、(b)は概略縦断正面図である。 同上二重環縫い中綴じ製本装置による中綴じ製本動作手順の第6動作状態を示し、(a)は概略平面図、(b)は概略縦断正面図である。 同上二重環縫い中綴じ製本装置による中綴じ製本動作手順の第7動作状態を示し、(a)は概略平面図、(b)は概略縦断正面図である。 同上二重環縫い中綴じ製本装置による中綴じ製本動作手順の第8動作状態を示し、(a)は概略平面図、(b)は概略縦断正面図である。 同上二重環縫い中綴じ製本装置による中綴じ製本動作手順の第9動作状態を示し、(a)は概略平面図、(b)は概略縦断正面図である。 同上二重環縫い中綴じ製本装置による中綴じ製本動作手順の第10動作状態を示し、(a)は概略平面図、(b)は概略縦断正面図である。 同上二重環縫い中綴じ製本装置における針糸トリミング装置の第1動作状態を示す要部の拡大斜視図である。 同上二重環縫い中綴じ製本装置における針糸トリミング装置の第2動作状態を示す要部の拡大斜視図である。 同上二重環縫い中綴じ製本装置における針糸トリミング装置の第3動作状態を示す要部の拡大斜視図である。 同上二重環縫い中綴じ製本装置における針糸トリミング装置の第4動作状態を示す要部の拡大斜視図である。 同上二重環縫い中綴じ製本装置におけるループ糸トリミング装置の第1動作状態を示す要部の概略縦断正面図である。 同上二重環縫い中綴じ製本装置におけるループ糸トリミング装置の第2動作状態を示す要部の概略縦断正面図である。 同上二重環縫い中綴じ製本装置全体の制御系統を示すブロック構成図である。 同上二重環縫い中綴じ製本装置による中綴じ製本動作手順を説明するためのタイムチャートである。 同上二重環縫い中綴じ製本装置における二重環縫いミシンにより形成された二重環縫い目の状態を拡大して示す斜視図である。 同上二重環縫い目の状態を拡大して示す縦断面図である。 中綴じ対象刷本を示す斜視図である。 間欠中綴じが完成した刷本の斜視図である。
符号の説明
1 固定ガイド板
1a 水平案内面
2 ミシンモータ(ミシン駆動源)
3 パルスモータ(刷本移送装置駆動源)
4 針
5 針糸
5L 針糸ループ
7 ルーパ
8 ルーパ糸
8L ルーパ糸ループ
10 刷本押え金
11 ルーパ糸ループ捕捉切断器
12 針糸ループ捕捉切断器
19 下送りベルト
20 上送りベルト
29 針糸トリミング装置
30 ループ糸トリミング装置(ループ糸切断器)
34 メス
41 CPU(駆動制御手段)
M 二重環縫いミシン
F 刷本(重ね合わせ用紙)
f 折り目
S 二重環縫い目
T 刷本移送装置

Claims (8)

  1. 針糸を挿通保持した状態で上下動して針糸ループを形成する針、ルーパ糸を挿通保持した状態で前記針を挟んだ前進位置と後退位置との間に亘り進退移動して前記針糸ループにルーパ糸を掛合させて二重環縫目を形成するルーパ及び用紙押え金を備えた二重環縫綴手段と、この二重環縫綴手段とは別の駆動源を有し、複数枚の折り目付き重ね合わせ用紙をその折り目に沿わせて折り目長手方向の一端部から他端部に向けて直線的に移送する用紙移送手段と、前記重ね合わせ用紙の移送を案内する水平案内面とを備え、重ね合わせ用紙を用紙移送手段により水平案内面に案内させて移送しながら、その折り目に二重環縫い目を形成して綴じ合わせる二重環縫い中綴じ製本方法であって、
    前記二重環縫綴手段を動作停止させるとともに、前記用紙移送手段を連続駆動させて重ね合わせ用紙を非綴じ合わせ状態で連続移送する第1ステップと、
    その連続移送により重ね合わせ用紙がその折り目長手方向の少なくとも両端部近くを含む複数の設定位置にまで達したとき、前記用紙移送手段を間欠駆動に切換えるとともに、前記二重環縫綴手段を動作開始させて折り目の複数箇所に所定長さの二重環縫い目を形成して綴じ合わせる第2ステップと、
    からなることを特徴とする二重環縫い中綴じ製本方法。
