JP5830763B2 - ペルチェ式盤用冷却装置 - Google Patents

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Description

本発明は、配電盤、分電盤、通信盤などの電気電子機器収納ボックスに取り付けられるペルチェ式盤用冷却装置に関するものである。
電気電子機器収納用ボックス等の盤内を冷却する装置として、特許文献1に示すような、ペルチェ素子を利用したペルチェ式盤用冷却装置が知られている。このペルチェ式盤用冷却装置は、ペルチェ素子の吸熱側のヒートシンクに盤内ファンを使用して盤内空気を流すことにより盤内を冷却するとともに、放熱側のヒートシンクに盤外ファンを使用して外気を流して放熱する、いわゆる空冷式を採用している。
このようなペルチェ式盤用冷却装置には、ペルチェ素子や盤内ファン・盤外ファンを駆動するためのAC/DCの電源部が内蔵されているが、この電源部は、電源供給により発熱するため、盤外側に配置されるのが通例である。しかし、電気電子機器収納用ボックスを屋外で使用する場合には雨水がかからないよう電源部の電源基板をコーティングするなどの防水加工の必要がある。また、電源部の過熱を防止するために電源部専用の放熱ファンを取り付ける必要がある。しかし、専用の放熱ファンを取り付けるには放熱側に新たに設置スペースを設ける必要があり、反面その吸熱側には相応のデッドスペースが生じてしまう。その結果、冷却装置全体が大型化するという問題がある。
特開2008−141089号公報
本発明の目的は前記問題を解決し、電源部の防水加工を不要とし、かつ電源部専用の放熱ファンを取り付けなくとも電源部の過熱を抑制できるペルチェ式盤用冷却装置を提供することである。
上記課題を解決するためになされた本発明は、両面に熱交換部を備えたペルチェ素子と、該ペルチェ素子が取り付けられ、冷却装置内部を吸熱側と放熱側とに区画する仕切板と、該ペルチェ素子の両側に位置する盤内ファンと盤外ファンとを備えたペルチェ式盤用冷却装置であって、該仕切板の一部を吸熱側から放熱側に張り出して吸熱側空間を形成し、該吸熱側空間に該ペルチェ素子の電源部を配置したことを特徴とするものである。なお、該吸熱側空間の一部を該仕切板の延長面よりも吸熱側に突出させ、該電源部を該仕切板の延長面をまたがる位置に配置した構造とすることができる。さらに、通風用孔を設けた内部カバーにより該吸熱側空間を覆った構造とすることもできる。
請求項4記載の発明は、請求項1記載のペルチェ式盤用冷却装置において、該吸熱側空間とペルチェ式盤用冷却装置の外枠を構成するカバーとの間に形成される空間部から、該カバーの外部に貫通する空間部通気孔を有することを特徴とするものである。
請求項5記載の発明は、請求項4記載のペルチェ式盤用冷却装置において、該盤内ファン及び該盤外ファンを、該ペルチェ素子の動作温度より低い温度で動作させる冷却制御手段を備えることを特徴とするものである。
本発明に係るペルチェ式盤用冷却装置は、冷却装置内部を区画する仕切板の一部を吸熱側から放熱側に張り出して吸熱側空間を形成し、その吸熱側空間に電源部を配置したものであるので、電源部に防水加工を施す必要がなく、しかも電源部の故障率を低下させることができる。また、電源部は盤内ファンにより形成される吸熱側の空気流により冷却されるため、電源専用の放熱ファンが不要となる。
また、前記吸熱側空間の一部を仕切板の延長面よりも吸熱側に突出させ、電源部を仕切板の延長面をまたがる位置に配置すれば、筺体をより小型化できる。さらに、前記空間を、通風用孔を設けた内部カバーで覆うことにより、電源部に流れる冷風の量を調整することができる。
請求項4記載の発明によれば、吸熱側空間とペルチェ式盤用冷却装置の外枠を構成するカバーとの間に形成される空間部から、カバー外部に貫通する空間部通気孔を有する構成とすることにより、空間部付近においても風の循環が促され、空間部に形成される熱溜まり(ホットスポット)が解消され、盤外側のカバー内部の温度上昇を防ぐことができる。これにより、盤外側のカバーより電源部にも熱が移動することがなくなるので、電源部の誤動作、故障を防ぐことができる。
