JP2005079295A - 電子機器の筐体 - Google Patents

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Abstract

【課題】屋外設置型の機器であっても防水を確保しつつ、内部で発生した熱を効率的に放熱できるようにする。
【解決手段】放熱フィン3が配置された放熱領域の上方の筐体天面壁に第1の開口(開口13)を設けるとともに、電子機器収納部の背面板(本体フレーム2)の上部で放熱フィン3よりも上方となる位置に第2の開口(排気用開口21,22)を設け、放熱フィンからの発熱を、自然対流を利用して筐体天面の開口13から大気中に放熱し、筐体内部10の電子機器で発生した熱を、背面板の上部に設けた開口21,22から筐体外部の大気中に放熱する。さらに、電子機器収納部に水が浸入することを防ぐための第1の面(防水カバーA5の傾斜板51の上面511)を電子機器収納部の上方に設ける。
【選択図】図5

Description

本発明は、熱を発生する電子機器が内部に収容された電子機器の筐体に関する。
に関する。
一般的に、電子機器においては制御を行う制御板を内部に備えており、その制御板から熱が発生する。また、例えば、比較的大電力を扱うインバータにおいても、FET、IGBT、トランス、リアクトルといった比較的大きな熱を発生する素子を備えており、これらの発熱部品(電子機器)を収容した筐体においては放熱が必要である。
発熱部品を内蔵した筐体の放熱構造として、自然対流にて電子機器の空冷を行う構造が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1に記載の構造では、図16に示すように、内部に発熱体301(電子部品)を収容する筐体300を、四方を覆う形状で下部と上部にそれぞれ空気吸入口302と排出口303を設けたダクト形状とし、この筐体300内の上部に相対的に大きな発熱体を配置し、下部に相対的に小さな発熱体を配置することで、温度差による煙突効果を利用して効率的な自然対流空冷を実現している。
また、他の放熱構造として、図17に示すように、ハイブリッドIC401などの電気部品が収納された筐体400の背面側に開口部410を設けるとともに、その開口部410に空冷ファン(シロッコファン)402を配置して、筐体400の背面側から排気を強制的に行う強制空冷方式の構造が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2000−232287号公報 特開平11−121955号公報
ところで、図16に示すような自然空冷による放熱構造では、筐体上部に相対的に大きな発熱体を配置し、筐体下部に相対的に小さな発熱体を配置することにより、煙突効果を有効に活用して放熱を行っているが、電気回路の制約上、このような構造(相対的に大きい発熱体を上部、相対的に小さい発熱体を下部に配置)を実現することが難しい場合が殆どである。また、放熱を行うためには機器の筐体に開口を設け、空気の出入りを行う必要があるが、屋外設置型の機器の場合、筐体に開口を設けることにより、筐体内部に水が容易に浸入することになる。なお、放熱用の開口を設けること及び筐体内部への水の浸入を防止することの双方を達成する方法として、機器の筐体を完全な2重構造とするなどの方法が考えられているが、この場合、筐体構造が複雑となるとともに、高コスト化につながる。
また、図17に示すような放熱構造においても、筐体背面に設けられた開口部よりも高い位置に側面開口(吸気口)を設けると、内部に水が浸入してしまう。その水が筐体内部の回路基板等に浸入しないようにするには、筐体内部の排気を妨げるような防水板を設ける必要がある。そのため、自然空冷のみでは十分な排気を行うことができず、従って空冷ファンを用いることにより強制的に排気を行う必要がある。
本発明はそのような問題を解決するためになされたもので、屋外設置型の機器であっても防水を確保しつつ、内部で発生した熱を効率的に放熱することが可能な電子機器の筐体を提供することを目的とする。
本発明は、電子機器が収納された電子機器収納部と、放熱フィンが配置された放熱領域を有する電子機器の筐体において、前記放熱領域の上方の筐体天面壁に第1の開口(例えば側面カバー1の開口13)が設けられているとともに、前記電子機器収納部の背面板(例えば本体フレーム2)の上部で前記放熱フィンよりも上方となる位置に第2の開口(例えば排気用開口21,22)が設けられていることを特徴としている。