  2. 前記綴じ合わせ第2ステップにおける二重環縫い目の形成終了と同時に、重ね合わせ用紙からルーパに連なるルーパ糸ループを捕捉させ、この状態で二重環縫綴手段を1針分駆動させてルーパ糸ループを切断した後、ルーパに係合保持されている針糸ループを捕捉し切断する工程を有している請求項1に記載の二重環縫い中綴じ製本方法。
  3. 前記綴じ合わせ第2ステップにおける針糸ループの切断工程で切断されて針から重ね合わせ用紙の下方に垂れ下がっている針糸を挟持し、その挟持した針糸を次の連続移送開始に伴って用紙押え金に設けたメスによって切断する工程を有している請求項2に記載の二重環縫い中綴じ製本方法。
  4. 前記綴じ合わせ第2ステップにおけるルーパ糸切断工程で切断されて二重環縫い目の縫い始め端の背面側に残存しているルーパ糸を前記連続移送ステップ時に前記水平案内面に設けた切断器により切断する工程を有している請求項1ないし3のいずれかに記載の二重環縫い中綴じ製本方法。
  5. 針糸を挿通保持した状態で上下動して針糸ループを形成する針、ルーパ糸を挿通保持した状態で前記針を挟んだ前進位置と後退位置との間に亘り進退移動して前記針糸ループにルーパ糸を掛合させて二重環縫い目を形成するルーパ及び用紙押え金を備えた二重環縫綴手段と、この二重環縫綴手段とは別の駆動源を有し、複数枚の折り目付き重ね合わせ用紙をその折り目に沿わせて折り目長手方向の一端部から他端部に向けて直線的に移送する用紙移送手段と、前記重ね合わせ用紙の移送を案内する水平案内面とを備え、重ね合わせ用紙を用紙移送手段により水平案内面に案内させて移送しながら、二重環縫綴手段により重ね合わせ用紙の折り目に二重環縫い目を形成して綴じ合わせる二重環縫い中綴じ製本装置であって、
    前記二重環縫綴手段を動作停止するとともに、前記用紙移送手段を連続駆動して重ね合わせ用紙を非綴じ合わせ状態に連続移送する第1作用状態と、その第1作用状態で連続移送される重ね合わせ用紙がその折り目長手方向の少なくとも両端部近くを含む複数の設定位置にまで達したとき、前記用紙移送手段を間欠駆動に切換えるとともに、前記二重環縫綴手段を動作開始させて折り目の複数箇所に所定長さの二重環縫い目を形成する綴じ合わせる第2作用状態とに選択的に切り換えるべく前記二重環縫綴手段及び用紙移送手段の駆動・停止を制御する駆動制御手段が具備されていることを特徴とする二重環縫い中綴じ製本装置。
  6. 前記第2作用状態における二重環縫い目の形成終了と同時に、重ね合わせ用紙からルーパに連なるルーパ糸ループを捕捉させ、この状態での二重環縫綴手段の1針分の駆動後にルーパ糸ループを切断するルーパ糸ループの捕捉切断手段と、ルーパ糸ループの切断後、ルーパに係合保持されている針糸ループを捕捉し切断する針糸ループ捕捉切断手段とを有している請求項5に記載の二重環縫い中綴じ製本装置。
  7. 前記第2作用状態における針糸ループの切断工程で切断されて針から重ね合わせ用紙の下方に垂れ下がっている針糸を挟持し、その挟持した針糸を次の連続移送開始に伴って切断するメスが前記用紙押え金に設けられている請求項6に記載の二重環縫い中綴じ製本装置。
  8. 前記第2作用状態におけるルーパ糸切断工程で切断されて二重環縫い目の縫い始め端の背面側に残存しているルーパ糸を前記第1作用状態における重ね合わせ用紙の連続移送時に切断する切断器が前記水平案内面に設けられている請求項5ないし7のいずれかに記載の二重環縫い中綴じ製本装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103350580A (zh) * 2013-07-28 2013-10-16 张康德 一种线装图书装紧的方法
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