請求項5記載の発明によれば、盤内ファン及び該盤外ファンを、ペルチェ素子の動作温度より低い温度で動作させる冷却制御手段を備える構成とすることにより、盤内温度がペルチェ素子の動作温度に達するまでの時間を延長することができ、熱サイクルが長くなることにより、ペルチェ式盤用冷却装置の運転時間が短くなり消費電力の抑制も可能となる。
実施形態のペルチェ式盤用冷却装置の断面図である。 実施形態のペルチェ式盤用冷却装置の断面斜視図である。 実施形態のペルチェ式盤用冷却装置の外観斜視図である。 筺体を外した状態を示す吸熱側の斜視図である。 筺体を外した状態を示す放熱側の斜視図である。 吸熱側から見た仕切板の斜視図である。 ペルチェ素子モジュールの断面図である。 カバーを嵌める直前のペルチェ式盤用冷却装置の断面斜視図である。 カバーを嵌める直前のカバー上部の拡大斜視図である。 カバーを嵌める直前のカバー上部の拡大断面図である。 カバーを嵌める直前のカバー下部のねじ取付構造部分の拡大斜視図である。 カバーを嵌めた後のカバー下部のねじ取付構造部分の拡大斜視図である。 カバーを嵌めた後のカバー下部のねじ取付構造部分の拡大断面図である。 電気機器収納用箱にペルチェ式盤用冷却装置の本体を取り付けた状態を示した斜視図である。 本実施形態における盤外のカバー内部の通気状態を示す図である。(a)盤外側のカバー方向からみた図である。(b)左右方向からみた図である。 従来のペルチェ式盤用冷却装置の動作サイクルを示した図である。 本実施形態におけるペルチェ式盤用冷却装置の動作サイクルを示した図である。
以下に本発明の好ましい実施形態を示す。
図1及び図2において、1はペルチェ式盤用冷却装置の本体である。本体1はその両側に箱状のカバー2a,2bを備えたものである。この実施形態では本体1のカバー2b部分が盤外側に、カバー2aが盤内側に配置される。
冷却装置の内部は仕切板3によって、吸熱側と放熱側とに区画されている。仕切板3の略中央部には、ペルチェモジュール4が取り付けられている。ペルチェモジュール4は、図7に示されるようにペルチェ素子5の両面にヒートシンクと呼ばれる熱交換部6、7を設けたものである。十分な放熱を行うことで冷却効果を高めるために、放熱側熱交換部7は吸熱側熱交換部6よりもやや大きく、図6に示される仕切板3の開口部に、図7のようにねじ止めされている。
図1、図6に示されるように、仕切板3の上部は吸熱側から放熱側に張り出して吸熱側空間8を形成している。この実施形態では吸熱側空間8は底面9、天井面10、壁面11とにより区画された直方体状のもので、奥の壁面11は筐体1の本体の前面側側壁付近にある。この空間8に電源部13が配置されている。
図2、図3に示されるように、カバー2bにはルーバースリット状の通気孔14,15が形成され、またカバー2aにもスリット状の通気孔16,17が形成されている。またペルチェ素子5の両側に位置するように、カバー2aの外側には盤内ファン18が取り付けられ、筐体1の本体部分の内側には盤外ファン19が取り付けられている。
図4に示されるように、この実施形態では前記した吸熱側空間8の吸熱側への開口部分に内部カバー20が取り付けられ、この内部カバー20によって吸熱側空間8の一部を仕切板3の上方への延長面よりも吸熱側に突出させてある。そして電源部13を仕切板の延長面をまたがる位置に配置してある。なお電源部13は内部カバー20の底面に装着されている。
図4に示すように、この内部カバー20の上下コーナー部には通風用孔である吸気孔21と排気孔22とがそれぞれ形成されている。内部カバー20の吸気孔21はカバー2aの上面の通気孔16の下方位置にあり、盤内ファン18により吸引される盤内空気は通気孔16から内部カバー20の吸気孔21を通じて吸熱側空間8に流入し、電源部13を冷却したうえで下側の排気孔22を通り、ペルチェモジュール4の吸熱側熱交換部6を流れ、盤内ファン18から吹出される。