この発明によれば、放熱フィンからの発熱は、自然対流を利用して、上方に設けられた筐体天面の第1の開口から大気中に放熱され、電子機器収納部(筐体内部)の内部で発生した熱(電子機器の発熱)は、電子機器収納部の背面板の上部に設けられた第2の開口から筐体外部の大気中に放熱される。また、電子機器収納部の排気用の第2の開口は、筐体天面と略垂直な背面板に設けられており、その排気用の第2の開口も筐体天面と略垂直な配置となるので、雨水が直接浸入することを可能な限り防ぐことができる。
本発明において、電子機器収納部の上方に、当該電子機器収納部に水が浸入することを防ぐための第1の面(例えば防水カバーA4の傾斜板41の上面411)を形成しておけば、筐体天面側から電子機器収納部に水や埃が直接浸入することを防止することができる。また、放熱フィンからの放熱を妨げることがなく、しかも電子機器収納部の自然対流が損なわれることもないので、放熱を効率良く行うことができる。
本発明において、前記第1の面を、水を溜めることが可能な皿形状とし、電子機器収納部の背面板の上部に、前記第1の面からの水を排出するための排水用開口を設けておいてもよい。このような構成を採用すれば、筐体内部に浸入した水を、筐体外郭の内部で排水することができるので、排水口を筐体外郭に設ける必要がなくなり、外観を損ねることなく、雨水等の排水を行うことができる。しかも、筐体外郭の外部から第2の開口を通って雨水等が直接浸入することがなくなる。
本発明において、電子機器収納部の背面板に設けられた第2の開口よりも低い位置に、前記電子機器収納部内を上昇する空気を前記第2の開口に導くための第2の面(例えば防水カバーB5のバッフル板51の下面511)を形成しておけば、筐体天面より低い位置で熱せられた空気が第2の面に一旦衝突し、その衝突した空気が、第2の面よりも高い位置にある第2の開口から、空気自身に発生した浮力によってスムーズに排出されることになる。また、電子機器収納部の背面板に設ける第2の開口を、筐体天面から下がった位置に設けた場合、筐体上部に熱だまりが発生することになるが、第2の面を設けることにより、そのような熱だまりを防止することができる。
ここで、第2の面を、電子機器収納部の背面側が前面側より高い位置となるような傾斜面としておくと、筐体内部の熱を奪った空気が持つ浮力に逆らうことなく、筐体背面の設けられた開口に向かって、空気がスムーズに流れるようになるので、筐体内部の温度上昇を低減することができる。
また、第2の面の筐体前面側の端部に、電子機器収納部の前面側の領域を流れる空気を背面側に導くための傾斜面(例えば防水カバーB5の導風板52の下面521)を設けておくと、筐体前面側に熱だまりが生じるのを防ぐことができとともに、筐体背面側の開口に向うスムーズな風の流れを作ることができる。さらに、第2の面に衝突した空気が、筐体前面側に流れ、鉛直下方向に逆流しようとする流れの乱れを抑えることができ、温度上昇した空気を整流することができるので、効率的な排気が可能となる。
本発明において、電子機器収納部の背面板に設けられた第2の開口の前面側に、その背面板に略平行な第3の面(例えば防水カバーB5の垂直板53の背面531)を設けておくと、背面板の第2の開口を通過した水の筐体前面側への進行が第3の面にて阻止され、電子機器に水が到達しない構造を実現できる。しかも、第3の面を背面板に略平行な面とすることにより、筐体前面側の空気の流れが阻害されることもない。
このような第3の面は、前記第1の開口及び第2の開口の双方を通過する水のうち、最も鉛直方向に近い角度で電子機器収納部に浸入する水が衝突する位置に形成しておき、この第3の面に衝突した水が、下方に向けて跳ね返るように構成しておけば、電子機器収納部の発熱経路を可能な限り確保しつつ、電子機器への水の浸水を防止することができる。
本発明において、前記第2の面と第3の面が1つの構造物(例えば防水カバーB5)に形成しておくと、構造の簡略化をはかることができる。
本発明において、前記第3の面の下端に、この第3の面を伝って鉛直方向に落下する水を筐体背面側に向けるための第1の防水板(例えば防水板7)を設けておけば、第3の面を伝った水が、電子機器前面側に流れ込み、電子機器に水が浸水することを防止することができる。