一方、外気はカバー2a,2b部分の側面に形成された通気孔14から盤外ファン19により吸引され、ペルチェモジュール4の放熱側熱交換部7を冷却して、正面の通気孔15から吹出される。
なお図4に示される23は吸熱側熱交換部6の結露水を受けるドレンパン、24は温度センサである。また図1に示される25は吸熱側空間8の底面を貫通する盤外ファン駆動用の電線挿通孔31を防水する密閉具であり、この密閉具25にはケーブルグランド、グロメット、シーリング材等が用いられる。仕切板3の上部で吸熱側から放熱側に張り出して電源部13を配置する吸熱側空間8を形成しているので、放熱側に位置する盤外ファン19はこの吸熱側空間8の下方に位置することになり、吸熱側空間8の底面に電線挿入孔31を設けることによって、配線のとりまわしがよく防水にも効果がある。
この冷却装置を電気電子機器収納用ボックスに取り付けるには、ボックス側壁に設けたカバー2aよりやや大きい取付孔に、盤外からカバー2aの部分を盤内に嵌め込み、盤内から取付ねじで仕切板3のねじ取付箇所でボックス側壁にねじ止めするものである。
次に盤外ファン19などの交換、メンテナンスなどにより冷却装置本体1からカバー2bを外す方法を図8から図13を用いて説明する。本体1の吸熱側空間部8の上部には仕切板3の下側に向かう本体側傾斜辺26が設けられるとともに、カバー2bの天井面内側にはカバー開口部に向かって斜め下側方向に突設したカバー側傾斜辺27が設けられている。また、本体1の下部にはねじ孔の軸方向が斜め下方に向くようにねじ取付辺28が斜め上方に向かって設けられ、このねじ孔に対応する箇所のカバー2bの底面には長円の工具挿通孔29、および底面内側には前記ねじ取付辺28に対応する傾斜したねじ止め辺30が設けられている。そして、図8、図9、図11のように、本体1の手前側の上方からカバー2bを接近させると、カバー2bの自重によって本体側傾斜辺26とカバー側傾斜辺27とによって、図12、図13のようにカバー2bが固定位置に案内される。従来のように水平方向に向かったねじ孔のものでは、カバー2bの前面側のねじ挿通孔から冷却装置奥行き分の長い工具が必要で、取付作業性も悪く、前面に工具挿通孔があるので見栄えも良くなかったが、この実施形態のものでは、本体1の傾斜したねじ取付辺28は斜め下方向にねじ孔の軸方向が向かうように設けたものであるので、ねじをドライバー等の工具によって斜め上方にむかってカバー2bの底面に設けた工具挿通孔29から入れて、ねじ止め辺30とねじ取付辺28とをねじ止めすることなり、作業が容易にでき、短い通常の工具で作業することができ、工具挿通孔29もカバー2bの底面なので目立たず美観にも優れるものである。また、本体側傾斜辺26とカバー側傾斜辺27との上部の構成と、傾斜したねじ取付辺28と対応するねじ止め辺30との下部の構成によって、スムーズに案内されることとなり容易に取り付けることできるものである。
このように構成された本発明のペルチェ式盤用冷却装置は、従来盤外側に配置されていた電源部13を吸熱側空間8に配置できるようにしたので、電源部に防水加工を施す必要がない。また、盤内ファン18により吸引される盤内空気が通気孔16から内部カバー20の吸気孔21を通じて吸熱側空間8に流入して電源部13を冷却するので、電源部専用の放熱ファンがなくとも電源部の過熱を抑制できる。さらに、前記吸熱側空間8の一部を仕切板3の延長面よりも吸熱側に突出させ、電源部13を仕切板の延長面をまたがる位置に配置したので、筺体を小型化できる。なお、前記吸熱側空間8が内部カバー20で覆われたので、電源部13に流れる冷風の量を調整することもできる。
上記実施形態のペルチェ式盤用冷却装置を、図14に示すように、電気機器収納用箱100に設置した場合には、カバー2aが電気機器収納用箱100の内部に配置され、カバー2bが電気機器収納用箱100の外部に配置される。