本発明において、前記第1の面に、前記排水用開口からの水の浸入を防止するための第2の防水板(防水部材6の防水板60)を設けておけば、排水用開口から背面側の放熱領域に落下した水滴が放熱フィンなどで跳ね返り、第1の面を超えて電子機器に到達することを防止することができる。
本発明において、前記第2の防水板は、その上端が前記背面板と接触しており、前記第1の面(例えば防水カバーA4の傾斜板41の上面411)と接する部分が記電子機器収納部の背面板と距離をあけて配置されているとともに、前記第1の面に溜まった水を排水用開口に向けて流すための流路(例えば排水開口63)が形成された構造としてもよい。このような構造を採用すれば、前記第1の面に落下した水が排水用開口に向けて流れる流路を確保し、かつ第1の面から電子機器に水が溢れ出ることを防止しながら、排水用開口からの水の浸入を防ぐことができる。
また、前記第3の面に衝突し落下した水が前記第1の面または第1の防水板に衝突した際に、その衝突による跳ね返り水が電子機器に浸水することを阻止するための第3の防水板(例えば防水カバーA4の防水板40)を設けておけば、水が第3の面に衝突して飛散する水滴が、電子機器の回路部に浸水することを防ぐことができる。
本発明において、電子機器の筐体を壁面に設置するための取付け板を備えており、その取付け板に、筐体と壁面との間に空間をあけた状態で当該筐体を引っ掛けるためのフックを設けるとともに、そのフックと壁面との間の距離を確保するための天面壁に排気用開口を設けておけば、筐体上方に設けられた排気のための開口面積を広げることができるとともに、放熱フィン側の流路面積も確保することができるので、筐体の温度上昇を低減することができる。また、取付け板を筐体下面と略平行な下面壁を有する構造とし、その下面壁に吸気用開口を設けておけば、筐体サイズを大きくすることなく、筐体下部の吸気のための開口面積を広げることができる。
本発明によれば、放熱フィンが配置された放熱領域の上方の筐体天面壁に第1の開口を設けるとともに、電子機器収納部の背面板の上部で放熱フィンよりも上方となる位置に第2の開口を設けているので、比較的簡略な構造のもとに、筐体内部の電子機器から発生した熱を、内部空気の流れを妨げることなく効率的に排熱することができる。また、電子機器収納部(筐体内部)等に防水面を形成することにより、十分な防水構造を実現しているので、特別に防水構造を持った外郭を別途設けることなく、屋外への設置が可能となる。
さらに、騒音の問題により、空冷ファンを設けることができない場合においても、十分な吸排気を行うことができ、ファンレス構造を実現できる。また、本発明では、基板裏面など比較的空気の流れの少ない箇所においても、局所的な開口を比較的自由に設けることが可能であるので、効果的な冷却を実現することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明を屋外設置型機器に適用した実施形態を前面カバーを取り外した状態で前面側から見た斜視図である。図2はその実施形態を背面側から見た斜視図である。図3及び図4はそれぞれ図1の実施形態の要部構造を示す透視図である。図5は図1の実施形態の要部構造を示す断面図である。
この例の屋外設置型機器の筐体(電子機器の筐体)は、機器の天面、左右の両側面及び底面を覆う側面カバー1、その側面カバー1の内部に設けられた本体フレーム(背面板)2、本体フレーム2の一部分に設けられた空洞20に配置された放熱フィン3、及び、機器の前面を覆う前面カバー(図示せず)などによって構成されている。
これら側面カバー1、本体フレーム2、放熱フィン3及び前面カバーによって構成される空間(以下、「筐体内部10」という)に、発熱する電子機器であるトランス101及びリアクトル102と回路基板103が配置されている。この例において、筐体内部10が電子機器収納部であり、本体フレーム2の裏面側で放熱フィン3が配置されている領域が放熱領域となっている。
側面カバー1の底面壁に吸気口11,12が設けられており、筐体内部10に配置のトランス101及びリアクトル102等の電子機器から発せられた熱は、吸気口11,12から取り入れられた空気によって奪われて筐体上方へ移動する。