ここで、電気機器収納用箱100が配電盤等、屋外設置型の電気機器収納用箱の場合には、電気機器収納用箱100の外部に配置されたカバー2bが直射日光に曝されて表面温度が上昇する。本発明のペルチェ式盤用冷却装置では、仕切板3の一部を吸熱側から放熱側に張り出して吸熱側空間8を形成しているため、カバー2bが直射日光に曝されると、特に、吸熱側空間の天井部10とカバー2bとで囲まれた空間部50に熱溜り(ホットスポット)が生じやすく、その熱が吸熱側空間8の内部に配置された電源部13にも伝わって、電源部13の誤動作や寿命低下の要因となる危険性がある。
本実施形態では、図1に示すように、盤外ファン19によってカバー2bの内側の空気を吸い込みカバー2bの内側の循環を促す構造を採用しているが、放熱側に張り出して形成されている吸熱側空間8の底面9や吸熱側空間8の壁面11に空気の循環が遮られるため、盤外ファン19による空気循環のみでは、上記の直射日光に起因する各種問題を完全に回避することは困難である。
そこで、本実施形態では、図3、図15に示すように、吸熱側空間の天井部10とカバー2bとで囲まれた空間部50に生じる熱溜り(ホットスポット)から熱をカバー2bの外部に速やかに放出するための空間部通気孔14aをカバー2bに形成し、熱溜り(ホットスポット)の発生する問題を回避可能としている。
空間部通気孔14aは、カバー2bと吸熱側空間8の天井面10およびカバー2bと吸熱側空間8の壁面11との間に亘って形成されている空間部50と外部とを貫通する通気孔となる位置、すなわち、吸熱側空間8の底面9より上方に形成することが好ましい。当該構造とすることにより、盤外ファン19の動作とともに、外気が空間部通気孔14aから吸い込まれて空間部50内における空気循環を促して、吸熱側空間8の天井面10とカバー2bとで囲まれた空間部50に生じる熱溜り(ホットスポット)を効果的に解消することができ、熱溜り(ホットスポット)に起因する電源部13の誤動作や寿命低下の問題を回避することができる。
空間部50内における空気循環をより効果的に促進するためには、空間部通気孔14aを、図14および図15(a)に示すように、カバー2bの左右側面の上側となる吸熱側空間8の天井面10の近傍に形成することが好ましい。
空間部通気孔14aから吸い込まれた外気は、図15(a)及び(b)に示すように、吸熱用空間8の壁面11の側方、吸熱用空間8の天井面10上方を通過して、ペルチェモジュール4の放熱側熱交換部7に流れこみ、その後、盤外ファン19によって筐体本体部分の通気孔15から排出される。
なお、空間部通気孔14aは盤外側のカバー2bの左右側面側に形成しているものであるが、排気用の筐体本体部分の通気孔15を形成した面の上方に形成することもできる。
また、本実施形態では、図15に示すように、盤外側のカバー2b内部の吸引力を大きくし、盤外側のカバー2b内部の空気の循環をより促進するために、盤外ファン19を2個設けている。
次に、ペルチェ式盤用冷却装置において、盤内ファン18、盤外ファン19、ペルチェ素子5の制御動作システムについて説明する。
図16には、通常のペルチェ式盤用冷却装置の動作サイクルを示している。なお、盤内温度は図3に示すように盤内側のカバー2aの電源部13付近の表面部に形成された温度センサ60の周辺の温度測定値としたものである。
従来のペルチェ式盤用冷却装置の冷却システムでは、図16に示すように、電気機器収納用箱100に搭載した熱を発する発熱機器によって盤内温度がT1に達した時点で、盤内ファン18、盤外ファン19、ペルチェ素子5を同時にON操作させて、盤内の冷却を行い、その後、盤内温度がT2に低下した時点で、盤内ファン18、盤外ファン19、ペルチェ素子5をOFF操作して盤内の冷却を停止する熱サイクルを繰り返しながら、盤内の冷却が行われている。
本発明のペルチェ式盤用冷却装置では、仕切板3の一部を吸熱側から放熱側に張り出して吸熱側空間8を形成しているため、ここに、図16に示す従来技術を適用した場合、盤内温度がT1に達するまで、盤内ファン18、盤外ファン19も動作しないため、吸熱側空間の天井部10とカバー2bとで囲まれた空間部50に熱溜り(ホットスポット)が生じやすく、その熱が吸熱側空間8の内部に配置された電源部13にも伝わって、電源部13の誤動作や寿命低下の要因となる危険性がある。