トランス101とリアクトル102とは筐体内部10の上下方向に配列され、かつ、筐体前面側(前面カバー)から距離(空間)をあけた状態で配置されおり、これらトランス101及びリアクトル102と前面カバーとの間に風の流路が形成されている。このようにトランス101及びリアクトル102と前面カバーとの間に風の流路を形成しておくことにより、煙突効果によってトランス101及びリアクトル102からの熱を効率良く上方に輸送することができる。なお、トランス101については、発熱が大きなコアを放熱フィン3に電気的な絶縁を確保した状態で固定することにより、筐体内部10への発熱量を抑えている。
次に、本実施形態の各部の構造を詳細に説明する。
本体フレーム2の上部には、横方向に延びるスリット状の排気用開口21,22が上下2段に設けられており、その下段の排気用開口22の下方に、矩形の排水用開口23が横方に沿って3箇所に設けられている。これら排気用開口21,22及び排水用開口23は側面カバー1の天面と放熱フィン3との間に位置している。また、側面カバー1の天面壁で放熱フィン3の上方に横長スリット状の開口13が設けられている。この側面カバー1の開口13は本体フレーム2の排気用開口21,22と連通している。
筐体内部10の上部に防水カバーA4及び防水カバーB5が設けられている。
防水カバーA4は、図6及び図7に示すように、傾斜板41、左右一対の整流板42及び固定用フランジ43が一体形成された部材で、傾斜板41の筐体前面側の端部の上方に防水板40が垂直板44を介して設けられている。また、傾斜板41上に防水部材6が固着されている。このような構造の防水カバーA4は、固定用フランジ43を本体フレーム2に密着した状態で固定することにより、その全体が本体フレーム2に保持される。なお、傾斜板41の上面411とその左右の整流板42及び垂直板44の各内面によって水を溜めることが可能な皿形状(樋形状)の貯溜部が形成されている。
防水カバーA4の傾斜板41は、筐体背面側に向けて下方向に傾斜している。この傾斜板41の傾斜は、傾斜板41の上面411に水が溜まった場合に、その溜まった水を筐体背面側の排水用開口23に向けて流して排水用開口23から筐体外部に排出するための傾斜であり、かつ、傾斜板41の下面412に衝突した空気を筐体前面側に強制的に導くための傾斜である。
なお、防水カバーA4の傾斜板41の筐体背面側の端部(傾斜下端)は、本体フレーム2の排水用開口23の底部縁に略一致している。また、防水カバーA4の固定用フランジ43は本体フレーム2に密着した状態(水密状態)で固定されており、防水カバーA4の傾斜板41を流れる水が筐体内部10に浸入することはない。
防水カバーB5は、図8及び図9に示すように、筐体内部10を上昇する空気(熱気)が衝突するバッフル板51、空気を筐体背面側に導くための導風板52、本体フレーム2と距離をあけて配置される垂直板53、上部水平板54、及び、固定用フランジ55が一体形成された部材で、垂直板53の下端部に防水板50が固着されている。
このような構造の防水カバーB5は、固定用フランジ55を防水カバーA4に密着した状態で固定し、水平板54を側面カバー1の天面に密着した状態で固定することにより筐体内部10に保持される。その固定・保持状態で、図5に示すように、防水カバーB5のバッフル板51が本体フレーム2の排気用開口22よりも下方に位置するとともに、垂直板53の背面531が本体フレーム2と略平行な姿勢で排気用開口21,22と対向する位置に配置される。
なお、排気用開口が複数ある場合は、少なくとも1つの排気用開口が、防水カバーB5よりも上方に位置するように防水カバーB5を配置すればよく、このような配置とすることにより、後述する空気の流れのように、筐体内部10で熱せられた空気が本体フレーム2上部の排気用開口を通過して、側面カバー1の開口13をから大気中に排出される。
また、図5に示す構造では、防水カバーB5のバッフル板51を水平方向に沿うように配置しているが、これに限られることなく、防水カバーB5のバッフル板51を、筐体背面側に向けて斜め上方に傾斜するように配置しておけば、空気の逆流を少なくすることができ、また、筐体背面側への空気の流れを妨げないようにすることもできる。
防水部材6は、図10に示すように、防水板60、垂直板61及び固定板62が一体形成された部材である。防水板60及び垂直板61の下部にはそれぞれ排水用開口63が設けられている。この防水部材6は、防水カバーA4を介して側面カバー1に固定した状態で、図5に示すように、防水板60の上端が本体フレーム2に接触し、その防水板60の下端部つまり防水カバーA4の傾斜板41の上面411と接する部分が本体フレーム2に対して間隔をあけた状態で配置されるように構成されている。
以上の構成に加えて、この実施形態では、防水用の部材として、本体フレーム2の上下の排気用開口21,22間に、本体フレーム2から筐体背面側に向けて略水平に突出する防水板7が設けられている。防水板7の突出長さは、側面カバー1の開口13の最も背面側(筐体背面側)の端縁と防水板7の先端とを通る直線が、本体フレーム2上部の下段の排気用開口22の下端縁に一致するか、もしくは排気用開口22の下端縁よりも下方で本体フレーム2に交わるような長さに設定されており、従って、側面カバー1の開口13の最も背面側の端縁部を通過する雨水が本体フレーム2上部の下段の排気用開口22に浸入することを防水板7にて阻止することができる。
なお、以上の防水カバーA4、防水カバーB5、防水部材6並びに防水板7などの各部材の固定は、必ずしも図1〜図5に示したような固定方法を採用する必要はなく、例えば、別途固定用アングルなどを設けて固定するようにしてもよい。
次に、筐体内部の空気の流れと、屋外に設置した場合の雨水の流れについて説明する。
−空気の流れ−
まず、筐体内部10のトランス101及びリアクトル102等の電子機器から熱を奪い、筐体上部に上昇した空気(熱気)は、図11に示すように、筐体内部10の上方に設けられた防水カバーA4の傾斜板41の下面412に衝突する。この防水カバーA4に衝突した空気は、傾斜板41の下面(傾斜面)412に沿って筐体前面側に向けて流れるようになる。
防水カバーA4にて流れの向きが変更された空気、及び、筐体内部10の前面側の領域に沿って上昇してきた空気(熱気)は、防水カバーB5のバッフル板51の下面511に衝突する(一部は導風板52の下面521に衝突する)。防水カバーB5のバッフル板51に衝突した空気は、そのバッフル板51の下面511と導風板52の下面521の作用によって斜め下方(筐体の背面側下方)に向く速度ベクトル(空気が筐体下方に逆流する速度ベクトル)を持つようになるが、防水カバーA4の傾斜板41の上面411にて逆流が阻止されるので、筐体背面側に向けて斜め上方に進行するようになる。
そして、このような防水カバーA4及び防水カバーB5によって筐体背面側に導かれた空気(熱気)は、自らの浮力によって更に筐体上方へと移動し、本体フレーム2の排気用開口21,22から本体フレーム2の背面側(放熱領域)に排出された後、側面カバー1の開口13から大気中に排出される。
−雨水の流れ−
まず、図12に示すように、側面カバー1に設けられた開口13に対して、鉛直方向から雨水が落下する場合、本体フレーム2から筐体内部10に雨水が直接浸入することはない。しかし、雨水は風の影響、設置した壁の跳ね返りなどにより鉛直方向に対して角度があることが殆どであり、この場合の雨水の流れを図13及び図14を参照しながら説明する。
図13は、雨水が側面カバー1の開口13の最も前面側(筐体前面側)の端縁部を通過する場合の雨水の流れを示している。
鉛直下方向に対して若干水平方向に傾いた雨水W0は、側面カバー1の開口13を通過した後、本体フレーム2の排気用開口21,22間に設けられた防水板7に衝突し、略鉛直上方向に跳ね返るため、筐体内部10に浸水することはない。
更に水平方向に傾いた雨水W1は、側面カバー1の開口13を通過し、次いで本体フレーム2の上部の排気用開口21を通過することになるが、この本体フレーム2の排気用開口21を通過した雨水W1は防水カバーB5の垂直板53の背面531に衝突して下方向に落下し、本体カバー2への衝突にて向きが変更された後に防水カバーA4に到達する。
防水カバーA4に到達した雨水W1は、傾斜板41の上面411(もしくは防水部材6の固定板62)にて衝突して上方に跳ね返るが、その跳ね返った雨水は防水部材6の垂直板61にて筐体内部10への浸入が阻止される。
このとき、雨水W1の跳ね返りが大きくて、防水部材6の垂直板61を超えるような状況となると、その跳ね返った雨水W1は、防水カバーB5のバッフル板51に下面511に衝突して防水カバーA4側に戻されて、もう一度、防水カバーA4の傾斜板41の上面411に衝突して、衝突して筐体前面側に跳ねるようになるが、その跳ね返り水の進行は、傾斜板41の端部の防水板40により阻止されるので、筐体内部10への雨水の浸水が起こることがない。