また、電源部13の熱の影響によって、盤内温度が従来よりも短い時間で急激に高くなる。その結果、熱サイクルの間隔は短くなり、ペルチェ式盤用冷却装置の運転必要時間は長くなり、消費電力が高くなってしまう問題も生じる。
本実施形態では、前記の問題を回避する手段として、冷却システムとして図17に示す熱サイクルを採用している。
図17による熱サイクルでは、盤内温度T1に達したときにペルチェ素子5をON操作させる点は従来同様であるが、盤内温度がT1に達する前の段階(盤内温度T3)で、盤内ファン18、盤外ファン19のみを先に動作させるように制御している。当該システムによれば、盤内温度が高くなり、空間部50に熱溜まりが発生しても、盤外ファン19においてカバー2b内部を攪拌させて温度上昇を抑制することができる。また、図15の熱サイクルと比較して、盤内温度T1に達する時間を長くすることができる。熱サイクルが長くなることにより、ペルチェ式盤用冷却装置の運転時間が短くなり、消費電力の抑制が可能となる。
更に、ペルチェ素子5が動作し、盤内温度が低下した後においても、盤内ファン18、盤外ファン19はペルチェ素子5のOFF操作する温度より低く設定しておくことが望ましい。この場合、ペルチェ素子5が動作し、盤内温度T3となった場合に、まずペルチェ素子5の動作をOFF操作ととなり、その後は、盤内ファン18、盤外ファン19のみ動作させるようにしているため、カバー2b内の空気の循環により温度上昇に掛かる時間を遅くすることができるので、更に熱サイクルの時間を長くすることになり、ペルチェ式盤用冷却装置の運転時間が短くなり、消費電力の抑制が可能となる。
以上、図15に示す空間部通気孔14aを形成すること、図17に示す熱サイクルとすることを別個に説明したが、空気部通気孔14aを形成したうえで、熱サイクルにより制御することによって、電源部13の温度上昇を更に効率的に防止することができる。
1 本体
2a カバー
2b カバー
3 仕切板
4 ペルチェモジュール
5 ペルチェ素子
6 吸熱側熱交換部
7 放熱側熱交換部
8 吸熱側空間
9 吸熱側空間の底面
10 吸熱側空間8の天井面
11 吸熱側空間8の壁面
13 電源部
14 筐体本体部分の通気孔
15 筐体本体部分の通気孔
16 カバーの通気孔
17 カバーの通気孔
18 盤内ファン
19 盤外ファン
20 内部カバー
21 内部カバーの吸気孔
22 内部カバーの排気孔
23 ドレンパン
24 温度センサ
25 密閉具
26 本体側傾斜辺
27 カバー側傾斜辺
28 ねじ取付辺
29 工具挿通孔
30 ねじ止め辺
31 電線挿通孔
14a 空間部通気孔
50 空間部
60 温度センサ
100 電気機器収納用箱

Claims (5)

  1. 両面に熱交換部を備えたペルチェ素子と、
    該ペルチェ素子が取り付けられ、冷却装置内部を吸熱側と放熱側とに区画する仕切板と、
    該ペルチェ素子の両側に位置する盤内ファンと盤外ファンとを備えたペルチェ式盤用冷却装置であって、
    該仕切板の一部を吸熱側から放熱側に張り出して吸熱側空間を形成し、該吸熱側空間に該ペルチェ素子の電源部を配置したことを特徴とするペルチェ式盤用冷却装置。
  2. 該吸熱側空間の一部を該仕切板の延長面よりも吸熱側に突出させ、該電源部を該仕切板の延長面をまたがる位置に配置したことを特徴とする請求項1記載のペルチェ式盤用冷却装置。
  3. 通風用孔を設けた内部カバーにより該吸熱側空間を覆ったことを特徴とする請求項1又は2記載のペルチェ式盤用冷却装置。
  4. 該吸熱側空間とペルチェ式盤用冷却装置の外枠を構成するカバーとの間に形成される空間部から、該カバーの外部に貫通する空間部通気孔を有することを特徴とする請求項1記載のペルチェ式盤用冷却装置。
  5. 該盤内ファン及び該盤外ファンを、該ペルチェ素子の動作温度より低い温度で動作させる冷却制御手段を備えることを特徴とする請求項4記載のペルチェ式盤用冷却装置。
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