また、防水カバーB5の垂直板53の背面531を伝って鉛直方向に流下する雨水W1は、防水板50によって筐体前面側への進行が阻止されるので、雨水W1が防水カバーB5のバッフル板51の下面511に伝って筐体前面側に浸入することを防止することができる。また、更に水平に近い角度で浸入する雨水W2についても、前記した雨水W1と同様な流れとなるので、筐体内部10に浸入することはない。
図14は、雨水が側面カバー1の開口13の最も背面側(筐体背面側)の端縁部を通過する場合の雨水の流れを示している。
図14に示すように、雨水W3が本体フレーム2に取り付けられた防水板7に当たらない角度を持って落下してきたときには、その雨水W3は排気用開口22に入ることなく、本体フレーム2の背面に衝突して鉛直に近い角度で落下するので、筐体内部10に雨水W3が浸入することはない。また、更に水平に近い角度で雨水W4が浸入する場合、本体フレーム2上部の上段の排気用開口21を通過することになるが、その排気用開口21を通過した雨水W4は、前記した雨水W1(図13参照)と同様の挙動にて排水用開口23から本体フレーム2の背面側に排水されるので、筐体内部10に浸入することはない。
次に、本実施形態の筐体(屋外設置型機器の筐体)を壁面に取り付けるための取付け板について図15を参照しながら説明する。
本実施形態では筐体を壁面に取付け板を用いて取り付けることを前提としている。取付け板200は、図15に示すように、前面側が開放された矩形の箱状の部材であり、筐体を支持するための上部フック201、中央部フック202及び下部支持部203が設けられている。また、背板210に複数の取付け用穴204・・204が設けられている。上部フック201は取付け板200の上部前面側に設けられており、この上部フック201と背板210との間の天面壁に開口(排気用)205が設けられている。また、取付け板200の下面壁にも同様に開口(吸気用)206が設けられている。
このような取付け板200を用いた筐体の取付けは、まず、取付け板200を建物等の壁面に、取付け用穴204を利用し、ネジなどを用いて壁面に固定し、次いで、取付け板200の上部フック201、中央部フック202、下部支持部203を利用して筐体を固定するという手順で行う。
そして、このような筐体の壁面への取付け状態(図12参照)で、筐体と壁面との間に空間があくので、放熱フィン3側の放熱領域の流路面積を大きくすることができ、筐体内部10の温度上昇を低く抑えることができる。しかも、側面カバー1の天面の開口13に加えて取付け板200の天面の開口205も排気に寄与するので、排気のための開口面積を広げることができる。さらに、取付け板200の下面にも開口206を設けているので、筐体サイズを大きくすることなく、筐体下部の吸気のための開口面積を広げることができる。
本発明は、トランスやリアクトルなどの発熱する各種の電子機器が内部に収納された筐体の排熱を効率的に行うのに有効に利用できる。
本発明の実施形態を前面カバーを取り外した状態で前面側から見た斜視図である。 本発明の実施形態を背面側から見た斜視図である。 本発明の実施形態の要部構造を示す透視図である。 本発明の実施形態の要部構造を示す透視図である。 本発明の実施形態の要部構造を示す断面図である。 本発明の実施形態に用いる防水カバーAのみを抽出して示す斜視図である。 同じく防水カバーAの側面図である。 本発明の実施形態に用いる防水カバーBのみを抽出して示す斜視図である。 同じく防水カバーBの側面図である。 本発明の実施形態に用いる防水部材のみを抽出して示す斜視図である。 本発明の実施形態において空気の流れを示す図である。 本発明の実施形態において雨水の流れを示す図である。 同じく雨水の流れを示す図である。 同じく雨水の流れを示す図である。 本発明の実施形態を設置する際に用いる取付け板の斜視図である。 従来の電子機器の冷却構造の一例を示す斜視図である。 従来の電子機器の冷却構造の他の例を示す平面図である。
符号の説明
1 側面カバー
10 筐体内部
11,12 吸気口
13 開口(第1の開口)
2 本体フレーム(背面板)
20 空洞
21,22 排気用開口(第2の開口)
23 排水用開口
3 放熱フィン
4 防水カバーA
40 防水板(第3の防水板)
41 傾斜板
411 傾斜板の上面(第1の面)
412 傾斜板の下面
42 整流板
43 固定用フランジ
5 防水カバーB
50 防水板(第1の防水板)
51 バッフル板
511 バッフル板の下面(第2の面)
52 導風板
521 導風板の下面
53 垂直板
531 垂直板の背面(第3の面)
54 上部水平板
55 固定用フランジ
6 防水部材
60 防水板(第2の防水板)
61 垂直板
62 固定板
63 排水用開口
7 防水板
101 トランス
102 リアクトル
103 回路基板
200 取付け板
201 上部フック
202 中央部フック
203 下部支持部
204 取付け用穴
205 開口(排気用)
206 開口(吸気用)
W0,W1,W2,W3,W4 雨水

Claims (15)

  1. 電子機器が収納された電子機器収納部と、放熱フィンが配置された放熱領域を有する電子機器の筐体において、前記放熱領域の上方の筐体天面壁に第1の開口が設けられているとともに、前記電子機器収納部の背面板の上部で前記放熱フィンよりも上方となる位置に第2の開口が設けられていることを特徴とする電子機器の筐体。
  2. 前記電子機器収納部の上方に、当該電子機器収納部に水が浸入することを防ぐための第1の面が形成されていることを特徴とする請求項1記載の電子機器の筐体。
  3. 前記第1の面が水を溜めることが可能な皿形状であり、前記電子機器収納部の背面板の上部に、前記第1の面からの水を排出するための排水用開口が設けられていることを特徴とする請求項2記載の電子機器の筐体。
  4. 前記電子機器収納部の背面板に設けられた第2の開口よりも低い位置に、前記電子機器収納部内を上昇する空気を前記第2の開口に導くための第2の面が形成されていることを特徴とする請求項1記載の電子機器の筐体。
  5. 前記第2の面が、水平方向に対して傾斜しており、当該第2の面の電子機器収納部の背面側が前面側よりも高い位置にあることを特徴とする請求項4記載の電子機器の筐体。
  6. 前記第2の面の筐体前面側の端部に、前記電子機器収納部の前面側の領域を流れる空気を背面側に導くための傾斜面が設けられていることを特徴とする請求項5記載の電子機器の筐体。
  7. 前記電子機器収納部の背面板に設けられた第2の開口の前面側に、前記背面板に略平行な第3の面が形成されていることを特徴とする請求項1または4記載の電子機器の筐体。
  8. 前記第3の面は、前記第1の開口及び第2の開口の双方を通過する水のうち、鉛直方向に最も近い角度で電子機器収納部に浸入する水が衝突する位置に形成されており、この第3の面に衝突した水が、下方に向けて跳ね返るように構成されていることを特徴とする請求項7記載の電子機器の筐体。
  9. 前記第2の面及び前記第3の面が1つの構造物に形成されていることを特徴とする請求項7記載の電子機器の筐体。
  10. 前記第3の面の下端に、この第3の面を伝って鉛直方向に落下する水を筐体背面側に向けるための第1の防水板が設けられていることを特徴とする請求項7記載の機器の筐体。
  11. 前記第1の面には、前記排水用開口からの水の浸入を防止するための第2の防水板が設けられていることを特徴とする請求項2記載の電子機器の筐体。
  12. 前記第2の防水板は、その上端が前記背面板と接触しており、前記第1の面と接する部分が前記電子機器収納部の背面板と距離をあけて配置されているとともに、前記第1の面に溜まった水を前記排水用開口に流すための流路が形成されていることを特徴とする請求項11記載の電子機器の筐体。
  13. 前記第3の面に衝突し落下した水が前記第1の面または第1の防水板に衝突した際に、その衝突による跳ね返り水が前記電子機器に浸水することを阻止するための第3の防水板が設けられていることを特徴とする請求項7記載の電子機器の筐体。
  14. 当該電子機器の筐体を壁面に設置するための取付け板を備え、その取付け板は、前記筐体と壁面との間に空間をあけた状態で当該筐体を引っ掛けるためのフックが上部に設けられているとともに、前記フックと壁面との間の距離を確保するための天面壁に排気用開口が設けられていることを特徴とする請求項1記載の電子機器の筐体。
  15. 前記取付け板の下面壁に吸気用開口が設けられていることを特徴とする請求項14記載の電子機器の筐体。

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